今日の予想最高気温は2度。昨日と同じ終日曇り。明日は少し太陽が出るようなのでそれに期待します。それにしてもせっかく日がのびてきたのに曇りの日が多いのは残念。来週も曇りマークが続きそうです。
そんなちょっと浮かないお天気をよそに私はちょっと感動しています
何と日本の新聞を無料で自宅のPCから読めることを知ったのです。
私は結構新聞好きでして、テレビのニュースはテレビ局の意図に従って、しかもテレビ局の決めた時間に見なければいけない、というのがあまり好きではありません。一方新聞だったら自分の好きな時間にパラパラページを繰って、自分の読みたい記事をじっくり読めばいい、そんなところが好きなのです。
こちらの新聞はまだ語彙力がついていなくて、写真を中心にざっと見ていますが、わからない単語があるとつい億劫になって読むのを断念することが多いです。(←これがいけないんですけどね。)日本のニュースはMSNやYAHOOのトップページでチェックしていますが、かな~り話題が偏っていて何だか変な芸能ネタばかりに詳しくなっています。大手新聞の無料登録会員にもなっていますが、テキストのみの無味乾燥な見出しの羅列の中から読みたいと思う記事は案外少なく、ちょっと不完全燃焼気味だったのです。
2012年にセイナヨキに新しい図書館がオープンし、その図書館の概要を説明した文書をもらうことができました。その情報で図書館には10台ほどデスクトップが置いてあり、そのうちの1台のPCからは世界各国の新聞を読むことができるというのを知りました。ふふ、きっと日本の新聞もあるはず、いつかトライしてみよう、と思ったまますっかり忘れていました。
先日図書館に行ったときに、ひょんなことから図書館カードさえあれば自宅でもこの”60の言語で100ヵ国から3000の新聞が読めるサイト”に入れることを司書の方から聞きました図書館のサービス、素敵過ぎです。
気になるサイトはこちらです。セイナヨキ以外の図書館カードでログインできるかどうか不明ですが、興味のある方はお試しください。
http://library.pressdisplay.com/pressdisplay/ja/accountingloginlibrary.aspx?returnurl=%2fpressdisplay%2fviewer.aspx
日本語で読めるのはこちら。新聞は毎日新聞と、ちょっとマニアックな日本外食新聞(!)とかロシアNOW(←ロシア語ではなくて日本語!!)などなど。
PCなので限られた画面からスクロールするのも、紙の新聞に比べると思ったようにはうまくいきません。
でも……いいのです、全然。
なんといっても今までは全然読むチャンスがなかったのですから。
全面広告とかテレビ欄とか週刊誌の広告とか日本の日常が垣間見えるのも何だか感慨深いです。
いやー、便利な時代になりました。図書館のサービスにも感謝です。
先日”世界ふしぎ発見”のフィンランド特集をYoutubeで見たのですが、その中で図書館で楽器を貸し出すサービスが紹介されていました。セイナヨキにはさすがに楽器貸し出しのサービスはありませんが、電子ピアノはあります。他にもヘッドフォンやテレビゲームソフト(テレビゲームをするところもあり)、ラップトップPCの貸し出しまであります。セイナヨキのメインの図書館ではないのですが、分館ではミシンの貸し出しもあるそうです。
ところでフィンランドでは春に大きな選挙があり、今は各政党もその選挙にいかにして勝利するか画策中。そんな中、図書館が大好きな人達が”Kirjasto puolue"(図書館党)という架空の政党を作り、TwitterやInstagramに#をつけて投稿するのが流行っているそうです。興味のある方はチェックしてみてくださいね。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
ミシンを図書館で無料で貸してくれるサービスはとてもいいアイディアだと思いますが、うるさくないのか心配しているのは私だけ??
それは心配ですねという人も、まあ図書館がいいと言っているなら大丈夫なんじゃない?という人も
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日も予想最高気温は4度。日中は曇りがちですが、午後には少し太陽が顔を見せるようです。そういえば1月に入るとお天気がよくなるイメージがあるのですが、今年は曇りの日が多いです。この気温で晴れてくれるともっと雪が溶けてくれるのですがね。
さて、昨日は久々に夕食を友達と食べに行きました。友達といっても人生の先輩なのですが、日本に10年以上住んでいて日本語もペラペラ、というより日本の文化をよく理解しているフィンランド人の人と。
セイナヨキはランチの場所は”まあまあ”あるのですが、お茶やディナーを食べられる場所って結構限られてくるのですよね。そう、ランチのみオープンというお店が結構多いのです。夕食にまでピザやハンバーガーは食べたくないし、こじゃれたレストランに行くほどでもないし。思い浮かぶのは中華かタイレストランかイタリアン。結局いくつかある中華のうちの1つに行きました。
ここの中華は私がこちらに来た4年前は確かベトナムレストランで、その後しばらくして少し高級なギリシャレストランに。そこも長くは続かず1~2年前から今の中華に変わっています。ここではビュッフェでお寿司が食べられるセイナヨキで2軒目のレストランでしたが、今では近くのタイ料理のお店でもあるし、さらに(中国人経営の)小さなお寿司屋さん(記事はこちら)までオープンしたので、セイナヨキのお寿司の知名度もここ数年で随分上がってきました。
最近お肉を食べないようになった友達がオーダーしたのはこちらのお寿司セット。
おいなりさんが若干包みきれておりませんが、そこはまあご愛嬌ということで。
そういえば以前小麦粉アレルギーの方を誘ってここに来た時も安心して食べられると感謝されたことを思い出しました。
私がオーダーしたのはこちら、麻婆豆腐です。ピンボケゆえに小さめに。
麻婆豆腐はこちらでは素が入手しづらいので、ついつい中華のお店で麻婆豆腐を見ると頼んでみたくなるのです。味の方は…うーむ、少なくとも私の期待した味とは違いました。全然まずい訳ではなかったので、苦手なシイタケの一部と、2-3人分用はあるかと思われるお茶碗てんこ盛りのご飯は残してしまいましたが、麻婆豆腐自体はほぼ完食しましたよ
ふとその昔友達が連れて行ってくれた参宮橋だったかどこだったかの麻婆豆腐のおいしいお店のことを思い出しました。中国人が経営している小さなお店。辛くて完食はなかなかできないけど、とてもおいしい麻婆豆腐が食べられるという噂のお店。友達と勇んで行ったものの、まさかの売り切れ
しか~し
捨てる神あれば拾う神あり。
なんと隣で麻婆豆腐を食べていた見知らぬ人がおずおずと”あのー、私達もうお腹いっぱいで食べきれないので、食べかけで申し訳ないのですがよかったらどうぞ”とおすそ分けしてくれたのです。
その麻婆豆腐は日本で食べ慣れていたものとはちょっと違った味で、噂通り激辛、でもとてもおいしかったです。そしておすそ分けでいただいた量がジャストサイズだった、そんな思い出をふと思い出しました。
お店は20時の閉店。閉店30分前になるとお店の人達は片付けモードに入ってきましたが、悪いなと思いながらも話は止まらず。閉店15分前にお店を出たものの、結局お店の外で1時間ぐらい立ち話をしていました
おかげでたくさんたくさん励ましてもらい、ポジティブのパワーをもらい、新しい情報も教えてもらいました。
ちなみに麻婆豆腐は12ユーロ。ランチビュッフェでも10ユーロ前後かかるので、それを思えばなかなかリーズナブルな価格でした。体重は1kg増、胃も若干拡張したような気はしますが、こうやってたまに息抜きするのも大切ですね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
次は韓国料理のお店のオープン、求む、に
↓クリックお願いします。(フィンランド人は辛い物、苦手な人が多いから障壁高し、なんですよね。)
↓こちらもよろしければ
今日も+3度前後で気温が推移するようです。庭にはまだ雪が残っていますが、じわじわと溶けていっているようです。
今日はあまり日常とは関係ないのですが、お天気キャスターについて。以前フランスの友達を訪ねて行ったとき、テレビを見ていて思ったのが気象予報士の人やお天気キャスターの女性がセクシーなこと。
どうでしょう?
