今日はまたいいお天気になり、気温も18度まで上がりました。
今日は庭仕事をするとはりきっていた家人のお手伝い。主な仕事は小さな花壇に生えている雑草抜き。ほぼ花壇を全部掘り起こして雑草を全部抜いて、メインの花を元に戻すという地道な作業。それにしても雑草に限って根を深く伸ばしていてその生命力に驚きました。
そしてシンプルな家の庭にも2年前から義両親宅から株分けしてもらったルバーブを植えています。理由は一つ、好きな時にルバーブパイを作るためです。それまではルバーブパイを作りたいときはいつも義両親宅にもらいに行ったり、届けてもらっていたりしたのですが、せっかく庭もあるので株分けしてもらおうという話になりました。
昨年の夏、そのルバーブは少し大きくなったのですが、ちょうど食べられそうになった7月末に日本の帰省と重なってしまい、戻ったときは既に遅しでしたが、今年はこの時期にすっかり茎が赤くなっていていい状態。庭仕事の後に茎を切ってもらってパイにしました。ルバーブの皮を剥くとき、シュルッと一気に剥けてその感覚がなんともいいのです。
日本にいたときはルバーブの存在さえ知らなかったのですが、今は甘酸っぱい香りもわかるようになりました。ルバーブ自体は少し酸っぱいので義母から習ったレシピではルバーブの上に砂糖をたっぷり入れたメレンゲを上に載せて焼きます。
こちらは出来上がり。仕上げのメレンゲを波立たせるのは家人の技術です。
今日は食べ過ぎてしまったので明日トライする予定です。うまく成功していますように!ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
わたくし、きれいなお花よりもなんですかね、ルバーブの成長が気になりまして。まさに花より団子を尊重する派だということを改めて認識しました。花派の方も団子🍡派の方も
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今日は予想最高気温が13度。お昼は曇りまたは雨ですが、夕方になって晴れてきそうです。しかし夕方といっても日が暮れるのが23時なので、太陽が照ってくれている時間は結構あるのはありがたいことです。
さて、セイナヨキには2012年8月にApila図書館がオープンしました。それを機にそれまで使われていたフィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アールト設計によるアールト図書館は改修工事に入りました。(改修中の様子はこちらをご覧ください。)約3年の歳月をかけて昨日待ちに待ったリニューアルオープンの時を迎えましたので、早速出向いてみました。
今回は図書館のアルヴァ・アールトらしい部分をピックアップしてお伝えします。
まずは外観から。まだ手前の地下部分になるのでしょうか、何かの枠がまだはめられていませんが問題なし。昨日もいいお天気でしたよ。
こちらが正面。ピカピカして見えます。
このゆとりのある空間、そしてなだらかなカーブ、ひさしからは柔らかい光が注ぎ込んでいます。
こちらはひさしを拡大したもの。本には直射日光が当たらないように配慮されて設計されています。
こちらはメインカウンター。通常は中に職員の方が座っていますが、昨日は色々なところで説明されているため離席中。
そしてこちらは子ども用のカウンター。本の大部分はApila図書館にありますが、こちらにも子ども向けの本が置かれています。机も椅子も小さいながら座り心地はよかったです(実験済)。
これは逆の角度から撮ったもの。ランプもやわらかい光をはらんでいます。
Viipuriの図書館にたくさんあったスカイライト発見!
ここにも広い読書室がありました。読書灯は同じ位置なのですが、机が少しずらされています。人との密着をあまり好まないフィンランド人、どんなふうに座るのかちょっと興味あります。
改修前はギューギューだったスペースも、今はとてもゆったり。読書するところもたくさんあるし、後日ご紹介しますがフィルム上映できるスペースやバンドの練習ができるスペースなどもあり、こんな形で税金を使ってくれてありがとう!とお礼を言いたくなるような素敵な図書館となりました。見学者の中には鼻息荒く”明日から毎日通うわ”とおっしゃっている方も。私ももっともっと活用して、ますます活気のある図書館になるお手伝いをしていきたいと思った所存です、はい。
こちらは図書館の中から眺めたセイナヨキ市庁舎。この建物もまたハンサムです。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
昔から図書館好きだったのですが、こちらに来てますます図書館好きになりました。行く度にワクワクする図書館、どちらも素敵ですよー。図書館好きの方も、”別に…”という方も
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今日は終日いいお天気で15度まで上がりそうです。ジャケットなしで自転車をこぐとまだ若干風が冷たいのですが、お天気がいいとその冷たさも気にならなくなってきたフィンランド生活。
5月に入って日照時間も増え、草木がぐんぐん成長中。庭にある桜も冷たい雨風にも耐え、まだ満開。そして街路樹の白樺たちは確か旅行に行く前(5月11日以前)は芽が出始めた頃だったのですが、今は葉っぱがわっさわっさと生えて道を通っていると緑に包まれているような気持になります。まさに森の中に入ると春の勢いを感じ、エネルギーがチャージされます。
一方こちらは22時ごろの風景。飛行機の窓から見る風景を思い出させるような、地平線が少しずつピンク色に変わっている瞬間。
この湖の辺り、デートスポットでもあり、時々行くと先客ありなのですが、昨日は誰もいませんでした。静かな湖の蒼色に同化している桟橋。
”わっさわっさ”の白樺。そして夕陽のグラデーション。
森の向こうに夕陽が。写真に撮るとぼんやりしていますね。
最後のおまけは日中に撮った歩行者専用道の脇に作られた花壇。赤いチューリップは満開、手前のチューリップはもうすぐ開花です。
森が動だとしたら湖は静。そしてケサモッキとよばれるサマーコテージには森と湖がセット。こちらに住んでみて段々フィンランド人が夏にケサモッキで過ごすのか理解できるようになりました。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
フィンランド語では”太陽が照る”は”アウリンコ パイスター”と言います。冗談一つ言わないようなおじさんも、いかついパンクな若者も”アウリンコ パイスター”。このかわいらしい響きがお気に入りです。”いかにも”と同意される方も”それはどうか”と思う方も
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今朝は晴れたり曇ったりの不安定なお天気。気温は15度まで上がりそうです。また来週は20度を越える日もありそうで初夏に向けて加速をつけてきています。
さて今回でフランスの旅編も最終話。アヴィニョン経由でパリに戻ってきて半日あったので、もう少し時間があればジヴェルニーにも足を延ばしたかったのですが、時間的制約、そして実際には足がかなり疲れていたので行かなくて今回は正解でした。代わりにゆっくりランチを食べた後にルイ・ヴィトン美術館に行ってみることにしました。
あの、ここで小さな声で告白ですが、生まれてからこのかた一度もルイ・ヴィトンに投資したことがなく、そんな私がルイ・ヴィトン美術館などに行く権利はあるのか、そんな後ろめたさがちょっとありました。友達からお薦めされてはいたのですが、ルイ・ヴィトンのコレクションがきらびやかに展示されているのかと勝手に想像しておりました。
でもそんな心配は全然無用。ルイ・ヴィトン美術館は寛容な態度で私を迎え入れてくれたのでした。そして展示はルイ・ヴィトンの商業色は一切なく、純粋な美術館でした。唯一さすがルイ・ヴィトンだわーと思い出させてくれたのは、美術館内のスタッフ。モデル並みの男女がビシッと黒のスーツできめていました。やっぱりスーツはルイ・ヴィトン製かしら?
