医者が面倒に思いサインしないので普及するだろうとの思いがあるのでしょう。
それでも、ジェネリック拒否のサインをし続ける先生達も大勢いらっしゃいます。
何故でしょう?
すべてのジェネリック医薬品の効果が先発品と同じだと思ってないからです。
ちなみに、私は患者さんに任せています。
簡単に説明はします。
中身の主成分は同じですよ。
でも、メーカーが違うので形を整えたりするための混ぜものなどは、違います。
だから、溶け方や吸収のされ方は違うかも知れません。
こんな感じでね。
ジェネリックにも質のいいジェネリック、粗悪なジェネリックがあるわけですから。
まあ、いわゆる『コピードラッグ』ですもんね。
簡単に言うと、サランラップやクレラップなどの大手のラップとそれよりもかなり値段の安い○○ラップとどちらを選びますかと言うことです。
しかも、場合によっては命に直結するような薬を。
いろいろ、噂は流れてきます。
ジェネリックにかえたら今まで血圧のコントロールのよかった患者さんが急に悪くなったとか。
湿布薬をジェネリックにかえたら、すぐにはがれるから困る。
まるで、安物買いの銭失いだ。
なんて、声まで聞こえてくることがあります。
日本ジェネリック医薬品学会が運営する「ジェネリック医薬品」の情報サイトに『役に立つ患者さんの薬箱』でジェネリックの疑問に答えてくれてます。
その中に
Q7.ひとつの先発医薬品に複数のジェネリック医薬品がありますが、どれも同じなの?
有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果は同じです。
ただし、薬価や添加物、製剤によっては大きさ、味、においの改善、保存性の向上等、ジェネリックごとのちがいや特徴がある場合もあります。
と解答されています。
ジェネリック毎に違いがあるんですよ。
それでも、安い方がいいという方もいらっしゃいますから。
もちろん、安くて上質なジェネリックは大歓迎ですよ。
多くの医者はそう考えていると思います。
だから、ジェネリックを普及させようと思ったらもう少し質をきっちりと評価をしてから認めるようにすればいいと思うのですが、いかがでしょうか?
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一般の方が質の高いジェネリックを見つけるのは難しいですからね。
まあ、ジェネリックメーカーでもいわゆる大手と呼ばれている会社のジェネリックが無難といえば無難なのでしょうか?
今までのジェネリックエントリーまとめです。
ジェネリックって安い?
知らぬ間にジェネリック
ジェネリック推進
ジェネリック使うなら、よく理解してから使うようにしてくださいね。
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