今朝はまた少し冷え込んで-18度。1月は天気がよくなる代わりに気温が低くなる傾向があるような気がします。車も一晩屋根のないところに駐車していたら窓も車体もガッチガッチに凍ってしまいます。そんな状態から朝はエンジンをかけて車体を温めている間にスクレーパーで氷をガリガリ取り除いてようやく出発できます。幸い私の車は車庫の中ですが、若干後ろの部分が車庫に収まりきっていないため(←あ、車が大きい訳ではなく、車庫が小さすぎるのです)たまに後ろ窓の氷を取り除かなければならないことがあります。北国の冬の朝はなかなか大変なのです。
さて、ムーミンファンの方にとっては今年はトーヴェ・ヤンソン生誕100周年ということで、いろいろなイベントが開催されたり、記念グッズが販売されたりでワクワクの年ではないかと思います。
このブログのタイトルにもなっているVisit Lakeusは、日本人旅行者をターゲットにしたツアーです。主な訪問地は3ヶ所。アルヴァ・アールトの設計した市役所、教会、図書館、劇場などがあるセイナヨキ、家具作りの長い伝統を持つユルヴァ、そしてテウヴァという街にあるテウヴァ教会。このテウヴァ教会にトーヴェ・ヤンソンが生涯に渡って唯一手掛けた祭壇画があるのです。
こちらはVisit Lakeusのリンクです。以前にも紹介しましたが、まだご覧になっていない方は是非のぞいてみてください。
http://www.visitlakeus.fi/jp
そしてこちらがトーヴェ・ヤンソンが手がけた祭壇画です。横に長いのも特徴的です。
この祭壇画ですが、先日Yleというフィンランドの国営放送のニュースで、その祭壇画の下絵があることがわかり、その持ち主の方のインタビュー記事が2件紹介されましたのでご紹介します。
まずフィンランド語はこちらです。
http://yle.fi/uutiset/tove_janssonin_ainoasta_alttaritaulusta_loytyi_harvinainen_luonnos/7024934
こちらでは、お父さんが当時テウヴァ教会の司祭をしていたヴァーサ在住のエーヴァ・ニエミさんの家に、トーヴェ・ヤンソンからお礼のメッセージが書かれた水彩画の下絵があることが記事になっています。
日本語訳は先ほどのVisit Lakeusのニュースにも載せておりますので、全文を読みたい方はこちらからどうぞ。
http://www.visitlakeus.fi/images/Yle_%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%80%802014.1.11.pdf
そしてこちらがエーヴァさんと祭壇画の下絵です。
(出典:http://yle.fi/uutiset/)
こちらはトーヴェの貴重なサインです。
(出典:http://yle.fi/uutiset/)
そして二つ目の記事の原文(フィンランド語)はこちらです。
http://yle.fi/uutiset/tove_janssonin_alttaritaulusta_onkin_kolme_luonnosta/7032519
二つ目の記事では、もう一人の祭壇画の下絵の持ち主のリスト・スールラさんのことが書かれています。彼女は、お母さんがテウヴァ教会を設計した設計事務所で働いていたそうです。このテウヴァ教会を設計したエルシ・ボルグさんが事務所を辞めるときに、彼女が持っていた絵などを同僚にプレゼントとしてあげたそうです。(なんと太っ腹な!)そういう経緯で3枚あるうちの最初と考えられる下絵がリストさんの家にあるのだそうです。
日本語訳の全文はこちらからどうぞ。
http://www.visitlakeus.fi/images/Yle%E3%80%80%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%80%802014.1.15.pdf
そして下絵の写真はこちらです。
(出典:http://yle.fi/uutiset/)
記事の中でも書かれていますが、この貴重な3枚の下絵は、アテネウム美術館で今年3月14日から9月7日まで行われるトーヴェ・ヤンソン展でも展示されるそうです。もしこの時期にフィンランドに来られる予定の方、よければ足を運んでみてください。(そして時間が許せば是非テウヴァにもお越しください♪ツアーは現在調整中です。調整でき次第こちらのブログでもご連絡いたします。)
簡単ですがアテネウム美術館のトーヴェ・ヤンソン展のページ(英語)です。
http://www.ateneum.fi/en/tove-jansson
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
今日トーヴェ・ヤンソンの切手が発売。やっぱり買うべき?に
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今朝もがっつり-16度。でも1月に入って澄み切った空が広がるいいお天気が増え、気持は上向きです。
そんな爽やかな気持でオフィスに着いたのですが、どうも左目のコンタクトの調子が今一つ。お手洗いに行ってまずは水洗い。もう一度入れてみるものの、まだ違和感。今度は洗浄液で洗って入れてみたところ、ちょっと視界が曇ります。再度水洗いをしている最中に…割れましたパリンと。
今までかなり長いコンタクト人生を送ってきました。2日連続で左用に続いて右用をなくしたこともありました。(あのときはボロボロに疲れていましたっけね…)転職活動中に健康保険の支払いをちょっとスキップしていたときに限って強風でコンタクトが飛ばされてなくしたこともあります。(あの日は雨も降っていて、とても探せる状態ではなかった)でも…私の手の上で天寿を全うしたコンタクトは初めてでした。
おかしなもので、想定しないことが起こると軽くパニック。一瞬どうにかしたら直る?と思ったのですが、真っ二つというより大きな破片と小さな破片いくつかに割れてしまったので、やっぱり無理ということを悟り、お別れしました。洗面台などでなくしてしまったときは、諦めずに、いろいろなところを探すのですが、こんなにどうにもできない事実を突きつけられるとしょうがない、と諦めが早いもんですね。
その後ももしかしたら一日片目はコンタクト、片目は裸眼(=0.04)で過ごせるかもとがんばってみて、まあまあ大丈夫そうとも最初は思ったのですが、車を運転して帰らなければいけないことにふと気付き、結局オフィスに着いたばかりだったのに家に戻りました。家にはちょうど前回日本でコンタクトを作ったときの予備があったので、ラッキー!
実は前からコンタクトの調子は悪く、よく曇ったり、こちらで売られているハード専用の唯一の保存液を使っていたら目がかゆくなったり、目薬と洗浄液は外出時にも欠かせないアイテムになっていました。まあ何よりも割れてしまったコンタクトは明らかに寿命は越えていたので、致し方ないことです。洗っているときに割れるほど薄くなっていたのですね。新しいコンタクト、厚っ!
コンタクト保存液は薬局ではなく眼鏡屋さんで購入したのですが、フィンランドはコンタクト派より眼鏡派の率が高い気がします。というのも日本だったら使い捨てコンタクトレンズを始め、色々なところでコンタクトの取り扱いがありますし、広告もよく見かけます。最近はカラコンなども流行っているようですね。一方こちらではコンタクトの広告はまだ見たことがありません。コンタクトの保存液が眼鏡屋さんで取り扱われているぐらいですしね。眼鏡屋さんは当然眼鏡の取り扱いはたくさんある(そして
無事なくさなければ日本で買ったこのコンタクトも何年かは使えると思いますが、さてその後どうしましょうかね。そういえばウクライナ人の友達がコンタクトの調子が悪く、眼医者に行って70ユーロ、でもさらにコンタクト専門のお医者さんに行かなければならず、そこで40ユーロかかったと言ってました早く診てくれるのはありがたいですが、公立ではないから高過ぎ…。
またまた本文には関係ありませんが、昨日撮った川沿いの写真です。ヒュルヒュル~。でもまだ川は凍っていませんね
ちなみにこちらは7月の半ばの様子です。
【プチお知らせ】
昨日もまたシャボン玉奮闘記の記事をnewscafe様に配信していただき、以下のニュースに掲載されました。よろしければのぞいてみてください。
http://news.infoseek.co.jp/article/newscafe_1397379
http://www.excite.co.jp/News/world_clm/20140129/Newscafe_sp_1397379.html
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
フィンランド語ではコンタクトレンズのことをpiilolinssi(=ピーロリンッシ=隠れたレンズ)と言います。ちょっとかわいい言い回し♪ということで
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今朝は晴れているので朝陽が拝めそうです。日の出が9時11分、日の入りが16時12分。日中の長さが7時間と1分になりました。これもじわじわと長くなり、春分の日には12時間になるのですから、そう考えると日が伸びる加速ぶりはすごいですね。気温は昨日と同じ-10度前後。穏やかな冬の日です。
さて、暖冬続きだったフィンランドにもようやく冬らしい季節が到来したおかげで、スキー場もオープン。気温もそんなに低くないので人が集まり始めました。セイナヨキはLakeus(平原)が広がっているのですが、人工で作った小さな山があり、そこにスキー場があるのです。家から車で10分ぐらいで行けるのは便利なことです。
そういった背景もあり、折り込み広告でも冬に活躍するグッズをよく目にするようになりました。まず興味津々だったのはこれ。
(出典:http://ykander.en.made-in-china.com/)
自転車を作りかけて途中で断念した?訳ではなく、これでゲレンデを駆け下りるグッズだそうです。対象年齢は3歳から6歳。広告に載っていたのはこれより高級そうなタイプで、もともとは80ユーロぐらいするようですが、セールで49.95ユーロでした。ちょっと自転車の
次にご紹介するのはこちら。デザイン的には↑のよりも安定感もあり、イケてる感じがします。
(出典:http://www.netanttila.com/)
そして3つ目はこちら。これはPotkukelkkaといって、英語ではKicksled、地面を蹴って進むソリのことです。
(出典:http://www.esla.fi)
気になるお値段ですが、大人用が通常価格約90ユーロ、子ども用が約70ユーロ。こちらもなかなか割高ですね。
このキックスレッドは、写真ではスポーツ感覚で使われていますし、実際にレースもあるようです。が、上記2つと違って、雪さえあれば坂がなくても使えますし、椅子部分もあるので、右から2番目の写真のようにご家族で楽しむこともできます。
そしてお年を召した方(限定ではありませんが)にはこんなのもありました。(それにしてもこのおじさま、やけに嬉しそうだ)日本ならシルバーカーというのでしょうか、歩行補助と買い物したものなどを入れられる、あれと同等品となるのでしょうか。↓のようなのだったら安定感抜群ですね。あの、今気づいたのですが、冬のグッズをご紹介のつもりが違う方向に行ってますねこのおじさまに免じてお許しください。
(出典:http://www.esla.fi)
毎日オフィスと家の短い距離を行き来しているだけで、今一つ現場感覚がわからないのですが、それでも広告を眺めているだけでも、なんとなく今何が必要なのか、とかどんなイベントがあるのかなどがわかることもあり、興味深いです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