思ったよりアジアの観光客は少なかったのですが、ホームページはちゃーんと日本語、(そして中国語)バージョンも用意されています。
http://www.fondationlouisvuitton.fr/ja.html
こちら↑のアクセス方法にも書かれていますが、とにかく旅の終わりで足がかなり疲れていたのと、最寄りのメトロから少し歩くようだったので(←方向音痴)迷わずシャルル・ドゴール広場からバスに乗りました。そして乗っていたのはほとんど年配の方だったのですがね。シャルル・ドゴールはまさに広場の真ん中に駅があるので、どの通りに出るかしっかり確かめておくことをお薦めします。
こちらはバスの中。10人ぐらいしか席がありませんがスタイリッシュなのはさすがです。
そしてバスを降りたらドドーンと目の前に広がる豪華な建物!これがLVマークが目に眩しいルイ・ヴィトン美術館でございます。
エントランスもゴージャス。
小さな部屋がたくさんありましたが、天井好きの私、思わずチェックです。
2階の展示は写真やこういった現代アートが展示されていました。
そしてその後誘われるようにテラスに。もしこの美術館を訪れるなら晴れた日をお薦めします。モダンな建物の間から垣間見える青空。
このうねるようなデザイン。思い切り遊んでいます。どうやってこのようなアイディアが湧くのか不思議でたまりません。ちなみに建築家はフランク・ゲーリー氏。
何やらテラスからはアジアっぽい建物と緑豊かな庭
そして一方では高層ビルも見えるのです。
まるでジェットコースターがここを縦横無尽に走りそうな様相です。
テラスをおりて再び下の階に。大きな部屋にぽつんといた巨人。窓の外に人が見えるのでその大きさ、対比してください。
この美術館、2階はモダンアートや写真などが展示されていましたが、地下1階は企画展。写真撮影は禁止だったので、写真はありませんが私が行ったときは、有名どころでいうとマティス、モネ、ピカソ、モンドリアン、カディンスキー、ムンク、そしてフィンランドの画家、ヘレン・シャルフベックの作品も展示されていました。ルートは最初に地下1階の企画展、それからテラスに行けばよかったとちょっと後悔。
そして地下1階は企画展と共に楽しめたのがこの回廊。半分は鏡になっていて
もう半分は黄色。
そして廊下の先に広がる小さな滝。この自然の効果音もよかったです。
ちなみにこの回廊?通路?は企画展をやっている向こう側に見えるのですが直接行くことができないので一旦地上階に戻り、(インフォメーションの方に聞いて)もう一度別の階段で地下1階に降りる仕組みになっていました。
とにかくダイナミックな建物なので、一部を紹介してもその迫力が伝わらなかったかもしれませんが、都会と自然が融合した土地にできた美術館、行ってよかったです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
最初の写真と最後の写真の天気の移り変わりに気付かれたでしょうか。この後夕食からちょうど戻るときに豪雨に降られました。天気予報チェック済だったので傘を持っていてセーフでしたが、パリのお天気も結構移り気ですね、に
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今日は雨の予報が出ていますが、今のところ晴れているようです。気づくと日の出は4時、日の入りは23時となりました。随分と日が伸びたものです。
フランスの旅、実はまだ続きがありまして今回を含め後2回で終わりにする予定です。今回はエクス・アン・プロバンスについて。アルルからはバスで1時間強だったと思います。出発した日は土曜日の午前中だったのですが、アルルではちょうど市場が開かれていて通常のバス乗り場とは別の通りからバスが出ていました。それらしきバス停で待っていたのですが、中国に滞在経験を持つ親切なムッシューが別のところに停まっていたバスを発見してくれ、(そのムッシューは女友達の見送りに来ていました)乗り遅れることなく出発できました。土日はダイヤがぐんと減るので前日に確認しておいてよかったです。
アヴィニョン、アルルと南仏の街を旅してきましたが、エクス・アン・プロバンスが一番大きな街でした。そして有名なのはポール・セザンヌ。駅前にも像が建っていました。
こちらは街の中心から少し離れたセザンヌのアトリエ。歩いて20分ほどかかるというのでバスで行きました。
この日はちょうど夜の美術館というイベントがあり、19時から深夜までいくつかの美術館が無料だったのですが、スケジュールもちょうど空いていたので日中、といっても閉館30分前に行きました。かなり残念だったのがスタッフの方の対応。1人のスタッフはいそいそと閉館準備に向けて庭の椅子などを片付け、一方レジのスタッフは1人。私達の前には大量の本を買う女性がいて、私達はチケットを買うだけなのにその列に少しイラッとしながらも並んでいました。レジの女性、大量のお買い上げに軽いパニック状態。そんな混沌とした状態だったので、状況をよく理解していない観光客2人がチケットを買わずに2階のアトリエに。それに気づいたレジのスタッフは大声でその観光客を止め、”チケットを買ってください。”と諭します。結局レジの女性はその人達に先にチケットを売り、その間大量の本を買う女性も私達も待ちぼうけ。
え???
ちょっと~、外で必死に片付けしているおばちゃん、気を利かせて中を少し手伝おうよ。
一方大声で止められた旅行者も”私達そんなに悪いことをしたのかしら?”とショックを受けている様子。確かに1Fはチケット売り場兼ショップで、チケット販売というのは小さな表示だったし、ショップだけと勘違いしても仕方のない空間でした。
ようやく私達がチケットを買う番になり、一応
「19時から無料開放されるようですが、今の展示と何か違ったことがあるのですか?」
と尋ねてみたところ
「いえ、何も変わりません。」
以上。なんだかねー、期待し過ぎかもしれませんが、ちょっとしたポジティブな言葉があればもうちょっとスケジュールを変更してその夜の部に参加してもいいかと思ったのですが、写真撮影禁止のこじんまりとしたアトリエは早々に切り上げたのでした。庭も椅子とか片付けられていて早く帰れモードが漂ってましたしね
気を取り直してこちらは街の広場の真ん中にあるお役所。荘厳な雰囲気です。
こちらは前日の土曜日。結婚式が行われていました。友達と私が写真を撮っているのに気づき、こちらに向かってポーズしてくれたカップル。幸せいっぱい
ホテルの人に薦めてもらったレストランにて。上に乗っているのはハムをカリカリに炒めたものとチーズ、下はジャガイモのニョッキです。カロリー?そんなもの気にしてどうしますか
ここ↓で食べました。隣り合うレストラン、競争は厳しい分おいしかったです。
夕食後の散歩中。少しずつ空がピンク色に染まってきています。
一方こちらは日曜の朝のマーケット。色とりどりの果物。さすが南仏。
この花はどうやって使うのでしょうか。とにかく華やか。
市場ではカナダにお住いの日本人の方が声をかけてくれました。こちらに2ヶ月語学研修の引率で来られているとのこと。アヴィニョン、アルルにはアジアからの旅行者からも見かけたのですが、ここではあまり見かけませんでした。やはり日程に余裕がないと気軽にはここまで足は延ばせませんよね。
日本でおなじみ、L'Occitane en Provence。このProvenceというのはこの地方のことです。まだ時期は早かったのですが、Provence地方は美しいライラック畑でも有名です。
こうしてエクス・アン・プロバンスの旅も満喫し、さあ友達はパリ経由でLilleの家へ、私はアヴィニョンに帰ろうというところでTGVが遅れたのですねー。(記事はこちら)最後のおまけの写真はTGV内の非常口の使用説明書。なるほど、有事の際はこうするのかと見入ってしまいました。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
旅の印象はその土地で接する人によって随分変わるものだと実感した日でした。セザンヌのアトリエのスタッフの態度は、バス乗り場を教えてくれたムッシューのチャーミングな笑顔と、花嫁花婿さんの素晴らしい笑顔で帳消しにしたいと思います、に
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今日は朝から曇ったり雨のぐずついたお天気。気温も12度までしか上がらないのでちょっと肌寒いです。桜は満開を迎えているのですがね。
さて昨日は地元でサッカーの試合がありました。今まで家人から誘われたときの私の反応は”サッカーの試合?寒いし家でゆっくりしたいからやめとく。”でした。こちらに来るまでスポーツ観戦はあまりご縁がなく、というより全然興味がなかったという方が正しいでしょうか。でも昨日の試合の対戦相手はヘルシンキに拠点を置くHJK。HJKでは今年に入って日本から田中亜土夢選手とハーフナー・マイク選手が活躍しています。加えて現在リーグ戦ではHJKが1位、地元セイナヨキチームのSJKは2位につけているので、かなりおもしろい試合になりそう。気温は低かったもののお天気も良かったので友達も誘って行くことにしました。
家人から言われたのは”冬の格好をしろ”。え?半信半疑で家で着ていた長袖Tシャツの上に真冬でも着ることのなかった厚手のタートルネックのセーター、そして同じく今年初めてはく超厚手タイツ、そして手袋、ジャケットは風よけにもなるダウンジャケット。途中で暑くなったらどうしよう?といういでたちで臨みました。
車は駐車場が混むので自転車をこぐこと約10分でサッカー場に。開始30分前だけあって会場はほぼ満席。でも最前列の席がちょうど空いてました。フロアーボールもそうなのですが、VIP席はいつも上の方にあるのです。全体を見られるからなのでしょうか。今回は最前列で大満足。
こちらが田中選手、ウォーミングアップの図。
私達が座ったのは日影、言い方を変えれば屋根のある観客席だったのですが(そんなこともあり真冬の格好で大正解)、向かい側は太陽がさんさんと降り注いでいます。それでも12度ぐらいだったのですがねー。そしてこの日は4000人の観客がこの試合を観に来たそうです。人口6万人の街で4000人もの観客!フロアーボールは室内なのでこんなにお客さんは入らないし、そもそもこんなにファンはいないし。サッカーチームがリッチな訳が分かった気がします。
ちょっと写真、歪んでしまいましたが、子どもが遊べるところも準備されてました。フィンランドの子ども達はトランポリンとか跳ねて遊ぶのが大好きです。
ふふ。田中選手をパパラッチ。闘志満々のいい表情です。えーっと、マイク選手はフィンランド人と紛れているとウォーミングアップ中は背番号も見えなかったのでよくわからなかったのです。
試合前にはこんなサッカー少年たちが旗を持っていて、持っていたところまでは認識していたのですが、開会セレモニーでこれがどうなったかは追いそびれてしまいました。これは高揚されたのかな?きっと。
こちらは試合開始直前。手前が田中選手、背の高い真ん中に立っているのがマイク選手。
試合はヘルシンキ優勢で始まり、特に田中選手は前方でよく攻めていました。観客達の会話からも時々”ヤパニ(=日本)”という言葉が聞こえていました。日本人選手のヘルシンキチームでの活躍はここでも有名なようです。
試合が始まって驚いたのは、セイナヨキのチームにも熱狂的なファンがいたこと。応援のパターンがいくつかあり、野太い声で時にふりをつけたりしながらアツく応援していました。(ちなみにフロアーボールの応援は割と静かなんですよねー。)
ヘルシンキのチームは向かい側の観客席に30人程陣取っていました。応援の声はあまり届いてきませんでしたが、時々楽しそうに踊っていました。
さて気になる試合。前半戦ヘルシンキが優勢だったにも関わらずセイナヨキチームが最初のゴール。その後試合の流れはセイナヨキが優勢だったのですが、後半戦になるとまたヘルシンキが優勢に。間もなくして1点目のゴールがヘルシンキに。ちなみにこのゴール、審判の不当な判断に怒っていたセイナヨキのファン達はシーン。リアクションの少ないゴールでした。
が、ヘルシンキの2点目の逆転ゴールは田中選手によるもの。ああ、額しか見えていませんが、チームメートに祝福されている田中選手。
結局試合は2対1でヘルシンキチームの勝利。
私はどっちを応援していたか?
