D・Cの超卵~(元)男子中学生のウルトラエッグ~ 2021年08月
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D・Cの超卵~(元)男子中学生のウルトラエッグ~

男子中学生(DC)の時に、ウルトラエッグ(超卵)を紹介する為に始めた
ウルトラマンシリーズの玩具紹介と最新作の感想を中心としたブログです。
管理人は社会人となり、ブログは10周年突破!ありがとうございます!

「ウルトラマントリガー ファンブック」付録 セブンガーキー 超硬芯回転鉄拳Ver レビュー


「ウルトラマントリガー ファンブック」付録
セブンガーキー 超硬芯回転鉄拳Ver



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・価  格:1599円(税込)
・発売日:2021年8月30日(月)


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毎年恒例だったのに、昨年は1度も付録として商品化され無かったメダルと異なり
ガッツハイパーキーは前回から約1ヶ月しか経っていないにも関わらず
なんと2本目の付録限定ガッツハイパーキーが登場。
今回の付録に抜擢されたのは大人気のセブンガー!
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しかも、先行して発売されている左のガシャポン版とは異なる
新たなるデザインの超硬芯回転鉄拳Verで付録化です。
今回も付録という事で、もちろんDX版では無く
単体で音声が鳴らないGP/SGと同仕様ですが
ベリアル同様、外観はDX版の金型が流用されているので
端子上部の識別用スイッチも残っています。
では、DXガッツスパークレンスで音声確認です。

 スパークレンス装填時音声「ドリルナックル!」
 ガンモード時専用攻撃音あり(GP版セブンガーとは別音声)
 スパークレンス時怪獣キー共通待機音・変身音
 名前:「セブンガー」 (LED:赤)
 鳴き声あり(GP版と同じ)



■最後に


まさかの2カ月連続で発売となった付録限定ハイパーキー。
2本目にチョイスされたのはセブンガーの別Verでしたが
主役ウルトラマンでも無いのに、2形態商品化されるセブンガーの大人気っぷりは凄い!!!
派生形態が商品化されないウルトラマンもいっぱい居るというのに・・・w
その大人気っぷりを象徴するかのように
まさかの超硬芯回転鉄拳Ver用の専用音声が用意されているのもビックリ。
とんでもない優遇・・・流石『Z』影の主役・・・!

書籍の方も一応「トリガー ファンブック」というタイトルなのに
表紙のセブンガーの主張が強すぎて、誰の本なのか分からないという・・・w
内容に関しましても、『トリガー』に関しての目新しい情報は特に無し。
(強いて言えば、来月以降劇中に登場するであろうとある怪獣キーが初お披露目。)
その代わり、この『トリガーファンブック』でしか読む事の出来ない
・漫画『戦え!セブンガー』の完全新規のお話
・『Z』のスピンオフの内容を踏まえた、写真付のセブンガー時系列表

この2つが本当に素晴らしい・・・って「Z ファンブック」になってるじゃないですか!w
漫画の『戦え!セブンガー』はTV本編最終回で突然登場した
超硬芯回転鉄拳とバコさんの知られざる秘話が判明しますし
セブンガー時系列表は
TV本編・漫画・『セブンガーファイト』・『擲命のデシジョン・ハイト 』における
セブンガーの全てのバトルが何年何月に起きたのかを完全に網羅。

『Z』世界の重要な出来事でありながら、TV本編ではほとんど語られない
セブンガーが世界中に認められたナメゴン戦の新聞記事が
大きめに掲載されているのも嬉しかったですね~
『Z』ファンの必携の素晴らしい情報量の時系列表に仕上がっていますよ!
ハイパーキーのザ☆ドリルな効果音もクセになりますし
『トリガー』ファンもただのバリエーションと思わず・・・!オススメですよ・・・!

以上!「トリガー ファンブック」付録セブンガーキー 超硬芯回転鉄拳Verのレビューでした。
それでは~


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  1. 2021/08/31(火) 10:48:25|
  2. ウルトラマントリガー玩具レビュー
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戦え!セブンガー 第5・6話&特別編 感想

DC超卵です
本日発売の書籍「ウルトラマントリガー ファンブック」に掲載されていたのですが
なんと今の段階で2022年に「トリガー超全集」が発売される事が決定済w
まあ・・・毎年滅茶苦茶売れてますもんね・・・出ない訳が無い・・・
ファンとしても出して貰えないと困りますしw
『トリガー』もTVでは語り切れなかった裏設定が無数にありそうで
それが超全集で明かされるのが今から待ち遠しくて仕方ないですw

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毎月1日ごろ発売の「てれびくん」で絶賛連載中の漫画『戦え!セブンガー』。
『Z』の田口清隆メイン監督が脚本完全監修という事で漫画の出来事は全て正史!
『Z』の世界観の深みがさらに増す、『Z』ファン必読の漫画なのですが
各話こだわりが素晴らし過ぎて、語りたい事が多すぎる!w
ただ、1話を語るのに1記事使う程でも無いという微妙な文章量でして・・・w
今回キリ良く3話分の感想が溜まったので、記事にさせて頂きます・・・


■恐怖の赤い雲!レッドスモーギの猛威


まずは8月1日発売の「てれびくん 9月号」に掲載されていた第5話から。
サブタイトルでネタバレしてしまっていますがw
なんと『ザ☆ウルトラマン』より、雲怪獣 レッドスモーギが参戦!!!
百体怪獣 ベリュドラの身体を構成する怪獣の中に
手違いで『帰マン』のザザーンが2体居たので
デザインが似ていたので、レッドスモーギとして赤く塗られて
ベリュドラ軍団に仲間入りした結果
記念すべき『列伝』第100話でベリュドラを構成する1体として紹介された
あのレッドスモーギですよ!!!!!!!!!!!

不思議な赤い雲を調査しに行ったハルキのセブンガーでしたが
その正体はまさかのレッドスモーギ!
レッドスモーギを倒せる唯一の方法は水分を飛ばす事なのですが
あいにく、その日の天気は土砂降り!!!w
絶体絶命のピンチの中、ハルキが見つけた逆転のチャンスとは・・・!?

このお話で語りたかったのがバコさんの台詞!!!
バコさんがハルキの逆転のアイデアを聞いて
セブンガーのとあるパーツは絶対に壊れないようにしてあると宣言するのですが
そのパーツがですね・・・
公式小説『擲命のデシジョン・ハイト ーストレイジ創設物語ー』のあのパーツなんですよ・・・
セブンガーの運命、いやストレイジの運命を左右したあの事件を経て
ついに完璧に改良されたんだな・・・と思うと、涙腺が危ない・・・
このTV本編と繋がるのではなく、スピンオフとスピンオフが繋がる
オタクにしか分からない展開・・・大好物&大満足です・・・


■サメクジラを倒せ!ドリルアタック完成秘話


お次は30日発売「トリガー ファンブック」に掲載の特別編!!!
『トリガー』のファンブックと言っているのに
漫画が載っちゃうセブンガー・・・凄い・・・
付録の超硬芯回転鉄拳Verのセブンガーキーにちなんで
漫画の方も超硬芯回転鉄拳に着目したお話に。
『Z』TV本編では最終回でいきなり登場したドリルでしたが
実はセブンガー退役後(ブルトン戦直前)の段階で
既に超硬芯回転鉄拳は完成していた事が判明。


さらに表紙にもある通り、今回セブンガーに乗るのはバコさん!
『擲命のデシジョン・ハイト』を読んでいる人にだけ分かる
ヘルメットの「TEST-7」という文字が涙を誘いますね・・・
対戦相手はまさかの成体になった完全体サメクジラという事で
鼻先のドリルVS超硬芯回転鉄拳の夢の対決も実現!
その勝負の行方は是非、誌面でご確認下さい。

また「トリガー ファンブック」で1番注目して頂きたいのが
TV本編・漫画・『セブンガーファイト』・『擲命のデシジョン・ハイト』における
セブンガーの全てのバトルが何年何月に起きたのか完全に整理された
写真付きのセブンガー時系列表!!!

大きい写真でセブンガーの初陣であるナメゴン戦の新聞記事を見る事が出来ますし
超全集では文字だけだった、セブンガーファイトと漫画版の順番を
写真付きで見れるというのは中々たまりませんよ・・・
Z』ファンの方は是非手に入れて欲しい「トリガーファンブック」です。アレ・・・?


■俊足の大怪獣!イダテンランを止めろ!


最後は9月1日発売の「てれびくん 10月号」掲載されている最新話の第6話!
サブタイトルに書いてあるとおり、今回は『80』よりマラソン怪獣 イダテンランが登場!w
いやぁ・・・毎回絶妙な怪獣チョイスですけど
なんですか・・・ここに来てイダテンランって・・・
今回はマラソン小僧の姿は見せず、いきなり怪獣形態で登場し
『80』の時同様、所構わず走り回って各地を破壊。
そんなイダテンランのランコースの先にはダムがあり
このままだとダムも破壊され、近隣は水没の危機。
ハルキの乗ったセブンガーが並走しますが、追い付けない・・・!

驚異のスピードで疾走するイダテンランに対抗するために、バコさんが閃いたアイデアは
これまたTV本編ではやっていなかったセブンガーの隠し機能!
確かにこの機能はやりそうでやっていなかった!w
そしてこの機能が搭載されたのには
きっと『擲命のデシジョン・ハイト』のあの一件があったからんだろうな・・・って
『擲命のデシジョン・ハイト』重要過ぎませんか?
確かに、ストレイジが出来た理由・セブンガーが出来た理由
そしてジャグラーがヘビクラ隊長になった理由といった
『Z』の世界観の根底を構成している真実が明らかになる小説ではありますが
ここまで色々なスピンオフに生かされる作品になるとは・・・



という訳で3話とも『Z』の世界観がさらに広がる漫画で
田口監督の監修っぷりと整合性の合わせ方に震えております・・・w
『戦え!セブンガー』は「てれびくん」での連載はもちろん
「TSUBURAYA IMAGINATION」でも読む事が可能!
「IMAGINATION」には『擲命のデシジョン・ハイト』も
『セブンガーファイト』もありますし、『Z』にドップリハマるには最適ですねw
『Z』ファンの方は月額500円で『Z』の世界に浸ってみては如何でしょうか。
そういえば『トリガー』の『Z』客演回はこれらのスピンオフが関係ありそうで・・・?
以上!戦え!セブンガーの感想でした。
それでは~
  1. 2021/08/31(火) 00:25:48|
  2. ウルトラマンZ
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ウルサマ2021 ライブステージ第2部「ウルトラブレイブストーリー~新たなる伝説の始まり~」 感想

DC超卵です
https://www.nhk.jp/p/switch-int/ts/MPZZ23W13W/episode/te/VWY67PRW97/
昨日放送された、『SWITCHインタビュー達人達』見られましたか!
『シン・ウルトラマン』が気になるみうらじゅんさんが
監督である樋口真嗣さんに色々と聞いてしまうという内容でしたが
制限が多くある中で初代ウルトラマンという傑作を創り上げた
円谷一さんや金城哲夫さんなどの偉大なる先人達の志を受け継ぎ
先人達が制限が無い中で創りたかった本当のウルトラマンを目指している事
今言えるのがネロンガとガボラだけで、登場怪獣がそれだけな訳無いという衝撃発言も!
さらに『シン・ウルトラマン』の絵コンテをみうらさんに2つお見せするシーンがあり
1つはモザイクが入っていましたが、みうらさんが口で説明してくれましたし
もう1つは現在公開されている特報にも無い
ウルトラマンが登場しているシーンをモザイク無しで初お披露目!

このお披露目されたカットがまた
ウルトラマンファンなら一度は妄想するような理想的な画で興奮しましたし
モザイク入りの部分もみうらさんのコメントが意味深過ぎて気になり過ぎますよ!w
はぁぁ~!現在まだ製作中との事ですが早く見たい!
樋口監督が目指している『シン・ウルトラマン』の完成形も分かりましたし
さらに公開が待ち遠しくなってしまい、困ってしまうのでした・・・w
NHKプラスで見逃し配信しているようなので、お披露目された絵コンテが気になる方は要チェック!
他にも『シン・ウルトラマン』のヒントになるようなコメントが満載でした!

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https://www.ultra-expo.com/summer/2021/
7月22日から1ヶ月に渡り開催されていた
『ウルトラヒーローズEXPO2021 サマーフェスティバル』が本日最終日!
毎日開催されていたライブステージも本日千秋楽を迎え
その千秋楽公演がオンラインで有料配信されました!!!

冒頭映像がYoutubeで配信されていますので
見ようか迷っている方は早速ご覧になって貰いたいのですが
いや、もう冒頭からヤバくないですかコレ?
いきなり登場してくれる『トリガー』版 闇の三巨人も痺れますし
間髪入れずにタルタロス&Wアーリーもド派手に登場!
そこに駆け付けたのは
トリガー・リブット・ゼット+ベリアロク・ギンガ+ビクトリーという
ウルトラリーグもビックリの超豪華メンバー!!!
最新技術で一瞬にしてキングジョーランチャーを装備してしまうビクトリー
ベリアル アーリーVSベリアロクとなんていう夢の共演もあって大満足!
そういえば来週の『トリガー』や今回のステージでは
ゼットオリジナルでベリアロクを装備していますが
設定上、ベリアロクはデルタライズクローじゃないと扱えないはず・・・
何か来週の『トリガー』で説明されるんですかね~?
トリガーの3タイプチェンジもスタイリッシュに決まっていますし
この冒頭だけでも見応えがあるのではないでしょうか。

しかし、驚くなかれ!この後、本編があと約35分くらいある訳ですよ!
ネタバレになってしまうので、詳しい内容は伏せますが
トリガーがRPGゲームの世界に紛れ込んでしまい
パーティーを組む為の仲間を探して、打倒魔王を目指すという
ライブステージだからこそ出来る、中々突飛な世界観!w
しかしこれが進化したスクリーンの映像技術のおかげもあって
本当にウルトラマンのRPGゲームを体験しているかのようで面白い!
必殺技を撃つたびに、しっかり「▶とくぎ」のコマンドから選択したり
タイプチェンジする時に、キャラセレクト画面風になったり

ライブステージだからこそ出来る楽しい演出が満載!!!
魔王打倒のために必要なパーティーはトリガーの他にあと5人必要なのですが
熱血過ぎるおバカな新米ウルトラマンやとにかくコメディな仲良し三兄妹に加えw
最後の1人が中々のサプライズで声が出てしまいましたッッッ!

終盤のクライマックスでも
TVではやらなかった衝撃のメンバー過ぎるガンマイリュージョン
最終決戦で駆けつけるウルトラヒーロー達の格好良さなどなど見所満載!
ああ~!!!全部言いたいんですけどねぇ・・w 
戦闘シーンだけでなく、ドラマもしっかりと練られていて
皆の笑顔を夢見るケンゴが主役だからこそのお話に仕上がっており
ラストのラストでは鼻の奥がツ~ンとなりました。

ドラマも!戦闘シーンも!サプライズも!
全てが盛り沢山で大満足のライブステージ!!!
https://ultraman.spwn.jp/events/21082916-ultra-expo-stage2
そんなライブステージが1600円で見れるんですって・・・!!!
いや、もう本当に劇場版級の夢の共演と大迫力バトルになってますから
こんな絶好のチャンスを逃しちゃうなんて本当に勿体ない!
9/2(木)より見逃し配信開始という事で今のうちにチケットを用意しておきましょう!
https://ultraman.spwn.jp/events/21080716-ultra-expo-stage1
そしてこちらも最高だった
ライブステージ第1部「未来を生きる君たちへ 超古代の伝説」は
なんと見逃し配信が本日21時まで・・・!
第2部に匹敵する大迫力バトルがこちらもたったの1600円!
第2部に繋がる要素もありますし、併せてご覧になって頂きたいですね!

ウルサマも本日で最終日という事で夏の終わりを感じる今日この頃・・・
ライブステージのオンライン配信で地方でも夏を感じられてはいかがでしょうか!
以上!ウルサマ2021 ライブステージ第2部
「ウルトラブレイブストーリー~新たなる伝説の始まり~」の感想でした。
それでは~
  1. 2021/08/29(日) 18:00:16|
  2. ウルトラマントリガー
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ウルトラ怪獣シリーズ154 サタンデロス

ウルトラ怪獣シリーズ154
サタンデロス
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発売日:2021年8月  定価:600円(税別)
※発売当時
【現在は生産終了】
初登場作品:2021年 TV
『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』
第6話「一時間の悪魔」
『タイガ』で初登場したギガデロスは
宇宙にまだ数多く存在している事が示唆されていましたが
そのギガデロスの中の1体を何者かが強奪しカスタマイズ。
新たなる姿 サタンデロスとなって『トリガー』の宇宙を襲いました。
光線を受けると分身するのがギガデロスの特徴でしたが
サタンデロスはその分身能力を廃して超強力バリアを装備。
バリアを発動させながら1時間行動させるのに
23時間の充電を必要とする為
1日に1時間しか暴れない事から【一時間の悪魔】として恐れられました。

ソフビは現在も発売されているギガデロスの四肢が流用されており
胸部装甲の形状の違いを再現する為に、上半身だけ新規造形。
塗装は劇中に比べると、少々寂しいですが
とにかく背が高くてボリュームがあるので
お得感のある格好良いソフビに仕上がっています。
可動部分は両腕・腰の3カ所です。
タグ
UM02_154.jpg
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怪獣111 ギガデロスと比較。
先述の通り、造形はほとんどギガデロスと同じ。
胸部の形状の違いを再現する為に上半身のみ新造形になっています。
ソフビを出すなら、上半身も同じデザインの方が
新規造形の手間が省けてコストも抑えられるはずなので
「なんでわざわざ胸部に装甲を足したんだろう・・・」と思いましたが
物語を盛り上げる為にあの装甲は必要不可欠でしたね。
また、ギガデロスはラメ入りのガンメタっぽい成型色でしたが
サタンデロスはツヤ消しの黒い成型色に変更されているのも特徴。
サタンデロスの方がシックで大人っぽい印象を受けますね。
(ロボット怪獣の大人っぽいってなんだ・・・?)
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ヒーロー82 トリガースカイ怪獣150 ヒュドラムと比較。
ギガデロスの金型が流用されているので
ギガデロスの1番の強みだった大迫力のサイズは健在。
この背の高さと肩幅・腕の大きさで
左右のトリガー・ヒュドラムと同じお値段ですからね?
お子さまが手で握りしめたら手の平からハミ出しそうで
かなり満足感のある怪獣ソフビになるんじゃないでしょうか。


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  1. 2021/08/28(土) 13:08:42|
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ウルトラマントリガー 第6話「一時間の悪魔」 感想

DC超卵です

本日22時からNHK Eテレで放送される
『SWITCHインタビュー達人達』のゲストは
「ゆるキャラ」という言葉の生みの親 みうらじゅんさんと
『シン・ウルトラマン』の監督 樋口真嗣さんという怪獣好きに定評のあるお二人。
番組情報にも書かれていますが
『シン・ウルトラマン』の絵コンテをみうらさんに見せるらしい・・・!?
1月に特報が解禁されてから、何も続報が無い『シン・ウルトラマン』ですが
ついにその秘密のベールを少し脱ぐ時がついに来た・・・!? 
ウルトラシリーズファンは絶対見逃せませんよ!

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さあ!毎週恒例の最新作『トリガー』の放送日ですよ!

今回放送されたのは第6話「一時間の悪魔」です。



ニュージェネは1人の監督が2話撮る、というのが基本であり
メイン監督だけは世界観の土台を固めるために
最初の3話(パイロット)だけ1人で撮る、というのもまたお馴染み。
それ以外の通常話を1人の監督が3話撮るというのは中々稀な事です。
そんな稀な出来事が起きているのがまさに今回で
4・5話に引き続き武居監督が3話連続で登板。
まあ武居監督は『R/B』メイン監督ですから
パイロットの1・2・3話を連続で撮影していますし
3部作だった『R/B』10・11・12話も武居監督が撮られており、慣れたモノでしょうw
『R/B』で2回あった3本撮りの回はどちらもお話が3部作で繋がっていましたが
今回の『トリガー』では1話完結が3本という事で
お話を差別化させるのが難しそう。
果たして3本目となる今回はどんなお話に仕上がっているでしょうか。

冒頭、いきなり謎のロボット怪獣に圧倒されているトリガー。
トリガーがどんなに攻撃を仕掛けても、強力なバリアに弾かれ攻撃が効かない!
3日前、突如地球の無人島に襲来したロボット怪獣は
1日の内、1時間だけ起動して町を破壊し尽くす、まさに一時間の悪魔・・・
(ここの無人島が、寒天で海を再現した名ミニチュアであり
 『Z』でD4レイの実験が行われた、中ノ島試験場の流用でしたね。)


■進撃のヒュドラム

ロボット怪獣に為す術が無いトリガーを見つめていたのは
極上のトレジャーハンター イグニス。
彼は暴れ回るロボット怪獣を見て、何かを思い出しているようで・・・?
イグニスが人間では無く、リシュリア星人である事は
放送開始前から明かされていた情報ではありましたが
今回、登場人物達にイグニスがリシュリア星人である事が発覚し
リシュリア星人は全滅していて
イグニスが最後の生き残りである事も判明しました。
そんなイグニスの故郷であるリシュリア星を滅ぼしたのは、闇の三巨人の1人 ヒュドラム。
ロボット怪獣の残忍かつ狡猾な行動から、ヒュドラムの波動を感じ取ったイグニスは
自らの故郷を滅ぼしたヒュドラムに逆襲する為か
なんとGUTS-SELECTにロボット怪獣の攻略方法を教えてくれるのでした。

今回震えたのが、ラストシーンのイグニスの回想。
燃えさかるリシュリア星に佇むヒュドラムでしたが
3000万年ぶりに食事を楽しんだ・・・という衝撃発言。
マルゥル曰く、イグニスがリシュリア星人最後の生き残りという事ですから
ヒュドラムはイグニス以外の全リシュリア星人を食べたんですね?
正式にはウルトラマンでは無いものの、一応超古代の戦士だったという事で
デザインはウルトラマン風でヒロイックかつスタイリッシュ。
性格も紳士的なので、憎めない敵キャラだと思っていたヒュドラムでしたが
いやぁ・・・これはちょっとイグニスに同情するというか、引くというか・・・
第3話で自分の事を覚えていないヒュドラムに激昂していたイグニスでしたが
そりゃ怒って当然ですよ・・・


■守護神が破壊神に

今回登場した怪獣は惑星破壊神 サタンデロス。
劇中でもマルゥルの口から語られていましたが
かつて『タイガ』の宇宙でイルトさんという科学者が
怪獣被害に遭っていた星々を守るために
惑星守護神 ギガデロスというロボットを大量に開発。
瞬く間に怪獣を撃破して行き、星々を救ったはずでしたが
あの悪魔 ウルトラマントレギアの精神を植え付けられ、全機体が暴走。
星を救う為に開発されたロボットは星を壊滅させてしまった・・・
『タイガ』本編でまだ宇宙に数多くのギガデロスが残っている可能性が示唆されており
恐らくその中の1体をヒュドラムが拾ってきて改造したんでしょうね。

ギガデロスはウルトラマンの光線を受けると分身するという
とんでもないチート能力の持ち主でしたが
今回、サタンデロスはその分身機能を排除した代わりに
1時間だけどんな攻撃も受け付けない超強力バリアを張りながら活動が可能。
そのために23時間エネルギーをチャージする必要があるのは
燃費の悪いカスタムだと思うのですが・・・w
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今回悲しいのが、ギガデロスの時はまだ守護神だった別名が
サタンデロスではついに破壊神になってしまった事。
イルトさんは人々を助ける為にギガデロスを作ったのに
トレギアとかいう最低な奴のおかげで
宇宙各地のギガデロスを破壊する後始末に追われる事に・・・
マルゥルにはギガデロスは守護神だったと言って貰えた事が
せめてもの救い・・・でしょうか。


■男のロマン 総力戦

イグニスからバリア発生装置が胸部にあるという情報を得て
GUTS-SELECTはそれぞれの部門で作戦準備を開始!
タツミ隊長は各隊員をそれぞれの得意分野に迅速に配置。
ナースデッセイの発案と開発をそれぞれ担当した
アキトとマルゥルがナースキャノン砲の出力を調整し
ヒマリさんは何度もガッツファルコンでサタンデロスの動きをシュミレーション。
テッシンさんは準備の段階ではアキトに怒られていましたが
本番では見事、ナースキャノンをサタンデロスに命中させましたね。
最後はイグニスがバリア発生装置に爆弾をセットして爆破。
ついにサタンデロスのバリアを破壊する事に成功しました!!