出典:apocoloquintose.com
これはあくまでも例ですが、黒のシックなワンピースなのに何となく色香が漂ってきます。胸元セクシー系の方が多かったような記憶があります。
一方以前日本に帰国したときに朝の情報番組を見ていたら、そこに出てくるお天気キャスター女子にも軽い衝撃を受けました。
出典:www.misatonagano.blog46.fc2.com
何でしょうか、このモフモフしたマイク。そしてこの全体から漂ってくる
一方的な個人的な見解ですが、お天気キャスターの女性ってその国で求められている女性像が反映されているのかなーと感じます。
フィンランドですか?ちょっと気になりますよね。こちらの方。
出典:http://www.12.fi
仕事できそう。質実剛健。サバサバ。
すみません、↑の画像はネット上で”このインナーはいかがなものか”と話題になっていたものなのですが。ただこちらのテレビでは気象予報士に限らずメインキャスター以外のコーナー担当の人は時々ジーンズの人がいたり、割とカジュアルな服を着ている人がいたりで自由な感じもフィンランドらしいです。
他の国はどうなのか突き詰めていくとおもしろそうです。論文のテーマにもなりそう。(ならないか。)
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
テレビに出ている人の服は自前なのかどうかちょっと気になります。たぶん自前…スタイリストさんが選んだものじゃないですよね、に
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
2月はまだ寒い日が来るだろうと半分覚悟していたのですが、ここのところずっとプラスの天気が続き、続きそうです。朝はあいにくの曇りですが、午後から晴れ間も見えそうです。週末に少し積もった雪もまた溶けてしまいそうです。
さて、先日ニュースでアメリカのVoxというサイトでフィンランドの教育がアメリカよりも優れている点という記事がありました。
サイトはこちらです。(英語)
http://www.vox.com/2015/2/18/8063785/finland-schools-education
フィンランドの教育がアメリカよりもよい9つのポイントを紹介していました。以下意訳ですが、このようなポイントが挙げられていました。
1) フィンランドの教師は地位が高く、プロのサポートがあり、給料も高い
2) フィンランドでは教師育成のプロセスがより厳しい
3) フィンランドでは国で標準化されたテストがない
4) フィンランドでは国語や数学以外の教科にも力を入れている
5) フィンランドでは教育システムを厳しく監視していた歴史がある
6) フィンランド語はスペルを覚えるのが簡単である
7) フィンランドでは子どもの貧困率が低く、国も親をサポートしている
8) フィンランドの学校が優れているのではない- ただ平等なだけ
9) フィンランドはアメリカと文化的な違いがある
うなずける点もあるのですが、物申したいのが6)のフィンランド語はスペルを覚えるのが簡単というポイント。うーむ、確かにフィンランド語は英語と違って聞き取ったまま綴ればOKなのですが、文法の複雑怪奇な変化のことも是非考慮していただきたいです。特に第2外国語として学ぶ私にとっては看過できません。
こちらは一時期Facebookで見かけていたフィンランド語の複雑さを表したマンガ。英語、ドイツ語、スウェーデン語、フィンランド語で”犬”という単語がどのように変化するかを紹介したもの。
出典:languagecatalyst.com
画像では見づらいので詳しくはこちらでご覧ください。
http://languagecatalyst.com/2014/04/yrjo-got-this-joke-did-you/
実生活ではここまで使い分けることは求められていませんが、それでも最低限覚えなければならない変化も結構な数になります。日本語なら”犬”は”犬”でしかないのに…。
少し話が逸れてしまいましたね。このVoxの記事では最後のポイントは
それにしてもフィンランド語のクラスに約1年通いましたが、毎日6時間の授業をほぼ一人の先生が受け持ってくれていました。一番熱心だった先生は教科書はほとんど使わず、毎日私達の進度に合わせて教材を準備してくださっていたのには本当に驚くとともに頭の下がる思いでした。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
フィンランド語の名詞の変化の数もなかなかですが、動詞の変化もなかなかです。フィンランド人の頭の構造をいつかのぞき見たいと思う方も、いや関係ないし~という方も
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
昨日まではプラスの天気で、雪かきが頻繁にされている家の前などの雪はほとんど溶けてしまっていました。
でも今朝起きてみると、昨日からしんしんと降り続いている雪のおかげでこのような銀世界になっていました。
雪が木に降り積もると視界がさらに明るくなります。
秋には真っ赤な紅葉を見せてくれた木も今は真っ白。
うまく言えないのですが、今朝の雪の感じは日本で雪が降った朝と似ているような感じがしました。しーんとしている中に少し暖かさが感じられるようなそんな朝。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
昔友達から聞いたパンダの野望。
「カラー写真に写りたい。」
今日の風景はまさに白黒でもカラーでもほぼ一緒。侘び、寂びの世界ですね、に
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今朝は3度。日中もほぼ同じ気温ですが、プラスの気温のため雪ではなく雨が降る予報。昨日は雨は降らなかったのですが、暖かかったため雪解け水がところどころ大きな水たまりになっていました。この巨大な水たまりやそれが凍ってアイスリンク状態になる時期が実はなかなか大変なのです。はやくもう少し気温が高くなって道が乾いてくれないかとぼやきたくなります。
こんなに北の地でもこのように少しずつ春の兆しが感じられてきています。また外に出てみると鳥のさえずりが聞こえたりすることもあり、雪と氷に閉ざされた世界も少しずつ緩んできているのが感じられます。そんな中、昨日我が家の庭に小さなお客様がお出ましになりました。
こちらに来たばかりの頃は庭で見かけると”かわいい!”とよく激写していたものですが、最近はごくありふれた風景ゆえにスルーすることも多くなりました。それでも冬は冬眠するのであまり見かけず、久々の訪問。リスも冬眠から目覚めるほど暖かくなってきたのでしょうね。改めて見てみるとやっぱりかわいい。
左顔のショット↑に続きこちらは右顔のショット。
家人が鳥のために準備した餌箱の中からこんなふうに餌を地面に落として
食べていたのでした。哀愁の背中?いえいえ絶賛食事中の満足の背中。
家人は小さな鳥のために、体の大きな鳥が入れないように柵を設けてその中に餌箱を吊るしているのですが、この小さな訪問者は器用にするりと柵の中に入ったようです。しかも立ち上がって餌を取るリスは初めて見ました。思わずズームアップして激写してしまいました。お食事の邪魔にはならなかったようで何よりです。
セイナヨキ地区の学校は今日から来週は1週間スキー休暇に入ります。(私はあまり関係ありませんが…)ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
フィンランド語ではリスはオラヴァ(Orava)と言います。フィンランド語にしてはなかなかシンプルで覚えやすい。英語は何でSquirrelなんてややこしい単語なんでしょうかね~、に
↓クリックお願いします。("i”の後に”r”が2つもくるなんて…)
↓こちらもよろしければ
今日は午前中は曇ったり雨が降ったりですが、気温は+4度まで上がります。午後にはお天気になるので雪がどうなるか。
先日、新聞と一緒に”Kurikka”という街のPR誌がポストに入っていました。Kurikkaはセイナヨキから車で30分ぐらい行ったところにある街。Visit Lakeusのツアーの行先の一つでもある家具で有名なJurvaのある街でもあります。Kurikkaでは年に1回、KurikkaというPR誌を発行していて、街のホットな話題をいくつか取り上げて紹介しています。
その中で目を引いたのが美しい女性、Milla Grönstrandさん。18歳のMilla(=ミッラ)さんは1年前にModel of the Yearのフィンランドの4人の代表のうちの一人としてNew Yorkでの大会に参加しました。高校生のミッラさんは当面の目標はまず高校を卒業し、その後福祉関連の勉強をするために大学進学を希望しているそうです。フィンランドでのモデルの仕事はあまりないし、海外での仕事が多くなるとすると、仕事と勉強の両立は難しいと考えて。
ただニューヨークの大会中に3つの東京のモデル事務所から声をかけられていたので、高校卒業予定の春からお互いに合意が得られれば日本でモデルの仕事を少しするかもしれないとのことです。今のところは3ヶ月、異国の地に一人いるのは厳しいかもしれないので、フィンランドと日本を行き来しながら学業と折り合いをつけながら仕事をしたいと語っています。
気になるミッラさんの写真はこちらです。
出典:http://www.jpnews.fi/
どうでしょ?
