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あれっ、栗山監督流・組織活性術?


【 栗山流世界一の組織活性術 】

 


 先日、カンブリア宮殿の「栗山英樹流 ビジネスに生きる 世界一の組織活性術」をビデオで観た。
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/smp/backnumber/2023/1221/

 以下は、一部抜粋。

 


監督だけは「お前を信じてる」というのを選手に伝えて試合に出してあげないと力が発揮できない
選手の力を引っ張り出すための本当に大事な要素だと思う

 


3月21日(日本時間)
WBC準決勝 日本対メキシコ
1点ビハインドの最終回

 

(栗山から村上への伝令)
WBC2023侍ジャパン城石憲之コーチ

「ムネに任せたと言ってきて」と言われて

あの試合は3三振していたので、本人の中でも
「バントのサインが出るのでは」とか「代打を送られるので」とか
いろいろな葛藤があって打順を待っていたと思う

それを栗山監督は伝令で「任せた」と言って気持ちをスッキリさせて打席に向かわせる


(栗山監督)
最終的には「ムネと心中だ」というのが
ベストチョイスだと自分でストンと落ちた

 


<感想>
「お前を信じてる」と言える経営者がいれば、その企業は強くなれるように思われる。

 

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あれっ、人のために声が出せる村上の「姿勢」?


【 栗山監督が村上に任せた理由 】

 


 2023/12/31、「世界一へ導いた“マジック” 〜侍ジャパン・栗山英樹 監督〜」(初回2023/4/3放送)を観た。
https://www.nhk.jp/p/ts/KQ8893GKX6/episode/te/K62G2XRYG7/

 以下は、一部抜粋。

 


「野球の総てを 一定の型にはめる事は出来ない」。

「勝負は実力5 運3 調子2の割合である」。


歴史は「勝者の歴史」なので
勝ち切らないと 人々に伝わらない

結果を出すことで
やっていることが伝わっていく


次のバッターは村上。
この日も3三振だった。

村上に打たせるか
バントで進めるか

 

「ムネは"バントかもしれないと思った"と
普段バントしていない人が
バントなんかできないというのが俺の確率
あるとしたら代打でバント
代打のバントはすごく難しい
前のイニングから
ムネのところにバントを用意してる

 

(前打者の)吉田正尚のフォアボール
ボールがうわずり始めた
一番だめなのは村上を下げて
バントがうまくいかない
こんなばかなことはないじゃない。

 

そういうところのリスクで 一番確率が
高いのは何かというふうに思った時に
俺は ムネだっていうふうに
思ったわけ 最後
確率も含めて ムネなんだ
決めるんだったらっていうふうに
思えたんで」

 

栗山には 村上にかける
もう一つの根拠があった
それはベンチでの姿

 

「3三振して帰ってきて
ベンチに座った瞬間に
次のバッターに声が出せる
"さあ行こうぜ"って言える
悔しい思いをしているのに
人のために声が出せる
そういう姿勢が大事だって
三原さんは書いていたはず

そういうものを見た時に
そうですよねって。この姿勢に。
100%僕は心中できますよねって
やっぱ思えるし」

 

逆転サヨナラのツーベース。

 


<感想>
栗山監督が村上に任せた「確率」以外の理由に、三原脩さんも言う、人のために声が出せる「姿勢」だったことに共感した。

 

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あれっ、村上の打撃は監督のラストチョイス?


【 NHK:WBC監督栗山メモ 】

 


 2023/12/30、「プロ野球 マジックプロ野球 マジックの継承者たち II WBC栗山メモ〜知られざる采配の舞台裏〜」(再放送)を観た。
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009051633_00000

 

 以下は、一部抜粋。

 

 

「優勝の逆算から戦いのイメージを持つ」

 


1つ前の8回
源田が バントで追い詰められていた。

 

「ノーアウト一塁二塁の時
バッター源田 バント
ファール ファールで
ツーストライクに追い込まれる 源ちゃんが
大事な時にそういうことが
きちっとできる源ちゃんが
ファール ファールでバントを失敗した
要するに・・・
あの源ちゃんでさえも
バントができないくらいの空気感
こんだけプレッシャーがかかる時に
代打でバントってどのぐらい確率があるのか
バーっと頭の中で考えた時に」

 

「代打バント 牧原の用意はしてあった。
しかし 何でか わからない。
1点差なので打って走者が進む可能性も
同じくらいある
この投手ならと思った。

自然に
宗にもう一度任せたと言ってきてと
城石に頼んだ」。

 

吉田が 栗山の読み通り 四球。
フォアボールで出塁した。

そして 送りバントではなく
村上に打たせる決断をした。

大会中、不振を極めたスラッガーの
逆転サヨナラヒット。

しかし栗山のねらいは
逆転打どころか ヒットでもなかった。

まず 同点に追いつくために
計算をし尽くして 最後に残った選択肢。
それが村上だった。

実は 栗山が 確実に得点につながると
考えていたのは
あくまでも 送りバント。

村上の代打が バントを成功すれば
続く6番バッターの犠牲フライで
同点に追いつくことができる。

 

しかし この日 当たっていた 6番岡本は
前の回の攻撃で ベンチに下げ
長打力のある山川も
代打で使っていた。

栗山の選択肢から 送りバントが消滅した。

 

「深くみんな突っ込んでこないですけど 
実はそこがあります
使い切っている 僕が

だったらボールが上ずってきた
相手の抑えのピッチャーに関して言えば
宗の外野フライが
一番可能性が高いと思ってて

宗がセンターフライでも
打ってくれれば
バントのリスクを
背負わなくていい

あそこで一気にツーベースを
打つとは思っていない
そこまでは思っていないので

監督というのは
どうやったら追いつくか
ということを考えているので」

 

非情さと理詰めの采配。
あの三原の言葉と つながった。

一つの場面で勝とうとすれば
監督の非情さと冷厳さが要求される

「野球というゲームで勝負を争うには
あくまでも理づめでなければならない」。

 


<感想>
村上の打撃は、栗山監督の最後の選択肢だったことを知って、美談ではなかったことを初めて知った。

 

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