しかし、惜しくも前回の活動停止から23時間が経過し、サタンデロスは活動を開始。
さあ!ここからはケンゴの出番ですよ!
せっかくカスタムしたサタンデロスを守る為にヒュドラムも登場。
トリガー&GUTS-SELECT VS サタンデロス&ヒュドラムが幕を開けます。
マルチタイプで先制攻撃を仕掛けるトリガーですが
俊敏策士と呼ばれるだけある、ヒュドラムの素早い行動に苦戦。
そこで!トリガーはスカイタイプにチェンジし、スピードでヒュドラムに対抗します!
マルチソードをスカイタイプで使用して、スピードで圧倒するというのは
3タイプチェンジで戦い分けていたティガから
トリガーは3タイプ×3モードの武器で
さらに戦闘バリエーションが増えていて、燃える所!
ただ、スカイタイプでマルチソードが使える
=同じ攻撃力でマルチタイプより速く・多く攻撃出来る
という事なので
マルチタイプ要らないじゃん・・・というツッコミが生まれるのですがw

そんなヒュドラムとの斬り合いの最中に
サタンデロスも侵攻を開始しますが
トリガーが素早く、サークルアームズをスカイアローへ変形!
サタンデロスの足に一矢を放ち、侵攻を停止させました!
今回のYoutube配信のサムネにも使われている
ここのトリガーの横飛びアロー発射がスタイリッシュ過ぎて格好良い・・・
ケンゴ・・・やっぱり植物学者とは思えない戦闘スキルの高さですね・・・
この千載一遇のチャンスを生かして、ガッツファルコンとナースデッセイ号で総攻撃し
見事、ウルトラマンの力を借りずにサタンデロスを撃破!
それを見て、怒り狂ったヒュドラムに対し
トリガーは振り向きざまにランバルト光弾を発射!
こんなセクシーな撃ち方・・・ズルい・・・
オープンセットの特大ナパームでヒュドラムは爆散するのでした。
爆発を見せながら、夕景に立ち上がるトリガーの背中。
夕陽は流石に映像加工なんでしょうけど、非常に美しくて格好良かったですねぇ。


■今週のスピンオフ



まずはYoutubeの『GRFボイスドラマ』から。
今週も昨日の段階でサムネを見てしまい、声が出てしまいましたね・・・w
今回はU-40より、最強の勇者 ウルトラマンジョーニアスが来訪!
なんと大賢者もギャラクシーレスキューフォースに賛同しており
有事の際はU-40のウルトラの戦士達が協力すると約束。
まず、戦神とジョーニアスが話し合っているというのも凄いですし
2021年にU-40の世界観が広がるというのも凄い・・・
エレクやロトも来訪するとの事でしたが、もしかしてスーツ化の伏線・・・!?

さらにボイスドラマの原点 『トライスクワッド ボイスドラマ』より
タイタスがかつて使節団として訪れ、力の賢者という称号を授かった
U-40と友好な関係を築いている惑星Gも話の中に登場。
『USA』のライバル ソーキン・モンスターに寄生されてたアウサル王13世でしたが
タイタスによってその身を救われ、今は健康に過ごしているようですね。
ちなみにこの惑星GのGはゴールドのGらしく
『X』でガーゴルゴンに追われていたゴールド星人tE・rUの故郷なんだとか!
つまりこの惑星Gのロボット技術はやがてルディアンになって行くのです・・・
最後はアンドロメロスも現れ、ジョーニアスと初対面。
自らをジョーと呼んでくれと友好を深めるのでした。
いやぁ・・・人生で1番見た映像で大活躍だったジョーとメロスが
今こうやって手を取り合っているという奇跡。
この2人は思い入れが深いので・・・本当にもう何と言ったらいいのか・・・
広がり続けるユニバースになんだか泣いちゃいそうです。
そしてあまりに渋すぎるジョーニアスに
なんだか恐縮してしまうリブットとソラさんなのでしたw

≪全話リスト≫
お次は「ツブイマ」無料会員でも見れちゃう『マルっとナビ』!
メトロン星人マルゥルがトリガーにまつわる秘密を教えてくれちゃいます。
今週はサタンデロスのベースとなったギガデロスと戦った
光の勇者 ウルトラマンタイガを紹介!
放送開始前のPVで印象的だった、タロウからタイガスパークを授けられるシーンが使われていましたね~
ちなみにこのPVを撮影したのは、今週の『トリガー』の監督である武居監督なんですよ。 

≪全話リスト≫
お次は「ツブイマ」有料会員のみ見れる『ナースデッセイ開発秘話』!
今回は前回からの続きで、アキトが発案した
ガッツファルコンの検討用雛形が特務3課に到着。
これをどうやって実際の戦闘機サイズに形作るのかが
開発担当であるホッタさんとマルゥルの頑張り所である訳です。
この検討用雛形が完全にDXガッツファルコンであり
変形手順を確認すると言いながら、Youtuberの如くレビューしてくれる
ホッタさんとマルゥルに癒されつつも笑ってしまいましたw

そして今週の『ナースデッセイ開発秘話』はこれまでのお話で1番重要。
先週のTV本編で描かれた、6年前に初めてデスドラゴが現れた際に
何故か「TPC」のマークが付いていたガッツウイング1号の秘密が
ホッタさんの口からほんの少しだけ明かされます。

明確にその秘密が明言された訳ではありませんが
ガッツウイング1号の正体を正解に導くには十分過ぎるヒントであり
この秘密を知った状態で来週から『トリガー』を見れるのがさらに楽しみになりました。
あまりに重要過ぎる情報なので、いずれTV本編でも明かされるでしょうけど
これを月額500円で知れちゃうんですから、未加入の人は絶対入った方が良いです・・・



ケンゴがトリガーとして大活躍するのはもちろんの事
GUTS-SELECTの皆もイグニスも1人1人が大活躍。
サタンデロスはGUTS-SELECTが倒すのも格好良いですし
ヒュドラムが逃げられるのでは無く、しっかりやられるのにもスッキリ。
ドラマパートも特に「ん?」となる描写が無く
登場人物がそれぞれ魅力的に描かれており
これまでの『トリガー』6話の中で1番面白かったです。
最初はどうなる事やらと思いましたが、ここからギアを上げて行って欲しいですね~!

最後は夜の街で複雑な表情で夜空を見上げていたイグニス。
ヒュドラムがあの程度でやられるはずが無く・・・
同族を食い尽くしたヒュドラムを自らの手で葬るため
イグニスが狙うのはケンゴが持っているトリガーの力・・・?
OP映像にある通り、イグニスがトリガーダーク(仮)・・・
あるいはイーヴィルトリガー(仮)になってしまうのか!?
何だかプレバン限定の色違いガッツスパークレンスが出そうな気配がしてきましたよ!w
さて、次回は!

ああ・・・ああ・・・っ!あああああああ!!!
空から落ちてきたロボットは絶対特空機。普通に生きてたヒュドラム。
ヒロユキがタイガになるキッカケとなった
ベビーザンドリアスを肩に乗せているのはバロッサ星人(四代目)。
そして現れた・・・ナツカワ・ハルキ&ウルトラマンゼット!!!!!
この超絶お祭り回を手掛けるのはもちろん!
『Z』メイン監督 田口清隆監督と『Z』のストレイジの生みの親 小柳啓伍さん!
ウルトラ楽しみでございますよォォォォォォォ!

さらに池袋で絶賛開催中の『ウルサマ2021』は明日が最終日!
なんと明日の千秋楽となる
ライブステージ第二部はオンライン配信が予定されていますよ~!
本当にですね、1600円とは思えない圧倒的満足感なんですよ・・・
映画を見るのとほぼ同じ値段ですし、是非これは多くの方に見て欲しい!!!
何やら『大いなる陰謀』や『トリガー』と繋がっているとか・・・?
絶対に見逃せませんよ!!!

以上!ウルトラマントリガー 第6話「一時間の悪魔」の感想でした。
それでは~
  1. 2021/08/28(土) 12:35:14|
  2. ウルトラマントリガー
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『シン・ウルトラマン』への総復習 ~②庵野秀明 劇場作品編 前編~ 

≪≪①へ                 ③へ≫≫

DC超卵です


2021年内の公開に向けて、鋭意製作中である
樋口監督×庵野氏の『シン・ゴジラ』タッグで送る
ウルトラシリーズ55周年記念超大作『シン・ウルトラマン』。
そんな『シン・ウルトラマン』への期待は日に日に高まっており
1日1回は頭のどこかで「シン・ウルトラマンまだかなぁ・・・」と考えております。
そんな『シン・ウルトラマン』への期待を紛らわせるために!!!
『シン・ウルトラマン』を100%楽しめるように、様々な作品のおさらいを開始!
ついでに、皆さんにも『シン・ウルトラマン』を楽しんで頂けるよう
当ブログでもそれらの作品をご紹介して行こうというコーナー!
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名付けて、『シン・ウルトラマン』への総復習!!!
第2弾は、庵野秀明 劇場作品 前編です。


■『帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令(83年)』

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『トップをねらえ!』『ナディア』『エヴァ』といった
様々な名作アニメを手掛けたスタジオ「GAINAX」の前身となる
「DAICON FILM
」が製作した自主特撮映画にして
庵野秀明が総監督の傍ら、生身でウルトラマンを演じた伝説の作品。
『帰ってきたウルトラマン』というタイトルはもちろんの事
各種SEやBGMも全てウルトラシリーズの流用という
権利的にほぼアウトな、アマチュア作品なのですが
庵野秀明が素人時代に撮った映像という資料的価値
自主映画とは思えない、驚異的な完成度の高さから
円谷プロに認められ、Blu-ray化までされているという奇跡の作品なんです。
ちなみに何故『帰ってきた』なのかというと
この作品の前にDAICON FILMでウルトラマンを何本か撮っており
その続編という事で『帰ってきた』が付いているんだとか。

自主映画という事で大規模な撮影は出来ない・・・と見せかけて
ほぼ紙で出てきているらしいコクピットの精巧なセットや
普通の映画ですら難しそうな、超巨大なMAT司令室のセット。
マットアロー1号の大迫力のミニチュアに
オープンセットで撮影された大迫力のバトルシーン!
隊員服も全員分しっかり用意されていて本格的ですし
(何故か『帰マン』では無く、『セブン』オマージュのデザインですが)
敵怪獣であるバグジュエルのデザインも最高に格好良く
素人が作ったとは思えない、圧巻の完成度に仕上がっております。
まあ、参加者のほぼ全員が後にプロになる事を考えると
素人とは呼べない天才の集まりではあるんですけど・・・w

そんな完成度の高い作品をブチ壊してくれるのが
これもまた何故か『セブン』オマージュで
眼鏡をかけて変身する帰ってきたウルトラマンの登場ですよw
体の模様はウインドブレーカーに書いただけ。
必殺武器のウルトラブレスットは庵野氏私物の腕時計。
カラータイマーは爪楊枝の蓋・・・
ウルトラマンのビジュアル以外は本当に完璧なんですw
ただウルトラマン大好きな庵野氏なだけあり
殺陣に関しても中々のキレで再現度も高く
人間の顔が見えていてもウルトラマンに見える事を証明してみせました・・・

隕石が落下して、地表が壊滅してしまう描写や
怪獣に対して核攻撃が決定され、防衛軍内で紛糾するシーンなど
『エヴァ』や『シン・ゴジラ』に繋がるシーンがある事から
きっと『シン・ウルトラマン』にも繋がってくるシーンもあるはず。

もしかしたらシン・ウルトラマンのモーションキャプチャーは庵野氏本人・・・!?
この機会に是非、『シン・ウルトラマン』の原点に立ち返ってみてはいかがでしょうか。


■『ラブ&ポップ(98年)』

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『Air/まごころを、君に(97年)』で魂を削りながら『エヴァ』を完結させ
アニメ製作を続ける事が出来なくなってしまった庵野秀明が手掛けたのは、村上龍原作小説の実写化。
そして庵野秀明初の実写映画監督への挑戦となりました。
夏休みを目前にして、友達とショッピングに来た
高校2年生の吉井裕美はトパーズの指輪に心を奪われる。
こんなに惹かれる指輪をみすみす逃してしまっていいのだろうか?
お店の閉店は21時。閉店まで残された時間は5時間43分。
12万8千円という高価な指輪を女子高生が手に入れる方法は援助交際のみ。   
援交して行く中で出会う男たちは、
裕美には理解出来ない未知の存在ばかりで
17歳の少女にとってはあまりに残酷な体験。
しかし、それを経て裕美は大人になっていた━━━

90年代の女子高生の援助交際にスポットを当てた
非常に生々しくて気持ち悪く、そして美しい映画。
『まごころを、君に』の直後という
庵野秀明が1番尖っていた時期に撮影されただけあり
ドローン・Go Proが無い時代にどうやって撮ったのか分からない
時代を先取りし過ぎているカメラアングルがとにかく奇妙でとにかく最高。
個人的には『まごころを、君に』を遥かに上回る気持ち悪さだと思います。
また、『シン・ゴジラ』でも印象的な
一つのシーンで多数のアングルを切り替えながら見せる必殺技も炸裂。
『ラブ&ポップ』の凄い所は、撮っているカメラの種類がバラバラであり
アングルによって画質も違えば、16:9が4:3にもなるカオスっぷり。
先日の『NHKプロフェッショナル』で仰っていた
画さえ面白ければ、作品として面白くなるという
庵野秀明の作品作りの信条が画面を通して伝わってきます。

この普通の映画では見られない、独創的過ぎるテンポ・アングルのおかげで
脚本に沿って演技が撮影された映画には見えず
98年の女子高生の日常を隠し撮りして、そのまま繋げただけのような迫力がありますし
そして、一部映画ファンの間で語り継がれる伝説のエンディングも凄い。
いやぁ・・・この映画をネタバレ無しで語るのは難しいなぁ・・・
とにかく
女子高生売春に庵野秀明が真っ向から挑んだ
公開から23年経った今も類似作・後継作が出て来ない、唯一無二の映画なのは確か。

きっとこれまでもこれからも、見た事の無い映画になると思います。
この映画の持つパワーと迫力を是非その身て浴びて下さい。
そして衝撃のラストで震えて下さい。

余談ですが、意外と大御所俳優の方が多数出演されており
主役JK4人組の1人は、なんと当時18歳の仲間由紀恵さん。
18歳とは思えないくらい可愛すぎてビビります。
そして援交を持ちかける男の1人として登場するのは浅野忠信さん!
ネタバレになるので詳しくは言えないのですが、ただただヤバいです。
後は声だけではありますが
綾波役:林原めぐみさん・ミサト役:三石琴乃さん・カヲル役:石田彰さんが出演。
重要人物では無く、隠れキャラ的な出演の仕方ではありますが
気付くときっとフフッとなれると思いますよw


■『式日(00年)』

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スタジオジブリの第2のブランドとして立ち上げられた
スタジオカジノの第1回作品は庵野秀明監督の実写作品。
『平成ガメラ3部作』で重要な役どころを演じた藤谷文子さん本人の小説『逃避夢』を原作とし
藤谷文子さん本人が実際にメインヒロインかつ主人公として出演。
もう1人の主人公にして、庵野監督を模した人物【カントク】を
世界的な映画監督である岩井俊二さんが熱演。俳優に初挑戦したそうです。
お2人はこの映画以降、天才同士で話が合うのか親交があるようで
岩井さんが監督された『ラストレター(20年)』では
逆に庵野秀明が初めて俳優デビューする
という逆襲劇もありましたw

物語としては、『まごころを、君に』で精神を擦り減らしてしまった
カントク(庵野秀明)は地元である山口県宇部市に帰省。
そこで毎日「明日が誕生日」だと言う不思議な女性に出会います。
彼女の発言は全て謎に包まれており、彼女の真意を読み取る事は出来ない。
映像に差し込まれるのは儀式当日=【式日】までのカウントダウン。
カウントダウンが進むにつれて、明らかになる彼女の素性。
カウントがゼロになった時、カントクが見たものとは?

この映画、「シン・ゴジラ面白かったから他の実写映画も見てみよー」と
生半可な気持ちで見たら大火傷します。
『まこごろを、君に』や『ラブ&ポップ』とは比べ物にならない
アーティスティックで怪奇で幻想的な、あまりにも奥が深すぎる世界。
庵野秀明という男がエンタメを意識せずに
本気で自分の撮りたい映画を作るとこうなってしまうのかと戦慄します。

意味不明過ぎると酷評される事の多い
『まごころを、君に』や『ヱヴァQ』なんて序の口。
『式日』に比べれば、2作とも全然エンタメ出来てますよ・・・

ただ、決して『式日』を批判したい訳では無くてですね。
あくまでエンタメじゃない=万人受けしないというだけの話で
刺さる人には強烈に刺さる、鋭すぎる棘のような映画なのは間違いないんですよ。
公開当時、主に上映されたのは美術館だったそうですが
そんな美術館での上映に耐えうる映像の美しさは圧巻。
大がかりなセットが組まれた、とある重要な場所は本当に綺麗ですし
藤谷文子さんの衣装も数分に1回変わるのですが
それがもう毎回強烈で、美的センスが無い自分にはついていけない!
映像の美しさに飽きが来る中盤で、自分は少しダレてしまうのですが
後半では謎に満ちていた女性の正体や過去が次第に明かされて行く中で魅せる
藤谷文子さんの狂気に満ちた演技も圧巻!
人には絶対オススメしませんし、自分も完全に理解出来てはいませんが
この高尚過ぎる世界に足を踏み入れた時の優越感
筆舌に尽くしがたいものがありますよ・・・

あとは一般的に美しいと思われる風景の他に
庵野秀明自身の感性で美しいと思う風景も多数登場するのですが
その風景として描かれるのは、地元山口県宇部市の
寂れた駅・老朽化した電車・雨に当たる線路・廃棄ガス溢れる工業地帯・・・
山口県宇部市で実際にロケが行われた、
庵野氏の原風景。
その風景のどこを庵野氏が美しいと思ったのかがフィルムに映っていて
庵野秀明という1人の男の人生と趣味嗜好を計り知る事が出来るので
『式日』を見る前と見た後では
『シン・エヴァ』のあのシーンの味わいがまた一段と深くなるのではないでしょうか。


■『キューティーハニー(04年)』

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漫画・アニメの実写映画ブームが巻き起こった2004年。
『CASSHERN(キャシャーン)』や伝説のクソ映画『デビルマン』が公開され
TVでは『セーラームーン』の実写版もあり、年明けには『鉄人28号』の映画も!
結局頓挫したみたいですが、ハリウッドで『エヴァ』実写化決定というニュースもこの時期出ていたようです。
そんな実写化ブームの最中、当の『エヴァ』の生みの親である庵野秀明は
なんと永井豪原作の伝説のアニメ『キューティーハニー』の実写化に着手。
ちなみに庵野氏は学生時代に人気絶頂期だった『8時だョ!全員集合』をまったく見ず
裏番組である『人造人間キカイダー01』と『キューティーハニー』の初代TVアニメ版(73年)に熱中しており
週明けの月曜日に学校で友達の話にまったくついていけなかったんだとか。

アニメの実写化は原作を忠実に再現(しようとした)作品と
実写化するにあたって、設定を大胆アレンジする作品の2種類がありますが
今回の『キューティーハニー』に至っては後者。
主人公如月ハニーは女子高生からOLに変更され
外国の特殊捜査官やハニーに協力する警察の登場など
現代で本当に『キューティーハニー』の事件が起きたらどうなるかという
庵野秀明お得意のリアル路線にアレンジされているのが特徴
ある意味、『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』の原点ともいえる
『シン・キューティーハニー』
と呼べる作品に仕上がっております。

『キューティーハニー』が『ラブ&ポップ』、『シン・ゴジラ』等の
これまでの庵野実写作品とは大きく異なるのが
『エヴァ』っぽいと称される庵野秀明特有のカメラアングルがまったく無い事。
庵野監督に対してこの言葉は侮辱以外の何物でもないでしょうが
万人が楽しめそうな、普通のB級アクション娯楽映画に仕上がっております。
製作費が企画途中で減ったとか、製作期間が無かったなど色々問題があったようで
庵野監督自身も中々満足行く作品にはならなかったようですが
商業作品として庵野秀明が初めて手掛けた特撮である事は確かであり
冒頭からいきなり『仮面ライダー』第1話の戦闘員に囲まれるライダー1号オマージュや
樋口真嗣に尾上克郎、神谷誠といった日本特撮界のレジェンドを総動員して
贅沢に撮られているミニチュアやアクションシーン等を見ていると
とにかく庵野監督はこれを楽しみながら撮っているなというのが画面を通して伝わってくるんですよw
CGやアクションシーンのショボさ、ドラマパートに差し込まれるギャグなんかは
2021年では見るに堪えない衝撃のサブさですが
庵野秀明実写特撮映画のルーツとしては価値があるのではないでしょうか。
『キューティーハニー』も『シン・ゴジラ』も海ほたるから物語が始まっていますし
『シン・ゴジラ』の人気キャラ尾頭さんを演じた市川実日子さんは
『キューティーハニー』への出演がキッカケで庵野監督と仲良くなっていたり。
『シン・ウルトラマン』にも、何か関係のあるシーンやキャストが出てくるかも・・・

余談ですが、自分はこの04年版の『キューティーハニー』に滅茶苦茶思い入れがありまして・・・
何故かというと、自分が初めて見た庵野秀明作品がこの『キューティーハニー』なんですよ。
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こちらは2004年頃刊行されていた、今は亡き特撮漫画雑誌『特撮エース』。
当時5歳だったDC超卵は、表紙の左側に載っている
創刊号の付録だったバルタン星人フィギュアのためにこの本を買ってもらい
バルタンついでに本の方にも目を通していたのですが
『ウルトラマンコスモス』『アバレンジャー』『仮面ライダー555』といった
当時現役だった日本三大特撮の特集記事と共に
この2004年版『キューティーハニー』の特集記事も組まれており
ただの特撮ヒーロー作品として『キューティーハニー』に興味を抱いていたんですよ。
当時はもちろん『エヴァ』の庵野秀明監督作である事など知る由も無く
確か、DVDのレンタルが出てから速攻で見た記憶があるんですよねぇ。
なので自分が庵野秀明の才能に初めて痺れたのは
『トップをねらえ!』でも『エヴァ』でも無く、幼稚園児の時に見た『ハニー』なのですw

あと、04年版『キューティーハニー』の偉大なる功績を忘れておりました。
それは倖田來未さんの伝説のカバーをこの世に送り出した事。
アニソンのカバーVerなんて大抵批判されるものですが
こんなに世間に受け入れられたカバーVerなんて『キューティーハニー』ぐらいじゃないでしょうか。
この曲もまあ~2004年当時は非常に流行っておりまして。
車のラジオでも常に流れていましたし、確か幼稚園の運動会で踊ったような?
一時期、毎日のようにこの曲を聞いていたのを覚えています。
どういう訳か幼稚園児のDC超卵は浴びるように
この04年版『キューティーハニー』の洗礼を受けておりまして
結果的に庵野秀明に出会うのですから、何かの運命だったのかな・・・w



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写真を撮るために久しぶりにズタボロになった『特撮エース』を引っ張り出して読み直していたら
なんと「私がウルトラマンだった頃・・・」という庵野秀明のインタビューがあり
その中に庵野自身が商業作品としてウルトラマンを撮るなら?という衝撃の質問が!
ページ左側は意図的にピントを合わせていませんが
この左側に他の媒体ではまったく語られていないような
【庵野秀明が『ウルトラマン』を撮るならこうする】という驚愕のヒントが満載!!!
まさか幼少期何気なく買ってもらったこの雑誌が
17年の時を経て、『シン・ウルトラマン』に繋がって来るとは!
これはまた別の記事で詳しく紹介しましょう!

以上!『シン・ウルトラマン』への総復習 ~②庵野秀明 劇場作品 前編~ でした。
それでは~


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  1. 2021/08/27(金) 20:55:38|
  2. シン・ユニバース
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2年ぶりに新作怪獣アーツが帰ってきた!&クレーン限定ソフビ新作も!

DC超卵です
https://tamashii.jp/importance/173/
バンダイの大人向けフィギュアの祭典
「TAMSHII NATION ONLINE 2021」開催記念商品の注文受付ですが
先日、前半戦が行われた際に不正アクセスやサーバーダウンがあった為
本日開催予定だった後半戦から抽選販売に切り替わったようです。
ゼットのアルファエッジを何としてもゲットする為に
今日はバイトを休んで待機していたのですが、意味が無くなってしまいました・・・w
果たして早い者勝ちと抽選、どっちが勝率が上がるのか・・・!
8月30日(月)18時~9月5日(日)23時の期間で抽選受付との事で
欲しい商品がある方は絶対にお見逃しなく。

新商品がほぼ毎月発売され、絶好調のウルトラアーツですが
さらに新商品が昨日解禁になりましたね!

