世界情勢を踏まえた防衛力の抜本的強化?
【 防衛力の抜本的強化 】
2024/2/20、鈴木財務大臣が、防衛力の抜本的強化について、質疑応答していた。
以下は、一部抜粋。
鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和6年2月20日(火曜)9時31分~9時40分)
https://www.fsa.go.jp/common/conference/minister/2024a/20240220-1.html
【質疑応答】
問)
昨日、防衛力の抜本的強化についての有識者会議の初会合がありまして、こちらで43兆円、物価高騰や円安の影響を鑑みますと43兆円というのは積み増しが必要ではないか、検討が必要ではないかという声が上がったと聞いております。これについて大臣の受け止めをお願いいたします。
答)
昨日、防衛省で有識者会議が開かれて、防衛力の抜本的強化に係る予算規模について発言があったということは承知をしております。しかし、これはあくまで有識者としての立場からのご意見であると認識をいたしております。
防衛力整備計画では防衛力の抜本的強化が達成でき、防衛省・自衛隊としてしっかりと役割を果たせる水準として43兆円程度というのが検討の上決定をされておりまして、これまでも防衛省から説明をされているとおり、政府として、この水準を超えること、これは考えていないところであります。
ご参考)2024年2月19日 防衛省「日本の安全保障政策 ー安全保障と経済成長の好循環に向けてー」
https://www.mod.go.jp/j/policy/agenda/meeting/drastic-reinforcement/pdf/siryo01_03.pdf
P19)5年間で必要となる経費
1.防衛力整備計画(令和5年度~令和9年度)
2.01中期防(令和元年度~令和5年度)
防衛力整備の水準:1)43兆円程度.2)27兆4,700億円程度
各年度の予算編成に伴う防衛関係費:1)40兆5,000億円程度、2)25兆5,000億円程度
新たに必要となる事業に係る契約額:1)43兆5,000億円程度、2)17兆1,700億円程度
(物件費)
P20)2027年度に、防衛力の抜本的強化とそれを補完する取組をあわせた予算水準が現在のGDPの2%に達するよう所要の措置を講ずる。
<感想>
日本を取り巻く世界情勢、1)中国・北朝鮮の脅威、2)トランプ大統領誕生後の保護主義化、等を踏まえると、防衛力抜本的強化に伴う各種経費の増額を含めた、GDPの2%に達する予算水準が必要になるものと思われる。
----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HP http://tsuruichi.blog.fc2.com/
同Twitter https://mobile.twitter.com/tsuruichipooh
----------------------------------------------------------------------