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あれっ、ストーリーブランディングによる圧倒的なファン化?

 

【 ストーリーブランディング 】

 


 以下は、ストーリーブランディングに関するWebサイトからの一部抜粋。


映画『海賊と呼ばれた男』にみるストーリーブランディングとは?
https://www.b-i-o-s.co.jp/column/290-2/)


< ツイッター投稿 >
海賊と呼ばれた男 めったな事では泣かないぐらっぺですが泣きました! 愛国者は見るべし 日本男児の男の本懐ここに有り 車乗る人は出光でガソリンを入れるべし(ФωФ) まだじんわり目に涙が(ToT)

 

“車乗る人は出光でガソリンを入れるべし”

 

完全に出光のファンになってる そして、他人に勧めている これ結果的に、ブランディング手法でいうところのストーリーブランディングと言える

 


< ストーリーブランディングとは? >
「物語調で企業の価値を伝え、読者を惹き込みファン化させる手法」

 

サービスや商品が世の中に溢れかえり、他商品との差別化が難しいいわゆる“コモディティ化”が進む昨今、注目されているのが、このストーリーブランディング

 

まさに、ガソリンって差別化が難しい あそこのガソリンは質が良いとか考えたことないし 最近は、セルフスタンドが増えてきてるので、窓拭いてくれたりなどのサービスもなくなってきたし。

価格もそんなに変わらないし 強いて言えば、立地が大きな選択の基準か あとは会員カードとかポイントとか

 

でも、このツイッターの方は、“出光でガソリン入れるべし”と 出光の社員でもないのに(たぶん)、みんなに勧めている

 

つまり、この映画を通して、創業者の苦悩と挫折、それを乗り越える努力、そして成功 という、唯一無二のストーリーを体感し、ファンになったから ここに、圧倒的な他社との差別化が形成されている(ニッカウヰスキー創業者を題材にしたNHKの朝ドラ『マッサン』のときも、商品が売れすぎて、生産が間に合わなかった)

 

つまり、ストーリーには、人を惹きつけファン化させる力がある そして、ファンになった方は、購買し友達や家族とかに話したり、SNSで拡散までしてくれる

 

アメリカのデータ分析会社One Spotが発表した「ストーリーテリングを科学する(The Science of Storytelling)」によると ストーリーを感じる広告をブランドに求める消費者の割合は92%という数値が出ている といっても、、、 うちの会社にそんな感動的なストーリーなんてないし と多くの方が思うかもしれない

 

私は、そんなことはないと思う 意外と当事者は気づいていないだけで、創業の想いや、日々の営業、商品開発の過程、お客様との日常的なコミュニケーションの中に 必ず、それぞれのストーリーがあるはず ちょっと視点を変えることで、見えてくることがある もしかしたら、そんな埋もれているストーリーが書籍化され、映画化し、岡田くんがあなたの役を演じるかもしれない

 


<感想>
“コモディティ化”が進む同業種の中で、圧倒的なファン化させる力に繋がる「ストーリーブランディング」を手に入れたい

 

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あれっ、ショート動画によるファンの囲い込み?


【 ILLITに見る世界戦略 】

 


 以下は、ILLIT「Magnetic」に関する添付Webサイトからの一部抜粋。(その2)

 


ルセラとNewJeansの記録を塗りかえた、ILLITのデビュー曲「Magnetic」の凄さ
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/50e9e1588799c9281df80db3b0159d5a17a1566d

 


リリースから10日でTikTokに20万本の動画投稿

 

今回の「ILLIT」のタイトル曲であ「Magnetic」は、非常に印象的なダンスがサビの部分に組み込まれています

 

そして、それを強調するかのように、デビュー日の3月25日以降、メンバーによるダンスのショート動画がTikTok、Instagramのリール、YouTubeショートなどに公式から次々にアップされている

 

デビューの翌日からはメンバーと、他のアーティストやグループとのダンスコラボ動画が次々にアップされていますし、2日後に早くも倍速のスピードアップバージョンも公開されているのが象徴的

 

明らかに、たくさんのショート動画を通じて、世界中のILLITのファンやショート動画視聴者に、ダンスへの挑戦を呼びかけている


この取り組みが大きく成功していることは、既にリリースから2週間弱しか経過していないのに、「Magnetic」を使った動画がTikTokにはなんと20万本、Instagramのリールにも10万本も公開されている

TikTokのダンスチャレンジを通じて世界で大ヒットしている楽曲と言えば、日本ではCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が有名ですが、その「Bling-Bang-Bang-Born」でも最初の2週間での動画投稿数は4万5千本ほどで、昨年大ヒットしたYOASOBIの「アイドル」も6万本