個人的には若いのだから異国の地を怖がらず、思い切って飛び込んでみたら楽しいかも~。おいしいものもたくさん食べられるし、ショッピングは楽しいし、公共交通機関も発達しているし…あああ。もしマネージャーが必要ならわたくしがお世話しますわよっ(←ただ日本に帰国する言い分を作りたい)と彼女の肩を叩きたいところなんですけどね。
さてミッラさんが日本で活躍する日はくるのでしょうか。ちょっと楽しみです。
このKurikkaのPR誌でもう一人知っている顔が。ニットデザイナーのMolla Milsさんです。彼女は先日日本のテレビ番組にも出演していました。こちらの26分45秒辺りから出演している人です。
彼女はフィンランドのニットデザイナーの一人者で、彼女の本はアメリカ、イギリス、ドイツ、エストニアでも出版されているとのこと。現在はヘルシンキ郊外に住んでいますがKurikka出身なのだそうです。ちなみにMollaさんは昨年セイナヨキで行われたKäsityömessutという手芸展示会のモデルも務めていました。
http://www.pytinki.fi/kasityo.html
Kurikkaも家具を始め、デザイン工芸などが盛んな街です。もし興味があり、チャンスがあるようでしたら是非お越しください。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
それにしてもこちらの高校生は大人っぽいこと半端ないですね、に
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日は少し雲があるもののいいお天気になりそうです。気温は+1度、そして明日は+5度まで上がりそうです。
さて、今月から突如としてクロスカントリースキーを始めたのですが、平日は家人がなかなか時間が取れないので行けるとしたら週末のみ。気温や雪の状態も見ながら3回目も行ってきました。
3回目は日が暮れた後に初トライ。噂には聞いていたのですが、さすが北国だけあり日照時間の短い冬でもクロスカントリースキーが楽しめるように街灯がつけられているのです。Webで時間をチェックしてみたら6:30-23:30まで。早起きクラブの方から夜型の方まで対応している訳ですね。
こんな感じである程度の間隔で街灯があるのでこの轍に沿って滑っていくのです。
夜になると静寂感が増す感じがします。轍を照らす最低限の灯りと広がる暗闇。聞こえるのはスキーが雪面を滑る音だけ。そしてその日は-5度前後だったと思うのですが、多くの人が滑ったおかげで滑走面がツルツルになっているのが、街灯の光が反射しているおかげで余計ツルツルに見えました。まるで滑走面に透明のプラスチック定規を置いているみたいに。
昼には見かけることのなかった野ウサギが横切るのも発見。ただ写真に撮る時間はありませんでした。残念。
休憩所はこんな感じ。(ちょっとボケていますが)
日中とは違った感じですよね。
コースの最後にちょっとした丘があるのですが、今回も足がかなり疲れていたので遠回りコースを選びました。この遠回り平坦コースは、私のような足がくたくたになった初心者にもいいのですが、雪がないときは車椅子に乗った人などもトレッキングできるように配慮されたコースなのです。この遠回りコースには街灯がついていなかったのですが、森の中ではなく、オープンスペースだったので月明かりでコースから外れるような恐怖はなかったです。街灯がなかったおかげできれいな冬の星空に気付くことができました。オリオン座や北斗七星とか。(←知っている星座はこれぐらい…)これでオーロラとか見えたら感動倍増だったのですがね。
滑りやすいのは日中なのですが、時々は日没後に星空を見上げながら滑る楽しみも発見した日でした。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
5km滑った後はへとへとになっているのに、そんな私を傍目に2回目、3回目のラウンドを始めるつわものたち。体力に自信のあるアウトドア派の方も、そんなの関係ないわインドア派の方も
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日は大分気温も上がってきてプラス1度。これからしばらく最高気温がプラスの天気が続きそうです。
さて、今日はラスキアイスティースタイ(=Laskiaistiistai)でラスキアイスプッラを食べる日でもあります。そもそも”ラスキアイス”なるものは何か…といいますと、英語にするとShrove Tuesday、日本語では告解の火曜日。宗教用語です。
ラスキアイスティースタイ(=告解の火曜日)について説明されていたものがあったので引用させていただきます。
告解の火曜日(Shrove Tuesday)は、四旬節の始まる前の日、灰の水曜日の前日である。それは、悔い改めの日で、魂を清め、四旬節が始まる前の最後のご馳走の機会として祝う日である。
出典:http://maihara.seesaa.net/article/141330691.html
Laskiainenはイースターから数えて7週間前に当たります。このLaskiainenのとき、子ども達はソリやスキー、スノーボードなどで滑ります。滑った後にお腹がすいたらヘルネケイットとよばれる豆のスープやラスキアイスプッラを食べる習慣があります。ラスキアイスプッラは小麦粉から作られた丸いプッラ(甘い菓子パンのようなもの)で、真ん中にはアーモンドクリームなどがはさまれています。(私がこの前食べたのにはクリームにイチゴジャムがはさまれていました。)
私はあまり食べたり見るチャンスがなかったのですが、お隣ロシアの影響でブリヌイ(フィンランド語ではBlini)というパンケーキやクレープに似たものを食べる習慣もあるようです。イギリスではパンケーキを食べる習慣とかもあるので種類としては似ていますよね。
でもってなぜこのラスキアイネンの日に特別な食べ物を食べる習慣があるのかというと、その翌日の灰の水曜日からイースターまで40日の平日の間、白い食べ物や乳製品の断食が続くことから始まったようです。
昔はラスキアイスティースタイはおまじないや信仰にも関係していたそうで、ラスキアイティースタイの日にはサウナではおしゃべりや囁きも禁じられています。そしてそれを守ると次の夏の間蚊に刺されることが少なくなると言われているそうです。ちょっと浅草寺のほおずき市にお参りすると、一日だけで46,000日参拝したのと同じご利益があるのにも似てますね。(似てませんか…。)
最後の写真は先日の庭の様子。何やら鳥たちが井戸端会議をしているような風景。平和ですね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
フィンランド以外で平日に気軽にサウナに入ることは難しいでしょうが、蚊の問題も少ないのでは。(少なくとも日本では。)
夏の間のフィンランドの蚊はサマーコテージ(持ってないですけどねっ)などに行くと大量にいて、しかも刺されると異常に痒いしなかなか痒みが引かない。しかも私だけよく刺されるのです。
ラスキアイスプッラもいいけどサウナ私語禁止も魅力的です。蚊に刺されるのはへっちゃらな方も、ちょっとそれは勘弁願いたいという方も
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日はずっと0度前後のお天気。日中は雪の予報が出ていて、さらに夜はどんどん気温が下がり、明日の朝は-18度まで下がるみたいですただその後は火曜日以降最高気温はプラスの天気が続きそうです。何というツンデレぶり、再び。
さて、毎年秋の暗い時期になると太陽光の不足による季節症鬱が話題となるフィンランド。それを回避するためにビタミンDなどのサプリを摂ったり、太陽光の代わりとなる光を故意に浴びるようにしたりします。
私の誕生日はまさに多くの人達が季節症鬱で苦しむ時期。そんな私の前回の誕生日プレゼントはこちらでした。”北欧が生んだ光の贈り物”というのがキャッチフレーズのようです。
出典: valk.jp
MP3プレーヤーかと思ったのですが、Valkeeという”耳孔を通じて脳の感光領域に直接高照度光を照射する機器”。簡単にいえば12分間イヤフォンから発する光を耳から取り入れる機器。
どんな人達が利用しているかというと
フィンランド航空では全クルー向けおよびアッパークラス乗客向けに利用されております。ルフトハンザ航空、スイス航空などの主要エアラインなどでの旅客向け販売も好調で、ヨーロッパでは4万台以上(2013年09月現在45000台)が販売されました。その他、夜勤の多い人、海外出張の多い人、北欧など冬期間の日照時間が極端に短い地域の人々に広く利用されています。また、プロテニスのヤルコ・ニエミネン(Jarkko Nieminen)選手も利用しています。
出典: valk.jp
なのだそうです。