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https://tamashii.jp/item/13704/
S.H.Figuarts ゴルザ


 ■一般店頭販売
 ■2022年1月発売予定 
 ■価格:6500円(税抜)
 ■セット内容
  ・本体


今年生誕25周年を迎えた『ウルトラマンティガ』より
第1話に登場したティガのライバル 超古代怪獣ゴルザがアーツ化!
なんと・・・!怪獣アーツが帰ってきた・・・!
今年の4月にゼットンの一兆度の火球Verが発送されましたが
ただの色違いの再販でしかなかったので
完全新作の怪獣アーツは19年7月発送のブラックキング以来約2年ぶり!!!
しかもブラックキングは魂ウェブ商店限定でしたが、今回のゴルザは一般店頭販売!
『ティガ』人気があるのは分かりますが、まさか怪獣アーツ復活までこぎ付けるとは・・・!
しかも定価6500円という事で、真骨彫ティガ+500円!
フィギュアーツにしては高額な部類ですが、怪獣アーツにしては安い!
これも『ティガ』人気があってこそでしょうか・・・

造形はLSS監修という事で、安定のクオリティですし
頭部を着ぐるみをスキャンデータを元に造形しているという事で
かなり劇中のイメージに近い、素晴らしい再現度に仕上がっていますね。
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ただ、尻尾がまさかのシームレス(軟質素材)という・・・
軟質素材の中に針金が入っており
外観をまったく損ねる事無く、可動するようになっているのですが・・・
少し前なら「凄い再現度だ!」と喜んでいたかもしれませんが
真骨彫ティガで軟質素材を導入した結果
触っただけで塗装が落ちる・可動させると塗装がすぐ剥げると良い所無し・・・
一応、ティガの胴体の軟質素材はTPE素材で
今回のゴルザの尻尾はPVCっぽいので、少し期待出来ますが
今のところ、まだちょっと不安だなぁ・・・と。
ただ、終わったと思っていた怪獣アーツが復活してくれたのは本当に嬉しいので
是非、相方のメルバやファイブキングなどもアーツ化してもらえたら・・・
そしてフィギュアーツ購入者向けアンケートの商品化希望欄に
ガタノゾーアが居るのですが・・・もしかしてもしかします・・・?

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https://tamashii.jp/item/13703/
S.H.Figuarts ガッツウイング1号ガッツウイング2号セット


 ■一般店頭販売
 ■2022年1月発売予定 
 ■価格:2000円(税抜)
 ■セット内容
  ・ガッツウイング1号
  ・ガッツウイング2号
  ・専用台座×2
  ・支柱×2
  ・ワイヤー支柱×2


さらにゴルザより驚いたのが
なんと『ティガ』の防衛チーム「GUTS」の主力戦闘機
ガッツウイング1号&2号がウルトラアーツサイズで単品販売・・・!?
てっきりゴルザの付属品になると思っていたのですが
え・・・?ガッツウイング2機だけで店頭に並ぶんですか・・・?
これは中々攻めた商品内容と言いますか・・・
『ティガ』の人気があるから出来る事なんですかねえ。
台座も付いているとはいえ、飛行機×2千円というのも高いのか・・・安いのか・・・?
写真のワイヤー支柱で自由自在に角度を付けて飾れるのは楽しそうですし
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安定してディスプレイする為の固定支柱も付属する他
1号も2号も差し替え無しでハイパーモードへ変形可能!
商品内容は強気ですが、出来自体はかなり良さそうですね!

これもゴルザ同様、新たなるウルトラアーツ展開の鍵になりそうな商品で
このガッツウイングセットが売れれば、昭和の戦闘機や
今後発売されるであろう平成ウルトラマンのメカニックも
アーツ化される可能性もあるという事ですよね?
ネクサスと一緒にクロムチェスター並べたいなぁ・・・

今回の新商品2点は来週9/3(金)より予約受付開始!!!
パッケージが大きくて邪魔だったので、投げ売り常連だった怪獣アーツと
初めての試み過ぎて、売れるかどうか未知数の戦闘機アーツ。
果たして争奪戦になるのか・・・?それとも余るのか・・・?
自分は3日にもちろん予約させて頂きます・・・!
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https://bpnavi.jp/s/schedule/year_search/toru/11

さらに!例年なら7月に発売されていたものの
今年は発売されなかったので、シリーズが終了してしまったのでは・・・と危惧していた
クレーンゲーム限定のソフビが9月に発売決定!
ああ・・・このクレーン限定ソフビのファンなので本当に嬉しい・・・w
今回は放送中の『トリガー』と大人気『Z』からのラインナップ!

ウルトラマントリガー 石像VER
ウルトラマンティガ ゼペリオン光線VER
ウインダム ウインダムヨウコインパクトVER


トリガーの石像VERは無塗装でファンが喜ぶ
プライズ景品にピッタリな低コストソフビ!w
前弾のティガの石像VERと並べるというのもツウな楽しみ方ですねぇ。
そして25周年で新商品出まくりのティガに新ソフビ!
ゼペリオン光線VERとの事ですが、これはちょっと無理があるような・・・w
ただ紫のクリアとメタリック塗装が綺麗で、格好良いソフビではありますね。
そして・・・セブンガーばかりグッズ化されて
陽の目を浴びていなかったウインダムがついに・・・!
『Z』第17話でバロッサ星人(二代目)からゼットを助ける為に
ヨウコがウインダムで使った必殺技 ヨウコインパクトを完全再現!
おそらく本体はレッドクリアで右手だけイエロークリアという
プライズ景品しては中々コストのかかった成型色の色分け!
クリア素材を使ったおかげで、燃え盛るウインダムをバッチリ再現出来ていますし
プライズ景品にしておくのは勿体ないくらいの再現度!
これは人気が出てしまうんじゃないでしょうか。

今回の3体は9月3日(金)から各店舗に登場予定。
奇しくもゴルザ&ガッツウイングのアーツと同日ですね・・・
25周年という事で商品展開が盛り上がりまくりの『ティガ』!
下半期もまだまだグッズが出そうで、お財布が悲鳴をあげそうです・・・w
以上!新作ウルトラ玩具情報でした。
それでは~
  1. 2021/08/26(木) 16:29:42|
  2. ウルトラマン玩具情報
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『シン・ウルトラマン』への総復習 ~④小松左京編~ 

≪≪③へ                 ⑤へ≫≫

DC超卵です

2021年内の公開に向けて、鋭意製作中である
樋口監督×庵野氏の『シン・ゴジラ』タッグで送る
ウルトラシリーズ55周年記念超大作『シン・ウルトラマン』。
そんな『シン・ウルトラマン』への期待は日に日に高まっており
1日1回は頭のどこかで「シン・ウルトラマンまだかなぁ・・・」と考えております。
そんな『シン・ウルトラマン』への期待を紛らわせるために!!!
『シン・ウルトラマン』を100%楽しめるように、様々な作品のおさらいを開始!
ついでに、皆さんにも『シン・ウルトラマン』を楽しんで頂けるよう
当ブログでもそれらの作品をご紹介して行こうというコーナー!
logo_shin-ultraman.jpg
名付けて、『シン・ウルトラマン』への総復習!!!
第4弾は小松左京編です。


■『シン・ウルトラマン』前に
  小松左京は絶対見るべき


まず、前置きといたしまして
何故、『シン・ウルトラマン』の復習として小松左京作品を見る必要があるのか?
それは樋口真嗣監督のインタビューでハッキリと明言されているからです。
https://bunshun.jp/articles/-/14636
樋口「実はいまぼくらが制作中の『シン・ウルトラマン』(監督・樋口真嗣)にも
   企画・脚本を担当する庵野(秀明)の発案で、ある小松左京的な要素を入れる予定です」


小松左京先生は70年代前半~80年代前半にかけて
日本発のSF超大作映画を数々生み出し
それらの映画は当時の若者たちに大きな影響を与えました。
庵野氏と樋口氏も例外では無く、熱狂的な小松左京ファン代表とも呼べる2人。
樋口氏は小松左京の代表作『日本沈没』を監督として06年にリメイクしましたし
庵野氏に至っては『エヴァ』のTV版から小松左京作品のオマージュに溢れているだけでなく
『シン・ゴジラ』も企画初期の段階から小松左京っぽくしたいと猛プッシュ。
実際の完成映像も小松左京作品の系譜と言っても差し支えない仕上がりでした。
極めつけは25年の集大成となる完結編の『シン・エヴァンゲリオン』。
クライマックスの本当に最後の1番感動するシーンに
まさかの『さよならジュピター』の主題歌を被せて来るという大ファンっぷり。
そんな2人が手掛ける『シン・ウルトラマン』に小松左京要素が入ってない訳が無いんですよ・・・
『シン・ウルトラマン』を100%楽しむ為には、何としても小松左京作品の予習が不可欠な訳です。
さあ、早速行ってみましょう!


■『日本沈没(73年)』



日本の災害パニック映画の原点にして頂点。
タイトルだけなら誰もが聞いた事のある不朽の名作で
小松左京の代表作といえば、なんといってもこの『日本沈没』でしょう。
この『日本沈没』の大ヒットを経て、不謹慎ですが災害パニック映画ブームが発生し
『ウルトラマンレオ』で第1話からいきなり東京が沈没したりと、後続作品にも大きな影響を与えました。

日本列島周辺のマントルの異変により、日本中の休火山が活動を再開し噴火。
さらに、東京を含む各主要都市でも大地震が勃発し、日本は沈没の危機を迎える。
海外への移住を試みる者、敢えて国内に留まる者。
日本の歴史上最大の危機を目前にして、日本人が取った選択は・・・

この映画は不朽の名作過ぎて、自分が語るまでも無いのですが
見た事の無い人は本当に見て頂きたい・・・!!!
2006年版のリメイクやNETFLIXのアニメ版も見ましたが
やっぱり1973年だからこそ作れた、この原典の迫力には勝てないんですよ。
映画らしいド迫力のスケールで作られた
東京のビル群のミニチュアが地震で崩れ去って行く様子や
大量のエキストラを動員して行われた、圧巻の避難シーンに
ビルのガラス片が人混みに振って来て、血の雨になるシーンは必見。
そして日本を代表する名優の方々による、演技の応酬は本当にお見事で
『仮面ライダー』放送終了から1年も経ってない
主人公:小野寺を演じる藤岡弘、氏の熱くて存在感あるキャラクターも魅力的ですし
まともな人なのか、やばい人なのか判別がつかない
小林桂樹氏演じる田所博士の狂気に満ちた活躍もまた見所です。
そして!内閣総理大臣役の丹波哲郎氏のあの凄みを現代で出せる人は居ないでしょう。
伝説の「何もせんほうがええ」は伝説になって当然の名シーンです。

戦後を乗り切り、高度経済成長期を経て大復活を遂げてから
第1次オイルショックに突入し、再び日本の目前に暗雲が立ち込めた
1973年当時の恐怖感が日本の沈没として映画にパッケージングされていて
昭和の激動の時代だから生まれた、緊迫感と臨場感が本当に魅力的な映画。
この、映画で味わう恐怖というのを、未見の方は是非体験されてみてはいかがでしょうか。

 

■『エスパイ(74年)』

sakyo02.jpg
『日本沈没』の翌年に公開されたのは
超能力ブームに便乗して製作された『エスパイ』。
タイトルもそのままエスパー+スパイという単純さです。
超能力に目覚め、その力を正義の為に使うエスパイ国際機構と
某国の首相の暗殺を狙い、世界を混乱に陥れようとする逆エスパイとの戦い!
特にテーマ性のようなものは感じられず、ストーリーは単純明快。
当時最新の特撮技術で描かれた、今見るとちょっと笑っちゃう超能力描写や
この時代だから出来る、大掛かりなセットでの大迫力な最終決戦など
『日本沈没』とは真逆の結構なB級SF映画です。
一応、【愛】の力の強さという話の大筋はありますが
『日本沈没』に比べると、ちょっと陳腐な印象は否めません。
小松先生も意図的にエンタメ寄りに原作を書かれたそうなので
映画もそんなエンタメ性を再現したまで、と言われればそうなのですが・・・

ただ、キャスティングがやっぱり魅力的なのが『エスパイ』の憎めない所で
『日本沈没』に引き続き、メインキャラを務めるのは藤岡弘、氏。
逆エスパイ達との生身のアクションシーンがあるのですが
本郷猛で磨かれた動きがヒロイックで、本当に格好良いんです。
ヒロインの由美かおるさんの『水戸黄門』のお風呂を遥かに超えるお色気シーンや
若かりし頃の草刈正雄さんはマスクが甘すぎて困っちゃう!
正義側エスパイのリーダーを務める加山雄三氏の
74年の時点で出ている大御所感の凄まじさ・・・!
そしてこの『エスパイ』最大の魅力が
逆エスパイのボスを演じる若山富三郎氏ですよ!
もう威厳と凄みが半端ではなく、こんなにボスを演じるのが似合う人がどこに居るのかと・・・
キャスティングは当時にしてもあり得ないくらい豪華ですので
そこに注目して見て頂けると面白いかもしれません。


■『復活の日(80年)』

sakyo03.jpg
『日本沈没』や『エスパイ』で日本や世界で未来に起こりうる悲劇の予知してきた小松先生。
そんな小松先生の作品群の中でも、驚異の再現度で現代を正確に予見したのが『復活の日』。

MM88と呼ばれる某国の細菌兵器がとある事件をキッカケに流出し
世界各国にそのウイルスは流れ、人々は未知の病に苦しむ事に。
マスクをせずに外へ出られなくなり、病院は検査希望者で溢れかえる。
経済は崩壊し、政府も壊滅。ウイルスは瞬く間に人々を飲み込んで行く。

何と小松先生は『復活の日』の原作を執筆された1964年の段階で
未知のウイルスが流行し、全世界がパニックに陥る未来を予見。
『復活の日』はここ1年でさらに評価される事となりました。

そしてこの『復活の日』の最も評価されるべき部分は
何といっても映画としての完成度の高さ。
初見の時は日本もこんな超大作映画を作れた時代があったのかと驚かされましたよ・・・
『エスパイ』に引き続き出演となる、主演の草刈正雄氏を筆頭に
日本人キャストをそうそうたる顔ぶれですし
海外の俳優の方々の出演されている人数も凄まじい!
南極にロケに行ったり、実際の戦艦を借りて撮影したり
今では考えられないお金のかけ方に度肝を抜かれます。
前半と後半で大きく形を変える物語の構成もグイグイ引き込まれますし
我々が直面している現在よりもさらに深刻になっている
日本の病院の描写なんかも本当に凄惨で直視できない・・・
実際にコロナ禍に直面している今、その再現度の高さが浮き彫りになった本作。
逆に直面したからこそ、ツッコミ所になる部分もありますが
それらを差し引いても有り余る、この映画が持つパワー。
1980年にこの映画が公開されていたという事実にただただ感動。
ヒーロー・怪獣・ロボットが登場しない映画で
自分はこの『復活の日』が最もお気に入りの映画です。

今の自分にこの映画の魅力を伝えるほどの
十分な語彙力が無いのが本当に悔しいですね・・・

もう自分の語彙力の限界なので、予告を見てもらうしかない・・・
かつて日本が作り上げたこの超大作を是非。強くオススメします。


■『さよならジュピター(84年)』



『日本沈没』や『復活の日』などの大作映画をヒットさせた小松先生が
次に目を付けたのは、地球よりもさらに大きな舞台である宇宙!
小松先生自らが社長として株式会社イオを立ち上げ、東宝と提携。
約7年の歳月をかけて、小松先生が総監督・脚本を務め完成させた
日本映画史上最大のスケールで送るSF超大作が『さよならジュピター』。
木星を太陽化する計画を進めて行く中で
本当の太陽にブラックホールが接近している事が判明。
太陽を守る為に、ブラックホールに木星をぶつけ
ブラックホールのルートを変更する作戦を人類は立案するが
木星爆破を阻止しようとするジュピター教が現れて・・・

予告を見て頂くと分かる通り、気合の入りっぷりが半端では無く
宇宙船のセットや超巨大な基地のセットなどは
『スターウォーズ』にも引けを取らない、素晴らしいクオリティですし
主演の三浦友和さんを筆頭に、日本人キャストも大物ぞろい。
さらに小松左京作品名物として、海外のキャストの方々も多数参戦し
今の日本映画では考えられないような、凄まじいスケールの映画に仕上がっています・・・
気合を入れ過ぎた結果、暴走してしまって迷走。

様々なテーマを作品に盛り込みたいのは分かるのですが
あまりにも盛り込み過ぎたが故に、それぞれが薄く描写不足であり
最初から最後まで「今のシーンいる?」「今の何だったの?」のオンパレード。
結局、最後まで何を伝えたかったのか分からないまま終わってしまう
ビックリするくらい面白くない映画に仕上がっております。
実は『さよならジュピター』で重要な存在である(そんなに重要か?)
ジュピターゴーストと呼ばれている何かが、幼少期から愛読しているゴジラの怪獣図鑑に載っておりまして
「『さよならジュピター』は怪獣映画なんだ!」と勘違いしてしまい
小学2~3年生の時にDVDを借りて来て見たのですが
人生で初めてDVDを借りてきて後悔したのを強く覚えています。

ただし!ストーリーにツッコミ所があり過ぎるので
愛すべき残念映画として人気が高いのも『さよならジュピター』の特徴の一つ。
SF超大作を期待するとガッカリしてしまいますが
トンデモSFと思って見れば全然楽しめる内容ではあります。
また、小松左京作品の持つパワーは『さよならジュピター』にも受け継がれていますし
その独特で壮大な世界観や格好良すぎるメカデザインなどは
ストーリーはともかくとして、1984年当時の人には衝撃的だったのではないでしょうか。
そして何より素晴らしいのが予告でも使用されている
松任谷由実さんの主題歌『VOYAGER~日付のない墓標~』。
あまりにも名曲過ぎて、ラストにこの曲が流れただけで
凄い名作映画を見たような気分に浸れるのも『さよならジュピター』の不思議な魅力です。

そんな迷作『さよならジュピター』に魅せられた男が一人。
日本が誇るアニメ界きっての鬼才 我らが庵野秀明でございます。
『エヴァ』の物語の舞台である第3新東京市
『さよならジュピター』冒頭で登場する旅客機TOKYO-IIIのもじりですし
自身の生涯の半分を注ぎ込んで来た『エヴァ』の完結編。
そんな集大成の最後の最後の1番良いシーン・・・
何万何億居るか分からない全世界のエヴァファンが最も期待しているシーンに
『VOYAGER~日付のない墓標~』を流してしまうのは最早狂気。
しかし、これがどういう訳か『エヴァ』という作品の
25年の歴史を総括する曲としてピッタリなんですから不思議ですし
その結果、この曲が令和3年にこんなに注目されるなんて、誰が予想出来たでしょうか・・・
庵野氏含め、数多くのクリエイターに絶大な影響を与えた『さよならジュピター』。
『エヴァ』という日本の歴史に残るアニメを締めくくった映画でもある訳ですし
是非、この機会に一度!どれぐらいとんでもないのかご覧になってみてはいかがでしょうか。


■『首都消失(87年)』

sakyo05.png
突如東京が謎の巨大な雲に覆われ、通信が途絶える。
雲の中への通信・通話は不可能であり、日本は大混乱。
首都としての機能を失った東京に代わって、臨時政府を発足し
首都の乗っ取りを画策する、大阪の政治家たちや
東京に残された家族の安否を心配し、救出を試みる人たち。
多くの人たちの思惑が交錯する中、東京はどうなってしまうのか!

うーん・・・この『首都消失』は非常にコメントしづらい映画でして・・・
『さよならジュピター』ほどの残念映画でも無く
『日本沈没』『復活の日』ほど傑作でも無く、特筆する点が無いんですよ・・・
前半は突然、首都機能が完全に消失した場合
日本国内や世界情勢はどのように変化するのかシュミレーション映画。
緊急事態の最中、政界のフィクサーが現れ
政界を大きく動かしていく流れはまさに小松左京作品。
しかもそのフィクサーが丹波哲郎氏なんですからたまりませんよ。

そして物語は中盤から後半にかけて
雲の中の東京の人々を救出する方向へとシフト。
ネタバレになるので、詳しい言及は避けますが
安易な家族愛・恋愛のお涙頂戴路線に移行するので
個人的にはあまりハマれなかったというのが正直な所。
『日本沈没』のような緊迫感もあまり感じられませんし
あくまで娯楽映画・B級映画の域を出ていない作品だと思います。
あとこれは完全なネタバレなので伏字にしますが
雲の正体を明かさないというのはSF映画として如何なものかと・・・

しかし、特撮ファン的に注目したいのは
映画の構成が非常に『シン・ゴジラ』に近いという点。
物語の中心である雲とゴジラの直接被害に遭った人物はまったくストーリーに絡まず
あくまでその被害の外に居る人たちが主要人物であり
その人たちがどうやって物語の中心の災厄を取り払うかが、ストーリーの肝。
『シン・ゴジラ』の後半で大河内首相らを失った矢口と巨災対が
人類の知識と努力を総動員して、ゴジラに立ち向かっていくストーリーは
『首都消失』の物語の構成に非常に近いですね。
唯一、『シン・ゴジラ』に取り入れられていないのは
安易な家族愛・恋愛のお涙頂戴路線だけですし
それを廃した庵野総監督と樋口監督の判断は大正解でしょう。
『シン・ゴジラ』のルーツの一つとして、資料的価値があると思いますし
『シン・ゴジラ』ファンの方は是非『首都消失』もいかがでしょうか。


■最後に
『シン・ウルトラマン』の小松左京要素とは?



稚拙ながら見所をお伝えさせて頂いた、小松左京原作の映画作品5作。
当たり外れはありますが、5本とも公開当時の日本の時代背景が伺える
魅力的な映画であるという事は間違いないでしょう。
そしてこれらの5本の映画には小松左京作品の特徴ともいえる
2つの要素が必ず入っております。
1つ目は日本及び世界に緊急事態が起きた際のリアルシュミレーション。
これは『日本沈没』『復活の日』『首都消失』で色濃く出ている要素ですね。
これらの要素が昇華されて行って『シン・ゴジラ』に到達したのは
ここまでお読みくださった方ならもう分かりでしょう。
2つ目は緊急事態が起きた際に生まれる人間たちの団結力・そして愛。
これは上述の3本に加え
残りの『エスパイ』『さよならジュピター』でも物語の中心を担っている要素。
沈没する日本から日本人を助けたい。愛の力が超能力を進化させる。
未知のウイルスのパンデミックに人類一丸となって立ち向かう。
太陽系壊滅の危機を愛の力で阻止する。愛する者の為、命を懸けて雲に挑む。
全ての小松左京映画作品の根底に流れている共通のテーマは人間愛でした。
210823.jpg
そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。
『ウルトラマン』最終回でゾフィーがウルトラマンに送った言葉
「ウルトラマン、そんなに地球人が好きになったのか。」がオマージュされている
『シン・ウルトラマン』のキャッチコピー。
全てが繋がりましたね・・・
以上、『シン・ウルトラマン』への総復習 ~④小松左京編~ でした。
それでは~

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  1. 2021/08/23(月) 14:28:08|
  2. シン・ユニバース
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GPウルトラメダルEX レビュー


GPウルトラメダルEX



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 ・プレミアムバンダイ限定販売 
 ・価   格:5000円(税込)+送料・手数料
 ・受 付 期 間:2021年4月23日~5月17日
 ・発送開始日:2021年年8月21日

 ・ラインナップ 全12枚セット
  ・ウルトラの母メダル
  ・ユリアンメダル   
  ・ソラメダル
  ・スコットメダル
  ・チャックメダル
  ・ベスメダル
  ・ネオスメダル
  ・セブン21メダル
  ・ボーイメダル
  ・ネクスト ジュネッスメダル
  ・ノアメダル
  ・ゼノンメダル   



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毎度、毎度大人気で、ウルトラシリーズの玩具としては
史上最高峰の争奪戦となったガシャポン(GP) ウルトラメダルシリーズ。
その大好評っぷりを受け、プレミアムバンダイ限定で
未メダル化だったウルトラヒーローが一同に会した超限定セットが登場!
母やノアはこれまでもカプセルやらクリスタルやらで商品化された事がありますが
それ以外の10名は『ギンガ』以降のコレクションアイテム規格での商品化が初という
『Z』の番組人気とウルトラメダル人気のおかげで実現した
商品紹介にある通り、奇跡のラインナップとなっております。
まさかソラさんやボーイ、そしてネクスト ジュネッスがコレクションアイテム化されるなんて・・・!
そんなレアなウルトラヒーロー達を早速音声確認して行きましょう。
今回のセットですが、ウルトラヒーロー達がマイナー過ぎたあまり
DXウルトラゼットライザーには音声が未収録のウルトラヒーローもw
ゼットライザー MEMORIAL EDITIONで音声が追加されているキャラもいるので
追加されている場合はゼットライザー2種の両方の音声を紹介します。

・ウルトラの母メダル
 名前「マザーオブウルトラ」(LED:
 共通変身音
 専用必殺技音声あり(マザー光線)
・ユリアンメダル
 名前「ユリアン」(LED:
 共通変身音
 共通必殺技音
・ソラメダル
 名前「ウルトラヒーロー」(LED:) (DX版)
   「ソラ」             (MEMORIAL版)
 共通変身音
 共通必殺技音
・スコットメダル
 名前「ウルトラヒーロー」(LED:) (DX版)
   「スコット」           (MEMORIAL版)
 共通変身音
 共通必殺技音
・チャックメダル
 名前「ウルトラヒーロー」(LED:) (DX版)
   「チャック」           (MEMORIAL版)
 共通変身音
 共通必殺技音
・ベスメダル
 名前「ウルトラヒーロー」(LED:) (DX版)
   「ベス」             (MEMORIAL版)
 共通変身音
 共通必殺技音
・ネオスメダル
 名前「ネオス」(LED:
 共通変身音
 共通必殺技音
・セブン21メダル
 名前「ウルトラヒーロー」(LED:) (DX版)
   「セブン21」          (MEMORIAL版)
 共通変身音
 共通必殺技音
・ボーイメダル
 名前「ウルトラヒーロー」(LED:) (DX版)
   「ボーイ」            (MEMORIAL版)
 共通変身音
 共通必殺技音
・ネクスト ジュネッスメダル
 名前「ウルトラヒーロー」(LED:) (DX版)
   「ザ・ネクスト」       (MEMORIAL版)
 共通変身音
 共通必殺技音
・ノアメダル
 名前「ノア」(LED:
 共通変身音
 共通必殺技音
・ゼノンメダル
 名前「ゼノン」(LED:
 共通変身音
 共通必殺技音


■最後に


という訳で・・・ビックリするくらいの共通音声ラッシュだった訳ですが・・・w
専用の必殺技音声が入っているのは母のみで
専用の変身音が入っているウルトラヒーローにいたっては1人も居ないというw
そもそも変身音が設定されているウルトラマンの方が少ないので
仕方ないの部分ではあるのですが・・・w
ちなみに唯一、個別音声が収録されている母の必殺技音声は
なんと「マザ~こぉ~せん」というペギー葉山さんの声がゼットライザーから鳴るという
非常にスペシャルな必殺技音声になっておりました。

5000円÷12枚で1枚約420円ほどなので
いつものガシャポンより120円ほど値上がりしているのに
その割に音声はあまり面白く無いという部分はありますが!!!
良いじゃないですか!!!