 

単純比較すると、ILLITの「Magnetic」は、「Bling-Bang-Bang-Born」や「アイドル」の3〜5倍の勢いでユーザーの投稿動画を増やしている


TikTokなどのショート動画におけるダンスチャレンジのブームが、楽曲のヒットに直結することは、新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」が3年越しで大ヒットしたように、日本でも広く知られるようになってきている

 

今回のILLITの「Magnetic」は、それを最初から狙って見事に大ヒットにつなげることができた事例

 


HYBEはTikTok活用の独自路線を模索

 

2月に、世界の音楽レーベル最大手であるユニバーサルミュージックグループが、TikTokとの交渉が決裂した結果、TikTokから所属アーティストの楽曲を全て引き上げるという判断をし、HYBEの看板グループであるBTSの楽曲もTikTokから全て消えるというニュースが大きく注目

 

その後、実はHYBEは3月27日にユニバーサルミュージックグループと10年の長期契約を締結した際に、「グローバルアルバム・音源流通を独占的に任せる一方で、今回の流通契約の対象から韓国、中国、日本、TikTok・YouTubeなどのSNSは除外された」と報道

 

この発表と同時期にリリースされた今回のILLITの「Magnetic」の、TikTokも含めたショート動画のダンスチャレンジ展開は、そうしたHYBEのユニバーサルミュージックとの棲み分けを選択した流通戦略の一つの結果とみることができる

 


日本のアーティストとのコラボにも注目

 

日本人にとって嬉しいニュースなのは、そんなHYBEの最新の戦略の元に世界的大ヒットをしているILLITに、日本人メンバーが2人も参加しており、日本を意識した活動をしてくれている点


アベマでオーディション番組が放送されていたこともあり、オーディションの様子やメンバーの背景も日本語で知る手段がたくさんあります

 

彼女たちやHYBEの新しい挑戦に日本のアーティストも刺激を受けて、同様のチャレンジが増えることを期待したい

 


ご参考1)ついに世界1位も獲得。勢いが止まらない「Bling-Bang-Bang-Born」の凄さ
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7e873d864b0b0c9946b118ad420c9031527325b8

 


ご参考2)「オトナブルー」のトレンド大賞獲得にみる、時間を越えてヒットを生むTikTokの可能性
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8a17023f701f39ee64817ce37754d963bd0903e2

 


<感想>
TikTok、Instagramのリール、YouTubeショートを活用した、メンバーによるダンスのショート動画を次々にアップして、ファンを囲い込む手法は、マーケティングの観点から参考にしてゆきたい。

 

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あれっ、藤井風はプリンシプルを忘れない?


【 藤井風:プリンシプルを忘れない 】

 


 先日、2022/12/28の「NHK MUSIC SPECIAL 藤井風 いざ、世界へ」と紅白歌合戦で「死ぬのがいいわ」を見た。(その2)
https://www.nhk.or.jp/music/programs/477080.html
https://www.nhk.or.jp/kouhaku/artist73/white/fujiikaze.html


 以下は、model pressの記事からの一部抜粋。
https://mdpr.jp/news/detail/3531187

 


藤井 風「死ぬのがいいわ」の“あなた”について明かす


同楽曲のサビにある“あなたとこのままおサラバするより死ぬのがいいわ”という歌詞については、岡山から上京後、ディスカウントストアの買い物帰りに「頭にシュッと降ってきた」と意外なエピソードを告白。

 

藤井にとってこの“あなた”とは「自分の中にいる愛しい人。自分の中にいる最強の人」のことで、心の中にいる理想の自分のことを指しているのだそう。

「それを忘れてしまっては死んだも同然みたいな。(自分との対話みたいに)なってると思うんですけど」と楽曲の捉え方を説明した。

 


<感想>
 「死ぬのがいいわ」のサビの意味は、「自分の中にいる愛しい、最強の人を忘れてしまっては死んだも同然」だという。
 白洲次郎の「プリンシプルのない日本 」のプリンシプルをふと感じた。

 

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あれっ、12才から世界を見据えた藤井風?


