2013-10-22 Tue
Moi!今朝は‐6度。外は雪でもないのに真っ白。そうなんです、霜があらゆる表面を覆いつくしているので、例えばどの家の屋根も今は真っ白です。この調子で明日10度前後まで上がるのはちょっと信じられないですが、天気予報を信じてみます。
さてさて、アラヤルヴィに行ったのが随分前になってしまいましたので、今日でアルヴァー・アアルトの建物を訪ねて行ったアラヤルヴィの旅は今回で終わりにします。
今日のBGMは冬の暖かい暖炉の前で聴きたくなるこれを選んでみました。少し暗いトーンの色を使っていたアアルトの庁舎の色合いにもぴったりきそうです。
外観はこんな感じです。壁にも切り込みがあり、ここから自然光が入るように工夫されています。
こちらは議場の正面です。壁がレンガでちょっと重厚な感じがします。ちょっと机、気になりませんか?
なんと革が使われてます!ちょっと豪華じゃないですか。PCなど使わず、羽根ペンなどを使って達筆な議事録を取ってもらいたいものです。(←妄想暴走中)椅子ももちろん革。傷みも少なかったです。用途はさておき、家に一つほしいと思ってしまいました。いくらするんだろう…?
似たような写真なのですが、注目していただきたいのが右。薄めのバッグや書類を入れることができるのです。こんな素敵な家具もデザインしていたのですね。
このランプも美しかったです~。
天窓があり、壁にある窓からも自然光が入っています。
議場を出たら白の陶器の壁が使われていました。これはセイナヨキの劇場と同じですね。細かいのですが、壁にスリットが入っていたり、コートハンガーがあったり、機能的でシンプルです。
一方こちらは玄関。ソファが床と同化していておもしろいです。
庁舎はこれぐらいにして、次です。こちらは1926年に弟のVäinöのために設計した家です。天井部分がブルーなのが気に入りました♪
全体をうまく撮ることができなかったのですが、結構広い敷地です。初期のデザインなので、少しトーンが違いますよね。しかし、お兄さん設計の家に住めるなんて素敵です。
おまけはアルヴァー・アアルトと関係はないのですが、Eero Nelimarkkaという画家のアトリエにも行きました。Eero Nelimarkkaのお父さんの土地がアラヤルヴィにある関係でここに美術館とアトリエを作ったそうです。美術館は残念ながら次の企画展準備のため、空っぽだったので、アトリエの様子です。
こちらが外観です。先ほどのアアルト設計の家にも似ている気が…。
フィンランドの昔の家で、ちょっと魅かれて写真を撮ったのがこちら。フィンランドでは結構ロッキングチェアを見かけます。特に年代が上の方は好まれているような気が。そしてこれもそうなのですが、後ろの傾斜が半端じゃないのです。この手のロッキングチェアに初めて座ったときに後ろに倒れるんじゃないかと心配しました。スカート履いているときも要注意。でも慣れてくると背中が伸びて結構いい感じなのです。しかし、気持はリラックスというより軽いエクササイズをしている錯覚に陥ります。腹筋もなにげに使いますしね~。
ということでアラヤルヴィの旅はこれにて終わり。皆様、よい一日をお過ごしください。
今日はあったかいお茶を飲んでほっこり、ということで
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