元証券マンが「あれっ」と思ったこと あれっ、コロナ危機下での未来への変革?
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あれっ、コロナ危機下での未来への変革?


【 国家の怠慢:コロナ危機下での弱点と未来への変革 】

 


 以下は、「国家の怠慢」(高橋洋一×原英史、新潮新書)からの一部抜粋。

 

 

 敢えて私(注:原氏)なりに乱暴にまとめると、この対談で話したことは2つの塊がある。

 

 一つ目は、日本国のシステムの弱点が、コロナ危機であらわになったことだ。

 

 コロナ危機では、官邸主導の危機対応が残念ながら機能していない。縦割りを打破し、必要なときに官邸主導で政策を進める仕組みの整備は、90年代から進めてきたはずだった。一歩ずつ前進し内閣人事局の創設などにもこぎつけた。しかし、その後、モリカケなどで「官邸主導」批判が巻き起こった。批判の裏には、野党・マスコミだけでなく、官邸主導を嫌う役所の影も垣間見えたが、ともかく一進一退の状況にあった。その中でコロナ危機に直面し、弱点が露呈してしまった。

 

 ほかにも、いくつもの弱点が露呈した。財政緊縮への偏り。オンライン診療や遠隔教育の遅れ、マイナンバー制度も、もうちょっと早く制度活用を広げていたらよかった。各種給付金の支給などあっという間にできていたはずだ。

 

 長年取り組んでいたのに、間に合わなかった・・・と思うことが少なくなかった。

 

 二つ目に、その一方で、コロナ危機は未来への変革を加速していることだ。

 

 リモートワークは一気に広がった。オンライン診療も遠隔教育も特例で解禁された。テレビ番組はリモート出演の活用などで大きく変わった。これは実は放送の大変革につながる可能性も秘める。また、コロナに対応した給付金の仕組みは、社会保障制度の抜本的改革につながり得る。私の前著『岩盤規制』で、なかなか進まない規制改革の現状と課題を示したが、多くの課題がここで一気に進むかもしれない。

 


<感想>
 コロナ危機を契機とした、未来への変革が加速することを期待している。

 

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