烏有洞 Uyudo - Europe(欧州)
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Europe(欧州) Archive

France UK; Movie ;The Pillow Book (1995)

20110203 Pillow Book

先日見たDVDです。近所の図書館で借りてきました。図書館での分類が日本になっていたのですが、これは日本映画ではありません。図書館に一言行っておいたほうがいいかも、、、。

下地に枕草子=the Pillow Bookを使っているんですがね。Peter Greenaway監督の作品で1997年に日本で公開された時に見ていたならもしかしたら僕も楽しめたかもしれません。でも2011年の僕には楽しめない映画でした、残念ながら。魚が好きになってきた中年が肉が食べれなくなってきたみたいな感じです。

実験映像のような作品と映りました。漢字・仮名の欧州的解釈のように見えて、そしてそれをぐいぐいと押し出して見せてくる辺り、いまの淡白な私にはむねやけするような感じを受けます。なんだかフランスの文化知識人の「ドヤ」顔を見ているような、、、。監督は英国人なんですがね、、、。ネットで見ると、Ewan McGRegorファンが見ているケースが有りますね。同じ脚本を使って、大島渚監督が作ったら全然別の映像になって楽しめたかもしれませんが。。。

えらく酷評になってますね。それだけ自分の頭の硬さを痛感します。

Czech; Movie; Stestí; Something like happiness(2005)

20110202 Something like happiness
昨晩みた映画の話。原題のStestíはチェコ語で幸福を意味するようですけど、英題は意味が違う"Something like happiness"。言い換えするような必要があったのかどうか、、、。それは映画をどう捉えるか、ということが大きい。舞台はCzechチェコで、主人公のMonikaの彼がアメリカに行くところから始まる。残されたMonikaとその男の友達Toníkの物語。MonikaとToníkにとって、それを囲む人たち、つまりCzechに残る人たちにとってのStestí。「よそ者」が見る彼らの物語は "Something like happiness"としか表現の仕方がないのかもしれない。

今度、こちらで友達になったCzech人に話を聞いてみよう。

この頃、欧州映画で失敗(みたけど、感想はうーーーんみたいな映画)をいくつかした後だったので、久しぶりにいい映画に出会えたな。Bohdan Sláma監督の映画をもう少しみてみたいので探そう。

↓日本では公開されなかったのかな?
http://www.ceskatelevize.cz/specialy/stesti/ukazky

近況;
昨日は息子が人参の踊りをやってくれた。最近、色々な踊りを見せてくれる。

Germany; Movie; die Fremde ;When We Leave (2010)



年末に最後に見た映画は、die Fremde (英題;When We Leave)という2010年のドイツ映画でした。直訳すると、よそもの。 ドイツでは賞をとっているみたいです。2011年のアカデミー賞外国語映画でドイツ代表です。

話の筋はドイツで暮らすトルコ人の家族の話で、移民第一世代の父親、第二世代の息子たちの保守的な「恥と名誉」の文化の中で揺れ動く家族の話。夫からのDV(家庭内での暴力)で逃げてきた妻とその子どもを、実家の家族が受け入れられない。夫から逃げてくるという行為自体が家族にとって恥で、そのなかで犠牲になる女性と子どもの話です。

兎も角、冒頭見た瞬間から気分が悪かった。最悪です。名誉ってなんなんでしょう。もうこのあたりのコメントを書くと、宗教的にも政治的にも細かい思考まではしていないんだけど、そこまで思索する前に拒絶してしまうような内容です。不条理としか言いようがない、勿論、私からみての話ですが。

日本では上映されるかどうか、、、、集客は出来ないだろうから、どっかの映画祭で入るぐらいしか、日本での上映可能性がない映画です。 そんな映画も観ます、私。 そんな映画をDVDでちょこちょこ買っては、妻には呆れられているので、Im Juli (英題 in July)なんかのロードムービーだと、妻に、まあ良かったね、と言われる始末です。

Germany; Movie; Im Juli 邦題「太陽に恋して」(2000)

Germany; Movie; Im Juli 邦題「太陽に恋して」(2000)

