2015-09-30 Wed
Moi!今日も一日いいお天気で気温は13度。枯葉が太陽にキラキラ輝いています。
今日はそうでもなかったのですが、昨日の朝は0度。きーんと冷えた朝でしたがこの美しい空。朝7時です。
昨日は家人の取引先にエクセルアドバイザー??として同行しました。道中の空も段々光が増してきて清々しかったです。
ただ湖が近くにたくさんあるところは放射冷却の影響で霧が深かったです。そうそう、霜もおりていました。0度でしたからね~。霧や霜を見かける季節になってきました。しみじみ。
無事打ち合わせも終え、帰る道中にあったハーパマキの古い教会。時間があれば中に入ってみたくなるようなかわいい教会でした。え?時計台が切れている?すみません、車中から激写したもので
そして次に立ち寄ったのは…Virratにあるマリメッコのアウトレットショップここは街のサイズから考えるとかなりスペースも広くてお気に入りの場所です。このショップのいいところは掘り出し物が見つかること。悪いところは足を運んだからには何か買いたくなること昨日も例に漏れず家人がボウルをお買い上げ。それでも食卓に彩を添えてくれているので満足です。じわじわと噛みしめる幸福感。
朝焼けも美しかったのですが、夕焼もこの通り。まさに自然の贈り物。美しい秋が深まってきています。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
訪問先は周りにレストランなどがないところ。ランチはなんとなんと!従業員の方の手作りのサーモンスープ、パン、リンゴのデザートが準備されていました。このサーモンスープが半端なくおいしかったです。これも友達などを気軽に自宅によぶ文化の賜物でしょうかね。客先で手作りのお料理をいただいたことがある方も、いやそれは未体験という方も
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2015-09-28 Mon
Moi!久々に日の入り、日の出の時間を確認してみたら日の出は7:26、日の入りは19:10になっていました。今日は晴れるようですが予想最高気温は13度。枯葉も大分増えてきたし冬寄りの秋を感じます。
日の入りが早まったおかげで美しい月を見るチャンスが増えてきました。ちょうどシーズン開始のフロアーボールの試合観戦後に寄った湖。肉眼で見るともっともっと大きな月。スーパームーンの前日でしたがこの存在感は見逃すことができませんでした。
月も美しかったのですが、湖の水際のラインの美しさ。夏のキラキラ輝く湖も好きなのですが、この憂いを秘めた夕暮れの湖も捨てがたい。
深まる秋。誰もいない、それでもどこか優しさが漂うビーチ。足を運んだ甲斐がありました。
同じ空なのに別の方向に目を向けるとこちらは空気の透明度が伝わってくるようなブルーとピンクの層が重なった穏やかな空。
肝心の昨夜は天気がよくなくて本番のスーパームーンは見ることができなかったので、前日にしっかり見られてラッキーでした。ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
フィンランド語でスーパームーンは”Superkuu"。発音はスペルクー(Kuuは月)。スーパーがスペルになるとちょっと威力が減った気がしないでもありません。一方スーパーマンはSupermies(mies=man)かと思いきやTeräsmies(=Steel man)というのだそうです。英語からのフィンランド語訳もなかなかおもしろいですね、に
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2015-09-27 Sun
Moi!遂に秋分の日も過ぎてしまいました。街はかなり秋が深まってきました。今日は晴れ間がのぞく一日で予想最高気温は12度になりました。
さて引き続き先週行ってきたタンペレについて。今回はショッピングが目的ではなかったのであまり時間がなく(といっても家人が午前中に客先訪問中に3時間ほど時間があったのですがね)訪れたレストランについて書きます。
家人の取引先の記念パーティーでビュッフェディナーをいただいたにも関わらず…昼食は軽めに済ませたし、終わったのは17時だったし、せっかく都会に出てきたしなどと言い訳は色々と出てくる私達。軽食を食べに出向きました。前々日は鼻風邪に苦しみ、くたーっとしていた私は一体どこに?
パーティーで一緒になった地元の方の情報によると和食を食べるのなら”マルセキ”がお薦め。でも駅前の”IZAKAYA”のお好み焼もおいしい。お寿司を食べるなら”Umami”がベスト、などの情報を得ました。
結局その夜は、以前Twitterなどでおいしいと聞いていて、家人も検証済お薦めの”Nomu"にお寿司を食べに、そして翌日は”Izakaya”にお好み焼を食べに行くことにしました。
左が綱の軍艦巻き、右が燻りサーモン。”私は結構お腹いっぱいだから”などと言いながらぺろりと平らげてしまいました。ええ、どちらも美味しかったです♡お上品なお味でございました。
店内は広々としていてそして黒を基調とした店内はおしゃれ~。さすが都会は違います。
小腹を満たした後に向かったのは2014年にオープンしたフィンランドで一番(高さが)高いホテルトルニタンペレ↓に向かいました。
こちらはホテルの近くにあるショッピングモール。地下にはアジア食材店もありました。
変な遠回りをしてしまったので地下駐車場から入ることになってしまいましたが、地下もこんな感じでおしゃれ。気分も高まってきます。
そして最上階である25階にあるバーに。平日の夜にも関わらず満席だったのですが、ちょうどタイミングよく窓際のテーブルが空いたのでそこに。高層ビルがそんなにないので遠くまで見渡せます。
バー店内は暗めな感じですが天井が高くて閉塞感はありません。
噂のホテルで美しい夜景を楽しみながら家人はビールを、私はノンアルコールのカクテルを一杯楽しんだのでした。
こちらはホテルトルニのロビー。
そしてホテルのエントランス。汽車が走る音が聞こえ、色も変わります。
そして翌日はお好み焼!!と喜び勇んで検索したところ、なんと”Izakaya”と”Nomu”は同じお店だったということが発覚。しかも…ランチメニューにはお好み焼はなかったのです😨ここは田舎者精神を発揮してかすかな希望を持ってでお店の人に”あのー、お好み焼はオーダーできないですかね。”と聞いてみたのですがあっさり”夜だけのメニューになります。”と返されました。これがですね、セイナヨキだと”わかりました、せっかく昨日も来てくれたらから内緒でサービスいたします(^_-)-☆”なんて展開になるのです。(←妄想)残念ですが次回の課題ということで。
それでもランチメニューも充実していて、メインを頼んだらこちらのお通しとお味噌汁が出てきます。ちょっとね、このお通しは不思議な味がしました。
そして私が頼んだのは鶏カツ丼。すごいボリュームにびっくり!鶏カツの他に芽キャベツやさやいんげんなどの野菜もたっぷり。ソースはですね…おたふくソースのような味を期待していたのですが、ちょっとウスターソース系寄りの味で酸味がきつかったような気がします。あくまでも個人的な意見ですが。それでもおいしくいただき、お腹いっぱいになりました。
そんなこんなで結局同じお店に2日通ったものの、日頃は味わえない和食も堪能できたし、美しい夜景も楽しめてよかったです。ランチの後は街を少しブラブラ。石畳の道に古い建物。そして紅葉した木もきれいでした。
それにしてもタンペレの人達は歩行者に優しくて感動しました。横断歩道で待っていると大抵車が止まってくれるのです。家人に言わせるとセイナヨキの辺りは”俺様気質の人が多い”ため止まってくれる人が少ないとか。うーむ、確かに当たってる気がする…。そんな土地柄の違いも知ることのできた旅になりました。いや、個人として接すると優しくて親切なんですけどね。
ということで皆様引き続きよい週末をお過ごしください。
日本にいると25階なんて普通かもしれませんが、いや結構なよい眺めでございました。特にフィンランドは高い山もないので高さに対する憧れもひとしおのような気がします。高いところが好きな方も、広々としたスペースが好きな方も
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2015-09-25 Fri
Moi!昨日からタンペレに来ています。今日のタンペレの予想最高気温は15度、お天気は曇りです。昨日は雨が降ったりもしたので、傘が必要でないだけありがたいです。
タンペレはセイナヨキから電車だと1時間強、車だと2時間ぐらいで行ける街です。フィンランド通の方ならムーミン博物館がある場所というのでもおなじみだと思います。セイナヨキに比べると都会。お店がたくさんあってレストランがたくさんあって華やか~。
こちらは霧に煙るタンペレのタワー。まだ行ったことはありませんが、きっといつか行くチャンスがあると信じて家人に軽くプレッシャーを与えておきました。
今回は家人の取引先の会社が10周年を迎え、その記念のビジネスセミナーとパーティーに参加するために同行しました。会社の○周年記念にパーティーを開くというのはこちらの個人の誕生日パーティーと考えが似ていて、誕生日/記念日を迎える本人がホストとなってお祝いに来てくれる人を振る舞うのですね。ビュッフェ式のディナーパーティーはよくある形態ですが、演者を2人招いてのビジネスセミナーというのはなかなかおもしろい試みです。参加者は300人以上。