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気温は少し落ち着いて-12度。今週の天気予報を見ていると-10度前後の気温が続くようです。あらゆるものが瞬間に凍るほど寒過ぎもせず、氷が溶けるほど暖かくもなく、ある意味落ち着いた気温かもしれません。ただちょっと風があったので体感温度は若干寒く感じました。
さて、今日は学校での筆記体の練習の時間が将来なくなるというニュースを紹介します。こちらの2番目のニュースです。(フィンランド語)
http://yle.fi/selkouutiset/index.php?id=9822
意訳しますと、
学校でのアルファベットを書く練習はなくなるかもしれません。ワーキンググループでは活字体のみの練習を提案しています。もしこの提案が通ったら、子ども達は活字体のみ学校で習うことになるでしょう。
最近では若者はコンピューターを使って書くことが非常に多くなっています。それゆえ恐らくペンで活字体と筆記体の2種類を学校で教える必要はないと考えられます。ワーキンググループのリーダー、ピリヨ・シンコは中身に集中することがもっと大切だと語っています。
教師の一部はこれからも子ども達が手書きの練習を続けてほしいと願っています。手書きは子ども達の芸術的技術や手工芸の技術を発達させると考えるからです。
もしワーキンググループの提案が通ったら、筆記体の練習は2016年に廃止されます。
とのことです。IT化の波がこんなところまできていますね。
私がアルファベットを習い始めた頃、五線譜のようなノートに何度も何度も練習した記憶があります。日本には習字の文化があるので、少なくとも私が学校で課せられたアルファベットの練習は、ヨーロッパより厳しかったような気がします。そして学校で学んだ筆記体が世界共通だと信じていました。
が、実際は違っていたようです。フィンランド語の学校で一緒になったいろいろな国籍の友達。筆記体で書かれたメモ、私はよく判読不明に陥っていました。そんないろいろな個性ある文字で書かれた宿題やテストを読み取り、間違っているところを正していた先生をいつも尊敬していました。
それにしてもこのワーキンググループの提案はどうなるのでしょうか。もしや、と思ってネットを検索してみたら、日本では既に筆記体の練習はなくなっていたのですねそしてiPadで筆記体を練習できるアプリもありました。ITが筆記体の練習をなくし、そのITを使って筆記体の練習ができる、とはおもしろい時代です。
私の時代はアルファベットの書き順まで教科書に出ていました。EはなぜかLを書いてから上棒と真ん中の棒を書く書き順になっていて、疑問に思っていましたが、こちらの人がアルファベットを書くとき、やはりLから書き始める人が何人かいました。
そういえば書き順って漢字文化を持たない人達にとって、思ってもみない概念のようですね。ひらがなや漢字を真似して書く彼ら、書き順は自由気まま。そういうのを見ると、どうしても”あ、そうじゃなくて”と指摘したくなるのは哀しい性なのでしょうね。
手書きの文化でもう一つ、こちらに来て気づいたことは、レターセットがほとんど売られていないことです。きっとフィンランド人が日本のレターセット売り場に行くと、その種類の多さに驚くこと間違いなしです。セイナヨキで売られているレターセットはほとんど子ども向け。なぜか封筒の種類は豊富(←サイズです、デザインではありません)にあるのですが、便箋はほとんどなし。便箋の用途は、カードを入れるか、あるいはビジネス用かと思われます。便箋はあっても罫線があるシンプルなもの。
最後にお天気のいい日に撮ったLakeuden Risti教会です。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
「右」と「左」の書き順が違うのが今でも気になる哀しい性、に
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今日も昨日に引き続き暖かい日が続き、-4度です。残念なのは曇りなので、気温の割に外の風景が寒々しいことです。やはり明るい太陽が見えるだけで暖かく感じます。
さて、昨日ニュースを見ていたところ少しびっくりするニュースがありました。先日アレクサンデル・ストゥブ欧州、貿易大臣が、5月に行われる欧州議会選挙に立候補を声明したところですが、それに続きHallinto ja kuntaministeri(=日本では旧自治省に近い)大臣であるヘンナ・ヴィルックネンも同じく欧州議会選挙への出馬の意向を示しました。ついでにといっては何ですが、首相のユルキ・カタイネンはまだ正式には発表していませんが、同じく欧州委員会メンバーの職に興味を示しています。
ちなみに3人ともKokoomusと(=国民連合党)メンバーです。Kokoomusは現在Sosialidemokraattinen Puolue(=社会民主党)と共に連立政権を取っていますが、最近は国民の支持率も低迷中という状態。
しかもヘンナ・ヴィルックネンは先日大胆な市町村合併推進案を掲げたところ。彼女は、前々から欧州議会で働きたいと思っていたとのこと。ええ、お気持はわかりますが、職務全うされてからの方がいいのではないかと。そんな国民の心配をよそに、ユルキ・カタイネン首相は”たとえ二人の閣僚が5月から辞任したとしても問題はないだろう。”とコメントしているそうです。そりゃそうでしょう、あなたも欧州委員会に行くかもしれませんからね~。
日本はEUに当たるような組織には所属していないので、今までそんなことは思いもしませんでした。ちょっと規模は違いますが、都道府県知事、他主要な議会メンバーなどがこぞって”閣僚になりたいので、現職を辞任します”と宣言された状態に似ているかもしれません。野望は結構ですが、国内にもまだまだ景気回復のために課題は山積みなんですけどね。
今回の立候補には関係ありませんが、こちらの閣僚はスキャンダルが浮上したらすぐ辞任、とか内閣解散には至りません。最近一人、税金ごまかしの問題が発覚した大臣(ちなみに女性)、次に権力乱用の問題が発覚したため辞任しました。後任は同じ政党から、前回の大統領選に立候補した人が選ばれました。日本だと1回目の税金ごまかしで完全に辞職でしょうが、その辺も何だか寛容で不思議な感じがしました。しかも後任も同じ政党からですからね。
いやー、これからどうなるのでしょうかね。フィンランドの閣僚は、日本に比べるとかなり年齢も若いので、チャンスがあればどんどん次のキャリアにステップアップしていくのでしょうね。
最後に、政治とはまったく関係ありませんが、今庭で餌を探しているキジ(=Fasaani)。飼ってるわけではなく野生です。よく庭を徘徊してますが、追いかけられたらちょっと怖そう…。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
いや、それでも義理とか人情とか責任全う等をもう少し考えてほしい、に
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今朝は-10度を切って-9度。若干引きこもりの日ですが、外はきっと昨日より暖かいことでしょう。明日に関しては-5度。スキーやクロスカントリーを楽しむ人にとっては理想的な気温かもしれません。
実は2年ほど前にフィンランド在住の方が-20度の気温でシャボン玉をしたら凍るかという試みをレポートしていました。それからいつかトライしたいと思いながら苦節2年の月日を経ました。この夏たまたまシャボン玉液が入手でき、この時期まで粛々とチャンスを狙っていました。
そして先日の湖に行った帰り(湖の記事はこちらです)、お天気もよかったので遂にシャボン玉に挑戦することにしました。…が、当たり前ですが、シャボン玉って繊細なんですよね。イメージとしてはすぐにカチンコチンに凍って、ビーチボールのように遊べるのかという予想を裏切り、すぐに割れてしまうのです。片手にストロー、片手にカメラを持って奮闘しましたが、結局こんな写真を撮るのが精一杯でした。(このとき-20度でしたしね)
ところが、その数日後、私のダメダメの結果をあざ笑うかのような、こんな美しいシャボン玉の写真が載っているWebを見かけました。
http://www.boredpanda.com/frozen-bubbles-winter-photography-angela-kelly/
最初の写真と、このWebのリンクをFacebookに投稿し、「もう一度がんばるべき?」とつぶやいたところ、「がんばるべき(この冬の宿題だ)」とか「これは見てみたいです。」などのポジティブなフィードバックをもらったので、雪かきの後に少し体が温まったところで再チャレンジ。
初回は着地点をあまり考えずにやったので、地面ですぐに割れてしまっていたので、今回は雪の上で試したり、木の枝の近くで試したりしたところ、Webの写真には到底かないませんが、何枚か撮ることができました。
こちらはシャボン玉が割れた後。割れた後もこうやって跡が残るのは寒さのおかげですよね。大抵はこんな跡も残らず消えてしまうのですがね。
これだけ見ると大きなソフトコンタクトレンズみたいですよね。
そして何回もトライした中で写真を撮るまでに割れずに残ったシャボン玉はこちら
こちらはダブルです♪奥の小さいのもそうですよ。
そしてもう一つのダブル。右のはぶら下がっています。
シャボン玉は普通それが宙に舞う様が美しく、見て楽しむためにやるのですが、今回は写真撮影が目的で、はたから見るとかなり変わった人に見えていたことでしょう…。それでも個人的にはプチ満足です
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
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まだ寒い日が続き、現在-17度ですが、同時に日が長くなってきたのも実感できます。今日の日の出は9時23分、日の入りは15時58分なのだそうです。そして昨日は綿雪が降ったおかげで、木々の雪化粧も少し厚くなり、世界が白みを増しています。
さて今日は私がいつもランチを食べているアルヴァ・アールトが設計した劇場の中にあるレストランについて紹介します。運営しているのはチョコレートでも有名なファッツェル社。夜は劇があるときはケーキやお茶、アルコールなど注文可能で、お昼はビュッフェ式ランチ、そして1月28日
私は市役所割引を適用してもらっているのですが、今年に入ってまた10セント値上がり。通常料金は20セントの値上がり。(去年の1月に上がったばかりなのに…)フィンランド自体食品も高くなっているので仕方ないとはいえ、3年後はいくらになっているのか。
ここのレストランを利用している理由はまず近いこと。歩いて30歩ぐらい(笑)ですので。それから割引のおかげで、他のビュッフェレストランに比べると安いこと。そして量がたくさんあること。こんな好条件を満たしながら、去年後半は今一つ行く気になれませんでした。というのが、味と料理の内容。私はジャンクフードも結構好きで、全然グルメではないのですが、それでも舌って正直ですよね。段々行く気が失せていくのです。同僚はしきりに味がないと嘆き、時々直接レジの人にも抗議したりしていました。私は料理の内容も行きたくなくなる理由の一つでした。ある日は鶏料理にひき肉料理にもう一つ肉料理、かと思えばある日はサーモンに白身魚にもう一つ魚のすり身をボール状にしたものとか。またある日は”あの…これはもしかして馬用のエサでしょうか?”とお尋ねしたくなるような味のないスープに浮かんだ固そうなお肉、そして謙虚な野菜が少々。もしかして見た目が
朝の仕事って、結構ランチが楽しみでがんばれる、みたいなところありませんか。私はそうなのです。そして年が明けて値上げの事実。もうお弁当とか、出来合いのものを買って持ってこようかと思っていたのですが、なんと!とうとうシェフが変わったようで、料理が格段によくなりました
ということで昨日の料理を一部ご紹介です。まず最初にここでトレー、ナプキン、フォーク、ナイフそしてお皿を取ります。お皿は去年全部リニューアルされ、大きくなりました。(←取り過ぎ注意!)
