日本でも都心で雪が降ったそうですね。こちらは相変わらず0度前後なので案外同じぐらいの気温かもしれません。ただ最近は太陽が拝めていないのがちょっと残念な点です。
さて今週はほとんど家に引きこもっています。というか切羽詰まっています。というのが明日セイナヨキの地元ガイドの口答試験があるからです。1年ぐらい前から月に2回ベースで講義や実際に場所を訪れて説明してもらっていた集大成。出席率だけは誇れるのですが、フィンランド語での講義は取り残されることも多々あり、そのツケがまさに今どどっと押し寄せています。
明日はあらかじめ決められたルートをバスで回るのですが、指名された人がその場所について最長15分説明するというもの。先週は先生に頼んで、クラスメートの友達と一緒に同じルートを回りました。友達がすべて録音してくれたので今週はずっとその2時間半分のガイドのテープ起こし。そして今日はこれから不足している資料を読み込んだり集めたりして明日に臨みます。
ずっとPCに向かっていると体も凝り固まってくるし、集中力も途切れてくるので、時々お茶を飲んだりお菓子を食べたりストレッチをしながら最後の追い込みをしています。
それにしても日常気にしていない建物にもおもしろいエピソードがあったり、はたまた戦時中に意外な使われ方をしている建物があったり、興味深いです。これらの情報が消化しきれるかどうかちょっと、いえかなり不安ですができるところまでがんばってみます。先生やガイドの大先輩方の膨大な知識を活かしつつ、今の街の様子や、外国人としての視点も交えながら伝えるのが私の役目かなと思っています。さて、どこまでできるか。
最後にこちらはProvincial Museum(=郷土博物館)の写真。最初は牛舎として使われていたそうです。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
試験前はついつい関係ない本とか記事を読みたくなるのは現実逃避願望ですかね…
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昨夜は雪の予報だったのですが、どうやら雨が降ったようで、雪かきしていた通路の雪は半分溶けて凍っています。この時期のお天気は雨や雪が降るとちょっと面倒です。雨もすべての雪を溶かすほどの威力はないので、雪が中途半端に溶けて凍ってしまうし、雪が降ったらまた雪かきが大変だし。これも春へのステップと思って通らなければならない道ですね。雪を溶かして道を乾かすほどの暖かい太陽の光が降り注ぐ日が待ち遠しいです。
さて、今日はセイナヨキのアールト図書館について現状をご紹介します。アールトの図書館は1965年に建てられたので今年は50周年の記念の年です。アールト図書館は2012年、アピラ図書館が開館すると共に現在改修に入り、続行中なのです。
なぜこんなに時間がかかっているかというと、アールト財団の主導により、オリジナルからあまり変化がないように復元しているからなのです。現在はロシアにあるViipuriの図書館は改修前の状態がひどかったこともあり、改修に約20年もかかっていますから一筋縄でないことはおわかりいただけるでしょうか。
現在はほぼ大きな改修は終わり、昨年の年末までに外壁、電気関連、空調関連の工事も終わりました。ただまだ細かい工事が残っていて少なくとも春までは続きそうとのこと。
市の成長とともに手狭になってしまったアールトの図書館もアピラ図書館の開館のおかげもあり、改修後はオリジナルのデザインになるべく沿った形にするそうです。例えば大きなホールから本棚を減らし、また棚の高さを低くすることによってオリジナルの広々としたホールに戻すそうです。小さなホールは読書コーナーに、また30年前から倉庫に眠っていたランプも復活するようです。
先日通りがかっていたら電気がついていたので撮ってみました。一時期は壁もはがされていましたが、今はこのように真っ白に。そしてこの柔らかな照明の色が雪景色にマッチしています。
ランプを撮ろうと近づいてみましたが、今一つですね、お許しを。
このように改修は着々と進んでいます。今年の50周年を記念して夏にはいろいろなイベントも企画されているようです。またおもしろそうな情報があればアップします。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
ロバニエミに行ったときにアールト設計の邸宅が結構なお値段で売られていました。”くじが当たったら買おうか”と持ち掛けたのですが、”修繕費に莫大なお金がかかるからそれはダメ”とあっさり却下されました。確かに…に
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今日は+2度まで上がります。車道の雪も少しずつ溶けてきています。ただ夕方からまた雪の予報。これぐらいの気温だと水分を含んだ雪なので結構積もりそうな予感です。
さてフィンランドの3大スーパーといえばS系(PRISMA、S-Market、Sale等)とK系(City Market、K-Supermarket、K-market等)そしてドイツ系のスーパーLidle。価格の安さでいえばLidleが優勢なのですが、先日PRISMAも400品目に渡り価格を下げるという消費者にはとてもありがたいニュースがありました。
セイナヨキは家電や衣料品などまで売っている大型スーパーには恵まれているところだと思います。クマが出没したCity Market(記事はこちら)は老舗ですが、その近くにHalpa Halliというスーパーもリニューアルオープンして生鮮食品も取り扱いを始めました。
そしてスーパーの激戦区はPRISMAのある辺り。半径4km以内に巨大なPRISMAが、そしてCity Marketの2店目が数年前にオープン、さらにminimaniというスーパーも追ってオープンしました。買いたいものが売り切れだったときは簡単にスーパー巡りが可能なのです。
この3店、やはり棲み分けをしていかなければ競争に負けてしまうのは明白。最近になって各店の工夫が少しずつ見えてきました。minimaniはあまり行くことはないのですが、最近一番新鮮な魚が手に入るという情報が入りました。PRISMAは店舗も駐車場も大きく安定の客数。そして今回ご紹介するのはCity Market。
始めの頃はあまり特徴もなく、品数も前からあるCity MarketにもPRISMAよりも劣る微妙な感じ。最初は敷地内におしゃれなオーガニックを扱っているお店や北欧系のスタイリッシュな服のお店や安売りの本屋さんとか入っていたのですが、どれも1年経つか経たないかのうちに姿を消していきました。レジも大体がらがら。ただ最近少しずつ変化が見えてきました。
こちら1.5kgのオレンジが2袋で3ユーロ。(1ユーロ=133円 2015年1月27日現在)ちなみに先日は5kg入り!のオレンジが2ユーロという破格値もありました。ちょっと豪華にフレッシュオレンジジュースを作ったりしました。(家人が)
こちらはフィンランドではあまり見かけないカルボナーラパスタ。1.99ユーロという金額よりもこの-48%というのに心惹かれてしますのです。
Fazerのこの一口チョコ、結構おいしいのですが、こちらが-60%オフの1ユーロ。(購入即決!)
こういう購買者の心をそそる割引率がとても高いものがあちこちにあるので、日頃なら手にしない製品も”こんなに安いなら”とついつい買ってしまう恐ろしい場所でもあるのです。どうやら他店と差別化を図るためにK系の在庫があまり過ぎているものを集めてここで売りさばいている模様。
お店でもこのようにアウトレットと謳っています。
寿司キットが10セントで売られていたのもその一環だったのです。どの店舗でもあまり売られないものがここに集められ、さらに売れ残りそうなら価格がどんどん下がっていくのです。ちなみにこのCity Marketではセルフサービスですが、コーヒーまたは紅茶+シナモンロールなどのプッラが1ユーロで食べられるコーナーもあり、小腹がすいているときは時々利用します。ほほ。
こういったアウトレット効果などもあり、お客さんも最近では結構増えてきています。電機店やスポーツ用品店などはまだまだお店の数が少なくて殿様商売の傾向があるので、こういった日常品の価格競争は嬉しい限りです。地の利を活かすべく新聞広告などでどこで何が安いかを品定めし、週末のお買い物ルートを計画しているのです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
以前PRISMAでショッピングカートにテレビを入れている人がいてちょっと衝撃だったのですが、まあそれもありですよね、に
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今朝は雪の予報が出ていますが、まだ降っていないようです。気温も0度前後で曇りがちですが、穏やかな一日となりそうです。
さて、先日セイナヨキ市の迎賓館しても使われているTörnävä Kartano(=トルナヴァ邸)のツアーがあったので参加してきました。
ひとまず簡単にこのトルナヴァ邸の歴史をご紹介しますね。セイナヨキの町の発展は1798年にAbraham Falander-Wasastjernaという人がÖstermyra鉄工場をトルナヴァ地区に建てたことに始まります。当時の彼の家は、現在トルナヴァ邸としてセイナヨキ市が所有し、弾薬工場だったところはトルナヴァ教会に、また工場の庭には病院が建てられています。街の中心地からは少し離れているものの、川も近くにあり緑豊かな美しい場所に位置しています。
今年はAbraham Falander-Wasastjerna(1815年1月26日没)の没後200年、彼の息子Gustaf Adolfi(1785年2月26日生)の生誕230年、またGustaf Augustiの奥さんのMathilda Wasastjerna(1825年1月28日生)の生誕190年という記念の年なので、その日は当時の服を着たガイドさんが案内してくれました。ツアーの参加者は30名ぐらいいました。
いつもオープンしている訳ではなく、先日はたまたま通ったとき、バラの花を持った人達が中から出てきていたので、何かの授賞式があった模様です。そんなこともあり、気にはなっていたものの、なかなか中に入るチャンスはありませんでした。
トルナヴァ邸の外観はこんな感じです。
そして一番大きな広間。写真の構図が悪くてその広さがわかりづらくて申し訳ありません。ですが豪華なシャンデリアが当時の豊かな暮らしを連想させてくれます。庭はイギリスの庭師のデザインによる自慢の庭だったそうで、夏は色々な花が咲き乱れます。