特に最初の演者の方はおもしろい例えやネタを交え、会場を爆笑の渦に巻き込みながらビジネスのポイントを解説してくれました。2人目の方はマネジメントについて図解を交えながらの説明。私の場合、どうも食に走ってしまいますが、主催した会社は食事を供給している会社だけあってビュッフェも豪華。タンペレ名物のブラックソーセージ(真ん中奥)にも初挑戦してみました。フィンランドの黒っぽい食べ物は全般的に苦手なものが多いのですが、これは思ったより大丈夫でした。私の中ではチキンが大ヒット。ピンクペッパーがチキンといいコンビネーションでした。
こちらはデザートのストロベリーと思いきやラズベリーケーキこれもしっかり果肉というかつぶつぶが入っていておいしかったです。
会場は大きな建物だったのですが、なんと高校も同じ建物に入っていました。さすが都会は違いますね。
こちらはその会場の近くにあった公園。
まだ花も咲いていました。ベンチは池のほとりにあるので、ゆっくり池を眺めながら物思いに耽ったり、友達と語り合うことが可能です。この時期寒さに耐える必要があるのは別として…。
セミナーと公園の紹介はこれぐらいにして後半のトピックに。今回のホテルは8月に予約しておきました。うちの定宿はクムルスというフィンランド国内のあちこちにあるホテル。価格がリーズナブルなの(はいいのですがバスタブがないのが私的に残念)と、あるカードの有料会員になると1泊する度にクーポンがもらえ、そのクーポンが6枚貯まると無料でクムルスホテルに泊まれるのです。今回もクーポンを使っての宿泊でした。
さて昨日家人が駐車場のことについて道中にホテルに電話したところ…クムルスホテルではなくホリデイインホテルにつながりました出発前にホテルを検索した時に見つからなくてとりあえず同じ住所のレストランの電話番号を控えていたそうなのですが、なんと2週間前にホリデイインホテルとしてリニューアルオープンしたとのこと。
いやね、ホテルがオープンしていて、宿が確保されていたので問題ないのですがね、やっぱり当日にホテル名がいきなり変わっているとびっくりする訳ですよね。
基本的にはそんなに変化はない感じですが、部屋にティッシュが置かれていたり、アイロン台が備え付けられていたり、枕が2つあったり、朝食も心持ち豪華に、水回りももしかしたらアップグレードされている感じ。実際ホテルの方に確認したところ、クムルスホテルに宿泊する際はクーポンは6枚でOKなのですが、ホリデイインは8枚必要とのこと。私達はラッキーなことに早めに予約をしていたので6枚でOKでした。
飛行機やホテルの部屋のアップグレードはたまに(といっても滅多にありませんが)聞きますが、今回はホテルのアップグレードというなかなか貴重な経験をさせてもらいました
こちらはエレベーターホール。ランプがおしゃれです。壁にあるのはシュークリーナー。そうそう、クムルスのイメージカラーはブルーなのですが、ホリデイインは黄緑。カウンターの印象はかなり違いました。
これから家人は少し南方の客先に。私はタンペレの街にショッピングに繰り出す予定です。ということで皆様、よい週末をお迎えください。
ちなみにこのホリデイイン、駅前を謳っているのですが、どれだけ近いかというと、プラットフォームから直接ホテルに入ることができるぐらいの近さです。改札がないからこそできる技。セイナヨキ駅では時々プラットフォームにタクシーやバスが待っていることも。こういうところにも大陸的大らかさを感じますね、に
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2015-09-23 Wed
Moi!基本的に自転車で行けるときは運動も兼ねて自転車で出かけるようにしているのですが、忙しい週に限って鼻風邪を患ってしまったようです。そんなところに昨日無謀にも薄手のパーカーで自転車で出かけたもんだから、その後体調が悪化してきました。今日は無理をせず車でお出かけしました。
出かけたのは警察署。いや別に悪いことをした訳ではなく、滞在許可証の更新にちょっと。滞在許可証は最初は色々あって思ったより時間がかかったのですが、それはさておき最初の許可証は1年が有効期限。
長年日本に住んでいたらそれが普通のサービス、と思っていたこともここでは全然通用しないことがあります。例えばこの滞在許可証の更新。これは自己管理が当然。免許更新通知みたいにあらかじめ誰も知らせてくれません。
こちらに来て2年目のクリスマスはちょっと豪華にマイアミなんぞでクリスマスを迎えることにしていました。旅行の申込はばっちり済ませ、レンタカーも予約し、ナビゲーターにアメリカの地図をダウンロードし(家人が)、後はユーロをドルに換えるぐらいかな、と余裕しゃくしゃくだった私。ふと滞在許可証のことが頭をかすめました。嫌な予感がして調べてみたら期限が切れるのが12月中旬。気づいたのは確か12月上旬
ええ、自転車を立ちこぎするぐらいの勢いで翌日一番に警察署に駆け込みました。セイナヨキの警察署の人って案外英語ができる人がいなかったのです、当時。でもって私もフィンランド語はかなり拙い。”クリスマスに旅行、アメリカに旅行、滞在許可証がすぐ必要”みたいな片言のフィンランド語を駆使したところ、幸い係の人は状況を悟ってくれ”約束はできませんが最善を尽くしましょう。”と言ってくれました。実はそのとき写真も準備してなかったのですが、係の人が”前の写真を使うから大丈夫”と女神さまのような言葉をかけてくれたのです。
いやー、セイナヨキの警察署の方、ブラボー!結局1週間半ぐらいの脅威の早さで滞在許可証を作ってくれたのです。おかげで私は無事マイアミに行くことができたのです。
それに懲りたのと、フランス在住の韓国人の友達も滞在許可証の更新で散々な目に遭ったのを聞いていたので(ま、彼女の場合会社の人事担当が悠長にしていたのが問題だったのですが)それから私は毎年手帳の12月の欄に”2015年12月滞在許可証更新”と転記し続けたのでした。
そして2015年がやってきたのです。手帳の効果もありしっかり覚えてました。ちょっと早めに3ヶ月前だと大丈夫かなと9月上旬に訪れた警察がこちらです。2012年にできたばかり。その前はアールト建築の建物に入っていてそれはそれで趣があったのですがね。
こちらは待合室。子どもが遊ぶところもあります。
今年はちゃんと写真も準備して臨みました。そしていざ私の順番に。すると1年前からシステムが変わり、電話かネットでの予約をしてから来なければならなくなっていました。あー、勇んできたのに。写真もちゃんと持ってきたのにそういえば警察も人員削減で本部がヴァーサに移り、システムが変わったようです。ネットで予約したら3週間後。ひえー、これが前回の更新時も同じシステムだったら私は完全にアウト。
でもって今日出直して来ましたー。本当は予め提出用紙に書いておかなければならなかったらしいのですが、その場で記入させてもらいました。あの、思うのですがこの辺り行政は親切さに一歩欠けるというか、残念なところ。予約するサイトにこの記入書類や準備しておくべき写真の情報等載せておけば職員の方の待ち時間など短縮できるのに。もしくはご丁寧に前日リマインドメールがきたのですが、それに書類添付もありなのに、本当に残念。実はこの地区だけで他の自治体は完備されているのかもしれませんが。
今回は3ヶ月弱前に申請したからクリスマスまでにはできあがると思っていたのですが、職員の方によると”今夏に申請していた人のが溜まっていてクリスマスまでにできるかは微妙だから、ちょっと急ぎフォルダーに入れておくわね。”と言われました。夏に申請した人の分って夏休みまるまる1ヶ月休んだからでしょうに!と心の中で突っ込みながら表向きはにっこり笑顔で”そうしていただけると助かります。ありがとうございます。”とお礼を申し上げておきました。
あー、4年前は平和だったのですね。本当にラッキーでした。でもわたくし、今回も警察署の方々が奮闘して1ヶ月ぐらいで新しい許可証を作ってくれることを密かに期待しております。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
皆様、何事もメモ、メモでございますわよ。記憶力のよい方もメモを取っておけば覚えておくストレスが軽減されるのでお薦めです。そして職員の方には少しすがる感じでお願いを(でも日本では通用しないでしょうね…)に
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2015-09-22 Tue
Moi!今日はお天気がよかったので薄手のパーカーで出かけたら結構寒かったです。室内は暖かいのでつい油断してしていたのと、密かな寒さへの抵抗を試みてみたものの、段々季節的には風を通さない厚手のジャケットの方がよくなってきました。革の手袋をはめている人もいました。それもありかも。
さて、日曜は家人の仕事もそんなにぎゅーぎゅーではなかったので秋晴れを狙って沼地の散歩道に出向きました。かれこれ5年前の夏に行った以来。6月に行ったにも関わらず厚手のジャケットを羽織ってもそんなに暑くなかったのがとても印象に残っているところ。恐るべしフィンランドの夏。
話は戻ってそもそも沼地で散歩ができるのか?という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。それができるのです。というよりむしろ散歩ができるように整備されているところがあるのです。
こちらは沼地に入る前にある小屋。小屋の中には沼地の簡略な地図があり、大体のコースをイメージすることができます。
鳥の巣箱がかわいい上にさらに鳥のマークがかわいい。
