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電話BOX

 女が家族に連絡すると言って、南の斜面の長い階段登って行ったのは、夕刻だった。

そして女は、程なく戻った。

 老婆も家族に連絡する言って、南の斜面の長い階段登って行った。日暮れも近い頃だった。

漆黒の空が青みを帯び星々の姿が薄れ白み始めた頃、男と女は老婆が戻っていないことに気付いた。

男と女は、山間のすり鉢の底のような開けたその場所を北の端の方まで捜索してみた。

ふと振り返った時、老婆が南の斜面の長い階段を中腹よりもやや下のあたりまで降りてきていのが見えた。

男と女は、南の斜面の長い階段の下まで戻り老婆を出迎えた。

前日には気付かなかったが、その場所の西、僅か2メートル程の位置に電話BOXがあった。

左は切り立ったほぼ垂直に近い斜面になっていた。



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[ 2021/08/10 06:34 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

87日がド~ン の ワサビ丼

2021年08月07日

なんと相応しい日だろうか。

87日がド~ン。

ワサビがド~ンのワサビ丼。 


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[ 2021/08/08 14:47 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

Q2c (非連セイ算84羅木) 砂時計守 鴉と狐と老人と・・・

 砂時計守がその鴉を初めて見かけたのは、「6∧6大鐘の音」を聞いてしばらく経った頃だった。

人々は、その鴉を「コヴィトガラス」と呼んでいた。

その鴉は二枚の舌を持ち、その二枚の舌を器用に使って鳴く -囁く、呟く、いや叫ぶといった方がいい-珍しい種類の鴉だった。

その鴉を「コヴィトガラス」と呼んでいた人々がそのことについて気付いていたかどうかは砂時計守には分からなかったが、

砂時計守は、そのことについて気付いていた。

砂時計守が人々が「コヴィトガラス」と呼んでいたその鴉を初めて見かけた時、確かにその鴉は1羽だけ-後にある数(19羽)まで増えるのだが-だった。

ところが、その鴉は、まるで2羽の鴉が同時に同じ音量で異なる2種類の鳴き方をしたのを砂時計守は確かに聴いた。

そしてその鴉の鳴き声は、「アー」とか「カァー」というそれとは違い人間の言葉-二つの単語-だった。

「同時に同じ音量で異なる2種類の単語を同じ声色」で叫ばれた時、

一般的な人間にはそれは、ただの鴉の鳴き声にしか聞こえないのかもしれない。

口を動かすことなく言葉を発したり、それを応用した口の動きとズレて言葉を発するといった腹話術と呼ばれる芸を目にしたことはあるが、「同時に同じ音量で異なる2種類の単語を同じ声色」で発する人間は知らない。

仮にそのような芸当を持つ者がいたとして、「同時に同じ音量で異なる2種類の単語を同じ声色」で発せられたものを瞬時に聴き分ける者がどれほどいるだろう。

はたして、砂時計守は、人々が「コヴィトガラス」と呼んでいた二枚の舌を器用に使って鳴く -囁く、呟く、いや叫ぶといった方がいい-珍しい種類の鴉が、「同時に同じ音量で異なる2種類の単語を同じ声色」で発した人間の言葉-二つの単語-を聴き分けたのだ。

長年、砂時計の中の砂が発する滑る音、擦れる音、落ちてゆく音、ぶつかり合う音・・・
そんな砂一粒一粒の発する微細な音すべてを砂時計守として注意深く聴いてきた耳だからこそなし得たことかもしれない。

 
 砂時計守のことを話さないといけないだろう。

この砂時計守が守(もり)してきた砂時計は、一般的なそれとは一風変わった趣きのものだった。

またそれは、あの「6∧6大鐘の音」とも深くかかわっていた。


そして「Q2c」 (非連セイ算84羅木)とは?、
どんな「砂時計」で「6∧6大鐘の音」とは?
「砂時計守」と増える「コヴィトガラス」は、どうなって、 狐と老人と・・・とは? そもそも「砂時計守」とは何者なのか?