USAやボーイ、ネクスト ジュネッスが奇跡の商品化を果たしただけで
もうこのセットには言いたいことは何も無ぃ・・・
ちょっと待って!!!
アストラが居ない!!!

ここまで全ウルトラヒーローのウルトラメダル化を目指して
マイナーなウルトラマンを揃えた商品を企画しておいて
アストラを忘れているなんて事はあり得ないはず!
今回が最後のウルトラメダルかと思っていましたが
アストラが居ないので、ウルトラヒーロー勢ぞろいは果たせておらず。
これはまだ、ウルトラメダルの商品化予定があると期待して良いんですか・・・?
21082301_03_.jpg
一応、今回のGPメダルEXの到着を持ちまして
現在商品化されている140種(+スペシャルコンボ用ゼロ2枚)をコンプリート!!!
いやぁ・・・激しい争奪戦ではありましたが
こうやって完璧にコンプリートすると感慨もひとしおですね・・・
しかし!!!こんなに出たのにウルトラヒーローが全員出ていない!!!
レジェンドとサーガも出ていませんし
後は!あわよくば、オーブとジードのフュージョンに使える
ティガのスカイ&パワータイプとオーブ エメリウムスラッガーも
メダル化を待っています!!!!!
以上!GPウルトラメダルEXのレビューでした。
それでは~



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  1. 2021/08/23(月) 13:12:19|
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ウルトラ怪獣シリーズ153 デスドラゴ

ウルトラ怪獣シリーズ153
デスドラゴ
_DSC0972[1]
発売日:2021年8月  定価:600円(税別)
※発売当時
初登場作品:2021年 TV
『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』
第5話「アキトの約束」
『トリガー』の地球において
現代で初めて姿を現した怪獣である事から
【始まりの怪獣】として恐れられているのが
この破壊暴竜 デスドラゴ。
6年前、トリガーが現れる前に出現した際は
シズマ財団会長のミツクニ氏がガッツウイング1号に乗り
右角を欠損させ、撃退する事に成功。
しかしアキト隊員の両親を失うなど、大きな被害を出しました。

ソフビはそんな6年前の姿では無く
現代に現れ、尚且つカルミラに闇の力を注がれた
闇怪獣としてのデスドラゴを再現。
UM01_153_.jpg
目は赤く染まっていますし
欠損した右角も塗装で若干潰れていますが
しっかり細かく造形されています。
サイズもそこそこ大きいですし
実際の着ぐるみもカラフルなデザインではないので
塗装が少なめでもそこまで違和感無し。
成型色の紫が劇中より明る過ぎる気もしますが
中々格好良い怪獣ソフビに仕上がっていますね。
可動部分は両腕・尻尾の3カ所で腰は接着されています。
タグ
UM02_153.jpg
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UM03_153.jpgUM04_153.jpg
怪獣107 ヘルベロス
と比較。
雑誌で初めてデスドラゴの姿を見た際
「ああぁ・・・これはもしや・・・」と思いましたが
実際に劇中で動いた姿を見て、こうやって立体物を手にすると確定ですね。
『タイガ』第1話怪獣にして令和怪獣第1号 ヘルベロスの改造でしょう。
UM05_153.jpg
ちょっと可愛くなってしまいましたがw
腹部や脚部のディティールが完全に同じなのが分かりますでしょうか?
『Z』の怪獣ソフビ人気を受けて
『トリガー』も新作ソフビに力を入れたいんでしょうけど
新作ソフビ=新怪獣の登場という事ですから
着ぐるみを中々新造出来ないので、改造になってしまうんでしょう。
新しい怪獣が見れる喜びもありますが
ヘルベロスにもっと登場してもらって、人気になって欲しかった気持ちもあり
何とも複雑・・・

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  1. 2021/08/21(土) 12:59:29|
  2. ウルトラ怪獣シリーズ        (一般流通・定番)
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ウルトラマントリガー 第5話「アキトの約束」 感想

DC超卵です

いやぁ・・・昨日から配信開始になりましたが
皆さんご覧になりましたか?
プライムビデオ独占配信『庵野秀明+松本人志 対談』!!!
松ちゃん(と敢えて呼ばせてもらいます)がプロデュースしている
『ガキ使』『IPPONグランプリ』『ドキュメンタル』が本当に大好きなので
自分が大ファンな2人が対談するというのが本当に夢のようで・・・
しかも、日本を代表するクリエイター2人の対談の中身が
ゴジラ・エヴァ・ウルトラマン・ライダーというのも素晴らしい。
庵野氏のマニアっぷりに若干引いてる松ちゃんという画も面白かったですしw
『シン・エヴァ』がさらに楽しめるような庵野氏の物創りに対する姿勢が伺え
『シン・ウルトラマン』がさらに楽しめるヒントが対談の中にたくさん詰まっているので
庵野ファン・特撮ファン必見です!!!!!

logo_trigger.png
さあああぁぁぁぁ・・・!待ちわびていましたよこの時を・・・!
本日『ウルトラマントリガー』の最新話が放送されました。

今回放送されたのは第5話「アキトの約束」です。



ようやく・・・ようやくこの日が来ましたよ・・・!
2週間の総集編を経て、3週間ぶりの『トリガー』最新話!
総集編も良いですけど、やっぱり現行作の新作が何と言っても一番!
どれだけこの日を待ちわびた事か!!!

例年のニュージェネと比べると
ドラマ展開が駆け足気味な印象を受けた「トリガー」ですが
どうしても総集編を挟まないといけない事情があったので
1~4話で素早く世界観を設定する必要があったのかなと。
とりあえず2週連続の総集編を終えた今!
ようやく『トリガー』が動き出す時が来たのではないでしょうか!
前作『Z』は第5話の次回予告にジャグラー魔人態が登場し
とんでもないインパクトを叩き付けてくれましたが
『トリガー』も第5話の次回予告にガッツウイング1号が登場するサプライズ!
さあ、引き金を引きましょう!


■始まりの怪獣


突如、地底から姿を現したのは破壊暴竜 デスドラゴ
今から6年前、『トリガー』の地球に初めて姿を現した最初の怪獣であり
GUTS-SELECT設立のキッカケとなった怪獣でもあります。
通常通り任務に当たるGUTS-SELECTの隊員達でしたが
いつもは冷静なはずのアキトが感情的になっており
自らの犠牲を顧みない、危険な行動を取ってしまうほど暴走。
ケンゴがトリガーに変身してアキトを庇った時
デスドラゴは逃げてしまいました。

アキトが怒りに我を忘れてしまった理由は
6年前のデスドラゴ出現により、両親を亡くしていたから。
デスドラゴ出現から15年前(現在の『トリガー』から21年前)に超古代の石碑を発見し
やがて怪獣が出現する事を知ったミツクニさんは
科学者だったアキトの父と共に、極秘裏に対怪獣用戦闘機を開発。
そこで開発されたのは何と『ティガ』の防衛チーム「GUTS」の主力戦闘機
ガッツウイング1号だった━━━。

アキトが何故、幼少期からシズマ家でユナと一緒に暮らしているのか分かりましたし
『トリガー』世界の始まりの一端も垣間見えた重要な回想シーン。
一部の者達だけで対怪獣用装備を秘密裏に用意していたのは
『ガイア』のXIGとアルケミー・スターズを思い出しましたねぇ。
前回の予告で多くの人をザワつかせたガッツウイング1号でしたが
今回はミツクニさんが秘密裏に用意していた戦闘機・・・という説明だけで終わり。
しかし、財団の会長であるミツクニさんが戦闘機の操縦に長けているのは妙ですし
ガッツウイング1号の羽のマーキングが
『トリガー』世界の「TPU」で無く、『ティガ』世界の「TPC」である理由はまだ明かされていません。
『ティガ』の要素をここまでガッツリと出して来たからには
何か謎がもう一捻りある!・・・と信じたい・・・


■主人公としての魅力


今回はサブタイトルからしてアキトが主役であり
ケンゴは若干影薄めの活躍になるかな・・・と思いましたが
まずは冒頭からトリガーに変身して大活躍。
まさかのティガがTV本編だと第41話のイルドに1回だけ使用した
マルチ・スペシウム光線をトリガーが披露してくれるとは!

第1~4話までで、「スマイル!スマイル!」を口癖とし
人々の笑顔の為に戦う事を決意した事が描かれているケンゴですが
現状、1番大事などうしてそこまで笑顔にこだわるのかが描かれておらず
その極端なキャラ付けが作品から浮いてしまっているのが
それ自体が大きな伏線なのでは?と期待しつつも
個人的には『トリガー』1番の不安材料だったり。

一方、今回は笑顔に固執する極端なキャラ付けでは無く
植物学者らしく花言葉でアキトを元気付けたり
皆の笑顔を守る為に戦えるケンゴの優しさがさりげなく描写されていて
ケンゴというキャラクターでは無く、ケンゴという人間に一気に血が通った印象を受けました。
生意気な口の利き方をしてくる4コ下のアキトに
ここまで親身になって接してくれるケンゴは本当に素敵なお兄ちゃん。
後は本っ当に!なんでそこまで笑顔に固執しているのかを早く明かしてくれれば・・・


■厨二心に刺さる


今回初登場した新怪獣デスドラゴ!
6年前に初めて姿を現した際は頭部から立派な角が左右生えていたのですが
ミツクニさんが操るガッツウイング1号の猛攻によって右角を欠損。
今回は左角だけ生えている状態で大暴れしてくれました。
こう・・・上手く言葉に出来ないのですが・・・手負いの片角って【イイ】ですよね・・・
今後、『トリガー』以外の作品に再登場した時は両角が生えていたりするのでしょうか。
ちなみに着ぐるみは色味的にケルビムの改造なのでは?と思われがちですが
本日発売のソフビの記事でも紹介した通り
『タイガ』第1話怪獣であるヘルベロスと腹部や脚部のディティールが完全に一致しております。
『トリガー』は既にカルミラ・ダーゴン・ヒュドラムの3体を新造しているので
怪獣を新造するのに中々予算が回らないんでしょうが
ヘルベロスだと分からないぐらいガラっと印象が変わっているので
こういう形で新しい怪獣を増やすのはありかもしれませんね。

一度はトリガーから逃げ、地底に潜伏していたデスドラゴでしたが
カルミラが闇を送り込んだことにより、目を赤く染めた闇怪獣として覚醒。
さらに破壊力を増した光線を放ちながら、街を蹂躙します。
トリガーはマルチからスカイタイプにチェンジし様子を伺いますが
デスドラゴのパワーアップした光線に苦戦!
ここのサークルアームズをアローから素早くソードに戻し
デスドラゴの光線を防ぐ場面は上手い販促ですよね・・・
植物学者で戦闘経験はまったく無いはずのケンゴですが
先代のトリガーの記憶が流れているおかげなのか
デスドラゴの光線をサークルアームズで吸収するという
機転の利いた逆転のチャンスを掴み
デスドラゴの光線をまとったランバルトアローストライクでデスドラゴを一閃!
煽りのトリガーに陽が射すカットがステキでした。

『トリガー』宇宙において、現代で初めて姿を現した怪獣であるデスドラゴですが
今回は特に出自も説明されずあっさり撃破。
これまでのお話ではデスドラゴ出現以降、怪獣災害が頻発していると言われていましたが
デスドラゴ自体はそこまで重要な存在では無い・・・?
それとも今後のお話でデスドラゴの秘密が明かされたりするのでしょうか。


■ダーゴン揺れる


デスドラゴに苦戦を強いられている中、ダーゴンも出現。
エタニティコアの場所をユザレから探るために、ユザレを宿しているユナを執拗に狙います。
そんなユナを救うために走る、アキトの頭に蘇ったのは
ケンゴがくれた白いバラのおかげで思い出した約束
それは6年前、両親を亡くして塞ぎ込んでいた自分にユナがくれた言葉。
頑張れば、誰だって光になれる。
これは『ティガ』最終回でダイゴがレナに送った言葉であり
『ティガ THE FINAL ODYSSEY』や『劇場版ティガ&ダイナ』でも物語の鍵を握る
『ティガ』という作品が紡いだ、『ティガ』が最も伝えたかったメッセージ。
この言葉を知っているミツクニさんは一体・・・!?
それはさておき、この言葉で立ち直る事がアキトは
世界を守る為に戦う事を決意したユナを・・・
いや!ユナの笑顔を守る事を約束していたのです。
あら、アキトはケンゴの事をうざいと言っておきながら
意外とケンゴにソックリじゃないですか!w

ダーゴンに追い詰められてピンチのユナの元へ
約束を守り、ギリギリで駆けつけたアキト!
エレキングキーで電撃を放ち、ガマクジラキーで放水し感電!
ガシャポンで発売されていたガマクジラキーでしたが、まさか本編に出るなんて・・・
しかし屈強かつ強靭な肉体を持つダーゴンには一切通用しておらず
アキトもダーゴンに投げ飛ばされ絶体絶命!
その時!追い詰められたユナがダーゴンに放ったのは強烈なビンタ!
トリガーの攻撃を食らってもピンピンしているダーゴンに効くはずが無いのですが
どういう訳かダーゴンは見逃してくれたらしく、消滅してしまいました。
なんとか約束を守る事が出来たアキトはユナと一緒にニコニコ。
あ~!この高校生の甘酸っぱい青春!ダイゴとレナに負けてないですよぉぉぉぉ!
一方でダーゴンはユナの強烈なビンダに想い馳せている様子。
第4話ラストでカルミラを信頼していない風のカットが入っていたダーゴンですが
これはもしかして、ユナのピンチを守るためにダーゴンが散ったり・・・?


■今週のスピンオフ



まずはYoutubeの『GRFボイスドラマ』から。
毎週金曜日夜にこのボイスドラマのサムネを見て、声を出してしまうのですが
今週も声が出てしまいました・・・w
今回は冒頭から、静止画で戦闘シーンを演出するというインパクト抜群の画が!
静止画メインだった『タイガ』から、絵が動くようになった『Z』のボイスドラマ。
3年目になるとついに動き回って戦闘シーンが出来るようになりましたか・・・
ベムスターに苦戦を強いられるリブットとアンドロメロスの元に現れたのは
宇宙警備隊のエリートのみ配属が許される、勇士司令部所属のウルトラマンネオス!!!
同じく初代ウルトラマンリメイクであるリブットと並ぶと映えますね・・・
ネオスはOV版が世代ドストライクなので、こうやって陽の目が当たるのが嬉しいですし
今回にいたってはOPのインスト版が流れる大盤振る舞い。
さらにシーサーさんと熱い友情を築いているという・・・
ネオスがさらに深堀りされる令和3年。いやぁ・・・幸せだ・・・

≪全話リスト≫
お次は「ツブイマ」無料会員でも見れちゃう『マルっとナビ』!
メトロン星人マルゥルがトリガーにまつわる秘密を教えてくれちゃいます。
今週は銃から変身アイテムに変形するガッツスパークレンスと似ている
ビクトリアンのショウがビクトリーの変身に使用するビクトリーランサーを紹介。
銃状態で怪獣のスパークドールズを読めば、その怪獣の力を使った銃撃も可能で
びっくりするくらいガッツスパークレンスにソックリなのが強調されておりました。

≪全話リスト≫
お次は「ツブイマ」有料会員のみ見れる『ナースデッセイ開発秘話』!
今回はTV本編と繋がる形でアキトが名前だけ登場。
ホッタさんから大して良いアイデアが出て来ないので
タツミ隊長はアイデア・構想を天才高校生のアキトに任せ
ホッタさんとマルゥルはアキトのアイデアを実現する為の開発に専念する事にw
なんだ天才高校生とは!と怒りを露わにするホッタさんでしたが
実は前回の企画会議で思いついた2モード変形のアイデアがアキトに届いており
アキトがその発想は無かった!とそのアイデアを採用している事が判明。
それを知ったホッタさんは急に機嫌を良くして、開発するぞー!と意気込むのでした。
ガッツファルコンの2モード変形と原型となったアイデアが
ラーメンのアッサリorコッテリから来てると知ったらアキトはどう思うのやら・・・w



まだまだキャラクターの極端なキャラ付けが少し気になりますが
怒涛の販促を終え、ようやくドラマが落ち着いて来た『トリガー』。
1話の中で起承転結が描かれていますし
植物学者のケンゴのバラでアキトがユナの笑顔を守る約束を思い出す・・・といった
それぞれのキャラの基礎設定も十分に生かされていると思います。
そしてチラつく『ティガ』の要素や、さらに深まるミツクニさんの謎など
今後が楽しみになる伏線も多く、来週も楽しみですね~
後は現状ケンゴ・ユナ・アキトだけでストーリーが進んでしまっているので
若干余ってしまっているヒマリ・テッシン・タツミ隊長がどうなるか。
次回以降に期待したいです。

次回は『タイガ』に登場したギガデロスが何者かに改造され
新怪獣サタンデロスとなって『トリガー』の世界に出現。
ギガデロスは光線を当てると分身するという厄介な敵でしたが
サタンデロスは強力なバリアで攻撃そのものが当たらないらしくさらに厄介!
そんなバリアを打開するために協力してくれるのは・・・イグニス!?
何故、サタンデロスが1時間しか動けないのかも気になりますし
マルゥルやアキトも大活躍しそうで、来週も楽しみですねぇ。

以上!ウルトラマントリガー 第5話「アキトの約束」の感想でした。
それでは~

  1. 2021/08/21(土) 12:49:28|
  2. ウルトラマントリガー
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幻界魔剣 ベリアロク-Deathcium Talking Ver. -  レビュー


幻界魔剣 ベリアロク-Deathcium Talking Ver. -
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 ・プレミアムバンダイ限定販売 
 ・価   格:5980円(税込)+送料・手数料
 ・受 付 期 間:2021年2月1日~3月31日
 ・発送開始日:2021年年8月18日
 ・単4電池2本使用(別売)


2020年10月、ゼットの最強形態:デルタライズクローの武器として登場したのは
まさかのベリアルの生首を模した衝撃の剣 ベリアロク!!!
ウルトラシリーズでは初となる、インパクト抜群かつ面白路線の武器に
批判殺到・・・あるいは炎上してもおかしくない諸刃の剣ではありましたが
ベリアル本人の人気と、『Z』本編での大活躍によって人気が大爆発し
一般店頭で販売されたDX版は大好評に!!!
その人気っぷりを受けて、ニュージェネ玩具では初となる
最強形態武器のアップデートVerが初商品化!
いやぁ・・・『Z』人気の凄さは放送当時から実感していましたが
次番組である『トリガー』の放送開始から1ヶ月経っても
今に『Z』玩具が到着し続けている事に改めて驚かされますね・・・w


■本体


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こちらがベリアロク本体。いきなりDX版と比較してみましょう。
それぞれの画像上段がDXベリアロクで、下段が今回のTaliking Ver。
今回はDX版とは異なり、対象年齢が3歳以上から15歳以上に変化した事や
お値段が上がっている事もあり、それに伴って外観が大きくパワーアップ。
商品ページでも紹介されている通り
・成型色が劇中のプロップに忠実なマットな色味に変更。
・ベリアル頭部等が新規造形になり、ネジ穴が消滅。

ネジ穴はパっと見でも分かりやすいですが
成型色の違いはちょっと微妙ですかね・・・w
Taliking Verの方がネイビーに近い成型色になっており
青っぽく映っているのが分かりますでしょうか・・・?
そして!!!
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LEDの色も劇中に忠実なイエローに変更!!!
(※左がDX版、右がTalking Ver)

TV本編で人間が手に持っているベリアロクはDX版ベースなので
元々DX版でもそんなに不満がある玩具では無かったのですが
こうやって少しでも劇中に近付けようと改修してくれたのは嬉しいですよね。


■通常モード

電源をONにすると、LEDの発光と共に
俺様を手にするが良い・・・というベリアロクの台詞音声が発動。
ここからの遊び方はDX版とまったく同じで
口の開閉に連動していない方のトリガーを押せば
通常剣撃音を2種類発動可能。
口の開閉に連動している方のトリガーを長押しすれば
・長押し1回目→「デスシウムクロー!
・長押し2回目→「デスシウムファング!
・長押し3回目→「デスシウムスラッシュ!