左右は沼地。その真ん中にこのような歩道が設置されています。車椅子でも通れるように整備されているのも一つの特徴。平地なので犬を連れて散歩している人や小さなお子さん連れの家族もいました。すれ違う人達とは”Moi"とか”Hei"などと挨拶を交わします。山歩きみたいですね。
巨大キノコもありました。
400mぐらい行くと高見台があり、これはそこから眺めた風景。雨上がりだったのでまだ雲が少し低いですが、晴れてラッキー
さらに道は続きます。横木があってちょっと線路みたいですね。時々幅が広くなっているところがあるので、そこで反対方向から来る人を待ったり待ってもらったり、もしくはこの横木を使ってすれ違ったりすることも可能です。
こちらは小屋に向かう森の中の小川。森はすかり秋の装いですね
これぞ森って感じがしますよね。この近くにコケモモがあるかもしれないと行ってみたのですが、すでに先客ありで実は残っていませんでした。考えることは皆同じってことですよね。
そして今回は時間切れでバードウォッチングタワーにも小屋にも行きつくことができませんでしたが、途中のベンチでかわいいお子さん連れの家族と一緒に黒スグリの温かいジュースを飲んで帰途についたのでした。
この真っ白なマイクみたいなキノコ。初めて見ました。Mustesieniといって直訳するとインクキノコ。英語ではCoprinusというのだそうですが、日本語だとヒトヨタケというのでしょうか。
奥の燃えカスのようなキノコ。誰かがいたずらしてキノコを焼き払った訳ではなく、朽ちるとこのように真っ黒になるからインクキノコとよばれているのだそうです。
あー、これからじわじわと気温が下がっていって晴れの日が減ってきますが、こんないい散歩日和のお天気がまたくるに違いないと希望を持ち続けます。バードウォッチングタワーまで4km強。冬が来る前に挑戦したいものです。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
インクキノコときたら朽ち方が結構大胆ですね。花の命は短し、恋せよ乙女に
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2015-09-21 Mon
Moi!秋分の日が近づいてきて日が昇るのも随分遅くなってきました。昨日は雨が降ったり止んだりのお天気だったのですが、今日は日中は晴れそうです。予想最高気温は15度。明日からまたお天気が少し崩れるようなのでしっかり晴れのお天気を楽しみたいと思います。
さて、セイナヨキ市内のアールトセンターにも少し動きが出てきました。3年の歳月をかけて5月末にリニューアルオープンしたアールト図書館。1ヶ月ほど前にセイナヨキ市役所の文化関連の部署のオフィスが図書館内に移転し、続いて劇場の2階に展示されていたアールトがデザインしたガラスコレクションも図書館のアールトインフォメーションセンターに先日移されていました。アールトインフォメーションセンターももうすぐオープンの予定。そして劇場の2階のアールトコレクションの後に新しく企画展が始まりました。
最初の企画展の幕開けを飾るのはAmforaという素敵な食器などをデザインしているPäivi Rintaniemi(=パイヴィ・リンタニエミ)さんの彫刻作品の展示です。
こちらがパイヴィさんの略歴。セイナヨキに生まれ、Amforaという食器類のブランドを立ち上げました。現在もAmforaのショップおよび工場はセイナヨキにあり、Amforaの製品を生産するかたわら彫刻作品の制作にも積極的に取り組んでいます。昨年は国際陶磁器フェスティバル美濃に招待され、また2013年にはイタリア、ファエンツァの陶芸での最高峰の賞を受賞しているのです。
パイヴィさんの作品は白が基調。とても静謐で自然からインスピレーションを得て、そして自然とく調和するデザインなのです。壁にはスケッチ画も展示されていました。
一番右のスケッチ画を拡大するとこのようになります。さり気なく見える彫刻もこのように緻密な計算のもと作られているのです。
こちらが作品の一部。アールト設計の白い柱、作品を際立たせるために置かれた黒い布、そしてパイヴィさんの白い彫刻。すべてが美しく調和しています。
オープニングパーティー始まる直前でバンドの人が調整中。
作品を拡大するとこのようになります。
こちらはビュッフェ。これがまたおしゃれなのです。
この花瓶、そして右側のチョコが置かれているお皿はAmforaの作品。シンプルな白なのに形が美しいのが特徴です。
フルーツが盛られているお皿もAmforaのもの。この少し変わった形のお皿、実は↑のお皿を3つ組み合わせて置けるのですよ。
アールトデザインのテーブルに置かれているのもAmforaの製品。お気づきですか。手前は浅めなのでキャンドルを置くことができ、これを逆さにすると奥にあるように花瓶として使えるという優れもの。
オープニングパーティーは、パイヴィさんの関係者やお友達、そしてAmforaのファンのお客さん達等が来場していてとても温かい雰囲気の素敵なものでした。私はイタリア人の友達がキュレーターとしてこの展示に携わっていたというのもあり、参加しました。そしてそのイタリア人を紹介してくれたのは他ならぬパイヴィさん。会場では彼女のお友達が話しかけてきてくれたり、実は共通の知り合いがいることがわかったりしたのもおもしろかったです。
こちらの展示は来年の1月15日まで展示予定。入場料は無料ですので是非セイナヨキにお越しの際はお寄りください。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
私は元々人の顔を覚えるのが苦手でして、フィンランドに移住してからさらに大変。フィンランド人の顔はまだ私の中では”外人顔”のくくりで、一期一会と思いきや意外なところでつながっていて再会することもしばしば。”初めまして。”とご挨拶したら”いや、前にお会いましたよね。ほら、○○で。”と言われ気まずい思いをしたことは数知れず。最速記録はその前の日会った人のことをすっかり忘れていたこと。前日は訪問した学校内で先生の一人として紹介され、翌日は友達の奥さんとして紹介されたのです。たまに記憶できるのはその人がムーミンのキャラクターに似ていた場合。トーティッキやフィリフヨンカに似ている人を発見したときはすぐに覚えられました。イケメンスナフキンはどこに?に
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2015-09-20 Sun
Moi!今日は朝は少し晴れていたのですが日中はずっと曇りで13度。風はないので寒くはないですが、暖かさも減ってきたように思います。
さて、昨日はまた久々に劇場にお芝居を観に行ってきました。セイナヨキの劇場といえばアルヴァ・アールト設計のある意味ゴージャスな劇場なのです。こちらでは色々なお芝居が上演されていて、映画で昔やっていたのを舞台化しているものもあれば、古典的な作品を上演することもあります。昨日観に行ったのは完全オリジナル。というのがセイナヨキの歴史を石器時代から現代までをコミカルに描いた作品。
セイナヨキの属するエテラポフヤマー地区は昔は荒くれどもが殺傷を繰り返した地区。気が強くて独立精神が旺盛。そしてこの地区出身の人達は一般的に郷土愛が深く、勉強で外に出てもいつか故郷に戻って錦を上げたいと思う人が多い、そんな地区なのです。
土曜の夕方ということもあり、400名ほど収容できるこの劇場はご覧の通りほぼ満杯。
こちらが舞台セットです。ちょっとわかりづらいのですが、左右にあるレンガはセイナヨキの市の紋章を模しています。セイナは壁、ヨキは川という意味なのでまさに紋章は壁の川なのですね。
内容は時代に合わせた衣装、そしてセイナヨキの歴史に関係する主な出来事を時代を追ってテンポよく紹介されていきました。アルヴァ・アールトがラケウデンリスティ教会のコンペに参加したときの様子は、フィンランドでも人気の”Voice of Finland”を真似て3人の審査員が出てきました。一人はセイナヨキ出身のベテラン歌手、パウラ・コイヴニエミ、もう二人はセイナヨキには関係なかったですがマイケル・モンローとラップアーティストのエラスティネン。他にも市町村合併で吸収されたユリスタロやヌルモの確執、お隣の町のイルマヨキとかヴァーサも出てきておもしろおかしく表現していました。
フィンランド語の理解度もありますが、市の歴史や特徴、有名人などの知識が段々増えた今観たのでより楽しめました。
それにしても役者さん達は歌も踊りもお芝居もできなければならず、マルチな才能が求められるのだなーと感慨深く観ました。先日劇場関係者の方に”日本では小さな市町村レベルで劇場はないので、こういう舞台衣装や装置を自分達で作り上演する劇場があるのは興味深い”とお伝えしたところ、”では日本ではお芝居をしたい人はどうしているの?”と聞かれ咄嗟に答えが出ませんでした。自分自身お芝居に興味を持つどころか見るチャンスも学芸会レベルでしかなかったので、そんなことを考えたこともなく。そういえばこちらでは趣味でお芝居をしている人達もいますからね。外見とかスタイルとか関係なく、演じるのが純粋に好きな人達が集まってやっているという印象があります。
お芝居に詳しい訳ではありませんが、こういった市のレベルでもプロの役者さんがお稽古を重ね、舞台セットもきちんとしたもので、オリジナルの衣装をまとい、音楽もオーケストラが生演奏をして、そんなレベルのお芝居を30€(約4000円)で観ることができるのはありがたいことです。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。日本にお住いの方はよい連休を!