最初にサラダ類、次にライスかじゃがいもがあるのですが、これは写真は撮らず、これはメインの一つ、鶏肉のチリソース煮込み。鶏肉も柔らかく、ソースがおいしかったです。
こちらは豚肉のカレーソース煮込み。見た目はちょっとかもしれませんが、こちらもなかなかおいしかったです。
そしてサーモン。私は既に前出2つ、そして次の料理に興味があったのでこれはスルーしました。もちろんお皿に載るだけ取っていいのです。
そして最後に私の好きな野菜のラザニア。味がまろやかでレシピが入手できるなら家でもトライしたいと思った品。ちなみに私達はいつもオープンと同時の10時半(!)に行くので、昨日は一番最初のお客さん。ラザニアもまだほとんど手付かずです。
最後にファッツェルらしくパンの種類も豊富。そしておいしいのです。去年はあまりの料理の貧弱ぶりにパンでお腹を満たしていましたが、今回もさすがにパスしました。好きなパンをナイフで好きな量だけ切って、お好みでマーガリンなどを塗っていただきます。
デザートは
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
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今朝は-13度。感覚として-15度以下になると寒さの度合いが強い気がしますが、-15度以上だと車もすぐ温まるし凍える感じがあまりしません。週末にかけては暖かくなるようで、特に土曜は-5度の予報が出ていますが、気温は変わりやすいので実際にどうなることか。
まずちょっとしたお知らせを。昨日の日本時間の夕方ですが、「フィンランドの子どもが陥るワナ」の記事をnewscafeさんで配信してくださり、以下のニュースで取り上げられました。ありがとうございます!
http://news.infoseek.co.jp/article/newscafe_1393126
http://www.excite.co.jp/News/world_clm/20140121/Newscafe_sp_1393126.html?_p=1
http://woman.infoseek.co.jp/news/neta/newscafe_1393126
さて昨日は日中は断続的に雪が降っていました。雪が降り始めると車道、歩道共に除雪車が出動して除雪してくれます。やはり雪が積もってくると車や自転車も運転しづらいし、歩くのも一歩ずつ雪に埋もれていてはなかなか進めません。公道はこのように除雪車が出動してくれますが、私道は自分達でやるしかありません。
うちはrivitaloといって長屋タイプなので、毎年11月になると11月から3月までの雪かき当番表が配られます。5軒あるのですが、お隣さんはおばあさんが一人暮らしなので、それ以外の4軒で持ち回りになります。そして今週はうちが当番です。昨日雪が降り始めたとき、あまり雪が降らないように念を送ったのですが、その思い虚しく薄く積もりました。
お昼過ぎに雪も止んできたのでがんばりました、雪かき
まず共有の倉庫にあるこんなツールを引っ張り出して出動です。
先はちりとりのように先が金属で少し薄くなっているので、押して歩くだけで雪かきができます。
このように雪を集めながら、対象のエリアをひたすら行ったり来たりすれば雪かきのできあがり実はこの作業、まんざら嫌いではありません。特に昨日のような、そんなに寒くなくて、激しい雪も降っていなくて、雪の厚みもないときは。終わる頃にはいい感じで体もぽかぽか温まりますしね♪ただ、運が悪ければ雪まみれになりながら、寒さに耐えながら、ツールに乗り切らない雪を一生懸命押しながら、「思えば遠くに来たもんだ」という感慨に浸ることになるのです。
これは当番制だからまだいいものの、持ち家でしかも広~い庭を持っていたりしたら大変。と、ちょっと強がってみたり。
雪かきも自然と共存していくこと。”この日は忙しいから雪は降らないで”、などとコントロールはできません。そんなときは気がついた手の空いたご近所さんが自発的にしてくれたり、あらかじめできないとわかっていたら1週間ごと当番を変わってもらったり、その辺りも緩く助け合いながら生活するのもなかなかいいものです。
ああ、また小雪が舞ってきました。皆様もよい一日をお過ごしください。
雪かきの成果、芸術性も出ます。まだまだ修行が必要です、に
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今朝は-13度で少し寒さが緩んできました。そして今日は久々の雪の予報が出ています。-10度ぐらいになると雪が降るぐらい暖かいということです。今は数センチですが、今日の雪でもう少し雪の厚みが増すことでしょう。今は駐車場に行くときにショートカットで庭を横切っているのですが、もう少し雪が深くなったら通れなくなるので、雪が降ってほしい気持半分と、現状維持希望の気持半分です。
さて、週末気温もいい塩梅で低く、またお天気もとてもよかったので、お気に入りの湖に行ってきました。以前の初冬の記事はこちら、夏の記事はこちらです。よろしければこちらと比べてみてください♪
桟橋は真っ白。湖も凍って水位が上がっています。手すりの木の部分も真っ白。
ちょうど太陽も上ってきました。
こちらは地面ではなく、水面ですよ~。
このように勇敢な人が湖の上を歩いています。小心者の私はパス。実際南のヘルシンキなどで湖や海の上を歩こうとして、氷が薄すぎで湖や海に落ちて救助された人が何人かいるというニュースがいくら水の方が気温が高いといえ、-20度の中湖に落ちるなんて想像しただけで卒倒しそうです。
ビーチはなぜか全部雪に覆われていませんでした。何かの模様のようできれいです。
-20度なのに小鳥を見かけました。エサは見つかるのでしょうか。がんばれ~
こちらは桟橋の近くにあったベンチ。テーブルの上に案内板があるのですが、こちらも雪に埋もれていました。雪がないときにここからの湖を眺めるのもよさそうです。
氷の国の遊園地。
湖以外も真っ白。特に木々が白くなっているのはなんとも幻想的です。
雪がたっぷり。
白樺が樹皮だけでなく枝まで真っ白というのも好きです。
一通り写真を撮って車のエンジンをかけようとしたら、寒過ぎてなかなかかからずちょっと焦りました。これも寒冷地ならではの経験です。
ブログを書いているうちに小雪が舞い始めました。この静かな雪の降り方も好きです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
小心者なりに桟橋からちょっと足で氷を触ってみました。やっぱりね、ということで
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今朝も冷え込みは続き、-18度です。12月が暖かかったせいか、こんな調子の天気が続きそうです。
さて、わたくし、家人に付き合って地元チーム、SPVの試合観戦に付き合っているうちに結構なファンになってしまいました。フロアーボールについての記事はこちらをご覧ください。
昨日も地元で試合だったので観戦してきました。相手はトゥルクのチーム、TPS。現在ナショナルリーグで16チームの中でSPVは2位、TPSは9位。ただ、前回は3対3の引き分けで、相手チームは格下ながら、SPVにとって苦手なチームのようです。
今回とにかく目を引いたのはTPSの応援のおじさん。敵地に応援団として数人で来ることはあるのですが、たった一人というのは初めてのパターン。しかもそのおじさんは大ファンのようで、片手に拡声器、片手にバチを持ってドラムを叩いての応援。そして選手たちの顔を拡大したものも持ってきて、壁に貼っています。
ちょっと小さいのですが、応援おじさんは右上の端で立っている人。ジャケットは当然TPSのロゴ入りです。
このおじさん、大きな声の持ち主で、何パターンかの歌やフレーズを繰り返し叫んでいます。何を言っているのかは私のフィン語力では今一つ聞き取れないのですが、勇壮というより、ちょっと滑稽な感じのものもあり、SPVファンも思わず笑っていました。手拍子などの応援は、味方チームが攻撃しているときなのですが、このおじさん、SPVが攻撃中にも応援歌を歌っています。それが手拍子のリズムと微妙に違っていて、SPVの大勢のファンたちはこのたった一人のおじさんにより撹乱される始末。お、おじさんすごい。しかも応援歌、確か「雪山讃歌」なのですが、これまた自由に歌っているもんだから音程外れまくりなのです。このマイペースさ、すごいの一言です。
さらにおじさん、これだけでなく、こんな準備もしています。ムンクの叫びマスク、あるいは顔なし
敵チームが点を入れたときに、素早くこのマスクをかぶり、哀しさを表現しています。しかも定位置を移動して…。
一方SPVのファンはというと、個人個人はきっと熱い思いを持っているのですが、どうも一団となって歌を歌ったりというのはないし、ドラムの応援も最近はなくなりました。基本は攻撃のときに手拍子。もっと気分が高まったときは「エス・ペー・ヴェー!」と手拍子に合わせて応援します。この応援、子どもの声が多いのも特徴です。5歳ぐらいの子どもが「エス・ペー・ヴェー、エス・ペー・ヴェー!」とエールを送るのはほほえましくもあります。
もう一つの特徴は、(ほかのチームのファンも同様かもしれませんが、)審判に厳しいこと。というか、審判によってはえこひいきしているとしか思えないことがあります。そういうときは「Tuomari~~(=トゥオマリ=審判)」とか「Jäähy(=ヤフー=ペナルティー)」と大ヤジがあちこちから飛び交います。以前何かの記事で、”フィンランド人は叫ばない、叫んでいたとしたらそれは外国人です。”というのを読んだことがありますが、これは大間違いというのを試合観戦するようになってから気づきました。たまに「ちゃんと目を開けてろよ!」とか「ホイッスルがあるのを忘れるな!」とかファンの大きな同意を得るようなフレーズも。
私は基本的にはホームゲームしか見に行かないのですが、それでも決勝リーグになるとアウェイの試合も見に行くこともあります。
印象的だったのは3チーム。まずユヴァスキュラのHappee。Happeeが点を入れると、ちょっと
次はヘルシンキが拠点のSSV。決勝リーグだったからかもしれませんが、さすがヘルシンキ、お金持ちです。客席の通路にチアリーダー達が待機。ファウルになるたびに、彼女達は音楽に合わせて
もう1チームは正統派。スウェーデン(←フロアーボールの発祥の地でもあり、強豪揃い)のチーム。イエローサブマリンとか、サッカーでよく聞く「オレーオレオレオレ」の曲など何パターンかのレパートリーを10名ぐらいの応援団で歌ったり、手拍子のパターンもいくつかあり、と正に応援自体を楽しんでいるファン。
