2014-09-30 Tue
Moi!今日は少し気温が下がって最高でも10度までしか上がりませんが、美しい秋空が広がっています。
さて先日行ったAmforaでのランチビュッフェの続きを。
Juurellaのランチビュッフェとは思えない質のランチの後は、お店に併設されているAmfora製品が作られている工場見学ができました。作家のPäiviさんは旦那さんと二人三脚でAmforaの素敵な食器を作り続けています。
こちらがPäiviさん。成形後、窯に入れる前の最後の仕上げをしています。
こちらは成形用の型のうちの一つです。なるほどこんなふうになっているのですね。
そして成形待ちの様々な食器たち。上からのぞいてみました。
これらが成形された後のもの。乾燥中です。これが後にお店に並ぶのですね~。
この後のプロセスに、一番最初のPäiviさんの写真が来るのです。
この仕上げの過程。インターンの人にやってもらうこともあるのだそうです。そのときにちょっとやってもらうだけでその人の”センス”が見抜けるのとのこと。慣れているPäiviさんがやっていると簡単そうに見えるのですが、実際はすぐにヒビが入ったりするのだそうです。まさに体が自然に動いている熟練の技。
こちらは絵付けの場所。窓際にたくさん筆があります。
そしてかわいい絵が。これはPäiviさんのインスピレーションで描いているもので、同じものはない世界に一つのイラスト。
顔がほころぶようなハッピーなイラスト。真っ白のシンプルなものもいいのですが、こういうお茶目なのも食卓に笑顔をもたらしてくれそうです。
ブローチのデザイン画を手に説明してくれるPäiviさん。
こちらは制作途中の彫刻作品。
実は彼女の彫刻作品、今年の3月にイタリアのPremio Faenzaで大賞を受賞しました。その影響もあり、現在イタリアからインターンが来たり、引き合いも増えているのだそうです。またこの大賞受賞に際して、”私のような伝統的な古い、しかも時間がかかる手法を使っている作品が選ばれたのはとても嬉しい”とおっしゃっていました。
さらに今ちょうど美濃市で行われている国際陶磁器コンペティションにも彼女の作品を出展しているそうです。10/19まで開催されていますので、もしお近くにお住いの方で興味のある方は是非お運びください。
http://www.icfmino.com/
旦那さんも成形の過程を説明してくれたのですが、印象的だったのは”安売りのお店に行けばカップなら5€ぐらいで買えるけど、ここで作っている製品は一つずつ心を込めて作っているので、そこに金額の違いはある”という言葉。特にAmforaのデザインはただの丸いお皿ではなく楕円を3つ組み合わせたもの↓。シンプルにお皿としても使えますし、楕円形の別のお皿を組み合わせて使うこともできます。そしてこれは緻密なデザインのもと作られています。またそれだけに大量生産のものより手がかかっていますが、使ったときに、または使っていくうちにそのよさがわかるようにデザインされています。
そしてもしAmforaの食器が興味がある方は(可能であればショップに直接きていただければベストなのですが)インターネットでも注文できるそうなのでよければのぞいてみてください。
http://shop.amfora.fi/index.php?page=1129&lang=2
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
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2014-09-29 Mon
Moi!最近どんどん日が短くなっています。日の出は7時29分で、日の入りは19時9分。秋分の日から1週間しか経っていないのに夜の方が20分も長くなっています。気温は13度まで上がり、いいお天気のようです。
さて、昨日のニュースでハリネズミのことが取り上げられていました。ハリネズミは今年は家の庭にも時々やってきて、何度かその愛くるしい姿を
見せてくれたのでした。
ハリネズミは今活発に冬眠のために行動しているのだそうです。夏の間は庭によく出現していたのですが、今は森に移動してたくさんの巣を作っています。そしてたくさん作った巣の中から冬眠のために一番いい巣を選ぶのだそうです。また冬眠の前にたくさん食べて脂肪を蓄え中。
ハリネズミは私が写真を激写できるぐらい行動がゆっくりしていて(←相手がリスならこうはいきません)、またこのなんとも何ともいえないかわいらしい容貌でもそもそ動く姿には何度も癒されました。知り合いの家は森の中にあるのですが、餌付けをしているため毎夕何匹ものハリネズミが集まってくると言っていました。私がいたときにも庭のあちこちに7-8匹いたのにはちょっと感動しました。餌の内容は忘れたのですが、少なくとも牛乳をやっているとのこと。以前乳糖入りのをやっていたら調子が悪くなってしまったので、それ以降は乳糖なしの牛乳をやっていると。このような知り合いの人の愛情も伝わって多くのハリネズミが訪問していたのでしょう。
動きが遅い分、誤って一般道に出て車にひかれてしまったハリネズミも時々見かけます。冬支度に備え車の犠牲になることなく素敵な冬眠の場所を作って、また暖かくなったらその姿を見せてほしいものです。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
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2014-09-28 Sun
Moi!昨夜は台風のような大雨が降っていましたが、朝起きたら台風一過のいいお天気でした。気温は11度まで上がりましたが、引き続き風が強い一日でした。
いつもは週末のランチは家で適当に済ませるのが普通なのですが、今日はどうしても行きたいところがあったので家人を引き連れて行きました。Amforaは食器のお店で、セイナヨキ出身のPäivi Rintaniemiさんが自らデザインし、旦那さんと協力して手作りをしている素敵なお店なのです。(詳細はこちらの記事をご覧ください。)なぜ食器のお店にランチに行ったのかというと、セイナヨキで一番おいしいレストラン、Juurella(詳細はこちらの記事をご覧ください)とのコラボレーションで、AmforaでJuurellaのランチビュッフェが食べられたからです。
ちなみにこのランチビュッフェは通常はなく、今日のような(今日はこのサービスのオープニング記念)特別な日にしか食べられないそうです。ただ会場使用料40€プラス飲食代で貸し切りのパーティーを開くことができるのだそうです。Juurellaのレストランは通常は夜のみの営業で、ランチビュッフェはないので、それを思えば少し手軽に食べられるかもしれません。
さて気になる店内をご紹介します。こちらは入口。
そしてレストランスペースは広々として最初に目に入ってきたのがこんな素敵なテーブルセッティング!
窓際にはPäiviさんの作品が飾られています。
近づいてみると
もう一つ近づいてみると
右下に小さな”人”が。お茶目なPäiviさん。
何気ないスペースもおしゃれで、一瞬自分がセイナヨキにいるような気がしませんでした。
お料理も気になります?気になりますよね、きっと。ビュッフェはこんな感じになっていました。右側はこのボウルの中に冷製トマトスープを入れてくれます。左は豚肉。旬のリンゴと一緒に。
左側には根菜のオーブン料理とジャガイモとチーズの料理。さらに写真には撮りませんでしたが、サラダそして特製ドレッシングも。
こちらは別料金になりますがキッシュ(またはパイ?)とデザートのリンゴのケーキ。料理ばかりの説明になっていますが、これらの食器(下の木製のものも)はすべてAmfora製です♪
こちらはコーヒーカップ達。
まず最初に冷製のトマトスープ。フィンランドは涼しいせいかあまり冷たいスープを飲むチャンスがなかったのですが、これ、おいしかったです。スープボウル、丸く見えますが、そこの部分がまるみのついた三角形になっているのです。
そしてビュッフェから選んできました。盛り付けにセンスがなくてお恥ずかしいので小さい写真で。Juurellaの料理はローカルフードで素材にもこだわっています。根菜類も素材そのものの味がしっかり活かされていました。そして手前の白っぽいのはOhra(=オオムギ)の上にAhvenという白身魚が載っています。魚介類が苦手な私は避けようとしたのですが、結局大麦と一緒に取ってしまいました。すぐに家人のプレートに移そうかと思ったのですが、Juurellaのシェフの腕のことを思い出し、一口試しに食べてみました。見かけと裏腹にほんのりオレンジの風味がして全然臭みがなく、とてもおいしかったです。ひゃー、さすがです。
もうこれでかなりお腹いっぱいになったのですが、せっかくなのでデザートのリンゴのケーキとお茶もいただきました。このトライアングルのお皿も素敵なのです。
ティーカップの取っ手もしっかりしていて握りやすくデザインされています。ちょっと隠れていますがその向こうに砂糖入れ、右側にピッチャーがあります。ピッチャーは注ぎやすいと家人が言っていました。さらに向こうには花瓶。花瓶の下にあるキャンドルホルダーも花の形でかわいいのですよ。
素敵な食器でおいしい料理をいただいてお腹いっぱい。この後工場の見学もさせてもらったのですが、それはまた後日ご紹介するとして、ショップの様子を一部ご紹介します。
白を基調としたシンプルなデザインが多いのですが、一番上の段の顔のデザインなど思わず顔がほころんでしまいます。色はシンプルですが、形がおもしろいのです。これも手作りのなせる業ですね。
食器以外にも花瓶やキャンドルホルダーなどもあります。
セイナヨキで一番おしゃれなお店とセイナヨキで一番おいしいレストランのコラボ。充実した週末となりました。
皆様、よい週末をお過ごしください。
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2014-09-26 Fri
