とりあえず銀隣舞う...
どうもです
あらま
なんだかとっても久しぶりの更新です
最近仕事が激務だったこともありますが、「PC見るの嫌気さす症候群」に陥っていました(^_^;)
それにしても今週は麻薬の話題で持ちきりでしたね・・・
しかも押尾学がウチの近所に住んでいたもんだから、野次馬やら警察関係の人達やらで、夏休みも手伝ってか騒がしいったらありゃしない
まぁ、そんな普段の憂さを晴らすべく、午後から加山っちと木更津沖提にクロダイ釣りに行ってきました
クロダイの落とし込み釣り。
撒き餌もしないで、道糸にハリスを繋げただけのシンプルな仕掛けに貝やカニなどの餌をつけて、何キロもある防波堤のキワを釣れるまで永遠に餌を落とし込んでいくという、愛と情熱と根性の釣りです。
とにかく広く探るのがクロダイ一尾への近道、釣果=歩いた距離なんて言いますが、必ずしも釣れる保障はなにもありません。
道糸2.5号、ハリス1.5号の細仕掛けで暴れるクロダイをモノにするのですから、一度この釣りでクロダイを釣れば病みつきになること間違いなし。偶然に釣れる事がない釣りなので、型は選べませんが一尾でも釣れば堤防徘徊の辛さも一瞬に消し飛びます。
こんなマニアックな釣りとの出会いは小学6年生の時。今年1月に他界した親父と一緒に横浜の野島防波堤に行ったときでした。
親父はこの釣りを熱心にやっていて、夏になると毎週のように出かけていましたが、いつもちゃんと釣って帰ってきてました。当時のうえぽんは釣りをやっても近所の多摩川で鯉を釣ったり、東扇島でチョイ投げ釣りで小物を釣って喜んでいた程度でした。
ある日、船に乗って防波堤に釣りに行くから連れていってあげると、ちょっとワクワクしていましたが、朝3時ごろ起されて、使ったこともやったことも無い釣りをさせられたもんですから、結構苦痛でしたよ(^_^;)
でもこれがですね、初めて行った場所で初めて42cmのクロダイを釣ってしまうわけですね。。今でも鮮明に覚えていますよ、イワガ二で落としてる途中でゴツっと手に伝わるアタリで合わせるとエライ勢いで潜られました・・・
このまま海に引きずりこまれそうな勢いでした。近くにいた親父がいろいろとアドバイスしてくれたんですが、無我夢中でしたね。でもやりとりもそうなんですが、あの親父が一言放ったことに驚きでした
「純、これあげたら今後の釣りの人生観変わるぞ」
普通、頑張れとか、もう少しだとか言うでしょ
「何だよソレ」状態でしたが、無事に親父の玉網に納まったときは、嬉しいというより疲れましたね。親父は「クロダイ楽しいだろ」と言ってうえぽんに背を向けてストリンガーにクロダイを繋げていたましたが、ふと見ると涙していました。もちろん、うえぽんは気が付かない振りをしましたが・・・・
小6の小僧がちょっぴり大人の微妙な雰囲気を味わった出来事でした。
ちょっと長い前置きになりましたが、ここから本題(爆)
18時半満潮の中潮、上げのタイミングを狙って14時40分の船に乗ります。
のりさんが仕事?の最中に立ち寄ったお店も見えます
行程10分程で堤防に上陸、そそくさとカラス貝を採取して始めます。餌はこんな感じで付けます
意気込んで歩き回りますが、風はほとんど無く潮も澄んでいて釣れる気全くなし・・・おまけに潮が動かないので略絶望的状況
とにかく、風が吹いて波がバシャバシャとなって騒がしく濁りが入らないと、浅場のクロダイは何処かへ行っちゃいます。そんな状況にならないかと期待しますが、時間だけが過ぎて行き、周りも加山っちも冴えない感じでした。
19時最終迎えの船まで残り1時間を切ったころ、西よりの風が吹き出しました。木更津では西が吹くと富士山が綺麗に見えます
薄暗くなってきてラインも見づらくなってきましたが、ここにきて濁りも入り、トロ~っと潮も動き始めました。釣れるとしたらこのタイミングだと思い、落とすラインに集中しました。
水面から一ヒロ半のところでラインがスゥ~と左に動きました。サクっと軽く合わせると型は小さいですがゴンゴンと鯛独特の引きをします。和竿天明が綺麗に弧を描いて(天明竿は胴調子)秒殺ネットインで綺麗な一尾をゲット
とっても綺麗な回遊ちゃん。
とにかく今日は条件が悪い一日だったみたいですが、今季好調の木更津沖提。今度は久々に年無しでも・・・とすでに意気込んでいるうえぽんでした。
あ~、それにしても今日は風もなく悲惨な徘徊だった...です