長押しした回数に合わせて、必殺技を選択可能。
そこから剣撃音のトリガーを押せば、必殺技音声を発動出来ます。
SEはDX版とまったく同じものでしたね~

そしてここからがお待ちかねの台詞遊びですよ!
今回も文字に起こそうかと思いましたが、諦めました。
なんと・・・
TV本編でベリアロクが喋った全台詞が収録されています。
いやいやいや・・・ありがとうございます・・・ホントに・・・
さらに商品ページではベリアロク・ハルキ・ヘビクラの台詞を収録と記載されており
その後、玩具ブログヨウコの台詞の追加収録が告知されていましたが
いざ届いてみたら、ゼットさんとバロッサ星人(二代目)の台詞までサプライズ収録。
いやぁ・・・ゼットは予想出来ましたけど、バロッサまで入れてくれるなんて・・・
台詞を全部聞くのも一苦労で、大満足ですw

ちなみに通常モードのまま30秒放置すると
おい!おい!俺様を放置するとはいい度胸だ。という
DX版とは異なる音声が鳴り、スリープモードに移行しますw


■デスシウムトーキングモード


口の開閉ボタンを押しながら、電源をONにすると
デスシウムトーキング!という音声と共に特殊モードに移行。
この状態で口の開閉ボタンを短押しする事で
なんとDX版には収録されていなかった技の音声を発動可能!
・短押し1回目→「宇宙の穴か・・・面白い、斬ってみるか!
・短押し2回目→15話特殊攻撃音(グリーザ戦)
・短押し3回目→「見ちゃいられねぇなぁ。おい、ハルキ。
          ヤツに向けて俺様をかざせ。二人を分離させてやる。

・短押し4回目→18話特殊攻撃音(ケムール人からカオリさんを分離させる技)
・短押し5回目→「いろいろと面白いものを斬った。楽しかったぜ・・・。
・短押し6回目→25話特殊攻撃音(デストルドス戦)

劇中通りの流れで、3種類の攻撃音を発動する事が出来ました。
ちなみにこの状態で30秒間放置すると
おいお前!俺様におもしろい話を聞かせろ。という台詞が発動しますw

そして!この商品の目玉であるのが疑似会話遊び!
持ち手部分にDX版には無かったマイクが追加されており
なんとベリアロクに話かけると、本当に返答してくれるのです!
流石に何を言ったかまでは認識してくれないので
頓珍漢な答えが返ってくる事もありますけれどもw
音声は20種類用意されていて何が再生されるかはランダム。
ゼロとジードの決め台詞をもじった、ベリアル本人が言わなそうな台詞や
「ご唱和ください!俺様の名を!ベリアロク!」なんていう台詞も。
さらには話しかけるならマスクをしろ!
顔が近いぞ!デスシウムディスタンスだ!!!というご時世を意識しまくりな迷台詞にw
デスシウムうがいデスシウム手洗い
なんていう新たなるキーワードも爆誕してしまいました・・・


■最後に


近年稀に見る大人気武器玩具となったベリアロク。
まあ、武器というより登場人物の1人なので人気が出るのは当然なのですがw
商品名に「Taliking Ver」と書かれている事から
ベリアロクとの会話遊びに注力した
武器玩具では無く、キャラクターとしての玩具になると期待していたのですが・・・
まず、ネジ穴が無くなった事やLEDが変更された事で
より劇中のプロップに外観が近付いたのは素晴らしいですし
台詞もベリアロクの全会話が収録されていて大満足。
さらにDX版では収録されていなかった、劇中で印象的な技3種も嬉しかったです。

唯一気になったのが、武器遊びを搭載した事による再現度の低下。
劇中のベリアロクはご存じの通り、口をパカパカして喋っているわけですが
DX版は口の開閉トリガーを押すと台詞が再生されるようになっているので
台詞に合わせてパカパカさせようとすると、台詞がどんどん次に行ってしまうんですよね。
これはせっかくトリガーが2つある訳ですから
武器遊びを廃して、剣撃のトリガーを台詞再生ボタンにして
口の開閉ボタンはただ口の開閉だけに専念してくれれば解決出来たと思うのですが
今回のTaliking VerもDX版同様、武器遊びを盛り込んでしまい
Taliking Verと題打っているのに、劇中の喋っているベリアロクを再現出来ていません。
せっかく外観を改修して、劇中に忠実にしてくれたのなら
劇中の喋るベリアロクも徹底的に再現して欲しかったなぁ・・・というのが感想です。
ゼットライザーはもしかしたらウルトラレプリカで数年後出たりするかもしれませんが
変身に使用しないベリアロクが後年リニューアルされる期待値は低く
出来れば今回で決定版として完成させて欲しかったですねぇ。

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  1. 2021/08/20(金) 14:03:42|
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ウルトラ怪獣シリーズ マルゥル スペシャルカラーVER

ウルトラ怪獣シリーズ
マルゥル
スペシャルカラーVER
SP01_112.jpg
発売日:2021年8月定価:700円(税別)
「ウルトラマンヒーローズEXPO サマーフェスティバル2021」会場
全国のウルトラマンショップ限定
初登場作品:2021年 TV
『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』
第2話「未来への飛翔」
夏のウルトラマンイベントが、装いを新たに2年振りに帰ってきた!
その名も「ウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル」
通称「ウルサマ」!!!
そんなウルサマの開催を記念して
毎年恒例夏の限定ソフビが4種登場です。
最後となる4体目はマルゥルのクリアVER。
味方宇宙人のクリアVERが夏に手に入るのは
6年前の『X』のウルフェスを思い出しますねぇ。

造形は通常のマルゥルと同じで
上半身はレッドクリア、両腕はホワイトクリア
そして下半身はブラッククリアと
通常版同様、巧みな色分けで全身クリアが実現されています。
塗装は通常版に比べるとかなり減っているのですが
通常版のようにちゃんと塗装されてしまうと
クリア素材がほとんど見えなくなってしまうので
今回は塗装省略されていて正解では無いでしょうか。
可動部分は両腕のみの2か所で腰は接着されています。
タグ
SP02_112.jpg
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怪獣149 マルゥルと比較。
先述の通り、造形はまったく同じで
全身の塗装が至る所で省略されています。
ただマルゥルは600円にしては塗装され過ぎなので
比較してしまうのは可哀そうな気が・・・
(塗装され過ぎっていうのもおかしな話ですけどね)
クリア素材が生きるので、若干の塗装省略も必要でしょう。
SP04_112.jpg
左からトリガースカイマルチパワーのクリアVERと一緒に。
何とか今年は無事開催された夏のウルトラマンイベント。
自分はご時世もあって、今年も参加する事は出来ませんでしたが
本州の方々が盛り上がっているのを見るとこちらも楽しくなってしまいますねぇ。
また、いつも夏のライブステージは
DVDが出るまで数カ月お預けというのが当たり前でしたが
今年から僅か1600円でオンライン配信が行われ
第一部も第二部のステージもイベント開催中にリアルタイムで楽しめたのは
地方勢としてこれ以上無い喜びです。
限定ソフビも例年通り4体発売され、大満足の夏でした。

そういえば、いつも7月にはクレーン景品のソフビがあったのですが
今年は発売予定が無いようで・・・
約3年続いたクレーン景品もついに終わってしまうのでしょうか・・・!?
〈追記〉
続いていました。


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  1. 2021/08/19(木) 13:26:56|
  2. ウルトラヒーロー・怪獣シリーズ   (限定販売)
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ウルトラヒーローシリーズ ウルトラマントリガー スカイタイプ スペシャルカラーVER

ウルトラヒーローシリーズ
ウルトラマントリガー スカイタイプ
スペシャルカラーVER
SP01_111.jpg
発売日:2021年8月定価:700円(税別)
「ウルトラマンヒーローズEXPO サマーフェスティバル2021」会場
全国のウルトラマンショップ限定
初登場作品:2021年 TV
『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』
夏のウルトラマンイベントが、装いを新たに2年振りに帰ってきた!
その名も「ウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル」
通称「ウルサマ」!!!
そんなウルサマの開催を記念して
毎年恒例夏の限定ソフビが4種登場です。

3体目はトリガースカイタイプのクリアVER。
基本3形態のクリアVERがこれで勢ぞろいです。

造形は通常のトリガースカイと同じで
成型色がクリアネイビー?に変更されているほか
毎度お馴染み、通常版より若干塗装が減っております・・・
この後比較しますが、通常のトリガースカイと印象がかなり違うので
これはこれで格好良いのではないでしょうか。
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ヒーロー83 トリガー(スカイ)と比較。
先述の通り、造形はまったく同じ。
クリアVERは全身の水色の模様が全て省略されているほか
腕部と胸部のシルバーも一部省略されております。
通常版の紫のままクリアカラーにすると
マルチタイプのクリアVERと被ってしまうので
スカイタイプで若干色味を変えてくれたのは嬉しいですね。
(3タイプ勢ぞろいはこちらのページに)

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  1. 2021/08/19(木) 13:18:33|
  2. ウルトラヒーロー・怪獣シリーズ   (限定販売)
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アパレル限定ガッツハイパーキー 第2弾が登場!

DC超卵です
最近、小さい頃の夢であったプロジェクターを買いまして!
まあセール中に買った4000円の安物ではあるのですがw
壁一面に映像を映して、毎日楽しんでおります。
最近のプロジェクターはFireTVStickがそのまま挿せちゃう優れもので
プライムビデオもYoutubeもウルトラサブスクも見放題という訳です。
いや~大画面で見る『トリガー』第1話の戦闘シーンは格別でしたよ・・・

logo_trigger.png
『ギンガ』から毎年恒例となっているアパレル限定コレクションアイテム。
昨年『Z』は予想外のメダル大人気により、アパレル限定アイテムが2種類登場しましたが
例年通りなら本来、アパレル限定商品は年に1回。
『トリガー』も既にアパレル限定キーのウルトロイドゼロが発売されていますので
「流石に『トリガー』は1種類でしょ~」と思っていたら2つ目が登場。
しかも予想外の商品でした。

https://m-78.jp/news/post-6013

という訳で、アパレル限定キー第2弾に抜擢されたのは
今年20周年を迎え、波に乗りまくっているウルトラマンコスモス!
しかも!音声が鳴るDXガッツハイパーキーとしての商品化!
今のところティガ初代マンしか出ていないDXキーですが
音声が豊富でとにかく遊ぶのが楽しいので、次のキーを楽しみにしていたんですよ!
いや~!ゼロやオーブが来ると思っていたので、コスモスは予想外でした。

しかし、このコスモスキー。驚くべきはそのお値段。
ウルトロイドゼロも大人向けTシャツに付属していましたが
それだとお値段がどうしても高くなってしまうので
自分は毎年幼児用パンツに付属のものを買うのがお約束。
コスモスキーもTシャツセットは6000円だったので
高い、高い・・・と思って幼児用パンツセットのページに飛んだのですが
まさかの幼児用パンツ×7枚セットで5500円
うぅぅぅん・・・いつも通り2枚で良いのに・・・ 
一番安いセットですら5500円という中々手の取りにくい商品となっております・・・
まあ廉価版で約300円と思われるウルトロイドゼロに比べると
今回のコスモスは約1000円のDX版になるので
多少のお値上げは止む無しではあるのですが・・・
慈愛の勇者ながら、お財布にはまったく優しくないコスモスキーなのでした・・・
とほほほほ・・・

以上、トリガー玩具最新情報でした。
それでは~
  1. 2021/08/18(水) 11:27:28|
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『シン・ウルトラマン』への総復習 ~③庵野秀明 劇場作品編 後編~ 

≪≪②へ                 ④へ≫≫

DC超卵です


2021年内の公開に向けて、鋭意製作中である
樋口監督×庵野氏の『シン・ゴジラ』タッグで送る
ウルトラシリーズ55周年記念超大作『シン・ウルトラマン』。
そんな『シン・ウルトラマン』への期待は日に日に高まっており
1日1回は頭のどこかで「シン・ウルトラマンまだかなぁ・・・」と考えております。
そんな『シン・ウルトラマン』への期待を紛らわせるために!!!
『シン・ウルトラマン』を100%楽しめるように、様々な作品のおさらいを開始!
ついでに、皆さんにも『シン・ウルトラマン』を楽しんで頂けるよう
当ブログでもそれらの作品をご紹介して行こうというコーナー!
logo_shin-ultraman.jpg
名付けて、『シン・ウルトラマン』への総復習!!!
第3弾は、庵野秀明 劇場作品 後編です。


■『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(07年)』



庵野秀明氏が設立した、スタジオカラー第1回作品は
『Air/まごころを、君に(97年)』の衝撃の結末から10年の時を経て
劇場用新作として新生した、ヱヴァンゲリヲンでした。
総監督 庵野秀明 所信表明文 2006年
TV版『エヴァ』から12年間、エヴァより新しいアニメは無かったと宣言した庵野監督。
そんな庵野監督が決断したのは、気分を一新した現代版エヴァンゲリオンの再構築。
アニメ本来のターゲットである、中高年のアニメ離れが進んでいた
2000年代前半
庵野監督は自分の愛したアニメ業界のさらなる発展を目指し
自らが率先して、この『新劇場版シリーズ』でアニメ業界をリードして来ました。
現在の日本のアニメ業界はご存じの通り、深夜アニメは空前の戦国時代を迎え
毎年、劇場用アニメ作品が必ず興収ランキングにランクイン。
『エヴァ』の完結編は興収100億という大台に乗り上げ
日本の歴代興収ランキングを400億という脅威の数字で少年漫画のアニメ版が塗り替える・・・
アニメーション業界が現代で再び息を吹き返した発端とも言える
『涼宮ハルヒの憂鬱(06年)』等から始まった深夜アニメブームと
同時期に劇場公開された『ヱヴァ序』も
歴史のターニングポイントと呼べるのではないでしょうか。

正直、『序』はまだまだTV版のリメイクの側面が強く
TV版を視聴済みの人にとっては、新鮮味に欠ける内容なのですが
何故か第3使徒から第4の使徒になっているサキエルや
仮面のデザインが変わり、既に正体がバレているリリス。
何故か
月面にはTV版仮面デザインのリリスが横たわっていて
TV版よりも遥かに早く登場したカヲル君は、シンジの事を知っている・・・などなど
意味深なシーンが多数ありながらも、特に説明されないのはまさにエヴァであり
コアなファンは
【明らかにTV版と設定が変わっている】とワクワクしてしまう
独特の高揚感に満ちた作品でもあります。
そして最後の『破』の次回予告ですよね。
今まで見た事の無い新エヴァである、仮説5号機と6号機(仮)に
これまた見た事の無い眼鏡っ子の新キャラクターの登場に
初見時は震え上がったのを今でも覚えています。

『シン・エヴァ』公開直前に何度も見返した『序』なのですが
冷静に考えてみると、これが14年前の作品って信じられないよなぁ・・・と。
自分は『ハルヒ』と『ぼくらの(07年)』のアニメ版が大好きで
何年か周期でよく見返すのですが、やっぱり時代を感じる映像ではあるんですよ。
一方、それらと同時期に製作されたはずの『序』は
劇場用作品であるという点を差し引いても、作画が異常なんです。
『シン・エヴァ』公開記念に劇場で再上映された物も見に行きましたが
シネスコサイズで無い事以外は、現代のアニメ映画に通用する仕上がりでしたし
日常パートに至っては『シン・エヴァ』と比べても遜色の無い美麗さです。
いやぁ14年前からこのクオリティを維持してきた、スタジオカラーの精鋭達の凄まじさたるや。
あとはCG技術の発展に伴い、TV版よりも各シーンの演出がグレードアップ。
第5の使徒の胸部の骨の動きや、第6の使徒の変形。
ヱヴァや第3新東京市などのメカニック描写などなど
ようやくアニメ表現が庵野秀明の脳内に追い付いた。そんな印象を受けます。


■『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(09年)』



『序』から2年の時を経て公開された、『破』。
この頃までは順調なペースで続編が公開されていましたねw
(これでも当初の予定よりは大幅に遅れているのですが)
もう・・・『破』はですねぇ・・・
自分が初めて劇場に見に行けた『ヱヴァ』であり、最新作にも追い付けたという
思い出が詰まり過ぎていて、逆に語りにくい本当に困った作品なんですよ・・・w
一つ断言出来るのは、誰が何と言おうとも
自分はこの『破』が『エヴァ』史上最高傑作だと思います。
残酷にも世界の命運を背負って戦う事を強いられた中学生たちが
周りの大人たちと共に自分の運命に向けて立ち向かっていく。
『序』よりもさらにパワーアップしたCGによる、迫力の戦闘シーンに
TV版から大きな変革を迎えた、第9の使徒であるヱヴァ3号機との戦い。
そして初号機覚醒後の「翼をください」は
初見から12年経った今も、未だにこれを超える感動シーンに出会えていません。

当時9歳の自分にはあまりにも鮮烈で過酷で衝撃で美しくて・・・
自分の趣味嗜好の土台は間違いなくこの『破』で形成されました。
それだけ自分にとって『破』はかけがえのない作品です。

『破』はTV版に比べて生ぬるい、同人っぽいという意見もあり
確かにTV版のあの陰湿さがまったく無く、物足りなさを抱く気持ちも同意出来ますね。
ここでアガった気持ちを『Q』で一気に落とす為の準備であるとも捉えられますし
精神状態を作品に反映してしまうその作風故に
TV版最終回や『まごころを、君に』等の歴史に残るカオスを作ったあの庵野秀明が
誰でも楽しめる、ここまでのエンターテイメントを創り上げた事に感動出来ませんか?

『新劇場版』シリーズ製作決定の庵野監督の所信表明にあった

当然ながら、エヴァンゲリオンを知らない人たちが触れやすいよう、
劇場用映画として面白さを凝縮し、世界観を再構築し、
誰もが楽しめるエンターテイメント映像を目指します。

という、『新劇場版』シリーズが目指していた形に最も近いのは『破』だと思いますね。


■『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(12年)』



衝撃のエンターテイメント超大作だった『破』から約3年。
陰湿で混沌を極めていた『新世紀エヴァンゲリオン』から
明るく楽しい青春スーパーロボットと化した『新劇場版シリーズ』に
「ついに庵野秀明もこんなに楽しい作品を創れるようになったのか・・・!」と感動し
『破』のあの美しいラストからどんな展開を見せるのか!と
それはもうワクワクしながら、公開初日の初回に見に行きましたよ。
いや~『Q』で『エヴァ』が帰ってきましたね。
唐突かつ意味不明なストーリー展開に、まったくもって説明不足な描写や新設定。
どう考えても駄作な、とんでもない作品なのですが
映像・音楽・カット割・編集・・・といった庵野秀明のセンスと手腕で
そんな駄作スレスレのお話が、見事にエンターテイメントとして成立している驚異の一本。
個人的には『破』のノリのヱヴァが見れると期待していたので
「またこういうのかよ」とガッカリした自分も居たのですが
『ナディア』のあのBGMが大胆アレンジされて復活した、冒頭のUS作戦や
『ナディア』のノーチラス号のセルフオマージュでもあり
庵野監督が敬愛するヤマトへの再挑戦となったヴンダーの大活躍。
カヲル君のメインテーマといっても過言では無い
ベートベンの第九に乗せて、世界が崩壊して行く様はまさにエヴァ。
そんな庵野秀明ならではの世界観にやっぱり引き込まれているのでした。

公開当時はガッカリしていた『Q』だったのですが
『序』から『シン』までの4部作において、起承転結の転にあたりますから
多少の謎や急展開は必要である事も納得出来るようになりましたし
結局『シン』で『Q』の諸々の謎は回収・解説されたので
公開当時に比べると、大分楽しめるようにはなったのですが
『序』から『シン』まで4本一気に見ると、やっぱり『破』と『Q』でガラっと変わり過ぎていて
どうしても繋がっていない、違う作品のように個人的には見えるんですよ。
それすらも「エヴァっぽい」と受け入れるのかどうかは人によると思いますけど
『破』と繋がっている当初の予定の作品だったらどうなっていたんだろうと思いますよね。
ただこの『Q』のカオスがあってこそ、『シン』の大団円の感動に繋がったので
これで良かったのかな・・・

あと、公開当時にこの『Q』を見た人だけが味わえる感動がありまして
何のネタバレも無しに『Q』を見ると、『破』から何もかも変わり過ぎていて
「急にこんな事になってて、訳分かんないですよぉッ!」という
劇中のシンジ君の気持ちを体験出来る楽しさ
があったんですよ。
久しぶりに『ヱヴァ』の世界を覗きに来たら、いつの間にか14年も経ってしまっていた・・・という
まさに『トップをねらえ!』のノリコと同じ、ウラシマ効果体験が出来る訳です。
劇中でアスカから「あれから14年経ってるって事よ」と明かされ
その後の『Q』後半戦で14年間の説明があるのかと思いきや
続編の『シン』が終わった今も、その14年間が謎に包まれているのは
流石、庵野。流石、エヴァとしか言いようがないです・・・


■『シン・ゴジラ(16年)』



『Q』公開からしばらく続報の無い状態が続く中
2014年にハリウッド版『GODZILLA』の大ヒットを受け
『ゴジラ FINAL WARS(04年)』から12年振りとなる
日本ゴジラの新作が2016年に公開される事が決定。
そして2015年4月1日・・・あの日の衝撃は忘れもしません。
新作ゴジラの監督が庵野秀明×樋口真嗣である事が明かされたのです。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』及び
ゴジラ新作映画に関する庵野秀明のコメント

『ヱヴァ序・破・Q』を経て、疲弊してしまった庵野氏は
一度は鬱状態となってしまい、創作活動に対する意欲も失ってしまっていた・・・
そんな庵野氏は『シン・エヴァ』完成を前にして、新作『ゴジラ』の製作に着手します。
空想科学映像再生の祈りを込めて、先達の制作者や過去作品への恩返しとして。
無事完成を迎えた『シン・ゴジラ』は、『Q』から約4年後の2016年7月29日に公開。
あの公開初日の衝撃を僕は死ぬまで一生忘れる事はありません。
自分にとってこの『シン・ゴジラ』は
人生で見た映画の中で最も面白い映画でした。

自分は特撮・アニメ以外にも、同年代と比べて大量に映画を見ていると自負しているのですが
特撮だから、『ゴジラ』だから、庵野だから・・・それらを一切抜きにしても
この『シン・ゴジラ』は今までに見た事の無い衝撃的な映画でした。
自分にとって『シン・ゴジラ』の何が特別だったのか、三本の柱で勝手に力説させて頂きます。

●映 画としての面白さ
『シン・ゴジラ』を見た人にとって強烈な印象を与えたと思うのが
やっぱり。ここ最近の邦画では見られなかった、独特の作風だったのではないでしょうか。
近年の邦画見られる、間延び覚悟で押し込まれる登場人物のキャラクター性の描写や

家族愛や恋愛を前面に押し出した平凡で陳腐なドラマといった邦画の特徴を一切廃し

・主人公の矢口を含め、登場人物の素性を一切明かさない。(そこに時間を割かない)
・主要登場人物を全て閣僚・政治家・自衛隊に設定し、一般市民の家族愛・恋愛をまったく描かない。
・驚異の早口台詞と庵野総監督拘りのカット割・カメラ割で圧巻のテンポとスピードを実現


この3点は近年の邦画では一切見られなかった要素であり
特に最後の台詞回しと多数のカメラアングルを次々と切り替える事によって生まれる
あの衝撃のテンポ感は、まさに庵野秀明の真骨頂といった所で
自分も初見時にこのテンポに非常に衝撃を受け、痺れたのを今でも覚えています。
これらの映画構成の手法は、『シン・ゴジラ』劇中にゴジラ研究の第一人者であった
牧吾郎教授の遺影役として登場している岡本喜八監督の代表作である
『日本のいちばん長い日(67年)』に影響を受けていて
【玉音放送を阻止しようとするクーデターに対応する政府・閣僚】に対し
【ゴジラの侵攻を食い止めようとする政府・閣僚】という映画の造りが一致していますし
独特の早口・テンポに関しても完全に岡本喜八監督作品そのままだったりします。
そこからさらに『シン・ゴジラ』が進化したのが、圧倒的なリアリティの追及ですが
これは最早、語り尽くされているので良いでしょう・・・
怪獣ファン長年の夢であった、徹底再現されたリアルな世界観に怪獣が現れる作品
ここまでの予算をかけて、超大作映画として世に送り出してくれた庵野秀明総監督には
末端の怪獣映画ファンとして、ただただ感謝するしかないですね。
それくらい圧巻の再現度で、現代の日本政府の弱点を突いた風刺映画としても秀逸でした。

●ゴジラとしての面白さ
1954年に公開された『初代ゴジラ』は、怪獣映画の原点にして頂点
水爆実験の影響により目覚め、放射熱戦で街を火の海に包むゴジラは
公開当時、まだ終戦から9年しか経っていなかった第二世界大戦・原爆を想起させ
劇中であまりにも生々しく描かれる、母親を目の前で失った女の子の悲しみや
東京を離れ、地方に疎開せざるを得なくなった人々など
当時の人々の恐怖心・トラウマを思い起こすには十分すぎる要素の数々。
初代ゴジラは第二次世界大戦の恐怖を背負った怪獣でした。
そんな『初代ゴジラ』は公開当時のみならず、現代までの多くの人々に絶大な衝撃を与え
公開から67年経っても日本を代表するキャラクターに成長したのはご存じの通り。
しかし、そんな『初代ゴジラ』の与えた影響が凄まじ過ぎたあまり
以降の『ゴジラシリーズ』は『初代ゴジラ』の呪縛に囚われ
終戦から時が経ったにも関わらず、戦争の恐怖を背負ったゴジラに拘り過ぎた結果
『初代ゴジラ』のインパクトを超える『ゴジラ』が現れる事はありませんでした。

そして、12年振りに日本新作として復活した『シン・ゴジラ』は
放射能をまき散らしながら、津波と共に上陸。
日本政府は防災服で会見を開き、市民は街の放射能漏れに恐怖する・・・
『シン・ゴジラ』はゴジラで初めて戦争を背負うのを辞めて
我々、現代人が最も恐れる東日本大震災を背負って現れた。

それは62年の時を経て、ゴジラがついに『初代ゴジラ』の呪縛から解き放たれた瞬間でした。
『初代ゴジラ』が公開当時、終戦からまだ9年しか経っていない観客の恐怖を掘り起こしたように
『シン・ゴジラ』は公開当時、まだ5年しか経っていなかった
東日本大震災の恐怖をゴジラという怪獣を通して表現してみせた。
それは間違いなく、現代の『初代ゴジラ』と呼ぶに相応しい新しいゴジラの幕開けです。
『シン・ゴジラ』の『シン』は何なのかとよく議論されますが
自分にとってこのシンは【新生】の【シン】としか思えません。
『初代ゴジラ』公開当時の人しか味わった衝撃を
現代の我々に再び味わせてくれた『シン・ゴジラ』は
紛うことなき【新生初代ゴジラ】だったのではないでしょうか。

