患者と医者をつなぐもの
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~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
2011/08/12 Fri 12:48
皆様、お久しぶりです。

私は元気にしており以前と変わらず、主に肺がんの患者さんの診療に当たっています。

このブログを参考にされる方にお願いがあります。

このブログは、2008年あたりの最新の知識をもとに書いておりました。

その時はまだ治験段階の薬も発売されるようになったりもしました。

それに伴い、ブログの内容が少し古くなっている部分も出始めました。

もちろん、人生いろいろのエントリーが古くなることはないのですが。。。

物事の考え方などのエントリーはいいのですが、標準治療の話などはブログの更新日を確認してください。

そして、その当時の標準治療や当時の専門家のコンセンサスだと理解してください。

将来的には古くて全く参考にならない事も出てくるかと思いますので。

久しぶりの更新が面白く無い話ですみません。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

震災被害者の方々へ 
2011/03/15 Tue 12:07
震災により多くの方の尊い命が失われたことに、深い哀悼の意を捧げます。同時に被災された皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げます。

私も学生時代に阪神大震災に遭遇しました。

幸い、自宅も無事でライフラインも保たれていたのですが多くの知人が避難生活をしたいたことを思い出しました。

被災地では多くのけが人がいて医療機関は緊急を要する患者さんに対応せざる終えない状況となります。

そうすると、抗がん剤治療中のがん患者さんたちの優先度は落ちます。

震災に伴うがん難民が発生する可能性が高いのです。

もちろん、今はそれどころでないと思いますが。

食事などの心配がなくなった時点でがん治療についての不安が出てくるだろうと思います。



そんな中、がん薬物療法専門医達がメーリングリストを用いて被災地での治療継続が難しくなった患者さんを受け入れる病院を公表しています。

http://oncology.umin.jp/jisinenjo.html

もうすぐ、臨床腫瘍学会HPでもアップされるそうです。

北は、北海道から九州までの様々な医療機関が名乗りを上げています。

被災者の方は親戚のいるところであったり自分の行きやすいところでいいと思います。

同じ病院に大勢の患者さんが集中しなければ対応は可能だと思います。



透析が必要であったり、酸素吸入が必要であったりすればすぐに対応しなければならないことは誰でもわかります。

しかし、がん患者さんの多くは外見からがん治療中ということが判らない方もたくさんいますし、緊急度からしたらどうしても優先度は低くなりがちです。

ですので情報だけで結構です。

多くの方に、被災地以外でもがん治療が続けられることをひろめてください。

お願いします。


長いですが転載させていただきます。

===============================================
3月11日の「東北地方太平洋沖地震」におきまして、 被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、 犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。
被災地におかれましては、一日も早く普段の生活に戻れますよう皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。

日本臨床腫瘍学会専門医会におきましては、抗がん剤治療の継続、あるいは新規治療が必要な患者さんで、被災地をはなれ親戚や知人を頼られる方、自治体等の公営住宅緊急施設に移られた方に適切ながん化学療法(抗がん剤治療)を提供すべく、多くの専門医が受け入れを申し出ています。

被災者の方で、転地先で、がん化学療法(抗がん剤治療)を希望される患者さんがおられましたら、担当される医師は、受け入れ先の検討に下記リストを参考にしていただければと存じます。

 また被災者の方で、転地先で、がん化学療法(抗がん剤治療)を希望される方は、現在の主治医に相談し、希望される受け入れ病院に連絡・連携を手配してもらってください。受け入れに際しては、可能な限り紹介状・レントゲンなどの資料をお持ちいただいたほうが、より適切な治療が可能となります。なお、かかりつけ病院自体が被災し、資料が失われている場合は、この限りではありませんので、受け入れ先にお尋ねください。