当時の服を着たガイドさんとマチルダ役の方。”マチルダ”さんはピアノも披露してくれました。
これは壁紙。シンプルに見えてなかなか凝っています。
この後色々な部屋を案内してくれました。こちらは書斎です。
北欧デザインというとシンプルなものをイメージしがちですが、昔はこのように装飾的なデザインが好まれていたようです。
壁紙もなかなか凝っています。
こちらは白を基調としたシンプルな壁ですがソファがどっしりとした印象。
これはロシア風の部屋とのことです。色使いが豊かですね。
昨年の10月はタンペレ市の迎賓館に入るチャンスがありましたが(記事はこちら)、このように市が歴史のある建物を所有しているのは文化の違いなのでしょうかね。このような瀟洒な家具などを見ていると一瞬タイムスリップしたような気になり、よい経験ができました。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
大きなパーティーをするにはこれぐらい大きな家が必要だったのでしょうか。掃除のことなどをついつい心配しています小市民な私に憐みの
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今日も0度前後で割と過ごしやすい気温でした。
気温0度→そんなに寒くない
家人→仕事の山を越えたのでそんなに忙しくない
前日ニュースでフィンランド在住の外国人達がクロスカントリースキーに挑戦しているのを見た
今はスキー用品などセールの最中
クロカンは腕を動かすので万年肩こりの私にちょうどいい(家人談)
運動不足解消
前々から友達から楽しいと聞いていた
などなど、いろんなきっかけが一気にきて、思い立ったが吉日。実は昨日クロスカントリースキー用のセットを購入してしまいました
運動神経はあまりよくないのですが、ダウンヒルスキーは日本にいる頃から好きで、実家に住んでいた頃は毎週のように日帰りで楽しんでいました。セイナヨキにも車で5分ぐらいのところにスキー場はあるのですが、なんといっても人工の山。コースも3kmの長さなので2時間も滑ると飽きてしまうのです。
一方平地の多いこの地域、クロスカントリーのコースは色々あるようです。早速今日行ったのは家から車で3分ぐらいの湖の近くの森の中。10台ぐらいの駐車スペース、9時半頃に着いたら既に満車でした。
クロカン用のスキー板は細くてしなっているので、そのバウンドに乗って、またスキーポールを使って前に進む仕掛けになっています。スキー靴も専用ですが、ダウンヒル用よりも随分軽く、かかと部分は固定されていないので前に重心をかけやすくなっています。
スキーに靴を装着させていざ出発。ちょっと小雪が舞うお天気だったのが残念ですが、雪のコンディションはまずまずの模様。5kmの森を巡るコースです。
コースはこのように轍があるので、それに沿ってリズミカルにスキー板を滑らせていくのですが、
最初はなかなかコツがつかめなくて超スロースピード。しかも腕も足も余分な筋肉を使いまくり、バランスも後傾になりがち。必死になって進んでいたつもりでも、進んだのは500mだと。えーっと後4.5kmってことですかね
最近流行っているのはスケーティングと同じようにハの字で進むタイプのクロカン。道の幅は余裕があるのでスケーティング手法の人はすいすい追い抜いていきます。えっと、私があまりにも遅いので、昔ながらの轍を進む手法の人も轍を迂回してたくさん追い抜いていきました。すみませんねぇ、初心者なもので。
ちょっとしたアップヒルではペンギンのようにえっちらおっちら歩き、ダウンヒルでは家人のアドバイスに従って、轍を踏み外さないように意識しておりていきました。下りはダウンヒルスキーの要領と同じだったので割と楽勝でした。そしてここで勢いのつけ方のコツがつかめてきて、平地でのスピードも少し早くなり、リズムもつかめてきました。しかし半分の2.5kmでまだ半分しかきていないという失望感が。スピードを出し過ぎてちょっと体力消耗しすぎた模様。
そもそも…最近の私はというと、道のコンディションが悪かったり、寒過ぎたりして自転車に乗ることもめったになく、室内バイクを3km漕ぐに終わっている。そんな運動不足兼初心者の私にいきなり5kmのクロカンは要求高過ぎでは??
などとぶつぶつ言いながら、ちょっと休んだりしながら(0度でも汗をかいてくるのです)ようやく知った風景が近づいてきました。ピンボケですが湖です。(よくわかんないですね。でも湖です。)
結局5kmのコース、1時間半で完走しました。まずは根気よく付き合ってくれた家人に感謝です。それにしても3歳ぐらいの小さい子どもからカップル、60代とおぼしき女性までまさに老若男女が楽しんでいました。学校などでも授業があるようですし、高齢者にとってはウォーキングよりもスキーを滑らせる方が早いし楽なのだそうです。今回は特に最初慣れなくて要らない筋肉を使い、エネルギーを消耗してしまいましたが、次回はもう少し楽になるかと。早くなれば30分ぐらいでこのコースを回れるようになるそうです。そうなると森林浴と運動不足解消と気分転換とで一石三鳥の効力がありそうです後は気温が‐5度以下に下がらないことを祈るばかりです。一度道具を揃えたらその気になって後が続かないことがないよう、残りの冬もう少し楽しみたいと思います。
ということで皆様、少し早いですがよい1週間の始まりをお迎えください。
それにしてもスキーウエアの流行にいつも遅れをとっている私。年に数回しか着ないし、スポーツ用品購入のテンションは低いまま。じっと我慢していたらまた流行が戻ってきますかね、に
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今日は終日0度前後の曇りのお天気でした。この時期にしては暖かい。そして雪もうっすら積もっているので道もそんなに滑りやすくなくて歩きやすかったです。
さて、先日ニュースで Kannonkoski(=カンノンコスキ)というセイナヨキから車で東に2時間ほど行った中部の街の広場に設けられているWebカメラが密かな人気だというのが出ていました。(これもれっきとしたニュースですよね。)2009年から設置されているのですが訪問者数が20万人を超えているそうです。訪問国は中国、ドイツ、トルコ、日本からなど。
カンノンコスキの担当者はなぜそんなに訪問者が訪れるのか思い当たる節がないとのこと。そして冬の間はこの広場では特に何も行われていないとのこと。そういわれると余計にどんな風景なのか見たくなるというのが心情でして、探してみました。こちらです。
http://www.43300.net/
オセジヌキデ、ナニモナイ。
逆にこの飾り気のないシンプルな感じがウケているのでしょうか。と言いながらひょっとしたらまた訪問者を増やしてしまいましたかね。
ライブカメラで思い出したのですが、こちらはロバニエミにあるサンタクロース村のライブカメラ。
こちらが外の様子で
http://www.ustream.tv/channel/2025717
こちらが中にいるサンタクロースと記念撮影をしている人達の様子。(営業時間外は中継なしです。)
http://www.ustream.tv/channel/2025715
去年の3月に友達とサンタクロース村に行ったとき、こんなライブカメラがあることも、ビデオ撮影されていることもつゆ知らずサンタクロースに会いに行きました。ネタばれになるかもしれませんが、友達はサンタさんにそそのかされてダンスまで披露してました。うーむ、その映像をライブで見ていた人はどう思ったのでしょうかね。クリスマスの時期にこのライブカメラを見ていたら、サンタクロースさんは若干疲労気味で覇気も感じられませんでした。何といっても1年の中で一番のかき入れ時ですからね。途切れないお客さん、そしてまたお客さん。もしサンタクロースに会ってじっくりお話等したい方は混んでいない時期をお薦めします。
本文に関係ありませんが、こちらは数日前の夕焼の風景。うっすらピンクの空が美しいです。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
カンノンコスキのライブカメラの人気の理由が何となくわかる!という方も、さっぱり意味不明の方も
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今日は-10度前後で推移します。昨日の朝の-18度を思えば”暖かい”です。さらに明日は‐1度になるようで2日で20度弱の変化になります。
この気温もそうなのですが、こちらに来て初めの頃は驚いていたことも、時が経つにつれて日常になってきていることがいくつかあるので、気の赴くままにいくつかご紹介します。
●気温や天気の激しい変化と当てにならない天気予報
特に冬はここ数日のように-20度近くになったかと思えば0度になったりするのも珍しくありません。この勢いで+10度、20度までいってくれたら嬉しいのですが、それは思うようにはいきません。天気も夏など土砂降りの雨が降ったかと思えば数時間後には嘘のようにいいお天気になったり。そんな調子なので天気予報通りでないことが多く、週間天気予報もあくまでも参考程度です。
●汚れた車
来た当初は走っている車の汚さにびっくりしていましたが、今は自分がびっくりするような汚れた車に乗っているという…(あ、でも雪でちょっと汚れを落としましたよ、コホン。)ちなみにプレートナンバーが読み取れないほど汚れた車、結構見かけます。これは不本意なのですっ。不本意なのですが、まず冬に洗車をすると凍って危険。春先は雪解け水で道路がびしゃびしゃなので、すぐ泥水がはねて洗車してもまったくの無駄。夏は通り雨が多いので洗った次の日に雨ということもしばしば。そうこうしていると”どうせ洗ってもすぐ汚れるし”と諦めモードになるのです。もうちょっとしてから洗車、洗車…と思っているうちに冬に突入するのですよねー。
●ピポ(ニット帽)
冬は寒いので頭に何かをかぶって熱を逃がさないようにするのが定番。こちらに来た最初の冬に家人や義母からピポをかぶるようにとすぐに言われました。日本にいる頃は帽子ってあまり好きではなくてほとんどかぶったことがありませんでした。ましてやニット帽なんて手持ちの服に全然合わなくってよ、フッ、という感じでまったくの対象外アイテムでした。ところが今はスーツはおろかジャケットを着るチャンスはなく、フェミニンなスカートも寒いし自転車で移動するのには向かなくて滅多にはかなくなりました。今ではおしゃれよりも寒さ対策が優先で、何のためらいもなくかぶっています。でも日本ではかぶる自信はまだないかもです。その前にニット帽が必要なぐらい寒い日がないのでかぶる必要はないかもしれませんね。
