2014-10-31 Fri
Moi!今朝は0度で予想最高気温は4度ですが、昨日に引き続きほとんど晴れマークなのですが、夕方に一時、晴れと曇りと雨と雪マークが出ています。
先日はお豆腐がスーパーに売られていることをご紹介しました。私の行きつけのスーパーは家電からサウナ、自転車、洋服まで何でも揃う大型スーパー。いつもは買い物リストに従って必要なものだけ選んで帰るのですが、時々チェックするのは日本食を置いているセクション。新しく増えているものもあれば、商品棚から忽然と姿を消しているものもあり、それをチェックするのは楽しみでもあり、ちょっとした恐怖でもあるのです。
先日のぞいてみたら新しい仲間が増えていました!右の方にあるゴマが新しく仲間入り。今は普通に売られているゴマをフライパンで炒って使っていました。ちょっと目を離すとあっという間に焦げてしまうのでこれがあれば失敗もなし。
そしてこちらは海苔。前から海苔は売られていたのですが、新しくMiyata(←といいながら製造者は中国っぽかったです)というブランドが加わりました。何がいいかといいますと、価格をご覧ください。一見30セント弱の差しかないと思われるかもしれませんね。一番下の価格は見えますか。こちらでは(たぶんEU圏内では?)価格表示にKg当たりの単価を記載することが義務付けられているのです。Yutakaブランドが199.09ユーロ/1kg、Miyataブランドが69.64ユーロ/1kg。半額以下です。Yutakaブランドは5枚入りでMiyataブランドは10枚入りなのです。
そういえば先日ドイツ系スーパーLidleでアジアウィークをしていたときに”アジアの心”ブランドの海苔が安かったので多めに購入しました。1袋5枚入りだったのですが、3袋開け、そのうちに2袋が5枚のうち1枚が破れていたのです。繊細なものなので少し破れていることは時々あっても、海苔全体の4分の1ぐらいがパックリ破れていました。5枚のうちの1枚が破れてるって不良品率高し。当時は高~いYutakaブランドしか売られていなかったので、安さにつられて購入したのですが、失敗しました。Miyataブランド登場のおかげで今後は購入する必要はなさそうです。ちなみにMiyataブランドは1袋使い切っていないのですが、見た感じは問題なさそうです。
今回は日本食に新しいブランドが加わっていましたが、一方でキッコーマンのお酢が姿を消していました。(←半額で売られていた時にしっかり大人買いしましたが)お味噌も以前売られていたように思うのですが、今はインスタントのお味噌汁のみの取り扱いになっていました。少し割高ですが、お味噌は自然食品のお店で扱っていたのでそれでよしとします。個人的にはパン粉の存続を密かに求めています。
アジアセクションには関係ありませんが、スーパーの一角で見つけたKorppuというラスクのようなお菓子。昨日ご紹介した
マンガが!ある意味地域限定お菓子ですね。
そしてお菓子売り場は今はクリスマス商戦のチョコが山積みで売られています。もうクリスマス?と思っていたのですが明日から11月でしたね。
日本食材の扱いが増えることは嬉しいことです。フィンランドにもより健全な食生活を。ということで皆様、よい週末をお迎えください。
価格と品質を天秤にかけるのはなかなか難しいですね、に
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2014-10-30 Thu
Moi!今朝は久々に屋根が霜に覆われています。そして久々の快晴。予想最高気温は今日は6度、明日が4度、明後日が0度、そしてその翌日は10度!かなり変化が激しいですね。
さて、先週はイベントで10人強向けにお寿司とお好み焼を作ったのですが、昨日はカーディーラー主催のお寿司の講師を成り行きで受けることになりました。
先週の金曜日にカーディーラーの担当者とお寿司を食べながら簡単に概要を確認。当日は買い物から一緒に始めて、40人の参加者にはご飯も中身も準備した上で巻き寿司の作り方を教えるということは理解できました。そして何本分の巻き寿司を作るのかと、当日何時に待ち合わせるのかを連絡してくれるということで終わりました。
それにしても…私をよく知る人に40人向けにお料理を教えたと言ったとしたら、失笑に付されるか、もしくは何と大胆な依頼者がいるもんだという反応が返ってきそうです。ちなみに私の料理の腕前はといいますと、調理実習でいうなら”バナナを輪切りにする”的なメイン料理には何もインパクトのない、地味で単純なパートを受け持つタイプの人間。そういえば友達主催の料理教室で生春巻きを作ったとき。私の作った生春巻きが見た目があまりにも見苦しく、作った料理を撮影するとき、友達は非情にも私のだけ除いて撮影したことも。(←失礼ねっ)しかも魚介類が苦手なのでお寿司を自ら進んで食べることは一切なく、ましてや自分で作るなんてあり得ない、そんな生活をずーーーーっと続けてきました、フィンランドに移住するまでは。
それでも今ではお客様を家に招くときはお寿司が定番となり、巻き寿司だけなら1時間で準備できるようになりました。(形はいびつだけど…)
いくら急に依頼されたことといえど、レシピもないと参加した人は寿司飯をどうやって作ればいいかとか、後は私の説明でモレがあるかもしれない、いや大いにありそうなので土日のうちに準備。いろいろとシミュレーションしていくうちに巻き寿司80本分のご飯をどうやって準備すればいいかが結構ネックになっている気がして、お寿司のクラスを持っている日本人の友達に相談しました。彼女は結局クラスで一緒に炊いているので、クラスでは事前に作る必要はないようだったのですが、なんとご飯の炊き方のレシピを送ってくれ、しかもいろいろなアドバイスをくれたのでした。(寿司飯を混ぜるときにぐちゃぐちゃに混ぜる、巻くときに力任せに巻く人がいる等々)
そんな友達からの温かい協力をもらいながら準備を進めているのに、担当者からの連絡は待てど暮らせどきません。前日の午後しびれをきらした私は7つ(←これで私のストレスレベルを推し量っていただけるでしょうか)の疑問点をメールで送り、その後電話をして確認しました。聞いておいてよかったのは、キッチンにはコンロがないこと。コンロがあるのとないのとでは中身に入れる具の選択がガラッと変わってきますからね。それにしても…家に10合炊ける炊飯器があったから(しかも30分弱で炊き上がる)よかったものの、もし炊飯器がなかったらどうするつもりだったんだろう…??そしてそのときに何人ぐらいで準備するかも聞いたところ”うーん、2人かな、3人かな”というお返事。まあ2-3人集まれば準備もてきぱき進むかなという私の目論見でした。
そして当日。無事リストアップした材料はすべて購入し(←しゃもじはないので、寿司飯を海苔に広げる用のスプーンを購入したのは正解でした)、カーディーラーに行って準備開始。コンロのないキッチンでしたが思ったより広く、まあどうにかなりそうな感じ。その後担当者の女性は”ちょっと下に降りて来るから(←キッチンは2F)”と言って準備開始間もなくで、どこかに行ってしまいました。私は一人でお米の準備に始まり、できることを進行していました。女性は30分ぐらいしてようやく戻ってきました。そのときに材料を切る必要があるのでまな板の場所や追加のお皿のありかを聞くことができましたが、彼女はまたどこかに行ってしまいました。
そこで私は悟りました。
ヘルプの人2-3人って言っていたのはテーブルセッティングの要員だったってこと?
もしかしてこの下準備って全部私に丸投げ?
何だかちょっとはめられた気分感が高まってきました。
ちなみにこちらは食べるところ。周りは販売中の車が置かれているのですが、ここだけ別空間。このセンス、さすがです。
とりあえずできることをしていこうとキュウリを切り始めることにしました。幸い長めの包丁を発見。ただ…全然切れない。そういえば友達が”フィンランドの包丁は全然切れないから…”と言っていた言葉がよみがえってきました。ええ、まさに包丁の形をしたおもちゃで切っているような感覚でした。もうっ、ただでさえ不器用なのにこの包丁のおかげでさらにひどい見映えのキュウリ達の山…
そんな感じで一人でてんやわんやしながらも、大体の目途がついた頃に助っ人の方2人が現れてくれました。一人はカーディーラーの方でしたが、もう一人の方はこのイベントの協力者の漫画家の方。ご夫婦でエテラポフヤンマー地区の方言を話す漫画を作っています。旦那さんがストーリーを考え、奥さんが漫画を描いている若いお二人。このお二人がどちらもとーっても協力してくださったのです。
結局最後は3人でそれなりの準備ができました。ふー。
参加者の方にお寿司を過去に作ったことがあるか尋ねたところ、40人のうち5-6人。デモを交えながらどうにか巻き方を教えることができました。参加者の方も熱心に私の作り方を見てくれ(←ボロが出ないかドキドキだったんですけどね)、また初めてにしてはとてもうまい巻き寿司ができあがりました。
こちらで参加者の方が
こんな感じで自分の巻き寿司を作りました。
このイベントの太っ腹なところは、参加費無料の上、参加者には寿司キットに入っている巻き簾に加え、まな板とFiskarsの包丁もプレゼント!ふむ、このようにしてお客さんのハートを掴んで次のお車、ご購入の際も是非ここで!と忠誠心を高めていくのですね。
事前準備では丸投げられ感満載だし、息つくひまもなく4時間立ちっぱなしだし、包丁は切れないし、”もうこういった依頼があっても固辞しよう”と心の中で決めていたのですが、それでも実際に参加者の方が笑顔で自分で作られたお寿司を食べている姿を見たり、わざわざお礼を言いに来てくれたりすると、頑張った甲斐があったな、結果オーライなのかなと思ったりしたのでした。
それにしても今回は片付けなどカーディーラーの方がされたのでよかったのですが、実際にお寿司講座として教えるとなると、準備も片付けもかなり大変だろうなと思いました。
こちらはたくさんヘルプしていただいたご夫婦が手がけているUuret Pöyröötという漫画のホームページ。今はフィンランド語のみですが、日本語のページも作り、日本にも進出予定とのこと。
http://www.poyroot.fi/
こちらはストーリー担当のArttu Seppäläさんとメインキャラクター。着ぐるみながらお腹がぽっこりしているのがフィンランド風?キャラクターが着ているセーターはエテラポフヤンマー地方のデザインです。
そして彼らの車はこちら。悪いことはできませんね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
想定外で戸惑ったのがお箸の使い方。フィンランド人に教えるときはいつも家人に丸投げしていたものですから。そして私自身もお箸の使い方が下手くそなので焦りました。ここにも落とし穴、に
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2014-10-29 Wed
Moi!冬時間も始まり、今週土曜日から11月になります。10月から12月にかけてはどんよりとした曇りの日が多くなり、日も昇っているのだか暮れているのだかわからないような天気が続きます。最近もどんよりとしたお天気が続いていて、今はこんな予報になっています。
↑これって予報義務を放棄してると思うのは私だけでしょうかね。
←な天気ゆえに空の色も刻々と変わっています。
この写真を撮ったときは小雨が降っていたのですが、それでもちょうど夜明けが近づいたせいか空がほんのりお日様に光に染まりました。何とも言えない優しい色です。
ちなみにこちらは晴れた日の空の色。太陽の力強さが屋根の向こうから伝わってきます。
そしてこちらはちょっと前に撮ったいいお天気の空。最近はこんな晴天はなかなか恵まれていません。
どちらかというとこんな感じのお天気の方が多いです。寒空に彩を添えてくれているローズヒップの実。
こちらは先日もアップしましたが、雨の合間の少し晴れた湖。
この日没後の透明なブルーの景色は思わず足を止めてカメラに収めました。
こちらは晴れの日の月夜。こんな雲のない日にオーロラが表れてくれたら見やすいのですがね。
と、今まで撮っていた空の様子をご紹介してみました。これからもう少し寒くなってくると雪景色の写真が増えてくるかと思います。雪は景色を明るくしてくれるし、つるつるに凍っている道よりも歩きやすいので、それはそれで楽しみ、と強がりを言ってみました。本音は南国のビーチでゆっくりしたい。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
写真を撮った場所が湖以外自宅から半径100m以内。もう少し活動しなければですね、に
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2014-10-28 Tue
Moi!本日も暖かくて12度まで気温が上がりそうです。明日は7度。また少し寒くなってきます。冬時間も日曜から始まりましたが、私の場合は日曜にいつもの時間に起きながら1時間多めに眠れたので、その後うまい具合に移行できました。それにしても日の出は7:50ですが日の入りが16:32。随分日が短くなりました。
さて、今日の話題は私が通っていたフィンランド語のクラスのエピソードについて。あるとき現在完了形の一環で”一度も~したことがない”という文型を学びました。そのときに出た宿題は”今まで一度も経験したことがないことがなく、なおかつ他の人は普通にやっていると思われること”を3つ考えてくること。皆さんはどんなことが頭に思い浮かびますか。
このフィンランド語のクラス、1日6時間みっちりあり、基本的に1人の先生が朝から夕方まで担当します。休憩は午前中、お昼休み、午後の3回。なので文法の説明の後は練習問題をこなしたり、ペアやグループになってゲーム形式で習ったことを復習したりするのです。
そしてこの”今までに一度も経験したことがないこと”も翌日ゲームになりました。3つのグループに分かれて、それぞれが考えてきたレアな未体験の中からベスト5を選び発表します。その発表されたレアな未体験に対して、一人でも”いや、私も未体験”という人がいればポイントなし。その人以外が”いやー、さすがにそれはないでしょう”なら1点もらえ、その点数を競うというものです。
堂々のレアな未体験、私が覚えている範囲ですが
生まれてこの方美容院で髪を切ったことがない(!)