まあ決して安いお買い物ではないのですが、結果はどうでしたか?と言われると微妙。同じ人生を繰り返せる訳ではないので、Valkeeがあったから落ち込むのを防ぐことができた!とかValkeeがあったから落ち込みはこれだけで済んだ!とか、はたまたあってもなくても全然変わらなかったとか、比較のしようがないので何ともというのが本音。
使い始めた直後は調子がよかったです。もちろんあまりめでたくなくなってきた誕生日に祝福のメッセージをもらったりすると、いくら天気がどんよりしていても気持も上向きになるというもの。それがValkeeのおかげか?というと微妙。
その後も落ち込むことがなかったかというと、プチ落ち込みはあり、それがValkeeによって最小限に抑えられたおかげなのか、それとも全然役立っていなかったのかも微妙。
それでも何もしないよりましかと思って毎朝12分間光を耳から取り込み続けました。そんな中、最近になって日照時間も長くなってきたし、晴れの日も増えてきたので使うのを止めてみました。
その数日後、色々とマイナスの要因が一気に重なり、それに比例して気持がどよーんと落ち込んでしまいました。
そ、そういえばValkee断ちをしたところだった。
早速その日から使用再開。これはあくまでも個人的な感覚なのですが…気持が落ち込み始めるときは”コップに半分しか水がない”をきっかけにどんどん考えは悪い方に転がっていく感じ。一方Valkeeを再開してからは”コップにまだ半分水が残っている”。だったらあんなこともできるし、こんなこともできるのではないか、とプラス思考に導かれるような気がするのです。
他の人に自信を持ってお薦めできるか、というとそこまでのレベルには達していませんが、それでもしばらくはValkeeのお世話になろうかと思っています。使用に関して1点使いづらい点があります。もしかしたら改善済みかもしれませんが、MP3プレーヤーのようなシンプルな形はいいのですが、クリップがないのです。Valkeeは朝起床1時間以内か睡眠の1時間前以内に使うことを推奨しているので、私は朝一で使うようにしています。ただちょっと動くときに本体を脇にはさんで移動したりしないといけないのです。12分じっとしていればいいだけなのですが、何かとちょこっと動きたくなることってありますよね。そのためにもクリップがあると便利だと思うのですよね。自分で何か仕掛けを作るべきですかね~。
笑う門には福来る。皆様も引き続きよい週末をお過ごしください。
フィンランド航空のアッパークラスの乗客はValkee本体をもらえるのでしょうか、それともレンタルなのでしょうか。縁がないですが、気になります。アッパークラスにご縁のある方も、ない方も、興味のない方もひとまず
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日は朝が冷え込んでいて-8度。日中は-1度まで上がります。部屋の中は常に20度前後に保たれていますが、窓際にいるとじわじわと寒さが伝わってきます。今日もよいお天気になりそうです。
今頃日本ではチョコレート売り場が大盛り上がりしている頃でしょうか。本命チョコから派生して義理チョコや友チョコ、逆チョコ、自己チョコなどもあるのですね。日本のWikipediaを読んですっかり浮世離れしてしまったような気になりました。いや、実際浮世から離れています。
フィンランドで2月14日はどうかというと、そもそもヴァレンタインデーというよび方ではなく、Ystävänpäivä(=友達の日)と言っているところからして位置づけが全然違うのがわかりますよね。またまた2006年に出版されたフィンランドの生活、習慣などを書いた本(Suomeineidon Kaunis Hymy)によると
友達の日はフィンランドでは新しい習慣です。友達の日には友達にカードを送ったり、プレゼントを贈ったりします。
(後はイギリスでの由来のことが紹介されていたので割愛します。)まさにそれ以上でもそれ以下でもありません。
お店の広告などを見ていると、ムーミンの”愛”をテーマにしたマグカップがセールになっていたり、チューリップの花束、またハートをあしらったグッズ等を売り出しているスーパーもあれば、”友達の日ですが、それが何か?”的全然そんなもの関係ないという姿勢を貫いているお店もあります。日本のような商魂たくましく、という意気込みはあまり伝わってこないのが却って心地よいです。
わたくしですか?何かを準備しようということすら思いつかなかったことに今気づきました。それでも最初の年とか2年目のときはカードを準備したりチョコを買ったりしていたっけ。郷に入れば郷に従え、ってことで。ほほ。
友達の日があまり盛り上がらないのは他の行事も重なっているから?とも思ったり。
昨日はPenkinpainajaisetで、今日はVanhojenpäiväで明後日の日曜日はLaskiainenです。
Penkinpainajaisetというのは高校3年生が学業を終え、大学入学資格試験に向けてこれから自主学習になるのですが、最後の日というので生徒達がトラックの荷台に乗ってキャンディーをばらまく日です。通常2月の半ばの木曜日ということで昨日あったようです。2月といえばまだまだ冷え込む時期なのにさすがフィンランドです。
そしてその次の日、つまり今日はVanhojenpäiväの日。主役は高校2年生全員です。前日に高3の先輩たちが去った今、高校2年生にとっては、この日から自分たちが高校での一番年上になるので、そのお祝いパーティーとなる訳です。Vanhaというのは英語でいうOld。つまり年上の人達の日ということになります。女の子はゴージャスなドレスを着て、男の子はスーツを着て一緒にダンスを踊るのです。
Laskiainenはまた後日ご紹介しますね。
PenkinpainajaisetもVanhojenpäiväも高校生達にとっては大きな話題であっても、それ以外の人はあまり関係はありませんが、この友達の日の扱われ方って何と言いましょうか。まあ結局は”やりたい人がやればいいんじゃないの”的な緩い感じが蔓延しています。
最後にこちらの写真は日が暮れてからの写真。この透明なブルーも好きな色です。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
今日も素敵な朝焼けが見られそうです。肩出しドレスを着る高2の女の子達にとって暖かい日でありますように、に
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
私はどうやら天気予報が気になるようで、PCでも携帯でも気温やお天気をよくチェックします。携帯は開いたときの画面にすぐ今日のお天気が出るように設定していて、さらに別のアプリも入れていてその日の3時間毎の気温の推移と5日間の午後3時の気温の推移をチェックすることができます。今日はですね、PCでの予想最高気温は6度、開いた画面の予想最高気温は2度、アプリは3度。結構ばらつきがありますが、プラスの天気であるという共通点はありますね。まあ何が一番頼りになるかというと部屋の中からチェックできる温度計だというアナログ人間です。
私はいつも窓に背を向けてPCに向かっているのですが、昨日ふと後ろを見たら空がこんなことに。
この迫力ある深紅の空!何が起こっているのか最初はよくわかりませんでした。みるみるうちに赤みは空に広がり始めました。
肉眼で見るとすごい迫力の空の色なのですが、シャッターを切るとどうしても違う色になってしまいます。トワイライトモードや夜景などやみくもに設定を変えて撮っていたところ、落ち着いたのが”雪”設定。自動的にシャッターが上がるのですが、それを無理やり押さえつけて撮ったのが一番肉眼で見えるのに近い色、こんな感じでした。グラデーションも美しい。
ちょうど肝心なところに木が立っていて残念なのですが、木のコントラストも一緒にお楽しみください。
ちなみにこちらは普通の”風景”モードで撮ったもの。ちょっと実際の色と違うんですよね。
そして設定などうまく使いこなせていないNokiaの携帯で撮ったのはこちら。デジカメの風景モード↑より忠実な色です。
この美しい天体ショー、数分で終わってしまいその後は普通の空の色に戻りました。
清少納言さまもその昔”冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず。”などとしたためられておりました。まあこちらの今の日の出は8時半ですので、早朝というにはちょっと遅い時間ではありますが、時代も越えて冬の朝ならではの自然の美しさを楽しめた瞬間でした。
昨日は役得と思っていたら何と今朝も同じような現象を見ることができました。
かなりズームアップした結果、小枝に焦点があっていますが、小枝のはざまから眺める空もまた美し。
同じような写真ばかりになってしまいましたが、少しでもこの美しさが伝われば幸いです。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
デジカメの雪設定ってどんな状況で使うことを想定しているのでしょうかね。雪が降っているのを撮るため?それとも真っ白な雪景色がさらに美しく撮れるとか。デジカメをうまく使いこなしている方も、感覚で使っている方も、全然興味のない方も