●リフレクター
こちらも暗い時期の秋から冬にかけての必須アイテム。リフレクターはマリメッコやPentikでもかわいいのが売っていますし、ムーミン関連のリフレクターもお土産にお薦めです。ちなみに私のはニョロニョロ。本物の電気は発しませんが暗いところではピカリと光ってくれますリフレクターはバッグにつけたりするとかわいいアクセサリーになりますが、ウォーキングしている人はジャケットの腕につけたり、ジッパー部分にぶらさげていたりします。最初はちょっとびっくりしたのですが、いやいや歩いているときに存在感を示してくれて安全なのです。
●安全ジャケット
あの蛍光色の目立つジャケット。こちらでは工事の人はもちろん、ジョギングをしている人など一般人でも着ている人が割といます。(都会じゃないというのも理由の一つ?)若者でも普通に着ています。最初は違和感があったのですが、今ではリフレクターと同様、暗い夜道では目立つのでなかなかいいアイテムだと思えるようになりました。特に運転しているときは助かります。
●甘いもの
確か来たばかりの頃はこちらで食べるケーキやプッラなどのスイーツ、甘過ぎると思っていたのですがこれは知らない間に(しかも短期間で)すっかり慣れていました日本から来た人がケーキなどを食べたときに”甘いですね”と言われてはっと気付く次第。たまにケーキ類を焼くときは日本のレシピをなるべく使うようにしています。フィンランド人にとっては甘さが足りないようですが、それでも砂糖100gとかバター50gとか、見なかったことにしたくなる量を使っているのですがね。甘さに対する耐性が増加するのと比例して体重も年々着実に増えています。それでもアジア人はフィンランド人にとって小さく見えるようで”体重を落とす必要なんかないよ。”とか言われるとついついその気になりそうになるのでそれも危険事項の一つです。
そう言いながらも昨日食べたルーネベリ―タルト。カロリー消費量は考えなかったことに。これはフィンランドの国歌を作詞したJ.L.ルーネベリの好物だったお菓子で、彼の誕生日の2月5日食べるお菓子なのですが、今、街で出回っている旬のお菓子です。これはちょっとしっとり感が足りなかったのが残念。
こちらは友達が頼んだAleksanterinleivos(アレクサンドルケーキ)。1800年代からあるものでロシアのアレクサンドル1世にちなんだケーキだそうです。
どちらもしっかり甘いお菓子でした。
他にもすっかり慣れ過ぎて、ごく普通にしているものもありそうなので、また思い出したら随時アップしますね。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
安全ジャケットは非常に効力のあるものだと思いますが、もし”さあ、これを着て”と差し出されるときっと躊躇してしまいそうです。実用性重視で着るのは当然、という方も、いや、日本女子の恥じらいを捨ててはならない、という方も、その場のノリでいいんじゃない?という方も
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今日は昨日よりさらに冷え込んで‐18度。さすがに少し外に出ただけで空気の冷たさが全然違います。道はというと、雪が少し残っているところはかちこちになっています。小石が撒かれていたらその上を歩いて滑らないようにしますが、そうでないところは転ばないようにゆっくり歩いています。ただこの寒さも今日まで。明日は‐12度(まあそれでも寒い)で明後日は‐2度。その後は0度を少し下回る気温で推移するようです。
10月から12月にかけて何が辛いかというと、寒さもさることながら太陽が出ない日が多く、日が短いこと。でも1月になれば今日みたいに寒い日はあるのですが、晴れの日が多くなり、そして太陽が昇っている時間も長くなってきます。春に向かって少しずつ前進しているのが感じられるのが好きです。
こちらは一昨日の朝。雲がピンク色に染まっているのが美しい。こんな色の着物がありそうですね。
昨日はもっと晴れていました。燃えるような太陽がもうすぐ昇って来るところ。
昨日の空は一昨日の空よりオレンジ色が濃かったです。
そして日中。14時前の湖。えーっと、手前の足跡👣などが残っているところはビーチで、先の足跡がもうないところは湖です。
湖の近くの公園。雪が大分積もってブランコも雪面すれすれですが、晴れの日の雪の色はまた格別に神聖な色をしています。
昨日のお昼過ぎは6階の会議室でのミーティングに参加していたのですが、夕陽が落ちていくにつれて移り変わる空の色もとても美しかったです。偉大なる自然に感謝です。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
昨日久々に日本から持ってきたコールド・フィーバー(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC)という映画を観たのですが、舞台は冬のアイスランド。今改めて観るとその寒さが想像できます。百聞は一見に如かず、に
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今日も-13度前後のお天気。日中は晴れ時々曇り。そして日の出は9時半、日の入りは15:50と大分日も延びてきました。
さて、今日は森についてです。フィンランドは国土面積で森林の占める率が72.9%もあり、世界一。実際うちからも自転車で5分、10分行けば簡単に森に行くことができます。先日ニュースで森による効力についての調査結果が発表されていましたのでご紹介します。
森林研究所(Metsäntutkimuslaitos)の調査によると、
●毎日20分森で過ごすと血圧が下がる。
●毎月自然の近くで5時間過ごすと精神状態がよくなる。
●子どもが頻繁に森を訪れているとアレルギーを軽減される。
他にも毎日窓から森を5分見るだけでリラックスできるという人のコメントも紹介されています。また日本では森の香りのエッセンシャルオイルによい効果があると信じられていますが、フィンランドでも同様で森の香り、リラックスできる音や風景などがストレスを軽減すると考えられているとも紹介されています。日本でも森林浴という言葉がありますが、まさにそれですね。
フィンランド語の学校に通っていたとき、自転車で森を横切って近道をしていましたが、特に夏などのいい季節は空気も澄んでいて気持よかったです。今は少し散歩するには寒いし、道が凍っていて滑って危険なのですが、もう少し季節がよくなったら森や川沿いを散歩したりサイクリングしに行きたくなりました。
また家に引きこもりがちで少し頭が痛くなったときに、家人に誘われて散歩に行ったら不思議に頭痛がなくなったことがあります。新鮮な空気、森のパワーのおかげだったのですね。
ちょっと話は飛びますが、セイナヨキでは毎年6月にProvinssi(=プロヴィンッシ)というロックフェスティバルが開催されます。(記事はこちら)会場は真ん中に川が流れる自然の中なのですが、そこにいくつかのステージが作られます。コンサート自体も楽しめるのですが、豊かな自然の中で散策したり、サウナや川泳ぎも楽しめるというのもこのフェスティバルの醍醐味の一つです。
こちらは去年撮ったものですが、川の横に広がる森。森が街を支えてくれているようです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
”窓から森を5分見るだけで”というのがフィンランドらしいコメントだと思ったのは私だけ?ちなみにうちの窓からは残念ながら森を見ることができません。窓から森が見える方もそうでない方も
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今日は-10度前後で気温は推移しそうです。室内は20度前後で保たれていますが、-10度ともなると窓際は少し冷え込みます。
昨日用事があって家人のオフィスに立ち寄りました。去年の年末、高さの調整できる仕事机がちょうどセールになっているので購入したと言っていたのですが、昨日初めてそれを目にしました。
出典:kinnarps.com
違うブランドかと思われますが、とにかくオフィスに入ったら家人は一番右の状態で働いてました。
そう…スタンディングデスクです。何となく所在ない感じというか、何かやりかけで落ち着かないようなちょっと不思議な印象を受けました。
確かに座っていると、知らずしらずのうちに足を椅子の脚にかけたり、背中が丸まっていたり、肩が凝ってきたりしますが、それでも椅子があるとすぐ座りたくなる私には何で(好き好んで)仕事中に立って仕事をするのかがちょっと理解できませんでした。
この選択、
”うちのオフィスでも使っている人いる!すごく集中して仕事ができるし、体が伸びていいのよ。”
というまさかの超ポジティブな反応。
もしかして変わり者なのは私…?
そういえばスタンディングミーティングの推奨の記事なども読んだことがあります。立ったままだと集中してさっくり会議を終わらせることができるのだと。使用者(家人)はかなり満足していて、仕事が集中できる、背中が痛くならない、眠くならないなどの効用があるそうです。またずっと立っている訳ではなくてコーヒーブレークやランチのときは座るからそんなに辛くないとも。電動なので疲れたら机の高さを調整して座って仕事もできますからね。後はデスクの後ろにあるクローゼットの中のものを取るときはバースツールを使っているとも。(←そこは座るのか…?)
日頃からあまり運動をしていない私はさてどうなるか…。
こちらに電動ではないのですが、スタンディングデスクを1週間試した方のレポートがあり、なかなか興味深いです。(前半は組み立ての様子がレポートされていますが、後半に使用の感想が書かれています。)
http://gigazine.net/news/20141122-ikea-standing-desk/
ノートパソコンの位置を調節すれば割と快適のようですね。また興味深かったのが、初日は14時頃には足が痛くなったけど、徐々に慣れてきたということと、腰痛が改善されたということ。別のレポートではスタンディングデスクを使い始めてから、列に並ぶときのイライラがなくなったと。なるほど、そういう思わぬ効用もあるのですね。
日本のオフィスも大分様相を変えつつあると思いますが、それでも島型の机の配置でそれぞれの身長に合わせた高さの違うスタンディングデスクは置けるのか?と考えるとちょっと想像しづらい部分も。いや、それとも隣の人との境界線がはっきりしてやりやすくなる?
