2015-11-12 Thu
Moi!今日はぼんやりと太陽の光は見えたものの、晴れというには物足りないお天気でした。明日の朝は0度と冷え込みそうです。また北部のラップランド地方では雪も積もったとのことです。
そんな曇りがちのお天気の中、セイナヨキの2つの中学校から生徒1200人がいじめ防止活動の一環として1.5kmに渡って全員が手をつないで人間の鎖を作り、いじめ防止のバトンを隣の人から隣の人へと渡していくイベントがあったのだそうです。
皆穏やかないい表情をしていますよね。

写真: Päivi Rautanen/Yle
こちらのリンクで動画が見えますので興味がある方は是非ご覧ください。
http://yle.fi/uutiset/puolentoista_kilometrin_ihmisketju_havahdutti_seinajoen_keskustassa/8448092
残念ながら子ども達のいじめはこちらでもありますし、特にソーシャルメディア上のいじめが多くなっているとのことです。インタビューで「ここに集まって来た仲間を誇りに思う。」と生徒の一人が答えています。ということは強制ではなく生徒達が自主的に集まったのですね。そういうところがフィンランドらしいなと思うし、強制したら意味が半減してしまいそうですよね。そして”Kuka ei ole Nollaan.”(=誰もゼロではない。)という言葉も掲げられていました。
手をつないで相手のぬくもりを感じること、一人の力は小さいけれど皆で力を合わせれば大きな力になるし、一人じゃない。そして次から次へと渡されていくバトン。こうやって実際に行動に移してみるということは、それこそソーシャルメディア上でああだこうだと議論を交わすよりも実はシンプルで力強いものなのかもしれない、とビデオとこのニュースを読みながら思ったのでした。
勝手ながら明日からアンチ季節症鬱と称したプチトリップに行ってきます。また戻ったらご報告します。皆様、よい一日をお過ごしください。
最近涙腺が緩くなってきて、こういうビデオを見るとどうも目から汗が。このことで少しからでもいいのでいじめが減りますように、の
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