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[ 2020/12/21 14:50 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

天田ヨウゾウらの誕生日 むろん、♎。

 20WXHXH

これが天田ヨウゾウらの誕生日。

被膜を破りヴェスヴィオの雄叫びをあげた。

視的にあまりにも無防備な被膜は、既に成体の様の天田ヨウゾウらの胎をさらけ出していた。

それでいて生体としての天田ヨウゾウらの胎をシェルターの如くしっかりと保護していた。

天田ヨウゾウらの胎は、透明度の高い頑丈な膜に覆われた受精卵の時点で、

もはや天田ヨウゾウらの成体として、視的には既に認知されていた。

けたたましい産声をあげた日、それが・・・ 20WXHXH。


その8日後。

これがナリームの誕生日。

雨上がりの空に浮かぶ虹のようなに気付けばそこに。

誕生の聴的認知も従前の視的認知もなく、

乳白色の面持ちで、永い歳月すべてのものを見つめてきたかの如き憂いの眼差しを携えて、

虹のようにそっと神々しくそこに居た。

それは、白昼の青天に沈着と佇み眼下の界を厳かに見つめている月のようでもあった。

気付けばただそこに。

むろん、♎。
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[ 2020/11/02 11:52 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

2020年08月08日、真夏のクリスマス。

 お皿には、ゴーヤーとパプリカ、タマゴが舞い踊る。

お空には、緑と赤の花が咲き、

ニッコリ笑顔にコンジキの落下傘部隊がキラキラ、きらきら降りてくる。

「ドーン」。

2020年08月08日、真夏のクリスマス。

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[ 2020/08/09 21:17 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

五読書 [卒論(rabrd)] (改)

<rabrdに於ける主題>   「五読理論」の確立並びに「五読書」の完成。



「MICP11,16,19 と その黄金比」 に関するリポート

rabrdで得られたMICP11,16,19の黄金比は、

{4:2:4}が最も汎用性が高いが、

{5:2:3}、{3:2:5}も実用的な比率となるケースも少なくはなく、この場合、条件の精査を求められるところである。

また稀に{3:4:3}という比率が高効果に繋がる確認されたケースもあることを併せて報告しておく。

この場合も{5:2:3}、{3:2:5}の場合と同様に条件の精査を求められることは勿論のことである。



またrabrdで抽出された極めて重要な値もここに付記するものとする。

415
401
585
∞71


以上。


これをもって、「五読理論」の確立並びに「五読書」の完成とす、卒論とする。

2020年7月


上記灰色部分が、2020年7月記載の卒論。

今回改稿されるのは、 

「MICP11,16,19 と その黄金比」 に関するリポート というタイトルを含む
 rabrdで得られた・・・・・勿論のことである
 の部分。

以下青色との差し替えとするが、改稿にに至るまでの経緯が極めて重要なためここで説明しておくこととする。

※当初、「MICP11,16,19 と その黄金比」タイトルは、「MICP2(13),11,19 と その黄金比」とするはずであったが、

その後2が13の擬態である可能性が認められた。

また今後、2,3,18などがMICPとなる可能性があり、この場合の2が、真正であることから2(13)の2が13擬態であるとし、

「MICP11,13,19 と その黄金比」とすることとなった経緯を初めに付記しておく。


いずれにせよ、今回の変更で、「4の2乗」という特殊性を持つとは言え素数ではない16がMICPに含まれていることに起因していた黄金比の幅(不安定性)が改善され安定性を得ることにつながったことは重要な意味を持つ。なぜなら条件の精査の要求度が格段に下がるからである。