生まれてこの方トマトを食べたことがない(全員どよどよ)ケチャップは普通に食べるのだそうです。
フィンランドに来てからキャッシュディスペンサーでお金をおろしたことがない(←これ、私でした)
他のクラスですが
家で宿題をやってことがない
↑これは信じられないのですが、彼女は非常に優秀で学校修了後、その学校の先生に抜擢されました。
確かリトアニア出身のクラスメートが”生まれてからこの方英語を習ったことがない”と言ったのにかなりびっくりしたのですが、”私も”と挙手した(確か)ハンガリー人のクラスメートにさらにびっくりしました。ちなみに私のクラスは15人ぐらいいたのですが、英語が話せる人が3-4人、ロシア語が話せる人が10人ぐらいという不思議な構成のクラスでした。
話しは戻り、もう一つ意外だったのが
ベリー摘みをしたことがない
フィンランドに来たらまずベリー摘みは王道でしょうと思うのですが、意外に未経験のクラスメートが何人か。そして私も未だにその一人です。
最後に少し天然が入ったロシア人(元眼科医)のクラスメートの
生まれてこの方イタリア語をしゃべったことがない
これには皆非難ごうごう。”チャオとか使ったことないの”に対して”一度も”と言いきる彼女。”スパゲティ”とか”マカロニ”とか使ってるよねー”に対して”それはあくまでもフィンランド語だから”。等々彼女と他メンバーとのやりとりはおもしろかったです。
彼女の天然ぶりの別のエピソード。友達Jさんとそのロシア人Oさんがペアになってあるキーワードを片方がヒントを出しながら当ててもらうというゲーム。その時のお題は”Apua(=助けて)”。
Jさんが”もしタイタニック号に乗っていて沈みかけたとき何て言う?”とナイスな質問を投げかけたところOさんの答えは
”Heippa(=じゃあね)”
え???そこで諦めちゃいますか。そんなツッコミどころ満載のOさんの成績は優秀でした。
最後の写真、少しぶれていますが昨日の夕方の写真。日中は曇っていたのですが夕方ごろから急に青空が広がり、日の入りの頃は本当に美しかったのです。空気が冷えると空の青も冴えてきます。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
レアな経験は簡単なのですが、レアな未経験って案外思いつかないものですね、に
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2014-10-27 Mon
Moi!今日は先週金曜日の初雪が嘘のように”暖かい”です。先週は最高気温が0度から5度止まりだったのに今は11度。お昼は10度まで下がりそうですが、キーンとする寒さは全然感じられません。ただこれも明日まで。それからまた少し気温が下がります。
さて、春にユーロビジョンにフィンランド代表として出場したセイナヨキ出身のバンド、Softengineに関してはこちらの記事とこちらの記事でご紹介しました。結局ユーロビジョンでの優勝はオーストリア代表の彼(女?)、Conchitaにかっさらわれ結局11位に終わりました。それでもフィンランド代表の成績では歴代2番目によい結果だったのです。
当初は5人で出場したSoftengineですが、最近メンバーの1人が脱退して4人で活動しています。そしてこの度とうとうSonyからアルバムをワールドワイドでリリースし、CDデビューしました。フィンランドといえばヘビメタ王国で有名。また一方でイスケルマというメランコリック演歌調の曲もたくさんあります。そんな中、SoftengineはColdplay系の爽やか音楽です。
ちなみに彼らのホームページはこちらです。(英語、一部フィンランド語)Spotifyに登録すれば新しいアルバムもこちらで聴けるのでよろしければどうぞ。
http://www.softengine.fi/
いつの間にか思い切り宣伝になっていますが、CDはこちらから購入可能(全世界に発送可能とのことです)で
http://www.recordshopx.com/artist/softengine/we_created_the_world/
他にもiTunesショップでも購入できるようです。
こんなふうにユーロビジョンのフィンランド代表になるまでは”セイナヨキ出身の”Softengineだったのですが、フィンランド代表に選ばれてからは”フィンランドの”Softengineになっているのはちょっと寂しい気もしますが、その反面堂々と世界に羽ばたいていってほしいものです。
セイナヨキは人口6万人の小さな街なので、知り合いの知り合いをたどっていけばどこかしらにSoftengineのメンバーのXXくんの○○が△△さんなんだよ、というチェーンがすぐつながります。あ、わたくしですか?
こほん、私の義両親のご近所さんが、ボーカルのTopiくんの祖父母なのだそうです。(それがどうしたって感じですが。)
こちらはそのTopiくんの写真です。
出典:http://www.zimbio.com/
Softengineには是非これからも息長くよい音楽を作ってほしいと期待しています。もしかしたら日本でも人気が出るかもと思うのですが、どうでしょうか。
ワールドワイドといえば先日Model of the Worldのフィンランド代表の選考会があり、優勝したのがセイナヨキ出身のElina Hoiskaさんだったとのこと。
出典:www.iltasanomat.fi
最後は少し話が逸れてしまいましたが、皆様よい1週間の始まりをお迎えください。
Topi君のTwitterもフォローしていたのですが、ナルシストっぽい写真がアップされ、即座にフォロー解除したことは内緒です、に
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2014-10-25 Sat
Moi!昨日はとうとう初雪がセイナヨキにも降り、地面がうっすら雪に覆われました。が今日は5度。雪はあっという間に溶けてしまいました。
さて、昨日はあるイベントで10人強向けにお寿司とお好み焼を作ることになりました。この任命を受けたのはセイナヨキで勉強中のMさん、別の街でインターン中ながら秋休みを利用してセイナヨキに遊びに来ていたMさん、そして私の3人でした。
この集まり、状況を把握している人が超多忙なため情報が全然おりてきません。それでも何時から始まり、何人参加予定かということはわかっていたので、3人で必要な材料を調達して料理する場所に向かいました。そもそも料理する場所にどれくらいのものや道具が揃ってという情報も得られなかったため、基本的な塩、砂糖、油などはあると想定して購入しませんでした。
実際に行ってみると、料理する場所はオフィスの休憩場所のようなところ。幸いコンロは4つあり、まな板はありましたが、塩、油はないにしてもフライパンもない、フライ返しも当然ない、計量スプーンもない、包丁は果物ナイフのようなもののみ。まさかこんな環境だったとは。そして2時間後には10合分のお寿司とお好み焼を作らなければならないという使命に変わりません。
幸いそこから自宅まで車で5分。当然の流れで私が家まで取りに帰ることになりました。
材料や道具がそろった時点でそれからは3人でうまく協力しながらひたすら準備、準備。ふと気づくとキッチンで所在なく立っているフィン人男子学生一人。”お寿司の作り方、知りたくない?”と声をかけたところ、”何度か作ったことがあるから知ってる。”の返事。(じゃあ手伝ってよ)という心の声はきっと3人とも一緒だったと思います。そこはMさんがすかさず「お寿司を作るのを手伝ってくれるなら私、お好み焼に専念できるからこの場所、使って。」とうまくフォローしてくれ、ちゃっかり彼も巻き込みました。
結果お寿司は開始時間ぐらいまでに完成。お好み焼を焼くのに案外時間が取られたのはちょっと計算外でしたが、その30分後にはすべて完成しました。最初の20分のロスがなければ、なかなかいい線でしょうか。
こちらが完成したお寿司。ちょっと端っこが美しくないのもありますが、それは置いといて。
こちらはきれいに焼けたお好み焼、そしてフィンランド料理のカリヤランピーラッカ他。
日本人的発想だと、まず目標は時間内に完成させること、そのために事前準備を抜かりなくすること。そして想定内のプロセスに従って目標を達成、あー、よかったとなるのですが…
例えば今回の場合、私達の中では”最初に情報をもっともらっていれば、事前準備もきちんとできて時間内にできたのに”という思いがありましたが、フィンランド人達は”ちょっと始まるのは遅れたけど、料理が全然できなかった訳ではないし、足りないものがあれば誰かが取りに帰って凌げたんだし、皆楽しめたんだから大成功なんじゃない?”と感じている人が多かったのではと思います。また彼らにとってはプロセスのハプニングは想定範囲内で、それをいかにして乗り切るかが大切で、そのハプニングに関しては日本人ほど(もしくは私ほど)にはストレスを感じていないような気がしました。
ちなみにフィンランド人は時間は割と正確な方なのですが、特にこの会を主催している人が忙しくて、スケジュールが遅れがちになるのです。それを抜きにしても、フィンランド人の問題が発生した時の耐性は強いと感じることは多いです。そういう問題解決力を見習いながら、事前準備の際も、不測の事態を少し予見しながら、ストレスをいかに減らしていくかが大切なことなのかもしれません。
来週の水曜日も日本車のカーディーラー主催で、お客様向けに寿司クラスが開催されます。この会の主旨もぼんやりとしか聞いていなかったのですが、カーディーラーの方からいただいたチラシには”本物の日本人がお寿司の作り方を指導いたします。”と謳っています。え?これもしかして私ってこと?