応援にもその土地の特徴が出るのかもしれませんね。そんな比較的おとなしいSPVの応援も、去年の決勝リーグ戦ではアフリカからの留学生たちがいろんな打楽器を持って応援に来ました。アフリカ人の音楽的センスってかっこよくて、手拍子一つでもちょっと変化があり、しかもダンスもかっこいい。国境を越えての応援に胸が熱くなりました。
最後に昨日の試合の結果ですが…、TPSの応援おじさんの熱い思いが届いたのか、おじさんのペースにSPVがすっかり乱されてしまったのか、またまた3対3の引き分けでした
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
Rangaitus(=ペナルティー)とRengas(=タイヤ)、似てますよね~、に
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今日も-20度前後の気温がずっと続いていました。洗濯物をテラスで干すとタオルから湯気が出る気温となりましたそれでも…太陽の光は力を増し、銀世界をさらに美しく照らしています。
そんな凍てつく天候の中、月曜の夜に不思議な現象が起こりました。残念ながら私は後で新聞で知ったのですが、この記事に載っている写真は、何かのイベントではなく、自然現象なのです。
http://www.ilkka.fi/uutiset/maakunta/talvinen-haloilmio-varitti-taivasta-katso-lukijoiden-kuvat-1.1535347
新聞に載っていた写真を撮った方のFacebookの写真も見つけました。アカウントをお持ちの方はよかったらご覧ください。
https://www.facebook.com/arja.rahikka/posts/10152145569469771
これが見えたのは-20度以下の凍てつく夜21時から22時頃だったそうですたが、そういう寒い夜だからこそ見えるそうです。これは小さな氷の粒子が街灯に反射してこのような様々の色の光の柱を作り上げたそうです。オーロラは街灯がある明るいところでは、なかなか見えないのですが、この現象は太陽や月光、街灯の光の反射でも見えるので、オーロラより見える確率が高いのかもしれません。
同僚もこの現象を見たそうで、オーロラかと思ったそうです。凍てつく季節でも自然からの恵みはあるのですね。
最後に庭で撮った写真です。これも自然のアートですね。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
オーロラチェックも兼ねて時々夜、空をチェックすべき?に
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今日は昨日より若干暖かくなりそうですが、それでも今日も晴れにも関わらず最高気温が-15度ですからね。厳しい寒さが続いています。幸い風がないので、外出したときは最初に室内から出たときの温度差にびっくりし、しばらくいるとじわじわと体の芯に響いてくるような寒さを感じます。
さて、クリスマスの後に始まったバーゲン。最初は-30%から始まり、そろそろ終盤を迎えマリメッコに関して言えばさらに20%オフという新聞広告を目にしていました。今のところ欲しいものはないし、行くと欲しくなるし、職場から歩いて10分だけど-20度。と敢えて行かないようにしていたのですが、昨日
マリメッコに行く途中にトリケスクス(←トリというのは市場、ケスクスというのはセンター、まさに市場と隣接したショッピングモールです)というショッピングモールがあり、”ついでに”そこにも寄ってみました。
これは市場の一角にあるモデルルームか何かでしょうか。冬の間は閉まっていますが何やらかわいらしい家です。
ショッピングモールでのお目当てはeccoというデンマーク発の靴屋さん。表参道でもショップを偶然見つけましたが、超高級店で入る勇気がありませんでしたが、こちらだと割とリーズナブル。最初に買ったロングブーツはセールで50ユーロ。目星をつけていたロングブーツは30%オフから40%オフに。うーむ、もう一声欲しいところ、今回は諦めました。
そして一路マリメッコショップに。このロゴを見るだけで気持が高ぶります。
ちなみに向かい側に見えるのは
Lakeude Risti教会です。裏庭も冬は冬で美しいです。
マリメッコはシーズン物は60%オフに。色々と心惹かれるものはあったのですが、結局とても実用的なソックスと、そしてカードセットを購入しました。新作も一部あり、かわいかったです。セイナヨキのショップは競争が低いので、案外いいデザインのものも残っていました。今回買ったカードセット、タンペレのマリメッコショップでは見かけなかったもの。少額とはいえ、60%オフは嬉しいです。バッグなどもかわいいのが残っていたのですが、我慢。
と、お昼時間を利用してしばしショッピングを楽しみ満足していたところに出張中の家人から電話が。注文した眼鏡ができあがったので取りに行ってもらえないかという依頼。家人はクリスマス直前に眼鏡のレンズを割ってしまい、ずっと昔の眼鏡で忍耐強く待っていたのです。注文してから2週間余り、ようやく出来上がりました。(←日本は出来上がり、当日ですよね。当たり前と思っていたサービスは、実はここでは貴重なサービスと知りました)
そういう理由で仕事帰りにもう一つのショッピングモール、エプストリの向かいにある眼鏡屋さんに出向くことになりました。私は結構な方向音痴で、眼鏡屋さんも一緒に行ったのに、エプストリの向かいということ以外、どこにあったか、そしてお店の名前も
ようやくエプストリの別の出口にたどりつき、目に入ってきたのはEmotion(化粧品、ヘアケア製品、下着などを売っているチェーン店)の入っている建物。そういえばビューラーの替えゴムを買いたいと思っていたことを思い出し、バーゲン品をチェックしながら替えゴム購入。(←前回2つで1ユーロだったのに、今回は2つで4.6ユーロ。あり得ない値上がり…)
再びエプストリに戻り、3つの出口から眼鏡屋さんを今度は丹念に確認。最後にようやくEmotion方向の出口の前に発見。どうもEmotionに反応してうっかり見落としていたようです。こうして目的完遂。
眼鏡を取りに行くだけなら20分で済んでいたはずが-20度の中、50分ぐらいうろうろしていました。戦利品は控えめながらも、やっぱりお買い物は楽しい♪です。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
今朝は寝ぼけて1時間早く起床。早起きは三文の得、ということで
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今朝は-16度の予想を信じて少し気を許していたのですが、実際は-20度。たった4度の違いですが、気持的にはちょっと構えてしまう寒さです。その代わり、空はとても澄み切っていて今日もいいお天気になりそうです
こちらは夜ではなく、今朝8時半頃の写真。木の白さが思ったように出ていませんが、空の静かな青に惹かれ、撮ってみました。
さて、今日の話題は美容院について。きっかけは久々に原田知世さんを見たら素敵なショートだったから、という単純な理由。何を隠そう、私はこちらに来て3年余りの間、こちらの美容院に行ったことはありません。
いくつか理由はあるのですが、一言で片付けるとすれば、フィンランド人の髪質と日本人の髪質があまりにも違うからです。フィンランド人の髪は信じられないぐらい細いです。クモの糸ぐらい細いです。だから床に落ちていても色素が薄いのもあり、大抵は気づきません。一方私の髪は存在感あり過ぎ髪を束ねているのを見ても、”え、そんだけですか??”と突っ込みたくなるぐらい謙虚な量です。ちなみに私は日本人の平均よりも髪が太くて多いのです。日本の美容院でもパーマをかけるときは、ロットは人の1.5倍、美容師さんも2人がかりで巻いてくれます。す、すみませんねー。
そういえば結婚式のときに髪をアップにしてもらいました。担当してくれたのはエストニア人の美容師さん。結婚式の2日前に写真の前撮りも兼ねてリハーサルで結ってもらいました。最初は髪のボリュームを出すために、鳥の巣みたいなのを3つ入れて結いました。当然私の頭は爆発。彼女はもう一度やり直して今度は1つだけ入れて完成させてくれました。が、当日は結局地毛だけでアップにしてくれました。それで正解。ヘルシンキでいろんな人種の人の髪を手がけているであろう美容師さんも私の髪の多さに予想を裏切られたようです。
最初はこちらでできることは現地で済ませるようにしようと思っていたので、中国人の友達にいい美容院がないか聞いてみました。彼女もいい美容師さんを見つけられたことがないようです。逆にちょっとしか切らないのにとても高かったとか、あまりいい経験はしてなさそう。フィンランド語の学校で同じクラスだったタイ人の友達に聞いても似たり寄ったりの答え。ふむ。
家人からも以前フィンランドの大会で1位になった美容師さんが知り合いだから、そこに行ってみたらと言われました。そんな話をしていた矢先に偶然その美容師さんに街で会いました。(ラッキー)早速、
「美容院を探しているところなのですが、アジア人の髪を手がけたことがありますか?」と尋ねたところ、
「アフリカ系とかアジア系の髪を練習したことはあるわよ。」
との答え。プロになる前の練習ですか、うーむ、微妙
セイナヨキから電車で1時間離れたヴァーサという街に韓国人の美容師さんがいるとも教えてもらいました。これなら腕は安心。でも結構人気の美容師さんなので、予約は早めに入れなければならない、しかも往復で2時間。うむむ。
もう一つの理由は、あまりこちらで素敵な髪型の人を見かけないからです。私の髪型はいつも美容師さん任せで、現状維持か、ショートにするのかぐらいの意向は伝えますが、後は美容師さんの助言の言いなりです。美容師さんも私の髪質や頭や顔の形の特徴を把握してくれているので、やはりプロの意見には従うものだというのが持論です。一方フィンランドは男女平等が進んでいる国だけあり、女性のファッションはシンプル。髪型もサバサバしたショートカットか、ストレートで肩ぐらいまで伸ばしているイメージ。凝ったパーマは見かけることなく、お姫様カールをしている人がいたら、間違いなく有名人になれるでしょう。そういうシンプルな髪型を手がけているであろう美容師さんにお任せする不安、そして中身の髪を減らしてもらうリクエストはちゃんと通じるのかという不安…。
と、そんなこんなで結局日本に帰国したときに、馴染みの美容師さんに1年分のパーマをかけてもらっている次第です。本当はたまに思い切ってショートにしたい衝動に駆られますが、フィンランドではメンテができないのと、寒い冬のことを考慮してセミロング維持に落ち着いています。
他の人はどうされているのでしょうかね~。いい美容師さんとの出会いって簡単そうでなかなか難しいですよね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