アールト設計の革張りの椅子がまた座り心地がいいのです。ただし、心地よ過ぎて睡魔様と闘わなければならないこともあるので注意です。睡魔様に負けない強い意志をお持ちの方も、睡魔様のお誘いに乗りやすい方も
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2015-09-18 Fri
Moi!ニュースやTwitter上で今日はフィンランド全土で大規模なストライキとデモが行われることが報道されています。
特に公共交通機関の発達している都市では街全体が混乱を極めているようですが、地方都市にいるとその温度差はかなり違っているような気がします。もちろん私が引きこもっているというのもありますが。公共交通機関に関していえば日常生活では自転車、天候が悪いときは車があれば事足りますからね。
またこの地区は大企業に勤めている人よりも中小企業、または一匹狼で自分で会社を立ち上げて一人でやている事業主が圧倒的に多いので”皆デモに参加しようぜっ”みたいなノリが少ないというのもあります。
そもそものこの大きなデモのきっかけは政府による新しい政策に対する反発。残業手当、休日手当てが減り、日本人にとっては夢のように長い休暇が少し削られ、病欠手当も今まで手厚かったのが減らされるなど。でもたぶん日本の労働条件に比べたら新しい条件でも充分恵まれていると思うのですがね。もちろん土日に働いてくれている方にとってはとんでもない痛手というのも事実も鑑みる必要はあります。
個人的な印象は例えは違うかもしれませんが、このデモ活動は家計が火の車になりかけているというのに”いつも食べてるフォアグラがなくなるのはいや、少なくなるのもいや”と駄々をこねているようにも見えます。家計が火の車なら少しでもよくなるように何かを我慢したり、協力できることはする、というのが事態改善につながるのではないのでしょうかね。それとも”フォアグラをいつもと同じ量食べさせてくれたら倍稼いでやるよ!”という意気込みがあるのでしょうか。
そんな私の目前の課題はこの大雨でございます。久々の大雨。朝はバケツをひっくり返したような勢いです。でもって家は絶賛屋根工事中。最初は工事は1ヶ月で終わると聞いたような気がしたのですが、なんと2ヶ月半かかるとあ・り・え・な~い!!!だってだって2-3日であっという間に屋根の瓦をはがすことができた人達なんですよ!はがすだけはがしておいて新しい瓦を葺き替えないまま、換気扇も1ヶ月以上使えない状態のままでもう一つの長屋に。そしてもう一つの長屋の屋根を半分はがしている途中に工事中断。他のところで時々浮気しているらしいのです。
でもってこの大雨が何をもたらしているかというと家人ご自慢のテラスの雨漏りでございます。ガラス張りのテラスから雨が結構な勢いで入ってきています。夏の間はゆっくり朝食を食べたりしてよいんですよ。ハンモックなども吊るしてゆったりできるのですよ。
でも…
今雨どいも取り除かれた屋根から雨がダダ漏れ。なんというのでしょう、まあ雨風が凌げる窓があるだけましなのですが、組み立て方式で、結構安普請で以前から小さな隙間から鳥!が入ってきたり枯葉なんかも入っていたのですよね。このブログを書いている途中にも雨脚はさらに強まり、もういくらお鍋やバケツを各種用意しても対処できないぐらい。賽の河原で石を積みあげている状態に陥っておりました
そんなところに現れたのが雨の日はお休みと聞いていた工事担当の方。なんとこの大雨の中、問題がないかパトロールしてくれていたのですねー。もしくは私の愚痴が伝わったのか?ついに私の終わりなき奮闘に気づいてくれて、屋根に上って仮の雨どいをつけてくれたのでした。本当に3cm先に雨が落ちてくれるだけでダダ漏れが避けられて今こうやってブログに戻ることができました。1ヶ月の間にこんな大雨がなかったことに感謝。そして今日テラスが凍えるような気温でなかったことにも感謝。何より大雨の中救ってくれた工事の方に大感謝です。
最初はまじめに政治のことなんかを語っていたのにいつの間にか生活臭プンプンのぼやきブログになりました。皆様、よい週末をお迎えください。
私はおかずが少なくなったり質が落ちても大丈夫ですけどね。でも家計が通常に戻ったらおいしい料理をたっぷり食べたい派です。さてデモの結果どうなりますことか。粗食派の方もグルメ派の方も
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2015-09-17 Thu
Moi!今日はどんより曇りです。午後からは雨が降りそうでちょっと憂鬱。気温は16度の予想なのでそうでもないのですが、天気予報を見ているとじわじわと最高気温が下がってきています。ああ、今年はこうやって秋に突入していくのですね。
さて、先日お知らせした”世界の車窓から”の撮影。月曜日にテレビクルーの方々が”セイナヨキのアールトセンターに来る”という非常に曖昧とした情報を元に追っかけをしてみました。もし前泊したら朝から撮影は始まるだろうし、ヘルシンキから来たとすれば到着するのは10時頃、他の場所に寄ってからだとお昼頃に到着。お昼ご飯はフィンランド人なら11時から食べるだろうけど、日本人なら12時頃に食べたいところ。などと推測して13時頃にアールトセンターに出向きました。
あら、簡単にApila図書館の前にどーんと停まっている撮影トラック発見。それにしてもテレビ朝日さん太っ腹。最近はYLE(フィンランドの国営放送)と提携してこんなゴージャスな撮影をするのですね。
撮影クルーは全然いないけどたくさんの機材。本格的。
しかしながら…セイナヨキには一日しかいないのに撮影クルーがいないのはどうもおかしいと思って図書館スタッフに聞いてみたら、どうやら”世界の車窓から”はみじんも関係なく、純粋にYLEの子供番組用の撮影とのこと同日に2つも撮影が入るなんてすごい売れっ子のApila図書館。
アールトセンターは歩いてすぐのところにかたまっているのでその後劇場に行ったり、市庁舎に行ったりするも人影なし。教会はいつもはこの時間閉まっているのに開いていたのでもしや!と思ったら俳優さんらしき人が何かの練習中で、中にずんずん入るのもはばかられ退散。Aalto図書館に行ってももぬけの殻。スタッフの方に聞いたら”11時にApila図書館で撮影と聞いているけど、私は今日はずっとこちらにいるから様子はわからないわ。”とのこと。2時間前か。時既に遅し?
でも希望の兆しは劇場に行ったときにフィンランド人に”あなた○○さん?”と日本人の名前で呼びかけられたこと。どうやら撮影のアレンジをしている人らしいことがわかりました。呼びかけられたということはこれからということ。でも…どこにもいない。そして日本人スタッフが悠長に1時間以上昼食を取るということも考えにくい。帰宅しなければならない時間が近づいていたのですが、最後にだめもとで教会に。
その時はスタッフの方がいらっしゃったので撮影メンバーを見なかったかと尋ねたところ、”1時間ぐらい前にいたのにね。あ、ほらちょうど外にいるわよ。”
しかも地元の新聞社勤務の友達が取材中ではないですか。話をうかがうと私が色々と嗅ぎまわっていた時、教会の時計塔で撮影していたそうなのです。確かにそれは気づかないはず。
友人の書いた記事も新聞に載っていました。これからさらに撮影の旅を続け、編集に3週間ほど要するので放映は11月頃になるのではないかとのことでした。エテラポフヤンマー地区は2日間の放送予定で、セイナヨキ駅(1時間に1本なので時間帯によっては人も電車の影もなかったという撮影秘話も)、アールトセンターなど。Apila図書館はYLEの撮影がバッティングしていて、お会いした時は撮影できるかどうか微妙っぽかったですが、お薦めしておきました。他にラプア、アラブス、トゥーリなどでの撮影が予定されているとのこと。撮影スタッフの皆様、コーディネーターの方もお疲れ様でございます。番組は直接見ることが叶いませんが、セイナヨキが”世界の車窓から”で出ると思うと今からワクワクです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
長々と追っかけブログをお読みいただきありがとうございました。え?肝心のテレビクルーの方々の写真や撮影風景がないって?
すみません。でもプロの方々を相手にこのちっちゃなカメラで撮影する勇気はなかったのです。小心者の方も、大胆な行動をとれる方も
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2015-09-16 Wed
Moi!今日は朝からどんより曇りですがお昼から晴れ間も見えてきそうです。気温は17度。体感温度は確実に下がってきています。秋ですね。
さて、先日去年に引き続き今年もザリガニパーティーに行ってきました。(去年の記事はこちらからどうぞ。)
メンバーは友人夫妻、友人夫妻の友達(旦那さんのみ)と友人夫妻のご近所さん(奥さんのみ)と私のイタリア人の友達と合計7名で参加しました。そう、少なくとも私達が行ったレストランではある程度の人数にならないと予約ができないのです。最初に予約をしておいて、人数合わせに知り合いに声をかけていった結果、このような顔ぶれになったのです。
去年と同じナプキン。若干ザリガニでなくてカニなのはそっとスルーします。フィンランド語でザリガニとカニは同じrapuですからね。
前菜のスープやサラダを食べ終え、どーんと盛られたザリガニ達。この殻と格闘しながら食べていく訳なのですよね。手は汁でべとべと、殻は時間がかかる割に身が小さかったするのですが、地道にコツコツと。
まずパンにディルを載せて、このつぶらな瞳のザリガニさんの身をむしっていく訳でございます。いざ、お命頂戴!