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
私は日本人ですが、お寿司の作り方を教えてくれたのはフィンランド人(→家人)なんですけど、それでもいいですかね、に
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2014-10-24 Fri
Moi!昨日は南のヘルシンキでも雪化粧となったようですが、セイナヨキもいよいよ今日午後から初雪が降る予定になっています。気温が低くなり、日が短くなってくるとフィンランド人は雪が降ってくれたらいいのに、と口を揃えていいます。さらに寒くなるのではと思うかもしれませんが、雪が降っても降らなくても気温は低いし、雪が降ると景色が明るくなるのですね。ただ明日は日中の最高気温が5度、明後日は8度(夜の最高気温はなぜか9度!)と少し暖かい日が戻って来るのでちょっとほっとしています。雪が積もってもすぐ溶けてしまいそうです。
さて今日は食の話題です。世界的にも健康な食品として有名なお豆腐。フィンランドでも入手できるのでしょうか。
答えは(少なくとも大きなスーパーでは)入手できます。
こちらに来たばかりの頃はさすがにお豆腐は売っていないだろうと思っていましたし、家人も知りませんでした。でも日本に10年以上住んでいた日本通の知り合いの方から「City Marketなどの大きなスーパーで売ってますよ。」と教えていただきました。
※フィンランドで郊外型の大きなスーパーとはCity MarketとPRISMA、この二つが有名です。
それまでに何度もスーパーに通っていながらどうして気付かなかったか…。お豆腐はなんとチーズセクションに置かれていたからです。しかもお大きなスーパーのチーズセクションって何気に広いのです。塊になっていてスライスするタイプのチーズ、既にスライスされたチーズ、チーズにも色々な種類があるし、同じようなチーズでも乳糖が入っていないものとか、きっとチーズ専門家に語ってもらったらすぐに1時間経ってしまいそうな勢いの品揃えです。
少しピンボケですが、気になるお豆腐はこちらです。スモークしたもの、味付けしてないもの(←普通味付けしないでしょうと思うのですが)などなどいくつかの種類が売られています。
ただ…ちょっと固いのですよね。木綿豆腐から水分をもっと搾り取った感じです。こちらの人は純粋に冷奴や湯豆腐のようにお豆腐そのものの味を楽しむというより、調理して味をつけるというのが主流のようです。
こちらがJalotofuのレシピのページです。フィンランド語ですがどんな感じに使われるのかご参考までに。
http://jalotofu.fi/reseptit/
営業妨害する訳ではありませんが、ソーセージのコーナーに豆腐ソーセージというのが売られていました。ヘルシーそうだし、材質的にもよさそうだと思って巻き寿司の具材用に1度買ったのですが…まずい。スモークされた豆腐ソーセージで味も人工的でお豆腐に対する冒涜の意すら感じるほどでした。嫌いなものは別として、せっかく買ったものはなるべく食べきるように心がけていますが、これは正直言って辛かったです。
チーズ売り場で売られているお豆腐、若干固めですがお味噌汁の具などに小さく切って入れるにはいいかと思います。
さらに先日ふと自然食品を扱っているお店に入ってみました。意外なところにうどんが、そしてその隣にはオーガニックの豆腐が。これはとても柔らかそうだったのですが、お豆腐半丁ぐらいの大きさで3ユーロ以上の金額。高っと思いましたが、スーパーの豆腐も今冷静に見てみれば同じぐらいの金額ですね。
家にミキサーがあればひよこ豆から作ることもできます。ちなみにひよこ豆はフィンランド語でkikherneといいます。
http://cookpad.com/recipe/603003
ちなみに何度かトライしたのですが、絞りが足りなかったのか今一つ固まりませんでした。でも甘くておいしかったです。
というのが私のお豆腐情報でした。ところで行き慣れない大きなスーパーでなかなか見つけられないのが卵。あるスーパーでは野菜コーナーにあったり、あるスーパーでは乳製品の横にあったり、あるスーパーでは冷蔵不要の牛乳の横にあったり。関連付けるアイテムがスーパーによって判断が違う、というより空いているスペースの問題なのでしょうね。特売狙いバレバレで店員さんに聞く勇気がないときは店内を不審にうろうろすることも。スーパーの品揃えがいいのはありがたいこともありますが、こういうときはちょっとその広さが恨めしくなることもあります。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
夏は冷奴、冬は湯豆腐、私の公言していた得意料理でした。素材の味って大切ですよね、に
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2014-10-23 Thu
Moi!段々寒さが増してきました。朝8時の時点で-8度、日中の最高気温も-1度の予報です。今日もいいお天気のようですが、明日は遂に雪マークが。セイナヨキにも初雪がとうとう降りそうです。そういえば昨日のニュースで”ラップランドのイヴァロ空港では-20.5度を記録し、この秋の最低気温を記録しました。”と言っていました。-20.5度で秋と言ってしまうフィンランドのニュース、つわものです。
さて、先日寿司レストランで久々に餃子を食べたのですが、焼き餃子モードでオーダーしたのに水餃子が出てきて、おいしかったものの若干不完全燃焼になってしまいました。
そしてそこで一念発起して久々に餃子を作ることにしました。レシピを見ていたらとっても簡単にできそうに書いてあったのも後押ししました。
日本にいる頃は餃子は好きで、時々作ったりもしくは冷凍餃子を買っておいて食べるのが楽しみに一つでした。でもこちらにはまだ餃子の皮が入手できないのです。ちなみに冷凍の揚げ春巻の皮はアジア食材店で入手できるのですがね。
ないものは作るしかない、というのが海外に住む日本人の合言葉。餃子の皮を自分で作るなんて考えは毛頭なかったし、あんなものが自分でできると想像できなかったのですが、友人が遊びに来てくれた時に一緒に作ろうと申し出てくれました。当時家には大きな麺棒しかなくて苦労しましたが、久々の餃子を食べることができて感慨深いものがありました。
その後実家から余っている小さな麺棒を送ってもらったり、中国人の友人に作り方を教えてもらったりしました。本場の中国では学校で作り方を習うのだそうです。なるほど!
昨日使ったのはこちらのレシピ。頑張って2倍の量を作りました。
http://cookpad.com/recipe/2608935
えーっとですね、不器用な私は餃子をまとめる時点で既に汗だく。しかもレシピの写真のようにつるっとまとまりませんでした棒状に伸ばすのも思ったようにはいかず、ガタガタになってしまいました。(写真?割愛させていただきます。)ただ包丁またはスケッパー(←ってよく知らないんですけど)で切るのはポイントでした。断面がシャープだと皮を作るときにつぶしやすく円形になりやすいのです。それから40枚分をひたすら麺棒で伸ばす、伸ばす。形がいびつになってしまったものもありましたが、成形するときにごまかせるので細かいところはさておき、いやー、根性で頑張りました。
15時に開始し、生地を1時間冷蔵庫で冷やしたのもありますが、↑の状態ができたときは19時でした。時間かかり過ぎ…慣れてないものでね。
そして半分は冷凍し、半分を焼きました。ごま油もこちらで入手できるので大いに役立ってくれました。
最後にお醤油にお酢を少し垂らしていただきました。ちょっと皮が分厚い部分もありましたが、あー、至福のひと時でした。それにしても餃子の皮が日本ではあんな安価で手に入るのは素晴らしいことです。実は日本で買ってきた餃子の皮、秘密兵器として冷凍庫に眠っています。ここぞというときに使うため、絶賛待機中す。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
寿司レストランに餃子の皮が購入できるかどうか聞いてみよう、と強く思った一日でした。購入可能ならいいね、に
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2014-10-22 Wed
Moi!今朝は-7度まで下がりました。そして日中の予想最高気温は-2度。それでも今朝はとてもいいお天気。気温が低い分空気が透き通っています。
昨日は帽子もフードもかぶらずに自転車をこいでいたら、さすがに耳が痛くなりました。、そろそろ手袋も日本から持ってきた中で一番暖かいものからこちらで調達した厚手のものに変えた方がよさそうです。
さて1年の中で一番きつい時期は?と問われると、私は10月の終わりから11月にかけてと答えます。日本にいる頃から秋と冬は苦手だったのですが、こちらに来てから、夏がキラキラ輝いているのに比べ、秋から冬にかけては雨や曇りのどんよりした気候が続き、しかも日照時間も短くなるのでそのギャップがさらに苦手度を加速させています。12月は、というとクリスマスもあり、冬休みもあり、季節的には暗くて辛い時期なのですがイベントや買い物、あわよくば小旅行などをしていると勢いで乗り越えることができます。1月以降も寒い日は続くのですが、太陽の光に力強さが加わり、寒いけど春までもう一歩という気持になれるのです。問題は寒さもさることながら太陽の光に影響されています。
以前フランス映画の「クリスマスに雪は降るの」を観ましたが、画面に広がったどんよりとした曇り空が印象的でした。
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当時はそのどんよりとした曇り空は演出で使われているのかと思っていたのですが、実はヨーロッパの日常だったのですね。私と同じ時期にフランスに移住した友達と時々やりとりをしているのですが、先日少し気持がネガティブになってきていると言っていました。そのときは私は曇りの日は続くけど全然問題ないと思っていたのですが…先週の金曜日にどーんときました。
突然に。
その前から少し兆候があったのかもしれませんが、とにかくすべてが否定的になってしまうのです。いつもはどうってことのないことにでもすごく腹立たしくなったり、洗い物がたまっていても洗いたくなくなったり、料理することから引退すると家人に宣言してみたり、とにかく自分でも否定的になっているのはわかっているのですが、コントロールが効かないのです。気持を休めるためにハーブティーを飲んだり、好きな音楽を聴いても気持は思ったより落ち着かず。
そんなとき、お互いに少しご無沙汰していた親友から突然短いメールがきました。続いてリンクが。
http://corobuzz.com/archives/6542
このおかげでちょっと自分が悲劇にヒロインチックになっている茶番劇から一気に目が覚めました。
それからは日照不足を補うのにいいと言われているビタミンDを摂りはじめました。サプリは基本的にあまり好きではないのですが、それで少しでもこの季節鬱をコントロールできるのなら背に腹は代えられません。ついでにスーパーで安売りをしていたのでまとめ買いもしました。そのせいか以降はなかなか調子はよいです。
さすがフィンランド。こんなかわいいムーミンのビタミンDも売られています。
初めての冬は新しいことがもりだくさんで、落ち込むこともないと思いますが、2年目、3年目の冬を迎えられる方は是非ご注意ください。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
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2014-10-21 Tue
Moi!段々冷え込みも厳しくなってきました。今日の予想最高気温は1度。少し晴れ間も見えるようですが朝は-1度なので日中を通して気温の変化はほぼないようです。
さて今日はセイナヨキにある中華のレストランについて。私の印象としてはフィンランド料理を出すレストランは割と安定していますが、アジア系を中心に少しエキゾチックなレストランの浮き沈みが激しいように思えます。インド料理もベトナム料理のレストランもいつの間にか閉店し、アジア料理全般を出していたレストランも隣町に移転していきました。代わりにギリシャ料理とスペイン料理、そしてビュッフェにお寿司もある中華料理のお店が1年ぐらい前に立て続けにオープンしました。そしてお寿司のレストランは先月オープンしましたしね。
そんな中、セイナヨキでも老舗の中華料理があります。家人によると20年近くやっているのではないかとのこと。こちらには中華料理のお店は4軒ぐらい(たぶん)ありますが、その中で一番癖になる味のお店がここです。ちょっと化学調味料たっぷりという感じはありますが、こちらの素材を使ってこんな微妙な味が出せるのはやっぱりすごいと思うのです。平日はメインは5-6種類ぐらいの中から選べて、サラダバーには春巻やえびせんべい(←サラダじゃないですが)も含まれています。
厨房は恐らく旦那さんが仕切っていて、お店の中はバイトの人もいますが中国人の女主人がいつもてきぱきと仕切ってます。彼女はお客さんの顔を覚えるのが得意らしく私もすぐ覚えてくれているどころか、家人が一人でテイクアウトを買いに行く度に”奥さんは元気?”と聞いてくれるぐらい。
店内もランチタイムはいつも多くのお客さん、しかもほとんどがフィンランド人で賑わっています。
そんな中、先日そのお店の住所を調べようとGoogle先生に聞いていたら、そのお店のお客さんの評価サイトが出てきました。あの混み具合とは裏腹な5段階のうち3の評価。
コメントを読んでいるとサービスのコメントが目立ちます。一つは女主人の言葉遣い。”こっちで食べるの?じゃ、こっちに来て。”私がもし同じように聞かれても別に意味は通じるので何も感じなかったでしょうが、フィンランド人にとってこの命令形はかなりショッキングな対応のようです。
またきびきびと働く彼女は、私にとってはダラダラしたり、お客さんの動向に全然気づかないウェイター/ウェイトレスに比べれば好感を持って見ることができます。また中国人のラフな中にちょっとした友好的な要素が含まれている様も馴染みがあります。
この低い評価について、中国に数年住んでいたフィンランド人の友達と話したときに、女主人の対応はまったく目くじらを立てることに値しない、むしろノーマルと話が合いました。一方彼女がフィンランド人の友達とそのレストランに来た時に、女主人のラフな対応にショックを受けていたとも言っていました。また別の人からは、女主人は長い間フィンランドに住んでいて、自分のフィンランド語は完璧だと思っているので、お客さんから聞き返されたりすると”何で私のフィンランド語がわからないんだ”と逆切れすることも聞きました。ただ私は何度も通っていますが、そんな光景を目にしたことはありませんけどね。
当たり前のことかもしれませんが、フィンランド人も丁寧な言葉遣いや対応を求めているということでしょうね。フィンランド語では日本語ほど複雑な敬語はありませんが、やはり敬う気持や感謝の気持などは言葉につなげなければいけないということですね。
最後の写真は霧と霜に覆われた風景。桃源郷?