 ここで申し出ている専門医は、がん専門医としての責任感と医療者としてのプロ意識に基づいて3月14日時点で意思表示した医師を掲載しています。

受け入れ可能状況は、刻々と変化しておりますので、問い合わせいただいた時点で病床満床等の理由により御希望に添えない場合もありますのでご了承ください。

平成23年3月14日

日本臨床腫瘍学会専門医会



●○●○●MLで対応可能の連絡を頂いた病院のリスト●○●○●

国立病院機構東名古屋病院血液・腫瘍内科,神谷悦功 先生,血液疾患と固形癌の薬物療法

聖隷浜松病院・化学療法科, 金容壱 先生,固形がんの外来化学療法

大阪府立成人病センター,井岡達也 先生、外来化学療法および短期入院

新潟県立がんセンター 内科(血液腫瘍担当),張 高明 先生,造血幹細胞移植その他

東海大学医学部付属病院,齋藤 雄紀 (サイトウ ユウキ)先生,乳癌外来化学療法

産業医科大学 化学療法センター・血液科,塚田 順一 先生,外来化学療法

自治医科大学臨床腫瘍科,長瀬通? 先生,消化器癌(その他も対応)

大阪府八尾市立病院 化学療法科,烏野隆博 先生,血液疾患・固形癌

兵庫県立がんセンター腫瘍内科,松本光史 先生,乳癌・婦人科癌・消化器癌その他固形癌

大垣市民病院,亀井桂太郎 先生,外来化学療法

北海道大学病院第三内科,結城敏志 先生,全ての癌腫

順天堂大学 乳腺内分泌外科,三浦弘善 先生,外来・入院での薬物療法

聖マリアンナ医科大学臨床腫瘍学,中島貴子 先生,固形癌

日赤医療センター化学療法科,宮本信吾 先生,固形癌外来および入院

昭和大学,佐藤 温 先生,固形癌の外来化学療法

三重県JA鈴鹿中央総合病院 血液・腫瘍内科,川上恵基 先生,血液疾患および固形癌の化学療法、緩和も

国立がん研究センター中央病院,田村研治 先生,外来化学療法

国立病院機構 南岡山医療センター血液内科,竹内 誠 先生,血液腫瘍、固形腫瘍(肺癌、消化器癌など)の化学療法

金沢大学病院,矢野聖二 先生,外来化学療法や入院

国立病院機構 山口宇部医療センター腫瘍内科,青江 啓介 先生,肺癌

島根大学医学部附属病院腫瘍センター,鈴宮淳司 先生,外来および入院

高知医療センター 腫瘍内科,辻 晃仁 先生,固形腫瘍(消化器癌、肺癌など)血液腫瘍の化学療法

国立病院機構 近畿中央胸部疾患センター内科,川口 知哉 先生,肺癌の化学療法

横浜市立大学附属病院 臨床腫瘍科・乳腺外科,市川靖史 先生,消化器および乳癌

江戸川病院,大澤 浩 先生,外来化学療法

信州大学附属病院がん総合医療センター 臨床腫瘍部,小泉知展 先生,入院および外来

富山県立中央病院 外来化学療法科 / 内科(消化器),堀田洋介,奥村寛和,固形がん・血液化学療法 入院および外来

金田病院 内科, 海野正俊, 血液(移植を除く)/固形腫瘍全般(小児腫瘍・一部の婦人科腫瘍を除く), 入院および外来

KKR札幌医療センター斗南病院腫瘍内科,辻靖,固形がん全般,入院及び外来化学療法,PCUはありませんが,症状緩和の入院も可です

鳥取県立中央病院内科,陶山久司,固形癌,血液悪性腫瘍も対応可能

国立病院機構刀根山病院呼吸器腫瘍科,灘波良信,肺癌など呼吸器腫瘍

奈良県立医科大学附属病院腫瘍センター,神野正敏,血液・固形腫瘍全般の化学療法,入院および外来

九州大学病院 血液・腫瘍内科, 馬場英司,消化器癌,外来および入院

佐賀県立病院好生館腫瘍内科,嬉野紀夫,成人固形腫瘍,外来入院化学療法可

群馬大学医学部附属病院腫瘍センター,塚本憲史,外来化学療法

名古屋第一赤十字病院化学療法科,河田健司,全がん腫,入院および外来

慈泉会相澤病院 がん集学治療センター,中村将人,固形癌化学療法,入院および外来

浜松医科大学附属病院腫瘍センター,大西一功,竹下明裕,入院および外来化学療法

京都医療センター腫瘍内科,安井久晃,固形腫瘍全般・緩和ケア

千葉大学附属病院臨床腫瘍部,滝口裕一,全がん種,通院(場合によっては入院も検討)

