Visit Lakeus 2015年10月21日
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Author:Visit Lakeus
フィンランド中西部在住。
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砂糖の大切さ
Moi!

今日は一日霧雨が降っているどんよりとした、いわゆるヨーロッパらしい秋の一日でした。

ひょんなことから今週末にお寿司を教えることになり、先週末から焦っておさらいをしているところです。今までのプロセスを変えずに踏襲すればよかったのですが、時間短縮になるかと思ってキッコーマンの”Sushi"酢を使い、お砂糖もお塩も入れずにご飯に混ぜることにしてみました。さらに寿司酢を温めると臭いが飛んでおいしくなると聞きそれも実行してみました。

金曜日にトライしてみたところ…ご飯がパラパラになった気がしました。いや、それは気のせいではなく巻いている途中でもパラパラ落ちるし、切るときに至ってはパラパラ通り越してバラバラになる大惨事今まで作った中で他に例を見ない食感のお寿司ができあがりました。

その時は段々古さが目立ってきた炊飯器(←これが15分で炊ける結構便利ものなのです)のせい、もしくは水加減を間違ったのかと推測していました。土曜日に気を取り直して再挑戦。水の分量に気を付けて家人にもダブルチェックしてもらって、炊飯器もきっちり閉めて準備完了。炊き上がったお米はパラパラではなくちゃんと粘り気がありほっと一安心。だって炊飯器が壊れていたら、簡単には電気店では売られてないだろうし(そう、ここはフィンランド)、通販で見つかったとしても日本のように翌日配送なんてまず考えられない(そう、ここはフィンランド)。
他の手順はすべて同じ。寿司酢を温めて炊きあがったお米に混ぜたところ、混ぜれば混ぜる度にメドゥーサに見られたかのようにお米がどんどん水分を失ってパラパラにひ~っ。
そういえば…前の日に寿司酢を混ぜたときに”あれ、お米ってこんなにパラパラだったっけ?”とちらっと思ったことがフラッシュバックしましたが時既に遅し。

この時点で寿司酢は温めた後冷まさないといけなかったらしいことにようやく気付きました。前日に作ったご飯パラパラの固いお寿司はもったいないので必死に食べ切ったのですが、このまま作るとまたまずいお寿司を食べることに。材料は準備していたのですが、疲れとショックでその日はパラパラの寿司飯を一部チャーハンにして店じまいしました。

そして日曜日。3度目の正直。お米も水もきちんと計って、今度は寿司酢も常温のまま投入しました。金曜や土曜のようにパラパラにはならず、無事食べられるレベルの寿司飯になったものの、それでもやっぱり寿司酢がご飯にしっかり馴染まない感じ。どうやら寿司酢に入れるお砂糖が失敗の大きな原因だった模様。寿司酢を温めるのも砂糖を入れてならよかったのかもしれません。

私が使っているのはこちらで売られているお粥用のお米だし(先日ご縁がありおいしいお米をいただきましたが、それは有事の際においしくいただく予定)、そもそも炊飯器は日本製ではない(ので15分で炊きあがるけどおこげができたりする)し、いろんな要素がMade in Japanから逸脱している上に、私のような料理のセンスがない人にとっては冒険=危険ということを学んだのでした。

金曜日から怒涛のようにお寿司を作っているのにも関わらず、今日のランチも友達と一緒にお寿司を食べに行きました。中国人の女性が作っているのですが…寿司飯がおいしい!!もうパラパラのお寿司ばかりもったいないと意地で食べていただけにその美味しさが沁みました。

ここでわたくし、もう一度奮起して今晩作りました。ええ、そのまたお寿司を。今度はだぶっていようと気にせず”Sushi"酢にお砂糖とお塩を入れました。4度目の正直で今度は本当にしっとりした寿司飯になりました。ホッ。いやー、お寿司を思いついた人って本当に偉いと思います。寿司酢にしろ、巻き簾を使って海苔でご飯を巻くとかすごい発明ですよね。

最後の写真は先日久々に食べたステーキ。お寿司は当分結構です(と言いながら目の前にあるときっと食べてしまう意志の弱さ。)
ステーキ

ということで皆様、よい一日をお過ごしください。

先日別のお寿司のビュッフェのある中華料理で寿司酢の作り方を聞かれました。その時にキッコーマンの”Sushi"酢なら何も調合しなくて大丈夫、とアドバイスしたのですが、その後大丈夫だったのでしょうかね。一方その近くにあるタイ料理店で出されているお寿司のビュッフェは寿司飯からほど遠い味付けがなされていました。こちらでは何もアドバイスは請われませんでしたが逆にその自信たっぷりな感じがかなり心配です。いや、人様の心配をする前に自分の心配を、に
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フィンランドの生活 | 02:41:59 | トラックバック(0) | コメント(2)
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