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
昨日に引き続いて今日も+6度まで気温が上がりそうです。雪が積もっている時期にプラスの気温になるとどうなるか…。雪が溶けて道に雪解け水が溢れ出す。そして日影のそんなに気温が上がらないところとか、雪かきが十分されていないところは中途半端に雪が溶けて氷になってつるつるになる。まさに家の周りが天然スケートリンク状態でして、滑り止めに小石が撒かれているのでその上を注意深く歩いています。もしこの時期にフィンランドに旅行中の方がいれば十分気を付けてくださいね。小石があれば小石の上をたどって歩くことをお薦めします。スーツケースはガタガタしますけどね。
今回は昨日に引き続き、セイナヨキにある少し古い建物をご紹介します。ヨーロッパといえば石畳の街並みに重厚な石造りの歴史のある建物が建ち並んで、というのが私のイメージでした。ですがセイナヨキは1969年に鉄道駅ができてから急速に発展した街なので、建物も新しく建てられたものが多いのです。それでも中には昔から使われている木造の建物などもあるので今回はエリアは限られていますが、それをご紹介します。
こちらはセイナヨキで一番最初に建てられた学校。戦時中はロシア人捕虜が収容されていたりしたそうなのですが、今は子ども向け絵画教室として使われているのだそうです。
1931年に建てられた建物。当初は病院の一部として使われていたのですが、現在はシベリウスアカデミーという音楽学校のセイナヨキ分校の建物になっています。ヨーロッパ的な雰囲気も醸し出していますが、装飾的ではなくシンプルなのがフィンランドらしいと思います。
こちらは音楽学校と同じ敷地にある建物。同じく1931年に建てられました。当初はお医者さんが住んでいましたが、今はMannerheim League for Child Welfare(=マンネルヘイム子ども福祉連盟とでもいうのでしょうか)の建物となっていて、子どもやその家族のためのアクティビティーの場となっています。
屋根の窓がかわいくてちょっとズームアップしてみました。
倉庫なのでしょうか。何やらかわいらしい建物。
こちらは元々は厩舎だったのだそうですが、今はレストランになっています。厩舎にしてはちょっと豪華な気もしますが、中に入るとレンガ造りになっていて、その面影が偲ばれます。
古い木造の建物は最初に紹介した茶色のものが多いですが、黄色の建物も時々見かけます。木造は味があっていいですね。また他の建物も折をみてご紹介していきます。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
さて、これから家人の仕事のヘルプで大量単純作業が待ち受けています。Youtubeでも観ながらボチボチやりますか。
↓応援クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日は+6度まで上がります。半袖Tシャツで外をうろつくフィンランド人に出会えそうな気温です。(注:わたくし、本気です。)
昨日は前半曇っていたのですが、午後になって急にいいお天気になったので気分転換に自転車に乗って出かけてみました。最初に向かったのはセイナヨキで一番高い山、Jouppilaです。一番高くて118mなのですがしかもこれは人工の山。元々はもっと低かったのですよ。
エテラポフヤンマーの根性で山になった今、毎冬スキー客で賑わうスポットとなりました。先日スノーシューウォーキングの記事でもご紹介しましたが、今回は遠景で撮ってみました。何よりも車で5分前後でスキー場に行けるのは便利です。
そしてこちらはロッジ。冬だけでなく年間を通じて開いています。まあなにぶん118mですので山頂にロッジなどを作る必要もない訳です。この建物内でレンタルスキーなどもできます。
ここで一体どんなイベントが行われているのか気になる方は↓にイベントの写真が載っていますのでどうぞ。何だかこのユルい感じ、好きです。
http://www.joupiska.fi/?page_id=305
その後向かったのは川沿いのエリア。こちらも以前紹介したこともありますが改めて。向かって左岸にはFRAMIとよばれるビルが建ち並び、応用科学大学や企業のオフィスが入っています。
こちらは別の角度から見たところです。橋は狭いので歩行者と自転車のみ。滑りやすいのでゆっくりゆっくり。
そしてこちらは川の右側に位置するキャンパスタロとよばれるビル。ガラス窓の部分はセイナヨキホールがあり、セミナーやコンサートの休憩のときなどはお客さんはホールから出てこの川を眺めてリラックスできるのです。(暗いとちょっと無理ですが)
今回はセイナヨキの自慢の山と川沿いのモダンな建物をご紹介しました。+2度だからと軽い気持ちで出かけましたが、家に帰ったら指先と膝が凍えました。まだ寒さを侮ってはいけませんね。そして皆様もよい一日をお過ごしください。
自転車に乗っていると曲芸をしているような気持になります。慎重に運転してもツルッと滑るのです。これで大分バランス感覚養われたかも。曲芸自転車が得意な方も、そうでない方も
↓クリックお願いします。(当分氷との闘いは続く…)
↓こちらもよろしければ
朝は-6度ですが、気温は徐々に上がって夕方には+2度まで上がります。そして太陽も顔を見せてくれそうです。その太陽、毎日日の出は3分ずつ早くなり、日の入りは3分ずつ遅くなっています。毎日じわじわと変化していて普段は気づかないのですが、ふと夕方になってこの時間にこんなに明るかったっけ?と思うことが時々。これも春に向かっている象徴ですね。
昨日はニュースで1月の日照時間が非常に短かったことが報じられていました。ヘルシンキでは1月の平均日照時間は40時間のところ、今年の1月はたったの15時間しかなかったそうです。言われてみると晴れの日が少なかったと思いますが、3分の1近くだったとは驚きです、少なくともヘルシンキでは。
そんな中先週の金曜日は本当~に清々しいお天気でした。
金曜日は所用があり、隣町のイルマヨキまで行ってきました。車で30分。長距離運転にドキドキでしたが、大きな道路の雪はほとんど溶けていて思ったより運転しやすかったです。
こちらはイルマヨキにある学校。車の中から撮ったので学校名は確認できませんでしたが、すっきりした建物の色が空に映えています。
あまりにもいいお天気なので私のお気に入りの湖にも行ってきました。雪かきがされていなかったので湖の側には行けませんでしたが、遠景の湖も十分きれい。別ルートで湖にたどり着いた人が2人、水際(といっても雪に覆われていますが)にちょこんと座っているのは見えますか。
本当は桟橋にも行きたかったのですが、実はいつもがガラガラの駐車場、昼間にも関わらずこの日はほぼ満杯。素晴らしいお天気に合わせてクロスカントリースキーをしに来ている人の車でいっぱいだったのです。桟橋に行く道はスキー用のコースが作られていて、その溝を誤って踏んづけるのはご法度。スキーヤー達の中には、スキーをしない人達がコースを歩くことを非常に嫌う人もいると聞いていたのであっさり諦めました。スキーヤー達の邪魔をするのは本意ではないですし、こんな風景が見られ、一日分の幸せをもらった気持になりましたしね。
こちらは夕陽。空の大きさが豪華です。
明日からまた晴れの日が続きますが、プラスの気温になるようなので少し雪が溶けてくるようです。そういう意味ではしっかりした雪と澄み渡る空のコンビネーション、この日が最高だったかもしれません。まさに冬の日の醍醐味を味わうことができました。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
イルマヨキは日本語訳すると空気川、またはエアリバー。さすがエアギター選手権の国ですね、に
↓クリックお願いします。(ほんとの由来も気になるところ。)
↓こちらもよろしければ
今日も3度前後で雲があるものの素敵な空の色を楽しむことができました。
さて、先々週から突然クロスカントリースキーデビューを果たしましたが、もともと自然大好き、体を動かすことが大好きな家人。待ってましたとばかりに新しいプランを持ちかけてきました。義弟は家人に輪をかけて自然愛好家で、普通のサラリーマンを辞めてネイチャーガイド等の勉強をした後に、自分の会社を立ち上げ、今ではアウトドアアクティビティーのプログラムなどを提供しています。以前も友達が遊びに来た時に湖のスノーシューウォーキングをガイドしてもらいました。その時の記憶は、夕方だったこともあり、少し寒かったのですが、静かな湖上を歩き、おいしいソーセージを食べてあー、楽しかったというもの。家人はスノーシューウォーキング第2弾を依頼し、急遽”じゃあ今日の9時から”ということが決まりました。今回は日本人の友達2人(二人ともスポーツ愛好家)を誘い5人でのウォーキングとなりました。
今回の行先は湖ではなくJouppilaの山。山?