本音を言うと田中選手にはゴールをたくさん決めてもらいつつ、セイナヨキには1点差ぐらいで勝ってくれたらというのが理想だったのですが。セイナヨキのチームは負けてしまいましたが、田中選手のゴールや田中・マイク両選手の華麗なプレーを見ることができて満足でした。そして田中選手は文句なしで昨日のベストプレーヤーに選ばれました。セイナヨキのチームにもヘルシンキのチームにもアフリカやヨーロッパ出身の選手はいるのですが、アジア出身は田中選手とマイク選手のみ。しかも二人とも素晴らしい技術を見せてくれているのが同じ日本人の端くれとしてまた嬉しいところです。
本題はここから。
試合後、ヘルシンキのチームはヘルシンキからかけつけたファン達のところで挨拶をした後、ゆっくりとこちらの観客席の方にもやってきました。一人だったら諦めていたと思うのですが、友達も一緒だったのでフィールド近くまで行ってみました。運よく田中選手と目が合い、手を振ってみたらなんとそれに気づいた田中選手がこちらに近づいてきてくれるではないですか~!
「こちらにお住いなんですか。」
などと気さくに話しかけてくれてテンションマックス。
一緒に写真まで撮ってもらった上に握手までしてもらいました
わたくし、ここでにわかファンになったこと、宣言いたします。
フィンランド語でいうとPika faniとでも言いましょうか。
撮った写真を見てみたらとっても爽やかな田中選手とは対照的に何だか顔が真ん丸だし、5月の下旬というのにタートルなんぞ着込んでいて残念な私そんなこともあり写真公表は控えさせていただきます。
サッカー場に自転車で気軽に行けて、開始30分前で最前列に座れて、ベストプレーヤーと気軽にお話ができて写真を一緒に撮ってもらえるとは、日本では考えられない環境。田舎暮らしもなかなかいいものだと再認識した一日でした。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
小学校の頃、竹馬サッカーを授業でやったことがあります。ボールが目の前にあって”今だ”と蹴ろうとすると竹馬から落ちる、あのイライラ感はなかなかなものでした。竹馬サッカーを経験したことがある方もそうでない方も
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今日は晴れているものの気温は11度しか上がらない少し肌寒いお天気です。
またまたフランスネタを引きずっております。
パリに着いた日は夕方前だったのと、パリで大きなデパートの一つ、ギャライーラファイエットがホテルから一直線で行けることがわかり(←方向音痴にはこれは重要事項)、せっかくなのでと出向いてみることにしました。
最初はお土産物セクションなどをのぞいていたのですが、モードの街パリに来たからにはやはり洋服も見ないと、などと言い訳モードにスイッチが入り、レディースのフロアーに誘われました。
色々冷やかしてはみたものの、なかなかのお値段と葛藤しながら最後に寄ったお店。少しデザインがあるもののシンプルなTシャツが40%オフ。そういう前提ならばお財布に優しい金額なので買うことにしました。
しかしいざ支払った後に価格をチェックしたら正価のまま。お店の人に尋ねてみると、40%オフは明日から始まるものだとのこと。お店に注意書きがありましたが見逃していました。うーん、それなら返品して明日買い直したいのだけど、と交渉してみたらお店のお姉さんは「今日はそのまま持って帰って明日また来て。でもこの割引はラファイエットのカードを持っている人対象なんだけど、私があなたのためにカードを作ってあげるから大丈夫!」と言ってくれました。ちょっとおフランス的大雑把な対応の匂いがしたものの、翌日の閉店時間を確認し、お言葉に甘えることに。
翌日Auvers sur Oiseに行った後に再びラファイエットに。お店の人に昨日の経緯を説明し、このTシャツを割引で買い直したい旨伝えました。
お店の人「残念ながらラファイエットのカードをお持ちの方しかこの割引は適用されないんです。」
私「でも昨日こちらでカードを作っていただけると聞いたので持ってきたのですが。」
お店の人「誰がそんなことを言ったのですか。」
私「お名前は覚えていないのですが、こちらのスタッフの方です。」
お店の人はちょっと厄介そうな客が来たといった表情を見せたものの、仕方ないと自分のラファイエットカードをリーダーに通して40%の割引にしてくれました。いやー、助かった。さすがラファイエットだわ、と感謝しつつ”Merci beaucoup"とお礼を言って去る私の背中に向かって響いたのは
「謝謝。再見♪」
というお店の人の流暢な中国語。
私…強欲な中国人を演じてしまった?
ひえー、中国人の方、ごめんなさ~い。悪意は全然なかったのですが、こんなことになってしまいました
お買い物の帰りには前日に偶然見つけた日本人が経営しているこちらのお店
餃子バーに行ってまいりました。餃子を執念で作り上げるほどの餃子好きに加え、日本人が作る餃子、見過ごす訳にはいきません。
こちらはカウンターの様子。そう、一人で入るにもちょうど居心地のよい空間でした。中では日本人スタッフの方がテキパキと働いていらっしゃいました。
こちらが餃子!
皮から手作り。柚子の風味がしたのでタレに入っているのかとお聞きしたら、餃子のネタに柚子胡椒を入れているのだそうです。ひやー、これぞジャパニーズ餃子!ご飯も日本製の炊飯器で炊いていることもあり、おいしかったです。
気になるお店の情報はこちらから。
http://www.gyozabar.com/
場所もパサージュの中にあり、おもしろい雰囲気です。こちらにできて3年ほどになるのだそうですが、マレ地区にも2店目の店舗がオープンしたのだそうです。お客さんもローカルの方がほとんどでした。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
このとき買ったTシャツは早速旅の途中で役立ちました。お店の人の寛容な対応に感謝、に
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今日は朝から激しい雨と風が。お昼になって雨はやみ、晴れ間も時々見えますが、風が強いので外に出ると寒い。
さて、我が家にもようやく、ようやく春がきました。フィンランドの桜です。
わーい
先週飛行機に乗るためにヘルシンキ方面に向かっていたときに桜らしき花が満開なのが車窓から見えましたが、1週間後に家に戻ってきても、つぼみが緩み始めている予兆はあったものの開花はまだでした。
ここ数日暖かくていいお天気が続いていたのもあり、昨日庭を見たら開花していました!
