2013-10-09 Wed
Moi!今朝は太陽は見つからず、しとしと小雨が降っていました。一見寒そうなのですが、朝で9度もありました。ユニクロのダウンジャケットを羽織ってきたら暑いぐらい。日中はそんなに気温差はありませんが、12度まで上がります。今週は天気が崩れても引き続き暖かい日が続いています。
さて、男女平等のイメージの強いフィンランド。現職の前は大統領、首相共に女性でしたし、管理職が女性というのもまったく違和感がないです。実際のところ、女性の方が高学歴で失業率も女性の方が低いという記事を読んだことがあります。
そんなところで気になるニュースがありました。先日行われた調査結果によると、男女間の給与格差は年代が上がると共に開き、30歳未満ではあまり格差がないにも関わらず、40歳では20%もの開きがあるという結果が出たそうです。記事(英語)はこちらです。
http://yle.fi/uutiset/arajarvi_women_should_demand_higher_pay/6869980?origin=rss
Equal Pay Programme(=同一賃金プログラム)代表のPentti Arajärviさんによると、家庭の事情による休暇(出産、育児等)が影響していたり、また女性自身が高賃金を要求しない傾向にあると分析しています。後者は恐らく仕事を少しセーブしながら、例えば子どもの面倒を見たいという意向があると思われます。
また英語の記事には言及されていませんが、フィンランド語の記事では、給与格差がある職業とない職業があるとも言及しています。格差がある職業はサービス業、営業職など、格差がない職業は教師、カスタマーサービス、掃除人など。
個人的な印象は、フィンランドは日本に比べると女性が働く環境は整っています。勤務時間も多くは8時から16時まで。保育園も豊富にあります。旦那さんが家事や育児に携わるのも自然なこと。この条件を聞くだけでも日本との前提条件が大きく違うのに気づかれるでしょう。それでもなお給与格差が生じるというのは、表面だけ見るだけでは理解できない、深い問題が存在しているのでしょうね。また同時に”高賃金を要求せず、公私のバランスが取れた生活を重視している”人たちのことも忘れてはいけないな、と考えさせられた記事でした。
最後にまったく関係ありませんが、またアルヴァー・アアルト関連の写真を。
これは、ヘルシンキの街中にあるアルヴァー・アアルトが設計したもの。写っていないのですが、ドアのノブがアアルト作なので気づきました。アアルトのアトリエのガイドさんによると、ある日手すりを支えている緑の部分がなくなったそうです。アアルト財団は恐らく冬の寒さで取れてしまったのだろうと思い、新しいものを取り付けたそうです。
ところが最近、オークションでその緑の部分が競売に出されていたそうです(えぇっ?)アアルト財団はしっかりこれを買い戻したとのこと。買い戻したのがこちら。おかえりなさ~い。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
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