ディルは最初のパンに載せたら底をついてしまいました。そして最初のパンの写真を撮り忘れておりました。これはザリガニ2匹分の身を載せたところ。
えー、時が経つのは早いもので山盛りだったザリガニも残すところ後一匹。哀愁漂うポーズです。この長い過程の中で皆でザリガニパーティー定番の歌を10曲弱歌ったり、飲んだりもしました。そうだ、二人組の生演奏もありました。一人はボーカルとギター、ハーモニカだったのですが、もう一人はドラムと、時々片手でドラム、片手でキーボードというえらく器用なこともしていました。
最後にデザートまで出ました。今が旬のリンゴをオーブンに入れて焼いたものにクリームをかけたもの。リンゴの甘酸っぱさとクリームがよくマッチしていました。
最初はこのパーティー、どうなるかちょっと心配だったのです。というのがイタリア人の友達はフィンランドに来て約半年ですがフィンランド語はあまり理解できず英語のみ。フィンランド人は英語ができる人は多いですが、シャイで使いたがらない人も多いし、ましてや仕事でもないのに英語を使うのは面倒と思われたらどうしようと若干危惧していました。でもそれはまったくの杞憂。というのが友人夫妻とその友達夫妻(今回は旦那さんのみ参加)は今年の夏イタリアに1週間のクルージングに行ってきたばかり。しかもいくつかのイタリア語も覚えていて披露してくれたりしました。とにかく変な気を遣われている訳でもなく、ごく自然に皆で楽しめたのが何よりでした。
時間が経つにつれてだんだん酔いが回ってきた友人夫妻の友達。イタリア人の友達の名前は”フェラーリ”(←”フェ”しか合ってない)になり、私の名前は”カサイ”(←”カ”しか合ってない)になりました。まあレジェンド葛西選手と一緒のイメージを抱いていただけるのは至極光栄なことでございます。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
帰る時、ほとんどがご近所さんで自転車で来ていたのですが、友人夫妻の友達は”歩いて帰ろうかな~。”と。私達は帰りが寒くなりそうだったのでちょうど車で来ていて、送りましょうかと声をかけたらとても喜ばれました。ちなみに彼の家は車だったら10分ぐらいなのですが、歩いたらそうですね、1時間強ぐらいかかるでしょうか。外の気温は10度強。フィンランド人強し、に
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2015-09-15 Tue
Moi!今日も週末からの暖かさが続いていて、気温は17度まで上がりそうです。といっても街はすっかり秋の装いになってきました。木々の葉っぱも色づき始め、枯葉もちらほら。太陽も鈍い光になってきました。
さて、先週あったセイナヨキArt & Design Weekの一環で土曜日にラプアの美術館にも出向きました。ちなみにラプアンカンクリのショップと同じ敷地内。ショップのついでに立ち寄ったという感じでしょうか。この日はTommi Toijaというアーティストの展示の最終日でした。
Tommi Toijaはラプア出身のアーティストでして、もしかしたらこの作品でピンときた人がいらっしゃいますか。そう、ヘルシンキにあるBad Bad Boyの生みの親でもあるのですねー。
出典: www.tommitoija.fi
美術館内にはポスターになっていたこの作品を皮切りに…
こんなたくさんの作品がスペースいっぱいに立っていたのです。驚くのがこの大きい頭を持ちながらすべて均衡を取りながら立っているのがすごいです。計算なのか天性の勘によるものなのか。
肩をすくめる、の図。
美術館の既存の柱とコラボレートして物思いに耽る人。透明で引き込まれる瞳。
壁の色に同化し、ぽつんと佇む一人ぼっち。
この柱にも若干同化してたたずむ一人ぼっち。
ここにも一人ぼっち発見。
会場ではTommi氏の制作風景の模様を撮ったDVDが流れていたのですが、彼が作品をまるで小さな子どもを抱えるように運んでいたのが印象的でした。それにしてもこの作品数の多さ。そして彼のほとばしる創造力と愛情が作品からにじみ出ていました。
日本のような有名な海外の大々的な展示は特にこの辺りの小さな地方都市では皆無に近いのですが、今回はこのような地元出身のそして海外でも通用するような優れたアーティストの作品がこんなに間近で見ることができ、ラッキーでした。木曜日はまた別のセイナヨキ出身のアーティストのオープニングパーティーに参加する予定なので、それも後日ご案内できればと思っています。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
受付には彼の作品とそのお値段、作品の購買予約状況が記された紙がありました。皆様!チャンスです!!に
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2015-09-14 Mon
Moi!今日もお天気で暖かい一日でした。
さっきようやくブログを書き終えてアップしたのですが、どこかに消えてしまったようですちょっとショックが隠せませんが、気を取り直して。
先週はヘルシンキでもHabitareのデザインフェアがあったようですが、セイナヨキでも火曜日から日曜日までArt & Design Weekでして、街の各地で展示やレクチャー、ワークショップ、ショップなどがオープンしていました。
そんな中、土曜日にそのArt & Design Weekに参加しているショップの一つ、ラプアンカンクリに友達3人で出向きました。土曜日はちょうどアウトレットショップが移転オープンの日だったのです。ラプアンカンクリは日本でも販売されているフィンランドのテキスタイルメーカー(詳しい記事はこちらからどうぞ)。
このオープニングパーティーではフィンランドでおなじみのコーヒーとプッラがふるまわれたのに加え、こちらの写真に写っているデザイナーのHeini Riitahuhta(=ヘイニ・リータフフタ)さんが来店されていました。この写真に写っている作品はすべて彼女の作品です。彼女はこのように素晴らしい才能に恵まれていて、ブルーの美しい瞳を持っているばかりでなく、市井の者の私にまでとてもフレンドリーにお話をしてくださって私の目はすっかり♡(←違うって?)2017年に彼女の作品が日本各地の美術館を巡回して展示されるとのこと。お楽しみに~♪
壁にさり気なくかかっている作品ですが、これも彼女のセラミックの作品。細かく、そして美しい。温度を変えて色を重ね塗りしていくという非常に手の込んだ作品。
実はこのアウトレットショップ、来週中には棚等が入り完成するのですが、先日は棚待ちの状態。それはさておき、この赤系の商品。だんだん秋が深まっていくこの季節にぴったりの色です。
そしてこちらのディスプレー。色の組み合わせが個人的にめちゃくちゃビンゴで、思わずクラクラしたついでに購入しそうになりました。
イエロー系もまた意外性があって素敵。猫好き、犬好きの人のハートをくすぐりそうな製品ですね。
このシックな色合いはサウナグッズ。サウナ用の枕もありますよ。
そして壁には設計事務所imaの小林夫妻が手がけたショップの完成図が展示されていました。
あああ、このさり気なく置かれた白樺のバスケットがさり気なくおしゃれ過ぎます。テーブルもとてもマッチしていました。
こちらは2階のちょっとしたスペース。ラプアンカンクリのビデオが流れていました。白い家具にさり気なく置かれたブランケット。絵になります、というよりこの写真を撮るためにしつらえてくれたかのよう。和むスペースでした。
会場ではオーナー夫妻のエスコさんとヤーナさんもいらっしゃり、このショップを全面的に手掛けたヤーナさんともお話をするチャンスに恵まれました。一緒に来ていたイタリア人の友達と、お互いに母国でこんな国際的に活躍している方々と気軽に話すチャンスはほとんどない、ありがたやーということで深く同意。この日は他にもアート系の方や作品に出会えたので、私のArt & Design度もマックスでした。
ヤーナさんとヘイニさんはパリで行われていたMaison&Objetというライフスタイルのフェアに行った後にヘルシンキのHabitareに出向き、その規模の小ささにギャップを感じたところに、さらにこの控えめなセイナヨキArt & Design Weekへの参加。規模はとっても控えめなではありますが、参加者である私のような立場から言わせてもらいますと、アーティストとの距離がとても近く、ある意味とても恵まれたおいしいイベントなのでした。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
昔同僚に”Visit Lakeusさんって腐って色がよく似合いますね~。”とほめ言葉をいただきました。腐った色ってきっと”いい意味”ですよね。どう受け止めるかはあなた次第。楽観主義の方も悲観主義の方も
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2015-09-12 Sat
Moi!今日も引き続きよいお天気が続いています。
さて、先日ブログで”世界の車窓から”にセイナヨキが9/14に出るとご案内したのですが、わたくしかなり勘違いをしていまして、放映ではなく撮影に9/14に来るとのことでした。間違った情報を流してしまい、大変申し訳ありません。
スタッフの方が3週間かけて12都市を回って撮影するとのことでした。
いつ頃に放映されるか何か情報が得られましたらまたお知らせします。もう少しお待ちください。
右側がセイナヨキの市庁舎、左側が劇場です。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
”世界の車窓から”の文字を見た途端に放映される!と思い込んでしまいました。常に冷静であることは大切ですね、に
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2015-09-11 Fri