Moi!今日は日中は晴れて11度まで上がり、週末も少し暖かい日が続きます。昨日も同様のお天気でしたが、10度といえば日本なら初冬の寒さ。自転車で出かけるときは革のジャケットに手袋をはめてちょうどいいぐらいでした。手袋は日本から持ってきた薄手のもの。本格的な冬に入ると革製で中も毛がある暖かい物、これがベストです。
海外旅行に行って、スーパーなどをのぞくと、ポッキーがMikadoという名前で売られていたりして、日本のお菓子もかなり外国に進出しているんだというイメージがありました。フィンランドはどうかというと、スーパーでは日本食はだいぶん取り扱いが増えてきていますが、お菓子類はまだ見かけたことがありません。ちなみにラーメンも時々辛ラーメンは見かけることはあっても日本のものは見かけたことがありません。
特に大きな街になるとアジアンショップなどがあり、そこで輸入されたものが売られていることもあります。電車で1時間離れたVaasaの街にも大きなアジアンショップがあります。セイナヨキには…実は隠れたところに1軒あります。というのも街中にあるタイレストラン、その地下1階にあるのです。便利なのはそのレストランがオープンしている間はそのお店もオープンしているということ。
先日久々にそのお店に行ってきました。扱っているものはタイ製品と中国製品がほとんど。こちらでは手の入らない野菜などもあります。私の一番の目的は冷凍春巻の皮。生春巻き用の皮は普通のスーパーで最近扱われ始めていますが、生春巻きといえばプリプリしたエビがメイン。このエビは当然冷凍されたもので、エビはそんなに好きでもない上、春巻の巻き方も下手くそなのです。(友達主催のお料理教室で作ったものの、私の春巻だけ下手過ぎて写真から除外されてしまいました)揚げ春巻なら小さいので形が少々いびつでも目立たないというもの。そんな背景もあり、私は揚げ春巻派です。ついでに味付け用のパウダーも購入。
そしてこの小さなアジアンショップの中に小さな日本が展開されていました。それはHANAMI、ことかっぱえびせんです
↑かっぱえびせんの分際でちょっと小さいくせに1.5ユーロというところが心憎いのですが、わざわざ海を渡ってきてくれていることだし、毎日食べるものではないですしね。箱にぎっしり詰まっていたので次回入荷の期待も込めて購入いたしました。以前イチゴポッキーもあったのですが、それを見たのは後にも先にもそれ一度きりでした。
そしてこちらは、先日ドイツ系スーパー、Lidleのアジアンウィークのときに購入したお菓子。
↑この黒コショウ味がなかなかよいです。
こちらには(ビッグサイズですが)ポテトチップス等のスナック類もあるし、(ビッグサイズですが)色々な種類の板チョコもあるし、(食べないけど)黒い色をしたサルミアッキという素敵なお菓子もあるし、日常生活を送るには問題ないのですが、なかなか入手できないと思うとついつい手が伸びてしまう日本のお菓子たちなのでした。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
ポッキーはMIKADO、かっぱえびせんはHANAMI、ネーミングがちょっと投げやりじゃないですかね、に
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2014-09-25 Thu
Moi!今日は少し寒さが緩んで気温は11度まで(も!)上がります。今朝は霜もおりてませんでした。それにしても日がどんどん短くなっていて、日の出は7:18で日の入りは19:20。当たり前ですが秋分の日の翌々日なので昼と夜がほぼ半分な訳ですね。
さて、私はガラにもなく敏感肌なのです。日本にいるときも同じメーカーでも香料入りの化粧水や乳液を試しにつけただけで吹き出物が出たり、痒くなったりしていたのです。
フィンランドに移住した4年前。少なくとも1年はもつようにとおなじみのメーカーで化粧品をオトナ買いし、船便で送りました。(両親は後でその明細を見て目を丸くしたのですがね。ほほ。)本当は郷に入っては郷に従え、で化粧品もこちらで調達できるものは調達するつもりだったのですが、美白(←フィンランド人は白くなる需要は低いですからね)系やシミ取り系の化粧品はあまり充実していなくて、帰省する度に美白系のは少しずつ買い足している生活を続けています。
それでも乳液やクリームは少しずつこちらのものに切り替えていっています。私が使っているのはFrantsila(=フランシラ)という化粧品。もともとは日本にいる友達からこの化粧品がフィンランド製らしいのだけど、価格を調べてほしいと依頼があったのがきっかけです。
フランシラの日本のホームページはこちら。
http://www.frantsila.jp/
またフランシラの歴史なども含めて簡潔に紹介している記事もあったのでそれはこちらからどうぞ。(日本語)
http://punta.jp/archives/20204
オーガニックコスメを謳っているだけに肌のトラブルは全然ありません。しかもクリームはしっかり保湿してくれて、翌朝はお肌がしっとり。(なんだかフランシラの回し者みたいになっていますが。)
でもって今回化粧水も切らしてしまったので新しく買いました。
Facial tonicと書いてあってスプレー式なのでもしかしたらリフレッシュ用のものなのかもしれませんが、他に選択肢もなかったのでこれを化粧水として使っています。結果は…正解でした。とにかくバラの豊潤な香り。最初はこの香りで肌が荒れるかとも心配したのですが、さすがオーガニック化粧品。何日か使っていますがまったくトラブルありません。お薦めです♪
ちなみにセイナヨキでの取り扱いは変動的なのですが、今はPRISMAで基本的なシリーズは揃っているのでそこで買っています。ちなみにヘルシンキのストックマンデパートでは中地下1Fの一角にあったと記憶しています。またインターネットでの注文も可能です。英語も併記されているのでフィンランド語がわからなくても大丈夫です。
アロマオイルやボディーオイルも扱っているのも魅力。家人は以前勤務していた会社のイベントでフランシラのアロマオイルを配合してオリジナルのアフターシェービングローションを作っていました。
そしてちょっと気になるボディーオイル発見。その名も”土管のおやじ”です。フィンランド語ではOjan isännän muistolinimentti。Ojaというのは溝なのでそこから名付けられたのでしょうかね。
http://shop.frantsila.jp/products/detail.php?product_id=80
日本と少しラインアップが違うようですが、もしこちらで買うチャンスがあれば試してみる価値ありです。少々お値段高めですが身内の女性へのプレゼントにもよいですよ~。ちなみに本店はタンペレから車で30分ほど離れたHämeenkyröというところにあります。お店の方によると日本人のお客さんも時々来られているとのことでした。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
スプレー式の化粧水が流れ落ちる前に肌に浸透させるのはちょっと難しいです、に
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2014-09-24 Wed
Moi!今日も寒いお天気が続いています。予想最高気温は5度昨日出張で北に向かった家人は雪が積もっていると言っていました。こちらは雪の気配はありませんが、朝は霜がおりていました。ただ明日からは予想最高気温は2倍の(←5度アップとも言えますが)10度。それからは10度越えの日が1週間ぐらい続くようです。ほっ。
今日の話題はフィンランド語についてです。先日フィンランドに移住して16年になるイギリス人の友達と話すチャンスがありました。彼はこちらに来て間もなく趣味のサッカーを始めたそうです。言葉はわからなくてもサッカーのルールは万国共通ですからね。
彼は練習中にしばしば
”Hyvä Olli!(=ヒュヴァ オッリ)”
という言葉がかけられるのに気づきました。”Hyvä”というのは”Good”という意味なので、ポジティブなリアクションをしたいときにこの”Hyvä”を使っておけば大抵は乗り切れる便利な言葉です。
料理を食べた後とか、何かいい提案をしてもらったときとか。
”Olli"というのは男性の名前。オッリというチームメートがいつも素晴らしいプレーをして、その度に仲間から”Hyvä Olli(=オッリ、よくやった)”と声をかけられるスーパープレーヤーがいるのだと思っていたそうです。
ところが…
ここにフィンランド語が母国語でない人たちへのトラップがあったのです。
フィンランド語は基本的にはローマ字読みすればいいので、日本人にとってはすんなり受け入れやすいのですが、それでもちょっと日本語にない響きの一つが”L”が2回続く単語です。例えば勉強するという単語は”opiskella”なのですが、発音は”オピスケッラ”。カタカナで考えると特に”ケ”のところでつまづいたような感じがしてなりません。そしてこの”L”が2回続いているのか、それとも1回だけなのかを聞き取るのは慣れるまで時間がかかります。いや、今でも時々聞き取れないことがあります。
本題に戻り、”Hyvä Olli”、友達がチームメートが実は”Hyvä oli(=よかったね)”と言っていたことにきづいたのはそれからしばらくしてからだったそうです。そう、Olliというスーパープレーヤーがいた訳ではなく、いいプレーをしていたのをほめていたのです。ちなみに”oli”は英語でいうなら"was"。形容詞の後に動詞がくるという語順も英語ではないのですが、フィンランド語ではありなのもトラップの一つです。
名前で思い出したエピソードをもう一つ。これは私がフィンランド語の学校に通っていたときのこと。テキストは結婚式の様子のエピソードが書かれていました。その中で
Ilma on kaunis.