家人は床屋は高いので自分でバリカンで切ってます、経済的でしょう、ということで
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昨日の-24度から、今朝は10度も暖かく-14度。こうなると結構この寒さが心地いいぐらいに思えてくるのが不思議です。これぐらいの時期になると自転車と徒歩人口がぐっと減ってきますが、それでも通学する子ども達や犬の散歩をしている人さえ見かけます。きっとしかるべき場所ではクロスカントリーを楽しんでいる人達もいるはず。とにかくこちらの人はアクティブ。
さて、今日はお好み焼きのお供といえるオタフクソースについてです。
話は少し遡って先月の東京出張。フィンランド人の上司と一緒に行きました。限られた予算の中、ホテル代は実費精算でOKだったのですが、交通費、食費等は日当ですべてまかなわなければなりませんでした。交通費はしれているとして、鍵を握るのは食費。
上司から高級レストランには行かないようにしようという合意を得ました。こうなると気持が少し楽になります。そして最初の夜のレストランの候補は、ホテルから程近い広島風お好み焼きを謳ったお店。フィンランド人は異国の味を寛容に受け止める人と、そうでない人と割ときっぱりと分かれているというのが私の印象です。さて上司は前者か後者かフィフティーフィフティーの賭けになります。
お好み焼きは見た目で損しているような気がします。”何、この黒っぽい色の食べ物?”と懐疑的な気持を抱いて食べればすごくまずくなる可能性大。実際のところ、以前地元の新聞にお好み焼きを食べたフィンランド人記者の、お好み焼きはおいしくなかったという記事が載ったこともあるそうなのです。
上司にはお好み焼きの中身に何が入っているのかと、私は好きだという説明をし、打診をしました。上司は私の説明を半分ぐらい聞き流しながら”行ってみよう。”とGoサイン。この気軽さがちょっとひっかかりつつも、そのお店は忘年会シーズンということもあり、ほぼ満席。壁には有名人(らしき人)の色紙も何枚かかかっています。ラッキーなお店に当たったかも…。
予想的中で上司は”とてもおいしい”とお好み焼きを堪能してくれました。そして殊更気に入ったのがオタフクソース。焼いてきてくれたお好み焼きにさらにオタフクソースを上塗り。こうしてドキドキの東京サバイバル出張の最初の夕食は成功裏に終わったのでした。ほっ
その後の滞在中にも上司のリクエストで、もう一度お好み焼屋さんに行き、結局彼はオタフクソースを2つ(1つは自分用、1つはお土産用)を購入して帰りました。私ももちろん!
先日家人が購読しているビジネス雑誌に日本食の特集がありました。そこでお好み焼の紹介も。フィンランド語のレシピも載っていたので上司に見せたついでにオタフクソースの状態を聞きました。
「もうほとんど残ってないよ。」
え…???
1ヶ月以内にどうやって消費を?聞いてみたらクリスマスの親類の集まりで使ったところ、大好評だったとのこと。とにかく何にでもかけたと。例えばフィンランドのクリスマス料理といえばハム。ハムといってもスライスハムではなく、ボンレスハムよりももっと大きな塊のハムをオーブンでじっくり焼いて定番はマスタードと一緒にいただきます。このマスタードの代わりにオタフクソースを使った訳ですね。フィン日のコラボレーション誕生!上司だけでなく、上司の親類の方々にもこのおいしさを知ってもらえてわたくし、シアワセです
そんな上司の話に感化されて、私も昨日焼きうどんを作ってみました。オタフクの焼きそばソースも買い置いているのですが、友達からうどんに結構合うと聞いたのを思い出したのです。日本からの貴重なうどんを焼きうどんにしていいのかちょっと迷いましたが、使って正解。オタフク焼きそばソースとうどんは絶妙なコンビネーションでした。最近こちらでもスーパーで”Udon"も入手できるので具材を研究して再チャレンジしてみます。ふふ。
余談ですが、先日こちらにある焼きそばのり巻きに挑戦してみました。
http://www.otafuku.co.jp/recipe.php/recipe/show.html?id=1467
不器用な私は巻く時に中身を散乱させ、また切るときも失敗して大変残念な結果になりました。味はまあまあでしたけど。レシピの写真のように美しく巻けるなら、友達を招待したときに出すのもいいかもしれませんね。世界にはばたけオタフクソース!
昨日は朝のLakeuden Risti教会をアップしましたが、今日は夕焼けに染まったバージョンです。白い月も幻想的。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
オタフクソースを近所のスーパーでも取り扱うべき、に
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今朝起きたら-20度を下回っていました。-24度とか…。こういう日の空気は格別に澄んでますが、外に出ると冷気が肺に入り込み、けほっと咳が出ます。それでも1月になると、気温は下がりますが、太陽を見るチャンスが増えてくるので、少しずつ春に向けて前進していることが実感できるのが嬉しいことの一つです。
さて、このように寒い時期になると思い出すのが最初の冬。当時はどこに行くにも自転車でした。-25度でも-30度でも…。自転車は倉庫の中の自転車置き場に置いています。まず手袋を脱いでカバンの中から鍵を取り出し、倉庫の鍵を開けて金属の取っ手に手をかける…と手が引っ付きそうになりました。ひえーちょうど日本に帰国前だったのですが、この話を友達にしたところ、彼女と同僚との話題の中で私は「ああ、あのフィンランドからドアと一緒に帰国する人ね。」ということになっていたそうです。いや、ドア、重いでしょう。
フィンランドでは、特に冬の間親が子どもにやってはいけないと言い聞かせることがあるのだそうです。それは舌で金属を触ること。いや、普通そんな愚かなことはするはずがない、というのは大人だけの考え。やっちゃだめと言われると好奇心をそそられるのが世の常。しかも小さい子どもって何でも口に入れたがる時期ってありますもんね。
いつもPreventive actionを心掛け、私もそのようによく指導している家人。(助かってます、
最後の写真は昨日の朝撮ったもの。すべてが冷気を帯びていますシャキーン
寒さも本番となってきました。皆様、よい一日をお過ごしください。
手袋って金属引っ付き防止の機能もあったのですね、ということで
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昨日は-14度でかなり衝撃を受けていましたが、今朝は-17度。夕方には-20度以下になりそうな気配、じゃなくて予報です一気に冷え込んだのでまだ心の準備が若干できていませんが、フィンランドらしい冬になってきました。雪もこう寒いと降らないのですが、土曜の夜のうちに積もってくれたので、今朝は雪景色の中、ダイヤモンドダストがキラキラしているのが見ることができました
私は結構ソーセージが好きです。フィンランド語ではMakkara(=マッカラ)といい、特に夏などはバーベキューなどでも大活躍です。こちらのMakkaraはフランクフルト並みに大きいので、時々ビュッフェ式のランチでもメイン料理の一つにMakkaraが出されることもあります。
そういう大きめのMakkaraも好きなのですが、もう一つお気に入りなのがSiskonmakkara(=シスコンマッカラ)というもの。Wikipediaの説明はこちら(英語)。この説明を読むまで、私もSiskonmakkaraは“sister’s sausage”と思っていたのですが、実は小さなソーセージという意味なのですね。適度に味がついているのでスープにぴったりです。
パッケージはこんな感じ。
そして中身はこちら。とても柔らかい様子、伝わりますか。
ジャガイモ、人参、セロリの根、Lanttuという黄色っぽいカブの一種を煮込んだ後に、このSiskonmakkaraを少しずつ押し出していきます。
入れる前は生なのですが、5分程すればすぐ固まるので、後はパセリを混ぜてできあがり。
冬はこういった根菜類をたっぷり使った体を温めてくれるスープっていいですよね。作り方はシンプルなのですが、根菜類のオンパレードで皮むき(←セロリの根とLanttuの皮が硬いのです)にちょっと時間がかかるのと、大量にできあがるのであまり作らないのですが、今回久々に作って、Siskonmakkaraの柔らかくて適度な塩味に改めて惚れ直しました
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
スープを作っていたら、久々に小川糸さんの「食堂かたつむり」を読みたくなりました。でも映画の柴崎コウの配役はちょっとイメージ違い、に
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今朝は日曜にしてはちょっと早起きでした。外に出たらふかふかの雪が積もっていました。いつの間に…!そして気温は-14度とあいなりました。空気はキンキンに冷えてます。あー、これがフィンランドの冬ですね。
こちらが今の外の様子です。昨日の粉砂糖状態からしっかりした雪に変わりました。踏みしめるときゅっと音がしていい感触
起きたときは真っ暗だったのですが、窓から眺める景色は少しずつ変化してゆき…
そして久々の日の出を見ることができました
あああ、やっぱり太陽はいいですね。特に日の出の瞬間の色はいつも息を呑むぐらい見とれてしまいます。木々にも少しずつ雪が積もり始めました。寒い時期の樹氷も美しいのです。
今はまた曇り空になってしまいましたが、日の出でもらったエネルギーを大切によい一日にしたいと思います。
皆様もよい一日をお過ごしください。
寒いと写真を撮る範囲が限られてくるのは気のせいでしょう、きっと…ということで
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天気予報通り一気に冷え込み、-9度になりました。雪も降っているのですが、水分のない粒の細かい雪が風に流されながらはらはらと降っているので、地面は粉砂糖を散らしたよう。
BGMはタイトルそのもの、レミオロメンの粉雪です。よろしければどうぞ。
1週間前にかかった風邪、熱などはすぐに下がり、日常生活を送るには何ら問題はなく普通にしているのですが、一つ悩まされているのが咳と鼻水。特に日中なら咳が出始めたら飲み物を飲んだり、Vix VapoRubを塗ったり、薬を飲んだりと色々対処ができるのですが、夜は寝る前に万全の準備をして寝るものの、いったん咳き込み始めると、連鎖的に咳が出て喉も疲れるし、なかなか辛く、熟睡できないのです。