つまり、以下に改稿されることになる。

「MICP11,13,19 と その黄金比」 に関するリポート

{3:3:4} {3:4:3} {4:3:3} の比率を基準とし、

稀に{2:4:4} {4:2:4} {4:4:2}となるケースはあるものの、

{5:2:3}、{3:2:5}などとなることはなくなった。

2020年㋇




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[ 2020/08/04 08:08 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

五読書 [卒論(rabrd)]

<rabrdに於ける主題>   「五読理論」の確立並びに「五読書」の完成。



「MICP11,16,19 と その黄金比」 に関するリポート

rabrdで得られたMICP11,16,19の黄金比は、

{4:2:4}が最も汎用性が高いが、

{5:2:3}、{3:2:5}も実用的な比率となるケースも少なくはなく、この場合、条件の精査を求められるところである。

また稀に{3:4:3}という比率が高効果に繋がる確認されたケースもあることを併せて報告しておく。

この場合も{5:2:3}、{3:2:5}の場合と同様に条件の精査を求められることは勿論のことである。



またrabrdで抽出された極めて重要な値もここに付記するものとする。

415
401
585
∞71


以上。


これをもって、「五読理論」の確立並びに「五読書」の完成とし、卒論とする。

2020年7月
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[ 2020/07/16 13:33 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

ーム、-ス

ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・

はちりのギメユラは、あの日のにこのギメユラか

波の調べか

ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・

繰り返すのは、

ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・

波打ち際に横たわるはッスムか

波はッスムを越えては、薄く地を這い消えたかと思えば、

ッスムの脇に姿を現し、二つに割れては、ッスムをなぞりソウホウ・・・

ただムゲンエン

ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・

ッスム、こなたそなたにシタル

フドウのこなたシタル、ウドウのかなたシタル

ッスムのソウホウをいききすはあの日のマルブラフリカと酒樽

ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・ ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・ ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・

繰り返されるのは、

ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・ ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・ ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・

スベテは、クサカリ

繰り返されるのは、

ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・ ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・ ーム、-ス、ーム、-ス、ーム、-ス・・・

も、またスベテ



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[ 2020/05/01 11:54 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

【小説】 天の川鉄道 五月雪とストロベリーダンス (作)はりゅうかずや

※2018年12月28日現在、時間的都合で未完結です。
※2019年2月2日加筆。未完結です。
※2019年5月27日加筆。未完結です。



(序章)
 「10年に一度の珍事」と世間を賑わせた雪が降ったのは、その年の5月も半ばのことだった。

やがてその雪解け水が無数の星屑となって天の川に流れ込んだ。

そして天の川を溢れ出した星屑が、漆黒の闇の中、二本のレールとなり果てしなくどこまでも連なったは、その年の7月のことだった。

これが「天の川鉄道」の誕生だ。

人々は、「銀河鉄道の再興」を口にした。

そして、どこからともなく、誰からともなく「息子太陽ありがとう!」という言葉が流行語のように響き始めた。

かつて、

「息子太陽ありがとう!」

というキャッチコピーで、「銀河鉄道」がその名を宇宙中に轟かせたは、20世紀のことだった。

僕らが、GWHさんに再会し、「天の川鉄道」の開通を祝って南の島への楽園ツアーに出かけたのは、この年のゴールデンウィークのことだった。

時系列的矛盾あるが、事系列的にはそうなのだから仕方がない。

<目次>
・ジェビー
・ウッバーくん
・GWHさん
・84年製-e-lvn456
・五月雪
・ストロベリーダンス
・そしてヨンサンラ

(ジェビー)
目次でジェビーに呼称がない。

ジェビーは、性別不詳。

それで皆、「ジェビー」と呼び捨てにしているが、、親近感からくる友好的な呼び捨てだ。

ついでにジェビーは、年齢も職業も不詳だ。

誰もジェビーの素性に詳しい人はいない。

ルックスは、贅肉をすべて削ぎ落とした引き締まった体を、宇宙的銀色(スペイシーシルバー)のウエットスーツに真っ黒に日焼けした顔以外すべて包み込んでいる。もちろん頭髪も。真っ黒い顔の奥に金色の目が鈍く光っている。

