菅総理退陣の直接的背景?
【 菅内閣総理大臣:退陣の直接的背景 】
2021/9/3(04:12)、青山繁晴参議院議員が、菅総理辞任の退陣前に、「内閣総理大臣という立場は、むしろ急転の判断変更があり得る立場です 菅義偉総理も例外ではないと考えます」と題するブログを掲載された。
https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=3149
以下はその全文。
▼きょう9月3日金曜から、総裁選がこれまでとは違う転回をみせることもあり得ます。
焦点は、午後1時半に予定されている、臨時総務会です。
菅総理は、週明けの6日月曜に自由民主党の役員人事を行うために、ここで「菅総裁への一任」を取りつけることが不可欠です。
ところが総務会で異論を述べようと準備する動きもあります。
ぼく自身は、このエントリーですでに述べたように、総務会に参加資格がありません。
したがって、実際に異論が出るのか、出てもどの程度なのか、分かりません。しかし、もしも異論が強いと、総務会は全員一致が原則なので、一任とはならない可能性があります。
▼これは、表の、波乱要因です。
もうひとつ、裏の、波乱要因も秘かに出ているのです。
それは菅総理の再選基盤の揺らぎです。これについては具体的に申せません。
▼この表と裏の要因が、もしも深まると、急転の撤退もあり得ると考えます。
菅総理は、現在までのところ、むしろ強い再選意欲をお持ちだと実感しています。打たれ強い、意思の力をお持ちです。
ただ、内閣総理大臣は、そのすべての判断、決断があまりにも重い。
その重さが、急転の判断変更をもたらすことがあるのを、政治記者の時代から何度も体験してきました。
歴代の総理のなかには、個人的に、身近にさまざまに話し合った総理が、複数、いらっしゃいました。そのいずれも急転、みずから身を引かれて、総理の任を終えられました。
ぼくは今、自由民主党議員としての現場から、日本のまつりごと ( 政 ) を変えるために、四苦八苦を重ねています。
別の言い方をすれば、日本の本来の国家理念へ戻すために、悪戦苦闘の日々を送っています。
一方で、知っています。政治とは古くから、そして日本に限らず世界のどこでも、「繰り返す」という特質を持つ、にんげんの業 ( ごう ) でもあることを。
今回は、まことに異例の総裁選です。
しかし自由民主党の総裁選は一回ごとに大きく様相を変え、全部が、異例でもあります。
同時に、どこかに必ず、「繰り返し」の要素があるのです。どなたであれ総理総裁であるなら、前へ進む強い意欲と、国の安寧のために退く判断は、常に一体です。
菅総理は、このまま意欲を貫かれるのか、急転、退かれるのか、その分岐点に、きょう令和3年9月3日金曜の午後から、立たれることになると考えています。
内閣総理大臣はもはや個人ではなく、日本国民が共有する存在ですから、あえて、その現状、いや現状だと不肖ぼくが経験から考えることを、ありのままに主権者に今朝、お伝えしています。
<感想>
菅総理退陣の直接的な理由は、9月3日午後1時半から予定されていた臨時総務会で、週明け6日の自由民主党の役員人事を行うための「菅総裁への一任」を取りつけることができないと判断したことだったように思われる。
自由民主党総裁選では、積極的な財政政策や中国を念頭に置いた対策の議論を期待したい。
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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