咳が長引いている一つの理由は私のアレルギーにもありそうで、寝室だと症状が悪化するのです。今朝方はどうにも咳が止まらないので、居間のソファで寝ました。寝心地は今一つなのですが、幸い咳も収まりました。咳き込みながら、もうろうとした意識の中で私が夢描いた、今やりたいことは2つ。
1つ目は、太陽の匂いのする干したてのふかふかの布団(せんべい布団可)で寝ること。私はこちらに来るまでずっと布団愛好家だったのです。布団をしまえば部屋を広く使えるし、生活臭もぐっとなくなるし、あの適度な硬さ、そして週末に布団を干した後に、ふかふかの布団に滑り込む幸せ。それでも部屋探しのときにわかったのですが、特に一人暮らし用のアパートでは、布団が入るサイズのクローゼット、または押入れがついている物件がなかなか見つからなかったこと。ベッド派がメジャーなんですね。布団と言えば、以前オーストラリア人の同僚に「床の上に寝て冷たくないの?」と聞かれたことがあります。そんなこと思いもしなかったのですが、布団を経験したことがない人はそういう発想をする人もいるのですね。
フィンランドにもマットレスを干すことはできます。(持ち運びのことはさておき…)以前こちらのブログでも少し紹介したのですが、そういう場所はあります。が、目の前の現実は…
太陽はなく、-10度前後の気温。マットレスが凍り付きそうですふかふかの布団に寝る夢は夏までお預けの模様です
そしてもう一つの夢は、耳鼻科に行って、(超痛いのですが)鼻から耳に空気を通してもらって、この詰まり切った鼻水を出してもらいたいということ。Terveyskeskus(=健康センター=公立病院)にはかなり不信感をもっている私。行ったとしてもまた、”軽い症状の風邪ですから問題ありません”、と門前払いされるのが水晶玉に映っています。はぁ
ただ昨日に比べて咳き込む回数も減ってきています。今晩は安眠できますように。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
今日はゆっくりサウナに入って喉にも蒸気をしっかり取り込む予定。サウナ万歳、に
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段々寒くなってきました。現在-3度。お昼頃に雪が降り、夜には-8度ぐらいまで冷え込むようです。景色が変わるぐらい雪が積もってくれるといいのですが。ここのところ、曇りと雨続きであまり太陽を見るチャンスもなく、冬至を過ぎた恩恵を被っていないように思います。
さて、今日の話題はLukukoira。”Koira"は「犬」なのですが、”Luku"は「読む」という動詞からきています。直訳すると読書犬ですが、調べてみたら読書介助犬というのが出てきました。これはしっくりきます。特に小学校低学年ぐらいの子どもが本読みの練習をするときに「聞き役」になってくれる訓練された犬のことを指すのだそうです。
写真はこちら。性格がおとなしそうですよね。
写真はYleからお借りしました。
もともとは1990年代後半にアメリカで始まったそうです。目的は、子どもが「本読み」の練習を推奨するため。たとえ子どもが間違えたり、詰まったり、ゆっくり読んだりしても、犬は間違いを指摘したり、アドバイスしたりしないのがポイント。確かにそういった行動は子どもにとって大きなプレッシャーになり得ますもんね。
画像もありました。途中でどこかに行ってしまうのかと思いきや、ちょこんと座り直す姿が何とも愛らしいです。読み聞かせをした女の子も心地いいし、おとなしくて優しい犬だと言ってます。
http://youtu.be/2Sm9uXJRXzU
現在この読書介助犬はフィンランド国内の50の図書館が窓口になっているようです。セイナヨキの図書館にはいないようなのがちょっと残念です。この読書介助犬、子どもの本読みのみならず、大人でも大勢の前で話すのが苦手な人や、フィンランド語学習者の練習にもよいとのこと。ちなみにフィンランドの最初の読書介助犬はアメリカ生まれ。英語が(たぶん)母国語と思われますが、フィンランド語の物語もちゃんと耳を傾けて聞いてくれるそうです。
日本にもこんな読書介助犬はいるのでしょうか。
ということで皆様、よい週末をお過ごしください。
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今朝も小雨が降って少し陰鬱なお天気です。スキー場の人や、除雪に関わっている人も今年は全然雪がないので困っているようです。が、天気予報によると、今は2.5度ですが、これから日曜にかけてじわじわ、じわじわと-10度まで下がり、マイナスの天気が続く模様。雪も土曜に少し降るようです。どうせマイナスの天気になるのなら、道が滑るので雪は降ってほしいところ。ちょっと安心です
さて、昨日のニュースでVR(日本でいうところのJR)のことがとり上げられていました。1月の終わり頃から食堂車がリニューアルされるとのことです。
VR on tilannut juniinsa uudet ravintolavaunut. Ensimmäinen uusi ravintolavaunu tulee lähiaikoina Helsingin ja Oulun väliseen liikenteeseen. VR on tilannut yhteensä 26 uutta ravintolavaunua, jotka rakennetaan Kajaanissa.
Uusissa ravintolavaunuissa on kaksi (2) kerrosta. Alakerrassa on myös esiintymispaikka, jossa asiakkaat voivat esimerkiksi laulaa karaokea. Ruokalistalle tulee uusia ruokia, esimerkiksi sushia.
Uudet ravintolavaunut maksavat VR:lle yli 68 miljoonaa euroa.
http://yle.fi/selkouutiset/index.php?id=9812より
簡単に訳しますと、
VRは新しい食堂車を発注しました。最初の新しい食堂車は近々ヘルシンキ-オウル間に導入されます。VRはカヤーニで製造された26の新しい食堂車を発注しました。
新しい食堂車は2階建てです。1階は宴会場にもなり、例えばカラオケをすることもできます。食事もお寿司など新しいメニューが加わります。
VRは新しい食堂車に6800万ユーロ強支払いました。
ちなみにVRの英語での紹介はこちらです。
ヘルシンキ-オウル間ということはセイナヨキはほぼ真ん中にあるので、ばっちり経路です
ちなみにちょっと気になるカラオケもできるという1階の宴会場、他の記事を読んでみたらどうやらカラオケが常備されている訳ではなく、あらかじめ予約しておけば、宴会場としても使えるし、会議などにも使えるようです。イメージはこんな感じ。さすがにカラオケはしてませんね。
※画像はVRからお借りしました。
ふむふむ、多目的で使えそうですね。
※画像はVRからお借りしました。
そして2階の食堂車。この画像ではわかりづらいのですが、何でもお一人様仕様にもなるのだそうです。一人で食べても、車窓を眺めながら食べられるのなら快適でしょうね♪
※画像はVRからお借りしました。
ちょっと気になるお寿司ですが、寿司職人が乗っている訳ではなく(←当然?)お弁当が売られているようです。フィンランドの電車でお寿司のお弁当…。ちょっと複雑な感じがしますが、中2階ではスナックやビール、お寿司やサンドイッチなども購入して自分の席で食べることも可能なのだそうです。
セイナヨキからヘルシンキまで約3.5時間。車窓の景色も楽しみながら新しい食堂車で食事するのもよい旅の思い出になるかもしれません。是非機会があればお試しください♪
ということで、皆様、よい一日をお過ごしください。
お寿司のお弁当の値段がちょっと気になる、に
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今日も4度前後で推移し、曇りマークがずっと続きます。ただ週末になるとぐんと冷え込んでくるようなので、今のうちにこの暖かい気温を楽しむべく、薄手の冬物を活躍させようと計画中。
さて、今日から仕事です。ふと以前観た「リトルブッダ」の映画の一節を思い出しています。
人間中庸が一番だ。弦が張りつめていると切れてしまうし、緩んでいるといい音は出ない。
そのような意味のことを言っていたのがとても印象に残っています。休み中は弦が緩み切っていて、”時間があればやりたい”と思っていたことができたか?というとそうでもなかったのです。今日からは中庸の状態で心地よい緊張感を持ちながらやっていきたいと思っています。
こちらは坂本龍一さんが作曲した「リトルブッダ」です。
さて先日新聞でファックスのことが記事になっていました。要約すると、フィンランドではファックスがどんどん減ってきてはいるが、特殊なエリアではまだ必要なので、なくなることはないだろう。かたや日本ではニューヨークタイムズの記事によると、お昼の注文はメールでも電話でもなく、ファックスで注文する。家庭の約半分がファックスがある。また日本では手書きが丁寧だという風潮があり、履歴書も普通は手書きのものを送る。地震後は電池で動くファックスの需要が高まっている。といった内容でした。
ニューヨークタイムズの出典はこちらだと思われます。
http://www.nytimes.com/2013/02/14/world/asia/in-japan-the-fax-machine-is-anything-but-a-relic.html?_r=0
ニューヨークタイムズのオリジナルを読む前に、この記事を読んだときにお昼の注文のところと、履歴書のところで違和感がありました。何年前の話??という印象を受けたのですが、オリジナルを読んで腑に落ちました。お昼注文は、ニューヨークタイムズでは、あるお弁当屋さんの一例として紹介されていますが、こちらの新聞では、スペースが限られていたせいもあるのですが、すべての日本人がそうしているような書き方をしているのは、ちょっといかがなものかと思いました。履歴書はどうなのでしょう。少なくとも私はここ10年ぐらい日本で転職活動をした際に手書きの履歴書を求められた記憶はありません。新卒の場合は手書きが多いのでしょうかね。リクルート関連の会社があれだけ軒を連ねている日本で…ふむ。
そういえば日本で勤めていた会社(一応外資だったのですが)の客先からのオーダー、ファックスからがほとんどでした(笑)ちなみに電話注文は間違いの可能性があったので、受け付けていなかったというのもあります。昔からのフォームが使えるし、メールが開かれているかどうかの不安もないから、という理由でした。オーダーの締め切り時間になると、ファックスのところにいってオーダーを回収なんてのもしていましたっけ。
