外交デビューはベトナムとインドネシア?
【 菅総理:ベトナム・インドネシア訪問 】
2020/10/20、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」で、高橋洋一さんと以下内容の会話をされていた。
「菅総理のベトナム・インドネシア訪問~中国包囲網につながる第一歩」
https://news.1242.com/article/250529
以下は一部抜粋。
ASEANのなかでもベトナムとインドネシアを選んだ理由
飯田)会談時間はおよそ1時間20分で、この自由で開かれたインド太平洋構想や、サプライチェーン、武器・防衛装備品の輸出などいろいろありました。どうご覧になりましたか?
高橋)ベトナムとインドネシアは、第2次安倍政権のときに安倍さんが最初に選んだところです。なぜベトナムとインドネシアを選ぶかというと、ASEANのなかでは、中国と距離感があるところだからです。特にセキュリティダイヤモンドという、日米豪印での外交安全保障構想があります。最近はクアッド(日米豪印戦略対話)と言っています。第1次安倍政権のときに発案されたものが、ようやく実を結んで来た。日本発の話ですから、日本に敬意を示して、今回のクアッド(日米豪印戦略対話)が日本で開かれたということです。
クアッドの拡充
高橋)日米関係でも、アメリカが言うことに日本が従うことばかりだったのですが、これは逆で、日本が言ったことにアメリカがフォローをしました。日豪の安全保障の話も少し報道されていましたが、そこで安全保障の話も出て来たし、いずれ拡充しようという話になります。そのときにいちばん有力なのが、このインドネシア、ベトナムということになるような気がします。もちろん台湾などもありますけれど。そういう意味でも、安倍さんがやって来た外交を忠実に継承しているという感じがしました。
飯田)この日米豪印をさらに拡大しようというのは、アメリカのポンペオ国務長官などの国務省の人たちは「クアッド・プラス」とはっきり示していますよね。
高橋)めずらしいですよね。インド太平洋というのはまさしくクアッドの話なのです。日本発の話が、十数年経って実を結んで来た。今後は、外交の1つの軸になって行くのではないですか。
< ご参照 >
1.外務省HP
https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/vn/page1_000888.html
(4)安全保障
両国間で、防衛装備品・技術移転協定が実質合意に至ったことを歓迎しました。また、先般の海上自衛隊護衛艦及び潜水艦のカムラン湾寄港を含め、両国間の安全保障協力が着実に進展しているとの認識で一致しました。また、フック首相から、テロ対策資機材供与に関する国際約束が締結されたことを歓迎する旨述べました。
2.防衛装備庁のHP:防衛装備移転三原則(H26/4/1閣議決定)
https://www.mod.go.jp/atla/soubiseisakugijutu.html
(概要)
https://www.mod.go.jp/atla/soubiseisaku/soubiseisakugijutu/itengaiyou.pdf
原則1:移転を禁止する場合を明確化し、次に掲げる場合は移転しない
原則2:移転を認め得る場合を次の場合に限定し、透明性を確保しつつ、厳格審査
原則3:目的外使用及び第三国移転について適正管理が確保される場合に限定
<感想>
菅総理が、初の外遊先として、中国包囲網に繋がるベトナムとインドネシアを選んだことは大いに評価できる。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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