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
入社したての頃、敬語を使わなくてはといつも意識していました。ある日ある人に”骨折なさったんですか。”と声をかけたところ、”骨折なさるって、君は僕をバカにしてるのか!”と返されたことがあります。敬語って難しいです、に
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2014-10-20 Mon
Moi!今日も終日曇り。気温は朝からずっと3度が続きます。気温も少しずつ下がっていきそうでまさに秋の終わり、冬への突入感が否めない今日この頃です。
今日は少しずつ撮りためていた秋の風景をご紹介したいと思います。
自転車に乗っていたらなぜか気になったこの木。1本ですが何だか堂々としています。
こちらは手前に白樺、そして左端の低木が黄色から赤にグラデーションされて美しいです。ちなみにTiekirkkoというのは英語に訳すとRoad Church。こちらではTiekirkkoという看板をよく見かけますが、デンマーク、ドイツ、エストニア、フィンランド、ノルウェー、ロシア、スウェーデンなどの国々の教会のネットワークの名前のようです。
この赤い木はローズヒップの木。真っ赤な実が成っていました。
こちらの歩道も木の彩が美しいのですが、落ち葉の量も半端ではなく、清掃がこの時期大変そうです。(経験者は語る。)
ほら、こんな感じでたった3本の木、しかもまだ葉っぱが残っている状態でこれだけの落ち葉の量。ええ、ここは我が家の庭。落ち葉かきのビフォーの写真。
曇りが続く今日この頃ですがお天気のいい日にこんな朝焼けも見ることができました。
晴れ間がのぞいたときに少し足を延ばして出かけた湖。
そしてこちらは昨日撮った写真。ほぼ終日小雨+曇りだったのですが夕方少し出かけたときに急に雨が上がり、一部青空が見えてそれに惹かれてまたまた湖に出向きました。この方角では青空が見えませんが、グレーの雲が一部ピンク色になっていてそれに癒されました。
同じ湖でも随分趣が違いますよね。湖もこれから少しずつ凍っていくのでしょう。セイナヨキの秋の風景、少しでもお楽しみいただけたなら幸いです。ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
先週も頑張って落ち葉かきをしたのですが、現在落ち葉かきビフォーの状態に限りなく近づいています。
でも微妙にまだ葉っぱは残っていて根競べとなりそうです。寒さが増す前に早く全部散ってください、に
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2014-10-19 Sun
Moi!今日は朝からずっと雨。風が強いので寒いのだろうと思いきや意外にも7度。一気にテラスの床を掃除しました。その後はテーブルや椅子を片付けて、庭に置いてあるBBQ用のグリルもテラスに避難。これも冬支度の一部です。
さて、昨日はフロアーボールの試合がまた地元であったので見にいってきました。
昨日の相手はエスポーのチーム、Oilers。現在の順位では格下なのですが、実はこのチーム、昨年のリーグでベスト8進出をかけた対戦チーム。3勝先に勝った方がベスト4に進めたのですが、なんとこのチームに負けてベスト4にも入れないまま、まさかの敗退というちょっと苦い思いでのあるチームなのです。(ちなみに2年前と3年前は優勝していただけにそのショックは大きかったのです。)
最初は開始30秒後に地元チームSPVが点を入れたものの、その後は若干押され気味の試合展開。それに加えて審判の判断が相手チームびいき。相手チームの明らかなペナルティーも1度ならず2度、3度見過ごされ、その度に選手団はもとより会場のSPVファンから大ブーイングが沸き起こりました。
日頃はあまり激高しない選手も、今回の相手チームのあまりのひどい仕打ちに”最後には絶対勝ってやるからな!!”と大声で宣言し、拍手喝さいを受けました。
一時1点差で負け試合になりそうだったのですが、なんと残り5分のところでSPVが1点返し、6対6の引き分けになりました。続く延長戦。マックス10分で先に点を入れた時点で試合の勝敗が決まります。
そんな緊迫した延長戦で、審判がSPV選手にペナルティーを与えたのです。しかもそれはペナルティーに値するプレー、少なくとも今日の審判たちがOilersに対して下してきた甘いジャッジ以下のプレー。おとなしいといわれるフィンランド人ですが、会場は罵声の嵐。これをきっかけにSPVチームのSisu(=強い意志)に火がつきました。SPVはペナルティーの間、少しひやりとする場面もありましたが、どうにか持ちこたえ、さらにその数分後ゴールを決めて勝利をおさめました。
あああ、これで負けていたら審判のせいという感もぬぐえない苦い終わり方が予想されていたのですが、この苦境を越えての逆転勝利♪審判の不公平さも”ま、いっか”と許せました。
そんな緊迫した試合中の珍プレー。
SPVの選手がボールを追っているうちにリンクの外へ。その時に勢い余ってスティックも落としてしまいました。素早い動作でスティックを拾い上げる選手。その姿をキャッチするカメラ。大きなスクリーンに映し出されています。
が、そのスティック、なぜか幅広。よく見るとそれは
掃除用のモップ。
はっと我に返ったその選手、急いで自分のスティックに持ち替えリンクに戻りましたが、会場が暖かい微笑みに包まれたことは言うまでもありません。
リンクは選手たちの汗が滴り落ちたりすると滑りやすくなるため、必ず休憩中にはモップをかけるし、試合中でも滑るところがあればすぐにこのモップで汗を拭きとるのですよね。
ちなみに必殺掃除人のお茶目な彼、延長戦のゴールを見事に決めて昨日のベストプレーヤーに選ばれました。
最後の写真は以前にも載せたのですが、フロアーボールの試合開始前に披露された
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
実はペナルティーやファウルの基準などよく知らないまま観戦しております。それでも楽しめれば問題なし、に
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2014-10-17 Fri
Moi!昨日は若干寒かったですが、いいお天気で気持よかったです。太陽のおかげで気温も3度まで上がりました。意を決して庭の落ち葉かきもがんばり、最後の辺りには汗をかくほどでした。玄関前の木はほとんど葉っぱがないのですが、庭のリンゴの木にはもう少し葉っぱが残っているので、もう一仕事ありそうです。
さて、タイトルの”奥様ゴールデンタイム”。名付けの親は私の友人です。私がまだ地方に住んでいて、彼女が旦那さんの転勤で東京に越して間もなく、彼女に家に遊びに行ったときのこと。花の都、東京!お買い物を楽しまなくてはという気持満々。そこで彼女が教えてくれたのが”奥様ゴールデンタイム”。大体夕方17時ぐらいまでにショッピングを終えて、電車で戻ればラッシュアワーにはぶつからない、そう、名付けて奥様ゴールデンタイム。奥様が電車の中でラッシュアワーでもみくちゃにされることなく楽しめる時間なのです。
翻ってここセイナヨキで奥様ゴールデンタイムは存在するのか?わたくしは敢えて”ある”と申し上げたいです。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、こちらでは公私のけじめがきっちりしています。でもって16時頃になると一斉に仕事を終えた人達が車で帰途に就く訳なのです。運悪くこのラッシュアワーに出くわしたとき、信号が少ないのが裏目に出ます。ラウンドアバウトでは大縄跳びの輪に入るかのごとく、うまくタイミングを見つけなければ後ろにすぐに長蛇の列が出きてしまいます。さらに信号のないところで左折するとき(こちらは車は右側通行ですからね)はもっと高度。左を見て、右を見て、左を見て、今だ!というときに左折しなければ永遠に左折するチャンスは訪れないようにさえ思えます。
混み合うのは道路だけではありません。スーパーも仕事帰りの人達で賑わうため、レジの列が半端でないことがあります。そのような体験をもとに、買い出しに出かけるときは16時までに行くようにしています。ところが金曜日の15時も混み合っているのです。ふと思い出せば両隣の部屋の元同僚、2人とも金曜日は15時に仕事を切り上げて”よい週末を!”などと声をかけながら帰って行っていました。やはり週末は仕事を早めに切り上げて、買い出しも済ませゆっくり過ごしたいというのが心情なのでしょうかね。アメリカに出張に行ったときも平日は遅くなることがあっても、金曜日は定時より1-2時間早く切り上げていたのにびっくりしたことを思い出しました。家人が独立する前に働いていた様子を思い出すと、企業は残業代を払わないのが普通、それでも残業が生じた際に金曜日に早く切り上げることによって収支を合わせているのかもしれませんね。
日本語で”よい週末を”というと何となく体がどこかムズ痒くなるような違和感が。(←といいながらブログでは毎週使っていますが)一方、”Have a good weekend"とか”Hyvää viikonloppua"という言葉は週末を心から楽しみたい人達の文化に根差している言葉のような気がするのです。
最後の写真は今朝の日の出の写真です。ピンクとグレーのコントラストが美しかったです。
ということで皆様、Hyvää viikonloppua!