というフレーズが出てきました。”on kaunis”というのは”~は美しい”という意味。
そこでクラスメートが先生に質問しました。
”なぜこの文ではIlmaという花婿さんは美しいとほめているのに、花嫁さんのことはほめていないのですか。”
そこでクラス中爆笑。
なぜなら”Ilma"というのはここでは”お天気”という意味なのです。つまり”お天気はよい。”というのが正解。
実はフィンランド語の男性の名前にはIlmariとかIlkkaとか”Ilma"に似た名前があるため、そのクラスメートは”Ilma”を男性の名前と思い込んでしまった訳です。あああ、すご~くよくわかる間違いです。それを証拠にひとしきり皆で笑っていたら、さらに爆笑するクラスメート。どうしたのかと先生が聞いたら、隣にいた彼女のお母さん(←親子で習いに来ていた)が小声で”で、Ilmaって誰なの?”と聞いてきたそうです。いやいやいや、Ilmaは人じゃないですから。
最後に”Ilma on kaunis"の写真を。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
”夕方に”という”illalla"という言葉は”イッラッラ”と発音します。車ががくがくしてるみたいです、に
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2014-09-23 Tue
Moi!やってきました、急な冷え込みが
今の気温は”プラス”1度でして、しかも風が強いので体感温度は”マイナス”5度でございます。
でもって今日は7度までしか上がらない上に、明日には
雪の予報も出ております
日曜のニュースでは、ラップランドで初雪は降ったけど1cmに満たなかったので初雪と認定されないと言っていましたが、実はある観測地点から日曜に1cm以上の雪が降ったと後で報告があったそうで、初雪は結局日曜日と認定されました。寒いのには変わりないので別に数日変わっても一緒という気もしますが…ね。
こちらのお天気、昨日から急に人格が変わったかのように冷え込んでいます。昨日は南部では雨が降ったそうですが、こちらは快晴のいいお天気。でも風が強くて冷たいので、寒さが余計じわじわと身に沁みました。
気付けば紅葉もだいぶん進み、落葉樹の葉もだいぶん落ちて地面を覆ってきています。
こちらは昨日の午後。寒い分空気が澄んでいましたが、太陽の光がだいぶん鈍くなってきました。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
ご近所さんはマメに落ち葉を集めていますが、私は一気に片付けようかと様子を見ています。水晶玉に映るのはアリとキリギリスの姿。さてどうしたものか、腹を括ってさっさとすべきという方も、このまま様子見でいいんじゃないかという方も
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2014-09-22 Mon
Moi!昨日はとうとう北の方で雪が降ったそうです。積もったのが1cm以下だったので初雪とはカウントされなかったようですが、初雪の便りも近々だそうです。こちらも天気予報通り今日の最高気温は8度。15-16度あった先週から比べてぐんと冷え込みます。
さて秋になると学校では新学年が始まったり、コミュニティーセンターのクラスが開講したり、長い冬に向けて腰を据えて何かを始める印象が強いのですが、家人と私にとっての秋の始まり、そしてもうすぐ寒くなるなという合図はフロアーボールのナショナルリーグ開幕もその一つです。フロアーボールについての記事はこちらをどうぞ。
この前の土曜日が地元での最初の試合となりました。ナショナルリーグは9月に始まり、リーグ戦に残るかどうかにもよりますが、3月頃まで2週間に1回ぐらいのペースで地元で試合があります。すっかり顔なじみのファンの仲間とは、時々スーパーで会ったりすることもありますが、多くの仲間とは3月に会った以来の再会で、”夏、どうしてた?”みたいな会話から花が咲きました。
先々シーズンは2年連続で優勝したセイナヨキのチーム、SPVは先シーズンではまさかのベスト8止まり。ファン達の声にもならない失望感が漂った惨めな終わり方でした。今シーズンこそは!とファンの期待も高まっていますし、選手達も気合が入っています。この日はテレビでの生中継もありました。(SPVも相手チームのSSVもベスト4の常連で人気チームなのです。)
今シーズンからお目見えしたのはこのロールアップ。選手一人一人のロールアップが。人気選手は入口にあったのは小声で、いや小文字で。
こちらはウォームアップの様子。赤いユニフォームが地元チームSPVで奥の黒いユニフォームがヘルシンキからきたSSV。(←名前が似ていて紛らわしいのですよね。
あのですね、試合中の写真、動きが早すぎてきちんと撮れているのがありませんでした。序盤はスピードの速いSSVに押され気味で先制点も取られてしまったのですが、(フロアーボールは20分ずつ3回のピリオドがあります)1stピリオドの後半ぐらいからSPVも段々盛り返してきて、ボールの占有率がアップしました。
ピリオドの間の休憩にはちょっとしたイベントがあり、昨日はこんな(ゆる)キャラもきていました。アイスクリームメーカーのEskimoのキャラクター。
↑観客席ががらがらなのですが、ほとんどの観客が反対側のもう少しフィールドに近いところで見ていたのです。反対側はほぼ満席でした。
昨日の珍プレーは、SPVのプレーヤーが遠くからゴールを狙ったボールが、たまたまゴール前を守っていた相手プレーヤーの背中でいい具合にバウンドしてまさかのオウンゴール。結局6対3という安心の結果で初戦を勝ち取りました。
勝利の直後。選手もですがコーチ陣もほっとしています。
その日のベストプレーヤーの表彰が終わり、相手チームとの握手。
この日はいつもより早い16時半開始だったので終わった後も外はまだまだ明るかったです。
別のチームから移籍してきた選手、若者チームから上がってきた選手達も加わり、今シーズンの活躍に期待です。これから週末はフロアーボール中心の生活が始まりそうです。ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
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2014-09-20 Sat
Moi!段々冷え込む日(月曜日)を目前に控え、秋の穏やかな日を過ごしています。
さて、昨日はこちらに来て初めてのザリガニパーティーに行ってきました。義弟夫婦、そして結婚式にも参加してくれた2組のカップル、計8名でこちらのレストランを予約しました。そう、地ビールが飲めるレストランです。
店内に入るとこんな飾りが出迎えてくれました。
そしてテーブルの上にはこんなザリガニデザインのランチョンマットや
一人ずつお皿とザリガニ、ではなくなぜかカニのナプキン、そしてザリガニの殻を剥くためのツールが準備され、
食べ方を書いた説明書も準備されていました。
この紙、実はA3になっていて、片面が説明書、その隣には歴史、そして裏一面に何曲かの歌詞が載っていました。
私達のテーブルのところにザリガニの飾りがあったので、ザリガニ目当てのお客さんは私達だけと思いきや、他の3つか4つのテーブルのお客さん全員がザリガニパーティーを楽しむ人達だったのです。そのうちの一つは12人ぐらいいる大きなグループでした。
まずは前菜の人参のスープとサラダがビュッフェスタイルで準備されていたので、それをいただきました。
そしていよいよメインのザリガニが運ばれてきました♪折り重なっています
説明書はありましたが、お店の人がお客さん全員に向かって殻の剥き方を丁寧に教えてくれます。最初はよく理解できない上、殻がこの上なく固く、格闘する割には食べられる身もあまりなく、しかも冷たいのでテンションが下がりつつありました。ああ、日本のカニを食べるときのあの先がフォーク状になったあのツールがあれば…とも思いました。まあポジティブなコメントはスローフードでよろしい、と。最初の30分ぐらいは皆黙々とザリガニと、そして空腹感と格闘しながら食べていました。
それでも30分ぐらいすると段々コツもつかめ、食べるペースも上がり、空腹感も満たされ楽しくなってきました。味は塩ゆでしてあり、カニに似た食感。ディルと一緒にいただいたり、このようにパンの上に載せて食べたりします。
途中で家人に指摘されるまで気づかなかったのですが、わたくし、かなりハイスピードで食べていたようで、食べ終わったザリガニの殻が他の人より多ございました。しかもてんこ盛りになっていたザリガニ、心なしか私の近くだけ減っておりました。このようなパーティーのとき、殻の数でどれだけ食べたか一目瞭然なので、大食いが意外なところでばれてしまうのですね
そういえば、以前四国、高松で友人7人とでたらいうどんを食べたことがあります。私の座っていたのが2つのたらいのちょうど真ん中。ふと気づいたら一つのたらいの減りが激しかったので、ああ、人数の均衡がよくないのね、ともう一つのたらいからうどんを食べていたら、今度はそっちのたらいのうどんが激減。うどん減少の原因は人数の不均衡ではなく、わたくしにあったことが発覚したハプニングを思い出しました。
それはさておきこのザリガニパーティー、お店の人が要所要所で出てきて音頭を取って皆で歌を歌います。(歌声喫茶?)ザリガニに関する歌もあれば、私が知っていたのは”男と女”(何でもこの曲がSirja Lineという船のCMに使われていたのだとか)と
クリスマスの定番ソング、”モミの木”。歌詞はクリスマスのものと違っていたのですが、理由を聞きそびれました。このザリガニパーティーの起源はスウェーデンなのでスウェーデン語の歌もありました。
このようにザリガニと格闘しつつ、食べつつ、時々歌を歌いつつ、談笑しつつあっという間に楽しい時間が過ぎて行ったのでした。
えーっとですね、最初はてんこ盛りだったザリガニですが、気付いたら右の写真のような状態になりました。
わたくし、最初にハイペースで飛ばしてたのですが、さすがに途中でペースダウンしました。いや、ほんとのほんとに。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
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2014-09-19 Fri
Moi!今日も午前中は少し曇っていますが、午後から晴れて気温も上がってくるパターンです。気温は16度まで上がる予定。風がない分、出かけるにはちょうどいいぐらいの気温です。
さて、今週は少し家人のお手伝いで封筒の宛名書きに続き、昨日はカバーレター印刷および封入業務。切手もなかったので郵便局に行って購入してきました。
せっかくなのでこちらの郵便事情を少しご紹介します。国内に送る手紙と葉書は大きく分けて2種類。50g以下であれば投函の翌日に届く1stクラスであれば1ユーロ、投函の翌々日に届く2ndクラスなら0.90ユーロです。手紙も葉書も”50g以下”なので同じ扱いなのです。1stクラスで翌日に到着するため、あまり使われることはありませんが、速達便というのもあり、250g以下なら6.20ユーロ(←高っというか、キモチの問題ですかね)。すべての地区とは限りませんが、祝日以外の土曜日に届けるサービスもあります。あ、フィンランドでは土日および祝日の配達はございません。土曜のサービスには5ユーロプラスすればよいそうです。
改めてサービスを見てみるとこんなユニークなサービスも。
自費出版ならぬ自作切手サービス。
興味のある方はこちらからどうぞ。(英語)
https://www.posti.fi/omatpalvelut/stamp/picture_selection/stampId/14111058683587ZCzWOaFvP1gxKzJ_28bpvl0gdw