Moi!予想最低気温は3度ですが、予想最高気温は20度、そして雲一つないお天気予報が出ている金曜日です。
昨日も同じようなお天気だったので、家にいるにはあまりにももったいなくてまた湖畔のサイクリング(15km)に出向きました。
14時頃に出かけたのでまだ太陽は高い位置に。
先日ご紹介した潜望塔、学生さんがちょうど工事しているところ。指示を真剣に聞いてましたよ。
サイクリング中にはジョギングやウォーキングをしている人なども結構いましたが、こうやって優雅にカヌー漕ぎをしている人も。
広い空、静かな湖。眺めているだけでほっとします。
森の様相も段々秋モードに。
そして何度見ても美しい橋の上からの景色。
お天気がいいと湖の色も深い青に見えます。
森の中で空を見上げた図。木に囲まれてこれまた気持いい。
ビーチにはボートが寂しく取り残されています。これも秋の風景の一部。朝晩が冷えていて水温も以前より低め。さすがに泳ぐ人はおらず、でも日光浴を楽しんでいる人が2人いました。
15kmの道のりを風景を眺めながら、少し自転車を止めて写真を撮りながらで1時間半弱。ジョギングほどきつくはないのですが、それでも体重が0.5kg減ったのは思わぬ副産物でした。
そして昨日は気温が18度だったので最初は薄手のカーディガンをTシャツに羽織って自転車をこいでいたのですが、段々暑くなってカーディガンを脱いでこいでました。サイクリングの帰りにばったり友達に会ったのですが、かたやTシャツ1枚、かたや冬のジャケットにピポ(毛糸の帽子)。あまりにも違う服装に笑ってしまいました。今日もまたよい天気となりそうです。皆様もよい週末をお迎えください。
昨日は最初に道に迷ったときの近道にもう一度トライしてみました。残念ながら最初の時と同じく途中で道が通行止め、というより倒れた大木で道が塞がれて先に進めませんでした。今回は幸い方向感覚がわかっていたので迷わずにしかるべき道に戻ることができました。リスクを冒してでもトライしたくなるこの好奇心は何なのでしょうね。
アドベンチャー好きの方も、慎重派の方も
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2015-09-10 Thu
Moi!今日も晴れて19度まで上がりそうです。ただ朝が冷えているせいか、先月の同じ気温でも風がひんやりしているので確実に秋の暖かい日なんだという違いを感じざるを得ません。今のうちにしっかり暖かい太陽の光を吸収しておきます。
昨日は久々に中国人の友達とランチをしました。がっつり4時間、話しても話しても話が尽きることがないのが不思議です。そんな中、共通の中国人の知り合いがいることがわかりました。最初に名前を言われてピンと来なかったのですが、住んでいる場所で話している人が同一人物ということがわかりました。中国人が多いと言えど、やはりこの辺りになると数は限られてきますからね。
共通の知り合いである彼女は私には中国名を名乗ったのですが、フィンランドに来た頃はイングリッシュネームを使っていたそうです。中国人はイングリッシュネームを使う人って多いですよね。彼女は大学の英語のクラスを取っているときに先生の指示でクラス全員が自分のイングリッシュネームをつけたのだそうです。彼女が選んだのはJane。シャーロット・ブロンテの名作、”ジェイン・エア”から取ったそうです。勝手な想像ですが、ジェインと聞くと70年代風ゴージャスな女性っぽい響きがします。
そんな英語では女性っぽいゴージャスな(←私的印象)名前なのですが、フィンランド人が発音すると
ヤネ...屋根?
になってしまうのです。もはや”ジェイン”の原形留めるところなし。
彼女が街で”ヤネ、ヤネ!”と話しかける人がいて一体誰に向かって話しかけているんだろう?と思ったら自分だったそうです。それをきっかけに本名の中国名を名乗るようになったのだとか。実際中国名はローマ字読みするフィンランド語と差異はありません。ついでにいうとフィンランド男性で時々ある”ヤンネ”という名前の綴りは”Janne”で”Jane"に"n"が一つ加わっただけ。下手すると男性と勘違いされかねません。
フィンランド語の”J"はヤ行に近い発音になるので最初は腑抜け感が半端じゃなかったです。”パジャマ”は”プヤマ”、”ジャパン”は”ヤパニ”(そしてアクセントは第1音節)、ヴァンター空港の近くにある巨大ショッピングモール”Jumbo”は”ユンボ”と発音され、巨大スケール感が今一つ伝わってこないのですよねー。今ではすっかり慣れましたが私の周りに時々いる女性の名前の”Johanna"は”ヨハンナ”になります。この辺りになると北欧で似たような名前があるから馴染み度が増しますかね?
日本人は名前に”J”が入っているとフィンランドに来ると別の発音になります。”Jun”は”ユン”に。他は日本とほぼ同じ発音をしてくれるのがありがたいです。私の名前は英語圏の人が発音するとかなり違った名前になるのですが、フィンランド語はほぼ問題なしです。お国変われば状況様々ですね。
最後の写真は本文にまったく関係ないのですが庭のキノコ。キノコって急に生えるのですね。割とここ、通っていたはずなのに全然気づいていなくて昨日ふと見たら大量に生えていてびっくりしました。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
先日Twitterで田辺誠一さんがNYのスタバで名前を言うとき、わかりやすいように”田辺”と伝えたら…カップに”Tanabi”と書かれたカップの写真がアップされてました。アメリカ人あるある、に
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2015-09-09 Wed
Moi!嬉しいことに今日から予想最高気温が20度弱の暖かいお天気が急に戻ってきそうです。肌寒い日が続いていたし、もうこれからどんどん寒くなるだけだと思っていただけに嬉しいご褒美です。
さて、今日は街の話題です。フィンランドでは外食はどうしても割高になります。コーヒーや紅茶も2ユーロ、3ユーロするところが多いですし、プッラとよばれる菓子パン類やパイ、ケーキも安くても3ユーロ以上します。この前ヘルシンキのアカデミア書店(←お上りさんなもので)で普通にケーキと紅茶を頼んだらランチ代並みに高くついてびっくりしました。日本みたいにお茶と頼んだら割引とかないですしね。
そんな割高カフェに対するこちらの価格破壊の値段はコーヒーと紅茶で1ユーロ!!!
でも価格破壊の安さには理由がある訳でして…場所がですね、カフェらしくないのです。ほら。周りが何やら雑雑としてますよね。
そう、ここはスーパーの一角に設けられたカフェスペース。ちょうどこの向こうは野菜や果物が売られている生鮮食品コーナーでございます。
そして安さのもう一つの理由は無人だということ。コーヒーか紅茶は自動販売機で1ユーロで買った後はこちらのプッラ、日によって若干違うのですがシナモンロールだったり、ジャム入りドーナツだったり、カリヤランピーラッカというお米のパイだったり。これをセルフサービスで取ります。こちらに関しては完全にお客さんに信頼を置いての販売。つまり悪意のある人は2個以上取ったり、もしくは飲み物を買わずに取ったりすることもできるのです。
フィンランドではこういう信頼のもと成り立っていることがよくあります。例えばランチビュッフェで何種類かの価格の違うビュッフェがある場合でも自己申告方式で先にお金を払うことがよくあります。お金を払った後はお客さんの良心に委ねられるのです。日本の無人野菜販売のような感覚でしょうか。微妙な緊張感があって私は好きです。そしていつまでもこのシステムが崩壊しないといいなと願っています。
こんなオープンカフェスペースにも子どもが遊べるコーナーがありました。ビデオも流れていて退屈しないような工夫がなされています。
このコーヒー目当てにスーパーに来るお客さんは少ないかもしれませんが、私は週末の買い出しに行っている途中に家人の血糖値補充のために時々寄ります。ちょっとここでリフレッシュすると、買い物中もパワーが持続でき、お腹が減り過ぎて不要なものを買うことも逃れています、たぶん。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
以前家人にセイナヨキにはカフェが少ないとぼやいたら、ガソリンスタンド併設のカフェとかこういうスーパーの中のカフェもカウントし始めたので静かに却下しました。いや、そうじゃなくて…に
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2015-09-08 Tue
Moi!今日は曇りがちのお天気で予想最高気温は13度です。そういえば昨日はオーロラアラームが出ていたのですが、空はあいにくの曇り。晴れていたらここでもオーロラが見えたかもしれないと思うとちょっと残念です。
さて、今日はお知らせです。テレビ朝日系列の”世界の車窓から”という番組がありますが、9/14(月)にセイナヨキが紹介される予定というのが地元の新聞で紹介されているのをTwitterで知りました。(サイトはフィンランド語)
http://www.ilkka.fi/uutiset/maakunta/japanilainen-tv-kanava-kuvaa-sein%C3%A4jokea-1.1900927
セイナヨキのアルヴァ・アールトが設計した市庁舎、劇場、ラケウデンリスティ教会などが紹介されるので、時間が合い、また興味がある方は是非ご覧ください。
今週はチェコとスロヴァキアのようですが、この地元のニュースによりますと3週間に渡ってフィンランドの12カ所の街が紹介されるとのこと。他の日程も是非併せてお楽しみください。
最後の写真は本文に関係ありませんが、昨日の日没後の写真です。雲が不思議なアーチ状になっていました。オーロラを邪魔したのはこの雲??
