2014-06-01 Sun
Moi!今日も晴れたり曇ったりで最高気温は16度の予想。でも明日は19度、以降20度から24度の間の気温の推移。ようやく6月にふさわしい天気になりそうです。フィンランド語で6月はkesäkuu(=ケサクー)。Kesäは夏という意味なのでその名の通り夏月なのです。夏至を境に夏休みに入る人たちも多くいる、ちょっとうきうきする月でもあります。
さて、昨日は家人の従姉に招待され、YlioppilasのパーティーにVaasaまで出向きました。Ylioppilasというのは高校卒業試験合格者のお祝いのパーティーです。日本だと高校を卒業するのは特別な試験もないですし、何でそんなお祝いが必要なのかとも思いますが、特に昔は高校卒業試験に合格することは難しく、合格した暁には白い
フィンランドでは中学校を卒業すると高校に進学する生徒もいますが、ストレートに職業専門学校に進む生徒もいます。職業専門学校を卒業しても親類や友達を招いての大きなパーティーを開く習慣はないそうです。大学生も同様です。そしてこのYlioppilasのパーティーはフィンランド人にとって結婚式に次ぐ大きなパーティーなのだそうです。フィンランド人の家庭にお邪魔すると大抵例の白い帽子をかぶって微笑む子どもや親類、または本人の写真が飾られていることが多いです。
家人によると9割ぐらいが卒業できるかなーと言っていましたが、昨日実際にお邪魔したときに試験が難しかったかどうか従姉の子どもに聞いてみると、友達6人のうち2人だけがこの試験に合格したのだとか。そして彼は6月は自動車学校などに通った後、7月から軍に行くのだそうです。
家人の従姉によると、多い人は150人、200人と招待するところもあったりするとのこと。
新聞に自分の名前、住所、パーティーの日時を告知してどうぞ祝いに来てください、という人もたくさんいました。実はこれはごく一部で、地域別に3ページに渡ってこんな広告が続いていました。
ちなみに従姉はこじんまりしたのでいいので45人ぐらいかなと言っていました。料理の準備、家のレイアウト変更、食器の準備。従姉はVaasaに2人の妹家族とお母さんが住んでいるので4人で協力してどうにか準備できたと言っていました。本人の友達よりは親類がほとんどでした。ご近所の方や、従姉は招待しなかったようですが同僚を招く人も。従姉の職業は教師。先生の立場としての卒業儀式は楽だけど母としては大変…とぼやいていました。これも一生に一度のことですからね。
料理の写真を撮らせてもらいました。すみません、ケーキは大好評でほとんど残っていませんが、後で新しいのが追加されていましたよ♪ケーキはオーダーしたそうなのですが、他は全部手作り。どれもおいしかったです。パイを丸い容器で焼くのではなく、長方形の容器で焼いて切り分けるのはなかなか賢いですね。
コーヒーや紅茶ももちろん準備されていました。食器は従姉のお母さんが生家から20客持ってきたのだとか。古いアラビアのシリーズなのだそうです。
テーブルの真ん中には花瓶が置いてあり、ゲストがバラの花を持ってきてくれたのをどんどんそこに生けていました。
そしてこちらにも。
なかなか忙しくて会えない従姉妹たちや親類、私にとっては初めて会う人たちもいたのですが、色々と共通の話題を見つけながら会話するのは楽しかったです。
いや、それにしてもお疲れ様でした、です。天気は雨が懸念されていましたが、概ね晴れて何よりでした。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
フィンランドでは通常は靴を脱いで家に入りますが、こういう大勢の人が来る場合は土足でOKなのです。段々抵抗感が減ってきたのはフィンランド人化したことですかね、に
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