気になるお値段は、1stクラス(通常1ユーロ)が1.80ユーロで1シート10枚から作れます。2ndクラス(通常0.90ユーロ)は1.70ユーロです。これはありかもしれませんね。
国際郵便も手紙も葉書も同じ金額です。こちらはPriorityとEconomyに分かれていて、20g以下はPriorityだと1ユーロ、Economyなら0.95ユーロなので国内郵便と同じ感覚で出せることができます。ちなみにPriorityだと日本には4営業日後に到着することが多いです。Economyも10営業日後と言われますが、大抵は8または9営業日後に到着しているようです。フィンランドも日本もどちらの郵便局も優秀ですね。郵便物を出す場合はPriorityまたはEconomyのステッカーを貼って出します。郵便局の窓口の人にお願いすればもらえますよ。ちなみに私が日本に荷物を送るときはいつもEconomyでお願いしています。手紙レベルなら大きな差はないのですが、重くなればなるほど価格の差が開いてきますからね。
切手のデザインはフィンランドもなかなか工夫しています。昨日は2ndクラスの切手を買ったのですが、何気にデザインの工夫が。ただの国旗と思いきや国旗がなびいているのです。実は貼るときに歪みそうでちょっと貼りにくかったのですが。
フィンランドの切手はステッカー式なのも日本と違う点。1枚だけ貼るのにはいちいち水をつけなくていいし、自由な形の切手が楽しめるのですが…
こんなときや
こんなときなどは
職員の方の手も非常に煩わせてしまったりする訳です。その節はお世話になりました。その点、日本方式なら裏に一気に水をつけてべたっと貼ることができる訳ですね。
ポストイット感覚の切手もありま~す。
そして昨日郵便局に行ったついでに出来心で購入してしまった、国内でも物議を醸したTom of Finlandの切手。数量限定なのでこの期を逃してはと思いましてね。ほら、その後価値が上がるかもしれないじゃないですか。
以前こんな切手も販売されていました。記事はこちらです。
出典:Posti.fi
あ、イラストのトーンが私好みではなかったので、これは買いませんでしたけどね。実写がよかったでしょうかね。でも実写だとほら、左下の選手権の場合、差支えがあるのでは?と心配される方。心配ご無用でございます。サウナシリーズの切手には殿方がサウナを楽しむ姿もありましたからね。
出典:datafun.fi
話が最後にどんどん逸れていってしまいましたが、シャイなフィンランド人はまじめな顔をして時々はじけているのです。いや、そうじゃなくてフィンランドの郵便局もがんばっているというお話でした。ということで皆様、よい週末をお迎えください。
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2014-09-18 Thu
Moi!今日もよいお天気。引き続き気温は17度まで上がる予定です。ブログを更新する度にお天気をチェックしているのですが、最近の傾向は1週間単位で移り変わることが多い気がします。今週は晴れの週で気温は17-18度。1週間雨が何かしら降る週もありました。そして来週は月曜日から急に冷え込みます。予想最高気温は10度前後で移行するみたいですね、はぁ。
そんな暖かい日が続いている中、先日湖に出かけたのですが、書き忘れていたので今日ご紹介します。
夏にあんなに賑わっていたビーチも秋になるととても静か。ベンチがその静けさを増しています。
桟橋にはベンチに3人座っています。秋の夕暮を静かに満喫しているようでした。
こちらは湖畔の道。ちなみに…この湖は驚くことなかれ、人工なのです。湖がないので掘り起こし、掘り起こした土は近くの丘に持って行って山を作ってしまったのです。その山は今では冬場はスキー場に。一石二鳥プロジェクト、大成功ですね。
空を見上げると月がだんだん上って行っていました。十五夜前後だったのでこのようにスーパームーン。
湖上に映る月もまた風流。ススキも月見団子もありませんでしたが、こうやってほんのりピンクに染まった空に浮かぶ月を見ているだけで心が洗われました。
秋は段々日が短くなるし、寒くなってくるのでちょっと苦手なのですが、このような風景を見ているとなかなか秋も捨てたものではないなと改めて思ったのでした。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
寒くなったときの夕暮れもキーンとして美しいのですが、この色もなかなかですよね、に
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2014-09-17 Wed
Moi!今日も18度まで上がり、少し曇っていますが午後からは晴れのよいお天気になりそうです。ただ朝晩が急に冷え込んできたためか数日前から喉が腫れています。熱もないし、喉が痛くなるまでは至っていないので、Vix Vaporubを塗りこんだり黒スグリのジュースを飲んで様子を見ています。
昨日は家人の仕事のお手伝いで、お客様への発送物のために封筒に住所を延々書いていました。フィンランドの住所って簡単でいいのです。通りの名前+通りの番号+6桁の郵便番号+市町村名、以上です。
日本の住所のシステムはこちらの人にとって不思議みたいです。”日本って全部の通りに名前がないんだってね!”と言われたこともあります。長年慣れ親しんでいるシステムだから、言われるまで全然気づかなかったのですが、こちらって全部小さな通りにまで名前がついていて、それが住所に使われるのです。そして少なくとも家人は通りの名前を言ったら”ああ、あの辺ね”と頭の中でイメージできるみたいです。こちらの知り合いの人にも家の住所を言ったら(←自宅がある通りはとても小さくて短いにもかかわらず)わかってくれる人が多いので驚きです。小学校の時にテストでもあったのかと思うぐらいの勢いです。
そういえばカナダの友達から”カナダの通りの名前は全部違うのよ。”と教えてもらったときは、ふーん、という感じだったのですが、フィンランドに来て初めてその深い意味を知りました。フィンランドでは同じ通り名もOKなので”教会通り”と意味する”Kirkkokatu”でナビ検索するといくつもの別の街の名前の候補が出てくるのです。通りの名前も時々変わり、私の前の職場の住所はKirkkokatuだったのですが、今はAlvar Aallon katuに変わりました。(Googleマップ担当者、大変そう…)
話を少し戻して、住所を書いていて思わず反応した通りの名前がいくつか。
Tanssilavantie⇒ダンスステージ通り
Limonaadikuja⇒レモネード小路
どうしてそんな名前がついたのか気になりますね。Google先生に尋ねてみましたが、聞き方が悪かったのか答えは得られませんでした。
そして日本的発想でこんな風流な通りも
Itätuulentie⇒東風通り
フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語。時々スウェーデン語の通りもありました。
Bärholmsvägenとか。
ところでスウェーデン語って母音が少ないですね。フィンランド語に浸っていると特にそう感じられるのかもしれません。
おまけ:Ahonenさんを代表するフィンランドの珍名も見つけました。
Haijanen(=ハイヤネン)さん。日本に来たら”気分がハイやねん”と
最後の写真、本文とはまったく関係ありませんが、スーパーで見かけたムーミンのランプ。かわいいですよね♪シルエットがどう映るのか気になります。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
住所がレモネード小路だと、住所を書くたびにほっこりしそうです、に
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2014-09-16 Tue
Moi!今日も気持のよい快晴になりそうです。寒くなってくると気温が低いのも大変なのですが、曇りの日がとても増えてくるので案外太陽の光を浴びれないことの方が体に影響があります。今のうちにしっかり日光浴をしておかなければ。
こちらでどのぐらい秋が深まっているかといいますと、こんな感じです。
さて、昨日はいいお天気だったし、買い物するものも重い物もなかったので、自転車でスーパーに買い物に行きました。ただ帰りにタイヤがパンクしてしまったので自転車を押して帰ることにしました。
それにしても気温は16度。快晴無風。木漏れ日を全身に受けながら、いつもは自転車でさっと駆け抜けている道を歩いて行くといろいろな発見があります。
本当にありふれた風景なのですが、こんなに空が透き通っていると吸い込まれそうな気持になります。
道沿いの木にもたくさん実が成っています。
こちらはですね、交差点の近くの電光掲示板。セイナヨキにもあるのですよ、電光掲示板が。
道にはまだキノコが残っていましたが、多くは朽ちてきていました。こちらはちょっとした白樺エリア。木漏れ日がきれいで思わず足を止めてしまいました。白樺の木の下にはたくさんのキノコが。矢印のところにキノコがあるの、わかりますか。
白樺のおかげで影の部分が多い野でたくさんキノコが生息しているのでしょうね。
このように気になる風景を写真に収めながら帰ったので30分もあっという間でした。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
今日も自転車屋さんまでウォーキング。日頃の運動不足はこれで解消?無理と思う方もそうでない方も
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2014-09-15 Mon
Moi!今週までは暖かいお天気が続きそうです。ただ今度の日曜の予想最高気温が9度というのは見なかったことにしたいです。段々朝晩もぐっと冷え込むようになってきました。朝9時でも6度ですからね~。
さて、今日はフィンランドの電車、VR(日本のJRにあたるものです)についてです。こちらに来て間もない頃、セイナヨキから電車で1時間ほど離れているVaasaという街にいる友達に会いに行くことにしました。確か初めての、そして一人の電車の旅でした。
窓口に行ってチケットを買ったところ、窓口の人が”今日は電車でなくてバスが出る”と言うのです。え???何だか初めての電車の旅で変なことに巻き込まれた予感。
日本の感覚だと、代替バスだと駅前のロータリーの○番のりばから出るという印象がないでしょうか。どこから出るのか聞いてみたところ、”プラットホーム1番のあちらの端(ジェスチャー入り)から出ます”との答え。
プラットホームからバスが出る???
ますます頭は混乱します。ジェスチャー入りでのプラットホーム1番の端。私の聞き取りに問題がなかったとすれば、これ以上のはっきりした説明に文句のつけようはないので、不安でドキドキしながらもプラットホームの1番の、窓口の人が示してくれた方角の端っこで待つこと数分。
やってきました。プラットホームにバスが!
こちらの駅ってとても物理的にオープンなのです。改札もないので(←改札がない代わりに電車の中で検札があります)送迎の人も出入り自由。駐車場も近接しているので、駅舎を通らなくても直接駐車場に行くこともできるのです。そして代替バスもプラットホームで待機することも可能。で、その日も何事もなかったように電車で着く時間ぴったりにバスは到着したのです。
この前の土曜日、家人はオウルで仕事でした。帰りの電車の時間を時刻表でチェックしていると、土曜日ってそこだけするりと抜け落ちたかのように電車がないのです。どれだけ抜け落ちているかというと、15:08の次が20:08発。仮に20:08発に乗れたとしてもセイナヨキに到着するのは1:38。
ちょっとそれはいくらなんでもと思ってWebでチェックしたら15:08発の代わりに14時過ぎ発があり、しかもそれは電車でなくてバスのため、出発が1時間早いだけで到着時間は15:08と同じ。でもってその次が22:50発で到着が3:50。あのー、間隔空き過ぎじゃないでしょうかね?