ところで家人にこのスタンディングデスクの普及度合いを聞いてみたのですが、新しいことを取り入れる気風のある会社で時々見かけると。家人のオフィスのご近所さんでデザインをしている人もスタンディングデスクを使っているのだそうです。日本では高価な電動スタンディングデスクもこちらだと割とリーズナブルに買えるようですし、ゆったりした個人スペースを与えられているところなら導入はしやすいと思われます。なにぶん、スタンディングデスクについてフィンランド人にヒアリングしたのはたった2人ですから何も一般的なことはいえませんが、また機会を見つけて他の人にも聞いてみたいです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
長時間座ってのドライブが辛ければ、今度は立ったまま運転できる車に乗ったら?と家人に提案。スタンディングジェットコースターみたいですね。ところでアクセルとかブレーキとか適切に踏めるのか?ちょっと無理かもと思った方も、どーとでもなるさと思った方も、いやそういう問題じゃなくてと思った方も
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今は-6度なのですが、晴れの予報にも関わらず、時間を追うごとになだらかに気温は下がり、夜10時には‐15度まで下がります。ここのところ雨で雪がほとんど溶けた状態で道が凍っているので、転んで怪我をする人が多いようです。凍った道を歩き慣れているであろうフィンランド人でさえそうなら、外国人の私はもっと気を付けなければと思う今日この頃。
そんな中、先日寒中水泳の薦めという記事がありましたので紹介します。日本だとお盆を過ぎてクラゲが出始める頃、海水浴も終わりというイメージがありますが、フィンランド人はそんなもんじゃありませんよ、たぶん。
季節に関係なく海や湖で泳ぐ、これがスイマーの基本。冬に泳ぐ人をTalviuimari(=winter swimmer)とよぶのだそうですが、注意事項がいくつかあるそうです。
1.一人では泳がない。
万が一のとき助けてもらえる体制を取っておくことは大切。
2.寒さ防止のためのPipo(=帽子)と水泳用スリッパを準備すること。
一旦水の中に入ってしまえば”暖かい”のかもしれませんが、水に入るまで雪や氷の上を歩くことになりますから特にスリッパは必須アイテムですね。
3.水から上がった後は十分着込み、十分飲み物を飲むこと。
また一年を通じて泳ぎ続けていると、冷たい水にも”慣れてくる”のだそうです。なので秋に少し寒くなり始めたときに休むのではなく、泳ぎ続けることがポイントとのことでした。
ちょっと話は逸れてしまいますが、SPAと聞くと日本では素晴らしいリラクゼーションマッサージ(!)とか温泉とかが思い浮かぶのではないでしょうか。家人から”SPAに行こう”と言われたときもどんな素晴らしいマッサージが受けられるのだろう、と心躍らせながら行ったのですが、そこは温水プールでした。あまり泳ぐことが好きではない、というか水着を着るのが嫌いな私は大きな声では言えませんががっかりしたことを思い出しました。
サンタクロースもちょっと様子見。つららにもご注目。
出典:Ilkka.fi 写真:Tomi Kosonen
今週は-10度以下に気温が下がっていくので海や湖にも氷が張っていくと思われますが、Talviuimari達は果敢にアイススイミングを楽しむのでしょうかね。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
一度真冬のラップランドでSPAに行きました。屋外温水プールにも挑戦しましたが、雪の上を転がって楽しんでいる人を目の当たりにし、何かこう、見てはいけないものを見てしまったというか、間違ったところに自分はいるのではないだろうかと思った-20度の夕方。
同情してくださる方も、いや”郷に入っては郷に従え”という方も
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明日からまた気温が下がってきますが、今日は-1度から-3度のようです。お天気はあいにくの曇り空。細かい小さな雪が降ったり止んだりしています。
さて、昨日は地元でフロアーボールの試合があったので観戦に行きました。(今日もなんですけどね。)試合開始は17時だったので試合のある体育館に足を運んだところ、試合は18時からに変更になったと。理由は対戦相手であるヨエンスーのチーム、Josbaの選手たちを乗せたバスが溝に落ちてしまったからとのこと。
写真:Jami Huhtala
昨日は気温が0度前後まで上がり、しかも雨が降ったりして道の状態がガタガタだったり滑りやすかったりしました。事故が起きたところもとても小さい道だったそうです。幸い誰も怪我人も出ずに済んだそうです。
ところでフィンランド語でこのような事故のことを”Onnettomuus"(=オンネットゥムース)と言います。最初聞いたときは長っと感じたのですが、意味がわかれば覚えやすい言葉だということに気付きました。幸運は”Onni"といいます。そして”ton”は接尾辞で”~のない”、漢字で表せば”無”とかに近い感覚です。お金(=raha)の後に"ton”とつけて”rahaton”といえば”お金がない”という意味になるのです。”Onnettomuus"の最後の"uus”は形容詞を名詞化するときの接尾辞のようなものとでもいいましょうか。”Onni"がなぜ”Onne"なるのか、”-ton”がなぜ”-ttom”になるかは文法的な法則に則って、とでも思ってさらっと流していただくのがよろしいかと存じます。ちなみに”Onneton"は無運=不幸という意味になり、”Onnettomuus"は”無運であること”。こう考えると単語が長くなった理由もわかります。
昨日のバス事故の記事はこんなふうに表現されていました。
Tällä kertaa oli onni onnettomuudessa, kun Josban bussi suistui tieltä.
Josbaのバスが溝に落ちましたが、今回は運のいい事故でした。
出典:paakallo.fi
”不幸中の幸い”にニュアンスが似ているのがおもしろかったです。選手の一人はTwitterで”Pikku accident"とつぶやいていました。Pikkuというのは”小さな”。(リトリミィもフィンランド語ではPikku Myyなのです。)OnnettomuusではなくAccidentと英語を使ったのは”Big accident"の言葉遊び。
こんなアクシデントに見舞われたJosba。セイナヨキのチームSPVとの試合結果ですが、初盤はJosbaの調子が出ず、SPVがリード。そして第2ピリオドではJosbaが盛り返し、SPVは一時2点差まで追い詰められましたが、結局8対3で勝ちました。
セイナヨキからヨエンスーまでは車で6時間ほど離れています。昨日は20時頃に試合が終わったので、Josbaが地元に着くのは午前2時頃。なかなかの長旅、お疲れ様です。バスの運転手さんも道路のコンディションも視界も悪い中、お疲れ様でした。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
バスはどうやって引き上げられたのかちょっと気になります。いずれにしても安全運転に越したことにありませんね、に
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今日は気温がプラス3度なのはありがたいこと。でも大きな問題が。
というのが昨日日中は少し雪も降っていたのですが、気温が上がって夕方から雨に変わりずっと降り続いていたようです。今朝起きてみると、まめに除雪されているところは雪が溶けて、雪解け水がツルツルに凍り、あまり除雪されていないところは雪がべちょべちょになっていました。
例えば私の住んでいる長屋(リビタロというのですが)では、誰かが小石混じりの砂を撒いてくれていたので、つるつるの道でもそこをたどってどうにか駐車場までたどり着くことができました。こんなときに転ぶと、物理的に痛いのもありますが、転び方によってはびしょびしょの地面のおかげで洋服が派手に汚れる可能性大なので要注意なのです。
自転車はもっと危険で、大きな水たまりはあるわ、道全面が凍っているところはあるわ、下手をして転んだら地面が凍っているし非常に危険でもあります。危険なところは自転車を押して歩くしかないのですが、遠いところに行くときはいつもよりかなり時間の余裕を持って行く必要があります。
そういう意味で車が一番安全です。大きな道は車の往来が多いので除雪もしっかりされているし、雪も溶けています。大きな水たまりも
歩くにしろ、自転車にしろ、車にしろ、とにかくいつもよりゆっくりめを心がけています。5度目の冬ではありますが、まだまだこの滑りやすい道には慣れなくて、こんなときにたとえ雪が降った後もすぐに太陽が道を乾かしてくれていた、今まで住んでいた日本の土地が恋しくなります。(北国ではそうはいかないかもしれませんが。)
この中途半端に道が凍っていて、水が溢れかえっている状態から早く脱出してほしいものです。こんな状態は春先によくあるのですが、今年は暖冬のようです。今晩は雪の予報が出ていますが、明日の朝はどうなっているやら。
砂が撒かれた道は画像的にも美しくないので代わりに数日前の朝陽をどうぞ。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
さっき除雪車に乗っていたお兄さん、半袖(しかも短め)を着て運転していて、思わず二度見してしまいました。フィンランド人にとって+3度は”暖かい”気温ですからね~。彼らは生まれながらに体内に発熱装置を兼ね備えているに違いないと確信しているのですが、どうでしょう。大きく頷いている方も、いや、それには賛成しかねるという方も
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今日の気温は2度ですが一日中雨交じりの雪、または雪交じりの雨。今週は雪かき当番なのでタイミングを見定めながら何度かしなければいけないかもしれません。
さて、昨日はセイナヨキのkäräjäoikeusに行ってきました。käräjäoikeusの意味を知っている方はつまらないかもしれませんが、知らない方はどういうところなのか少し写真を見て想像してみてくださいね。
まずこちらは待合室。天井が高くて広々としています。
ドーム部分をズームアップしてみました。明るい光が天井から射し込むように設計されています。
この建物にはいくつか小さな部屋もあるのですがこちらがメインホール。アルヴァ・アールトのものではないですが、ランプがおしゃれ。そして椅子もとても座り心地がよかったです。
こちらは全体像。全部は写っていませんが、この部屋も天井がとても高かったです。
さて、この建物、何だか想像がつきますか。しいていえば最後の写真に譜面台のようなところに分厚い本が開かれています。これは確認はしなかったのですが、恐らく六法全書のようなもの。そう、ここは地方裁判所なのです。
わたくし、別に事件や事故を起こした訳でもなく誰かとトラブルを起こした訳でもありませんのでご心配なく。昨日は中を見学するチャンスがあったので参加してきた次第です。日本でも幸か不幸か裁判所に行ったことはなく、テレビドラマや映画で見たことがあるだけなので、実感の比較はできませんが、ここで最初に感じたのは”高級感漂う”でした。ランプも家具もゆったりとした空間も。
日本の傍聴席はテレビなどで見る限りは2階とかにあったような気がしますが、ここでは仕切りもなく同じホールに椅子が並べられているだけでした。後は証言者が顔を見られたくない場合、ホールの後ろに小部屋があり、そこから証言できるような仕組みにもなっているようです。(見学者から顔は見られなくても声でばれるのではという妥当なツッコミもありましたが、そこのところ、実際どうなんでしょうね。)