岡山赤十字病院総合内科,藤井総一郎,血液疾患,各種がん患者さんの受け入れ可能

九州大学病院 血液・腫瘍内科, 馬場英司, 竹中克斗,消化器癌, 外来および入院

杏雲堂病院(お茶の水)腫瘍内科, 河野 勤, 固形がん化学療法 緩和ケア入院および外来

富山赤十字病院血液内科, 黒川敏郎, 小児癌を除く全ての癌腫, 外来および入院

旭川医科大学 血液・腫瘍内科,生田 克哉,進藤 基博,鳥本 悦宏,血液腫瘍および消化器癌,入院および外来

北九州市立医療センター 外来化学療法センター,若松 信一,固形腫瘍,入院および外来

静岡がんセンター,釼持広知,外来・入院でのがん治療

静岡県立総合病院 腫瘍内科,多久佳成,入院および外来

久留米大学 呼吸器内科,山田一彦,東公一,成人固形がん、入院および外来

国立国際医療研究センター病院(東京・新宿),平野聡,固形腫瘍全般・血液疾患,入院および外来

岩手県立中央病院 がん化学療法科(固形腫瘍全般),加藤誠之,血液内科(血液腫瘍)和野雅治,外来化学療法も入院も受け入れ可能

恵佑会札幌病院 腫瘍内科,奥田博介,消化器がん,外来・入院とも受け入れ可能

岡山大学病院 血液・腫瘍・呼吸器内科,堀田勝幸・瀧川奈義夫・前田嘉信,固形がん・血液腫瘍の化学療法(外来、入院も検討)

神戸大学 腫瘍・血液内科,藤原豊,固形がん:入院および外来、血液腫瘍:骨髄幹細胞移植、骨髄採取

武蔵野赤十字病院 血液腫瘍内科,中根実,成人固形がんとリンパ腫、外来、入院(DPC. PCUなし)

国立病院機構岩国医療センター 呼吸器内科,久山彰一,肺癌の化学療法,外来および入院

慶應義塾大学病院 腫瘍センター,猶木克彦,高石 官均,呼吸器腫瘍および消化器腫瘍 その他応相談,外来化学療法可,入院は応相談

国立病院機構岩国医療センター 呼吸器内科,久山彰一,肺癌の化学療法,外来および入院

国立病院機構九州医療センター 腫瘍内科,内野慶太,固形腫瘍・血液腫瘍,外来化学療法

県立広島病院 臨床腫瘍科,篠崎勝則,固形がん化学療法など 外来・入院

岐阜県総合医療センター 化学療法部,國枝副院長,高橋義人,山田俊樹,血液疾患と固形癌の薬物療法

佐賀大学医学部附属病院 産科婦人科,相原 聡美,固形腫瘍および血液腫瘍,外来および入院

九州大学病院 消化器・総合外科, 掛地吉弘,消化器癌,外来および入院

和歌山県立医科大学附属病院 腫瘍センター化学療法部門,上田弘樹,外来化学療法

愛知医科大学 呼吸器・アレルギー内科,久保昭仁,呼吸器腫瘍の薬物療法

神戸赤十字病院 呼吸器内科,藤井昌学・杉本啓介,肺癌,入院・外来(応相談)

名古屋記念病院, 化学療法内科, 伊奈 研次, 消化器がん(胃癌・大腸癌)および泌尿器系悪性腫瘍, 入院および外来化学療法

昭和大学横浜市北部病院内科,伊東友弘,消化器癌,乳がん,入院および外来化学療法

京都桂病院 呼吸器センター呼吸器内科,市川靖子,呼吸器腫瘍 消化器腫瘍 血液腫瘍 小児癌 泌尿器癌その他相談,外来及び入院

京都府立医科大学 消化器内科,吉田直久,消化器癌,外来および入院化学療法

札幌医科大学付属病院第4内科腫瘍診療センター化学療法管理室(外来化学療法部門),瀧本理修,加藤淳二,外来化学療法,入院加療ともに,消化器癌(固形癌),造血器腫瘍(移植を含む)のがん薬物療法