●庵 野としての面白さ
この後の『シン・エヴァ』の項目でも力説したい部分なのですが
庵野監督は自身が作品を手掛ける際、
見終わった後に現実で頑張って行けるパワーが貰える。
そんな作品を毎度目指しているそうなんですね。
『エヴァ』TV版最終回と『まごころを、君に』もそんな庵野監督のメッセージが色濃く出ていて
アニメの世界がどんどん線画や下書きになって行く事で虚構である事を強調し
その虚構の中を心の拠り所とするのでは無く、現実を見て頑張って欲しいというテーマが込められているのですが
残念ながら旧エヴァの2つの完結編では、それを十分にお客さんに伝える事が出来ず・・・
一方で、『シン・ゴジラ』にもそんな庵野作品共通のメッセージが込められているのですが
旧エヴァとは比べ物にならないくらい分かりやすく映像に現れているんですよね。

現総理含む、多数の閣僚がゴジラの熱線により死亡し
日本政府が完全に崩壊してしまった日本でも
矢口を含めた巨災対は日本人としての誇りを持って戦いを続け
その熱意に自衛隊や里見臨時総理も心を動かされ
最後は日本人が一丸となって、見事ゴジラの凍結に成功する。
『シン・ゴジラ』の登場人物たちがゴジラという災厄を乗り越えたように
現代の日本人である我々も、きっとこの苦しい現状を乗り越えられる。
劇中でも矢口の台詞としてあった、「この国はまだまだやれる。」
それが『シン・ゴジラ』の何よりも伝えたいメッセージなんです。
庵野監督がエヴァで2回も失敗したメッセージは
この『シン・ゴジラ』で初めてお客さんの元へと綺麗に届いたのではないでしょうか。
そんな庵野監督作品が持つ不思議なパワーが漲っているのも
自分が『シン・ゴジラ』を愛して止まない理由の一つであります。
これらの日本という国と日本人の持つ魂の美しさ
最後は団結する人間の美しさ
に焦点を当てた後半のストーリーは
『日本沈没(73年)』『復活の日(80年)』などの小松左京作品に通ずるものがあり
庵野総監督の趣向が計り知れるのも面白い所でしょうか。
公式記録集 『ジ・アート・オブ シン・ゴジラ』に掲載されている
庵野氏の初期の企画メモの段階で既に本作を小松左京みたいにしたいという記述がありますね。)
小松左京要素が『シン・ウルトラマン』に入っている明言されています
『シン・ウルトラマン』に向けて、『シン・ゴジラ』はもちろんの事
小松左京作品も要チェック案件と言えるでしょう。

そして、ここからは自分の憶測でしか無いのですが
『シン・ゴジラ』は『ヱヴァQ』で描き切れなかった要素のリベンジの側面もあるのかな?と。
絶対絶命の災厄(ニアサードorゴジラ襲来)を受けて、一度絶望するも
再び前を向いて、その災厄に立ち向かっていく(『シン・エヴァ』の第3村orヤシオリ作戦)という
2作品のストーリーの根幹が、自分には同じように思えるんですよね。
『Q』のニアサードインパクトは、間違いなく東日本大震災をイメージしているでしょうから
庵野監督が震災で受けたショックの深さが伺えますし
その震災の傷を自分の作品=エンタメを通して、少しでも癒したかったんでしょうけど
震災に向き合い過ぎたあまり、『Q』の後に心に傷を負ってしまったんでしょうね。
そんな自分を奮い立たせ、見事完成させた『シン・ゴジラ』は
2016年の実写邦画興収1位という記録も打ち立て
第40回 日本アカデミー賞の最優秀作品賞を含む、各賞を総ナメ。
庵野監督の目指した世界が世間に受け入れられた瞬間でした。
こんな超大作が日本で作られたという事、そしてこの作品をこの目で見る事が出来た。
この事実は本当に自分にとって誇りですよ。
そんな庵野氏が『Q』で描き切れず、『シン・ゴジラ』でリベンジした想いは
次回作『シン・エヴァンゲリオン』で有終の美を飾る事となります。


■『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇(21年)』



『Q』公開から約8年半の時を経て、2021年3月についに公開された『シン・エヴァンゲリオン』。
『序』公開から約14年経ってついに完結を迎えた『新劇場版シリーズ』ですが
まさか『まごころを、君に』から『序』までの10年より時間がかかるとは思っていませんでしたよ・・・
昨日、8月13日の0時からAmazonプライムビデオで早くも配信が開始され
DC超卵も早速、昨日見させて頂きましたが
2時間半もあるとは思えない、圧巻のテンポと圧倒的な情報量で
劇場で見た時と同じくらい、楽しませて頂きました・・・
『シン・エヴァ』も語りたい事が多すぎるので、二本の柱で語らせて頂きます。

●『シン・ゴジラ』を経て、『エヴァ』に戻ってきた意義
『ヱヴァQ』は東日本大震災をイメージして描いているようにしか見えないというのは
上記の『シン・ゴジラ』の項で先述した通りで
『Q』の段階で未曾有の危機に直面したシンジまでは描かれましたが
そこで庵野監督の精神が限界に達したのか
結局『Q』でシンジは絶望から立ち直る事無く、物語は幕を閉じる事となりました。
そんな『Q』の後に寄り道をした『シン・ゴジラ』では
ゴジラを災害として描き、再び東日本大震災と見つめ直す中で
庵野監督は【スクラップアンドビルド】の精神でのし上がってきた
まだまだやれる日本という国の可能性
を再確認し
それらのテーマを内包して、エンタメ映画・怪獣映画として見事昇華して見せました。
これは憶測にしか過ぎないのですが、そんな『シン・ゴジラ』を経て
庵野監督には何らかの自信というか、手ごたえを掴んだのではないでしょうか。

『シン・ゴジラ』は『ヱヴァQ』とはもちろん繋がっていない状態でのリベンジでしたが
一方で『シン・エヴァ』は『Q』ラストから物語が続いている直接のリベンジ。
そこで庵野監督が描いたのは大災害との向き合い方でした。
シンジが『シン・エヴァ』で辿り着いた第3村で出会ったのは
自らの手で殺めたと思っていたトウジ・ケンスケ・委員長といったかつての級友たち。
彼らはシンジの起こしたニアサードインパクトという大災害の後でも
決して生きる事を諦めず、未来に向けて進み続けていた。
ニアサーをきっかけに結ばれたトウジとヒカリを見て
ケンスケは「ニアサーも悪い事ばかりじゃない」とシンジを励まし
一児の母となった委員長は「今が一番若い・毎日が同じことの繰り返しで良い」と生きる喜びを感じ
未来を信じるトウジは、ついに発動された補完計画の渦中に居ても
「ニアサーを生き延びてきたワシらや、自分らの運とミサトさんのヴィレを信じるで」と前向きでした。
フォースインパクトで浄化され、コモディティ(汎用・均一)化された魂である
紫色のエヴァ・インフィニティが第3村を襲う場面は
完全に東日本大震災の津波を連想させる映像になっており
『Q』からメタファーとして描かれていた震災がようやく可視化された瞬間。
庵野氏が『Q』『シン・ゴジラ』を経て、『シン・エヴァ』で伝えたかったのは
被災した方々へのエールだったのではないでしょうか。


また、『Q』から『シン・エヴァ』の約9年間における
庵野総監督の精神状態が劇中で描かれているのが第3村のシーン。
『NHK 庵野秀明の1214日(21年)』で
第3村のシンジは第3村のシーンは鬱の浮き沈みを表現したいと明言されていて
そんなシンジに優しく語りかけてくれるレイやケンスケ、トウジに対し
「なんでみんな!こんなに優しいんだよッ!!!」と気持ちを吐露していましたが
これはきっと精神的に不安定だった庵野氏の元へ
リハビリとして『風立ちぬ(13年)』の声優オファーにやって来た、恩師であるジブリの宮崎駿氏や鈴木敏夫氏に
『シン・ゴジラ』のオファーに来た東宝、『シン・ウルトラマン』のオファーに来た円谷プロ。
そして長年温めていた『シン・仮面ライダー』実現に動き始めた東映の皆さんに対する
庵野氏の気持ちそのものだったのではないでしょうか。
そんな彼らが庵野氏に全てを託す理由は、庵野氏のこれまで実績(作品)があるからであり
まさにレイがシンジに言った「あなた(の作品)が好きだから。」これに落ち着くのではないでしょうか。

●『ヱヴァ』から『エヴァ』に戻ってきた意味
これまでの『新劇場版シリーズ(序・破・Q)』のタイトル表記は『ヱヴァンゲリヲン』で
『ヱ』と『ヲ』がTV版とは異なる表記になるのが正式名称ですが
完結編となる『シン・エヴァンゲリオン』ではTV版と同様の表記に戻りました。
これは8年半前の『Q』のラスト次回予告からずっと気になっていた部分で
当時は『新劇場版』では無く、『シン・劇場版』に戻したのも疑問だったんですよ。
『シン』とは一体、何を意味しているんだ・・・?と。
それからしばらくして、『シン・ゴジラ』が発表・公開され
先述の通り、自分はこの『シン』を【新生】の【シン】。
つまり、かつての作品の現代解釈版という事になるんだと腑に落ちた訳です。
となると、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の【エヴァンゲリオン劇場版】
『【エヴァンゲリオン劇場版】 Air/まごころを、君に』と一致し
『シン・エヴァ』は『まごころを、君に』の現代解釈版ともとれるわけです。
『シン・ゴジラ』公開当時からこんな事を妄想してはいたんですが
『シン・エヴァ』をご覧になった皆さん、どうでしょう?
意外と当たりだったんじゃないですか・・・!?

難解な設定と世界観で、考察するファンを大量に生み出したTV版『エヴァ』でしたが
現実を生きる糧になる映像作品を創る事を目指していた庵野氏は
ファンの熱心な考察により、『エヴァ』が現実逃避の依り代にされている事に違和感を覚え
製作が間に合わなくなったTV版最終回を、逆転の発想で下書き状態の画まま製作する事で
『エヴァ』は製作スケジュール次第で作品として崩壊する、ただの造り物=虚構である事を強調して見せました。
また、『Air/まこごろを、君に』でも後半は最早作品として成立していない
グロテスクな画・子供の落書き・実写・試写会の観客などの様々な画が入り乱れ
『エヴァ』に熱中するファンを何とか現実に向けさせようとする策を凝らしました

残念ながらそれらのカオスすら、伝説の作品として祭り上げられ
ファンの現実逃避した考察はさらに加速する事となってしまいました。

そんな庵野監督が『シン・エヴァ』で行ったのは『まごころを、君に』のリベンジ。
マイナス宇宙のゴルゴダオブジェクトという、『ウルトラマンA』ファン歓喜の場所で行われるのは
エヴァ初号機VS第13号機、シンジVSゲンドウの究極の親子喧嘩。
そんな最終決戦で取り入れられたのは、庵野氏が敬愛して止まない日本の特撮技法。
軽々しく飛ぶビルのミニチュアや、ビルの下に積まれている東宝マークの足場に
ミサトさんの部屋はセットになっていて、壁を突き破ると東宝のスタジオが。
初号機が飛んできてズレる青空の幕や、ヴンダーのミニチュアに倉庫で干されているエヴァのスーツなど
古き良き日本の特撮でエヴァを表現する事で、エヴァが虚構である事を強く強調。
さらに終盤ではカヲル君の口から「リアリティ(現実)」「イマジナリー(虚構)」という言葉が飛び出し
エヴァの主要キャラが東宝スタジオからクランクアップ=卒業していく様子も描かれ
さらにさらに念押しでシンジがどんどん下書きになって行き、最終的には実写になるという
『まこごろを、君に』よりもさらに直接的に分かりやすく
『エヴァンゲリオン』という作品そのものが虚構=作り物である事が強調された作品となりました。

最後にシンジ君がリクルートスーツで実写に飛び出していく様なんて
アニメや趣味ばっかり没頭しないで、もっと現実で頑張ろう!というメッセージが露骨過ぎますし
あんな難解なTV版最終回や『まこごろを、君に』を作った鬼才 庵野秀明が
『シン・ゴジラ』という虚構の中で現実へのエールを送った成功体験を経て
ついに『エヴァ』でここまでメッセージを分かりやすく、エンタメとして伝えれるようになったんだな
と。
庵野秀明作品と庵野秀明の人生の一部を追ってきた者として感動してしまいました・・・
〈追記〉
書こうと思って忘れていましたが
庵野氏が『シン・エヴァ』をここまで説明してくれる分かりやすい作品として仕上げたのは
『プロフェッショナル 仕事の流儀』で庵野氏が寂しそうに言っていた
「謎に包まれたものを喜ぶ人が少なくなってきている」という言葉も関係しているのかなと。
庵野氏が『エヴァ』で一大ブームを巻き起こした「謎・伏線だらけ作品」も
時代の移り変わりと共に、分からないからつまらないと切り捨てられる作品となり
ついにはそのブームの原点である『エヴァ』ですら、ここまで分かりやすい作品になってしまったと思うと
逆に寂しくなってしまう部分でもありますね。



特撮ファンとしては
ヴンダーの南極決戦シーンで流れた『惑星大戦争(77年)』のメインテーマ
クライマックスで流れた、小松左京作品『さよならジュピター(84年)』より
主題歌「VOYAGER~日付のない墓標~」
で腰が抜ける程驚き、感動。
どちらも特撮ファンの中ですら、あまり評価の高い作品では無かったので
(『さよならジュピター』はヒド過ぎて逆によく話題に上がりますが・・・)
まさか2021年に興収100億のアニメでこの2曲がかかるとは思わず
この2曲が現代の大勢のエヴァファンに注目されているのが本当に不思議です。
ちなみに上記の庵野秀明総監督の音楽制作の思い出に書いてある通り
この2曲の起用は、庵野氏の盟友樋口真嗣監督と
ガイナックス時代から『Q』まで約35年間、庵野氏と共にアニメを作り続け、17年に惜しくも亡くなった
『シン・エヴァ』に名誉特技監督としてもクレジットされている増尾昭一さんを喜ばせる為で
『プロフェッショナル 仕事の流儀』ラストの試写会で樋口監督が号泣していたのは
この曲を聞いて、増尾さんの事を思い出してしまったからなんだとか。(フィギュア王コラムより)

〈08/15追記〉
書こう、書こうと思っていたのに、すっかり忘れていました。
毎度見直すたびに考え込んでしまうのですが
ラストシーンでシンジ君の声優を神木隆之介さんに交代したのは
どんな意図があったんだろう・・・と。
まず、神木さん×アニメで思い浮かぶのは、やっぱり新海誠監督作『君の名は。(16年)』でしょう。
エヴァを彷彿とさせる監督独自の難解で美しい世界観と
観客に感動・爽快感(カタルシス)を味合わせる事に注力したストーリー構成が秀逸な
『エヴァ』の上位互換と言っても過言では無いエンタメ作品に仕上がっており
初めて見た時は1本のアニメ映画としての完成度の高さに感服したものです。
(個人的には次作の『天気の子(19年)』の方が【エヴァっぽさ】が増していて好きなのですが。)

そしてこの神木くんシンジと合わせて注目したいのが
第3村でケンスケが撮影していた首なしエヴァ=通称「ハイカイ」。
ハイカイはヴィレが用意した封印柱には近づく事が出来ず
第3村はこの封印柱という壁によってハイカイから守られている設定。
このアイデアは97年に本来公開予定だったものの、残念ながら製作中止となった
『まごころを、君に』とは異なる、完全新作エヴァ映画のプロットとして用意されていた
ATフィールドで守られている街に使徒が攻めて来るというアイデアに類似しているんですね。(→詳しくはコチラ
そしてこのプロットは近年まで公にはされていなかったにも関わらず
とある大人気漫画と偶然にも類似する事となります・・・

そうです、皆さんご存じの
諌山創先生の漫画作品『進撃の巨人(09-21年)』です。
他にも使徒が人を食べるといったショッキングな展開もあったそうですが
それも『進撃の巨人』の見所かつ、物語の鍵を握っている要素であり
庵野監督自身もこの類似には大変驚いている様子。

この2点が意図した物なのかどうかは定かではありませんが
近年の人気アニメ2作をここまで匂わせる描写を
たまた
ま被ったと言い張るには少々無理があるのも事実でして・・・
わざわざエヴァっぽいとよく評される2作を取り上げたのも意味がありそうですし
ハイカイと封印柱に至っては
『進撃の巨人』と類似していると自覚した上で
没になったネタをわざわざ再利用
していますからね。
最後にアニメを飛び出して実写になるシンジ君を見ていると
アニメの一時代を築いた後、実写監督に移行する庵野秀明からの
次世代をリードしていくアニメ作品へのエール
だったりするのかな・・・と。
そう明言されている訳では無いので、ただの憶測でしかないのですが
『エヴァ』『進撃』『君の名は。』の3作品のファンとして
そうであったら嬉しいなぁ・・・という希望です・・・

 

■『シン・仮面ライダー(23年予定)』



『仮面ライダー』生誕50周年記念作として今年4月発表され
個人的にも大変驚かされた『シン・仮面ライダー』。
まだまだ撮影にも入っていないという事で作品は秘密のベールに包まれていますが
作り方次第ではこれまでの『シン』で1番面白くなるんじゃないかなと。 
というのも、『ゴジラシリーズ』は『初代ゴジラ(54年)』が最高傑作で超えられない壁であり
『ウルトラシリーズ』も『初代ウルトラマン(66年)』がやっぱり最高傑作で
以降の後続作品もこれらの初代が必ず土台にあるのが鉄則。
『シン・ゴジラ』も『シン・ウルトラマン』も
やっぱり最高傑作である初代をベースにするのが当然であり
初代の枠組みの中でどれだけ斬新な事が出来るか試されている訳です。

一方で『仮面ライダーシリーズ』ですが『初代仮面ライダー(71年)』は
藤岡弘氏の事故と視聴率不振により、第14話の段階で早くも方向転換(テコ入れ)を強いられており
ライダー2号が登場して以降、当初想定していた構想から大きく外れて行くんですよね。
その方向転換後の単純明快アクション重視路線は見応えこそありますが
『初代ゴジラ』『初代ウルトラマン』に比べると、大人の鑑賞に耐え得ないのは明確
ファンの方すいません、『初代ライダー』はライダー最高傑作と胸を張って言えないんですよ。
石ノ森先生を含め、製作陣も初志貫徹を果たせなかった初代ライダーに悔いがあったのか
『BLACK(87年)』『真 序章(92年)』『クウガ(00年)』『THE FIRST(05年)』と
幾度も初代ライダーのリメイクを重ねてきましたし
『ゴジラ』『ウルトラマン』に比べると、『初代ライダー』はそこまで完成・洗練されていないので
『アギト(01年)』以降の平成ライダーは『初代ライダー』を踏襲しない、新しいヒーロー像を描き
その結果、今や1年間に玩具を約300億売り上げる超巨大コンテンツに成長しました。
『シン・仮面ライダー』も、もちろん『初代ライダー』を踏襲した作品になるでしょうけど
『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』ほど、初代の呪縛に縛られない
自由度の高い斬新で挑戦的な作品になるのではと期待しています。

と、ここまで書くと僕が初代ライダーアンチのようなのですがw
幼少期はTVで放送されていた、陰湿な平成ライダーが大嫌いで
ひたすら旧2号編を繰り返し見ていた大の『初代ライダー』ファン!
旧2号編の話の流れが
毎回同じである、あの安定感は他のヒーロー作品には無い魅力でしょう。

毎年、庵野監督の次回作のヒントをチラ見せしてくれる
鶴岡八幡宮のぼんぼり祭りに今年は立花レーシングのマークが!
サイクロン号のカウルを正面から捉えたマークなのは変わっていませんが
サイクロン自体のデザインが今風にリメイクになっており、厨二心をくすぐられる・・・!
「♪ロンリー仮面ライダー」が『仮面ライダー』全シリーズの全楽曲で1番好きなのですが
「ロンリー仮面ライダー」が似合う、悲哀を背負った改造人間が良いですね!やっぱり!!!




いやぁ・・・長・・・っ
書き始めてから今日まで、1週間もかかりました。
おそらく当ブログ、最多文字数記録を更新したと思います。
まさかのウルトラマンの記事じゃないんかいというのはありますがw
まあここまで『シン・ゴジラ』と『シン・エヴァ』に熱くなってしまうのは
やっぱり『シン・ウルトラマン』が楽しみすぎて仕方ないからですよ!
『シン・エヴァ』アマプラ配信開始で興奮してしまい、順番が前後してしまいましたが
以上、『シン・ウルトラマン』への総復習 ~③庵野秀明 劇場作品 後編~ でした。
②庵野秀明 劇場作品 前編と④小松左京編も近い内に・・・
それでは~



≪≪②へ                 ④へ≫≫
  1. 2021/08/14(土) 23:44:40|
  2. シン・ユニバース
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ウルトラマントリガー 特別総集編2「宇宙を翔る英雄」 感想

DC超卵です

数日前の話題になってしまいますが
バンダイ大人向けフィギュアの祭典である
「TAMASHII NATION ONLINE2021」の開催記念商品として
S.H.Figuarts ウルトラマンゼット アルファエッジ Special Color Verの発売が決定!
全身メタリック塗装になって、高級感がウルトラアップしたアルファエッジに
全てのゼットのアーツで使用可能な、ゼスティウム光線のタメの際に浮かぶ
あの!『Z』字のエフェクトが新規造形で付属!
https://tamashii.jp/special/tamashii_nation/items/05.html
8月26日と9月2日に全会員向けで争奪戦必須の先着販売が行われるほか
11月19日から後日発送の受注生産注文受付が行われるそうです。
転売屋が横行する中、確実に入手出来る方法を用意してくれるのはありがたいですよねぇ。
自分は早く欲しいので、なんとしても8月26日の先着販売を勝ち取りたいですが・・・w


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さて、『Z』のフィギュアーツ展開がさらに盛り上がる中
主役ウルトラマンのアーツ争奪戦に敗北してしまい
毎週悔しがりながら視聴している、『トリガー』が最新話が放送されました!

今回放送されたのは特別総集編2「宇宙を翔る英雄」です。



オリンピックの都合か、コロナの影響かは定かでは無いですが
放送開始直後から2週連続総集編というかなり特殊な構成になった『トリガー』。
2週目となる今回も前回同様、デバンが司会を務める
「デバンチャンネル」の番組フォーマットを引き継いだ特別総集編に。
前回はニュージェネの防衛チーム特集でしたが
今回はトリガーの各3タイプを紹介に合わせて
似たようなファイトスタイルを得意とするニュージェネ戦士を紹介する
ウルトラヒーローを中心とした総集編!
『R/B』第5話・『タイガ』第6話・『Z』第3話という
全て田口監督がメガホンを取ったTV本編の映像が紹介された他
Youtubeで絶賛全話無料配信中の
『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』が地上波初放送。
リブットやジョーニアスといったレアなウルトラヒーロー達がTVに登場してくれましたね。

さらにデバンチャンネルが独占入手した秘蔵映像という事で
9月放送予定のハルキ&ゼット客演回である『トリガー』第7話のチラ見せも!
一回りも二回りも成長したように見える、先輩戦士となったゼットが微笑ましいですし
まさかのウルトラシリーズ初となる(4代目)と正式に命名されたバロッサ星人も大暴れ。
今回持っている武器は『マックス』のギルファスの頭部のスラッガー・・・
『ジード』のウルフェスステージにギルファス自身が登場していたので
着ぐるみが現存しているのは把握していたのですが
クタクタになっており、とてもTV出演に耐えうる状態では無かったので
こうやって頭部の武器だけでも再登場してくれるのは、『マックス』世代として嬉しいですよ。
(そして後述のボイスドラマでとんでもない事件が・・・!)