裁判というとちょっと身構えてしまいそうですが、こういったゆったりした場所で裁判が行われると、ぎすぎすした諍いごとも少し緩和されるのではと不謹慎ながらちょっと思ったのでした。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
古美門先生を探してしまった方も、探さなかった方も、誰それ?という方も
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今日は晴れて気温も0度前後。自転車で出かけてもよさそうなお天気です。
さて、先日なくした指輪が冷蔵庫から発見されたこと(記事はこちら)を書きましたが、それを書いた直後にハードのコンタクトレンズをなくしました一難去ってまた一難。やれやれ。まあね、自分が撒いた種なのですが。
洗面所で左目にはめたときに少し音がしてあれ?と思い、確かめてみると視界がぼやけていました。ヤバい、落としたと思って床も這いずり回って探したし、懐中電灯も持って来て探したのですが見つかりません。こんな狭い場所で見つからないなんておかしいと思う気持と同時に、とりあえず指輪さえ戻ってきてくれたのでコンタクトまでは望みませんという気持や、消耗品でもあるしそろそろ寿命かなという気持が錯誤していました。
世が使い捨てコンタクトレンズが主流なのには気付いていましたが、私の場合、家では基本的に眼鏡、外出する時だけコンタクトにしているので、需要としては乱視もあるのでハードコンタクトが一番合っている気がするのです。そして買うときは2セット。この2セットを買ったのがかれこれ7年も前十分元は取った気がします。
そういうこともあり、その日街に出たついでに眼鏡屋さんをのぞいてみることにしました。行ってみたのは雑貨屋のチェーン店Tiimariがつぶれてしまった後に入った眼鏡屋さん。広い店舗で日中にも関わらず検査などをしている人が5,6人もいてちょっとびっくりしました。恐る恐るコンタクトレンズの扱いがあるかどうか聞いたところ、”ありますよ。”と嬉しい反応。ただハードコンタクトレンズがほしいと言うと”うちではオーダーすることになり、1週間ほどかかります。他にコンタクトを扱っているところなら、この通りを少し歩いた○○というお店に行ってはどうですか。”と別のお店まで紹介してくれました。
次のお店でもハードはオーダー制で在庫はなし。オーダー期間は1週間ぐらい。そして以前家人が眼鏡を作ったお店が割と大きかったのでそこにも行ってみました。お店の人いわく、コンタクトの度数がわかれば1週間かかるけど、度数がわからないとオーダーが難しくなり(保証の関係と言われていた気がしますが)うちでは1ヶ月ぐらいかかると言われました。1ヶ月!そのお店の人はさらにもう1軒の眼鏡屋さんを紹介してくれました。4軒目となるその小さなお店でも当然のことながら扱いはなく、帰途についたのでした。
その日わかったことは、セイナヨキではハードコンタクトレンズの在庫を持っている眼鏡屋さんは存在しないこと。そして徒歩5分内に4軒もの眼鏡屋さんがあること。
帰宅してからコンタクトの度数を書いた資料がないか色々探したのですが、コンタクトの保存容器は既に捨てていて、昔少し買った一日用使い捨てコンタクトがあるはずなのにどうしても見つからず。
ここで色々なシチュエーションをシミュレート。
①先日開通したOnni bussiを使って往復2ユーロでタンペレかヘルシンキに出向いてハードコンタクトを購入。
⇒どのお店で扱っているのか調べる必要あり。また在庫が必ずしもあるとは限らない。
②ルーブル安を利用してロシアで購入。
⇒英語が通じるのか。品質は確かなのか。そしてお店の取り扱いがあるかどうかの保証なし。
③コンタクト生活とさよならして眼鏡生活に切り替える。
⇒気温差の激しい特に冬。外から室内に入った瞬間に眼鏡が曇る。←これが嫌。耳が痛くなる。眼鏡があまり似合わない。そして日本のように安く眼鏡が作れない上、家人は1ヶ月待ちだった。
④日本に帰国して購入。
⇒これは単なる夢。保険もきかないし
行き着く結論は郷に入っては郷に従え。使い捨てコンタクトに切り替えるしかなさそうです。翌日ウクライナ人の友達と電話で話しているときにふとしたことからコンタクトの話になりました。彼女はなんと私が購入しようと思っていたお店で買ったイタリア製のコンタクトレンズが合わず、全部捨てる羽目になったと。でも別のお店(それは私が回った4軒のどれでもない5軒目の眼鏡屋さん!)で買ったらとてもよくて金額も最初のお店よりも安かったと。これで決まり。
早速友達お勧めの眼鏡屋さんに行きました。ここもショッピングモールの中にあるせいもあり、割と混んでいました。視力検査等を受けられるのが1時間後。図書館で時間をつぶして再度出向きました。小さな店舗ですがちゃんと眼科医がいるのですね(失礼)。
眼科医の先生は最初に”フィンランド語がいいかな?それがだめなら日本語?”などと軽くジョークを言いながら部屋に通してくれました。この先生、恐らく50代なのですが、フィンランド人にしては珍しくお腹が全然出てなくてすっきり。爽やか系イケメン。シャツもさり気なくおしゃれ。セイナヨキ在住ではなくて別の都会から出張診療できているのかと思うぐらい洗練されています。最初は私もフィンランド語で頑張っていたのですが、”乱視”を説明しようとして沈没。(結局英語でもわからなかったのですが)そこでわかったのはこの爽やかイケメン眼科医の英語がとても流暢なこと。フィンランド人のふりしてほんとはアメリカ人?と思うぐらい。実際先生はアメリカで留学されていたとのこと。
おっと、コンタクトの話ではなく眼科医の話に変わってしまいましたね。結局爽やかイケメン眼科医の手際のよい教示により1ヶ月用コンタクトで様子を試すことになりました。そして最後にお会計。診療代が○ユーロ、1ヶ月用コンタクトが○ユーロ、付属品キットが○ユーロ、合計130ユーロになります!
えーっと、いいんですけどね。友達から安いと聞いていたからいいですけどね。
でも日本で買うときはあらかじめ最初に流れを説明されて、いくつかのメーカーの候補とその特徴や価格などが紹介されて、自身の目に合った製品はこれになりますが、よろしいでしょうか、的な合意があったものですがね。郷に入っては郷に従えですからね。
そんな流れでただ今1ヶ月用コンタクトレンズ装着中。初めてのことはびっくりなことも多いですが、ボチボチこちらのやり方にも慣れていかなければと思ったのでした。
最後の写真は庭にいた雉。冬なのに丸々と太っていると思っていたら、友達から羽根に空気を入れて温まっているのだと教えてもらいました。なるほど、鳥も極寒で生き延びる知恵を兼ね備えているのですね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
ウクライナでは3ヶ月連続装着OKのコンタクトも売られていたとか。品質云々以前に私の場合、3ヶ月後をきちんと記憶していられるかどうかが問題そうです。コンタクト派の方も眼鏡派の方も裸眼派の方も
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今朝も少し雪が積もっていたので雪かきをしたのですが、昨日の-15度弱とうってかわって0度。”全然寒くない”と感じる自分に驚きつつ、終わる頃には軽く汗ばむぐらいでした。雪は思ったより積もっていなかった上、向こう隣の方も手伝ってくれたので今日はあっさり終わりました。
昨日はしっかり冷え込んだ一日だったのですが、とてもいいお天気。いいお天気だと雪景色がさらに美しくなるのです。しかも昨日は新雪だったので格別でした。これぞまさにフィンランドらしい雪景色。ご紹介していきますね。
こちらは手前が今改築中のアールト図書館。外観もだいぶん美しくなってきました。そしてラケウデンリスティ教会の時計塔が臨めます。透明度が高い雲。これぞ美しい冬の空です。
手前はセイナヨキの市庁舎。壁にはArabia製のセラミックのロッドが使われているのですが、太陽に照らされてキラキラしています。
こちらはラケウデンリスティ教会。屋根は本当は緑っぽいのですが、見事に真っ白。ラケウデンリスティ教会はアルヴァ・アールトの最初の設計では黒だったのですが、こういうときに白にして正解!と思うのです。
手前に写っているのは新しいアピラ図書館とアールト図書館をつなぐ地下道の非常口とでもいうのでしょうか。階段で登れるようになっているのですが、通常この非常口は閉まっています。右側がアールト図書館、正面奥が劇場です。この空の透明度は思わず息を呑みます。
右はアピラ図書館の入口。折り紙にインスピレーションを得て作られたこの建物。鋭角のラインも美しいです。
こちらは図書館を正面向かって左から見たところ。個人的にはこの図書館は雪景色に一番映えると思います。優しい雪の白に柔らかいライトが灯った室内が見えるガラス窓。天井も鋭角になっているのがわかりますでしょうか。
以上が街の中心にあるアールト建築の建物およびアピラ図書館でした。この後夕景の湖が見たくなり、帰りに少し寄り道してきました。
水平線というのか、地平線というのか。雪がたくさん積もった後は街中で除雪車が大活躍なのですが、ここは途中までしか除雪されておらず、今回は湖岸近くまで歩いていくのを断念しました。-13度でしたし。それでもこの自然の織りなす美しい風景を見ているだけで心が落ち着きました。寒さは厳しいけどこんな景色を見ることができるご褒美、しっかり堪能しました。
こちらの太陽がない方角の空もなんともいえない美しさ。空と雪が同化しているような不思議な光景です。青い雪。
1月に入って日も少しずつ伸びてきて、冬も後半に入った感じがします。春先までこの雪景色を楽しみます。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
残念ながらわたくし、まったく絵心がないのですが、絵心がある人が絵筆を手にしたら昨日の風景がどのような絵になるのか気になります。素材は申し分ないのですが、-15度前後の中で絵筆を握り続けることはかなり覚悟が要りますね、に
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今朝は-11度。天気予報通り朝起きたら雪がだいぶん積もっていました。今週はうちが雪かき当番なのでひと仕事終えてきました。-11度といいつつ、思ったより寒くなく家に戻ったら体がポカポカしてきました。雪はサラサラなのですが量がどっしり。いつもより倍時間がかかりました。
さて、先日地元の新聞でおもしろい記事を見つけました。昨年のユーロビジョン(Wikipediaはこちら)でフィンランド代表となったセイナヨキ出身の若手グループSoftengine。昨年は待望のデビューも果たしました。
そのSoftengineと地元のセイナヨキの子どもの聖歌隊、Luritusが一緒にコンサートをするというもの。コンサートは3月にラケウデンリスティ教会で行われ、その収益は地元の少年アイスホッケーチームに寄贈されるとのこと。
毎年このコンサートはタンゴフェスティバル優勝者のタンゴキングやタンゴクイーンなどを始めとする有名人とのコレボレーションで行われているそうです。今回は聖歌隊メンバーのHanna Poikelaちゃんからの提案で、初のバンドとのコラボが実現したことになります。Hannaちゃんの提案を受け、聖歌隊の責任者であるHanne Orrenmaaさんが中学校と高校の教え子でもあるキーボード奏者のHenri Oskariに打診。この話に乗り気だったHenri経由でマネージャーにも話が通ったとのこと。さすが地元ですね。
記事ではこの最初の練習が行われた様子が紹介されていました。
写真: Harri Toivola
このなんともいえないまったりした感じがいいですね。個人的にはこちらの↓