九州がんセンター 消化管・腫瘍内科,江崎泰斗,消化器癌,肺癌受け入れ可能(入院、外来とも可)

金沢大学附属病院 呼吸器内科,笠原寿郎,呼吸器腫瘍 血液腫瘍も調整いたします,外来化学療法可,入院何とかしたいと思います

淀川キリスト教病院化学療法科, 重岡靖, 固形腫瘍・造血器腫瘍の化学療法と緩和医療(小児がんを除く), 外来・入院とも可

久留米大学 血液・腫瘍内科,長藤宏司,血液疾患、入院および外来可能

大分大学医学部腫瘍内科学講座,平島詳典,消化器がん、呼吸器がん患者に対し、可能な限り受け入れ

岡山労災病院 呼吸器内科,藤本伸一,固形腫瘍 血液腫瘍,外来 入院とも可

国立病院機構九州がんセンター 消化管・腫瘍内科 江崎泰斗, 消化器癌、肺癌、原発不明癌, 入院および外来での化学療法

NTT東日本関東病院 呼吸器科,棚井千春,肺癌・婦人科癌,外来入院とも可

国立病院機構 金沢医療センター呼吸器科,北 俊之,肺癌,外来 入院とも可

長岡赤十字病院 呼吸器内科,佐藤和弘,肺癌などの固形腫瘍を中心に患者様の受け入れが可能

藤沢市民病院 呼吸器科,西川正憲 草野暢子,肺癌,他癌腫も相談いただければ可

大阪市立総合医療センター 臨床腫瘍科,武田晃司, 固形腫瘍の化学療法,外来および入院

愛知県がんセンター中央病院,堀尾芳嗣,血液腫瘍、消化器がん、乳がん、婦人科がん、肺がん、その他も含め可能な限り対応

香川労災病院 滝本秀隆 血液腫瘍 固形腫瘍,外来 入院とも可

市立札幌病院消化器内科,中村路夫,消化器癌その他の癌腫もなんとかします

大阪府立 呼吸器・アレルギー医療センター 肺腫瘍内科,平島智徳

国立病院機構名古屋医療センター 名古屋がんセンター臨床腫瘍科・呼吸器科,坂 英雄,全ての腫瘍の受け入れ可能

群馬県立がんセンター 呼吸器内科,湊 浩一,肺癌を中心に外来・入院ともに対応可能,他の癌腫も可能なかぎり対応

大阪府立病院機構大阪府立成人病センター 臨床腫瘍科 消化管内科,杉本 直俊,成人消化管がん(食道、胃、大腸)の対応は入院、外来とも可能、乳癌、肺癌、血液(要確認)など主要な癌に対しては化学療法の対応可能

神奈川県立循環器呼吸器病センター 呼吸器内科,加藤晃史,肺癌の入院・外来に対応

厚生連高岡病院 腫瘍内科,柴田 和彦,固形腫瘍・血液腫瘍とも外来・入院とも対応可

徳島大学病院 消化器内科,岡本耕一 木村哲夫 高山哲治,消化器癌に関して入院外来

市立豊中病院 内科(呼吸器),滝本 宜之 (たきもと たかゆき),肺癌は外来・入院ともに対応可能 他の癌腫も当該科に相談可能

長崎市立市民病院,福田実,がん化学療法

福井大学 血液・腫瘍内科,山内高弘,専門医の常駐している福井大学附属病院、福井県立病院 福井県済生会病院の3病院合同で受け入れ可能

市立泉佐野病院耳鼻科,硲田,固形癌

四国がんセンター, 野上尚之 仁科智裕 原 文堅 吉田 功,呼吸器、血液、乳腺、その他対応可(入院、外来とも)

国立がん研究センター東病院 呼吸器腫瘍科,葉 清隆,呼吸器・消化器・乳癌の外来化学療法(計画停電などのため少数の受け入れが可能)