そんな家人の本日の到着予定は客先が遠くにあるため21時か22時頃。こんなフィンランド人もいるのですね、に
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2014-10-16 Thu
Moi!昨日は久々に夕方に太陽を見ました。光は随分弱々しくなってはいますが、きれいな青空を見ると気持も晴れますね。今日の最高気温は1度。初雪が降るのもそろそろかもしれません。
木々は今は紅葉の盛りを越し、どんどん葉っぱが散り始めています。私もそろそろ庭の掃き掃除をしなければならないのですが、微妙に木に残っている葉っぱと気温と天気予報を見比べながらもう少しと踏ん張っているところです。ご近所の方々は毎日きれいに掃き清めていらっしゃるんですけどねー(怠)
日々どんどん木々の表情が変わってきていて晩秋を楽しんでいます。9月の終わりになるので今ではだいぶん木々の色も変わっていますが、そのときの写真をいくつか紹介したいと思います。
こちらは船上レストランの近くの川。弱々しい太陽の感じ、伝わりますでしょうか。
特に暑かった今年の夏は大繁盛だった船上レストランもこの通り
パラソルも閉じられ、椅子やテーブルも片付けられ、来年の暖かくなる頃まで店じまいです。
この後さらにディープな散歩道に行きました。この木にはたくさんキノコが生えていました。そういえば今年はキノコの豊作の年でした。
そして小さな橋。一応通れるのですよ。こちらには散歩道にこのような木製の小さな橋が時々あります。最初は一部穴が開いていて、通るのに勇気が要りましたがいつの間にか慣れていました。
こちらは橋の上から。ちょっとした出っ張りから川を眺めることができます。
森も秋の装いです。
そしてこちらは小さな滝。川のせせらぎを聞いていると心が落ち着きます。
こちらにはこのように散歩道もたくさんあるので、いつもと違う場所に行ってみるとまた違った発見ができます。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
気温が0度前後で森の散策を楽しめるかどうか。いえ、人間気の持ちようですよね、に
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2014-10-15 Wed
Moi!じわじわと冷え込んできています。今日の最高気温は2度、最低気温は-2度。寒暖の差が4度しかないのは喜ぶべきことなのか、哀しむべきことなのかちょっと微妙です。まあ1ヶ月もすれば”今日はプラスの気温だから暖かい”とありがたがっている自分が想像できます。まだまだ自転車で行動できる気温。運動不足解消にも努めなければと思う今日この頃です。
さて、先月になりますがセイナヨキにもお寿司のレストランが遂にオープンしました。お寿司が食べられるレストランは少しずつ進出してきていて、1年ほど前にオープンした中華のお店でもビュッフェメニューにお寿司があり、結構人気なのですが、この度お寿司をメインにしたレストランがオープンしたのです。
場所はショッピングモール、Epstoriの小さな一角にあります。駅の立ち食い蕎麦屋並みのサイズで、テーブルも通路に並べられていたりします。ただ入口のすぐ近くにあるので話題性は抜群。小さい街なので広告を出さなくても噂はすぐに広まります。そこで食べていると通りがかった人達が”Sushiが…”など口にしているのを何度も聞きました。
お寿司屋さんの名前はJuku Sushi(=ユクスシ)。フィンランド人の旦那さんとお寿司屋さんを経営している中国人の奥さんの名前からつけたのだそうです。そしてその彼女がお寿司作りからレジ、皿洗いまですべて一人でしているのです。
平日はランチビュッフェになっていてショーケースの中から好きなものを8つ選ぶことができ、お味噌汁もついています。
メニューと一緒に。
そしてセイナヨキでお寿司が食べられる以前に嬉しかったのが餃子!セイナヨキでは餃子の皮が売っていなくて、何度か自分で作ってみたものの、レシピでは50枚できるはずなのにどう頑張ってみても30枚ぐらいにしかならない、肉厚の皮になるのです。重労働で作るも、食べるのはあっという間。それを思うとなかなか作れずにいたのです。
こちらは2人前。餃子はちょっと自信がないと言っていましたがおいしかったです。ただ本当は焼餃子が食べたかったのですが、キッチンにはコンロがなく、ヒーターでお湯を沸かして水餃子を作るしか手立てがなさそうな感じだったので納得です。キムチはサービスしてくれました♪また右側のタレは彼女特製の辛いタレ。でもほどよい辛さでした。左は酢醤油。
彼女とは何度か話すチャンスがあったのですが、フィンランドに来て約4年、1年前にセイナヨキに引越してきたとのこと。慣れない土地で自分の足を地につけ、自ら道を切り開いていっている姿は見習わなければと思いました。
お店がオープンしている間、特にランチタイムの間はお客さんが引きを切らず、忙しそう。併せて仕込みなども大変そうなのですが、是非セイナヨキにもお寿司が浸透してくれることを、そしてこのお店がより多くの地元の人達に愛され、いつまでも続くことを願うのでした。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
日本にいる頃は魚介類が苦手でほとんどお寿司は食べなかったのですが、環境が変われば好みも変わることにびっくりです、に
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2014-10-14 Tue
Moi!昨日の天気予報では今日少し晴れるはずだったのですが、終日曇り空。気温もほとんど変わらず最高気温が4度です。一応セイナヨキエリアも学校では今週は”秋休み”なのですが、最高気温が4度でもこちらは立派な秋です。フィンランド語のクラスに通っていた時に先生が、秋休みはもともと農家を営んでいる人が多かったので、秋休みは収穫などのお手伝いのために始まったと言っていました。今は機械化も進んでいて家のお手伝いをする子どもは少ないと思われますが、秋休みの習慣はしっかり残っています。
さて、昨日は5月にロシアのViipuriにあるアルヴァ・アールト設計の図書館(記事はこちらをご覧ください)を観に行った約20人の集いがあったので参加してきました。目的の一つはそれぞれが撮った写真を皆で見せ合うことですが、もう一つの目的は集合場所であるホテルでアルヴァ・アールト、最初の奥さんのアイノ、そして2番目の奥さんのエリッサの”kabinetti”も見せてもらえるとのことでした。
会場になった会議室はこのように壁にはセイナヨキのアールトが建築した建物の写真が掲げられ、椅子もアールトのデザインしたもの、コップはアイノ・アールトのデザインが使われています。
飾り棚にはセイナヨキ市庁舎が建てられて50周年を記念して作られた陶器や
アールトデザインのキャンドルホルダー、花瓶、そして中身が気になるAlvar Aaltoのメニューも飾られていました。
やがてシャンパンで乾杯の後に、この集いの主催者でもあり、アルヴァ・アールトの権威でもあるMarkus Aaltonenが部屋に掲げられている写真などについて説明を始めました。そしてアールトがデザインした”キャビネット”を見ることもなくなぜか次の部屋に移動する私達。その前にアールトやアイノ、エリッサまでがデザインしたキャビネットなんて聞いたこともないのだけどという疑問も少しありました。
そして次の部屋は”アイノ”という名前がついていました。それでも”キャビネット”を見ることはなく、最後に”エリッサ”の部屋に移動するところで気づきました。”Kabinetti(=キャビネッティ)”というのはもしかして日本語でいうところのキャビネットではなく”部屋”を意味するのではないかということに…。参加していた人に聞いてみたら、ビンゴでした。
ちなみに気になったので調べてみたら、
Google翻訳ではKabinettiは最初の翻訳候補はCabinetとなります。
もう一つの辞書ではSnug(=パブの個室)とCabinetと出ていました。
Google画像検索ではKabinettiはほとんどが小部屋の画像が出てきますが、
Cabinetの画像検索では日本語とほぼ同じキャビネットの画像が出てきました。
そして英日辞書のCabinetでは最後の方の意味に古い用法で〔小さな〕私室というのがありました。
これで納得です。フィンランド語にはこのようにKabinettiとかInternetti(=インターネッティ)とかもともとは英語だった単語を少しフィンランド風に変えて発音するものが結構あるので、そういった場合は特に辞書も引かずにスルーしているのですが、まさかこのようなトラップがあるとは。やはり語学習得の道はまだまだ続くと思った一日でした。
書き忘れていましたが、このホテルはCumulus(クムルス)です。アールトセンターの見学の後にこのホテルに滞在してどっぷりアールトに浸るのもよいですね。
http://www2.cumulus.fi/hotellit/seinajoki/en_GB/seinajoki/
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
Cyber(=サイバー)がKyber(=キュベル)に変化していたのにはさすがに推測不可能でした。まだまだ甘い?に
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2014-10-13 Mon
Moi!今日も曇りの日が続きそうです。日の出は8:07になってしまいましたが、曇っているので夜が明けたのかどうか微妙などんよりとしたお天気です。明日は少し晴れ間も見えるようなのでちょっとほっとしています。
さて、度々こちらでも紹介している2012年に新しくできたアピラ図書館(詳細はこちらとかこちらとかこちらをご参照ください。)に関する嬉しいニュースが舞い込みました。
この度フィンランディア建築賞というのが新しくでき、4つの最終候補のうちの一つにアピラ図書館が選ばれました。
フィンランディア建築賞のホームページはこちらです。(英語)
http://www.arkkitehtuurinfinlandia.fi/en/home/
そしてアピラ図書館の様子はこちらから見られます。(Seinäjoki Main Librarary Apilaをクリックしてください。)
http://www.arkkitehtuurinfinlandia.fi/en/shortlist/
この賞の目的はハイクオリティのフィンランド建築の衆知を集めることで、最終発表は11月にあります。対象になるのは3年以内に新しく建てられた、または改築された建築物または複合建築物です。
↑の写真は以前ブログに掲載したものですが、季節、角度、時間帯によっていろいろな表情を見せてくれる図書館です。外観も素敵なのですが、何よりも中にいて居心地がいいこと、自然に行きたくなることが大きな魅力です。それは他の市民も同じように感じていていつも多くの人で賑わっています。是非初回の賞を受賞してもらいたいと願ってやみません。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
この図書館外観を写真を収めるときの難点が玄関に大量に停められた自転車。実は私もその一人です。写真を撮るのは閉館時に、に
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2014-10-12 Sun
Moi!今日の最高気温は7度。曇りのお天気が続きます。少し太陽が恋しくなってくる季節が始まりました。
さて、先日無事タンペレでの展示会が終わって戻ってきた家人。義弟から借りていたテーブルと椅子を返しに私もお手伝いで同行しました。時間は午後9時過ぎ。小雨がしとしと降っていました。
家人の指示で私が最初に椅子を玄関まで運びました。私に続いて家人がテーブルを運んだのですが、向かったのは別の方向。あれ?メインの玄関に運ぶように言われたけど倉庫と聞き間違えたのかな?と今一つ状況が掴めないまま一旦玄関の前に置いた椅子を取りに行きました。ちょうどそのとき車で見覚えのない女性が戻ってきました。女性はちょっと驚いた表情でした。私もこんな時間に来客?とちょっと不思議に思いながらも椅子を持って家人の向かった方に向かいました。
そしてそこが義弟の家だったのです。ということは私は義弟のお隣さんの玄関に運んでいたということ??あのですね、明るかったら間違わなかったと思うのですが外は真っ暗だったんですよねー。
そしてそのときの私のいでたちはというと、茶色のダウンジャケットに雨が降っていたのでフードをかぶっていました。怪しい…。しかもアジア人がこんな夜遅くに玄関で椅子を持ってうろちょろしている。怪しい…。
無事義弟宅を後にして私達が車で出ようとしたところに、私が間違えて訪問した家のご主人らしき人がドアを開けて仁王立ちでこちらを睨んでいるように見えました。やっぱり勘違いされてたかしら?