結局家人は無事14時過ぎの電車、もといバスに乗ることができ、5時間のバスの旅の後、無事戻ってきました。どうも途中で工事があったため、バスの代替輸送だったようです。ちなみにセイナヨキからヘルシンキ行きは電車が走っていました。その日オウルからヘルシンキに向かう人は、セイナヨキの駅でバスから一旦降りて電車に乗り換える仕組みでした。
ちなみに土曜日のオウルの上り線のダイヤ、14時過ぎの次が22:50発というのもこの前の土曜日が特別だったみたいですね。今週は一部バス運行、その後電車での運行になり、ダイヤも時刻表通りになっていました。
こちらはオウルからのお客さんを降ろした後のバスです。長旅お疲れ様でした~。バスが止まっているのはプラットホームの一部です。客観的に見ると
このバスの左に書かれている"100"。どうも100円均一を連想してしまうのですが(←私だけ?)、最高速度が100km/時ということのようです。
日本人の知り合いの方の話によると、以前日本に帰国するときに電車でヘルシンキに向かうところ、電車が故障か何かでキャンセルになったのだそうです。タクシーでセイナヨキまで行こうかと決断したときにユヴァスキュラから代替バスが来たそうです。それはよかったのですが、運転手さん、途中で明らかに間違った道を進んで行くので間違いを指摘したそうですが、”大丈夫、大丈夫”とそのまま進んで行ったそうですが、やっぱり道を間違えていたらしくその後Uターンしたとか。結局大幅に遅れてセイナヨキに着いたものの、無事飛行機には間に合ったそうです。他人ごとながらその話を自分の身に置き換えて考えただけで寿命が5年ぐらい縮まった気がしました。
電車は早くて便利なのですが、日本の電車ほど時刻に正確ではないので(特に冬季)特に飛行機に乗るときや、絶対に遅れてはいけないときなどは時刻表の鵜呑みは要注意なのです。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
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2014-09-13 Sat
Moi!昨日はオーロラが見えるというので私にしては遅くまで起きていました。オーロラに関しては時々このサイトをチェックしています。日頃の数値は2とか3なのですが、昨日は5になっていたので、Twitterでの情報(@Aurora_Alerts)もフォローしつつ本を読みながら待機していたのですが、うむー、まず月明かりが強すぎて空が明るく、また街の光も邪魔して、なんとなく雲がうごめいているような、でもよく見ると違うかもという程度が続いていました。1時前に寝る前にもう一度見てみたら白っぽい光がドレスの裾を空いっぱいに広げたような不思議なオーロラを見ることができました。残念ながら写真に反応するほど強い光ではありませんでしたが、しばらくぼーっと見ていました。いつもオーロラを見るときは結構寒くてブルブル震えながらなのですが、昨日は7度ぐらいだったので、ちょっと羽織るだけでも問題なかったです。今日もまだ可能性はありそうなので楽しみです。
さて本題に入ります。私がこちらに来たのは2010年。それでもスーパーに海苔、お酢(しかもミツカン!)、お醤油、ショウガ、わさびなどは売られていて、こんな極北の地でもお寿司が作れることに驚きました。そして嬉しかったのはこのとき。そう、パン粉が売られていたとき。それからも時々スーパーのアジア食材コーナーをのぞいているのですが、最近の新発見はこれ。
たまり醤油です。先日雑誌でたまり醤油を使うレシピがあったのですが、そのときはどうやって”たまり醤油”なるものを入手するのかと思っていたのですが、ちゃんと売られていたのですね。
後はわさびだけだった薬味類も充実し始めていてこの通り!
なんともみじおろしまでお目見えです。
こちらには寿司酢も登場、そして柚子のドレッシングまで。←これ、とても気になっているのですが、お値段ご覧ください。伸ばしかけた手はお値段を見た後に元の位置に戻ってしまうのですよね。夏のBBQを楽しむフィンランド人にも是非焼肉のたれを試してほしいです。まさか売っているとは思わず、帰省した時に買ってしまいました。
買う、買わないは別にしてこのセクションに行くと胸が高まるのです。なんというか、見捨てられていなかったのね、みたいな気持になります。同時にある程度消費に貢献しなければ取り扱いがなくなってしまうのも難しいところです。パン粉もいくつかのお店からは姿を消しています。
またドイツ系のスーパー、Lidleでは毎週色々な国をテーマにして売り出しをしています。(ま、色々といってもフランス、イタリア、アメリカ、ギリシャなど)先週はアジアウィークと謳い、日本食も一部売られていました。ここで嬉しいのはぼんち揚げというのでしょうか、歌舞伎揚げというのでしょうか、そのお菓子が(←これまた小さいのに高い)3種類の味で売られているのです。でもこれは大人買いしました。それからお蕎麦も入手できるのです。
こちらに住む日本人の人口比率を考えると嬉しい日本食材が入手できる今日この頃です。
おまけはAntilaで見かけたムーミンの新作。右側のはタイルみたいになっていて色々な絵柄を合わせて使うことができるみたいです。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
PRISMAに売っていた大根。最近全然見かけなくなりました。これって一時的なものですよねっ、またきっと入荷してくれますよねっ、に
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2014-09-12 Fri
Moi!今日はお昼から雨の予報。気温も15度までしか上がらないようです。昨日からニュースでオーロラが見られる確率が今週末高い、しかもフィンランドの南部でも見られる可能性があると言っていたので少し期待しているのですが、曇っていると見えないので夜には晴れてほしいところです。
さて、EUおよび米国とロシアの関係はまだ微妙で、先日ウクライナでの停戦のニュースが流れましたが実際はまだ停戦には至っていないようです。そして昨日EU側からロシアに対して新たな経済制裁が発表され、今日から発動されるようです。一方それに対抗してロシアは、EU諸国の飛行機がロシア上空を飛ぶのを許可しないという対抗案も出ています。そうなると日本に直行のフィンエアーなどは大打撃。もちろんユーザーの私達にも大きな影響があります。停戦が認められたら経済制裁は解除になるとのことなので、一刻も早くの東ウクライナでの停戦を願うばかりです。
1ヶ月ほど前にロシアからの経済制裁の影響について書きましたが、この経済制裁の副産物が。
これはフィンランドの乳製品メーカー大手のValio社がロシア向けに生産していたクリームチーズです。経済制裁の影響で輸出できなかったロシア向けの製品が、時々スーパーで格安で売られていて”プーチンチーズ”と名付けられいます。別にプーチンのために作った訳ではなく、プーチン(=ロシア)の経済制裁の副産物なのですね。
最初に売り出されたいわゆるプーチンチーズや、次に続いたバターはすっかり出遅れて売り切れの告知の紙しか見ていなかったのですが、昨日たまたまスーパーに行ったら、これに巡り合ったのです。家人は乳糖アレルギーがあるので、恐らくこれは乳糖入り。私しか食べられないのですが、何といいましょうか、ほら、格安だし、トーストしたパンの上に乗せて食べたらおいしそうだし、キリル文字がエキゾチックだし、ディズニー風のキャラもかわいいし、などなどの誘惑の声に抗うことできずショッピングカートの中に。
何かの記事に、女性の買い物の原動力は”お安くなったもの””お買い得品”。男性は”高い技術力””高品質”と書かれていました。まさにそれ。いつもは買わないけどやっぱりお買い得品を見逃す訳にはいきません。ほほ。あ、もちろん食べてみたらクリーミーでおいしかったです。高品質かつお買い得品でございました。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
プーチンチーズのネーミングのユーモア、好きです、に
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2014-09-11 Thu
Moi!この時期にしては割と暖かい日が続いていますが、庭を見ると以前は熟したリンゴが落ちていただけなのに、随分枯葉が増えてきました。リンゴの木の葉っぱが全部落ち、雪が積もる前には落ち葉かきをして冬に備えなければなりません。ちょっとそんなことを思い出しました。
さて、先日アラヤルヴィで行われた旅行業界のミーティングに参加した訳ですが、午前中は美術館で、午後は”火山センター”で行われました。
思うにこちらの施設って会議室を併設していることが多いです。スペースはたっぷりあるし、こういう施設にはレストランはなかったとしてもお茶をするスペースもあるので、会議には欠かせない?プッラとコーヒー類も簡単に手配できるメリットがあります。そして会議の後にちょこっと見学などもできますから一石二鳥です。