一方こちらはというと…オフィスには、コピー+スキャナー複合のファックスが1台ありますが、あまりファックスとして使われている気配はありません。そういえば、日本だと家にファックスがなくてもコンビニに行けば送ることができますよね。でもこちらは24時間オープンのコンビにはないし、そういうサービスもありません。そもそも需要がないのでしょうね。私もこちらに来てからファックスを使ったことはありません。
オフィスには電話はありますが、携帯電話も会社から支給されているところも多く、日本より使用率が低い気がします。ホームページの社員紹介のところにも携帯の番号が載っていることが多いですしね。そして代表電話をかけるときに気を付けないと、電話待っている間に通話料を取られ、しかもその電話が全然通じないところもあります。携帯がメインになってくれば、代表電話は”ややこしい”電話が多いから、誰も取りたくないということですかね。(←実体験に基づく推測)
そういえば、以前電話会社に請求書の送り方について少し複雑な依頼をしにいったときのこと。窓口で図に描いてわかりやすいように説明したのですが、窓口担当者には変更の権限はなく、本部の担当者とチャットで連絡を取り合っていました。結果、やはり私の依頼した通りの請求はきませんでした。チャットじゃ無理です、お兄さん
などと、とりとめのないことを書いていますが、日本という国は外から見るとハイテクノロジーの面とガラパゴス的面を持ち合わせたおもしろい国に見えるのでしょうね。個人的にはガラパゴスもそれなりに進化していっているところが素晴らしい点だと思います。
こちらの写真はオフィスのファックス機。東芝製ですが、基本フィンランド語。TULOSTUSというのは印刷でちょっと推測しづらいですが、ファックス、スキャナー、コピーは何となくわかりますよね
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
コピー機やプリンターなどが日本製だと密かに嬉しいということで
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週末にかけて冷え込んでくるようですが、今日は4度まで上がるこれまた穏やかな日になりそうです。一昨日は風邪のデパート状態で、頭痛や喉の痛み、体がだるい、軽い発熱など諸症状が出てまずい状態でした。なので日本から持ってきた少々期限切れのジキニンを飲み干し、早めに寝ました。そして寝ること14時間…。朝は少し熱などが残って本調子ではなかったのですが、お昼以降は喉の奥の痛みも鼻水に昇華され、危機的状態は脱出した模様。もう14時間寝ろと言われても無理なぐらい復帰しました。
どうやら体は頑丈にできているようで、家族でも1年に1回風邪を引いて寝込んでいた父は、まるで虚弱体質のような言われようでした。(母も弟も私も滅多に風邪を引かなかったのですよね。)でもそれがどうやら世の中のスタンダードではないことに気づいたのは社会人になってから。遅過ぎ?風邪のために有休を使わなければいけない同僚を気の毒に思ったものです。
それはさておき、私は鼻と喉がどちらかというと弱く、アレルギー性鼻炎などで苦しむこともあります。ありがたいことに、空気のきれいなセイナヨキにきてからはこの症状もほとんどなくなりました♪それでも時々は喉が痛くなったり、鼻水やくしゃみが出ることもあります。
喉が痛くなったときの家人のお薦めは、黒スグリのジュースをお湯で割って飲むこと。このジュースは義父のお手製です。添加物は入っていなくて、まさに自然からの恵み。喉のイガイガ感を癒してくれる優れものです。
そして私の緩和方法はこれ↓Vix VapoRubです。
まったくの自己流な使い方なのですが、喉が痛いとき、鼻水が出るとき、アレルギー性鼻炎の発作が出たときなどに、耳の付け根の辺りから喉に沿ってこのVix VapoRubを塗ってマッサージするとこれらの症状が緩和されるのです。そういうときは、喉が若干腫れているのがマッサージをしているときにわかります。昨夜も咳が止まらず、なかなか眠れなかったのですが、Vix VapoRubでマッサージをしたら喉のイガイガした痛みが取れ、その後は安眠できました
そういうこともあり、私は3つVix VapoRubを持っています。一つは家用、もう一つはオフィス用、そしてもう一つは旅用。嬉しいのはフィンランドの薬局でも見かけたこと。これで在庫補充も簡単にできます
気のせいかもしれませんが、ペニシリンを投与してもらった後はさらに効果が増し、喉がちょっと痛いときでもこのVix VapoRubで喉をマッサージして寝たら、朝にはすっかり治っているのです。
と、すっかりVix VapoRubの宣伝のようになってしまいましたが、いずれにせよ健康は大切ですよね。病院のお世話にならず、自分の健康状態に耳を傾け、大抵の風邪は自分で治癒してしまうこちらの人達の流儀に私も倣ってゆきたいです。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
明日から久々に社会復帰。応援お願いします、ということで
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久々に風邪をひいてしまったようです。引きこもっていたのに…喉が腫れていて、飲み込むのが辛いことがあります。気温が0度前後ならウィルスもまだ活発なんですよね。もう少し寒くなるとウィルスさえも生き残れないような寒さに…。
風邪はあまりひかないのですが、これを機に少ない経験ですが、こちらの病院事情について書いてみます。日本のように専門の病院がそこここにある訳ではなく、セイナヨキには総合病院しかありません。(歯医者は別。)公立はTerveyskeskus(テルヴェウスケスクス=健康センター)といって、各都市にあります。市立/町立病院みたいな感じです。そして私立の総合病院もあります。(えっへん)こちらは高いのですが、仕事をしている人は会社と契約して安く診てもらうこともできます。
私が体調が悪くなったときに最初に行くのはこの”健康センター”。これが結構な不評で、フィンランド語のクラスで”健康センター”についてどう思うか、というトピックがあったら不満続出で収集がつかなくなることしばしば。一番多いのは予約について。風邪をひいたので予約をしようとしたら、明後日来てください、と言われたとか。今辛いのに、2日後では遅過ぎですよね。私も検査をしてもらおうと思ったら半年後に予約が取れました。医師と看護師の不足のせいなのでしょう。特に看護師は最近はスペインなどで語学を学んだ看護師がこちらで働くということも始まっています。EU圏内なら資格のスタンダードは同じなので、看護師の資格を取り直す必要はないようです。
そして私が2年前経験したのは、咳が止まらないというもの。ずっと咳が続いていて、治るどころかどんどん悪化し、夜も眠れないぐらいになりました。市販の飲み薬を飲んでいたらアルコールが含まれていて気持悪くもなりました。(私はエン○ルパイなど、アルコール分が含まれているお菓子を1個食べると軽く酔っぱらうぐらい、アルコールに弱いのです。)そんなこともあり、意を決して健康センターに出向きました。
待ち時間30分ぐらいで私の番になりました。すぐに血液検査をされ、何にも感染していないのでこのまま様子を見てください。以上。え?
私 「どれぐらい様子を見ればいいんですか。もう1ヶ月もこの状態なんですけど。」
看護師「1週間かもしれないし、1ヶ月かもしれません。」(←そ、そんな)
私 「でも夜も眠れないぐらいなんです。」
看護師「それだったら、薬局に確か○○という薬が売られてるから、それならしっかり効くと思います。」
私 「処方とかはしてもらえないんですか。」
看護師「私は看護師ですから。」
これで諦めました。要はかなり重病または緊急を要する患者以外の風邪ごときの患者は、医師にエスカレーションしないということなのでしょう。
ここで家人が風邪をひいても決して健康センターに行こうとしなかった理由がわかりました。フィンランド人の間では”健康センター”ではなく”推測センター”と言っているとか。確かに推測はいただきました。
そして看護師さんのお薦めの薬はきつ過ぎ、私の咳は治ることもなく、それでも悪化することなくダラダラと1カ月以上は続いたでしょうか。
それは翌日からフィンランド語クラスのプログラムの一環で、työharjoitteluというインターンとして企業や公共機関で働くのが始まるという朝。ベッドから起き上がろうとしたら頭がグラグラに揺れてうまく起き上がれません。体の中から三半規管をそっくりそのまま取られてしまったのかと思うぐらい。何もできずにベッドに横たわるだけ。ただ1時間ぐらいしたらどうにか起き上がることができ、寝込むこともなく普通の生活ができました。インターン先には初日早々で気が引けましたが、休ませてもらうように連絡しました。やはり翌日も朝にめまいは起こり、今度は2時間ほど続きました。そしてこの日は迷わず、義父に車で乗せてもらって私立の病院に行くことにしました。予約もすぐに取れました。
そして驚くことにこの私立の病院の先生は、このめまいの原因が、咳止めの薬にあることをいとも簡単に突き止めてくれました。ああ、健康センターの人達が初期段階でどうにかしてくれていたら、こんなめまいにまでいかなかったのに、と恨めしくもありましたが、とりあえず重病でなくてほっとしました。ちなみに支払った金額は、うろ覚えですが、日本で初診料を払ったときと同じぐらいと記憶しています。
それでも咳は1ヶ月ほど少し引きずり続け(←しつこい…)、完治せずそうこうしているうちに、家人が出張先でもらった風邪を私もらってしまいました。今度は二人して私立の病院にかかりました。家人はモルヒネ(!!)を注射され、私はペニシリン(何やら大変そうな響き)を投与され、それから驚くほどに回復しました。
話はまだ続きます。回復したのは日中。でも夜になると咳が出るのです。ある夜あまりに苦しいので居間で寝ました。すると咳がぴたっと止まったのです。咳の原因は寝室??この推測を家人に話したところ、家人は懐中電灯を持って寝室に直行。咳の原因、発見!それは…ベッドの下に大量にたまった埃だったのです
なんと私の咳の原因の一つは、埃によるアレルギーだったのです。親はマイコプラズマ菌ではないか、などと心配してくれていたようなのですがね。些末な理由で恐縮ですそれからは寝室を掃除するときはベッドの下に潜り込むようにして掃除機のノズルを思い切り伸ばして掃除しています。
さて、久々のこの風邪、いつものように気力で治せますように。そういえば気持悪くなって、あまり食欲がないときに家人が買い物に行ってくれて、ファンタを買ってきてくれたことがありました。ファンタ!あの着色料たっぷりの炭酸飲料。こちらでは、風邪をひいたときなどは喉ごしがいいのでファンタなどを飲むようです。これも文化の違いですね。胃が弱ったときはお粥のような胃に優しいものが一番というのは、これまた日本人の先入観なのでしょうかね。