まさに「精悍」という言葉がジェビーそのものだ。

ジェビーは、いつも浜辺で歌を歌っている。

その容姿も手伝って誰もがサーファーだと思い込むのだが、ジェビーは、完全な金づちで決して水には近づかない。

これほどまでに見た目が実態を裏切りるケースもないだろう。

見た目が実態を裏切りると言えば、精悍そのもののジェビーだが、かなりの大食漢でその胃袋は無尽蔵と言われている


「底なし」ではなく「無尽蔵」と言われているのは、ジェビーの胃袋が一つではないということで。

一つの胃袋が満腹になると、新しい胃袋が作られるらしいのだ。

そんなジェビーが、お腹いっぱい食べて陽気に歌っているのは、この年出会った「84年製-e-lvn456」のお陰だ。

この年というのは、もちろん、「天の川鉄道」が誕生した年だ。


(ウッバーくん)
ウッバーくんは、2001年生まれのニューヨーカーでティーンネイジャー。性別は男。

男ではあるが、東洋の古い話に感化されて自分は竹から生まれたお姫様だと信じ込んでいる。

信じ込んでいるをとっくに通り越して、彼の中では揺るぎない事実として直立不動のものとなっているようだ。

彼は、両親に自室を畳敷きの和室にリフォームしてもらった。床の間付きという本格的なもので、そこに開閉式筒型竹製ベッドを立てその中で立ったまま眠っているという。

床の間に立つそれは、天空へとまっすぐに力強く伸びる一本の竹のようだった。

その様子は、まるで彼の中で芽生え直立不動のものとなった例の揺るぎない事実のようでもあった。

そんな彼は、お人好しでいつも人に振り回されているそうだ。

やがて彼は、東洋の古い話の通り、月へと帰った。


(GWHさん)
GWHさんは、といってもGWHというのは、ジェビーやウッバーのような人名ではない。

なんというか・・・社名や屋号をまるで名前のように呼ばれている人を時々見かける。あれでである。

GWHが何の略だったかは、ハッキリと覚えていない、「ゴールデンウィークホリデイ・・・」とか言うツアーの企画名あったか「ゴールデンウィークホリデイ・・・社」という企業名だったか・・・そんな感じ。

だが、僕らの記憶の中にその男性はしっかりと存在していて、お互い顔見知りで、この年の南の島への楽園ツアーもGWHさんに手配してもらったわけだ。

ウッバーくんの月帰りもGWHさんの仕事だそうだ。

ちなみにGWHさん個人の名前は未だに知らない。

「天の川鉄道」の開通を祝ってのことだから、この年というのは、もちろん、「天の川鉄道」が誕生した年だ。

(84年製-e-lvn456)


(五月雪)

「五月雨」と書いて「さみだれ」と読む。

「五月雪」と書いて何と読むのだろう。

「シンシンシン。シンシンシン。シンシンだい。」

ある地方で歌い継がれている童歌がある。所謂、伝承歌。

故に、「シンシンシン。シンシンシン。シンシンたい。」と歌われることもあるようだ。

むしろ興味深いのは、この地方の特徴的気象の方かもしれない。

特徴的と言えば、窓下のそれ。






(ストロベリーダンス)


(そしてヨンサンラ)
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[ 2018/12/28 15:28 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)

345

(3と5で4)
・3と5で2をつくり、
・その2と3で1(s)をつくり、
・その1(s)と5で4をつくる。

(4と5で3)
・4と5で1をつくり、
・その1と4で3(s)を
・その3(s)と5で2をつくり、
・その2と4で2(s)をつくり、
・その2(s)と5で3をつくる。

・4と5で1(s)をつくり、
・その1(s)と4で3をつくる。



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[ 2018/04/17 18:28 ] 散文集 | TB(0) | CM(0)
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