2011年最初に見たMovie DVDです。Fatih Akinの別の映画をみてそのつながりで選びました。もう10年以上前の映画なんですね。ハンブルグ在住の冴えない数学の教育実習生と、その彼に恋をしている女の子Juliの東欧経由、イスタンブール行きのロードムービー。このあたりの地域に行ったことの無い僕としては風景だけでも楽しめる映画でしたね。

世間様がお休みの7月Juli、主人公Danielの教師実習生は休暇中に路上で売り子をしているJuliに声をかけられ、太陽の指輪を買うとに。そしてそこからドタバタに巻き込まれていきます。物語は難しいことはなく、きれいな女優さんと東欧、トルコの風景を楽しむ、これに尽きる映画です。(そう観ちゃったらあなたも「おっさん」の領域にどっぷりですが。)

映画のtrailer (IMDB)
http://www.imdb.com/video/screenplay/vi4150133273/

Juli役のChristiane Paulさん、 Melek役のIdil Unerさん、Luna役のBranka Katicさん、みんなキレイだねえ。そう言いながら見ていましたが、横で妻MIHOは「おっさんやねえ」とコメントしながらも、トルコ絡みの暗い映画じゃなかったので良かった、との事。


Christiane Paulさん;
Knockin' on Heaven's Door(1997)にもでてるんですね、見たけど全然覚えていません。まだ見ていませんが、The dust of time(2008), Der grosse Katar(2010)もみてみたいな。

Idil Unerさん;
Mostly Marthaにでてるんですな。これは見る予定にしてて、、。

Branka Katicさん;
Strawberries in the Supermarket (2003) 。The Big Picture(2010)も見たい。

Switzerland; チョコ

20101201 Choco
会社に置いてあったチョコレート、第2弾。今度のチョコはSwitzerlandのチョコ。絵的にスイスなのは分かるけど、チョコに書いてあった、urlの.chが気になりました。以前も調べたけど忘れたなあ。

.chはinternet上のcountry codeのtop domainですけど、なんでch?答えは、Helvetic Confederation(ヘルベティア(スイス)人連合)のラテン語、Confoederatio Helvetica のCとHだそうだ。なるほど。

今回のチョコCamille Blochのurl
http://www.camillebloch.ch/en

France; Carrefourのチョコ

20101130 choco
Carrefourのチョコがあった。アメリカじゃあ、見かけません。さて、誰のお土産?だろうか。日本は2010年にCarrefourブランドがなくなったんですよね。東京に居たときは時々千葉のCarrefourに行ったりしましたけどね。初めて行ったCarrefourは多分フランスのニースだと思うけど。

++今日のフランス語?++
lait 牛乳
riz 米
確かにrice puffが入っていました。

Riz au lait(リオレ)という米と牛乳のデザートがありますね。
Blog"Allo!Marcel"さんのところから↓
http://allomarcel.blogspot.com/2010/01/riz-au-lait.html

Germany; Beer;Ayinger at 自宅

20101012Ayinger Beer

Octorberfestは元々は新しいビールの醸造シーズンの幕開けを祝う祭りだったということを書きました。「それじゃあドイツビールを!」、と近所で買ってきたAyinger。Dark wheat beerですが、味は重くはなく飲みやすいBeerでした。よし、これで僕もOctoberfest in 自宅です。新しいお酒の季節を祝う気持ちは、何処へ行っても同じですよね。

ところでMunichのOctoberfestでは参加するBrewaryが限定されるようで、Ayinger Breweryでは田園地帯で小さなお祭りを開いているそうです。なんだかそっちの方が僕にはしっくりきそうです。

Ayinger Brewery ("eye-ing-gr" G:Brauerei Aying)
http://en.ayinger-bier.de/?pid=76

Italy&France; 今日の晩ご飯@Decarli, Beaverton, OR

今日の晩ご飯は、会社の人と急にItalianになりました。

今日は和食な気分ではなかったので、よかった。結局、いろいろと食べ過ぎたので、メインもシェアということで、Codも食べたし、Beef Shortribも食べだし、といった食べ方だったなあ。ちょっと飲み過ぎ。

