2014-11-19 Wed
Moi!ここのところずっと曇りの日が続いていますが、今日も例に漏れず。太陽の光が少ないので毎朝忘れないようにビタミンDのサプリを飲んでいます。
以前こちらの記事で、ロシアのEU諸国に対する制裁措置のことを書きました。一時東ウクライナで停戦に至ったようなのですが、また最近になって情勢が悪化しているようです。ロシアのEU諸国からの食品の輸入はまだ禁止のまま。ただでさえ経済状態が健全でない上にこの制裁。ロシアの隣国であるフィンランドも大きな痛手を受けています。一方ロシア国内でも物の流通量が減少しているために物価高が起こっているようですね。
乳製品のロシアへの輸出が一旦全面禁止になったのですが、実はその後、乳糖(=ラクトース)の入っていない製品がロシアではないため、ラクトースフリーの乳製品のみ輸出が認められるようになりました。
ちょっと話が逸れますが、日本ではあまりこのラクトースフリーの製品が普及していませんが、意外に乳酸不耐症の人は多いのかもと思っています。まず家人がそうなので、日本で大好きなアイスクリームを食べるときは要注意。植物性油脂を使っているクリームならいいのですがね。従姉の夫もそうだし、こちらに遊びに来てくれた友達も”パリのスターバックスでカフェラテを頼むとお腹が痛くなる”という症状。そこでラクトースのせいだということがわかりました。もちろん周りのフィンランド人にも時々いて、私の感覚では15人に1人ぐらいいそうな感じです。
話は戻って、ロシアにもラクトースフリーの様々な製品が輸出されていたのが急に禁止になり、乳酸不耐症の多くの人達は一気に困ったため、結局ほどなくして再び輸出が認められたようです。
そして先日ニュースで、ロシア側がValio社のラクトースフリーのサワークリーム(←こちらではスメタナとよんでいます)から乳糖(=ラクトース)が検出されたと発表したとありました。こちらは英語の記事です。
http://yle.fi/uutiset/sanctions-hit_valio_dismisses_russian_lactose_claims/7634123
あくまでも個人的な意見ですが、これを読んだとき、”またか”という気持と”あり得な~い”という気持が交差しました。”またか”というのは先月にもValio社のチーズに抗生物質が入っていた!といういちゃもんがロシア側からつけられたのです。
Valio社ではただでさえ輸出の制限の痛手を受けているのに、抗生物質が入ったものやラクトースフリーなのに乳酸(=ラクトース)が残留している製品を輸出するなんて考えづらいです。実際Valio社の担当者は”そんなことが起こるのは不可能。是非その製品を見せてほしい。”というコメントを出しています。それにそんなことがもし仮にあったとしたら、国内でまず問題になるはず。
国家の威厳を保つのも大切かもしれませんが、その背後で苦しんでいる人達のことも配慮することも大切なのかなと思います。それよりも何よりもウクライナでの戦いが終わり、お互いに制裁も解き、再び平和が訪れてくれることを願うばかりです。
最後にまた本文にはまったく関係ありませんが、本屋さんで見かけたテンションの上がる品々。ついつい大人買いしてしまいました。ほほほ。

ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
家人のお気に入りアイスクリームは新幹線の中で頼むスジャータのアイスクリーム。乳酸不耐症に心当たりがある方はお試しください。という微妙なプチ情報ではございますが
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