そして翌日地元の新聞を読んでいたら、義弟の住んでいるエリアで空き巣が頻発していると書いてありました。や、やっぱりあの日の私ってどう見ても不審者でしたよねそれにしても暗くて雨が降っていて奥さんが戻って来て、いろんな悪条件が重なり過ぎてました。お隣さん、わたくし、決して悪意を持ってお宅を訪ねた訳ではございませんのでご安心ください。
幸いだったのは私が走って逃げだしたりしなかったこと、ですかね。
最後の写真は近所の湖畔の桟橋。大分肌寒くなってきた感じが伝わるでしょうか。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
教訓:フードは時に便利ですが、夜は不審者度を増すので注意ですね、に
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2014-10-11 Sat
Moi!今日も曇りが続きそうです。予想最高気温は8度。これから朝晩も少し冷え込んできそうです。
さて私の少ない料理のレパートリーの一つにラザニアがあります。といってもあらかじめ粉末のソースとラザニアのパスタがセットになっているものが売られていて、ひき肉を炒めてと粉末と牛乳とお水を混ぜてオーブンに入れれば出来上がりという手抜き料理なのですが、ほほ。
私が買うのはCity Marketに売られている自社ブランド、Pirkka製のラザニアです。Prisma系列であるRainbow製のよりも牛乳を多く入れるせいかおいしいのです。ですがそこでいつも疑問に思うのがパスタの数。
通常は9枚入っていて、ちょうどオーブンに入れる容器に縦に3枚並べることができるので3層のレイヤーが作れます。ところがこの”通常”というのがミソで、最近買うのには10枚入っていることが多いのです。生産ラインの一つが10枚パッケージになっているのか、はたまた”今の時期だけ増量キャンペーン”なのか。
勝手に増量キャンペーンはいいのですが、前述の通り容器には3枚分のスペースしかありません。1枚だけ3層の上に載せるのはバランスが悪いし、横に置こうものなら取り分けるときにパスタが切りづらいのですよね。私は引出の隅に毎回余ったのを貯めておいて3枚貯まったら4層レイヤーで焼いています。
もしかしたら制作者にすご~く深い意図があるのかもしれませんが、私が推測するに単なるミスでないかと。
そういえば以前勤めていた会社はアメリカに本社がありました。とても小さなアイテムを100個入り、とか500個入り、とか1000個入りとかで売っていました。アメリカの工場では何個とカウントして入れるのではなく何グラム入りとして入れるシステムを使っているため多少誤差が生じるというのが言い分。単価自体は非常に安い物なのでそれは誤差の範囲として認識していました。ところが日本のあるユーザーからクレームがありました。数が多くてラッキー、少ないからクレームという問題ではなく、そのアイテムをダブルチェックのために使っているので100個入りなら100個入っていないとダブルチェックの意味がないから困るというもの。これはまさに文化の違いでしょうね。他にも逸話は色々あり、日本のユーザーが満足すれば他の国でたやすく売れる、というのが品質管理セクションでの一致した見解でした。
それにしてもラザニアパスタ1枚の差って誤差の範囲を大きく超えていると感じるのは私だけでしょうか…ね。まあ8枚しか入っていなかったことはないからそっとしていますけど。
最後に本文には関係ありませんが、木漏れ日のラケウデンリスティ教会を。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
Rainbowというもう一つの自社ブランド製ラザニアでも時々10枚入りがありました。やはり何か深い意図が?ちょっと気になります、に
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2014-10-10 Fri
Moi!今日も11度まで上がりますが、お昼から雨の予報です。明日からどんどん気温が下がり、来週は最高気温が3度になる日も何日かあるようです。秋もそろそろ終わりに近づいてきました。
さて、水曜日に家人の出展している展示会に参加してきましたが、夕方には展示会側の招待でカクテルパーティーがあったので参加しました。場所はタンペレ市のRaatihuone、辞書ではシティーホールとなるのですが、私の感覚では迎賓館という言葉がぴったりくるところでした。
こちらは朝撮った写真ですが、大きな広場の一角に堂々と建っています。1890年に建てられたものだそうです。
最初にタンペレ市の偉い方の挨拶に続き、後は自由に館内を見学してもよし、料理を堪能するのもよしとのこと。こちらは最初に集まったのはこの大きなホール。シャンデリアも豪華です。昔なら(今でも?)こんな広場で舞踏会などをするのでしょうかね。
私達は最初に部屋を見て回りました。各部屋には名前がついていて、その由来を説明したものも置かれていました。1階は同じタイプの椅子とテーブルが使われていました。壁にかかっている絵はフィンランドで有名な画家たちの名作が掲げられています。そして参加者は自由にこのようなテーブルについて食事をとることができるのです。私達はというと、人が常にいて写真は撮らなかったのですが、20人ぐらい座れる、ある意味一番豪華な大きな広間でいただきました。
2階は色々な趣向を凝らした部屋がいくつかありました。大広間が吹き抜けになっているので、大広間を囲うような形で部屋がいくつかありました。イギリスの影響を受けた部屋。確かにちょっと1階の雰囲気とは異なります。
ロココ調のデザインと聞いたような気がするのですが、合っていますか。まさに中央ヨーロッパ風デザインです。
こちらはコミュニストルームと名付けられた部屋。絵も他の部屋と違ってモダンなものが掛けられていました。
椅子はデザインが微妙に違うものも使われています。
階段の手すりも素敵でした。
こちらは玄関。重厚です。
そして夜の外観。朝とはかなり印象が違いますね。
展示会はフィンランド国内だけでなく、海外からの参加者も多く、私が食事をしているときに隣に座っている男性が英語でどの国から来たのかと声をかけてくださいました。その後、このシティーホールがどのように使われているのかとか、タンペレでおいしい和食のお店(別の方からも色々と情報をいただきました)のお話などをうかがうことができました。
日本にも市庁舎の中にもしかしたらこのような場所があるのかもしれませんが、建物全体、しかも最高720名まで収容できる場所を市が所有しているのには驚きました。もちろんタンペレはフィンランド国内でも大きな市の一つですし、古い歴史を持つ市でもあります。セイナヨキ市にも規模はかなり小さくなりますが、迎賓館のようなものはあるようです。こんなところにも大きな文化の違いを感じました。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
このパーティーの後に和食レストランに向かった私達。明らかに食べ過ぎでしたが食欲は際限なく続く…に
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2014-10-09 Thu
Moi!今日は11度まで上がり、過ごしやすい気温ですが、太陽があまり出ていなくてどんより。ヨーロッパらしい天気になりつつあります。
さて昨日から1泊2日でタンペレに行ってきました。目的は昨日は家人が展示会に出展しているのでそのヘルプ、今日はタンペレでショッピング。タンペレはセイナヨキから電車で1時間強なので、近いといえば近い街です。旅の前日はちょっとバタバタしていたのと、朝は7時前の電車に乗らなければならなかったので、朝荷物に入れなければならないリストを作って忘れないように気をつけました。
そして当日。リストも全部消し込み、出発は予定していた時間ギリギリでしたが無事出発することができました。いつもは駅には自転車で行くのですが、今回初めて車で行きました。こちらでは駐車料金は前払い、つまりいつ帰るかを予測して先に支払い、その領収書を車の窓の見えやすいところに置いておくのです。この支払い、うまくいくかが懸念事項の一つでした。戸惑って電車に乗り遅れたら非常にまずい、というか絶対に遅れられないプレッシャーが。というのが一日先に準備のため出かけた家人、展示会のときにするネクタイとベルトを持ってくるのを忘れたのです。ちなみにネクタイはその日用にわざわざ会社のイメージカラーのものを買って準備していたのです。とにかく展示会でちょっとカジュアルなベルトは隠せたとしても、ノーネクタイがよろしくないことは私も十分理解していました。そんなお届け物係としてのプレッシャーもあり、ドキドキしながら発券機に近づいたときに恐ろしい事実に気づいたのです。
バッグがいつもより若干軽い。
そして…
お財布が…
お財布が…
入ってない
脳内BGMはサザエさん。”買い物しようと街まで出かけた”レベルじゃないんですけどね。
海外旅行に行くときに”お財布とパスポートさえあればどうにかなるから”というその肝心のお財布を忘れてしまったのです。思い当たる節はあります。前日買い出しに行ったときにお財布と鍵だけ別のバッグに入れて行った記憶が鮮明によみがえりました。ということは家の鍵も別のバッグの中
半分寝ぼけた頭が猛然とシミュレーションを始めました。
家に帰る?⇒絶対間に合わない。第一鍵がないので入れない。
次の電車にする?⇒事前に買ったチケットの変更しなければならない、鍵がない、展示会の会場に一人で行かなければならない、家人がピンチに陥る。
お財布がなかったらどこで困る?⇒電車のチケットは事前に購入しているからOK。駅からホテルまでタクシーだけど、家人を呼び出して払ってもらえれば無賃乗車は避けられる。
まあもともと選択の余地はなかったのですが、お財布と鍵がなくても案外どうにか切り抜けられそうなことがわかりました。後は駐車料金を払っていない車だけが運を天に任せるしかない状態でした。運転免許もお財布の中なので警察に見つからないよう、これも祈らなければなりませんでした。
いやー、それにしてもお財布のないちょっと不安定な感じ。結局翌日のショッピング用のお金は家人に借り、帰りのチケットもネットで購入し、家の鍵は義母に事情を話し、帰り道に寄って貸してもらうことにしました。いやー、同じ市内に住んでくれていてよかった。心配してくれた義母は”車の鍵は持ってるの?”とまで心配してくれました。はい、さすがに車の鍵はちゃんと持っていますとも!そんな手配をした後にひょんなことから家人の持っている家の鍵を借りればいいことに気づき、何だかいい感じにアレンジできてきました。ふー。
買い物も、現金に限りもあり、何が起こるかわからないと思うと小心者の私の心に歯止めがかかりました。まああまりほしいものはなかったのも幸いしました。
そして最後の関門。セイナヨキの駅に着き、車を停めたところに行ってみました。家人いわく、一番取り締まりやすい場所だから毎日チェックしているだろうという言葉が頭をよぎります。果たしてキップは切られているか??恐る恐る窓をチェックしましたが、なんと大丈夫でした。ひゃー、ドキドキしました。
そういえば日本にいる頃はこんなときのために定期入れに5000円札をはさんでいました。そしてそれに助けられたことも何度か。そんなある日、週末に友達と旧白洲邸の武相荘に出かけたときに(また?)お財布を忘れたことに気づきました。友達はお財布を持っていたのですが、中に現金がほとんど入っていなかったことが発覚。まあ私の5000円でどうにかなるかと高を括っていたのですが、バス代や入場料やお茶代を払っていったらほとんど底をついてしまい、最後にユニクロに行きたいけどユニクロの服さえも買えないぐらいの、心情的には豊かになったはずなのに何だか貧乏くさい休日になったことを思い出しました。
最後の写真はタンペレの街。タンペレも歴史のある建物がたくさんありましたが、中にはこんな彫刻も。イタリア?
