Visit Lakeus 2015年06月24日
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グッゲンハイム美術館
Moi!

今日は朝からどんよりとした雲に覆われていて雨が降っています。気温も少し下がって16度までしか上がりません。久々に長袖に逆戻りしてみました。

さて今日の話題はヘルシンキに建築予定のグッゲンハイム美術館について。私が住んでいるのはヘルシンキではありませんが、先日ヘルシンキで(図らずも)2つ美術館を見てきたばかりだし、先月はパリでルイ・ヴィトン美術館に行ってきました。このルイ・ヴィトン美術館の設計を手掛けたのがフランク・ゲーリー氏。フランク・ゲーリー氏はスペインのビルバオにあるグッゲンハイム美術館も手がけています。こじつけ感満載ですが、せっかくなのでご紹介します。

このグッゲンハイム美術館の設計、匿名でコンペが行われ実に1700あまり!の応募があり、11人の審査員によって6つのデザインに絞られ、そして昨日遂に最終結果が発表されたのです。選ばれたのはパリにある建築事務所、Moreau Kusunoki Architects。そう、このKusunokiは日本の苗字。フランス人のモローさんと日本人が楠さんが設立した建築事務所だったのです。ニュースではご夫婦と紹介されていました。

気になる完成予想図はこちらです。
グッゲンハイム美術館
出典: designguggenheimhelsinki.org

そしてファイナリストに関するグッゲンハイム美術館のサイトはこちらです。(英語)
http://designguggenheimhelsinki.org/en/finalists/winner

ヘルシンキにグッゲンハイム美術館が!しかも日本人の建築家も携わっていると思うとワクワクするのですが、実は野放しでは喜べない事情もあります。

というのもこのヘルシンキのグッゲンハイム美術館、2011年にも話が持ち上がったのですが、維持費が高過ぎるということで2012年5月にその案が却下されたのです。しかしながら2013年の5月に再度この話が持ち上がり、今度はPR会社も関与しながらプロジェクトが進められ、このコンペなども公的資金は一切使われず行われたそうです。

ただしここで大きな問題が。
建物のデザインも場所も決まったのですが、資金が不足していて、それをヘルシンキ市または国から賄えるかどうかの議論中なのです。建築できるかできないかまだ不透明なのに大々的にコンペを行って既成事実を作って外壁から固めていく戦略??景気がいいときならまだしも、今は何かにつけて財政緊縮、補助やサービスの打ち切り、企業は人員削減、また企業が外国企業に買収されるなど明るいニュースが少ない中、かなり微妙な感じがします。

うーむ。天下のグッゲンハイム美術館がヘルシンキにできたら間違いなく観光スポットになるし、世界の様々な有名な絵画を見るチャンスが増え、文化的発展にも寄与できそう。一方で”無駄なことにお金を使って”または”そんなところにお金をつぎ込むならもっと別のことに使ってよ”という声も絶対出てくるはず。もし後者の意見が強ければ、このすばらしいコンペは水の泡になってしまうという大きなリスクをはらんでいるのです。あまり縁起のいい話ではないのですが、アルヴァ・アールトの伝記を読んでいるのですが、巨匠アールトでさえせっかく設計したのに発注した夫婦が離婚してしまったり、発注主が資金繰りができなかったり、その他諸々の事情で水の泡となった設計がいくつもあるのですよね。今後の動向が気になるところです。

そんなグッゲンハイムのニュースを見続けてていて登場したこのスポーツキャスター。ジャケットが気になって仕方なかったです。インパクトあり過ぎ、というかなんという色のジャケット!そしてそれを購入しようと思った経緯、着てしまう勇気。色々と考えてしまいました。
スポーツキャスター
実はお天気キャスターもこれに劣らずすごいインパクトの服を着ていたんですけどね。

ということで皆様、よい一日をお過ごしください。セイナヨキでは明日からProvinssiというロックフェスティバルが開催されます。雨の降ることの多いProvinssi。晴れてくれればいいのですが。

スポーツキャスターの人、めっちゃ派手と思っていたらテニス選手も負けず劣らずのピンクのウエア。ショッキングピンクも難なく着こなせる派の方もそうでない方も、
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テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

フィンランドの生活 | 14:54:06 | トラックバック(0) | コメント(0)
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