最後にまたまた本文に関係のない写真です。今は曇り続きなのでこんな美しい夕陽も、雪もありません。せめて美しい夕陽はそろそろ拝みたいものです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。フィンランドは明日は祝日です。クリスマスツリーやデコレーションを片付けるのです。
ベッドの下の埃、恐るべし、に
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昨日は日中少し雪が舞ったのですが、水分の少ない綿のような雪ですぐに溶けてしまいました。今日も日中は0度前後。1月にしてはとても暖かい天気が続きます。やはりフィンランド人との挨拶は雪が降らなくて残念な天気、早く雪が降ってくれるといいけど、というのが主流です。こちらでの生活は、この時期は雪があって然るべき。雪がないと物足りないのでしょうね。確かに景色は雪がある方が素敵です。
さて、今日の話題はウールソックスについて。冬の間、ウールのソックスは欠かせません。こちらでは家の中は靴を脱いででの生活ですが、(興味のある方はこちらをご覧ください。)寒い時期は、スリッパよりもウールのソックスを好んで履きます。(私はソックスにプラスしてスリッパなのですが)それどころか、学校、オフィスなど公共の土足の場所でも靴なしでウールのソックスでいる大人や子どもを見たこともあります。(←この辺りの土足か土足厳禁かの線引きが理解不能)
このウールのソックスはクリスマスプレゼントの定番品でもあります。
こちらは義母からこのクリスマスにもらったものです。
これ、手作りなのです。どうやってこんな柄入りのソックスが編めるのか聞いてみたところ、もともと毛糸のデザインになっていて、編んでいくとこのような柄になるそうです。2足目を編み始めるときには、グレーがどこで始まっているか糸を手繰って探したそうです。それにしてもそれにしても…左右完璧に同じ模様。手先の器用な義母だからこそできること。神業としか言いようがありません。そして暖かい。
こちらではこのようにソックスや手袋を編める人がたくさんいます。学校でも授業で編み方を習ったりするようです。
私も来たばかりの頃、移民の集まりがあり、中国人の友達と共にロシア人の参加者から簡単な編み方の手ほどきを受けました。消極的だった私達は毛糸を1玉だけ買ってトライアル。うまくいけば買い足そうということにしました。ロシア人の彼女はすごい勢いで美しい目で編んでいくのに、私ときたら一目編むのにも四苦八苦。しかもガタガタ(←これは想定内。)結局この集まりも参加者が一人減り、二人減り、最後に私達も脱落。自然消滅したようです。結局編みかけの作品も編み方を忘れ、今では棚の中でひっそりと眠っています。毛糸一玉だけにしておいてよかった
世の中には役割分担というものがあり、私が編み物ができなくても他に優秀な人達がたくさんいるのでそれで十分だと思うのです。一方で私は何ができるか…となるとちょっと無口になってしまいますが、こちらに関してはぼちぼち考えてゆきたいと思います。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
今日アマゾンジャパンからお薦め商品としてサルミアッキを提案されてしまいました、ひえー、に
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フィンランドでは日本のような三が日はなく、今日からあっさり新しい年の始まりです。小中高も今日から授業開始です。お天気はというと…今日は終日1度。終日曇り。オーロラは少し活発になっているようなのですが、曇りなので見られる可能性は低そうです。
今日の話題はGoogle翻訳について。日頃から大変お世話になっているGoogle翻訳。翻訳はもちろんのこと、日本語設定のないPCでもGoogle翻訳を使えば日本語で文章を書けたりする優れものです。これが無料というのがまたすばらしい。
ある日オフィスであるものが何センチか測る必要がありました。あいにく私は最低限の文房具しか持っていなくて、同僚に借りる必要がありました。
あれ、定規ってフィンランド語でなんだったっけ?と早速Google翻訳で確認。日フィンは誤訳が多いのでまず英語で”ruler”と入力してみました。
”hallitsija”と出てきます。
??こんな単語だったかな?
一応日本語で”定規”と入力して再確認。
やはり”hallitsija”と出てきます。
そっかー、”hallitsija”だったんだ。
ということで同僚に「hallitsijaを借りたいんだけど。」とお願いしました。
「Mitä??(=ミタ=何?)」といぶかしがる同僚。
「いや、”hallitsija”が必要なのです。」後は身振り手振りで説明。
同僚はOKと無事定規を貸してくれました。
後でフィンランド語の辞書で調べると”viivoitin”と出てきました。そうそう、学校で習ったのはこの言葉
よくよく考えると"hallitsija"は”支配する”という意味の"hallita"動詞からきていたのです。つまり定規→英訳するとruler=支配する人→フィン訳でhallitsijaとなったようです。定規が支配者とは偉く格が上がったものです。
そういえば以前勤務していた会社でGoogle翻訳もなかった頃、市販の翻訳ソフトを購入して下訳に使っていたことがあります。一瞬で翻訳してくれるのはとても助かったのですが、翻訳後の文書にたくさん「プロジェクトパンツ」という単語が並んでます。
プロジェクトパンツ…
オリジナルの英語は"Project Brief"そ、そっちに訳しちゃったんですね…。脱力。その後はきちんとした訳を覚えさせましたが、今でもきっと"Project Brief"という文字を見るとこの誤訳が真っ先に出てきそうです。
そういえば漢字変換でも、昔はかなり笑える変換が出てきましたが、今ではかなりそういうのも改善されてきたのでしょうね。ちょっと懐かしい思い出です。
最後に本文とは関係ありませんが、タリンの聖霊教会の写真を。ちょっと目が回りそうですが、趣があります。
ということで、日本にいらっしゃる皆様はよい三が日を、その他の方はよい一日をお過ごしください!
漢字誤変換で賞を取ったのに「怪盗アンデス(←回答案です)」というのがありました。アンデスって誰?ということで
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(=ヒュヴァー・ウーッタ・ヴオッタ=新年明けましておめでとうございます。)
新しい年が明けましたね。こちらの日の出は10時なので初日の出が臨めるかと少し期待したのですが、どんよりとした曇り。残念。
新年といえば私の中ではこの曲。松任谷由実のオリジナルをカバーした中国系アメリカ人のベイ・シューバージョン。こちらもしっとりしてなかなか素敵です。今朝は彼女のアルバムを聴きながら穏やかな元旦を過ごしています。
元旦といえばおせち料理にお雑煮…といきたいところですが、食材もおせちを作る腕もなくで、朝は友達からもらった福茶をいただき、母から送ってもらったお餅をお味噌汁に入れていただきました。お餅は外国人に人気がないと聞いたことがあります。家人に聞いてみたら「お寿司や春巻などに比べると何もインパクトがない。」と。なるほど。比較対象が具だくさんの食べ物であれば確かに一理あります。でもそれではあまりにもアンフェア。比較対象はお米であるべきだと思うのですがね。別に強制して食べてもらうものではないので、一人で少しずつ楽しんでいます。
昨日は仕事納めの日でした。家人がタンペレの客先に行くというので、私も同行と称してバーゲン視察に行ってきました。タンペレにはセイナヨキから電車で1時間半。乗り換えもなく便利です。
こちらはメインストリート沿いの橋の近くの建物。
そして橋の上から。茶色っぽい建物が多いですね。
こちらは広場。去年クリスマスに行ったときは華やかなクリスマスマーケットで賑わっていたのですが、昨日はあいにくの曇り空。空が広く見える分ちょっと寒々しいですかね。
クリスマスマーケットは終わっていましたが、ツリーはまだありました。大きいツリー!どうやって運んできたのでしょうかね。
日本にいる頃はバーゲンが始まると用もないのについつい出かけ、そしてついつい商戦に乗って買っていたものです。が、ストックマンに行ってみてもソコスデパートに行っても洋服売り場はガラガラ。人がいなくて赤札の商品がわんさかあると、ラッキー!と買い込む行動には移らず、購買士気は下がるものだということに気づきました。後は概してこちらの人はファッションにあまりこだわらない傾向が。なのでシンプルな洋服が一通り揃っていれば新しい服を買う必要はない、という概念が段々私の脳内に浸透してきたような気がします。
なーんていろいろ書いていますが、家人がミーティングをしている2時間半の間、当然休みなくお店からお店へと渡り歩いていました。単調な道を2.5時間も歩く気力はないのですが、やはり新しい物を見ているとアドレナリンが刺激され元気になります。
結局買ったのは、義弟夫婦への別荘購入のお祝いとしてティーサーバー。レジに持って行き、プレゼント用に包装してくれるよう頼みました。そこで店員さんは
「男の子用?女の子用?それとも男性用?女性用?」と謎の質問をしてきました。
私の頭は軽くパニック状態。
男の子はフィンランド語ではPoikaですが、男の子用、となるとPojalleと原型をほとんど留めない変化を遂げます。もしかして聞き間違えた?いやいや、女の子、男性、女性と続いたから聞き間違いではなさそう。
ティーサーバーって子どもが喜ぶものだったっけ?
ティーサーバーをもらって喜ぶ男の子の姿はどうしても想像できないし。
かろうじて答えられたのは
「か、家族用なんですけど。」
すると店員さんは
「じゃあこれでいいわね。」
とピンクの包装紙を指して言いました。
パニックだった私は「はい」と言うことしかできず。
冷静になって見てみたら、ピンク、赤、青、黒の4種類の包装紙がサンプルでキャッシャーの向こうにありました。あ、そういうことでしたか。ティーサーバーは黒かったのでどうせなら黒でもよかったかも。リボンの色も映えそうだし、なんてことを思いながら店員さんが包装してくれるのを待っていました。
ほんの一瞬の出来事でしたが、後からこみあげてくる笑いのネタとして楽しませてもらいました。相変わらず平和なフィンランドの生活です。
ということで皆様、よい元旦をお過ごしください。
笑う門には福来る、に
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