http://www.ilkka.fi/uutiset/maakunta/hyvin-sopivat-yhteen-softengine-ja-luritus-1.1751536
”VALOKUVIA(=写真)”の3枚目の写真がお気に入りです。思い切り雪景色ですが、結構軽装なメンバーも。これが真のフィンランド人。コンサートも楽しみです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
フィンランドの若者はパーカー(=huppari=フッパリ)好き。これがあれば雪が降っても雨が降ってもへっちゃらさ(代弁)に
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今は-14度なのですが、お昼につれて段々気温が下がっていき、15時には-21度にまで。17時には-24度になりますが、その後少しずつ気温が上がっていくという太陽の光、まったく関係なしの気温の変化。外出するなら午前中が勝負ですね。
突然ですが、指輪を買ってもらいました。
うふっ
というロマンティックな感じではなく、どちらかというと緊急対策として。
お恥ずかしい話、私の指は太くて根元どっしりの円錐型。そんなコンプレックスもあり、日頃から指輪はつけていなかったのですが、婚約→結婚を経て指輪をありがたくちょうだいしたのでつけてみることにしました。
ちなみに日本では婚約指輪はダイヤなどがついた指輪で女性だけ、結婚指輪は男性とおそろいのシンプルなデザインですが、フィンランドでは多くの場合逆で、婚約指輪はカップルでお揃いでシンプルなもの、結婚指輪は女性だけのもののようです。ドイツ人の友達も確か婚約中でシンプルな指輪をはめていました。私の結婚指輪はダイヤモンドがあしらわれた細いリングを2つにしてもらい、婚約指輪を挟んで使っています。
数年前になりますが悪い兆候は現れていました。
庭仕事をしたときにゴム手袋をはめていたのですが、作業が終わって脱いだ時にどうやら指輪も手袋に残っていたみたいなのです。ああ、円錐型の指からすっぽり抜けてしまっていたのですね。私は指輪がなくなっていたことにすら全然気づかず、家人がゴム手袋をしまおうとしたときに気付いてくれました。危ない、危ない。
それからしばらくは何事もなかったのですが、去年の11月。その週は結構忙しくて月曜の夜にヴァーサでお寿司のレッスンを受けて友達の家に泊めてもらい、火曜に戻ってきて水曜の夕方には友達と旅行するためにバルセロナに向けて出発という週でした。よりによって月曜の日中、はっと気付いたら指輪がない…そしていつまで指輪が指に留まっていたかまったく思い出せない状態。真っ青になって思い当たるところを色々探したのですがその片鱗もなく…。夕方にはヴァーサに行かなければならないし、家人には後で報告するより”恐らく家でなくした”ことを早めに報告した方がよいと思われたのですぐにテキストメッセージを送りました。万事手を尽くしたのですが、結局指輪が見つからないままバルセロナに…。友達と海外旅行に出かけるわ、指輪はなくすわ、なんと不肖の妻なのでしょう。
けれど運命の女神さまは見放さなかったのです。ある日タオルを取り出そうとしたところ、指輪が、指輪が出てきたのです。そう、うちのタオルを置いている棚はぎゅーぎゅーで、洗濯をしたタオルを入れるときはぎゅーっと押し込まなければならないのですが、どうやらそのときに指輪も一緒に押し込んでしまったようです。いやー、ホッとしました
その後は事あるごとにちゃんと指輪があるかどうか意識するようにしていました。
が…
また事件が起きてしまいました。
1月の頭に再びヴァーサに出かけている車中。はっと気付くと指輪が…ない手袋の中、車の中も懐中電灯を照らしてつぶさに探しましたがやはり見つからず。雪かきをしながら車庫に行く道中で落としていないかもチェックしましたがこれまた見つからず。今回は頻繁に指輪を意識していたので、なくしたのはスーパーの買い出しから戻った後から車中までの間。時間も思い当たる場所も限られているだけにできることは少なく、今回はちょっと無理かもしれないという気持半分と神様に祈るような気持半分。
そして先週、スーパーで週末の買い出しをして冷蔵庫に買ってきたものを入れていた時に、なんと、なんと指輪発見指輪は無事冷蔵保存されていました。
さすがに今回は懲りて翌日ジュエリーショップに行きました。指輪のサイズ変更も可能だったのですが、もしサイズダウンして指輪が抜けなくなったらそれはそれで困るので、”ストッパー”となる指輪を買ってもらった次第です。今は図らずも4連の指輪になってしまいました。
長年指輪をされている人はどうやってキープされているのでしょうか。家人の場合は節がごっついのでそこで止まっているようです。
最後の写真は昨日の日暮れの後のほんのり赤く染まった空(真ん中よりやや右下)。寒いですが日が確実に伸びているところが嬉しいです。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
今後もしそれでも抜けてしまうようならさらにストッパーの指輪をはめて、その上にもストッパーの指輪をはめて指輪成金という手もあり?
それはいい考えでしょうという方も、いやそれはちょっといかがなものかという方も
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昨日から少しずつ気温は下がり、今日は-6度前後で推移しました。明日は日中でも-15度前後。ちょっと外に出ると寒そうです。
さて、我が家の洗濯機、買ってから5年ぐらいしか経っていないのですが、12月の頭に排水ができなくなるというトラブルに見舞われました。(記事はこちらからどうぞ。)この記事では最初にきたときに部品が古くなっているので、それを交換すれば大丈夫そうだというところで終わっていました。
ところが簡単には終わらないのがヨーロッパのサービス(?)。時系列に追っていくと
①洗濯機の排水ができなくなる。
②2日後に修理の人が来ましたが、部品を替える必要があったため出直し。
③2日後に部品交換に。部品は無事交換できましたが、排水ホースに洗剤が詰まっていて、それを掃除する必要あり。結局直らず
④3営業日後に3度目の正直?の修理の人が来られました。いったん洗濯機を朝預かって排水ホースの掃除をした後に午後届けてくれました。
ここで問題が発生。
どうやら洗浄中または運搬中に洗濯機を落としてしまったみたいなのです。えええ。
そのせいで二重のガラスの外側が割れてしまい、修理の人から”このガラスがなくても使用に何ら問題はありません。ご要望であれば100ユーロかかりますが、うちが補償いたします。ご要望があればこちらにご連絡ください。”と言われました。(何ユーロかかろうと知ったこっちゃないんですけどね。)とりあえず排水は元通り作動するのを一緒に確認後、修理の人は帰っていきました。
その後溜まっていた洗濯をしようと洗剤を入れる引出を引き出そうとすると動かないのです。かなり無理して引っ張ったらどうにか引き出せたのですが、今度は閉まらない
この写真を見ていただいたらわかると思うのですが、歪んでますよね~。
ガラスが割れたのは”補償していただかなくても”いいのですが、この引出はちょっとね~。幸い洗剤や柔軟剤は閉まらないにも関わらずきちんと機能していたので、洗濯するには大きな支障はなかったのですが将来的に洗濯機の寿命を縮めそうな気がして、修理会社と交渉することにしました(家人が)。
⑤家人は仕事の合間を縫って修理会社に連絡し、修理会社の担当者も外出がちでなかなか折り返しの連絡がこなかったのですが、2週間ほど経ったクリスマス前にようやく修理の人が来ました。色々調整して一旦引出が閉まるようになりました。これはちょっと感動。だってあんなに隙間ができていたのですから。…が残念ながら上に乾燥機を置いたら重みでやっぱり閉まらず、結局部品をオーダーすることに”部品が届いたらご連絡します。”という修理の人に”あのー、来年になりますかね。”と聞いたら愚問とばかりに”そうですね。”とあっさり返されました。
⑥ついに1月9日に修理の人がやって来ました。部品を替えてもらったらスムーズとは言い難いですがどうにか閉まるようになりました。
洗濯機を落としてしまうというのは通常ではないものの、部品を換えたのに排水ホースの詰まりは解消しなかったとか、次回訪問が翌日でなくて翌々日以降とか、2-3度連絡をしているのに折り返しの連絡がなかったというのが何とも日本と違うかなと。洗濯機にとっては大きな受難でしたが、まあどうにか直ったのでこれから数年頑張ってもらうことにします。
ちなみに排水ホースに洗剤が詰まったのは低い温度で洗うため。1ヶ月に一度90度のお湯で空洗濯をすることを勧められました。日本では水で洗うことが多いと思いますが、洗濯機の洗剤の詰まりとかあるのでしょうか。脱水してくれない洗濯機はなかなか不便なものでした。完全復帰まで1ヶ月強かかりましたが、まずはめでたしめでたし。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
人間の慣れというか、思い込みは恐ろしいもので、前回帰省した時にホテルのコインランドリーを利用した時に洗剤を入れるところが見つからず軽くパニック。スタッフの方に聞いたら”直接入れてください。”と冷静に教えてくれました。人生そんなもんですよね、に
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今日は-3度前後で日中は晴れの予定。週間天気予報を見る限りでは月曜日に-14度(最高気温ですけど何か)になる以外は-10度より暖かい天気が続きそうです。ただ晴れの日が少ないのが気になります。
さて、日頃スーパーでお肉を買うときは味のついていないものを購入します。鶏肉などはマリネされているものの方が安いときもあるのですが、大学で”Meat technology”を学んだ家人が”これはよくない”と言って味がついていないものを購入するので、それに倣っています。
先日家人が出張帰りに”これからスーパーに寄れるけど、何か必要なものある?”と電話をしてきてくれたので、ちょうど切らしてしまったごま油を買ってくるよう頼みました。家人に買い物を頼むといつも頼んでいないものを買ってくるのでちょっとリスクがあったのですが、その時はどうしてもごま油が必要だったので背に腹は代えられませんでした。
そして帰宅した家人の持つ買い物袋。ごま油だけにしては結構な量。他の買い物は想定内でしたが、その量は想定外でした。そして
堂々と日本国旗が印刷され、Japanin Wasabi(=日本のワサビ)と謳っています。ワサビ味の豚肉でした。いつも避けているマリネされている鶏肉がよくて、なぜワサビ味の豚肉がOKなのかはよくわからないのですが、これに使われているのはオーガニックの豚なのだとか。賞味期限がぎりぎりで30%オフになっていたのを購入したようです。
気になる味はというと、そんなにワサビがきつく利いてもいなくて、マヨネーズみたいなもので味がマイルドになっていました。そんなに悪くはなかったです。簡単に炒めて食べられるのは魅力。
ちなみにワサビは普通にスーパーでお寿司関連のお酢や醤油、海苔などが売られているところで一緒に売られています。一般の料理に使われているかどうかは不明ですが、お寿司のビュッフェにはショウガと一緒に添えられています。それゆえこの豚肉にも使われ、日本の国旗でアピールできる訳です。(売れ残ったみたいですけどね。)
今までワサビはお寿司の時にしか使っていなかったのですが、これから料理で隠し味に使うのもありですね。クックパッドさん、お世話になりま~す。
ということで皆様、よい1週間をお迎えください。
以前友達に結婚祝いのリクエストを聞かれたので、”料理本がほしい”と答えました。その友人は”わかった、じゃあクックパッドのリンク送るね。”と見事な返しをくれました。座布団10枚!、に
