福岡発、海のこと・山のこと -標高580mに生きる
FC2ブログ
    • プロフィール

      海彦山彦

      Author:海彦山彦
      海彦山彦のブログ、
      「福岡発、海のこと・山のこと」に
      ようこそ。
      福岡県宗像市在住の
      海と山と映画が大好きな
      アートディレクターです。

    • メールフォーム

      名前:
      メール:
      件名:
      本文:

    • 検索フォーム

    • QRコード

      QR

    2018/04/24(Tue)

    標高580mに生きる

    18424.jpg

    先日、朝倉市黒川復興プロジェクトのお手伝いに参加してきましたが
    その日の現場は、東峰村との境に位置する標高500mの牟田集落のさらに一番上の民家でした。

    水害当日、集落のみなさん8名は全員無事でしたが、赤谷川や佐多川の氾濫で道路は寸断、
    小石原に抜ける林道も土砂崩れで通れず孤立し、地区の方全員が自衛隊のヘリで救助された場所です。

    水害後、この集落よりもう少し標高が低い場所にある集落は、今は完全に無人と化し、
    赤谷方面は通行止めが続き、買い物も通院もかなり遠回りを余儀なくされています。

    そんな集落の一番上の民家の背後の崩れた土手の養生に行ったわけですが
    ご高齢のご夫婦だけが住まう自宅の周囲は花が咲き乱れ、
    津江方面の山々も見える別天地のような場所でした。

    おばあちゃんと昼食後に、
    縁側で日向ぼっこしながらここでの暮らしを伺いましたが
    やはり不便だけど、ここが一番いいとのこと。

    今はもう梨の栽培も止めて、いくつかある耕作地で採れる野菜を中心とした
    自給自足の生活に満足のご様子でした。

    標高580m。
    きっと冬は厳しく、ここを訪れる人は地区の方か郵便屋さんぐらいの静かすぎる暮らし。
    聞こえて来るのは風の音と小鳥のさえずり、カエルの声ぐらい。
    でも、それがここでの暮らしの音なんだろうなと感じた1日でした。
    Home | Category : 災害ボランティア |  コメントアイコン Comment4  |  Trackback0

    トラックバック ▼


    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

    コメント ▼


        
    • 牟田

      牟田にも赤谷から走ってきて県道を下って以来いっておりませんが、県道もなかなか完成せずです。復興が優先なので市道の工事も10年くらい遅れています。最近坂本龍一のフアミリーヒストリーが合っていましたが、先祖は三奈木荷原地区の坂の下の坂本さんがルーツのようでした。この近くも被災地です。彼のお父さんも私たちの先輩だったようで朝中の出身です。河出書房の編集者として新人発掘に力を注いでいたということです。三島由紀夫とか・・。

    • 牟田

      CJNさん、コメントありがとうございます。
      牟田も今は佐多経由の道しかありません。
      白石林道も道がまだ不安定のようでみなさん、不便な暮らしを強いられていいます。
      坂本龍一のフアミリーヒストリー、見損ないました。残念。

    • 再放送が真夜中によくあっています。

      再放送を録画すれば見る事が出来ると思います。
      1日も市美化に行こうかと思っています。耳管の調子が良くないようです。

    • 耳、お大事に

      CJNさん、その後風邪はいかがですか?
      再放送、探してみます。
      27日は遠賀郡の超低山、28日は佐賀の城址の山巡り、
      29日はボランティアの前に田川の超低山、
      そして昨日は西山山系をルート開拓して南北に縦走しました。
      少々疲れています。

    Home Home | Top Top