最後はデバンが番組終了を名残惜しそうにしていましたが
反響次第ではデバンチャンネルが復活する事を匂わせて終わり!
というか、トリガーのBlu-rayBOXの1・2巻それぞれに
特別総集編が収録される事が判明
していたり
さらに中国の配信サイトでは『トリガー』が全29話と表記されている事から
(ケンゴ役の寺坂さんが各種インタビューでTV本編は全25話と発言)
デバンチャンネルは後2回ある予感がするのですがw
果たしてどのタイミングになるのやら・・・


■『マックス』世代、歓喜



事前に予告されていた通り、「ツブイマ」のスピンオフ2作は今週もお休み。
毎週恒例のボイスドラマが配信となりました!が・・・
いやぁ・・・昨日の段階でサムネが公開されていた訳ですが
サムネを見た瞬間、自分の目を疑いましたよね。
『マックス』で2回登場しただけの宇宙工作員が
なんと2021年にボイスドラマで復活。


自らの住む星を破滅させるほど文明を発達させ過ぎた生命体を抹殺し
その星の生命活動をリセットさせるという恐ろしい活動を行っていた
ケサムとケルス、『マックス』に登場した2人の宇宙工作員。
今回登場したケニスはそんな宇宙工作員の活動に嫌気がさし
宇宙のか弱き生命を守護する、ギャラクシーレスキューフォースに入ったんだとか・・・
ケサムとケルスの作戦を阻止してくれたマックスに礼を言いたい、なんていう
『マックス』世代としては目が潤んでしまいそうな台詞もあり・・・
いやぁ・・・令和3年に3人目と宇宙工作員が登場するなんて思わないじゃないですか。
というか、撮影に耐えうる『マックス』のオリジナル怪獣・宇宙人が
スラン星人のスーツしか現存してないと思っていたので
『マックス』世代として、ここでケニスが登場してくれて
少しでも注目されたのは本当に嬉しい限りです・・・
もしかして『ギャラファイ3(仮)』に登場したりするのでしょうか。
正義に目覚めた宇宙工作員の大活躍が全世界に届けられる日も近い・・・?





ボイスドラマも興奮させて頂きましたが
やっぱり大興奮したのは3週間ぶりとなる『トリガー』の新作!
第5話となる次回は
6年前、『トリガー』の世界に初めて現れた怪獣であるデスドラゴが再び出現。
アキトとデスドラゴの間にある因縁とは?そしてアキトの隠された過去とは・・・?
そして最後にチラっと映ったのはTP【U】のガッツファルコンでは無く
TP【C】のガッツウイング1号!!!
何故!何故、『ティガ』時空の主力戦闘機が『トリガー』の世界に!?
これは物語が大きく動き出しそうな予感がしますねぇ・・・!
3週間ぶりの新作となる次回!絶対に見逃せませんよ!

以上!ウルトラマントリガー 特別総集編2「宇宙を翔る英雄」の感想でした。
それでは~
  1. 2021/08/14(土) 21:03:49|
  2. ウルトラマントリガー
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『シン・ウルトラマン』への総復習 ~①庵野秀明 TVアニメ編~ 

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DC超卵です


2021年内の公開に向けて、鋭意製作中である
樋口監督×庵野氏の『シン・ゴジラ』タッグで送る
ウルトラシリーズ55周年記念超大作『シン・ウルトラマン』。
そんな『シン・ウルトラマン』への期待は日に日に高まっており
1日1回は頭のどこかで「シン・ウルトラマンまだかなぁ・・・」と考えております。
そんな『シン・ウルトラマン』への期待を紛らわせるために!!!
『シン・ウルトラマン』を100%楽しめるように、様々な作品のおさらいを開始!
ついでに、皆さんにも『シン・ウルトラマン』を楽しんで頂けるよう
当ブログでもそれらの作品をご紹介して行こうというコーナー!
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名付けて、『シン・ウルトラマン』への総復習!!!
第1弾はもちろんこの方、庵野秀明 TVアニメ編です。


■『トップをねらえ!(88年)』



庵野氏のアニメ監督デビュー作である『トップをねらえ!』。
沖縄女子宇宙高等学校で宇宙怪獣を倒すパイロットになる為、日々特訓に励む
主人公タカヤ・ノリコとアマノ・カズミがお届けする
【炎の熱血友情ハードSF宇宙科学勇気根性努力セクシー無敵ロボットスペクタクル大河ロマン!!!!!】
もはやDC超卵如きが2021年に語るまでも無い、不朽の名作
特撮・アニメに触れてきた日本男児なら
絶対どこかで燃えてしまう部分があるのが、『トップをねらえ!』の凄いところ。
テンポ良く進んで行く、友情・愛・涙が詰った王道のストーリーに
そして圧倒的な作画のクオリティのおかげで、今見ても全然古臭くない!!!
現代の数々のアニメ群にも通用する、最高のエンターテイメント作品ですよ。

男児が好きなモノの詰め合わせセットのようなあらすじ・設定の序盤戦は
しっかりB級ロボットアニメになっていて娯楽性バッチリですし
後半戦では、アインシュタインの相対性理論=ウラシマ効果を物語に取り入れ
光速で移動しているが故に時間がズれ、友人達はどんどん年老いて行ってしまうという
主人公ノリコの葛藤を取り入れたストーリーは、今見ても色褪せないA級SF作品
全6話という見やすさで、これだけの世界観を描き切ったというのも
『トップをねらえ!』という作品の価値をさらに高めていると思います。
庵野秀明監督作品の魅力が凝縮された、紛う事なき傑作ですから

見た事無い人はとっとと見ろってやつですね。
これはオタク男児の義務教育です。

また、庵野氏が監督を務めている訳ではないのですが、続編にあたる『トップをねらえ2!』も見逃せない作品。
実はDC超卵、『2』に関しては今回を期に初めて鑑賞したのですが
2』と付いていながら、第1話の段階では『1』とまったく繋がっておらず
何をもって『2』と言っているのか探しながら見るのがとても楽しい!!!

何故、2と題打っているのか分かった瞬間、自分は立ち上がってしまいましたw
『ウルトラマンティガ』と『ウルトラマントリガー』や
『電光超人グリッドマン』と『SSSS.GRIDMAN&DYNAZENON』の関係性に近いものを感じましたね。
(ちなみに『SSSS』シリーズメイン監督の雨宮監督は『トップをねらえ2!』に参加していたり。)
『1』も『2』も合わせて楽しんで欲しい作品です。


■『ふしぎの海のナディア(90年)』



お次は庵野秀明TVアニメ監督デビュー作、『ふしぎの海のナディア』!
まず、このPVでも聞く事が出来ますが
主題歌である森川美穂さんの「ブルーウォーター」がとにかく素晴らしい。
この突き抜けるように芯の通った歌声の伸びが心地良くて
今にでも冒険しに行きたくなってしまう、そんなワクワク感。
この主題歌から物語が始まる『ナディア』が面白くない訳がないんですよ。
秘宝ブルーウォーターを持っており
盗賊のグランディス一味に狙われている少女ナディアに
主人公で発明の天才である少年ジャンは、一目惚れ。
グランディス一味からナディアを守るため、旅に出たジャンだが
ナディアのブルーウォーターを巡る物語は、ジャンとグランディス一味を巻き込み
人類の誕生に関わる壮大な戦争へと発展して行く━━━!

この作品を初めて見た時に思ったのが、リアルタイムで見ていなくて本当に良かったと。
多感な時期にこの『ナディア』を見ていたら、間違いなく道を踏み外していたと思いますねw
恋する少年少女が盗賊から逃げ回るドタバタコメディで
『ヤッターマン』などのタイムボカンシリーズの系譜かと思いきや
途中から超巨大戦艦 ノーチラス号や、秘密結社ネオ・アトランティスが出現。
ブルーウォーターを巡る壮絶な戦いが繰り広げられ、SF作品へと変貌を遂げる。
そのギャップに伴う高揚感は、他の作品では味わえない唯一無二の魅力。
そして、そこからの戦闘シーンの描写は流石 庵野監督と言わざるを得ない
男児なら胸を躍らす、ツボを抑えたシーンの連続で本当にたまらないんですよw
『宇宙戦艦ヤマト』オタクで有名な、庵野監督の熱い想いが画を通して伝わって来ますね。
ブルーウォーターとナディアの秘密も全話通しての物語の鍵になっており
しっかり大人の鑑賞にも余裕で耐えうる、秀逸なストーリー展開。
『エヴァ』の影に隠れがちですが、こちらも素晴らしい作品だと思います。
まあ・・・自分が語るまでも無い傑作なのは皆さんご周知だと思いますが・・・w

ヒロインであるナディアがヒロインとは思えないくらい
わがままで自分勝手で面倒くさい女の子というのも
ヒロインは完璧少女じゃなきゃいけないという、アニメのお約束を破っていて画期的。
(ナディアの面倒くささから生じる、「無人島編」の停滞感はやり過ぎな気がしないでもないですが・・・w)
SF部分ももちろん面白いですが、ジャンとナディアの恋模様や
グランディス一味も交えた、何気ない日常パートの描写。
そして自分たちの知らない場所へと駆け出す、ワクワク感が詰まってる
冒険活劇としての面白さも兼ね備えていて
子供たちにも夢と希望を与えてくれる素晴らしい作品だなと、今回見直して思った次第です。


■『新世紀エヴァンゲリオン(95年)』
■『劇場版 Air/まごころを、君に(97年)』




庵野監督のその名を、日本中・・・いや世界に知らしめた
現代日本アニメ作品の礎を築いた、伝説の作品。
DC超卵も小学3年生で初めて出会い、人生で最もハマったアニメ作品でもあります。
息つく暇を与えない驚異のテンポで進む秀逸なストーリーに
謎が謎を呼ぶ、独創的かつ魅力的過ぎるその世界観。
作品が持つパワーがあまりにも大きすぎて、もはや語れる事は何も無い・・・
ちなみにDC超卵が好きな回は
同率1位で第9話「瞬間、心重ねて」と第19話「男の戦い」。
流石にベタ過ぎるか・・・w



昨今の特撮作品やアニメ作品には「エヴァっぽい」要素が溢れかえっており
今後、エンターテイメント作品を楽しみたい人は、絶対に見るしかない作品。
まだ見た事の無い方は本当に勿体ないですから、今すぐ見る事をオススメしますよ。
オススメしたいんですけど、自分の語彙力ではエヴァの魅力を伝えられないんですよね。
とりあえずYoutubeの第1話と第2話を見てみてください。
まあ、こんなブログを見に来ている方なら絶対見ているでしょうけど・・・w

賛否両論過ぎる劇場版、『Air/まごころを、君に』は
意味不明・説明不足過ぎるストーリーはさておき
エヴァ弐号機VS量産型の戦闘シーンの素晴らしさや
終盤の狂気的なアニメーションや実写映像を取り入れた
意欲的・前衛的な画作りに関してはもっと評価されるべきではないでしょうか。
あの破滅シーンの美しさを初めて見た時のショックは今も忘れませんねぇ・・・
そして何より、『まごころを、君に』は
庵野秀明の精神状態が作品に反映されてしまう
『エヴァ』だけが許される、作品の構成そのものが評価されるべきです。

こんなカオスなアニメが劇場作品として許されてしまう事実こそが
庵野秀明という天才クリエイターの凄さではないでしょうか。


■『彼氏彼女の事情(98年)』



『新世紀エヴァンゲリオン』の後、庵野氏が初めて手掛ける作品として注目されたのが
少女漫画『彼氏彼女の事情』のTVアニメ。
自分をよく見せる事に命を懸ける、見栄っ張りの宮沢 雪野と
人に嫌われたくない為に、優等生を演じている有馬 総一郎。
共に中間試験のトップを争いながら、次第に惹かれ合う2人は
やがてその優等生の皮を捨て、本当の自分と向き合っていく・・・

庵野監督作品という事で初めて見る前は警戒していたのですが
正真正銘、ちゃんとキュンキュンする少女漫画(アニメ)になっていて
エヴァが特殊なだけで、庵野監督は娯楽作品・エンタメが得意であると再確認。
少女漫画の原作があるからというのはもちろんですが
アニメで人を楽しませたいという庵野監督のポリシーが作品から感じ取れますね。

この作品を見たときに改めて感じたのが
自分は庵野監督の創る作品の構図・テンポが本当に大好きなんだなと。
『エヴァ』で多用されていた、標識や信号で心情を描写する場面や
言葉で表現出来ない、庵野作品独特のあのテンポ感。
カット割やシーンの構図なんかも、まさしく『エヴァ』、まさしく庵野監督作品で
画の面白さで勝負する庵野監督作品の醍醐味を浴びるように楽しめます。
誤解を招く表現になってしまいましたが
青春・思春期の楽しさとつらさが非常に細かく描写されたストーリーも、画と併せてまた魅力的。
これは原作者である津田雅美さんのセンスの賜物ですね。

さらにもう1つ賞賛したいのが、鷺巣詩郎さんの手掛けた劇伴の素晴らしさ。
『ナディア』『エヴァ』に続いてタッグを組んだ、庵野監督と鷺巣さんですが
青春の甘酸っぱさを音楽で表現してしまった鷺巣先生の手腕に拍手!!!
高校時代の学園生活の日常の淡い1ページを切り取る時に
こんなにピッタリな曲ないだろ!っていうくらい、全曲ピッタリハマっていて印象的。
『ヱヴァ破』の青春シーンに、この『彼氏彼女の事情』の劇伴が流用されていますが
『破』でもまた絶妙にマッチしていて、素晴らしい仕上がりなんですよねぇ。
楽曲の流用といえば、庵野監督作品らしく、よくクラシックが流れたりするだけで無く
まさかの少女漫画のTVアニメのワンシーンで
初代マンの戦闘曲(「進め!ウルトラマン」のインスト版)と
『帰マン』防衛チーム「MAT」のテーマ曲を流す
のは如何なものかと・・・w

そして、この『彼氏彼女の事情』の本当の素晴らしさは
明るく楽しいラブコメだった序盤のお話から
登場人物の暗い過去や心情が明らかになって行く中盤~後半にあり!
「ロボットが出てこない『エヴァ』」と評される事もあるらしいですが
表向きは明るい登場人物が自分の出生や家族構成に苦悩し
暗く深い、心理描写に引きずり込まれていくその様は確かに『エヴァ』。
学生時代は誰もが持っている、家族・社会・将来に対する鬱憤を
繊細に抒情的に描くその手法はまさに庵野監督の得意とする所

ただの胸キュンアニメでは終わらない、その落差・ギャップに自分はグッと引き込まれました。
残念ながら原作完結前にアニメ化され
尚且つアニメが原作に追い付いてしまったという事で
『エヴァ』TV版に匹敵する消化不良エンドで笑ってしまったのですがw
原作漫画はアニメよりもさらに陰湿にダークな方向へ進んで行くという事。
まだ読む事が出来ていないので、近い内に読んでしまいたいですね。



こんなに長くなるとは思っていなかった今回の記事。
他にも小松左京編や庵野・樋口氏が影響を受けた作品編などを準備しているのですが
いやぁ・・・勢いで始めたは良いものの、これはとんでもない文量になりそうですよ・・・w
不定期の更新になると思いますが、次回は
『ラブ&ポップ』『式日』『キューティーハニー』の庵野秀明00年代実写映画編か
『ヱヴァ序・破・Q』『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン』の00年代後半映画編をお届けします。
以上、『シン・ウルトラマン』への総復習 ~①庵野秀明 TVアニメ編~ でした。
それでは~

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  1. 2021/08/08(日) 12:14:44|
  2. シン・ユニバース
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ウルトラマントリガー 特別総集編1「平和を守る力」&ウルサマ2021 ライブステージ第1部 感想

DC超卵です
本日は千歳レラにてウルトラマントリガーに会って参りました!
自分が北海道でウルトラマンに会ったのは2019年10月以来、約2年振り!
しかも現行のトリガーがこんなに早く北海道に来てくれるなんて
ファンとして嬉し過ぎてもうどうすればいいんだか・・・!
このご時世でしっかり感染対策を行ったうえで
イベントを開催してくれたスタッフの方々にも感謝です。
来ていた子供達の笑顔が眩しくて、本当に温かい気持ちになれるんですよねぇ。
いくつになってもウルトラマンに会えるというのは素晴らしい!w
北海道のウルトラマンイベントがもっと盛り上がる事を祈るばかりです。
そしてトリガーは本当に格好良かったですよ・・・
小顔でマッシブで、紫のボディと金の装飾のバランスが綺麗で
SNSに写真が掲載出来ないのがもどかしい・・・!
また近い内に会えることを祈っております。

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さてさて、1日中出かけていたので更新は遅れてしまいましたが
しっかりと朝の段階でリアルタイムで拝見し、視聴率に貢献しております!w
本日はウルトラマントリガーの特別総集編が放送されましたね。

今回放送されたのは特別総集編1「平和を守る力」です。



放送開始からもうすぐ1ヶ月を迎える『トリガー』ですが
何と第5話の段階で総集編が入り
しかも来週も含めて、2週連続総集編というかなり特殊な構成に。
昨年の『Z』はオリンピックで放送休止or総集編が入る事を見越して
例年より3週間早く放送開始する事で
第11話の段階で最初の特別総集編が放送されましたが
『Z』は準備~撮影開始の段階ではコロナ禍では無かったため
入念に準備する事が出来たとインタビューでも語られていましたね。

一方、『トリガー』は準備期間の段階からモロにコロナの影響を受けているでしょうし
オリンピック日程もどうなるのか定かでは無い、不安定な状況ですから
今回のように番組が開始して間もない時期から
2週連続で総集編になってしまったのも仕方ないのかなと。
今年TV新作があった事も奇跡みたいなものですし、気楽に待っていましょう。
・・・と言いつつも再来週が待ち遠しくて仕方無いのですが・・・w


■生きていたのか・・・デバン・・・


先週の予告の時点で大変話題になっておりましたが
今回は『ティガ』に登場したデバンが25年振りに再登場!
マスコット怪獣としてナビゲーターを担当してくれました!
冒頭から驚いたのが、なんとデバンの着ぐるみが現存していた事!
数年前にヒーローショーなどに出演していたのは把握していましたが
もう大分酷使されて、相当クタクタになっているだろうと思っていただけに
HD画質にも十分耐えれる状態で残っていただけに、驚きも大きかったです。
劇中での活躍も含め、平成のピグモンと評される事も多いデバン。
『トリガー』でも非常に可愛らしくて、マルゥルに負けて無かったですね。

今回、令和に蘇ったデバンのお声を担当されたのが
特撮大好き双子女性声優としてお馴染みの松田利冴さん!
妹の松田颯水さんは、『ゼンカイジャー』のゾックスの弟であるリッキーの声を担当されており
双子揃って日本三大特撮の新作にそれぞれご出演という念願を果たされましたね~


話は逸れますが、Youtubeで松田姉妹が配信している特撮番組
『松田的超英雄電波。』の再生回数が少なくてビックリ・・・!
ウルトラファンのそこの貴方!まさか視聴してないなんて事無いですよね!?
『Z』メイン監督の田口監督と、ゼット本人である畠中祐さんから
どんな媒体にも載っていない初出の『Z』秘情報が多数聞けちゃいますから!

迷っている時間は無いです、聞きましょう。


■ボイスドラマあるんですね・・・!


事前に予告されていた通り、「ツブイマ」のスピンオフ2作は本日お休み。
『Z』の総集編の時はボイスドラマも無かったので
『トリガー』もボイスドラマはお休みだろう・・・と思ったらあるじゃないですか。
いやぁ・・・少しでも新作があるだけで嬉しいです・・・ありがとうございます・・・!

今回は戦神ことイザナ女王がボイスドラマに初登場。
ボイスドラマの時系列だと惑星カノンに命の樹が生えているので
イザナ女王は『ORIGIN SAGA』のアマテ女王の母上なのでは?と噂されていますね。
そんなかつては栄えていた惑星カノンですが・・・
今は、今は・・・ううう・・・(泣) (※『Z』超全集参照
勝手に優しい人だと思い込んでいたイザナ女王ですが
セブンもビックリのスパルタ教育方法で笑ってしまいましたw

そして今週のボイスドラマ
何気に滅茶苦茶重要じゃないですか・・・?

・ギャラクシーレスキューフォースだけでも時空移動可能
・同キャラの平行同位体が登場する可能性を改めて示唆
・古い状態で分岐したマルチバースの可能性も示唆


色々と今後の展開を匂わせるよな設定が解説されましたが
いくらでも新作を作れそうな、とにかく便利な設定・・・w
リブットが平成3部作やネクサスに救援を頼みに行ったり
まったくグレなかったガリ勉のゼロが立ち塞がったり
故郷が滅びず、人生がガラっと変わったエンペラ星人やレオ兄弟などもあり得る…
全部が『ギャラファイ3(仮)』のフリにしか聞こえなかった今回のボイスドラマw
これらの設定が生かされる時が来るのでしょうか!


■今を生きる君たちへ 超古代の伝説



https://ultraman.spwn.jp/events/21080716-ultra-expo-stage1

そして本日はですね!
池袋サンシャインシティで絶賛開催中の
ウルサマ2021』のライブステージ第一部が有料配信されたんですよ!
見逃した方はご安心下さい、11日(水)から見逃し配信がありますので・・・
見ようかどうか迷っている方は、冒頭映像がYoutubeで無料配信されていますので
是非ご覧になって頂きたいのですが・・・冒頭から凄くないですか?
「ウルトラマンティガ!」のタイトルコールから始まり
なんとティガとトリガーの同時3タイプチェンジがついに実現。
マルチ×マルチはもちろんの事、パワー×パワー、スカイ×スカイも・・・
ああぁぁぁ・・・なんて贅沢・・・!

ネタバレになってしまうので詳しい言及は避けますが
今回のライブステージ第一部はとにかく平成3部作に特化!
トリガーがカミーラ・ダーラム・ヒュドラと対決する事になってしまったり
ティガ・ダイナ・ガイア・アグルの友情がとにかく熱かったり
イーヴィルティガが・・・詳しくは言えませんが良い・・・ッ!
ティガと同じように自身の闇に立ち向かうグリージョや
ここぞ!という場面で救援に駆け付けるあの周年戦士。
そして噂のアグルのアレだったりと
平成3部作の集大成と呼ぶに相応しい最高のステージでした。
『ティガ』『ダイナ』『ガイア』のファンでこれを見ないなんて信じられない!
なんてったってこんな最高のステージがたった1600円!
見るしか無いです・・・本当に・・・絶対見てください・・・!

そしてこれもまたネタバレになるので言及は避けますが
ティガ達 平成3部作組とタルタロスは面識があるようで
タルタロスの口からは『ギャラファイ3(仮)』を示唆するような台詞も・・・!?
これまで夏のライブステージはパラレルなのがお馴染みでしたが
今年のライブステージは『ニュージェネレーション THE LIVE』扱いになっており
『タイガ』『Z』、どちらの『THE LIVE』もしっかり正史だったんですよね。
これは・・・本当に冗談抜きで見逃してはいけない作品になるかもしれません。
1600円以上の満足感は絶対に得られますから、見るしか無いですよ。



今回の『トリガー』総集編は防衛軍特集という事で
『ギンガS』のUPG・『X』のXio・『タイガ』のE.G.I.S.・『Z』のSTORAGEを一挙紹介。
一気に見直して気付いたのは
GUTS-SELECTも含めて、メンバーの多様性が進んでいるんだなぁ・・・と。
いつの間にか宇宙人がチームに居る事が当たり前になっていますからねw
そういえば地球人に協力してくれる宇宙人として
グルマン博士、アマヤルム星人のホマレ、マルゥルは紹介してくれたのに
なんでSTORAGEの隊長を務めたあの人をデバンは紹介してくれなかったのでしょうか・・・w
まあ・・・ややこしいからね・・・スルーしても良いよね・・・
さて、次回は!

先述の通り、次回も総集編!
デバンが今度はウルトラヒーロー達の戦いを紹介してくれるみたいですね。
トリガーのこれまでの激闘はもちろんの事
なんと宇宙をまたに駆ける、ウルトラリーグメンバーの戦いもピックアップ!
『大いなる陰謀』の映像が地上波で放送されるのはこれが初となります!
趣向を凝らしてくれるおかげで、見応えのある特別総集編!
来週も楽しみですねぇ。

以上!ウルトラマントリガー 特別総集編1「平和を守る力」&
ウルサマ2021 ライブステージ第1部「今を生きる君たちへ 超古代の伝説」の感想でした。
それでは~

  1. 2021/08/07(土) 22:36:30|
  2. ウルトラマントリガー
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ウルトラ怪獣シリーズ152 オカグビラ

ウルトラ怪獣シリーズ152
オカグビラ
UM01_152_.jpg
発売日:2021年7月 定価:600円(税別)
※発売当時
【現在は生産終了】
初登場作品:2021年 TV
『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』
第4話「笑顔のために」
『トリガー』の宇宙を含め
様々な宇宙で深海怪獣として観測されていたグビラでしたが
なんと地底に潜む亜種が『トリガー』の宇宙で初観測!
GUTS-SELECT サクマ・テッシン隊員によって
オカ(丘)グビラと命名されました!がなんて安易なネーミング・・・

劇中の着ぐるみは土埃を浴びて、全身が茶色っぽくなっており
身体中の斑点模様も岩のように変化しているのですが
ソフビは通常グビラとまったく同じ金型で
岩のような模様はまったく再現されておらず
茶色っぽい色味だけ成形色の違いで再現されていますね。
可動部分は前足のみの2カ所です。
タグ
UM02_152.jpg
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UM03_152.jpg
怪獣85 グビラ
と比較。
先述の通り、成型色が異なるだけで塗装範囲もまったく同じ。
背中の黄色の塗装範囲が異なるのは個体差かと・・・
正直、些細な違いでしか無いので
グビラのまま『トリガー』に登場しても良かった気がしますが
通常のグビラのソフビはいつの間にか入手困難になっており
再販するついでに新怪獣・新商品扱いになったとか?