そして秋深し風景。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
お財布がないと、支払いの時変なところからお金を取り出さなければならないのでちょっと惨めですよね、に
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2014-10-08 Wed
Moi!今日は午前中は少し曇っていたのですが、お昼を過ぎると段々晴れてきました。
まずは運動を兼ねた自転車での買い出し。そしてその後に何をしたかというと…庭の落ち葉かきです。これにはいろいろな心の葛藤がありまして。まあ5年目の秋を迎えているのですが、落ち葉かきもいくつかのパターンを経験してきました。
まず誰がやるか。家人⇒週末も客先に行かなければならないほど超多忙。私⇒夏にプロジェクトが終わり、いわゆる職なし状態。
まあ、人道的見地からみるとどちらがこの任務を担うのかは明らかですね。
次はいつ決行するのか。
●10度以上の暖かい日はまだ落ち葉の量が十分ではない。作業自体は暖かくて楽だが結局その後2度、3度する必要がある。
●雪が降る直前ぎりっぎりまで待つと、寒いし、日がすぐ暮れてしまう。夕暮れの寒い中半泣きでする派目になる。
●雨の後は葉っぱが重くなる。気温が下がってくると翌日に晴れても葉っぱがなかなか乾かなくなる。
●風の強い日は集めた葉っぱがすぐに飛んで行ってしまう。
今日は10度に少し届かないぐらいだけどそんなに寒くない。庭一面が落ち葉でいっぱいになっている。明日以降雨の予報が出ている。少し風はあるけど晴れている。そしてお隣さんもお向かいさんも落ち葉かき。しかも私は今週は明日以降ちょっとバタバタしそう。
ということで意を決していたしました。ご近所の方々もされていたように今日は落ち葉かき日和でした。家は一軒家ではないのでそれほど大きな庭ではないのですが、それでもたぶん45リットル用ゴミ袋がほぼいっぱいになるぐらい集まりました。後は木の葉っぱが完全に落ちてから雪が地面を覆う前にもう一度する必要がありそうです。
ちなみにフィンランド語では”落ち葉かきをする”という動詞がちゃんとあり、Haravoida(=ハラヴォイダ)といいます。言語って生活に密着していますね。
落ち葉かきの写真はあまり絵にならないので最後に買い出しの途中で見かけたナナカマドの写真を。鈴なりですね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
毎年落ち葉かきのタイミングを逃して、寒かったり暗かったり葉っぱが湿っていたり風で吹き飛ばされたり。人間何事も痛い目に遭って経験に活かされていくものですね、に
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2014-10-07 Tue
Moi!今日は曇り空が続いていて気温も7度。風がないので穏やかですが、段々寒さが増してきています。
さて、今日は新聞で紹介されていたスーパーの逆転の発想のサービスについてご紹介します。
こちらのスーパーは大抵の場合、お客さん自身が買いたいものをレジのベルトコンベアのようなところに置いていき、店員さんがバーコードで読み込んでいきます。袋に詰めるのは当然お客さん自身。袋に詰めるところは仕切りが1つあるので同時に2組のお客さんが袋に詰めることができます。
大きなスーパー(City MarketやPrisma)などは特に車で買いに来るお客さんの多く、買う量もカートいっぱい(2リットルの牛乳パック5つとか買っている人も時々)ということもあります。なのでレジを並ぶときには列の長さはもちろんなのですが、カートの中の量を見比べたり、レジの人の手際のよさなどを確認したりして列を選んでいます。スーパーによってはそのような混雑を緩和するために時々買うアイテムが5つ以下の人の専用レジがあります。
この記事では Järvenpää にあるゆっくりしたい人用のレジがあるスーパーを紹介しています。
出典:K-citymarket Järvenpää
まさに”逆の発想”ですね。確かに長蛇の列でレジの前でお年を召した方がゆったりと”あら、このカードじゃなかったわね、こちらかしら?”などと支払いをしていたりするとイラッとすることがあります。また袋に詰めるのが遅くてその人待ちということも。逆にそういった方達も後ろに並んだお客さんから冷たい視線を感じずにゆっくりレジをすませたいという要望があったのでしょう。そういう人、また時間がある人はこのスローレジを選べば、支払いの時にもたついても、買ったものを詰めるのが少々遅くてもお互い様という気持でゆったりできます。さらにレジ待ちの人のための椅子まで用意されているそうです。
フィンランドもこれからますます高齢化が進んでいくことが予想されています。何事も早く、効率的にと工夫していく面ももちろん大切なのですが、少し立ち止まって逆の発想で、時間がかかる部分をもう少しケアするという観点もこれからもっと必要になってくるような気がした記事でした。
この記事を昨晩書きかけてから寝たら、スーパーの夢を見ました。どこも長蛇の列なのですが、セルフで支払いをするレジだけが混んでいなくて、使い方がわからないけど大丈夫かな?と心配しながら列に並ぶ夢です。今は空港がそんな状態ですが、スーパーも段々無人化していくのでしょうかね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
色々見極めて並ぶ割に、私の選んだレジはトラブル発生率が多いのです。予知率低し、に
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2014-10-06 Mon
Moi!週末の朝はそんなに冷え込まなかったのですが、今朝は0度。しっかり霜が降りています。最高気温は7度。外出の時に羽織るものも暖かいものに変えていった方がよい季節となりました。
秋は雨が降ることも多いのですが、昨日は特に空が透き通るように晴れていいお天気でした。そして何よりもこの季節の特権が紅葉。日本よりかなり季節を先取りしていますが、こちらは空が広く見え、木々も多い分、道のあちこちにカメラに収めたくなるような美しい光景を見かけます。
半径10m以内の風景で恐縮ですが、昨日の家の前の木を激写してみました。
枝の先まで真っ赤に紅葉してます。
こちらは白樺とのコンビネーション。夏の間は青々としていた白樺の葉っぱもすっかり黄色くなりました。
こちらはモミジはなかなか見かけません。以前お店に売っていて、ちょっと試しに買ってみて家で風流に紅葉狩り計画も頭をよぎったのですが、寒い冬を越せるかどうか心配だったので諦めました。
こちらは黄色い葉っぱ。黄色といえば銀杏ですが、銀杏の木もこちらでは見かけません。銀杏の葉っぱがわさわさに落ちた道を音を立てて歩いていたあの感覚、懐かしいです。
先日もちょっと書いたのですが、とにかくこの紅葉した葉っぱのおかげで、寝室に差し込む光が赤く染まっていつもはっとさせられます。まさに自然の宝物ですね。
こちらの写真はちょうど去年の今頃に撮ったもの。これもなかなか素敵なコントラストです。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
紅葉を仮に購入したとしたらケアは何が必要なのでしょうかね。冬は寒くなるから室内に入れるべき?色々疑問です、に
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2014-10-05 Sun
Moi!今日は昨日よりもさらに晴れて、とにかく紅葉した葉っぱが空に映えてとても美しいです。気温は11度ですが、明日から1度ずつ下がっていくようです。
さて、金曜日から日曜までの3日間、セイナヨキのアリーナでKäsityö messuに行ってきました。Käsityöというのは英語にするとHandicraft、日本語にすると手芸なのですが、手作りをテーマにした展示会が開かれています。このKäsityö、フィンランドでは長くて暗い冬を越さなければならないこともあり、結構盛んです。そういえばソチオリンピックでフィンランドの選手やコーチたちが男女問わず、競技場でも編み物をしていたのが話題になりましたよね。冬には毛糸で編んだソックスや手袋をもらうこともよくあります。
今年は20周年の節目の年なのだそうです。入口に行ってびっくり。図らずもチケット購入の列ができていました。会場に入ったらこんな感じでたくさんの人が来ていました。
色々見て回った中で私の好みのブースをいくつか紹介します。
フィンランドにはフェルト製品もたくさんあります。かわいい小物入れがたくさん。
またこちらのブースではこのようなフェルト製品も扱っていましたが、
この裏手ではこんなおしゃれなデコレーションも。白で統一していておしゃれ。ブースの一角が素敵なお店に早変わりです。
こちらのお店はヒンメリというフィンランドの伝統的工芸をモチーフにした作品を売っていました。オーナメントも素敵でしたが、ピアスなどもヒンメリの形でかわいかったです。
こちらはすべて白樺製品なのだそうです。ディスプレーもいいアイディア。
こちらはTaitoショップというフィンランド各地にある手芸店のブース。こちらが推奨する手袋。この手袋を作れる毛糸やキットがこのブースで売られていました。
また会場では30分ごとにいろいろな手芸のデモンストレーションが行われていました。細かい様子は大きなスクリーンで見られます。折り紙のデモもありました。
ブースだけではなく車がお店に早変わり。
こちらのお店の手袋、色合いがとてもきれいでした。写真撮影の許可をいただいたところ、Turkuから来ているので、セイナヨキ地域のプロモーションにはならなないけど、と言いながら許可してくれました。
こちらは2階の様子。子ども達が作った作品も飾られていました。
そしてドレスの展示も。
この手前のドレス、よく見るとなかなかセクシーですね。
何人かのデザイナーによるファッションショーも行われていました。会場は満杯だったので、ドアから少しのぞき見。
このように
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
会場内で手芸好きの友達にばったり再会。手芸と対角線に位置する私がどうして来場しているのか大きな疑問を持ったようです。作らないけど、ショッピングは別物です、に
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2014-10-04 Sat
Moi!今朝は家人が普通に仕事で4時半起きでした。幸い私は(お昼に電池切れするのは別にして)朝早いのはあまり苦ではなく、すんなり起きられる方です。起きてびっくり気温が既に10度。数日前は-2度とかだったのに。日中も珍しく14度で10度越え。ただこれから最高気温も日を重ねるにつれてゆっくり下り坂のようです。10月なので仕方ないですね。
さて、今回もヘルシンキの話題です。ヘルシンキは近いようでなかなかチャンスもなくしばらく行ってなかったのですが、今回寒くなる前にと思い立ち、決行しました。そしてヘルシンキ在住の友達もスケジュールOKということで、友達にも会え、ヘルシンキも堪能という大満足の小旅行となりました♪
友達と落ち合って最初に行ったのはヘルシンキ大聖堂の近くのレストラン。このレストランは日本在住の友達が先日ヘルシンキに来たときに訪れたお薦めの場所。ランチはビュッフェ形式になっていてスープ、サラダ、パスタ、果物、コーヒー/紅茶がついてました。フィンランドで飲むスープは結構当たり外れが大きいのですが、その日のスープ、bataattiとよばれる、ちょっと甘めのお芋のスープ、それがとてもおいしかったです。写真を撮り忘れましたが、オレンジ色で少しスパイスが効いていて、心も体もあったまり、思わずおかわりしてしまいました。パスタもフィンランドっぽくない私好みのアレンジの味でした。
久々に見るヘルシンキ大聖堂。この白い大聖堂は青空に映えますね。この日は穏やかな秋日和に恵まれました。
おいしいランチを食べた後はバスに乗って目的の、ムンク展をしているDidrichsen美術館に。
http://www.didrichsenmuseum.fi/eng/break.php