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今日も0度前後の穏やかな気温です。雪は少しずつ積もり、庭では30cmぐらい積もっています。道は常に除雪されるのでそんなに意識していなかったので、そんなに積もっていたかとちょっとびっくりしました。今日もさらに雪かみぞれが降るようです。
さてフィンランドにとっての隣国のスウェーデン。気候も似ているし面積も割と似た感じ。人口も多いし大きな企業もフィンランドに比べると多いし、フィンランドはその昔スウェーデンの統治下にあったこともあります。フィンランドにとってスウェーデンはお兄さんのような存在という印象があります。なので困ったことがあったら助け合い、一方例えばアイスホッケーなどでフィンランドがスウェーデンに勝利しようものならその喜びはひとしお。何と言ってもお兄さんを打ち負かしたのですから。
そんな中、先月スウェーデンのタブロイド紙、Expressenが”11 reasons to love Finland(=フィンランドを愛する11の理由)”という記事を掲載したようです。
それを紹介したフィンランドの記事(英語)はこちらです。
http://yle.fi/uutiset/swedish_paper_lists_11_reasons_to_love_finland/7701948
せっかくなのでご紹介しますね。
1. Happiness
フィンランドは世界一幸福な国だとしています。その証拠に2010年に行われたOECDのアンケートでデンマークに次いで2番目にランクされました。
2. World design capital
フィンランドはワールドデザインキャピタルと指定された3国の中の一つです。ヘルシンキは2012年にワールドデザインキャピタルに指定されました。フィンランドはマリメッコ、フィスカルス、アーリッカ、アラビア、ノキア、アルヴァ・アールト、カレヴァラ、ヨポ、アーテックなどデザインで有名なブランドを持っています。グッゲンハイム財団もヘルシンキに美術館を建てたいと望んでいます。
3. The best schools
フィンランドの教育システムは世界のモデルであり、効率的な教育ではいつもフィンランドの名前が挙がっています。また記事内でPISAのランキングが紹介されています。
4. The most saunas
530万人の人口に対して330万のサウナがあります。ほぼどの家庭、ホテル、ジム、オフィスの建物にもサウナがあります。他の国々はフィンランド人が何千年もの間知っていたことを理解し始めたところです。サウナは心身両方によいのです。
5. Best country for mothers
国際的非営利団体Save the Childrenは最近フィンランドをお母さんに一番優しい国とランク付けしました。World Economic Forumもフィンランドをアイスランドに次いで最も公平な国としてランク付けしています。
6. Honest people
フィンランドはReader’s Digest誌が行ったもっとも正直な国のトップに輝きました。この調査は16ヵ国で12のお財布をわざと落としてみました。フィンランドでは12のお財布のうち11が戻ってきました。このテストの結果は生活水準には関係はないとExpressen紙はいっています。というのがインドがランキングで2位になったからです。インドでは12のお財布のうち9つが戻ってきました。
7. Best mobile games
フィンランドではAngry Birdsを始め、世界で一番携帯用ゲームで成功しています。フィンランドは一人頭でカウントすると世界で一番人気のあるゲームを生産しています。
8. World’s best workforce
Expressen紙によると企業はフィンランドが大好きだと言っています。証拠として、World Economic Forumが調査した結果によると、異なる国籍の人が働く環境でスイス人、シンガポール人に次いでフィンランドが評価されています。
9. Northern lights and clean air
フィンランドは自然愛好家の楽園です。中央ヨーロッパの側面と北欧の側面を持ち合わせているフィンランド。北極圏に位置するフィンランドは季節や景色が夜と昼で変わります。フィンランドには20万の湖と18万の島があります。Planetware trevelのサイトではフィンランドがオーロラを見るのに最適な国だとしていてフィンランドの空気がヨーロッパで一番澄んでいることを検証しています。
11. World’s best country
フィンランドはNewsweek誌の2010年の教育、健康、生活の質、経済競争力、政治情勢などの要素分析でベストカントリーに選ばれました。またExpressen紙はフィンランドの汚染されていない自然環境と効率的なインフラも挙げています。
いかがだったでしょうか。ちょっとうがった見方をすると、スウェーデンはこれらの項目では当然勝てるはずだったのに勝てなかった、ちょっと悔しい、みたいな思いが伝わってくるのは気のせいでしょうか。あ、考え過ぎですかね。後は古いデータもあったり(2010年って5年前になってしまう訳ですし)、データの偏りがあったり。例えば正直な国のデータとしても実施したのは16ヵ国。個人的には日本も入れてほしかったな、という思いもあります。
フィンランド人が見たスウェーデン人の愛すべきところという逆バージョンを作るとどうなるのでしょうかね。デザインという点とかも気になります。そういえば11月にバルセロナに行ったときに買ったものはcozのセーターとTigerのガーリッククラッシャー。どちらもフィンランドで入手できるスウェーデンブランド。でもセイナヨキで入手できませんからね。そしてなぜわざわざスペインでという感もあるのですが、よいデザイン、コストパフォーマンスがよければ別に国にこだわる必要はないということですかね。
最後の写真はうちの飾り棚にいまだに飾られているビール缶。2011年にフィンランドがアイスホッケーでスウェーデンを6-1で破って優勝した時のものです。このときはフィンランド中が歓喜にわいておりました。裏を返せばその後はどうしてもお兄さんに勝てないという状況が続いているとも。いやいや。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
缶ビールバージョンの6対1もあったのですが、Tシャツなどももちろん売られていました。それを着て当時スウェーデンにいったらボコボコにされていたかも。そんな小競り合いも微笑ましく見守る日本人のわたくし、に
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昨日の-10度を下回る寒さとうってかわって今日は0度前後の天気です。予報は雪。水分を含んだ雪が積もりそうな感じです。(雪かき当番は来週…ほっ。)
さて昨年の7月にフィンランド国内でOnni Bussi(=オンニブッシ=オンニバス)という格安バスの運行が始まりました。どれだけ安いかというと、一番最初に予約した人は1ユーロ!!ちなみにセイナヨキからヘルシンキまで電車で例えば1週間前に買うと50~60ユーロぐらい、といえばその格安感はわかっていただけるでしょうか。Onni Bussiのシステムは一番乗りが1ユーロで買え、2番目、3番目…となるにつれて金額が上がってきます。価格体系が明記されていないのではっきりはわかりませんが、例えば今週の日曜日のヘルシンキ発セイナヨキ着の便に19ユーロというのも出てきました。それでも数日後の便は電車だと60ユーロとなると3倍の価格になります。ちなみにまだ知名度がないせいか8ユーロや10ユーロが主流のようです。
こちらにトゥルク⇔ヘルシンキ間のOnni Bussiを利用された方のレポートがありますので、興味がある方はこちらをどうぞ。
http://togetter.com/li/738254
話は少し元に戻りますが、昨年のOnni Bussi路線開通当初はセイナヨキや少し北西に行ったヴァーサの路線がなく、がっかりしていました。ああ、1ユーロでヘルシンキに行けるのなら毎週とまでいかなくても毎月気軽に行けるのに!もしやと思って電車でセイナヨキからタンペレまで出て、タンペレからヘルシンキまでOnni Bussiで行けないかなども探ってみましたが、乗り継ぎが悪くタンペレで1時間も待たなければならない状態。そんな歯がゆい思いをしていたところに、年明けに地元の新聞でOnni Bussiがヴァーサ、セイナヨキ、タンペレ、ヘルシンキ間の路線開通の記事が載っていました!
早速Onni Bussiのページで検索(英語)。
http://www.onnibus.com/en/index.htm
一日3便運行で、午前1:15発は6:30に到着、7:15発は12:30に到着、17:15発は22:30着。需要を考えているいい時間帯。一方復路のヘルシンキ発は7:20発が12:30着、16:20発が21:30着、23:00発が3:50着。もし日帰りでヘルシンキに行くとなると7:15に出てヘルシンキに12:30着。そしてヘルシンキを16:20に出てセイナヨキに21:30着が無難。えーっと、往復10時間バスに揺られ、ヘルシンキ滞在4時間、と現実を直視すると格安だと喜んでばかりはいられません。泊まりで遊びに行くという手もありますが、そうなると荷物が増えるのがまた…とネガティブモードに。ないものねだりをした割にこのざまです。ちなみに電車だと、これまた時間帯にもよりますが2.5時間~3.5時間の旅なのでまさに時間を取るか、価格を取るかといったところになりそうです。
実はセイナヨキにも空港があり、数年前までは一日に数便(恐らく3便ぐらい)ヘルシンキまで飛んでいたのですが、これまた電車の本数の多さや価格の関係で利用者低迷。市も補助していたのですが、財政難で不可能になりました。その後別の会社が一時期運航していたのですが、こちらも結局利用者獲得できずあっけなく閉鎖となってしまいました。そんな苦い過去もあるので、Onni Bussiの灯を絶やしてはならない、そんな使命感も感じる年の始めです。ヘルシンキに行くのなら恐らく電車とOnni Bussiの組み合わせが考えられるし、もしくはタンペレに手始めに行ってみる手もある、と使命感に火がつきつつあります。
フィンランド在住の方ももちろんですが、フィンランドにご旅行をお考えの方も、ヘルシンキ以外の都市に行かれる際はOnni Bussiでの移動も選択肢の一つに入れてみられてはどうでしょうか。きっとのどかな風景も車窓から眺められるはず。
最後の写真は先日Apila図書館の中から撮ったラケウデンリスティ教会。空気が澄んでいて美しい。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
なんといいますか、こう遊びのことになるとまめに調べられるのに、それ以外のことになるとそのスピードが一気に落ち、雑になってしまうのは何なのでしょうかね、人間の性なのでしょうか、それとも個人的な問題?に
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昨日と今日はぐっと冷え込んで現在-14度。そしてとてもいいお天気。全体が柔らかい空色に包まれています。1月らしいお天気になりました。11月や12月の辛いところはこういったお天気の日が少ないことなのです。1月になると寒い日もありますが、お天気の日が多くなり、美しい雪景色も楽しむことができます。
さて、家の庭はそんなに大きくないのですが、リンゴの木には義父お手製の鳥の巣箱が置かれています。そして冬になると鳥好きの家人がフィンランドの厳しい冬を越える鳥のために、庭の真ん中に柵つきの餌箱を置いたり、木の上に餌を置いたりしています。