さて、その気になる火山センターのWebはこちらです。(英語)
http://www.tulivuorikeskus.fi/eng_index.php
このセンターもEUの補助を受けて1998年に建てられたものでヨーロッパで初、そしてフィンランドでは唯一の火山センターです。
建物に着くとテラスが一番最初に目に入ってきます。
窓際の石の展示はこんな感じになっていました。
建物の中は火山の仕組みや惑星の説明のスペースに続いてこのような再び石の展示。右から3番目の大きなピンク色っぽい石は日本からの貴重な石だと説明されていました。たぶん…
拡大するとこんな感じです。私は緑の石の方が気になりました。ほほ。
ところで2枚前の写真のこのプチ火山に気づかれましたか。
これに仕掛けがあって、説明してくれているおじさまがスイッチを入れると、この写真のように
http://www.tulivuorikeskus.fi/eng_index.php
あたかも火山が噴火したように水が噴き出すという、ちょっとリアクションに困ってしまうような仕掛けがプシューッという音に驚きましたが、水ですか?そしてこれだけ?という思いは胸に秘めて次は地震体験コーナーに。
そこには震度5がどんな揺れかを体験できる部屋がございました。地震を体験したことのない同行のフィンランド人達は皆ドキドキ。
結果はそうですね、私自身は震度4は体験したことがありますが、うーん、ここまで激しい揺れかな?という感じでした。また人工で起こす揺れなので断片的な感じ。本物の地震は横揺れの不気味さから縦揺れの恐怖につながっていくもの。しかも地震がきたときにこの震度がどれぐらいなのか、この後にどのぐらいの影響があるかなどを心配しながら、大事に至らないことをただただ祈りながら収まるのを待っている感覚は、地震の被害がほとんどないこの国の人達には到底想像できないことでしょう。そんな思いが交錯しながらちょっと苦い思いで地震コーナーを後にしました。
こんな地図もありました。南フィンランドの火山石は、現在の日本の火山島の種類を代表するものだとのこと。
えー、展示の全体的な感想は、1998年にできた当初は斬新だったと思うのですが、ところどころが老朽化していたのと、資料が古いままだったのが残念でした。地震のセクションでは阪神大震災の写真はありましたが、東北や世界の他の震災のことも紹介されていませんでした。上から目線的言い方をさせてもらえると、もうちょっとメンテナンスをがんばってほしいところです。
でもレストランやショップはいい雰囲気でした。
こちらはショップ。いろいろなパワーストーンが。
アクセサリー類もいろいろありました。
アラヤルヴィはセイナヨキから車で約1時間のところ。昨日ご紹介したEero Nelimarkka美術館、そしてアルヴァ・アールト設計の建築物もたくさんあります。アールトのお父さんがこちらの出身でアールトも小さい頃は夏をこちらで過ごしたのだそうです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
地震はフィンランド語でmaanjäristys。なかなか覚えられないのはナイショです、に
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2014-09-10 Wed
Moi!今日は曇りのお天気です。予想最高気温は19度なので落ち着いた暖かさ、風もないので快適です。これで晴れていたら申し分ないのですが、ね。
さて、昨日は私の住んでいるエテラポフヤンマー地区の旅行業界の活性化のためのミーティングに参加してきました。以前にも少しご紹介したのですが、こちらではたくさんのプロジェクトが存在し、地方自治体に、あるいは国に、あるいはEUに申請して、それが認められたらプロジェクトが開始します。昨日のミーティングの主催者も、エテラポフヤンマー地区の旅行業界の活性化を目的にしたプロジェクトです。
1ヶ月に1度のペースで様々なテーマでミーティングが催されていて、場所もエテラポフヤンマー地区の観光スポットで行われます。昨日は午前と午後に別のテーマのミーティングがあり、それぞれ約10名の参加がありました。ちょっと今日のタイトル”旅行業界は女で回っている?”に語弊があるかもしれませんが、ちょっとこれ↓からアイディアをいただきました♪
地球は女で回ってる ―デジタル・レストア・バージョン― [DVD] (2011/06/24) エリザベス・シュー、ロビン・ウィリアムズ 他 商品詳細を見る |
午前・午後共に参加者は全員女性。地域にもよるのでしょうが、少なくとも私の知る限りでは旅行会社のスタッフは全員女性、そういえば先日打ち合わせをしたホテルの担当者も女性、セイナヨキの公認ガイドもメインで活動されているのは女性。やはり家族でも旅行の権限は女性にあることが多いからでしょうかね。
会議には行政の文化振興担当の人も数人参加されていましたが、その他の人はそれぞれに自分のプロジェクトを持っている人。どの人もどうにかして自分のプロジェクトはもちろんのこと、他のプロジェクトなどとうまく協業してこの地区の活性化、またより多くの旅行者が来てくれるために模索しています。この地区は有名な観光スポットがある訳ではありませんが、小さなスポットをうまく組み合わせたり、ちょっと工夫するとおもしろいプログラムが作れそうで今からちょっとワクワクしています。それぞれの枝は細いかもしれませんが、うまく束ねれば1本のしっかりした枝になりそうです。
こちらの写真は午前中の会議が行われたアラヤルヴィ(アラヤルヴィに関してはアールト関連でこの記事と、この記事と、この記事を書いています。よろしければどうぞ)という街にあるEero Nelimarkka美術館の別館です。こちらでは借りることも可能で、パーティーを開くこともできるそうです。
こちらは別館の外観。
そしてこちらはリビング。壁紙はオリジナルのものだそうです。これもかわいいですね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
我が家でも私が旅行のスケジュールプランナーです。一時辞任を要請しましたが、”いえいえ”と却下されました。辞任したらしたで一言もの申したくなるのでしょうね、に
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2014-09-09 Tue
Moi!今日は終日秋晴れのいいお天気で気持よかったです。
さて、先日またまた家人のジョギングに付き合って自転車で森のジョギングコースに行きました。目的は色々なキノコの写真を撮ること。
今年はキノコの当たり年のようで、庭や家の周りにも結構大きなサイズのキノコがにょきにょき生えてます。前にも書いたのですが、どうもキノコ類はマツタケ以外はあまり興味がなくて、見ても”ふ~ん”という薄い反応になってしまいます。そんな私でも森の中のジョギングコースの膨大なキノコの量には食いついてしまいました。先週も少しだけ下見をしたのですが、そのときよりもキノコが倍増していた感じ。
きっとキノコ大好きな人にとっては一日中いても飽きないぐらいの、そしてキノコ狩りの人は30分ぐらいですぐかごいっぱいに取れそうなぐらいの、そんな勢いの量でした。採り放題のキノコなのにキノコ狩りをしている人はほとんど見かけず。皆わざわざ森に来なくても十分他で採れるのか、はたまた飽き飽きするほど採ってしまったか、もしくは私のように全然興味がないのかは謎です。
では少しずつ紹介していきます。まず手始めにどんなキノコが多いかといいますと、こんな感じでキノコがあちこちにもふもふと生えてるのです。こういうのを見てると”ま、別に採らなくてもいっか”という気になりません?
写真ではなかなか伝わりづらいのですがとてつもなく大きいキノコも。松ぼっくりと比べていただくとそのジャンボ加減が伝わりますかね。
でもって目を引くのがテングダケとよばれている、ドコモダケに似ているこちらや
色鮮やかなベニテングダケ。
※Googleの検索で似ていたのでテングダケとかベニテングダケと書いていますが、図鑑などで確かめていないのでもしかしたら違う名前かもしれません。あらかじめご了承ください。
そしてきのこの山を思い出させるようなこんなキノコも。このつぶつぶが人工的に作られたのではと思うぐらいいい感じでまぶされています。やっぱり毒があるのは目立ちますね。
このキノコも一瞬リンゴかと思うような赤い色をして目立ってました。こんな髪型の人、いそうですよね。(ふかわりょう?)
これは
後は変わり種でこんな肉厚なキノコや
番傘のようなキノコや
青白くて魚介類チックまたはクラゲチックなキノコや
色がボルドーというか赤紫色のキノコ。これはここでしか見かけませんでした。
そしてこちらは白いキノコとコケモモ、そしてブルーベリーのコラボレーション。コケモモとブルーベリーは写真を撮った後一部いただきました♪
日本通のフィンランド人の友達と話をしていたら、キノコを保存する過程で日本で使っている漬物容器のようなものがあったら便利なのにと言っていました。なかなかおもしろい発想!