スキー場の駐車場に集合してスノーシューとスキーポールと椅子にもなるリュックを借りていざ出発。今日はこんなきれいな空の色でした。
義弟はキリマンジャロも制し、そのときに学んだ歩き方を伝授してくれました。確かにそうすると足の負担が少ない気がしました。スキー場の端を通って行ったのですが、まだオープンしていなかったのでなだらかな坂をゆっくり上っていきました。中腹まで来たところで、”ちょっとここから険しいコースに行くから。”
でもって着いたのがこちら。
呆気にとられてしまったまさかの傾斜60度義弟はいとも簡単にずんずん登っていきます。
いや、人間やればできるもんですね。
スノーシューの底には爪がついているので、爪をまずひっかけて、何よりも前傾姿勢を保って登っていけば傾斜60度の崖?でも登ることができるのです。
待っている間に周りの風景も撮ってみました。
こんな傾斜60度を制した後のご褒美はこちら。セイナヨキはフラットな土地なのでご覧の通り見渡す限り平地。ラケウデンリスティ教会の時計塔のみがそびえ立っています。これが65mですからね。
雪景色。
そして森。
その後山を下り、次に向かったのは休憩所。かれこれ1時間ぐらい登ったり下りたりして結構足も疲れてきました。
小さな橋を渡るときに見えた川の一部。
そして目指すは小屋。ここも傾斜60度で学んだテクニックを応用して爪を立てながら登って行きます。
そして無事到着しました!
この小屋は誰もが自由に使え、火をくべるための薪も準備されています。
小屋の中にはこのように食べられるキノコの写真なども壁に紹介されていて、キノコ狩りの人の一助となっています。
まず早速火をおこしてヤカンに水を入れ、直接コーヒーの粉を入れてのコーヒー作り。
そしてそれが終わったらお待ちかねのマッカラ(=フィンランドのソーセージ)。私達が小屋に着いたときに、ちょうど小さいお子さんを2人連れたご家族も一緒に。たくさんのソーセージが焼かれています。
小屋の中では義弟がマッチを使わずに火をおこす方法を見せてくれました。まず金属のようなもので火打石の要領で火花を発火させ、
それを白樺の木の皮で包むのですが、その中にはおがくずのような発火しやすい柔らかい素材を入れています。最初は小さな火花に息を吹き込んでいくうちに火が段々燃えあがり、この通りモクモク。
最後はこんな大きな火になります。
しっかり休憩を取った後は今度は雪深い森の中をウォーキング。ただの森、されど森。道なき森の中をスノーシューでずんずん進んでいくのです。雪が柔らかくて思わずズボッと沈んでしまったりもしました。
最後の方はエネルギー切れでとにかくゆっくり歩きました。気持的には10kmぐらい歩いた疲労度だったのですが、聞いてみたら5kmぐらいだったとのこと。いや、私以外はスポーツが得意な人達だったのですが、私は日頃の引きこもり系生活からもわかるように明らかにインドア派。いやー、結構過酷なスノーシュー体験でしたが、もちろん気分はリフレッシュ。そして今日学んだことはスノーシューさえあれば、適度の雪があれば獣道もずんずん歩けるし、60度の傾斜の崖でもよじ登れることを学びました。
最後にたどりついたスキー場。今日はそんなに寒くなかったので大勢のスキー客でにぎわっていました。(←大勢って言ってもいいですか…ね。)
いやー、9時からソーセージ休憩も含めて4時間弱。がんばりましたただ、家に帰ったら疲れがどっときて、一日のほとんどのエネルギーを午前中に振り絞ってしまいました。夜はサウナ。これで熟睡コース間違いなしです。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
キリマンジャロに行ったときに義弟は今までの登山経験を聞かれ、”ラップランドの山で、1300mです。”と正直に答えたそうです。その次に約6000mのキリマンジャロに挑んだ勇気に
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日は朝から晴れの準備が整っています。日中の気温も+1度。週末も近くなり気持は上向きです。
さて、昨日はルーネベリというフィンランドの有名な詩人の誕生日で、お休みではありませんでしたが、国旗を掲揚したり、こんな↓
ルーネベリタルトを食べて祝う日でした。結局家人は出張中だったし、ルーネベリタルトはこの前食べたし、何もお祝いせずに終わってしまいました。
ブログネタ、何かないかなーと手元にある2006年に発行されたフィンランド何でも本、みたいなのをパラパラめくっていたら今日、2月6日はサーミ人の日だと書かれていました。
Wikipediaによると「サーミ人とは、スカンジナビア半島北部ラップランド及びロシア北部コラ半島に居住する先住民族。」と書かれています。つまりフィンランドの北部のみならず、スウェーデン、ノルウェー、ロシアにも住んでいる民族です。日本は島国なので同じ民族なのに違う国に住んでいるというのは不思議な気がしますが、そうなのです。
私の周りにはサーミ人の知り合いはいませんが、以前集まりでおばあさんがサーミ人という人がいて、その人がサーミ人の民族衣装を着ていました。私には少しチロル風に思えました。サーミ語もフィンランド語と近いらしいのですが、私にはさっぱり理解できません。
本題に戻り、なぜ今日がサーミ人の日かというと、1917年にノルウェーで初めてサーミ人の会議が開かれたことに始まるそうです。この会議で初めてノルウェーとスウェーデンに住むサーミ人が一緒に集まり、お互いの問題点を解決するために話し合いを持ったとのこと。そして1992年にはヘルシンキで行われた15回目の会議でこの日をサーミ人の日にしようと決められたそうです。サーミ人達はサーミの旗を掲揚し、サーミ語でサーミの民歌(とでもいうのでしょうか)を歌うとWikipedia先生はおっしゃっています。
何が書いているのかよくわかりませんが、今日のサーミ人の模様はこちらのページで見ることができるようです。Google翻訳ではハンガリー語ではないかと提案されたのですが…はずれ。
http://yle.fi/uutiset/dasa_ihtet_some-beaivadusat_faddagilkoriin_samiavvu__searvva_mielde/7784145
最後の写真は今朝の夜明け前の写真。素敵なサーミ人の人なりますように!