Italianなので、wineはFelsina Chianti Classico 07でした。スパイシーで石灰質のしっかりした味ががつんと来てから、その後でゆっくりと角の取れた土の香りというTerroirテロワールが浮かぶ、Sangioveseサンジョヴェーゼ100%で作られたwineです。

食後酒にGrand Marnierグラン・マルニエを頂きました。Italianなんですけど、最後はFrenchでしめちゃいましたね。 まあ原料がオレンジとコニャックな訳で甘い、完全にデザートです。いずれにしても、ちょっと飲み過ぎたな。


Wine is not product, wine is the relation.
ワインは単なる製品ではなく、紡ぎだされる関係だ。
そのとおりですね。

Felsina;Canti Classico
http://www.felsina.it/eng/felsina/invitation.asp

Gran Marnier
http://www.grand-marnier.com/dispatch.php

Italian Restaurant "Decalri"
http://decarlirestaurant.com/decarli/WELCOME.html

Lithuania; Prianiki-Russian style gingerbread@Portland, OR

DSC_0126.jpg DSC_0130_20100610203817.jpg
Prianiki-Russian style gingerbread

Ginger is famous spice long used in Asian area and 12C, it was introduced to Europe by explores. Ginger and honey spice flowered in Europe. Especially, in Germany, a gingerbread become familiar. We also familiar with the German folktale Hensel and Gretel's gingerbread house.
Prianiki was one of gingerbreads what is a favorite treat in Russia, Lithuania, Estonia and Poland.
Traditional prianiki is dense, spicy and chewy. But it is not crunchy as is the case with modern ginger cookies. It is perfect with hot black tea.

Portland, ORにはRussia,東欧からの移住者もいらっしゃるという事を書きましたが、それゆえかRussianや東欧のものも手に入ります。会社の同僚がgingerbreadだとして持ってきたものを食べて、初めて食べるのに懐かしい味がする、と思ったものにこのPrianikiがあります。

PrianikiはRussian style gingerbreadとも言われ、RussiaやLithuania, Estonia,Polandで食される伝統ある食べ物です。
私も一度食べてから、頭の片隅にあって`忘れられず東欧系のお店で見つけたので早速購入しました。妻と子はあまりこの濃厚な(dense)味がまだ慣れていないのか、僕が好きだからか、大半を私が食べてしまいました。

DSC_0123.jpg
私が購入したのはLithuaniaのものでした。

Lithuania(リトアニア)ってどーこだ?
ここ-> Lithuania by wikipedia

Book; Memoires d'Hadrien - ユルスナールの靴

200px-Bust_Hadrian_Musei_Capitolini_MC817[1]

マンガ「テルマエロマエ」の時代背景はハドリアヌス帝(在位;10 August 117 ? 10 July 138)となっていて、Marguerite Yourcenar(マルグリット・ユルスナール 1903-1987)の"Memoires d'Hadrien"(1951)「ハドリアヌス帝の回想」(多田智満子訳、白水社、2001年)をちゃんと読んでいないことを思い出しました。M.Yourcenarの本は何冊か持っていますが、この本は結局図書館で借りて読もうと、何度かやって時間がなくてちゃんと読めていない作品なんですよね。
駐在する前にこの本を買った、と思っていたんですが、買ってませんでした。昨日本棚を見て「ああ、買っていない」ということを再認識しました。買っていたら、この本を持ってこないとは考えられないですね。日本の本棚にも、トランクルームにも入っていないはずです。そして、友人にも貸していないはず。

20100511 Bookユルスナールの靴

そんなことを見ながら本棚を夜中にふらっと眺めていて、須賀敦子著「ユルスナールの靴」を読み始めました。これは作者の生前最後の著作で、M.Yourcenarとその作品の作中人物に注目して紡がれた作品です。静謐な文章を残したM. Yourcenarとそれをなぞるかのような文を書いた、須賀敦子の作品、2人の女性を重ねながら、今晩も続きを読みます。


ハドリアヌス帝の回想
作家が20歳のときに構想され、その後一時的な放棄の期間を経て48歳でようやく完成をみた作品だそうです。ユルスナールの最も有名な作品。
http://www.syugo.com/3rd/germinal/review/0056.html

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