日本の桜のような華やかさはないものの、この厳しい冬をじっと耐え忍んで陽気に誘われてようやく開花した桜の花たちは一つ一つが春を賛美しているかのようです。
そうは言いながらも後1ヶ月もすれば夏至。春から夏への移行が急加速されているフィンランド。チャンスを逃す前に服もそろそろ半袖に切り替える時期?と考え中。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
昨日は車で1時間弱のところに久々の一人での遠出。そしてエアコンのない私の車。緊張と暑さでまさに”手に汗を握る”状態での運転でした。フィンランドでも車にエアコンは結構大切かもしれません、に
↓クリックお願いします。(冬対策はバッチリなのですが、ちょっと考えが甘かったです。再びトホホ)
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今日も引き続き朝からとても晴れていて気持のいいお天気です。気温も16度まで上がります。ようやく春がきたと思ったら夏に向けて一気に加速中です。
さて、フランスの旅、もう少し続きます。何しろほぼ毎日ホテルを移動して別の場所に行ったもので、旅はもう少し続きます。これも友達の企画のおかげです。さて、アヴィニョンからアルルまでは電車で行きました。切符はあらかじめ前日にアヴィニョンに着いたときに購入しておきました。本数が確かあまりなかったのであらかじめ時刻表も手に入れておいた方がよいです。
アルルもまた歴史のある街なのですが、さらに有名にしたのはゴッホと言っても過言ではありません。私はそんなにゴッホの作品に明るくないのですが、それでも”夜のカフェテラス”の雰囲気とか”星月夜”の平和なのに何か心を突き動かされるような魅力が印象的で好きでした。”いつかこの絵が描かれた場所を訪れてみたい”とぼんやりと思ってはいたものの、まさかこんな形で実現するとは思ってもみませんでした。友達が南仏に旅行すると聞き→その企画に乗った→その後で憧れの絵が旅の行先の一つ、アルルで描かれたことを知る、という流れだったのです。
アルルは駅から中心地まで歩いて15分ほど。スーツケースを持って歩くにはちょっと…と思っていたところ、ちょうど街を巡回する無料シャトルバス(友達が)発見!あー、これで歩かずに済む~と喜び、小さい通りをいとも簡単にするすると進むバスに感動しながら乗ること数分。何と狭い一方通行の道の広場の手前で左右にぎりぎりの幅で車が駐車されていて、バスの大きさではどうにもこうにも通れない幅。クラクションを鳴らしたりして5分強待っていたのですが、持ち主は現れることはなく、乗客は諦めてバスを降りることにしました。
でも友達のナビのおかげですぐに街の中心地、そう、あの聖地にたどり着くことができました。
夜のカフェテラスならぬ昼のカフェテラス。この写真、実はラッキーでして、いつもは手前のカフェがパラソル(みたいなもの)を広げていて、この絵と実際のカフェの対比する写真が撮れなかったのですが、この時はちょうどお店の人がそれを畳んだところの貴重なショットなのです。
このゴッホが描いたカフェ、友達が調べた事前情報通り、絵や写真にすると素敵なのですが、よーく近づいてみるとちょっと薄ら汚れていたりするので、遠目から見るのがポイント。そしてこれまた情報通り、その黄色いカフェでお茶するよりも隣の手前のカフェでお茶した方が、黄色いカフェを見ることができていいと。皮肉なことに黄色いカフェには特に夜はあまりお客さんがいなかったのですが、手前のカフェにはたくさんお客さんが。
このカフェのすぐ近くの小さな通りに日本人女性が経営しているレストラン、Fad' oliがありました。お寿司もあったのですが、サンドイッチなどもありました。
オーダーを取りに来た男性はたぶんフランス人だったのですが、日本語がペラペラでちょっと意表を突かれた私達。せっかくなのでお寿司のセットを注文したのですが、まずお味噌汁が五臓六腑に沁み渡るおいしさ。そしてこの和風サラダもヘルシーでおいしかったです。お寿司の写真は割愛しますがお腹いっぱいになったのでした。ごちそうさまでした~。
次に向かったのが円形闘技場。こちらはゴッホの描いた円形闘技場。なかなか賑わっています。
実物はこれ。ローマのコロッセオより人が少なくてゆっくり回ることができました。そしてこの時はこんなにお天気だったのに、だんだんと風が激しくなりお天気も崩れていくのでした…。
こちらはゴッホが収容されていた病院。こちらも黄色ですね。木が茂り過ぎて絵では見える建物も少し隠れてしまいましたが、来られただけで幸せ。
この場所はホテルでもらった地図には表記されていなかったのですが、雨の中行ってみた星月夜が描かれた地。むむむ?この橋?地図に書かれていなかった訳がここでようやく理解できたような。
橋の近くにはゴッホが住んでいた黄色い家が描かれたところもあるので行ってみました。それらしき場所にたどり着いたのですが、黄色い家は見当たらず。レストランの人に聞いてみたら、もうその家はなくなったそうです。絵の右奥に鉄橋がありますが、それは現在でもあり、この写真にも小さく写っているの、わかりますかね。ちょっと構図が悪くてかたじけないです。
夜のカフェテラスはやっぱり夜に来るのが一番。雨は止んだものの強風にあおられながら来てみました。日没には少し早かったので
カフェでちょっと時間をつぶして再度やってきました。パラソルがちょっと邪魔してますが、なかなかいい感じ。この黄色い建物は夜空にぐんと映えるのですね。ゴッホもそれを知っていたのでしょう。
今回の旅では色々なホテルに泊まりましたが、このホテルはダントツによかったです。広々とした空間におしゃれな内装。
フロント周りもすごくおしゃれ。テラスもあったのですが、悪天候に付き利用するチャンスがなかったのが残念。
こちらはさらにおまけの土曜の朝の市場。南部らしく野菜や果物がたっぷりでした。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
今回のポイントは”夜のカフェテラス”の場所に行くなら日没後がお薦め。よろしければ
↓クリックお願いします。(ホテルのテラスはよかったのですが、重いドアが閉まるときにちょうどかかとの少し上の部分、靴擦れを引き起こすスポットにドアがぶつかり、皮をすりむいてしまいました。その後ずっと足の疲れと傷でヨボヨボ歩きしてました。トホホ。ついでのポイントは重いドアには気を付けろ。)
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今日はとてもいいお天気で現在17度。白樺をはじめ草木が青々として本当に気持ちのいい季節になりました。
昨日に引き続きフランスの旅について。今日はアヴィニョン編です。
アヴィニョンはパリからTGVで3時間。(ちなみにアヴィニョンの駅は中央駅とTGV駅があり、電車で15分ほど離れています。中央駅が横浜駅ならTGV駅は新横浜駅といった感覚でしょうか。これも事情がよくわかっていなければ混乱しているところでした。)アヴィニョンといえばピカソの”アビニヨンの娘たち”と”アヴィニョンの橋の上で”の歌ぐらいしか思い浮かびませんでした。しかも…ピカソの”アビニヨンの娘たち”はフランスではなくスペインの地名だったのですねそれぐらいの知識しかなかったのですが、実は歴史ある古い街で、かつては教皇がバチカン帝国ではなくてアヴィニョンに(捕えられて)いたこともあったとのこと。
街自体はこじんまりとしていて、駅前の大通りをひたすらまっすぐ進めば教皇宮殿と、歌の舞台ともなっている聖ベネゼ橋にたどり着きます。
こちらは教皇宮殿のある広場。この日はなんと30度まで上がり、夏というよりフィンランドでは猛暑日ともよびます。
1300年代初頭の建物だけあり、歴史の重みを感じます。
この大広間の天井部分だけ素材が違っていておもしろかったです。
横たえられた像の足元には犬が。友達いわく別の場所でも足元に犬がいるのを見たとのこと。何か意味があるのでしょうが、特に説明はありませんでした。謎…。
なんと教皇宮殿の中にカフェがありました!700年に建てられた建物中でカフェ。中はモダンで売られていたものも缶ジュース系や棒つきアイス。私は数年ぶりにファンタ(ピーチ味)をいただきました。いや、さすがに冷房はなくて暑かったのです。
こちらは屋上の展望。緑豊かな土地です。
右前方に見えますのが聖ベネゼ橋でございます。これがいわゆる♪アヴィニョンの橋で 踊るよ、踊るよ♪のあの橋ですね。