Didrichsen美術館は今年の6月にリニューアルオープンしたようで海の近くの素敵な美術館でした。ホームページにもバスでの行き方が詳しく書いてあるのですが…いざバスに乗ってみるとバス停のアナウンスも、次にどのバス停に停まるかの表示もありませんでした今回は友達がいてくれたからわかったものの、もし一人で行っていたら運転手さんに教えてもらうしかなかったかもしれません。バス停を降りたら美術館はすぐだったのでそれはありがたかったです。
敷地内に入るとすぐこのような彫刻があるのでそこが美術館ということはすぐわかりました。
そしてこちらはもう一つの彫刻と美術館。
実は私はムンクはあの有名な”叫び”ぐらいしか知らなかったのですが、以前友達からオスロのムンク美術館がとてもよかったと聞いていて、前々から興味はあったのです。写真撮影はOKだったのですが、Webに載せるのはご遠慮くださいとのことだったので美術館の周辺だけの写真しか載せられないこと、ご了承ください。
ムンク展はフィンランドでは15年ぶり。今回は国内ばかりでなくノルウェー、スウェーデンからの作品も展示されていました。この美術館、ヘルシンキの中心地からは離れていましたが、平日だったにも関わらず思ったより賑わっていました。
美術館自体はこじんまりとしていて作品数自体はそんなに多くなかったのですが、初めて見るムンクの作品。ある絵はゴッホを思わせるような絵だったり、あるリトグラフはミュシャを思わせるような作品だったり、あるいはマンガのような作品もあったり、彼の色々な面を垣間見ることができました。絵だけではなく彫刻やリトグラフなども手掛けていて、例えば”叫び”。有名な作品なので今回は見られないだろうと思ったら、白黒バージョンのものが展示されていました。このように同じテーマで絵画とリトグラフを作っているものもあり、色付きと色なしバージョンを比べるのもおもしろかったです。
展示後は美術館の裏手に広がる海に。行った日もお天気はよかったのですが、これが夏だとまた素敵だったでしょうね。
こちらは裏手から美術館を眺めたところ。
船をかたどったオブジェもありました。
階段を下りていくと視界に広がるのは穏やかな海。桟橋があるということは船でこちらに来ることも可能ということですかね(笑)
このように素敵な絵を見た後はゆっくり周りを散策することもできます。こちらは来年2月1日まで展示されているそうなので、ヘルシンキ郊外にもちょっと行ってみたいとか、ムンクに興味のある方にはお薦めです。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
館内ではちょうど数人のグループで絵の鑑賞会をしていたのですが、スタッフの方が選ぶ絵がことごとく私がさらっと見ただけの作品ばかり。これは文化の違いなのか、審美眼の違いなのか気になりました、に
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2014-10-03 Fri
Moi!今日もプラス3度の朝。日中は9度の予報ですが、残念ながら終日曇りのようです。今は紅葉の時期なので空が青いと紅葉が映えて美しいのでちょっと残念。こちらの紅葉は黄色くなるものが多いのですが、時々赤い葉も見かけます。寝室の窓からちょうど赤い葉の木があるのですが、お天気のいい日は赤い光が部屋にも入ってきて、ちょっと豪華な感じもします。
さて、先日久々にヘルシンキに行ってきました。一番の目的はムンク展があったのでそれを見ること。そして私の結婚式に参列してくれた方がフィンランディアホール勤務ということがわかり、彼女の厚意に甘えて案内してもらうことにしました。
今回はフィンランディアホールのご紹介です。ここにはちょうど1年前に初めて足を運び、今回は2度目の訪問でした。(1度目の記事はこちらをご覧ください。)
フィンランディアホールにはトラムでも行けますが、十分歩ける距離です。10分ぐらいなのですが、そんなに長く感じません。というのが途中にこんな広々とした緑のスペースにモダンな建物が建っていたり(こちらはヘルシンキミュージックセンター)
その横にはこんなオブジェがあったり
メインの道の向こう側には国立美術館もあります。
まずはこちらアールトの像。実際のアールトはフィンランド人にしては珍しく背が低かったのだそうです。この像は彼の実際の背プラス土台部分が水増しされているとか。それにしても好奇心旺盛なよい表情ですよね。
今回は、前回入ることのできなかった大ホールを案内してもらえました。まず大理石(!)の階段を上ると目の前に広がったのは大きな窓と広々としたケータリングスペース。
アールトはこのホール自体がアートなので建物内にアートを飾るのをよしとしなかったそうです。その中で唯一許したのがこの作品だったそうです。8代大統領ケッコネンの顔が描かれています。
このテーブル、他ではあまり見たことがありませんが、アールトらしいデザインです。
そしてこちらは大ホールのドア。なんと素材は馬の毛(!)が使われているのだそうです。馬の毛も使い方によっては上品になるものですね。
中に入るとゴージャス♪セイナヨキの劇場にも雰囲気が似ています。壁が白い分、明るい感じがします。
ステージで私の目をとらえたのは右端にあったパイプオルガン。いやー、こんな配置もありなのですね。大胆に遊んでます。
こちらはステージから客席を見たところ。意外にステージが高くなくて客席と一体感があります。
フィンランディアホール、実は音響がよくないというよろしくない評判がありますが、この度フィンランドで一番いいオーディオシステムを導入したそうです。リニューアル後の結果、気になるとことですね。
こちらのスペースは舞台裏の休憩スペース。落ち着いたトーンです。
この手すり。普通は金属なのですが、このフィンランディアホールは革が巻かれ、高級感が増しています。大理石もふんだんに使われ瀟洒な建物です。着飾ってコンサートを聴きに来るお客様の気分もさらにアップすることでしょう。
廊下には今までにこの建物を訪れた要人の写真が飾られていました。その中の1枚。美智子皇后お若いですね。
この写真はカンファレンスルームの棟へのドアの横にかかっているアールト晩年の写真。まだ工事が終わっていないのがわかります。
今は駅側の道は工事中だったのですが、以前は駐車場だったのだそうですが、整備後は緑が増えるようです。ヘルシンキ駅からも近く、緑もトーロ湾もすぐ近くにあり、大きなホールや少し小さめの部屋もあったりして東京国際フォーラムにも似ているように思いました。地下1Fにはカフェもあるので少しゆっくりしたいときに出かけるのもいいかもしれませんね。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
最後のアールトの写真、縦長に撮ったのですが、ブログに載せるために横長に編集余儀なくされたために恰幅の良さが強調されてしまいました。実際は
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2014-10-02 Thu
Moi!今朝は7度もあり暖かい日なのですが、昨日は8時前に家を出たのですが-2度。外は一面の霧。日中は12度まで上がるのを見越してマイナスの気温にしては軽装で自転車に乗ったのですが、なかなか寒かったです。それでも…こちらに来て4度も冬を越していると-2度とかでも体が驚かなくなりました。むしろ普通?寒さは感じますが、学校に通っているときは-20度とかの中、友達の車を5分、10分道沿いで待っていたことを思うとこんな寒さなんてと思えたりするのですよね。今日は11度まで気温が上がるようですが、お昼は雨が降るようです。
さて、先日は友達に頼まれて、来年の夏に日本に3週間ほど旅行するボーイスカウトの子ども達向けに家人と一緒にプレゼンをしてきました。テーマは東京、京都、富士山の観光情報、また日本の家庭にホームステイする子どももいるので一般家庭での生活の注意点などについて。
30人ぐらいで行くと聞いていたので、勝手に親御さんも同伴かと思い、ちょっと大人目線のプレゼンを準備していたのですが、部屋に通されたらほとんど小中学生の子どもだったのでちょっと焦りました。例えば富士山に関しては”登山には4種類のルートがあって必要なものは…”みたいなリストを準備していたので、子ども達は”ふーーーーん(興味ないけど)”みたいな反応でした。
それでも一番食いつきがよかったのは料理とショッピング。料理に関しては敢えてお寿司の写真は載せませんでした。お寿司ならこちらでも浸透してきているし、日本では日常の食べ物ではないので。私の大好きなお好み焼の写真を準備したのは言うまでもありません。ふふ。(説明by家人)
初めて日本に行くフィンランド人にとってカルチャーショックの一つ、そして人に聞きづらいことの一つはやはりトイレのことではないかと思い、ハイテクトイレの画像もいくつか準備しました。ホテルなどは英語の表記もあるでしょうが家庭用のトイレにはさすがに英語表記はないと思われるのでね。家人が機能に音符マークがあるのを”音楽も流れます”と軽く説明。それを受けて子ども達の一人から「どんな音楽が流れるの?」という質問。あ、あの、たぶんそれは女子トイレで頻繁に使われる音姫。回答に少し詰まる家人に流水音だと助け舟を出しましたが(←単にフィンランド語でどういうかわからなかっただけなんですけどね)、音姫誕生の秘話までは説明しづらいので省略。最後にちょっと時間があったのでYoutubeで日本のハイテクトイレを紹介した画像を見せました。まさにアメリカ人が使い方を実践つきで紹介していたもので、男の子達大ウケ。子ども達は日本で無事ハイテクトイレを使いこなしてくれることを願うばかりです。
ショッピングのところでは、私のコンセプトは子どもが気軽に買えるもの。雑貨の種類が豊富なLoftとか東急ハンズとかの画像を準備していたのに、家人はそれはさらっと流して家電量販店についてアツく語り始めました。
”ちょっと、子どもにデジカメが買えるなんて話をしても意味ないんじゃないの?”と小声で諭すも
「えー、家電量販店はLABIまたの名をヤマダ電機というのとBicカメラというのがあり…」と説明を始める家人
「ここは毎日通っても飽きなくて…」(←それはあんただけや!)
親御さんが、小中学生の子どもに結構な現金を渡して”これで好きなデジカメを買っていいからね”とはなかなかいかないだろうなー、とか逆に子どもにねだられて困惑する親御さんが出ないといいけどと良心を痛めながら家人の暴走を横目で見ておりました。また同時に家人の日本の家電量販店に対する深い敬愛の念を認識したときでもありました。
また日本のお金も持って行って回覧したりしたのですが、子どもから「ユーロは使えないのですか。」という質問。なるほど。日本人にとって海外旅行=外貨準備となりますが、フィンランド人にとってはたとえ海外旅行でもユーロ使用国なら外貨を準備する必要はありませんからね。
最後に子ども達が前日にグループに分かれて、いろいろなシチュエーションを考えてGoogle翻訳を使って調べた日本語を披露してくれました。そのうちの一つが
「酢、ください。」
あのですねー、どういうシチュエーションで使うのを想定して、敢えてこの文を選んだのかがとーっても気になりました。しかしよりによって難しい言葉を選んだことよ。会話なら”お酢”と言わないと通じづらい。しかし子ども達に正しくは「お酢(osu)」だと伝えたのですが、”お”がどうして急につくのか頭の中が?だらけの反応。しかもですね、発音も簡単そうで短いだけに難しい。最初「チュー、ください。」に聞こえてびっくりしたのです。Google翻訳先生、そこのところ、フォローよろしくです。
まだ日本に行くまで時間はありますが、折り紙を折ったり日本を紹介している本を読んだりしている子もいたし、プレゼン後、わざわざありがとうを言いに来てくれた子どももいました。楽しい経験をたくさんしてもらいたいものです。
この写真は子ども達にプレゼンをしたところ。セイナヨキの隣町、Lapuaにある教会関連の施設です。小路の向こうに見える建物。自然に囲まれた素敵なところにありました。
こんな施設でした。取っ手が何気におしゃれ♪
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
役立つ日本語フレーズに”暑いです。”も盛り込んでみました。旅行は7月。きっと大活躍することでしょう、に
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