また、公式ブログでは『Z』の怪獣ソフビが好調だった事が明言されており
怪獣ソフビを『Z』の勢いのまま展開して行くために
些細な違いでも良いので、新商品として出したいバンダイさんと
昭和怪獣をそのまま再登場させるのをなるべく避けたい
『トリガー』スタッフの考えが一致したとか・・・!?
まあ何にせよ、コレクターとしては数が増えた方が嬉しいので良いんですけど!w


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  1. 2021/08/06(金) 13:27:22|
  2. ウルトラ怪獣シリーズ        (一般流通・定番)
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アパレル商品限定 ウルトロイドゼロキー レビュー


アパレル商品限定
ウルトロイドゼロキー



21072901_01.jpg


・価  格:靴下の979円(税込)~  (※画像のパンツは1518円(税込))
・発売日:2021年7月



毎年恒例のアパレル商品限定のハイパーキーが今年も登場。
今回チョイスされたのは特空機4号 ウルトロイドゼロ!
前作、『ウルトラマンZ』のクライマックスの鍵を握っていた重要なキャラだったので
ガシャポンなどの目玉になるのかなと思っていましたが
予想外のアパレル限定として発売でした。
21072901_02.jpg
今回は付録なのでもちろんDX版では無く
単体で音声が鳴らないGP/SGと同仕様。
しかし、外観は書籍の付録だったベリアルキー同様DX版の金型が流用されており
音声が鳴らないにも関わらず、各DX玩具と連動用の端子上部のスイッチ
電池ボックスがそのまま残っていたりします。
では、DXガッツスパークレンスで音声確認です。

 スパークレンス装填時音声「D4!」
 ガンモード時専用攻撃音あり
 スパークレンス時怪獣キー共通待機音・変身音
 名前:「ウルトロイドゼロ」 (LED:オレンジ)
 専用効果音あり


劇中でウルトロイドゼロは鳴き声が無いので、どうなるかと思いきや
鳴き声の代わりに専用の効果音が入っているのも嬉しいところ。
スパークレンスモード変形時の効果音は
他の特空機同様、ゼットライザーの音声が鳴る特別仕様でした。
21072901_03.jpg
ガシャポン01 セブンガー&キングジョーSC食玩01 ウィンダムと一緒に。
玩具展開開始から1ヶ月経たずに『Z』特空機4体が勢ぞろい。
『Z』人気を不動の物とした特空機達ですから、玩具でも優遇されるのはまあ当然でしょう。


■最後に


毎年恒例のアパレル商品がようやく到着!
ウルトラマンショップには比較的早めに並ぶのですが
北海道にはウルトラマンショップが無いので、いつもプレミアムバンダイ頼みです。
『X』から『トリガー』まで、『タイガ』以外は毎年パンツを買っているので
これで累計7枚目のパンツとなります・・・w (Zはアパレル限定商品が2種出ました)

キーの出来としては、必殺技音声は専用のものですし
なんといっても装填した際に鳴る「D4!」の音声が最高w
GUTS-SELECTの隊員が手元の銃でD4レイを撃ちまくれるという
『Z』終盤戦のテーマ性・メッセージをぶち壊してくれるのが笑えますw
他の特空機同様、『Z』仕様の特別な音声になっていますし
もしかしたらハルキ客演回にチラっと出番があるのかも。
アパレル限定商品は入手困難になる事もありますので
在庫が豊富にある今の内にチェックしておきたいアイテムですね。
以上!アパレル商品限定ウルトロイドゼロキーのレビューでした。
それでは~


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  1. 2021/08/06(金) 13:14:00|
  2. ウルトラマントリガー玩具レビュー
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諸先輩方・・・光の力、お借りしますっっっっ!!!!!

DC超卵です
遠方から札幌の自宅に帰ってきたのですが
自分の部屋がとにかく風通しが悪い!!!
窓とドアを全開にし、扇風機を回しても
汗が止まらなくて、参ってしまいます・・・
はぁ~熱い、熱い・・・熱い・・・?
熱いヤツ、頼みます!!!

260806 (1)
https://p-bandai.jp/item/item-1000162085

大人向け変身アイテム「ウルトラレプリカ」シリーズに
生誕5周年である『ウルトラマンオーブ』より、オーブリングが商品化決定!
ニュージェネの変身アイテムの基本であるフュージョンを生み出した
新世代の変身アイテムの基本形として、完成度の高い玩具だったオーブリングですが
それがついに大人向けに大幅改修されて発売という事で
『オーブ』という作品のファン、そしてオーブリングのファンとして非常に嬉しい!!!
260806 (2)
今回はプロップ風デザインのフュージョンカードが22枚付属!
映像作品で実際に変身に使用したカード13枚に加えて
TDG25周年を記念して、ダイナ・ガイア・アグルのカードが付属。
さらに新規デザインで『オーブ』の後輩達のカードも収録!
グリージョ・タイタス・フーマが居ないのが気になりますが・・・
260806 (3)
映像作品に登場したカードは全て付属しているので
この商品だけで劇中登場形態は全て変身可能。
オーブカリバーで変身するオーブオリジンや
オーブスラッシャーで変身するオーブトリニティも変身可能と書いてありますが
これは設定を無視して、オーブリングに音声が入ってるという事ですかね。
オーブカリバーもオーブスラッシャーもDX版の時点で音声は100点満点ですから
ウルトラレプリカになる可能性は低そう・・?

さらに遊び方PVにも載っている通り
クレナイ・ガイ役石黒英雄さんによる台詞音声を多数収録!
劇中さながらの変身シークエンスを完全再現する事が出来るとの事!

まずグリップやリングの色味・発光が劇中通りなのが素晴らしいですし
グレーの成型色だったウイングがシルバーなのも嬉しい。
そして個人的に待ちわびていた、リングを前に出したら鳴る起動音!!!
さらに「ウルトラマンさん!ティガさん!」と読んでくれて
ガイさんの勇ましい変身口上も網羅されている完璧な仕上がりに!
ゼットライザー MEMORIAL EDITIONの100点満点だった変身遊びが
しっかりと後発商品にも継承されていて、嬉しく思います。

現段階では100点満点の完成度であるウルトラレプリカ オーブリング!
お値段16500円(税込)+送料・手数料と中々のお値段ではありますが
『オーブ』ファンとしてはあの変身遊びが出来るだけで、お釣りが来ますね・・・
この後、本日11時から注文受付開始という事で争奪戦にご注意を!!!
さて・・・『オーブ』ファンならお察しが付いていると思いますが
オーブリングがウルトラレプリカで出たとなると
もう、ダークリングがウルトラレプリカで出るのは時間の問題だな・・・とw
ちょっと色を変えるだけで、あのジャグラーの変身アイテムになってしまうんですから
オーブリングとダークリングって本当にズルい仕様ですよw
青柳さんの新規台詞や怪獣カードを大量収録したダークリングも楽しみにしています。

以上!ウルトラレプリカ オーブリング発売決定情報でした。
それでは~
  1. 2021/08/06(金) 10:39:09|
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S.H.Figuarts(真骨彫製法) ウルトラマンティガ マルチタイプ

S.H.Figuarts(真骨彫製法)
ウルトラマンティガ マルチタイプ
shf074r (1)shf074r (2)
・販 売 方 法:一般店頭販売
・発 売 日:2021年7月31日
・価   格:6000円(税抜)
       7500円(税抜)(※2023年11月再販分以降)
本体
shf074r (3)
2016年のシリーズ開始当初から
昭和とニュージェネだけで展開して来た「ウルトラアーツ」シリーズ。

平成ウルトラマンは・・・?と期待がどんどん高まっていましたが
シリーズ開始から5年経った、この2021年7月。
『クロニクルZ』放送直後・『トリガー』放送開始という
素晴らしすぎるタイミングで、生誕25周年である
平成ウルトラシリーズ第一弾、ウルトラマンティガがついに登場!
さらに「ウルトラアーツ」シリーズでは初となる
「真骨彫製法」シリーズでの商品化となりました。

普段から円谷プロ造形部門のLSSが監修されていて
非常に高い再現度を維持しているウルトラアーツですが
真骨彫製法はそれをさらに上回る再現度に!!!
当時スーツアクターを務められていた権藤俊輔氏の骨格をスキャンし
さらに当時スーツ造形を手掛けられていた成田穣氏が造形監修。

映像の中のウルトラマンティガが徹底的に再現されています。
人体を表現した自然なプロポーションはもちろんの事
赤と紫の色味もイメージそのままで、完璧な仕上がりです。
shf074r (4)
バストアップ。
権藤さんの均等の取れた逆三角形ボディが本当に綺麗!
各部のパーツの繋がりも非常に自然ですし
マスクもティガの優しい顔付きが完璧に再現されていますね。
ただ唯一残念なのが、額のクリスタルのクリアパーツに
どう頑張っても影が入ってしまい、真っ黒に見えてしまう所。
ですが、ここまで徹底された真骨彫製法ですら
真っ黒になってしまうという事は、技術的に難しいのかもしれませんね。
■ソフビと比較
shf074r (5)
ウルトラヒーロー08 ティガ(マルチ)と比較。
ソフビはニュージェネ勢とは異なり
既に完成しているスーツを参考に造形出来るので
かなりTV本編に忠実な仕上がりではあるのですが
やっぱりソフビという素材の都合もあり
体形にメリハリが無いのが勿体無く、塗装も少々寂しいですね。
一方、真骨彫はその名に偽り無し。
背面の塗装はもちろんのこと、やっぱり体形の再現度が素晴らしい。
紫の色味も真骨彫はさらに劇中に忠実ですね。
■いろいろ比較
shf074r (6)
S.H.Figuarts 初代マンタイガと比較。
昭和・平成・令和の始まりのウルトラ戦士達。
タイガは実際のスーツを手掛けたLSSが監修しているので
ティガと並べても、そこまで遜色無い出来だと思いますが
関節の繋がりの自然さは真骨彫に軍配が上がりますね。
初代マンはシリーズ第1弾にして、LSSの監修が入る前の商品なので
真骨彫と銘打ったティガと比較してしまうと
プロポーションに違和感を感じてしまいます。
こうなると、初代マンもリニューアル版が欲しくなりますよねぇ。
■真骨彫ティガの問題点
shf074r (7)
さて、今回のティガはウルトラアーツ初の試みとして
胸部・腹部・パンツ部に軟質素材を採用!
ご覧のように胴体の可動範囲が大幅に向上しているののですが!
この軟質素材と塗料の食い合わせが非常に悪い!!!
自分のは開封して遊び始める前から、塗装の剥がれを確認。
購入して日が経つにつれ、塗料がポロポロと剝がれてきています。
何もしていないのだけでこんなに剝がれるのに
各種ポーズを取らせようものなら、塗装がズタズタになる事間違いなし。
というかSNS上では少し動かしただけで、塗装が剥がれた報告が多数見られました。
もうそんなの知っちゃったら、可動させる気が湧きませんよ・・・
両肩にはウルトラアーツ初となるクリック関節なるものが導入されていて
カチカチッと小気味良く両肩関節を引き出し、固定する事が可能なのですが
それを利用して腕を組んだりしたなら、脇の塗装は確実に剥がれます。
せっかくの新機構もまったく生かせないじゃないですか・・・
■セット内容
shf074_08.jpg
ブリスターは2段構成になっており、2段目は付属品のブリスターに。
今回の真骨彫ティガはTV当時のスーツアクターである
権藤俊輔氏の身体をスキャンしているというのは先述の通りですが
なんと権藤さんの手の表情も一緒にスキャンされており
そんな貴重なスキャンデータを存分に生かすため
これまでのウルトラアーツ史上最多の交換用手首が付属しています。
shf074r (8)
ご覧の通り、これまでのアーツとは異なる
自然な人の手に仕上がっていますね。
これは間違いなく、本物のティガの手です。
■交換用カラータイマー
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毎度お馴染みの赤いカラータイマーが付属。
ピンチシーンを演出する事が出来ますね。
真骨彫製法と謳うだけあり、ポロりするような事はありませんでした。
ティガのカラータイマーは光源を隠す為に
石がカラータイマー内に敷き詰められていたみたいですが
今回の真骨彫は青と赤のタイマーのどちらも
極小サイズでその発光部の形状が忠実に再現されていて、素晴らしいです。
■ゼペリオン光線エフェクト
shf074r (10)
ティガ マルチタイプの必殺光線である
ゼペリオン光線のエフェクトが付属。
手首からでは無く、前腕から出ているのが特徴ですが
その特徴を再現するために前腕を丸ごと交換して再現します。
ちょっと肘関節の破損が怖いですが、エフェクト自体の出来は素晴らしいですね。
そして、このゼペリオン光線を取らせると、胸部の塗装が破壊されてしまうらしいので
ちゃんとしたポージングは出来ません。すいません・・・
■初回特典ブックレット
shf074r (11)
初回生産限定でこの真骨彫ティガの製作に携わった
権藤氏、成田氏、永尾氏、福井氏のインタビューを掲載。
また、ここにしか載っていない
TV本編のあの名シーンを真骨彫で再現した写真も多数掲載されています。
 
shf074r (12)
3000万年の時を超えて、究極の勇者が蘇った!
『ウルトラマン80』放送終了から15年。
長き沈黙を破って、TVシリーズがついに復活!
以降のウルトラシリーズの礎を築いた、超古代の戦士
その名はウルトラマンティガ!!!
shf074r (13)
ティガの魅力といえば、なんといってもこの美しい構え。
右手の手刀を前に突き出し、左手の拳を強く握りしめる。
ティガの特徴であるスカイとパワーを形容している素晴らしいポーズだと思います。

shf074r (14)
基本パワータイプの担当である中村さんがマルチタイプに入った際は
より力強い、ヒロイックなファイティングスタイルに変化。
怪獣を何としても倒すという強い意志を感じますね。
アクターさんの体形再現への拘りが強い真骨彫製法ですが
もしかしたら中村さんをスキャンしたマルチタイプも出る!?
その前にパワータイプが先か・・・w

shf074r (15)shf074r (16)shf074r (17)shf074r (18)
一応、出来る範囲である程度ポージングを・・・
多分、ゼペリオン光線のように
腕を内側に閉めるポーズは、腕部と胸部と擦れてしまって危険です。
しかしこうやってポーズを付けてみると
人体のラインが崩れないパーツ分割の効果が絶大で
格好良いフィギュアなのは間違いないんですけどねぇ。

ちなみに膝と肘に空いてしまっている穴は
肘と膝に捻り関節を加えるための穴であり
この穴のおかげで、可動範囲が大幅に向上しています。
shf074r (19)
ヒーローが必要なんだ・・・ヒーローが・・・!

shf074r (20)
集結!新ウルトラ5兄弟!?

(初代マン・セブンギンガタロウと一緒に)
shf074r (21)
人と人が繋がり合おうとする心・・・
それが天と地を結ぶ光。

shf074r (22)
その力とユナイトするからこそ
我々は光の巨人と呼ばれるんだ!

ウルトラマンエックス・初代マン一緒に)
shf074r (23)
ウルトラマンさん!ティガさん!
光の力、お借りします!

オーブ スペシウムゼペリオンと初代マンと一緒に)

shf074r (24)
纏うは風、紫電の疾風!
ロッソ ウインドブル ウインドと一緒に)
shf074r (25)
大人気ウルトラマンという事もあって
ニュージェネに力をお貸ししまくりのティガ先輩。
再現出来るシーンが一気に増えて、他のアーツと組み合わせるのが楽しいですねぇ。
shf074_27.jpg
邪神ガタノゾーアの前に敗れ去り、石像と化したティガ。
GUTSが総力を挙げてティガ救出作戦に挑むも失敗。
世界中の人々は恐怖と絶望の闇に支配された・・・
しかし、ティガの勝利を信じる子供たちの想いが光となって
ティガは再び光の巨人として覚醒する!
未来を諦めない限り、希望は必ず訪れる!
人間はみんな、自分自身の力で光になれるんだ━━━!
最後に
シリーズ開始から5年の時を経た、まさに満を持してというタイミングで
真骨彫製法という素晴らしいステージでの発売となったティガ。
権藤氏の身体をスキャンしたデータを生かし、成田氏やLSSが徹底的に監修した
フィギュア本体の出来に関しては、非の打ち所が無い完璧な仕上がり。
25年経った今もまったく色褪せない、ティガのデザインの魅力が凝縮されており
その再現度の高さ、手にした時の本物感は
ウルトラアーツの5年間の商品の中で断トツで1番なのは間違いないですね。
可動フィギュア特有の関節部分の違和感も、巧みなパーツ分割で徹底的に軽減されていて
人体として破綻していない理想的なプロポーションですし
可動させた際のスタイル・シルエットも本当に美しい。
真骨彫製法という名に負けていない素晴らしい商品である!と
自分もそう言い切りたかったです。

SNS上などでも大変話題になっていますが
今回のティガから導入された、胴体の軟質素材がとにかくヒドイ。
開封直後から既に塗装が割れたりしているのは
まだ個体差として許せる範囲ではありますが
ちょっと時間が経っただけで、ポロポロ剥がれてくる塗装は如何なものなのか。
可動させた際に多少色映りなどが起きるのも
可動フィギュアのお約束なので許せるのですが
パッケージや説明書などで推奨されているポーズを取らせると
塗装が大きく削れてしまうのは、最早アクションフィギュアと呼べないでしょう。
自分は塗装が削れてしまうのが怖いので、大胆なポーズを付けて遊べませんよ・・・

「塗装が剥がれるなら動かさなければ良いじゃないか」という意見もあるでしょうが
それなら、ポーズ固定のフィギュアを買えば良い訳で
自分は権藤さんのスタイルを徹底再現したティガを可動させて遊びたかったんですよ。
予備を買おうにも転売屋が横行し、争奪戦が勃発して酷い有様ですし
例え気を付けて遊んだとしても、数年経てば軟質素材は割れたりベタ付くでしょう。
発売前から経年劣化が不安だった軟質素材でしたが
まさか発売日直後からこんな事になるとは思わず、争奪戦に辛くも勝利して
楽しみにしていた商品なだけに本当にガッカリでした。

誤解を招くようなので強調しておきたいですが
『ティガ』当時のキャスト・スタッフ。
LSSの方々が手掛けた、本体の造形そのものは
大げさですが100点満点で文句なしの出来栄え。
胴体の軟質素材だけがとにかく不満で、とにかくガッカリ。
是非、この100点満点のティガを自由自在にポージング出来る
塗装及び可動を従来の物に戻したバージョンを出し直して欲しいですし
今後、スカイタイプやパワータイプなどのカラバリ商品や
真骨彫製法でダイナやガイアなどのウルトラヒーローを発売する際は
軟質素材の使用は絶対にやめて頂きたいですね。
≪前のアーツ次のアーツ≫
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  1. 2021/08/06(金) 00:36:44|
  2. S.H.Figuarts/ウルトラアーツ図鑑
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『ウルトラマントリガー』8月発売予定玩具が出揃った!んですが・・・

DC超卵です
https://m-78.jp/news/post-5914
https://m-78.jp/news/post-5989

少し前の話題になりますが
各種音楽配信サイトにて、昭和ウルトラシリーズの
主題歌・挿入歌と劇伴曲の配信がスタート!
昭和ウルトラマンの主題歌は流石にCDを持っていますが
『ザ☆ウルトラマン』の大量の挿入歌・イメージソングや
昭和シリーズのサントラまでは持っていなかったので
こうやってお手軽にスマートフォンで聞けるなんて良い時代になりましたよね・・・
自分はAmazon Musicで聞いているので、プレイリストも作れますから
昭和防衛チームのテーマ曲の永遠リピートが心地良すぎます・・・
https://m-78.jp/news/post-5978
さらに放送開始20周年を記念して
『ウルトラマンコスモス』の主題歌・挿入歌と一部劇伴曲の配信もスタート!
劇伴曲は冬木透御大が手掛けた、TV本編と『THE FIRST CONTACT』のサントラが配信!
『コスモス』はシリーズ屈指の挿入歌の多さなので、これもお手軽に聞けるのは嬉しい・・・
今はまだ『Q』~『80』の昭和シリーズと『コスモス』のみですが
時間がいくらかかっても構わないので、いつか全作配信解禁して欲しいですね~
権利の都合で中々全作は難しいのでしょうか・・・
後は『ギンガS』以降のサントラは毎回しっかり買わせて頂いているのですが
『ウルトラマンZ』のサントラ配信はいつになるのでしょうか・・・

logo_trigger.png
https://toy.bandai.co.jp/series/ultraman/trigger/

月末月初が土日を挟んだので、情報解禁日がバタバタしていましたが
8月最初の平日を迎え、ようやく8月発売予定の
『トリガー』関連の最新玩具がついに出揃いましたね!
早速見て行きましょう!
※各種雑誌で情報解禁済の情報のみ取り扱いますが
  放送前の『トリガー』の情報を取り扱いますので、ご注意下さい。


210802 (1)
ウルトラ怪獣シリーズ153 デスドラゴ
・発売日:2021年8月21日(土)
・価  格:600円(税抜)


まずは21日放送予定の第5話に登場予定の
新怪獣 デスドラゴがソフビで商品化!
ソフビの写真は左からみた画像なので分かりにくいですが
実は頭部に生えている立派な角の右側が折れており
この右角が折れている理由が『トリガー』の世界観で重要な意味があって・・・!?

そしてこのソフビの写真をよく見ると分かるのですが
胴体のディティールが『タイガ』第1話怪獣のヘルベロスと完全一致しているんですね・・・
まだ確定かどうかは分かりませんが、短い命でしたね・・・ヘルベロス・・・
雑誌等に載っている劇中の写真と比べると、目がまったく異なるのですが
ソフビの方はガゾートのように目が赤く染まっているので
カルミラ達に操られてしまうのでしょうか・・・!

210802 (2)
ウルトラ怪獣シリーズ154 サタンデロス 
・発売日:2021年8月28日(土)
・価  格:600円(税抜)


お次は28日放送予定の第6話に登場予定の
新怪獣サタンデロスがソフビ化。
皆さん、ご存知『タイガ』で初登場したギガデロスのバリエーション機体で
オレンジが特徴的だったギガデロスでしたが
サタンデロスは赤と青の中々ドギツいカラーリングに変化。
宇宙に何体も居るという便利な設定だったギガデロスですが
こうやってバリエーション機体を出してくるのは意外でした。

ソフビは写真を見た限りだと現在発売されている
ギガデロスのソフビとまったく同じ造形に見えますね。

〈追記〉
よく見たら、胸部の造形が異なるので新規造形ですね。失礼しました!
上半身だけが新規造形で、四肢はギガデロスの流用ですかね。
これはまあ劇中でも塗り替えただけでしょうし、当然といえるでしょう。



新怪獣が景気良くソフビ化されるのは
昨年の『Z』のソフビの好調っぷりが伺えますね~
これは他の商品化の楽しみだ・・・と思っていたのですが
なんと8月に発売される『トリガー』玩具は以上なんですよ。

210802 (3)
メガムービーモンスターシリーズ 
ウルトラマン(シン・ウルトラマン)
 
・発売日:2021年8月28日(土)
・価  格:2800円(税抜)


一応、28日に巨大なシン・ウルトラマンも発売されるみたいですが
例年だと新形態(フォトンアース・ガンマフューチャー)が登場する兼ね合いで
玩具も大量に発売されるのが8月の風物詩でしたが
今年はオリンピックなどの兼ね合いもあって、苦労している様子が伺えます。
第1~3話に新登場するアイテム・キャラクターが多すぎて
どういう販促スケジュールなんだろう・・・と思っていましたが
8月上旬に放送出来るかどうかが怪しかったので
7月の内にラインナップを充実させて、販促を終わらせた・・・とか?

8月は玩具コレクターとしては寂しい月になりそうですが
その分、9月はゼットとハルキが『トリガー』にやって来ますから
今後への期待が逆に高まる自分も居るのでした・・・w
以上!『トリガー』最新玩具情報でした。
それでは~
  1. 2021/08/02(月) 12:10:10|
  2. ウルトラマン玩具情報
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プロフィール

DC超卵

Author:DC超卵
北海道在住、20代のウルトラマン好き。
2歳の時に見たバルタン星人特集VHSが原因で
ウルトラマンにハマってから抜けられず。
玩具「ウルトラエッグ」の魅力を伝えたくて
中学1年生の時にこのブログを始めました。
男子中学のDCだったのにブログ設立から
10年経過。気付けば一児の父です。
今は現行サイズのソフビシリーズと
可動フィギュア「ウルトラアーツ」の図鑑を
製作しています。

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