広場も上から見るとこんな感じ。この少し後でパンチのあるボーカルの女性のパフォーマンスを聴くことができました。
時計塔も厳かで装飾的。中央ヨーロッパですね~。
こんなツーリスト用のバスも巡回していました。この日がフランスに来て3日目。そろそろ足が(もう)疲れを見せ始めた時期。このバスに乗っていた方がよかったかも?と今更ながら思うのでした。
こちらが聖ベネゼ橋でございます。昔は向こう岸までつながっていましたが、川で洪水があり、今は半分しかありません。半分流されちゃったけど、まあいっかとそのまま放置というのもなかなか大胆でいいですね。そしてそれが有名な遺跡になっているのですから。
こちらは橋のたもとからもう一つのちゃんとつながっている橋を眺める、の図。
こちらは駅からほど近いところにある公園。Wi-Fiが無料でありながらこんな美しい花々や木がありました。市民の憩いの場となっていました。
昼と夜ではまた違った表情を見せてくれるはず、と日没後食後の散歩も兼ねて再び教皇宮殿に。ブルーの空にライトアップされた宮殿が美しい。行って正解でした。
こちらは橋です。このアングルだと半分で切れているのがはっきりわかります。
教皇宮殿から裏通りに出るとお土産物屋さんも何軒か軒を連ねていました。アヴィニョンの大通りより裏通りの方がおもしろいですよ。(私の場合迷う、というリスクつきではありますが。)ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
今回のポイントは、おいしいレストランは裏通りにある、です。よろしければ
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昨日無事にフランスからフィンランドに戻ってきました。今朝はあいにくの雨ですが、昨日は本当にいいお天気でした。1週間留守をした間に緑がぐんぐん成長した感じです。
今回の旅行は色々な場所を巡ったので、順を追って紹介していきます。最初の目的地はゴッホが亡くなる前の70日間を過ごしたAuvers sur Oiseでした。
パリから1時間半ぐらいで行けるのですが、乗り換えが必要。そしてその乗り換えが表示もなくてちょっとわかりづらかったですが、どうにか自力で行くことができました。この辺り、フランス在住の友人に聞いたり、ネットで調べておいてよかったです。ちなみに電車の切符はホテルの近くから買いたかったので、前日にメトロの窓口で往復切符を購入しておきました。自動発券機でも買おうとしたのですが、往復切符の表示がなかったため、窓口にて。おかげで当日は予定していた電車にスムーズに乗れました。
ちなみにこのように窓口もあるメトロの駅もあるのですが、窓口どころか自動発券機がNavigoというSuicaのようなカードのみ対応のが一つあるだけの駅(もしくは出入り口)もあり、そのときはスーツケースを持ってTGVの駅まで行く必要があり、Navigoを持っていない私はかなり焦りました。運よく地上に出たすぐのところにポストカードなどを売っている売店があり、ダメもとでメトロのチケットがあるかどうか聞いたら”ある”と。金額はもしかしたら高かったかもしれませんが(1.8ユーロ)、彼は神様に見えました。
こちらはパリのNord駅から出ている国鉄SNCF線。カラフルでポップ。天井も到着するときは色が変わって本当におしゃれでした。
Auvers sur Oiseの村はコンパクトなサイズ。ゴッホが自殺をするまでの70日間に80点もの絵を描き続けたそうです。そのおかげでこの村には今でも多くの観光客が訪れています。
駅から少し離れていますが、最初に向かったのはこのツーリストインフォメーションセンター。この建物がまたおしゃれ。まずはここで地図をもらいました。スタッフの人は割としれっとしていて、話しかけてくれる訳でもなくでしたが、まあ地図があれば聞くことも特にないからよかったんですけどね。
こちらはそのインフォメーションセンターの敷地にあるゴッホの像。何となく彼の描く絵のタッチに似ていますが、狂気は感じられません。
こちらがゴッホが最期に過ごした家。1階はレストランになっていて、2階を見学することができます(有料)。彼が生きている間は絵がほとんど売れなかったのでとても狭い部屋なのですが、そのストーリーをガイドさんが語ってくれました。簡単なビデオもあり、英語と日本語の字幕もあり、ちゃっかり日本のゴッホ人気にあやかったのでした。
こちらはAuvers城。庭がとても美しいところなのですが、中も見学できました。最初はお城の様子が見学できるのかと思っていたら、中はすっかり改造されていて最初はがっかりしたのですが、進んでいくうちに順を追って印象派の画家達がどのように影響し合ったとか、その時代の背景と画家の影響などを音声やビデオなどで解説してくれ、期待以上に楽しめました。日本語のオーディオガイドも貸してくれました。ちなみにここは村の中心から結構離れていて、お腹が減ったので他の選択もなくランチを食べたのですが、うーむ、お肉がちょっと固くて今一つでした。
お城の中で遭遇した子ども達の団体。絵について色々学んだ後は実践。芝生も広いしお天気もいいし、お城でおもしろい話も聞けたし、子ども達の創造力を刺激したに違いありません。
次に向かったのはゴッホを支えたガシュ医師の家。方向音痴の私はしっかり別の方向に行ったりした上に(←よく見たら道に表示が出ていました)、お天気がいい日で暑い、そして影が少ない道でした。それでも例えばこんな藤棚が飾りになっている家も見ることができ、歩いた甲斐があるというもの。
こちらがガシュ医師の肖像画。
こちらが庭。このようなアクリル板にゴッホの絵があるので、実際の風景と照らし合わせて見えることができます。そしてこちらは無料ながらも説明書きも貸してもらえます。
まだまだ村巡りは続きます。ふと道路を見たらこんなものも。さり気なくアピールしてます。
そしてこちらが教会。中も入ることができました。そしてゴッホの絵と実物の対比、再び。夜でないのが残念ですが、それでも名画と実物が対比できるのはおもしろかったです。
その後はゴッホと弟のテオが葬られているお墓に。生前のゴッホの才能を信じていたのはテオだけだったとか。ゴッホの死を看取ったのもテオであり、しかもその半年後に後を追うようにして亡くなったとは最後まで献身的というか、兄弟愛に満ち溢れています。
こちらはAuvers sur Oiseの駅の地下道。ゴッホしています。
そして最後におまけの写真。パリのNord駅にはDavid Bowieの(若い頃の)パネルが何枚か飾られていました。これはそのうちの一つ。アヴァンギャルドです。
Auvers sur Oiseはパリから往復で3時間弱。ゴッホの描いた地を訪ねてみたい方にはお薦めです。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
今回のポイントは電車の下調べは念入りに。そしてたくさん歩くので歩きやすい靴で行くのがお薦めです。よろしければ
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フランスに来て6日目。木曜にアヴィニョンで合流した友人とは今日別れてまた一人旅となりました。ちなみに現在アヴィニョンは21時で20度。快晴でございます。フィンランドならもう夏。川泳ぎする気温ですね。
今朝の一番嬉しかったニュースは、フィンランド航空のスト回避。この件は旅行中もかなり引っかかっていたのですが、はあ、これで心配することがなくなりました。今朝泊まっていたエクス・アン・プロバンスに関しては後日ご紹介する予定です。今日の話題はエクス・アン・プロバンスからのTGV。友達はそこからパリのリヨン駅まで行き、その後北駅まで行ってさらに別のTGVで自宅へ、私はパリのホテルは高いのでアヴィニョンで滞在することにしました。
エクス・アン・プロバンスの駅には30分前に着いたところまではよかったのですが、ホームに溢れ返る人、度重なる構内アナウンス。むむ?表示を見たら前の電車が20分の遅延。私達の電車も20分遅れ。それでもやれやれだったのですが、友達いわく、前の電車が20分遅れなら、私達のはもっと遅れるかもと。