違う国にいる同じ民族の人が、同じ日にお祝いするのって素敵ですね。ということで皆様、よい週末をお迎えください。
日本を離れると、こちらに住んでいる日本人とおしゃべりしたくなります。ちなみに今日はプチ日本人の日です。そのうちこちらで日本人の日でも作るべきですかね、この辺では少数民族だし…
に↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日の日中の気温は-6度。今日も曇りで昨日より雲が厚めです。昨日は時々太陽も顔を出していたので、今日も少し拝めるといいのですが。
さて今日はセイナヨキ駅をご紹介します。 セイナヨキ駅は1969年にできました。こちらが駅の写真です。
友達が遊びに来た時に”どこにもセイナヨキ駅と書いてないね。”と言われ、確かにと納得しました。Matkakeskusというのは直訳すると旅行センター。ここからは電車、バス、タクシー、(最近は格安長距離バス、Onniバスも)が利用できます。Matkakeskusはフィンランドの各地にありますが、ここがフィンランド初だったのだそうです。電車の通っていない街にもMatkakeskusはあり、そこからはバスやタクシーが出ています。
こちらはフィンランド版JRであるVRの路線図。小さい駅は記されていませんが、それでも日本に比べると電車が通っていない地域が結構あると思いませんか。
出典: VR.fi
セイナヨキからはヘルシンキ、オウル、ヴァーサ、ユヴァスキュラ、そして貨物列車がクリスティーナと5ヵ所に向かっていて、フィンランドの中でもハブ的な駅とも言えます。家の近くに駅があるのは当たり前、と思っていましたが、段々状況を把握するにつれてじわじわとその有難さを実感しています。そして電車が開通するとわかったときの、当時の市民の喜びは計り知れないものだったに違いないと思いを馳せるのです。実際電車開通後、セイナヨキは近隣の町村の合併も手伝い、フィンランド国内でも高い成長率を維持している市となっています。
こちらは1979年に建てられた彫刻。”Tuolta se tulee, tuolta se tulee"(=そこからそれは来る)というタイトルでHeikki Varjaという人の作品。電車と同じように5方向に伸びています。
近寄ってみるとそれぞれの面に彫刻がされているのですが、鉄道の仕事の発展に強い影響を与えたセイナヨキの人達、または風景が描かれています。またメーデーのイブには高校を卒業する学生達がこの彫刻を洗う伝統もあります。
駅の中にはオープンスペースのカフェ、また駅を背にして左にはAlmaというクラシックなかわいらしいホテルが、右方向に進めば郵便局もありますよ。ヘルシンキまでは電車で早ければ2.5時間、Onniバスでは5時間強ですが運がよければ1ユーロで行くことが可能です。
電車の思い出といえば…こちらに来て初めて一人での電車の旅でヴァーサに行ったときのこと。電車のチケットを買ったときに窓口の人が”電車の代わりにバスが出ているから。”と言うのです。私の頭では駅前のロータリーかどこからかバスが待機しているのだろうと想像しつつも、どこから出ているかと聞いたら”プラットホームx番の端から。”
え…??プラットホームにバスが待ってるってどういうこと??
と頭の中は?だらけ。でもちゃんと待っていたのですよねー、プラットホームの端に。これは当時のではなくてはるばるオウルからやってきたバス。
ヴァーサへは電車の時刻と同じタイミングで無事到着してほっとしました。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
人間やればできるもんです。ってそういうことじゃないですか。代替輸送対応も大胆だと思った方も、まあこんなもんでしょうと思った方も
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日の予想最高気温は-1度、金曜は+2度、土曜は+3度まで上がるようです。今日もあいにくの曇りですが、11月や12月の曇りの日に比べて空が明るいような気がします。
さて、私は割とフランス映画が好きなのですが(今は観るチャンスが随分減ってしまい残念!)、その中でも不思議な透明感がいつまでも残っている映画が”潜水服は蝶の夢を見る”です。
潜水服は蝶の夢を見る [DVD] (2010/08/27) マチュー・アマルリック 商品詳細を見る |
ストーリーは実話に基づいたものなのですが、Wikipediaによると
世界最大手のファッション誌『ELLE誌』の編集長であるジャン=ドミニック・ボービーは、ある日、長男を乗せて新車を試乗中脳溢血に襲われたが、 一命を取り留め、リハビリのためパリから北部海岸の街ベルク(Berck)の療養所へと移床される。
3週間におよぶ昏睡の後、意識と記憶は回復し、音は聞こえるが、言葉を発することはできず、全身に亘っての重度の麻痺が残った、閉じこめ症候群(Locked-In syndrome)の状態に。
全身の運動機能を失い、唯一動かせるのは左目のまぶたのみとなった彼は、作業療法士の指導でそのまばたきのみで言葉を紡ぐことを覚え、自伝を書くことを決意する。
というショッキングであり、また感動のストーリーに思えるかもしれません。原作は読んでいないのですが、映画を観る方がおもしろいと思います。というのが映画では障害を持った主人公の視点から描かれているのです。今まで何の不自由もなく動き回っていた自分が、ある日突然潜水服を着せられたかのように思うように体が動かない、視界も片目からのみ、聞こえてくる声もぼんやり(←だった印象ですが記憶があやふや)。自分の思いもスムーズに伝えることができないジレンマ。それでもユーモアは忘れず、そして言語聴覚士(美人!)と協力して自分の思いを綴っていく道を見つける主人公。
私はフィンランドに移り住んで4年が経ちました。4年も住んでいればフィンランド語が流暢に操れるようになる人もいますが、私は残念ながらそのレベルには達していません。それでも来た頃に比べれば随分理解度は増しました。そして何について何を話しているのかよくわかる人もいるのですが、人によってはまるで私が潜水服を着ているかのように、海の中にいるように、その人の発する言葉は聞こえるのに、その人の言葉は理解するためのアンテナを滑りぬけていくような感じの人もいるのです。そんなとき、時々この映画のシーンを思い出すのです。
いつになったら潜水服なしに大部分の会話が理解でき、また自分の言いたいことをきちんと伝える日が来るのでしょうかねー。まあ学び方も学び方の速度も人それぞれなので、私は私に合ったやり方でボチボチやっていくとしますか。
最後の写真は近所の人が作っていた雪でできたキャンドルホルダー。作ってから雪が降ったために原形が少し崩れていますが中に入れたキャンドルから温かい光が漏れています。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
英語のタイトルは”The Diving Bell and the Butterfly”。フランス語の原題を忠実に訳しているようですが、日本語のタイトルを付けた人の素晴らしいセンスに今気づきました。このセンス、見習いたいものです、に
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日の最高気温は-4度。空は見事に曇り空ですが雪景色のおかげでそんなに暗くはありません。
さて、今日は昨日の記事でもご紹介したJonna Pirttijoki(=ヨンナ・ピルッティヨキ)さんについてもう少しご紹介します。
ヨンナはエテラポフヤンマー県のカウハヨキ出身のアーティスト。アコーディオンやバンドネオンも演奏する他、歌手、作曲、編曲も手掛けています。学生時代はヘルシンキにあるシベリウスアカデミーに通っていましたが、卒業して現在はフロアーボールの元選手と結婚してセイナヨキに住んでいます。フロアーボールのつてで私も知り合いになることができ、結婚式でもバンド演奏をお願いした経緯があります。
先日の土曜日のイベントでもゲスト出演で素晴らしい演奏と歌声を披露してくれましたが、その前日にはセイナヨキ市のオーケストラとのコラボレーションでタンゴのコンサートを開き、その様子が地元の新聞でも紹介されていました。
まずセイナヨキは7月に行われるタンゴフェスティバルが有名なのです。人口61,000人弱の街に国内外から約10万人の人が来るのですからその規模の大きさが伝わるでしょう。そんなタンゴの街に住んでいるヨンナ。コンサートでは日本、アルゼンチンの曲をフォークミュージックのリズムに乗せて今風のフィンランドのタンゴに変えている、とべた褒めでした。またフィンランド一のタンゴ奏者と言っても差支えない実力の持ち主だとも。私もまったく同意です。
ちょっと気になって調べたのですが、日本でアコーディオンというと片側が鍵盤になっていてもう片方の蛇腹を動かして演奏するイメージが強いのですが、Wikipedia先生によるとこれはピアノアコーディオンというタイプのものだそう。”アコーディオン”は鍵盤の代わりにボタンが配置されていて、左手側はなんと最大で120個!ほどのボタンがあるのだそうです。そんな複雑なアコーディオンを体の一部のように操り、なおかつ歌もとなると私にとってはもう想像を超える高度テクニック。
それにしてもせっかくコンサートの翌日にヨンナ会っていたのに、どの日本の曲を演奏したか聞きそびれてしまいました。残念!