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
”世界の車窓から”という文字を見ただけですぐに溝口肇さんのあのテーマ曲が浮かぶのは私だけでしょうか?皆さんもご一緒に!に
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2015-09-07 Mon
Moi!今朝は一瞬通り雨が降りましたが、日中は概ね晴れ。予想最高気温は14度です。10日間の予報をチェックしていると金曜日の予想最高気温が20度になっているのでびっくり。ただ気温も変わりやすいので期待半分で楽しみにしておくことにします。
さてこちらもどんどん秋が深まってきて庭のリンゴもどんどん赤くなってきています。もうなすがままにしているので、半分ぐらいは虫に食われたり、気付いたら腐っていたりしていますが、自然の恵みをしっかり享受しています。来た当初は義父がせっせとリンゴジャム作りをしてくれていましたが、2,3年前から私が作っています。味が少し酸味があるのでジャムにするのにちょうどいいのです。
リンゴは小さい実のものも多いので、皮を剥いて芯を取り除いて小さく切るところまでの作業が結構大変。皮を剥いて芯を取り除いたらほとんど何も残らないようなものもあったりします。
それでも毎年飽きもせずにせっせと作り続けているのは、無心になって作る過程と、そして何よりも煮詰めているうちにたちこめてくるリンゴの甘酸っぱい香り。この香りをかいでいると何とも幸せな気持になるのです。
出来上がったリンゴジャムは1年間冷蔵保存して、年間を通じてホウレンソウのパンケーキの上やヨーグルトの上に載せて食べたりしています。今年は去年ほど豊作ではないようですが、また時間を見つけてリンゴジャム作りを楽しみます。ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
思い切ってアップルパイみたいなのにも挑戦したいのですが、ほら、ジャムで結構な量の砂糖を使っていることに気付いてしまった私。さらに生地にバターやら砂糖をたっぷり使ってとなると二の足を踏んでしまうのです。その割にお店で売られているのは迷いなく買えるのは七不思議の一つですね、に
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2015-09-06 Sun
Moi!昨日の土曜日は朝から義両親宅で家人と私の車の大掃除。座席は掃除機できれいに掃除し、一旦高水圧で汚れを落とした後ブラシで洗い、洗剤を洗い落とした後は拭き取り。おかげで埃だらけだった車が見違えるようにピカピカになりました。私の車はメタリックブルーなので、きれいに汚れを落とすと我ながらほれぼれする色なのです。しかし…この渾身の洗車の1時間後に家人の車は買い出しの途中に通り雨に降られ、続いて私も今日ほんのちょっと買い物に出かけたときに見事に雨雲に集中的にやられてしまいました
これは…運命のいたずらなのでしょうか、それとも日頃の行い?
気温も下がってきてお天気も変わりやすくなってきています。
昨日の午前中はしっかり働いたので夕方は街に繰り出しました。Keskikaupungin yöといううまい翻訳ができないのですが”ダウンタウンの夜”とでもいうのでしょうか、そういう名前のイベントがあったので地域活性化に協力という目的もあり出かけました。去年も行ったのですが(記事はこちら)、去年は公園でイベントがあったり、子連れの家族もたくさんいたのですが、今年は一段とプログラムがそぎ落とされた感じで、イベントはあまりなくこのイベントに参加しているレストラン、カフェ、バーなどが特別な料理を出したり、ライブ演奏を提供したりと、飲食店協賛のイベントになっていました。併せて週末は学校や仕事がないのでいつもは少なめのバスですが、この日は特別便を出し、参加者は心行くまでアルコールを楽しんでください、という意向。
そんなこともあり、街を歩いている人はいつもよりは多いもののかなり閑散としていましたふむー。
それでもこんないいお天気。少し肌寒いものの無風だったので革ジャンで充分でした。お昼の通り雨は何だったのか。
誰か知ってる人はいないかなー、おいしそうなものはないかなー、と当てもなくさまよい続けてたどり着いたのがセイナヨキで一番おいしいレストラン、Juurellaの裏庭。そう、裏庭というのがポイントなのです。
いつもは少し敷居が高めのJuurellaですが、このイベントのための特別料理が10ユーロか11ユーロで食べられるという訳です。ふふ。裏庭限定でですがね。
窓際にさり気なく置かれていた飾りもセンスがあります。
私達が頼んだのは牛肉のマッシュポテトチリソース添え。牛肉はほどよいやわらかさ、そしてマッシュポテトもチリソースとの相性よく。そしてこのお皿、なんと木の皮。フォークとナイフもプラスチックなので食べ終わったらすべてゴミ箱に。エコ的にはちょっとですが、レストランでは通常営業をしながら裏庭で特別料理を出す工夫ですね。ちょうど小腹が減っていたのでぴったりの量でした。
裏庭から秋空を眺める、の図。
食事を終えた頃にはどんどん空が夕焼色に染まってきました。
そしてラケウデンリスティ教会の時計塔も。
街の盛り上がりは今一つでしたが、おいしい料理を良心的な金額で食べられて幸せでした。いや、実はその後もう1軒ハシゴしたのですがね。今週は”セイナヨキデザイン&アートウィーク”というのが始まります。こちらも参加レポート、またアップしますね。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
今もあの通り雨が嘘のようにいいお天気です。お日様のバカ、に
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2015-09-04 Fri
Moi!今日は朝からどんよりした曇りのお天気。お昼に少し晴れた後通り雨があり、夕方には再び晴れる予報となっていますが、こういうパターンの天気予報は外れることが多い気がします。予想最高気温は16度なので外出のときは気を付けなければ。このちょっと気温が下がりかけのときに風邪を引く人が多いようです。私も気を付けなければ。
この夏に街で残念なニュースと嬉しいニュースが流れてきました。残念なニュースはスペイン人が経営していてタパスなどが食べられる街で唯一のスペイン料理店が閉店したこと。一方嬉しいニュースは新しくネパール料理のレストランができたこと。私が来た5年前には確かインド料理のレストランがあったのですが、いつの間にか閉店になっていたので、カレーを食べたいときはタイ料理のレストランぐらいしかありませんでした。
ネパール料理のレストランは8月の頭にオープンしていて、友達と行こうと約束していながらなかなか実行できず、この度ようやく実現しました。地元の新聞情報によると(←こういうレストランネタも記事になるのです)立ち上げたのはヘルシンキでITを勉強している学生。ITを勉強してもその分野での就職は難しそうだから。お店の立地を考えたとき、ヘルシンキやトゥルク、タンペレなどには既に何軒かのネパール料理のレストランがあったため、強豪のないセイナヨキに白羽の矢が立ったそうです。ま、そんなもんですかね。
友達と待ち合わせのためにお店の前で待っていたところ、セイナヨキ在住のネパール人の友達にばったり会い”おいしいよー”と太鼓判を押してもらいました。
こちらが入口です。寂しげなマネキンはさておき、カウンターは落ち着いていておしゃれですよね。中の写真はほぼ満席で撮れなかったのですが、赤を基調とした少し暗めのライティングに落ち着いた感じ。そして広々としていて落ち着けました。
まずメインをオーダーした後、サラダビュッフェがあります。
サラダを食べ終えた頃にやってきたのがこちら。私はチキンを頼みました。真ん中はメインのカレー、右はデザートのヨーグルトバナナっぽいもの。左のはよくわからなかったのですが、辛さを調整するもの?
これに加えてナンがやってきましたー。
カレーの量が少なく見えるかもしれませんが、それがなかなかの結構な量でした。味も適度に辛くてよかったです。嬉しかったのがナン。こちらのスーパーにもナンは売られているのですが、パンのように肉厚でモチモチしているのです。でもそれに慣れてしまい、本当のナンがどんなものか忘れかけていたところ、昨日改めて本物のナンに出会いオリジナルの形を思い出した次第です。モチモチのナンもいいのですが、個人的にはこのパリッとしたナンの方が好みです。
昨日は話に花が咲いて紅茶を飲み忘れましたが、サラダ、メイン、コーヒー/紅茶がついて8ユーロから10ユーロ。ナンを完食したのでお腹いっぱい。フィンランド料理やハンバーガー、ピザなどのお店は割とあるのですが、個人的にはこのような異国料理のレストランがオープンしてくれると嬉しいし、つい足を運んでしまいます。次はどんなレストランがオープンするか楽しみです。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
友達と”このレストランができる前ってここ何だったっけ?”という話になりました。隣のギリシャ料理のレストランにはよく通っていたのに二人ともまったく思い出せない…。人間の記憶って曖昧なものですね。(単なる老化現象?)