そろそろ電車も来る頃だとホームに行ったら、哀しいことに友達の推測はビンゴ。今度はしれっと50分遅れになってました気温も25度ぐらい。影のベンチに座っていても結構暑かったのです。こんなところで扇子が役立つとは〜。しかも私達の電車の前に、なぜか定時発車の電車が10分遅れで先に出たおかげで結局1時間遅れとなりました。それでも駅員さんに詰め寄るような人は(たぶん)いなくて、しょうがない、と粛々と待つ乗客。
友達の取引先の人が東京出張に行った時の感想が"電車が正確で驚いた"だったそうです。あのー、電車が正確で驚いたって…時刻表はそのためにあるのでは、とツッコミたくなりますが、TGVの遅延は日常的にあるみたいです。フィンランドでは、冬は遅延が多くなりますが、夏は割と時刻表を信頼してます。それにしても、今回友達がいてくれて助かりました。私一人だったら状況が今一つつかめなかったかもしれません。
友達は窓口で交渉して、乗り換え後の電車は予約したものでは間に合わないので、遅い便に変えてもらうよう車掌さんと交渉するよう、アドバイスを受けました。私はというと、最初の電車が1時間遅延、次の電車で別のTGVの乗客待ちで20分遅延。乗車時間は40分なのに、待ち時間が1時間20分の思わぬ長旅となってしまいました。でも、ストが回避されたので1時間20分の遅延なんてすっぽり私の許容範囲に入れてあげます。
こちらはアヴィニョンのホテルの窓からの風景。アヴィニョンは歴史のある街です。詳細はまた後日。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
TGVさ〜ん、いくら時速が早くても1時間遅れではね。技術もさることながら環境整備も大切ですね、に
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日中は母の日にふさわしい暖かいいいお天気でしたが、夕方から少し曇り始め、今は雨が降っています。
さて、4月のイースター休暇にこんなことがあり、1週間
この旅行計画は前々から準備は進められていたのですが、具体的な日程が決まったのは2月頃だったでしょうか。なんといいましょうか、こちらの冬って寒くて長い上にお天気もさえない日が続くのです。それはフランスの北部に住む韓国人の友達も同様に感じていました。そんな2月のとある日、その友達が”5月に南仏に旅行する予定なんだけど、よかったら一緒に来る?”と声をかけてくれました。
繰り返しますが、こちらの冬って寒くて長い上にお天気がさえない日が続き、ちょっと鬱々となるのです。例年は1月からお天気はよくなるはずなのですが、今年は日照時間がかなり短かったのです。プチ鬱半分、早々にイースター休暇の予定を決めた家人へのやっかみ半分、じゃあ私も!ということで一応家人におうかがいを立てつつ、その友達の計画にのることにしました。ふっふっふっ。しかもいつもはちょっと悪いなと思う気持もあり、3~4泊とかであまり迷惑をかけないような日程を組んでいたのですが、今回は太っ腹に1週間。イースター休暇に1週間強楽しんでくるんだから、私もいいわね、的無言脅迫。そして作戦成功♪
ところで今日は母の日ということもあり、義両親宅にお花を届けに行きました。ちょうど義弟家族も来ていたのですが、奥さんの姿がありません。聞いてみると彼女と、同じくイースター休暇に家人達と同行した人の奥さん(2人は仲のいい友達)は二人でベルリンに旅行中とのこと。
それぞれの妻の取った行動が同じなのにちょっと笑ってしまいました。きっと彼女達も2月の鬱々とした時期に予約したのではないかと推察しております。さすが男女平等の国、というか女性強し
ということでしばしブログはお休みしますが、戻ってきたら再開いたしますので、その際にはお付き合いいただければ幸いです。もしかしたら途中でアップするかもしれませんが、携帯でブログをアップしたことがないし、実は入力速度が超遅なので断念しそうな予感。
最後の写真は庭にある桜。まだつぼみは固いのですが、もしかしたら私の留守中に開花するかもという懸念が。待っててほしい~。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
今まで飛行機でいろんなトラブル(ロストバゲージ、10時間遅延、次便乗り遅れで1日ステイオーバー、オーバーブッキング)に巻き込まれておりますが、もしかしたら帰りの便がストライキに巻き込まれる可能性が。ストライキが無事回避されることをお祈りしてくださる方も、ストライキレポートを期待される方もお手数ですが
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今日は少し肌寒く、天気も曇りがち。11度までしか上がりません。
さて、フィンランドには国旗掲揚日が定められています。国旗掲揚日=祝日という訳ではないのですが、今日はヨーロッパデーで、明日は母の日で国旗が掲揚されます。
そして昨日は一日早かったのですがヨーロッパデーのイベントが図書館で行われたので行ってきました。ちなみにヨーロッパデーとは
欧州共同体の指導部は自らのヨーロッパの日を、シューマン宣言が発表された1950年の5月9日を記念するものとして定めた。シューマン宣言ではフランスと西ドイツの石炭と鉄鋼の共同管理をうたい、そのため最初のヨーロッパの共同体組織である欧州石炭鉄鋼共同体の創設につながった。このできことが欧州共同体におけるヨーロッパの日として記念するべき日とされ、1985年のミラノ欧州理事会において5月9日を欧州連合の旗の日とされた。
出典:Wikipedia
フィンランドは1995年にEUに加入しました。つまり加入して20年になるのですね。
イベント会場の図書館に出向くとこの通り
EUの風船がお出迎え。この自転車が表しているように平日の昼間にも関わらず多くの人が訪れていました。
こちらがメインの会場。14時から無料のケーキとコーヒー、紅茶がふるまわれました。フルーツがたっぷり入っておいしかったです。
そして自由に席についておしゃべり。このコーヒータイムの目的は、あらかじめ登録していた外国人がネームカードを首から下げています。その対象者に誰もが気軽に話しかけて”どこから来たのか、ここで何をしているか”などを聞いてください、というもの。私はEUとかヨーロッパとかまったく関係ないなのですが、ちゃっかり登録してもらいました。
同じテーブルに座った女の子はスペインから来てビジネスを勉強している子。日本が大好きで、料理、日本語、アニメ、武術等全部に興味がある!と嬉しいことを言ってくれました。またイタリア人やトルコ人、ネパール人、もちろんフィンランド人の知り合いなどにもたくさん会うことができました。ヨーロッパデーながらアジア人もたくさん。”ヨーロッパに限らず国際デーでいいんじゃないの。”などと温かい言葉をいただきながらおしゃべりを楽しんだのでした。
他にもセミナーがあったり、コンサートがあったり、映画鑑賞会があったり、子ども向けのプログラムがあったりと盛況に終わったようです。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
初めの頃は甘く感じたフィンランドのケーキ、最近は難なくぺろりとたいらげている自分が時々怖いです、に
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昨日はコートなしで外出しましたが、問題ないぐらい暖かかったです。17度まで上がりましたからね。そして夕方に雨の予報が出ていましたが、見事に雨と雨の晴れ間に家に帰ることができてラッキーでした。自転車も屋根のある場所に置いておけたのもラッキー♪こんなときはくじを買うべきですかね~。
ところで突然ですが、人生で時々あり得ないような確率のものに遭遇することってありませんか。
昨日私のブログを読んでくれている仲のいい友達からメールがきました。
”この前ブログに載っていたお皿、同じのを私も持っている”と。
まず思ったのが、似ているけど微妙に違うお皿じゃないかと。
というのがこれを買ったのは数年前弟の結婚式が軽井沢であり、結婚式の前日に軽井沢の街をぶらぶらしているとき。何となく入ったお店で買ったものです。私はあまり食器には興味がないのですが、家人が旅行の先々で買いたがるのをいつも止める役。そのお皿も家人が見つけてきて”お寿司を並べるのにぴったりだ”というので”そんな重いの、持って帰るのー?”などとちょっといちゃもんをつけて買ったお皿。一方友達は、私が彼女と軽井沢に旅行に行ったときに買ったものかと思ったみたいです。ちなみに友達は東京在住。
うちのお皿がこちら。
そして友達のうちのお皿がこちら!
