2014-04-28 Mon
Moi!今日から少し寒の戻り。最高気温でも10度に届かない日が続きそうです。もしGWを利用してフィンランドに来られている方はこの寒さに驚かれているかもしれません。でも聞いたところによると、5月1日のVappu päiväに雪が降った年もあるとか。それを思うと”暖かい”かもしれません。薄手のコートなどの開け閉め、脱ぎ着でうまく温度調整してくださいね。
さて、今日は個人情報の扱いに関してです。日本では個人情報保護法などの影響もあり、個人情報はかなり慎重に取り扱われていたように思います。まあそれでもジャンクメールや勧誘の電話など後を絶たなかった印象もありますがね。
こちらはかなり寛容です。
○会社のホームページでは個人のE-mailアドレスはもちろん顔写真が公開されていることもしばしば。
○有料かつ全員ではありませんが、名前からその人の携帯の番号などを検索できるサイトがあります。
またこんなこともありました。以前Visit Lakeusのプロモーションのためにテレビのローカルニュースに出たことがありました。それから数ヵ月後テレビ局から自宅に封書が届きました。中身はそのテレビを見ていた方から私宛の手紙でした。確かにテレビ局の人には名前と電話番号は伝えましたが、住所はもちろん聞かれなかったし教えなかったので、どのように私の住所を調べたのか少し不思議でした。(気になる?ならない?)中身は…「まあ、ファンレターだなんて。でもわたくし、夫がいる身…」と戸惑いながら開けてみると、恐らく60代ぐらい(イメージ)の女性からで、自分は趣味で小説を書いているのでそれを日本語に翻訳して日本の出版社に売り込んでほしいというもの。いやいやいや、翻訳なんて無理です。というかテレビに出ていた日本人にいきなり翻訳を頼むのは無謀ではないでしょうかね。申し訳なかったのですがその手紙はそっとしておきました
携帯の番号も割とWebでオープンになっていることもあり、(ちなみに携帯はオフィスで支給されることが多いです)友達同士の紹介でも、事前確認なしに「私は○○さんの友達のXXと言いますけど」という電話がかかってきたり、メールがくることも。信頼している友達だし、怪しい人を紹介している訳ではないので、連絡先を教えてくれるのは全然構わないのですが、電話の場合は言語の問題がございまして。私の携帯に登録していない”不明な番号”からかかってくる電話は95%は売り込みの電話。しかも早口。最初から不審モードになる訳なのです。加えてキーとなる名前などを聞きそびれると、またまた何のことについて話しているのか想像しづらい訳なのですよね。
携帯でちょっと話が横道に逸れますが、最近知ったのですが、”携帯用アドレス”があるのは日本独特のシステムのようですね。こちらはテキストメッセージ(字数制限なし)でやりとりするので、相手の携帯番号を教えてもらえればメールのやりとりはその番号でできます。登録も一つで済むし便利です。
一方、私が一番個人情報がさらされていると感じるのは、日本語でいうと国民総背番号とでもいうのでしょうか。フィンランド語ではHenkilötunnusといいますが、この番号はID確認によく使われますし、病院などを予約するときもまずこの番号を伝えれば名前、住所、電話番号、また病院の通院暦などすべてが見られるようになっている便利な番号です。そんな便利な番号なのですが、番号の構成が最初の6桁が自分の生年月日なのです。その後に3桁の数字とアルファベットの組み合わせ。つまりこの番号を伝えるということは自分の年齢も言っているのと同様なのです病院やお役所などには必要な情報だと思うのですが、携帯電話の手続きのときや、受講中だった授業でもふとしたことから必要になり、しかもそれがクラス内で順番に書き込まなければならず、年齢を秘密にしていた私はとても居心地に悪い思いをした覚えがあります。住所や電話番号はもちろん同じような扱いです。この前は歯医者予約の折り返し電話が外出中にかかってきまして、電話口で自分の番号を言うのも誰かに聞かれているようで、ちょっと恥ずかしかったです。(←自意識過剰)
日本のようにきちんと法に守られている個人情報は安心ですが、これぐらいの緩い感じでも安心していられる状況にも感謝しなければと思います。
最後に関係のない写真ですが、こちらはセイナヨキ市庁舎内にあるアールトセンターの模型。アールト生誕100年を記念して作られたもので、非常に精巧に作られています。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
いくつになっても年齢不詳は貫き通したい女心、に
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