北海道大学 腫瘍内科,清水 康 竹内 啓,固形癌 外来入院可

福山市民病院 腫瘍内科, 遠藤 久之, 消化器、呼吸器、乳癌、血液(要確認)などの化学療法、外来および入院とも可

倉敷中央病院,吉岡弘鎮 上田恭典,肺癌 血液腫瘍(移殖を含む),外来入院可

武蔵野赤十字病院 血液腫瘍内科、中根実、成人固形がんとリンパ腫、外来、入院(DPC. PCUなし)

岐阜市民病院 呼吸器科・腫瘍内科 澤 祥幸、吉田勉、石黒崇 肺癌化学療法(短期入院も可)

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タグ : #311care#gan

あれ、はじめました。 
2011/02/21 Mon 18:43
はやりのあれ、はじめています。

http://twitter.com/dryos

興味のある方はどうぞ。

ツイッターで得た個人的に興味津々な情報

病気の人をターゲットにした商売についてのまとめ

ダーゼンの自主回収について

などなど勉強になることも多いです。


あと、ブログの記事ですがそろそろ一部古い情報となり今の最新の情報と異なる記事もあり余すのでご了承ください。

ブログの更新日をよく確認してくださいね。

広告消します 
2011/01/23 Sun 09:53
皆様、お元気ですか?

私は元気です。

なんか、放置しておくと広告が出るので、それを消すためにエントリーしました。

普通の広告ならいいんですけど。

怪しすぎる広告が出るもんで。

お知らせ 3 
2010/05/17 Mon 21:27
以前から、ちょこちょことお伝えしていた

『10年後の医療』

『お知らせ2』

『2018年 地中海病院』『2018年 菊花病院』の本が完成しました。

ネットでかえるようにもなってます。

http://www.bk1.jp/product/03275775

http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102917392/subno/1

http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3981498/s/~6b19cf0ce

amazonはまだのようですが、そのうちに買えるようになるでしょう。

しかし、10年後の医療を予想してからはや2年が経過していますね。

8年先の医療はどうなっているんでしょうか?

菊花病院のようになっていなければいいのですけど。。。

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GWです 
2010/04/29 Thu 09:57
みなさん、お久しぶりです。

最後の更新からはや三ヶ月ですね。

更新していなくても毎日100人程度の方にみていただいてありがとうございます。

昨日は雷すごくてびっくりしました。

私の方は元気でやっています。

来月の学会発表にむけていろいろ仕事はしていますけどね。

ちなみに、壊れかけたPCから新しいPCへかわりました。

iMacを購入しました。

新しいのはいいですね。

非常に快適です。

値段もこなれてますしね。

ところで医師の技術の値段ですが、外科系の手術料があがったようですね。

本当は、簡単な診察や胸水を抜いたりするような手技の値段をもっと評価してほしいですね。

あと、専門性の有無によって値段をかえたりとか。

医療の現場でかわってきたと感じることは、以前と比較すると出来るだけ長く家で過ごすことを希望される方が増えてきたなと実感しています。

そんな意味でも、このブログの役割はだんだんと少なくなってきているのかなとも思ったりして。

この程度の更新で勘弁してくださいませ。

また、気が向けばですね。

あまり更新していないと気に入らない内容の広告が勝手に表示されていましたので。

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こんな雑誌が 
2010/01/31 Sun 23:35
CATEGORY【診療】
いつものように、ネットをだらだらと見ていたときのことキャリアブレインニュースにとあるタイトルが飛び込んできました。

『死を意識して、今を豊かに…「生き方」問う雑誌を創刊』

mocという雑誌です。

>「メディアなど世の中には『どう生きるか』というテーマがあふれているのに、『死』はきちんととらえられていないと思った」。
>同人の中心人物、飯島ツトムさん(59)は、こう話す。医療の発達で寿命が伸び、核家族化が進んで身近な人の死に触れる機会は減っている現代。
>「生きることの先に、必ず死ぬことがある。死をきちんと意識すれば、今をもっと豊かに生きられるのではないか」との考えを、雑誌に結実させたという。