最後の写真は森の中の夕陽。もう夏のような力強さはない、ちょっと儚い、でも森を黄金色に照らしてくれる夕陽。
新鮮な森の空気をたくさん吸うことができました。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
実はキノコ狩りもブルーベリー摘みも未経験です。もぐり?に
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2014-09-08 Mon
Moi!気付けば日の出は6時半、日の入りは20時過ぎになっています。日もだいぶん短くなってきました。でも予想最高気温は20度なので引き続き穏やかな秋の日を楽しめそうです。
さて、セイナヨキでは去年まで5月にSeinäkuun yö(=セイナヨキの月夜)という市が主催で、街の各地で市民がダンスや歌、楽器演奏、絵画などを披露するイベントがありました。私もそこで子ども達相手に日本語で桃太郎の読み聞かせをしたことがあります。が、残念ながら財政難のためそのイベントは今年からなくなってしまいました。その代わりにKeskikaupungin yö(=ダウンタウンの夜)というイベントが土曜日にあることを新聞で知りました。
簡単にまとめると、イベントの部(バンド演奏、ファイアーショー、チアリーディングのショー)と飲食の部(協賛しているレストランの特別メニュー+屋台)、それに加えてバスが20時から3時まで運行という3本柱。土曜日は少しバタバタしていたのでわざわざ行かなくてもいいかとも思ったのですが、地域振興に貢献しようという家人の一言で結局行くことにしました。確かに地方都市ではイベントの数も少ないし、盛り上がりも今一つの傾向がありますが、そのままにしてしまうとSeinäkuun yöのように消滅してしまうという危惧感も。そして外食は高いのでほとんど行かないのですが、こんなチャンスを利用して”外食しよう”といういい言い訳になります。
ということで20時頃からゆるゆる出かけました。街の中心の一部の通りが車両通行止めになってこのようないい感じの賑わいに。このテントでは2つのレストランが共同で出していて、ちょっとした食べ物とアルコールを含むドリンク類が売られていました。
ところでこのテント、見覚えが…。そうです、これ↓。義弟宅で行われた豪華なホームパーティー。ここで使われていたテントが貸し出されていました。
こちらは逆方向から撮った写真。田舎のシンボル干し草に、ひし形のマークはセイナヨキのあるエテラポフヤンマー地区のマークなのです。
こちらは少し前からあるヘラジカの像。アートです。この写真を撮る前に若い女性がお腹によじ登って写真撮ってました。
こちらのテントではSpicy porkとドリンク類が売られていました。そしてテントの奥にはDJがいてなかなかおしゃれな曲を選んでましたよ♪いい香りに誘われてこのSpicy porkを食べたのですが、トルティーヤの皮の中に身がほぐされたポーク、サラダとチリ少しにごま油と何かのソースをかけたもの。おいしかったです♪
そしてイベント関連でチアリーディング。
バンド演奏はですね、地元のバンドの割にはうまかったようなのですが、(ハードロック系で門外漢の私にはよくわかりませんでした)盛り上がりが今一つでお気の毒でした。遠巻きで見てる観客は結構いたのですが、近くで見ていたのは…
↑このおじさん一人。しかもおじさん、ノッてる訳ではなくしきりに携帯で写真を撮ってるだけだし。
ファイアーショーはメインのイベントだけあり、たくさんの人が見てました。
ファイアーショーの始まり~。このチェックのシャツを着たおじさんは前座で、葉巻みたいなものをスパスパした後に、この青年に火を渡そうとしている直前の図。
男性だけかと思いきや女性も火のついた棒を持って踊ってました。
ジャグリングと炎の舞。
彼女達、蹄鉄を持っている訳ではなく火のついた鎖をブルンブルン振り回しているのです。
このメインのイベントが終わった後、屋台や近くのスペイン料理のお店は人がいっぱいで入れなかったので、メキシコ料理のお店でお腹いっぱい食べて帰途に就いたのでした。イベント自体は地味でしたが、こうやって何かをきっかけに市民が集まって食べたり飲んだりするのは市民交流の場にもいいし、地域活性化にもよかったと参加して思いました。実際家人も私も何人かの友達に会ったし、メキシコ料理のお店は家人にとっては初めて入るお店だったのです。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
ヘラジカの像を見て”トナカイの像”と言ったのですが、この地区にはトナカイはいないからと冷静に諭されました。アートなんだからトナカイもありでは?に
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2014-09-06 Sat
Moi!今日も予想最高気温は19度。少し曇っていますが暖かいです。
以前友達に子どもが生まれたときに出産祝いのリクエストを聞いたところ、”北欧っぽいかわいいおもちゃ”が希望でした。ヘルシンキなどの都会ならまだしもセイナヨキで”北欧っぽいかわいいもの”を探すのは至難の業ということをそのとき痛感しました。友達への誕生日プレゼントも同様。友達はとてもおしゃれでかわいいものを送ってくれるのに、こちらではなかなか
そんな中、たまたま地元の新聞で紹介されていたのがかわいいお店だったのです。記事の内容は最近は実際の店舗とネット通販が必須になっているといった内容。早速Webでお店をチェックしました。(サイトはフィンランド語のみ)
http://www.emmasandmamas.fi/
お店の住所をチェックしたら自転車で15分ぐらいの距離。お天気もいいので早速行ってきました♪
場所は街の中心から少し離れたところ。会社がたくさんある地域なのですが、住所を頼りに行ってみると…ありました!
”子ども服のお店”と看板に書いてありますが、中に雑貨も置いています。
お店の中には感じのいい店員さんが。写真を撮ってブログに載せていいかお願いしたところ、快諾してくださいました。
白い棚にかわいい雑貨がたくさん!この週末はすべて10%オフのセール中でした。
お店の方に聞いたところ商品はフィンランド製のものもあるし、他の国から輸入したものもあるそうです。このゆる~い動物の編みぐるみ達はデンマークから、そして手前の白いハンガーはこのお店のオーナーが作ったものなのだそうです。
雑貨はこの他にこういったものや(クッションもオーナーの作品)
こういったものもありましたー。
子ども服のお店だけありこんなかわいい指人形達
そしてこちらもオーナーの作品。フィンランド人なら"!!"と反応するDominoというクッキーと、ドーナツの編みぐるみ。
奥にあったのは子ども部屋をイメージしたスペース。
拡大してみるとさっきの編みぐるみのお菓子が♪
クリスマスの近くになるともっといろいろな製品が入荷するとのことでした。おしゃれなプレゼントが必要になったときはここに来てみようと心に誓ったのでした。
このおしゃれなお店、とっても素敵なのにお客さんは私一人。一方隣にあったリサイクルショップ、規模も大きかったのですが平日にも関わらず週末のスーパー並みに混んでました。何といいましょうか、不況の波がこんなところにも。
気を取り直して皆様、よい週末をお過ごしください。
友達に北欧っぽいおしゃれなおもちゃを送れなかったこと、ここに懺悔します。このお店を知っていたら…に
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2014-09-05 Fri
Moi!今日も暖かい日になりそうで、気温は20度まで上がりそうです。また自転車で少し遠出をしてみようかと思っています♪
さて、庭の木のリンゴが今年もたくさん成り、8月の頭からせっせとリンゴ消費に努めてきました。そのリンゴも段々終焉を迎え、木に残っているのは後わずかとなりました。
やはりリンゴの大量消費にうってつけなのはリンゴジャム。リンゴジャムはお菓子に使ったり、ホウレンソウのパンケーキの上に乗せて食べたりします。ホウレンソウのパンケーキにリンゴジャム?と思われるかもしれませんが、色は緑なのですが、そんなにホウレンソウの味は強くなく、これが案外甘いジャムとマッチするのです。
出典:Atria.fi
リンゴジャム作りに際しては義両親にも協力してもらいます。今年は20個の保存用容器を借りてきました。できあがったジャムは冷蔵庫がいっぱいになり始めたら、持って行って預かってもらっています。義両親の家の中に大きな天然冷蔵庫があるのでそこで保管してもらうのです。でもって家で食べているジャムがなくなったらもらいに行って、終わった容器は洗って返して、という過程を繰り返しています。ちなみにリンゴジャムは私が担当、ラズベリーのジャムは義父の担当なので年中お手製のリンゴジャムとラズベリージャムを食べることができます。
今年は正味が1kgになるよう作っていきました。(それ以上になるとちょっと疲れるので)所要時間は1時間ぐらいかかるでしょうか。
まずこのリンゴ皮むき器で
一気に皮むきします。凸凹があるところなどはうまくむけませんが、とにかく今年はこのおかげでかなり楽でした!リンゴも段々傷んだところが目立ってきています。でも蜜がたくさん入ってジューシーなものもシーズン最後の役得です。
その後ひたすらこれをいちょう切りにしていきます。傷んだところや固い部分を取り除いたりするこの過程が意外に時間がかかります。
後はざっとお鍋に投入して
砂糖で煮詰めていきます。砂糖はペクチンが含まれているジャム用砂糖があるので、それを使います。Hilloというのはジャムという意味、Sokeriは砂糖という意味です。
そして煮詰めてできあがったのがこちら。
後は容器に移して冷ました後に冷蔵庫に。今年は7kg分のリンゴのジャムができました♪後は小さいリンゴが少しと、まだ気に残っているリンゴがあるので、それはケーキや料理に使って消費する予定です。自然の恵みに感謝です。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
ジャム作りというと赤毛のアンを思い出します。マリラはいないけどがんばりました、に
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2014-09-04 Thu
Moi!昨日は天気予報通り19度まで上がりました。風は随分冷たくなったものの、半袖に薄手のカーディガンを羽織って自転車で風を切って走るのはなかなか心地よかったです。そしてこの暖かい気温も1週間ぐらい続きそうです。先週までの雨続きの冴えないお天気が嘘のようです。
昨日はお天気もいいし、気温も高いし、友達とランチを食べたし、引きこもり率の高かった私にしてはよい一日と思われたのですが、バイオリズムが低調のようで、ささいなことでもネガティブになる、というより誰に吐き出しても意味のないもやもやした気持ちに覆われてきました。20時前に用事を終えて家に戻ったときに気分転換することにしました。
そう、私の好きな湖に自転車をこいで行きました。
お昼の水面がキラキラした湖も素敵ですが、日の入り前で雲が少しピンク色に染まってきている風景も新鮮でした。湖面もうっすらピンク色。
いつもはこのビーチと桟橋でゆっくりしたら帰るのですが、昨日はちょっと湖の周りを回ってみることにしました。
この近くに誰かの自転車が停めてあったのですが、もしかしたらここからボートを出して夕暮れのクルージングを楽しんでいたのでしょうか。
普通なら湖の周りや海の近くにはサマーコテージがたくさん並んでいるのですが、この湖にはありません。家人いわく市が造った湖なので、とのこと。ボートはこのようにたくさん見かけます。
最初は湖に沿っていた道が少しずつ湖から離れていったかと思うと、右手方向に夕陽が見えてきました。右手に夕陽、左手には湖を見ながら道はさらに続いていきます。
そしてしばらく行くと段々森の中へ。どこまでも続いていきそうな一本道。そして写真を撮るために自転車を止めてみると無音の世界。街の雑音も、車の音も、波の音も、鳥の鳴き声も。すべての音声がこの森に吸収されてしまったかのような不思議な感覚でした。
ひとしきり自転車をこいだ後、同じ道を引き返しました。帰りには月もうっすら出ていました。
この湖のサイクリングのおかげで、自分の心の中に澱のようにたまっていたドロドロしたものが少し浄化され、気持も少し整理ができました。何も語らない自然の包容力を感じた夕べでした。皆様もよい一日をお過ごしください。
雪が積もったら街灯のないこの一本道、真っ暗なのかそれとも雪あかりで案外明るいのか気になります。いずれトライすべき?応援してくださる方も、無謀なことはやめた方がいいと思われる方も
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2014-09-03 Wed
Moi!今日は朝からHappyです。予想最高気温20度越えが土曜日まで続くのです。日曜も19度の予想。衣更えの前に今シーズン最後の夏物を楽しめそうです。
さてさて今日の話題は私のブログについてでございます。
ブログの中に”Flag counter"という、どこの国からこのブログに訪問してくださっているかをカウントするアプリを設置しています。当ブログの場合、日本からの訪問者が圧倒的に多く累計1万人を越えました。こんな拙いブログにこんなにも多くの方にご訪問いただき、ありがとうございますフィンランドも日本人の数はそんなに多くないと思うのですが、旅行で来られている人も読んでくださっているのでしょうか。そして意外にもアメリカからの訪問者の方も多くてびっくりしています。アメリカとフィンランドってそんなに近くはないのに。逆に少し遠い分興味を持ってくださっているのでしょうか。続いて欧米諸国からの訪問数が多いです。どの国からであれ、毎日感謝、感謝です。
そんな中少~しだけ、引っかかっていることが一つ。ほんと、ちっちゃいことなんですけどね。でもある意味すごい現象のような?