そして実際彼女の守備範囲は広く、去年行ったコンサート(記事はこちら)では現代曲とバッハをアコーディオンとチェロで。私の結婚式でも私の好きなアストル・ピアソラの曲はもちろんのこと、伝統的なフィンランドのワルツや日本の曲まで演奏をお願いしましたが、彼女なりの味付けがなされたすばらしいアレンジで演奏してくれました。
気になる彼女の演奏、Youtubeで”Jonna Pirttijoki”で検索するといくつか動画が出てきます。こちら↓はフィンランドで有名な歌手Jenni Vartiainenの"Minä ja Hän"のカヴァー。歌も琴線に触れるし、アコーディオンのアレンジも曲にとても合っていて私はこのバージョン、気に入っています。
ヨンナの活動予定はこちらからチェックできます。よろしければチェックしてみてくださいね。
http://jonnapirttijoki.com/keikat/
最後の写真は先日のスポーツイベントでのヨンナの演奏風景です。
ということで今日はヨンナについてアツく語ってみました。皆様もよい一日をお過ごしください。
今日は奇遇にもJonnaの誕生日でもあります。(私には関係ないのですが)
↓おめでとうクリックをお願いします。
↓こちらもよろしければ
週末大分雪が降ったので外の景色も違って見えます。特に木にたくさん雪が積もっているのが美しいです。気温は-3度前後。先週より少しだけ寒いですが、2月にしては暖かい方です。
さてセイナヨキには街の中心地にいくつかビジネスホテルがありますが、今回は中心地から4km強離れたトルナヴァエリアにあるSorsanpesäホテル(=ソルサンペサホテル)をご紹介します。ちなみにこのホテルはProvinssi(=プロヴィンッシ)という6月にセイナヨキで行われる大きなロックコンサートの会場に近いホテルでもあります。
Webはこちらです。(英語)
http://www.sorsanpesa.fi/English/
Trivagoでセイナヨキのベストデザインホテルと認定されているだけあり、緑豊かなロケーションとゆったりした豪華な空間が印象的です。
ここのレストランもおいしいという噂を先日聞きつけ、いつか行ってみようと言っていた矢先に、運よくそこで催されるパーティーに招待されました。ポフヤンマー地区(セイナヨキのあるエテラポフヤンマー県+ヴァーサなどがあるポフヤンマー県)で去年活躍したスポーツ選手、チーム、また監督を表彰するイベントで、私達はフロアーボール関連で招待されました。
外観はこちらです。そう、土曜の夜は結構雪が降っていたのです。
これ↑ではわかりづらいのでもう一枚。
こちらは会場だった地下のレストランの入口。
会場は地下にも関わらず開放的な空間。天井の真ん中にミラーボールがあるの、お気づきでしょうか。昨日はさすがに使われませんでしたが、ダンスができるレストランでもあるのです。
オープニング直前の模様。スクリーンに去年の色々な選手達やチームの活躍が映し出されました。
席からビュッフェ会場が近くだったので、イベントが始まる前にこそっと写真を撮ってきました。右から(写っていませんがパン)、サーモン、エビのパテ、サラダ、そしてチキン、サーモン、野菜の温かい3つのメインがありました。
圧巻のコーヒーカップの数。
気になる味ですが、もちろんおいしかったです。でもビュッフェ料理は量や好みの調整ができるのはいいのですが、何となく料理の個性が消されるような気がするのです。今度は是非別口で再訪問し、じっくりと味わいたいと思ったのでした。
パーティーはポフヤンマー地区で去年活躍したスポーツ関連関係者の表彰だったのですが、エンターテイメントも忘れてはなりません。最初に出てきたのは名前を忘れてしまったのですが、男性アカペラグループ。彼らが着ているのはこの地区の民族衣装というのでしょうか、伝統的な服です。ちょっとコミカルな歌で会場を和ませていました。
授賞式にあたっては、最初に授与する人が壇上に上り、その後実際の表彰が行われます。授与者の一人、運輸自治大臣、Paula Risikkoさんも登壇です。(左から2番目)彼女もエテラポフヤンマー県のカウハヴァ出身で、地元の大きなイベントではよくゲストとして招かれています。マリメッコの大胆な柄のドレスもおしゃれに着こなしています。
今回の受賞の最多はSJKというセイナヨキのサッカーチーム。去年初めてナショナルリーグに格上げされたかと思ったら、シーズンが終わっての結果は堂々の準優勝。サッカーはフィンランドでも人気スポーツなので準優勝したときの盛り上がりはすごかったです。他はレスリング、やり投げ、フィンランド式野球チームなどが受賞していました。
そして2つ目のエンターテイメントはJonna Pirttijoki。アコーディオンと情熱的な歌を披露し、観客の大喝采を浴びていました。彼女のことはまた別途紹介しますね。
一通りの表彰式が終わり、少し休憩があった後に始まったのはバンドの演奏、そしてそれに合わせてお約束のダンスタイム。用がある人はここで帰り、飲み足りない人はもう少し飲み、踊りたい人は踊り、またなかなか会えない人達との親交を深めている人達もいました。
今日のタイトルのSorsanpesäホテル、今回はレストランのみの紹介でしたが、また機会を見つけて別の切り口でも紹介できればと思っています。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
パーティーの醍醐味は女性のファッション。バラエティーに富んでいておもしろいです。女性は平均何枚のパーティードレスを持っているのか気になる方も、まったく気にならない方も
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ
今日は終日-2度から-3度で推移していて昨夜から細かい雪が断続的に降っているため、どんどん積もってきています。
さて、今朝は8時に起きて2度目のクロスカントリースキーに行ってきました。朝8時ですがまだ外はこんな感じで夜明けはまだですが、雪灯りのおかげで真っ暗ではありません。
先週9時頃に行ったときは駐車場がいっぱいだったのですが、今日は1台も止まっていないし、駐車場はまだ除雪されていなかったので少し離れたところに車を停めました。うーむ、もしかしたら朝も早いし、雪も断続的に降っているし、車を見る限りは誰も滑っていない模様。半分期待、半分諦めでコースに行ったところ
↑ちゃんと除雪され、クロカン用のコース(右端)も準備されていました!
最初は慣れなくて不要な筋肉を使っていたのですが、少しずつ勘を取り戻してきました。そして初回はスキーウエアが暑すぎて体力を消耗したので今日はもう少し薄めのジャケットを。脇部分も開けているので通気性もいいはず。
今日は雪が積もっていて森の景色も違って見えます。
ただどんどん森の中に入っていくにつれて私のスキーの滑りが悪くなってきます。最初は止まった時に轍から外れたときにスキー板の裏に雪がついたせいかと思って、その雪を取ってもらいました。
ふむふむ、やっぱり雪のせいで滑らなかったのね、と納得しながら行くのですが、また数メートルしたら全然滑らなくなるのです。家人からは体重をかけて滑らせるようにと言われるのですが、滑らないものは滑らない。
先週は雪も降っていなくて轍がよい形で凍っていたのでうまく滑れていたのですが、今日の森の中のコースは陽射しも射さなくて雪も溶けないし凍らないため、初心者用の私の板には雪がすぐに付着して滑らなくなるようなのです。
結局この調子でいくとあまりにも時間がかかり過ぎるというので、家人と私のスキー板を交換してもらうことにしました。家人のスキー板は若干長いものの、私のと比べるとすごく滑ります。一方私のスキー板は家人のテクニックでも雪が付着したままで滑らないので、家人がてくてく歩き、私はその後から滑りながら追いつくスタイルで落ち着きました。
ダウンヒルでは私の体重ではスキー板がまっすぐにならず、しなったままのせいか、ほとんどスピードが出なかったのは残念でした。それでも初心者の私でもさすがに歩くよりは早く進めるので、少し休憩をして、森の空気を吸ってみたり、写真を撮るチャンスがたくさんありました。先週はついていくのに精いっぱいだったり、他のスキーヤーがたくさんいたので(今日会ったのは3人)、立ち止まっていると迷惑になるのであまり落ち着いて写真を撮れなかったのですが、今日は撮り放題。こちらは先週急いで撮ったら手ぶれしてしまった簡易休憩所。ちょっとここでソーセージは焼けませんが、暖かい時期は少し休憩するにはよさそうです。
この木のモコモコぶりがかわいい。
そんなこんなで1時間半ぐらいかけて5kmのコースをどうにか滑り終えることができました。細かい雪が降りつづける中滑ったおかげで髪の毛が凍りついてやまんばのようになっていました髪の毛も凍る過酷な状況なのですが、気持はすっきり。これも森の癒し効果のおかげでしょうか。戻った後はしっかり筋肉痛になりそうなところを軽く叩いておきました。先週もこのおかげで激しい筋肉痛を逃れることができました。今週はいかに?そして私のすぐに雪が付着してしまうスキー板の今後の対処はいかに??
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
雨に濡れるのは嫌なのに、雪だと許せるのはどうしてなのでしょうかね。ちょっとした謎、に
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