これは、まさに私が多くの患者さんやその家族をみてきて、実感したものです。

>創刊号は、これから形作っていくという意味を込めて「0号」とした。月末に都内の主な書店に並ぶ予定で税込み1000円。
>飯島さんは「読者から寄せられる意見などと一緒に、双方向で雑誌を作っていきたい」と話しており、テーマに関連したイベントなども計画している。

ぜひ、読んでみたいものです。

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ついでといっては何ですが、最近下火のインフルネタを。

『新型インフル感染死亡率は予想よりも低い、イングランドの調査』

>推定死亡率は、全体で0.026%、子どもが0.011%、高齢者は0.98%

>全体の推定死亡率は10万人当たり26(11~66)人であり、当初の予想よりも低かった。年齢別の解析では、5~14歳の子どもが最も低く[11(3~36)/10万人]、65歳以上の高齢者が最も高かった[980(300~3,200)/10万人]。子どもは高感染/低死亡率で、高齢者は低感染/高死亡率という傾向が見られた。

>死亡原因が新型インフルエンザ感染と確定されたのは138人で、年齢中央値は39歳であった。その2/3(92人、67%)が、現在であればイギリスのワクチン接種基準を満たしていた。50人(36%)は既存疾患がないか、あってもごく軽度であった。多くの患者(108人、78%)が抗ウイルス薬を処方されていたが、そのうち82例(76%)は発症後48時間以内の投与を受けていなかった。

>これらの知見を踏まえ、著者は「統計学的には、今回の新型インフルエンザのパンデミックは20世紀に起きた爆発的感染拡大に匹敵するものである。今回の方が感染者数は少ないが、これは対策を講じないことを正当化するものではない」としている。

>また、「高リスク例には優先的にワクチン接種を行うべきである。本研究には対照群がないため外挿するには限界があるが、死亡例の多くは抗ウイルス薬の投与が遅れていることから、適切な時期に投与すれば死亡率は低減できることが示唆される」「既存疾患のない健常者が感染した場合は実質的に死亡数が少なかったことから、ワクチン接種プログラムを拡大し、早期の抗ウイルス薬治療を広範に実施すべきと考えられる」と考察している。

もうひとつ
岩田先生ブログから
『インフルエンザ まとめ』


mocを、紹介したかったのでエントリーしました。

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2010/01/20 Wed 18:45
CATEGORY【診療】
ここ1ヶ月ほどろくに更新もしていないのに多くのアクセスありがとうございます。

m3で1500以上あり、FC2でも100前後のアクセスがあります。

携帯から過去記事を見るのがしんどいとのお声をいただいたので目次の目次を作ります。

新しいものから、順に並べています。

160

150

140

130

120

110

100

12月

11月

10月

9月

8月

7月

6月

5月

4月

3月

2月

1月

さて、近況報告ですが『がん薬物療法専門医』の資格を取得しました。

また、PCの調子が悪く新しいのを購入しようかと考えております。

これからも、がんの治療、心のケア、そして後輩医師の指導などに力を注いでいきたいと思います。

また、ときどきエントリーを更新することがあるかも知れませんがよろしくお願いします。

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2010/01/02 Sat 11:27
ちょうど、FC2のブログを作って丸2年になりました。