なかなか客人(=鳥)を見かけることはなかったのですが、今朝庭を見たらたくさんの客人が訪れていました。
本当は5羽ぐらいいたのですが、餌に隠れていたり周りを飛んでいたりしてなかなか全部を撮ることができませんでした
右に1羽と左の餌の藁に同化していてわかりづらいのですが、枝にもう1羽止まっています。
木のふもとには餌が落ちているのか数羽集まっていました。
こちらは柵つきの餌箱。柵は中にキジやリスなどが入るのを防ぐためです。
最初の3枚の写真に写っている鳥はKeltasirkkuといい、英語では Yellowhammer、日本語ではキオアジというのだそうです。最後の柵の上にちょこんと乗っているのはTalitiainenといい、英語ではgreat tit、日本ではシジュウカラと似た種類の鳥のようです。冬になる前に多くの鳥達が南方に向かっていくというのに、よくぞ覚悟を決めて残ってくれた、という一種同士のような連帯感さえわいてきます。
フィンランドは今日は祝日。クリスマスの最終日なので飾っていたクリスマスツリーを片付けたりする日でもあります。今日はゆっくり冬の美しいお天気を楽しみます。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
鳥を見ただけで名前を言える家人を尊敬。私はといえばスズメやカラスはわかりますが、その他は…。ありがちですよね、に
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1月のカレンダーは飛び石連休。1日と6日が祝日なので、2日の金曜と5日の月曜を休むだけで6連休。ついでに7日から9日も休めばクリスマス休暇と称して3週間ぐらい休めそうな勢いです。お正月モードというのはありませんが、こうも休みが多いとなかなかエンジンがかからないような気がします。そんなところが日本にもちょっと似ていますね。
先週あたりから週間天気予報を見てはおののいていたのが明日の気温。昨日もニュースで6日は全国的に冷えます、と言われていました。でも今朝チェックしてみると思ったより下がらず、今日と同じぐらい。
こんな感じです。
昨日は6日の朝8時の気温が-27度とかになっていてちょっとブルブル震えがきていました。-30度弱と-20度強といったら大きな、大きな違いです。
それでも-20度を越えると、きっとバナナで釘が打てたり(きっと…)、シャボン玉が凍ったり(←やりましたよー。記事はこちら)とこちらならではの遊びも楽しめますが、現実問題としてテラスでシーツを干したら瞬時に凍るとか、金属のドアノブに素手で触るとくっつく恐怖にさらされます。フィンランドの子ども達は、お父さん、お母さんから舌で金属のものを触らないようにお達しが出るそうです。それにも関わらず恐怖の体験者、少なくありません。特に男の子。
それと車に乗るときは1時間ぐらい前からエンジンをあらかじめケーブルをつないで温め、出発前はエンジンをふかして室内(外気と同じ温度)を温めている間に窓の氷取りに勤しみます。自転車に乗るときはマフラーぐるぐる巻きなどなるべく肌の露出を少なくして、ひたすら”ここは巨大な冷凍室”と念じながら一心不乱にこぎます。
私が最初に過ごした冬は100年に一度の寒さだったとかで、こんな驚きの体験を何度かしました。(←舌で金属を触るは除く)なんでもフィンランドの平均気温は急速に上がっているのだとか。確かにそれ以降の冬は割と暖冬だった気がします。この冬将軍も7日には去り、-1度ぐらいに戻ります。
こちらは先ほど撮った夜明け前の写真。放射冷却でしっかり冷えているので空気がキーンとしています。今日はいいお天気になりそうです。
そういえば昨日はオーロラアラートが頻繁に上がっていました。曇りだったのが残念。先日もニュースで”今年は10年に1度のオーロラの当たり年です”と言っていました。10年に1度と言いながらそれが3年ぐらいそれが続いているのはよしとしましょう。おかげで北の方でしか見られないと言われているオーロラ、セイナヨキでも何度か見ることができました。今晩のオーロラアラートはいかに?
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
こう冷え込むと、頭の中ではシャボン玉で遊ぶには最適な日?とむくむくと遊び心が出てくるのですが、体が寒さで拒否する現実。体って正直ですね、に
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昨日は気温が0度前後で終日雪やみぞれが降っていました。そんな中、セイナヨキから車で1時間ほど離れたヴァーサまで車で出かけてきました。帰りは私が運転しようかとも話していたのですが、暗いし、雪は降っているし、道路のコンディションも雪が積もってよくなかったので結局家人に運転してもらいました。たとえ雪が積もっていても街中以外の道は時速80kmや100kmで運転しなければならないので恐怖なのです。滑りやすい道で、時々除雪もきちんとされていない道でそんな速度で走ると思うだけで恐怖です。
雪は寒過ぎると水分も凍ってサラサラの粉雪になるため、降り続いてもそんなに積もりませんが、昨日のように0度前後のときに降る雪は水分をたっぷり含んでいるのでどんどん積もっていきます。0度前後で雪が降ることはあまりない(=通常はもっと寒い)ので、どっしりした雪景色も珍しいのです。
昨日帰るときはそうでもなかったのですが、寝る前に庭を見たら、このようにすべて真っ白になった美しい景色が。
そして朝起きたらさらに雪は積もり、こんな状態に。
そしてシャクヤクの花用の柵にもこんなに雪が。
どの枝にもずっしり雪が積もったもこもこの木。
この部分は特に。
この風景を見ていたらマリメッコのLumimarjaシリーズを思い出しました。背景の色合いも含め、まさにフィンランドの風景ですね。
出典: marimekko.fi
それにしても今週はうちは雪かき当番ではなかったのですが、今朝は家人が手伝っていました。今週当番だった人は、昨日終日雪が降り続く中5回!も雪かきをしたのだそうです。しかも重い雪だったので大変だったことと思います。また日曜の朝から除雪車が忙しく動いています。雪は土曜祝日も関係なくですから除雪に携わる方は大変です。
一方昨日はヴァーサでバスが道から溝に落ちてしまう事故があったそうです。15人の乗客のうち2人が軽傷を負ったとのこと。道路の状態も視界も悪かったとそうで、軽傷で済んだのが不幸中の幸いでした。自然の力に抗うことはできないので、うまく共存していくしかないですね。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
ここ数日の気温の変化が激しいので少しドキドキしています。これもまた共存ですね、に
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今日は朝から雨。せっかくクリスマス前に積もった雪もどんどん溶けていっていますが、お昼過ぎから雪になる予報も。気温は2度なので1月の気温にしては随分暖かいです。ただ月曜日だけ‐18度という寒い予想が出ています。1週間内でこのような20度の気温差もそんなに驚かなくなっている自分に驚きです。
さて、クリスマスを少し過ぎたところで友人宅を訪ねました。友人宅には1年の予定でドイツからの留学生の女の子がホームステイしています。同じ”外国人”として、そして同じフィンランド語を学ぶ者として色々と盛り上がりました。
彼女はセイナヨキ高校に通っているそうなのですが、約10クラスあり、留学生も10人ぐらいいるのだそうです。ごく普通の公立高校なのですが留学生の数はちょっと意外でした。留学生の母体も一つではないようで、彼女と同じグループの留学生も何人かがエテラポフヤンマー県に散らばってホームステイしていて、中には日本人もいるのだとか。
彼女は剣道も習っていて日本のことにも興味を持っていました。”鯛焼きを食べてみたい”とか”お土産を買うなら風鈴がいいな”とか結構通な情報も知っていてびっくり。
そんな彼女が見せてくれたのはこの人形。Räuchermännchenというのだそうですが、Google翻訳にかけるとSmoker。煙人形とでもいったところでしょうか。クリスマスに活躍する人形なのだそうです。
この人形、胴体のところが開けられるようになっていて、体の芯にコーン型のお香を差すことができ、それに火をつけて胴体を元に戻します。そうすると人形の口から煙が出てきて、あたかも煙草をふかしているかのような仕掛け。残念ながら写真には煙は映りませんでしたが、この飄々とした風貌とお香の香りが癒してくれます。この人形を見たときにくるみ割り人形に似ていると思ったら、くるみ割り人形もロシア産かと思いきやドイツ産でした。
ベルリン出身の彼女。セイナヨキの静かな暮らしにもしっかり適用していました。家の中ではソックスかスリッパが必須な私とうってかわって彼女は半袖セーターに裸足。家の中は”暑い”のだそうです。そんな調子なら-20度になっても全然OKそうですね。
意外なところでフィンランド以外のクリスマスも垣間見ることができました。(若干もうお正月ですが)
ということで皆様、よい週末を、というか引き続きよいお正月休みをお過ごしください。
煙人形のパロディー版、見てみたいです、に
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(=ヒュヴァー・ウーッタ・ヴオッタ=新年明けましておめでとうございます。)
新年は花火の音と共にはっと気づいたら明けていました。近所でも割と大きな花火を打ち上げていたので寝室の窓から見ることができました。大晦日の日はフィンランドの消防署が一番忙しい日だとニュースで言っていました、なるほど。個人で上げる花火だから意外に大きいのですが低い。しかも着火するときに思わぬ方向に花火が上がったりするのが事故の原因となるのでしょうね。
それにしてもこの大晦日ほど紅白歌合戦を始めとする大晦日のテレビ番組が恋しくなったことはありませんでした。フィンランドでは大晦日の日は友達とわいわいと過ごすことが多いのだそうです。そのせいか、スーパーにもうず高く積み上げられたクリスマス用のチョコレートはすっかりなくなり、その後釜にポテトチップスの箱が積み上げられていました。
この大晦日は家人も午前中に少し仕事をしただけで後はゆっくり。早めに夕食を済ませ、さて何をしましょう?とYoutubeで日本エレキテル連合を観たり、紅白の気になるアーティストをチェックしたりした後、とりあえずまだ観たことのなかった”猫の恩返し”のDVDを観てみました。
それでも時間はまだたっぷりあり、テレビのドキュメンタリー番組を見ながらトランプの51をしました。2人でやるのって相手の戦略が見え見えでちょっと微妙。勝つのはカード運がいい方ですからね。こういうときに紅白歌合戦などがあったらと思ったのでした。全部見たい訳ではないのですが、ちらちらと見たり、あるいは批評家気取りであれこれコメントしたり、その日に準備した華やかな衣装を鑑賞するのもまた楽し。それに似た番組がなかったのです。
そんなこんなで眠くなった頃に年が明け、花火を少しのぞき見して就寝。ほんと、あっさりしてますね。
最後の写真は初日の出ではないのですが、数日前の朝陽。このときは雪はたっぷりありましたが、今は雨が降ってかなり地面が見えています。
さて、今年はどんな年になるのでしょうか。昨年は受け身のことが多かったのですが少しずつ能動的に動いていければと思っています。皆様にとっても実りあるお年となりますよう。そして今年もよろしくお願いいたします。
家人も”ダメよ~ダメダメ”はウケていました。流行語大賞受賞、さすがですね、に
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