記憶力に自信のある方もそうでない方も
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2015-09-03 Thu
Moi!一気に秋めいてきました。昨日はまだ夏が終わったばかりだし、と薄手のカーディガンを羽織って出かけたのですが、周りの人達はほとんどパーカーとかスポーツウェアのようなジャケット?ジャンパー?ブルゾン?を着ていてちょっとびっくり。先週まで半袖Tシャツだったのに、変わり身の早さよ。今日も最高気温は16度。風がかなりひんやりしてきました。
さて、先日フィンランドで交通違反の罰金の値上げが発表されました。歩行者が赤信号を無視した場合などの軽い違反は20ユーロに、スピード違反はその人の収入によって変わりますが最高で200ユーロの罰金となるようです。今政府の緊縮財政および財源確保で四苦八苦している中、罰金の値上げに反対する人もおらず(というかむやみに大きな声で反対できないですよね)すんなりと決まったようです。国民としても内心びくびくしながらも”致し方あるまい”といった感じ。
昨日は地元の新聞でそれに絡んだ記事が載っていました。ちょうど警察が街中で交通違反の取り締まりをしていたのを取材したもので、1時間の取り締まり中に4人シートベルト未着用=70ユーロの罰金、1人携帯電話通話で実に計5人もが取り締まられたそうです。そのうちの一人は違反切符を手に笑顔、実名入りの写真が1面にでかでかと掲載されていました。(よかったのか、笑顔で?)
フィンランドではこのように警察の取り締まりもあるのですが、もう一つは取り締まり用カメラも活躍しています。こちらでは人口密度が低いこともあり、鉄道があまり発達していません。そういう事情もあってか、有料の高速道路はありません。一般的に街中の制限速度は50km/h、それ以外のところは道路の状態によって違いますが制限速度は大体80km/h、100km/時速たまに120km/hのところもあります。冬はまた制限速度が遅く設定されます。ちなみに違反となるのは制限速度を1割以上越した場合。つまり制限速度が80km/hなら88km/hまで、100km/hなら110km/hまでなら違反にはなりません。
車を走らせていると時々カメラの標識が出ています。少し先に本物のカメラが設置されていることもありますが、されていないこともあります。設置されているところは例えば100km/hから80km/hに減速した少し先とか絶妙なところに置かれていることも。ま、カメラってそういうものですよね。家人のナビでは本物のカメラが近づくと警告音を発してくれます。
ここからは家人の知り合いの人の話です。その人がある道を運転していたら例のカメラが光って写真を撮られたそうです。でも制限速度は守っていたはずなのになぜ?その人はエンジニアでそこでエンジニア魂にボッと火がつき、カメラが間違っているかもしれない!ともう一度そのカメラがある道まで戻ったそうです。
そして2回目。
今度は確実に制限速度以下で通過していたというのに、またしてもカメラは光って写真が撮られたそうです。
???
彼はエンジニアとして間違いを正したくてついに3回目にトライ。
3回目もやはりカメラが光りました。
このカメラ、壊れているに違いないと判断した彼のもとに警察からある日手紙が届きました。内容は
シートベルト未着用
彼に1回分の罰金が科せられたのか、3回分の罰金が科せられたのかは不明ですが皆様、シートベルト着用は後部座席の方も含めくれぐれもお忘れなく。私の車はシートベルトを着用しないとけたたましい警告音が鳴ります。しかも執拗に鳴り続けます。たとえ助手席に座っているのが買い物袋いっぱいの食料品であってもどうやら背もたれに沿うように買い物袋を置くと反応するみたいですね。
最後に記事とは関係ありませんが、夕焼の写真を。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
今回のネタに関連する家人のネタがあったのですが”ブログには書かないように”と封印されてしまいました。あー、残念、に
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2015-09-02 Wed
Moi!段々秋らしくなってきました。今日の予想最高気温はいいお天気ながら14度。出かけるときは羽織り物が1枚必要な季節になりました。
先日夕方に湖畔のサイクリングに行ってきたのですが(記事はこちら)、若干早めに出発してしまったために夕陽が沈むのを見られなかったので昨日は日没時間も計算の上、リベンジしてきました。
ルートはいつもは回りやすい逆回りで走っているのですが、今回はルートの最初に森、最後に湖畔を走る正規のコースで走ってみました。15kmコースで1時間強。日没の1時間前の19時半頃家を出発しました。
気温は16度だったので半袖Tシャツに薄手のカーディガン1枚。わたくし、あまりスポーツウェアというものを持っていなくて、”そこら辺にちょっと買い物してくるわー”的なカジュアルな装いかつサンダル(←気温が16度 だとさすがに帰りは寒かった)、ママチャリでふらっと行ってきました。やる気は満々だったんですけどね。ちなみに行き交う人達はほとんどの人がスポーツ ウェアを着ていて、しかも私より厚着。
出発する頃はまだ空はブルー。風もなくサイクリング日和。
正規のコースは最初に森の中を走っていくので、森を抜けた頃にはこの通り少しずつ空がピンク色になり始めていました。
湖畔を少し走ってまた森に。森から射し込む太陽はこんなに低くそして秋の柔らかさを湛えています。
森やう回路を経て戻ってきた湖畔。ビーチになっているのですが、沈みゆく太陽と対面することができました。
1kmごとにこんな看板が出ています。もういきなり11kmになっています。いや、だって3km走りました、とかしょぼいなーと思って撮らなかったのです。そしてこのルートが今一つわかりづらくて(初めて一人で行ったときに道に迷って大変な目に遭った)7kmから10kmの間は別の道を迂回したので、この表示は見かけませんでした。実際にはこの時点でたぶん12kmぐらい走っているはず。
これこれ、こんな風景が見たかったのです。ピンク色がオレンジになりつつある広い空、静かな湖。
魚釣り、魚獲り?を楽しむ人達。シルエットに味があります。
太陽はあっという間に森の向こうに姿を消してしまいましたが、この余韻がまた美しい。
湖畔には来年行われるハウジングフェアの会場もあり、20時半にも関わらずまだ工事の音がしていました。(家の屋根工事の人もこれぐらいがんばってくれないかなー)
14km地点に到着。ゴールは目の前。
これは今回のベストショット(自画自賛)。オレンジ色の美しさは何とも言えません。犬の散歩の人も味があります。
湖畔巡りを終えて帰途に向かう途中に病院があります。結構な坂の上に建っているので周りに何もないので眺めがよいです。しかも長期滞在患者の部屋はレイクビューだそうです。日没後の余韻、新しい建物にも映えています。
少し肌寒くなってきましたが、夕陽を見ながらのサイクリングの願い、無事達成しました。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
友達が以前”子どもが少しずつ重くなってきても抱っこできるもんなんだよねー。このまま少しずつ大きくなったら象でも抱っこできるかもー”と言っていたのを思い出します。その応用で、このまま少しずつ寒くなっていっても頻繁にサイクリングしていたら-25度でも耐えられるかも?
いや、それとこれとは違います、象もね、に
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2015-09-01 Tue
Moi!今朝は全体に霧がかかっています。放射冷却のなせる業ですかね。それでも今日は18度まで気温が上がりそうです。
うちは長屋(=rivitalo)に住んでいるのですが、8月の初めから屋根の全面改修中。
古い、瓦と言うべきなのか屋根を覆っている部分はこのようにすべて除去され、新しいものにふき替えられます。
4軒ずつ2棟ある長屋、約1ヶ月の工事で完成と聞いているのですが、そろそろ1ヶ月。前半の工事はすごい早さで屋根を全部おろし、工期も1ヶ月と言わず3週間ぐらいで終わるぐらいの勢いだったのです。ところがその後屋根はビニールシートに覆われたまま3-4日放置状態。まあ事情も色々とあると思いますが、問題は換気扇が止められて3週間ぐらい経っていることですかねー。フライパン料理だとどうしても部屋に匂いがこもるのでエアコンをつけたりテラスのドアを開放したりして換気しています。が、段々気温が下がってくるとこれも耐寒訓練のようになってくるのではとちょっとびくびくしています。個人的な印象なのですが、こちらの工期って緩いイメージがあります。スポーツセンターは半年以上かかったし、アールトの図書館に限っては予算のことなどもあるのでしょうが、3年もかかりました。こちらのはさてどうなるやら。
工事が始まってから常設されているボックス。窓から見えるのはそう、コーヒーメーカー。フィンランド人にとってコーヒーブレークは重要、という象徴ですね。この
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
火事場の馬鹿力を存分に発揮して1ヶ月以内に工事は終わるだろうと思う方も、
いやいやこのままなし崩し的に1ヶ月ぐらい延びるだろうと思う方も、
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