こちらをご覧ください。
こちらは今日のFlag counterの様子をコピーしたものなのですが、一番下の行にご注目。中国からの訪問者1名。しかも去年の11月が最初で最新。それにしても1名キープというのもなかなかできそうでできない芸当。もしや私の書いているトピックが中国の風土や慣習にそぐわないもののオンパレードなのかも。それともサブリミナル効果の悪口を書いているのかも等々…と分析しても仕方ありません。ブログを知っていただく、これも一種のご縁ですからね。
一方で1名キープというバランス感がおもしろくてちょっとネタとして取り上げてみました。いや、どこの国から読んでいただいていても嬉しいやらくすぐったいやら。こんな感じではありますが、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
このトピックでその後の反応はいかに?気になる方もそうでない方も
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2014-09-02 Tue
Moi!今日は雨が降ったり止んだり晴れたりの、何でもありの天気予報。気温は15度なのでまあ9月の頭としては妥当でしょうか。
さて昨日は街の映画館に行ってきました。TwitterでWoody Allenの映画を観に行かれた方がいて、調べてみるとセイナヨキでも上映されていたからです。単館系の映画が好きで日本にいる頃は時々ふらっと行っていたのですが、ヘルシンキならまだしもセイナヨキではマイナーな映画はあまり上映されないだろうと気を抜いていました。
こちらに来て映画館での映画は4本目。1本目は記念すべきハリーポッター。こちらは地元セイナヨキで。2本目はセイナヨキ市内なのですが、車で20分離れたところにこれまたWoody Allenの映画を観に。3本目はヘルシンキで”そして父になる”を観に行きました。
そして記念すべき4本目。時間は17時半から。早めに夕食を済ませて自転車で街に。映画館の一般的なイメージは大きな看板を掲げて目抜き通りにばーんとあるのですが、セイナヨキの映画館は目抜き通りから1本横道に入ったところにあり、ポスターは貼っていますが看板などはありません。ちょっと場末な感じ漂う映画館です。
東京にいる頃は、たとえ単館系の映画でも話題の作品は日曜の朝一の回でも30分前に行って、それでも見そびれることもあったりしましたが、セイナヨキにWoody Allenファンで映画館が埋め尽くされるのは考えづらく、妥当な5分前に到着。
映画のロビーは1人の少年とチケットを販売する若い女の子のみ。ところでこちらの映画っていくらぐらいするのか?ネットで調べたときも時間は出てきたけど価格のチェックは忘れてました。フィンランドの物価を考えたら20ユーロぐらい?と思っていたら肩すかしの9ユーロ。もしやわたくしのことを学生と勘違いしてる…訳ないですね。学生証の提示も求められなかったし。
チケットもほら、価格に相応しいこんなチケット。
観客かと勘違いしてしまった若いお兄さんにこの半券を見せていざ館内に。えーっと、150人ぐらい入れるところに観客は4人組男子と後ろの方に座っていた殿方、私を入れて合計6人、ですかね。たったの6人、いや平日に6人も!
映画自体はWoody Allenの作品の中ではかなりわかりやすくてよかったです。主演のエマ・ストーンもチャーミングでした。こちらでは16時に仕事が終わり、17時半から映画を1本観て帰っても20時前には家に帰れます。なかなかよいかも。
そして帰るときに映画館の貼り紙に気づきました。なんとロビーは平日は17時から20時までの間のみオープンしているということ。つまり3つのホールで平日は2クールで6種類の映画を上映しているのです。ちなみに帰るときはロビーは通らずに出口から非常階段みたいなところ、いやれっきとした非常階段から降りるシステムになっているので、ロビーが閉まっていても問題ないのです。
フィンランドでは副業も認められているし、17時から20時までなら学生アルバイトもOK。下手に日中開けて人件費をかけるより夕方のみオープンしているのは賢いやり方ですね。何よりも…こういう地方都市では映画館が細くてもいいので長く存続してくれることが重要ですから。
映画館で一番びっくりした体験は、早稲田にあったACTミニ・シアターでの出来事。(Wikipediaを見たら残念ながらもう閉館してしまっているのですね。)まるでボーリング場に来たかのようにカウンターで靴を預けて(ボーリング場では靴を受け取りますが)、え?と思って中に入ったら足を投げ出して映画を観るスタイル。最初は落ち着かなかったのですが、段々慣れてくると心地よくなりました。
私はDVDやテレビの映画を観ているとすぐに眠くなるので、映画は映画館で観る方が断然好きです。セイナヨキで頑張っている映画館、時々足を運んでみようと思ったのでした。
最後の写真は映画帰りの秋の空。19時半ですがまだまだ明るいです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
フィンランドでの映画の字幕はフィンランド語とスウェーデン語です。公用語は2つだからなるほどね、に
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2014-09-01 Mon
Moi!9月になりましたね。9月はフィンランド語ではSyyskuu(=シュースクー)といい、その名もずばり”秋の月”という意味です。毎日気温をチェックしているのですが、水曜と木曜は久々の20度越えの予想が出ています。その後一気に気温は急降下していきますが、しばし夏の名残を楽しみたいです。
さて、この前の土曜日は地元の劇場のオープニングパーティーに参加してきました。セイナヨキ市の劇場ですが設計者はそう、フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アールトです。設計はアルヴァ・アールトですが、完成したのは彼が亡くなった後の1987年、2番目の奥さんのエリッサ・アールト監修のもと建てられました。
なぜ”オープニング”パーティーなのか、といいますと、夏の間は劇場でのお芝居はお休みだったからです。こういったところは実にフィンランドらしいですよね。代わりに別の場所にある野外劇場でお芝居があったりはするので、お芝居ファンの人達は劇場が閉まっている間はそこに出かけたりしています。また劇場内にはレストランが入っていて、お昼の間は劇場の建物内に入ることは可能です。夏の間にアールトの建物を見学しに来たのに劇場は見られないのでは?という心配はご無用です。
さて、そのオープニングパーティーですが、私はあまり状況がわからないまま、劇場内を回るツアーがあるというのでそれに合わせて行ってみました。するとエントランスは何事かと思うぐらいの人、人、人。
ちょうどエントランスに仮のステージを作り、そこで女優さんが自分のことを語りつつ
カツラをかぶり
エディットピアフになりきって歌を歌う
というパフォーマンスなどがあり、それを見学している人がたくさんいたのです。それにしてもお芝居に興味がある人がこんなにいるとは驚きました。
そしてその後、日頃は見られない劇場内ツアーに参加。そのツアーも40人ぐらいでぞろぞろガイドさんについていきました。
最初に行ったのは一番小さい劇場で、ここでは若者や素人でもお芝居ができるスペース。この日は子ども達のワークショップの場となっていました。
そして次に行ったのは衣装製作部屋。上演するお芝居が決まったらデザインし、そのデザイン画に基づいて衣装を作っていきます。この凝った刺繍!
こちらも豪華な衣装です。
この白いドレスも素敵なのですが、壁にご注目。色とりどりの糸のコレクション。これで衣装の色に合わせた糸で縫っていく訳ですね。
次に案内してもらったのは衣裳部屋。これはごくごく一部なのですが、こういう棚がいくつもいくつもありました。それでも全部の衣装を保管している訳ではないそうです。ちなみにこの日、衣装の一部が売られていたそうです。
次に向かったのはエリッサ劇場。メインのアールト劇場より一回り小さい劇場です。どんなお芝居がされるのでしょうか。ちょっと好奇心をくすぐります。
そしてこちらはエントランスに飾られていた、今度上演される”ロミオとジュリエット”の衣装。フィンランド語では”Romeo ja Julia"(=ロメオ ヤ ユリア)。衣装製作部屋で作られていた衣装もきっとこの衣装なのでしょうね。
今までアールトのグラスコレクションをご紹介したことがなかったので、今回は一つだけですがご紹介します。こちらはアルヴァ・アールトが、最初の奥さんのアイノ・アールトの50歳の誕生日のお祝いに作ったものです。現存する2つのうちの1つがこちらにあります。
そしてどうやら昨日のメインだったらしいの公開稽古。知り合いの人と立ち話をしていたら、”公開稽古、見るんでしょう?”みたいな話になり、せっかくなので状況わからないまま参加しました、はい。こちらはアールト劇場でメインの劇場です。舞台の手前の部分、実際に水があるのがわかりますか。
この後実際に俳優さん達がお芝居の一部を始め、しばらく通した後に観客席で見ていた舞台監督が、”このシーンはこうして”とか”この部分でこういった相槌を入れて”などと演出を。1時間ぐらい見せてもらったでしょうか。舞台監督いわく、いつもこういうお稽古の時は観客席には2-3人しかいないのに、今日はこんなにたくさんの人の前で演出したので緊張したと言われていました。客席は400席強。当日は7割ぐらい埋まっていましたから300名弱のお客様の前で演出した訳ですね。
このように劇場も再開し、地元のコミュニティーセンターでの色々なクラスも再開。野外でのイベントが多かった夏が終わり、長くて寒い冬に向けて室内でできる活動が増えてくるのも秋です。ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
劇中女性が男性に思い切り水をかけるシーンが。風邪はひかないか心配してしまいました、に
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