初エントリーが2年前の1月3日だったと思います。

m3のブログからは3年弱になります。

ブログを開設してからいろいろな事がありました。

m3をはじめた当時は、医療崩壊という言葉は医療者以外ほとんど知られていませんでした。

医者自身も、日本の医療レベルが世界と比べて本当に優れているのかを詳しく知っている医者はほんの一握りでした。

私も、ブログをはじめて、他の医者ブロガーとの交流をしたうえで今の医療情勢、政治的な問題、司法の問題などを知っていきました。

その過程で医療関係者と一般の方との医療に関する常識のずれが非常に大きくて、それが医療崩壊の原因のひとつになっていると感じました。

せっかくブログを開設しているのだから、少しでも医療崩壊を避けるべく力になりたいと思い今までのブログの形式となりました。

ブログの内容としては

・医者が一般に考えていること。

・がんに関する情報の提供

・一般医療のニュースに関してのコメント

・今までの患者さんの生き様

などをつづってきました。

多くの医師ブロガーがそうだったのですが、大野事件は大きなインパクトを持っていました。

大野事件の判決が出た後にブログをやめた先生方も多かったのも事実です。

確かに、あの判決の後にブログに対する情熱が少し冷めてきました。

さらに一番印象に残っていた『遠くて遠い』をあげてさらに気力が減りました。

その後も、いろんなネタでブログを続けていたのですが、途中から自分の趣味をかねてブログを書いていたのがだんだんと義務のような感じになって来ました。

そう感じだしたときに、新型インフルエンザなどがあり、また、ブログを書かなければならないというような使命感があり続けてきました。

一番楽しかったのは、やはり『楽しい入院生活』のUさんでしたね。

なんだか、ブログを終わるみたいに感じられたかと思いますが終わるわけではありません。

残しておきます。

ただ、新しいエントリーはもうないと思います。

もう、更新する気力というのがなくなりました。

最後に気力を奪ったのは事業仕分けで来年の診療報酬がマイナスになるとの話が出たときです。

最終的には少しプラスですが、今の状況は大幅プラスにしなければ行けない状況だと思っています。

病院は、まだまだ人手が足りていないので新たな雇用を作り出せる場でもあるのです。

この時代こそ医療や介護にお金をかけるべきだと思います。

3年にも満たない短い間ですが今までおつきあいいただいて本当にありがとうございます。

これからは、目の前の患者さんと学会などの活動で医療に貢献していきたいと思っています。

もしかして、また書かなければという気力がわいてきたら再開するかも知れません。

今のところ、2週間放置していましたけどもそう言う気力は出てきていませんけど。

現実的なのは、他のブログで今までのエントリーを小出しにしていくことはあるかも知れません。

新年早々のお知らせでした。





ひとつ心残りがあるとすれば尊厳死についてのエントリーをあげようと思っていたのですが、あげることは出来ませんでした。

難しすぎて、うまくまとめることが出来ませんでした。

3年前から、考えていたんですけどね。

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2009/12/15 Tue 12:35
CATEGORY【診療】
いろんな患者さんと出会います。

それは、医師として出会うわけですが

出会うことによってその患者さんの病気について勉強したりして医師として成長します。

研修医の頃は、すべてが勉強でした。

採血や注射の仕方、点滴の管のつなぎ方や分岐のさせ方、輸血、様々な手技など。

そして、病気そのものであったり症状であったり。

症状が病気に結びつかないものもある事も知りました。

そして、いろんな経験を積んで医者としての自分ができあがっています。

今までの経験のどれ一つかけても今の自分にはなり得なかったでしょう。

そして、今後も勉強の積み重ねです。

論文、学会などから仕入れる新しい知識も大切ですが、自身が患者さんから経験することも非常に大事なことです。

本当に様々な人たちが患者さんとなり、私と接してきました。

ただ、風邪を引いただけの人から心筋梗塞で意識のない状態でやってきて助かった人もいますし、そうでなかった人もいます。

まあ、そんな緊急を要するような仕事をしていたのは、医者としての最初の頃だけなんですけど。

そのときの経験も非常に役に立っています。

また、その患者さんの考え方や生き方などをみて人間として成長します。

当たり前ですが、世の中にはいろんな人がいます。

誰でも病院にかかることがあります。

今まで、病気になったことのない人から、小さいときから持病があり病院にかかっていた人まで。

お金持ちもいれば、貧乏な人もいる。

若い人も病院に来ますし、超高齢者も来ます。

神経質な人も来れば、いい加減な人もいます。

仕事も様々です。

普通の会社員、主婦、経営者、農業、新聞屋さん、派遣社員、、、、、挙げればきりがありません。

中には、誰もが知っているような会社のトップの方などもいました。

家族との関係も様々です。

我々医療スタッフにはヘコヘコしていても家族の前では偉そうだったり。

その逆もあったり。

仕事を始めて、いろいろな人に出会い、非常に勉強になりました。

自分で、『いい勉強になった。』とか感じた場合に『人生いろいろ』にあげています。

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医師以外の職種ではここまでいろいろな人たちと出会うことはないでしょうから。

本当にこの仕事をしていて良かったと思います。

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