※イチゴちゃん初登場。最初は顔をぼかそうかとも思ったのですが、顔出しOKが出たのでこのまま載せます♪
そもそもうちには日本で買ったお皿は数枚しかないし、軽井沢は結婚式があったからたまたま行っただけで頻繁に行く場所ではないし、そもそも日本で売られている数えきれない種類の中から恐らく同じお店で同じお皿を選んでいたとは!ちなみにそのお店は別に有名なブランドでもなく、でもいろんな種類のお皿が売られていたと記憶しています。
ちなみに日本にいる頃、彼女とはまったく同じタイミングで電話をかけ合って”あら、話し中だわ”という状態が2度ほどありました。神様が嬉しいいたずらをしてくれているのかもしれません。次はどんなびっくりがあるかちょっと楽しみです。ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
こちらではIittalaのお皿やグラスは各所でかぶりまくりです。シンプルで使いやすいですし、割れてしまっても買い足しやすい。お皿を頻繁に割ってしまう人も、滅多に割らない人も、
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今日は晴れたり曇ったり。そして夕方には雨の予報。気温は17度まで上がりそうです。今日はコートなしで外出できそうなお天気、ちょっと楽しみです。
さて、私がフィンランドに来て初めて感じたのは”空が広い”こと。特にセイナヨキは起伏があまりない土地。加えて夏が短い分、太陽は貴重ということもあり、特に昔は高い建物を建てることは難しかったのだそうです。最近はさすがに複数階のアパートも見かけますが、まだまだ視界に入ってくる空の面積は広いです。
雲一つないお天気も気持が晴々して好きなのですが、先日の空は雲がおもしろかったので色々写真に収めてみました。
大きな空に向かってそびえる白樺、そして雲のコントラストが美しかったのでパチリ。
こちらの雲は低い位置に。左下の2つの雲はコピペしたみたいでかわいい。
はっきりした雲とモヤモヤの雲のコントラスト。
太陽が後ろにあると雲がいっそう立体的に見えて絵画を見ているよう。
そして最後のおまけは先日見た月。今は日没が22時頃にまで伸びたので月を見るチャンスも減ってきました。満月と青い空とリンゴの木のシルエットが不思議な雰囲気を醸し出しています。
そういえば昨晩は久々にオーロラが見える可能性があるというアラートが上がっていました。残念ながら昨晩は雨が降っていたのでチェックしませんでした。これからはアラートがたとえ上がっても空が明るいのでしばらくは見るチャンスがなさそうです。でもその分他に楽しめることはあるので、その季節に楽しめることを満喫しようと思っています。皆様、よい一日をお過ごしください。
友達の弟は自他友に認める雨男。サーフィンをしているときにも雨雲が彼を追いかけていたそうです。雲は見るのはいいですが、雨雲に追いかけられるのはちょっと遠慮したいものです。雨男/女の方もそうでない方も
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今日の予想最高気温は14度。昨日もそれぐらいだったのですが、車の中はかなり暑くなっていてエアコン機能がついていない私の車、窓を開けて走ろうと思ったぐらい暑かったです。フィンランドでもそろそろ桜が開花し始めているようですが、まだ我が家の庭の桜はつぼみのままです。
さて、月曜にFacebook上で友達がこんな内容をシェアしていました。こちらは抄訳です。
ある銀行がフィンランド各地に支店を出していました。私達は学校のキャンプ旅行費用を積み立てるために口座を開設しました。最寄りの支店はたった200kmしか離れていませんでした。
最初は何も問題はなかったのですが、そのうちにオンラインの開設がされました。それから間もなくして地方の支店が閉鎖されました。
キルピスヤルヴィの子ども達は何年にも渡って少しずつキャンプに行くための費用を集めていました。そのときの最寄りの入金できる銀行の支店は片道280kmになっていました。親切な保護者が時々そこまでお金を預けに行ってくれました。
最初の入金はこうしてこの銀行でなされました。
そのうちに最寄りの支店での入金ができなくなり、今度はロバニエミにある支店にまで行かなければならなくなりました。距離は片道で440km、往復で880kmです。
経理担当者がかなり分厚くなってきたキャンプ資金をその銀行のロバニエミ支店で入金しようとしたところ、”今の時間入金を受け付けておりません。”というのが公式な銀行の返事でした。物理的には集めたお金をATMから経理担当者個人の口座に入れ、それをオンラインで転送することは可能ですが、倫理的に考えていい措置ではないと思ったため、経理担当者はそのままお金を持って帰りました。
お金はさらに貯まり、今度は別の先生がロバニエミに旅行があったときに銀行に立ち寄りましたが、経理担当者とまったく同じことになり、結局お金は銀行に預けられないまま学校の棚に鍵をかけて保管されていました。
このように子ども達が集めたお金は1560kmの往復にも関わらず銀行口座に入金できないまま時間が経ちました。
そしてこのお金は誰もが想像もし得ない結論が待ち構えていました。Vappuの前までは少なくとも子ども達は学校で楽しく時を過ごしました。ところがVappuの休みの間学校が入っている建物が全焼してしまったのです。同時に数千ユーロ入っていたキャンプ資金もすべて焼けてしまったのです。このお金は永遠に銀行に預けることはできなくなってしまいました。
子ども達はボランティアなどをして一生懸命お金を貯めてきました。ロバニエミのキャンプ旅行は母の日(5/10)の1週間後に控えていました。私達はただでさえ学校が火事で焼失して落ち込んでいる子ども達にキャンプ旅行のキャンセルとは言いたくありません。私達は灰の中から立ち上がり、取引銀行を変えることにします。
このKilpisjärviという北の街で2日前の日曜日に起きた火事はニュースでも報道されていました。
こちらは火事の現場の写真です。
出典:Yle.fi 写真: Tea Karvinen / Lehtikuva
同時にその学校の先生がFacebookでその銀行向けに投稿したこの記事はまたたくまに広がり、5/6現在で18,000以上のシェアがされています。このソーシャルメディアの反響の大きさを受けて、昨日その銀行は4000ユーロをその学校に寄付すると発表したこともニュースになっていました。
このニュースを読んで色々と考えてしまいました。表面的には”キャンプにも行けそうでよかったね”で終わりましたが、経済が下向きになってくると色々な弊害が出てきます。企業は生き残りをかけてサービスを統合したり廃止したりしなければならない。この銀行の支店も、現金を受け付ける時間がとても短かったのが問題だったそうです。それでも小さな弊害まで考えていると屋台骨自体が折れてしまうかもしれないという危機感。
その一方、サービスを受ける側にしてみれば特に地方に住んでいると”地方に住んでいるから仕方ない”という諦めと、このような学校関係者が経験した例えようのない虚無感と、銀行の身勝手さに対する怒りとで複雑な気持だと思います。今回の火事で今までだましだまし抑えていた気持が一気に爆発したのでしょう。シェアした人の中にも似たような経験をした人がいたのかもしれません。
これから経済が上向きになるまで時間がかかりそうな状態で、痛みを分かち合いながらどうにかよい道を見つけていくしかないのでしょうね。
また今回のソーシャルメディアの投稿は炎上目的ではなかったし、事実を書き綴っていたのでよかったのですが、使い方を間違えると本当に怖いツールだということも改めて認識できました。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
そういえばこちらに来て札束を目にしてないことに気付きました。電子マネーの時代、もしくは私の周りにお金がいきかっていないだけ?一度ユーロの札束を見てみたいです、に
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今朝は少し曇っていますが、日中は晴れの予定。でも明日から数日雨が降りそうでちょっと憂鬱です。気温はようやく15度弱まで上がるようになりました。
昨日は結局終日いいお天気でした。そんな中、電車で1時間ほど北西にあるVaasaに行ってきました。Vaasaは海に面していてフィンランドでも晴れが一番多い土地なのだそうです。古い建物も多く、またスウェーデン系フィンランド人が多く住むところです。街行く人の会話はスウェーデン語だったりフィンランド語だったり、はたまた英語だったり。お店の人もこの3ヵ国語を巧みに切り替えて使っているところもセイナヨキとはかなり違った印象。
例えば海沿いにこんな建物が建っていたりします。
Vaasaには何人かの日本人女性が住んでいて、不定期ですが女子会をしていてそれに参加しています。今回のランチの場所はストランペンという海沿いのレストラン。春から秋にかけてはランチもオープンし、テラス席で海を眺めながら食べることもできます。昨日はまだ少し肌寒かったので中で食べたのですが、中は中で天井もしっかり高く重厚な感じで素敵なのです。そして重厚過ぎて写真を撮る勇気がありませんでした。よろしければこちらのホームページをどうぞ。
http://strampen.com/valokuvat
※Valokuvia(写真)と書かれている下のリンクを開くと中の様子や行われたイベントの様子が見られます。
ランチは12ユーロでまず支払いを済ませます。その後サラダビュッフェでサラダを好きなだけ取り、まずサラダをいただきます。それが終わったら日替わりメインお肉か魚を別カウンターでオーダーします。その場で盛り付けてくれるのでそれを席に持って帰りまたそれをいただきます。私は牛肉をオーダーしました。なかなかのボリュームでしょう。
コーヒー、紅茶、そしてプチケーキもついているのでなかなかのお得なランチなのです。おいしいランチはもちろんのこと、昨日も色々な話で盛り上がりました。まず母国語で話せるし、情報交換もできるし、お互いの悩みや愚痴も話すことができました。お店の人の顔色をうかがいつつ、他のお客さんの様子を見つつ、最後の2組目になるまでしゃべり倒したこと、認めます。
