あれっ、スタートは家具の月賦販売?
丸井の「小売と金融が一体となったビジネス」
丸井グループ(8252)は、現在、小売主導からカード主導の成長に移行しているという。
ルーツは、創業時の家具の月賦販売にあるらしい。
このビジネスモデルが、変わることなく受け継がれ、進化してきたようだ。
(出所:http://www.0101maruigroup.co.jp/ir/pdf/i_report/2016/j/i-report2016_3.pdf)
<最適資本政策>
バランスシートの左側 : カードの営業債権>小売の固定資産
バランスシートの右側 : 小売主導の時代のままでアンバランス
青井社長は、バランスシートの右側を「事業構造の転換に合わせて最適化して」「事業戦略とあわせて最適資本政策をすすめることで、企業価値を確実に向上させることができ」ると言う。
高コストの株主資本 ⇒ 圧縮
低コストの負債 ⇒ 増加
↓↓
WACC ⇒ 低下
<自己株式取得>
2016/11/4には、上記政策に基づいた自己株式取得と自己株式消却が発表された。
(出所:http://www.0101maruigroup.co.jp/pdf/settlement/16_1104/16_1104_1.pdf)
【自己株式取得の決定】
株式総数 : 400万株(上限)
取得総額 : 50億円(上限)
取得期間 : 2016/11/7~17/1/31
【自己株式消却の決定】
株式総数 : 4,500万株(発行済株式数の16.15%)
【中計】(最終年度:2020年度)
ROE ≧ 10%
ROIC ≧ 4%
EPS ≧ 130円
最適資本政策が企業価値の向上に繋がってゆくのか、見続けてゆきたい
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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
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