2014-10-14 Tue
Moi!昨日の天気予報では今日少し晴れるはずだったのですが、終日曇り空。気温もほとんど変わらず最高気温が4度です。一応セイナヨキエリアも学校では今週は”秋休み”なのですが、最高気温が4度でもこちらは立派な秋です。フィンランド語のクラスに通っていた時に先生が、秋休みはもともと農家を営んでいる人が多かったので、秋休みは収穫などのお手伝いのために始まったと言っていました。今は機械化も進んでいて家のお手伝いをする子どもは少ないと思われますが、秋休みの習慣はしっかり残っています。
さて、昨日は5月にロシアのViipuriにあるアルヴァ・アールト設計の図書館(記事はこちらをご覧ください)を観に行った約20人の集いがあったので参加してきました。目的の一つはそれぞれが撮った写真を皆で見せ合うことですが、もう一つの目的は集合場所であるホテルでアルヴァ・アールト、最初の奥さんのアイノ、そして2番目の奥さんのエリッサの”kabinetti”も見せてもらえるとのことでした。
会場になった会議室はこのように壁にはセイナヨキのアールトが建築した建物の写真が掲げられ、椅子もアールトのデザインしたもの、コップはアイノ・アールトのデザインが使われています。
飾り棚にはセイナヨキ市庁舎が建てられて50周年を記念して作られた陶器や
アールトデザインのキャンドルホルダー、花瓶、そして中身が気になるAlvar Aaltoのメニューも飾られていました。
やがてシャンパンで乾杯の後に、この集いの主催者でもあり、アルヴァ・アールトの権威でもあるMarkus Aaltonenが部屋に掲げられている写真などについて説明を始めました。そしてアールトがデザインした”キャビネット”を見ることもなくなぜか次の部屋に移動する私達。その前にアールトやアイノ、エリッサまでがデザインしたキャビネットなんて聞いたこともないのだけどという疑問も少しありました。
そして次の部屋は”アイノ”という名前がついていました。それでも”キャビネット”を見ることはなく、最後に”エリッサ”の部屋に移動するところで気づきました。”Kabinetti(=キャビネッティ)”というのはもしかして日本語でいうところのキャビネットではなく”部屋”を意味するのではないかということに…。参加していた人に聞いてみたら、ビンゴでした。
ちなみに気になったので調べてみたら、
Google翻訳ではKabinettiは最初の翻訳候補はCabinetとなります。
もう一つの辞書ではSnug(=パブの個室)とCabinetと出ていました。
Google画像検索ではKabinettiはほとんどが小部屋の画像が出てきますが、
Cabinetの画像検索では日本語とほぼ同じキャビネットの画像が出てきました。
そして英日辞書のCabinetでは最後の方の意味に古い用法で〔小さな〕私室というのがありました。
これで納得です。フィンランド語にはこのようにKabinettiとかInternetti(=インターネッティ)とかもともとは英語だった単語を少しフィンランド風に変えて発音するものが結構あるので、そういった場合は特に辞書も引かずにスルーしているのですが、まさかこのようなトラップがあるとは。やはり語学習得の道はまだまだ続くと思った一日でした。
書き忘れていましたが、このホテルはCumulus(クムルス)です。アールトセンターの見学の後にこのホテルに滞在してどっぷりアールトに浸るのもよいですね。
http://www2.cumulus.fi/hotellit/seinajoki/en_GB/seinajoki/
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
Cyber(=サイバー)がKyber(=キュベル)に変化していたのにはさすがに推測不可能でした。まだまだ甘い?に
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