セイナヨキにもランチを食べられる場所は多少あるのですが、おしゃれなカフェの数になるとぐんと減るのが残念なところ。でもVaasaにはいくつかとてもおしゃれなカフェがあるのがうらやましい。食べたばかりだったのですが、おしゃべりはまだ続くためSweet Vaasaというカフェに移動。ここは白を基調とした内装で(またもや写真なし…)かわいらしい内装。紅茶も6種類のブレンドティーから好きな茶葉を選べます。
ランチもしっかりいただいたのですが、おいしそうなケーキを見ていると、滅多に食べられないしという欲に勝てず頼んでしまいました。Camillaという名前のライムカスタードケーキ。濃厚そうに見えるのですが、甘さ控えめでさっぱりした味。
紅茶を入れる容器も軽くて持ち運びしやすいもの。”さすがVaasa!”と友達に絶賛したら、”いや、ここはオーストラリア人が経営しているから”とのこと。”外国人ならでは”の視点が活かされているお店でした。そんなに広い店内ではないのですが、お客さんはひっきりなしに来ていました。
ここでも散々しゃべりっぱなし。話って尽きないものですね~。こちらに来た頃はこういった女子会仲間もいなくてちょっとストレスに感じることもあったのですが、今はこうした集まりができて本当にありがたいことです。おいしいものを食べて好きなだけ話しているだけで自然にストレスも発散できるというものです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
こちらのカフェ(特にセイナヨキ?)ではプッラとよばれるシナモンロールなどのお菓子はあるのですが、ケーキ類は案外充実していないので、ケーキを見ると”これは注文しなくては”という気になるので危険です。甘いものもほどほどに、に
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今日もいいお天気なのですが、屋根には霜がおりています。草木は随分青々としてきたし、太陽の光も力強いので、霜とのコントラストがちょっと不思議な感じがします。日中は12度まで上がりますが、お昼過ぎにちょっと雨が降る予報も出ています。
季節もよくなってきたし、週末は連休だったこともあり、久々に友達夫婦を招待しました。そのおかげで家の大掃除+庭掃除+テラスの片づけができたのでした。
我が家のゲストが来る時の定番メニューはお寿司。今までおよびしたゲストには概ね好評。買う材料も大体決まっているし、分業制もばっちり。好き嫌いやアレルギーの心配も他の料理ほどしなくてもいいし、料理を作るタイミングもそんなにナーバスにならなくてもいいし、結局お寿司が無難ということに行きついています。
今回招待したご夫婦は共に料理好きな方だったので、一緒にお寿司を作りましょう(という名のもと、お手伝いいただいた)のコンセプトでお招きしました。
そして家人はここ最近出張中に和食レストランでお寿司を注文してよいヒントを得たのに加え、先日のお誕生日パーティーで意外なプレゼントをいただきました。
このカートリッジ式プチバーナーとでもいうのでしょうか。これでまずサーモンの表面を炙ります。
このプチバーナー、お手軽だし場所も取らないし、持っていなかったし、なかなかのサプライズプレゼントでした。
炙った後は少したれをつけてマヨネーズをちょこっと載せてできあがり。
この炙りサーモン寿司、ゲストに振る舞う前に家人と練習を兼ねた試食会を前日に行いました。
焼肉のたれ、おしょうゆ、レモン果汁、マヨネーズ、みそ味たれ、テリヤキソース、BBQソースなどをずらりと並べ、色々と組み合わせたりして味比べ。結局当日はみそ味たれに日本のマヨネーズのコンビネーション。サーモンとうまくマッチしていました。
ちなみにこちらでもマヨネーズは入手できるのですが、味がなんとなくおいしくないというか、少なくともサーモンの上に載せて食べると違和感が残る味なのです。そのせいかどうかわかりませんが、こちらではマヨネーズはほとんど使われません。サラダにかける人もほとんどいないような気がします。セイナヨキのお寿司屋さん(中国人経営)でも、最初は別のマヨネーズを使っていたそうなのですが、最近は日本製のマヨネーズを使っているそうです。正しい選択かも。
こちらは変わったところでナスの皮を少し炙って、ナスの下に小口ネギとショウガを少し、上には練り梅を載せたもの。
あの、一言申し上げてよいでしょうか…。
オリジナルのレシピはこのようにナスの皮部分のみを切り取るのではなく、皮と白い部分をお寿司のサイズにして切るようになっていました。でも見かけを重視した家人はナスの皮を全部はいでこのお寿司に使ってしまいました。残ったのは皮がはがれた巨大な白いナス(長さ約20cm)。傷む前に早めに消費しなければ!
こちらはSiikaという白身魚に小口ネギをちらしたもの。ネギをちらすと魚臭さが軽減されます。
友達夫婦に最初、握り寿司のシャリの握り方を教えようとしたのですが、ちょっと難しかったようです。私達は日頃からおにぎりを作ったりすることもあるので、お米の握り方やしっかり水を付けないとお米がてにひっつくことなどを体験から知っているのですが、フィンランド人にとっては、お米を手で扱うこと自体未知の分野。手先の器用、不器用は関係なく、体験の違いなのでしょうね。これは折り紙を教えるときにも感じることです。
写真には撮らなかったのですが、このご夫婦に巻き寿司をほぼ全部お願いしたのですが、とてもきれに巻いてくれました。しっかり準備した後はおいしいお寿司を心ゆくまでいただいた、そんな素敵な週末を過ごすことができました。
ということで皆様、よい一週間の始まりをお迎えください。
サーモンは大きなスーパーの店頭で量り売りされているのですが、より新鮮なサーモンをゲットするのにはテクニックが必要でなかなか大変です。ポイントは強気。強気に交渉できる方も、できない方も
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この週末はおおむねお天気がよく、朝は久々に掃除をしたテラスで朝ご飯を食べました。10度前後でしたが、いいお天気で気持がよかったです。今日もよいお天気が続きそうです。
さて、こちらでは5月1日がVappuでお休みでした。メーデーで労働者のための祝日でもあるのですが、同時に春を祝う日でもあります。またメーデーの前日には学生達がおそろいのつなぎを着て街を闊歩したり、街の大きな彫刻を洗った後にYlioppilaslakkiという高校で高校卒業資格試験に合格した人がもらえるという帽子(の大きなサイズ)をかぶせたりする伝統があります。
Vappuの前日は買い出しやら他にも用事があって16時から20時半頃までほとんど動きっぱなし。せめて彫刻を洗う儀式とかちらっと見えたらと思って駅前の彫刻の近くを通り過ぎたのですが、学生達の人影はなく、彫刻も乾いてました。???
18時からそのイベントがあると思って18時半頃に行ったのですが、実は15時からだったようですっかり出遅れてしまっていました。
車から移したつなぎを着た学生達。Ylioppilaslakkiもかぶっています。
これからパーティーに繰り出すのでしょうか。
Vappuの前日はこんな感じで買い物で終わってしまった感じです。スーパーの混み具合もすごかったです。
そしてVappu当日。去年は15時半頃に出向いたらほとんど宴の終わりだったので、今年は12時半頃にTorikeskusという街の中心にある広場に出向きました。
Vappuといえばこのような風船がたくさん売られています。世相を反映して(?)アナ雪のキャラも。ハローキティ―は安定の人気です。
私が気になったのはこの風船と
この風船。↓は前日のスーパーで撮ったものです。ちょっと意地悪そうなミーがどこかを睨んでます。
出店が広場に所狭しと出ていましたが、こちらは綿菓子。洗濯物のように吊るされている姿に哀愁が漂っています。
アクセサリーなどを売っている間に気になる招き猫。
Vappu当日のイベントの一つ。小中学生ぐらいの子ども達がスプレーをお互いに吹きつけるのも伝統。この伝統に参加するにあたって汚れてもいい服を着ていくのが鉄則。一度その様子を遠巻きで見たいと思っているのですが、結局どこで何時頃に行われているのかわからずじまい。
広場を離れて歩行者天国になっている通りにも行ってみました。こちらは小さな子ども向けでちょっとした遊園地になっていました。ふむー、これは怖いような。この中で子ども達が飛び跳ねることができます。(どういう名前なのでしょう。思い出せません。)
本当に遊園地にあるメリーゴーランドの簡易版。子ども達は楽しそうに乗ってました。
こちらは男の子が喜びそう。
このブタ…白目部分が大きくてなんてこと、子どもは分析しないのでしょうね。
こんな感じで一通り街を回った後はお茶をして帰りました。スプレーのかけ合いは見そびれてしまいましたが、春の日に街に繰り出してお祭りの雰囲気を味わうのも素敵なことだと思ったVappuの一日でした。ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
何事も下調べは大切ですね。来年こそは…、に
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日本でもGWの真っただ中ですね。こちらも金曜日がメーデー(Vappu)だったので3連休でお休みモードを満喫しています。といいながらせっかくのまとまった休みだからと庭仕事を始めた家人。私も去年の冬から残っていた葉っぱや家人が剪定した小枝などを集めるのを手伝いました。
昨日は10度ぐらいで少し風があったのですが、暑くもなく寒くもなく体を動かすにはちょうどいいお天気でした。そして庭仕事をしていると思わぬものを発見!
実はとても小さいのですが土筆が。フィンランドに来て初めて見る土筆。しかも家の前庭に生えていたのです。
そしてテントウムシも何匹か発見しました。この写真に2匹いるの、わかりますか。誤ってゴミ袋に入れてしまわないように気を付けなければ。
そして我が家の桜。まだ実が固いです。日本の桜のようにたくさんは咲かないものの、咲いてくれると気持も華やぎます。
クロッカス(?)も弱々しくながらも花をつけ始めました。ご近所には可憐な白いクロッカスも咲いています。
これから夏に向けて急速に草木が成長する季節。新しい変化が楽しみです。ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
フィンランドのキュウリは日本のより3倍ぐらい大きいのに土筆は3分の1ぐらい。
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