【 藤井風:いざ、世界へ 】

 


 先日、2022/12/28の「NHK MUSIC SPECIAL 藤井風 いざ、世界へ」を見た。
https://www.nhk.or.jp/music/programs/477080.html

 

 また、紅白歌合戦で、「死ぬのがいいわ」を見た。
https://www.nhk.or.jp/kouhaku/artist73/white/fujiikaze.html


 以下は、model pressの記事からの一部抜粋。
https://mdpr.jp/news/detail/3531187

 


藤井 風、言葉の壁を超えて世界へ

 

12才で弾き語りをYoutube配信し始めた藤井は「最初から日本だけに限定しない届け方をできるだけやっておこう」と取り組んだのだという。「SNSでも英語縛りで発信し、最初はバカみたいに思われとんかなとかも思ったりしたんですけど何度も」と振り返った。

 

また、今ではアルバムの歌詞カードに世界中のリスナーに歌詞の意味をきちんと届けたい思いから、自ら訳した英語の歌詞を付け、英語で歌の解説をする動画も配信していると説明。これからは「言葉の壁を超えて喜んでもらえるようなものを出していきたい」とも口にした。

 


<感想>
 SNS上での人気を表すバイラルチャートで23カ国で1位、2022年世界で最も聞かれた日本の歌が「死ぬのがいいわ」だったという。紅白での演奏も素晴らしかった。
 藤井風の12才からの英語縛りのSNSの発信。以前のマーケティング戦略とは違うことを実感する。

 

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あれっ、瞳の動きとマーケティング?


【 来店客の映像解析と商品開発 】

 
 2019/3/8、日経新聞朝刊に「瞳の動きで売れ筋探る NECなど、来店客の映像解析 商品開発の精度高める」という内容の記事が掲載されていた。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO42162610X00C19A3TJ2000/

 
 以下はその内容。


1.瞳の動きとマーケティング

(1)NECとマクロミル
・来店客の瞳の動きや年齢・性別などの情報を品NECと調査大手のマクロミルは商品棚に設置したカメラで視線を読み取り、売れ筋商品の開発につなげる

・商品棚などに設置した小型カメラで撮影した映像をもとに、人工知能(AI)が消費者の目の動きと視線の方向を解析する

・NECのシステムでは、顧客がパッケージのどの部分を見て反応したのかが把握できる。例えば「カロリーオフ」や「体脂肪を減らす」といった表現に注目して商品を選んだ顧客が多ければ、その情報をメーカーに伝えて商品開発に役立ててもらう

・顧客が商品を手に取るまでに何秒見たのかも分かるほか、どの商品と比べていたのかも分析できる。小売店にとっては売れる陳列棚づくりのための情報になる。センサー付きのメガネなどを装着する必要がないため、自然な視線の動きを高い精度で分析できるという

・7月からコンビニ店を模した空間に商品を陳列した棚を置いた実験を始める。実際の店舗の商品棚を使ったマーケティングや商品開発の支援事業も2019年中に始めたい考え

(2)個人情報保護
・NECとマクロミルは視線分析を実際の店舗で活用する際、入り口などで告知する考え


2.顔認証とマーケティング

・LINEやディー・エヌ・エー(DeNA)は顔認証技術を活用する。ネット通販と比べて店舗では顧客データを得にくかったが、マーケティングのあり方が変わるきっかけになる可能性がある

(1)LINE
・顔認証技術を活用して来店者の属性を割り出すシステムの研究開発を始めた。店舗に設置した監視カメラの映像をAIが解析し、顧客の性別や年齢などを推定する。店舗の中心的な顧客層を把握し、売れ筋商品を取りそろえたり、割引クーポン券を効果的に配布したりする

(2)DeNA
・AIで顔認証する中国のスタートアップ、センスタイムと業務提携した。カメラで顔を撮影すると、年齢や性別だけでなく、笑った顔や悲しんでいる顔などといった表情も認識する

・このシステムを自社で展開するタクシー配車サービス「MOV」に導入する検討に着手。タクシーの後部座席に設置したタブレットのカメラで乗客の顔を認識する。年齢や性別、その人の気分にあった広告を流すなどの利用法が想定される

(3)中国 vs 日本
・中国:電子商取引(EC)大手のアリババ集団と京東集団が無人店舗を展開。入店時に来店者の顔データと決済用のIDをひも付けし、来店者がどの商品を手にしたのかを監視カメラの画像認識技術で確認する

・日本:セブン─イレブン・ジャパンが18年末に東京都内で顔認証技術を活用した無人レジ店舗の実験店を出店したばかり

⇒ 18年の監視カメラの世界出荷台数は約5700万台に達し、15年に比べて倍増。顧客の入店状況などを把握してマーケティングに役立てるなど活用範囲が広がっている


3.リアル店舗 vs 通販サイト
・通販サイト:顧客の買い物データを集められる

・リアル店舗:顧客層を正確に把握することが難しい

⇒ 多くの小売店では品ぞろえや商品開発は経験や勘に頼っていた。店舗ならではの情報は小売店とメーカー双方のニーズが見込まれる。


<感想>
 今後、目の動きや顔認証が、マーケティングに活かされることになるに違いない。

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