前回の記事証券税制の軽減税率延長キャンペーンではマネックス証券がメンテナンス中だったためにログイン出来ず署名の画面すら見れませんでした(笑)
あれこれ1日かけて署名を「する」「しない」で考えましたが先ほど署名をしてきました
なぜ「する」も「しない」も悩んだのか・・・それぞれ理由があります

  • 「する」を選んでも抜本的な解決には程遠い
  • 「する」を選ぶことでネット証券の都合に乗っかるのが嫌だった
  • 「しない」を選ぶことで軽減税率終了→日本版ISAに移行できる
「する」を選んでも抜本的な解決には程遠い
前回の記事でも書きましたが今後も期限が来ては延長を繰り返すゾンビのようなルールが続きます
いっそ恒久的に10%ですよ・・・ってなればシンプルで良いのですが毎度毎度期限を決めますし期限ギリギリで延長の切り札はどうなのよって感じ

「する」を選ぶことでネット証券の都合に乗っかるのが嫌だった
かなり穿った見方をすると顧客のカネを「国がもらうか」「証券会社がもらうか」で争う最前線に見える
そして4社合同のキャンペーンはまるで最終防衛線・・・ここを破られたら日本版ISAのシステム構築って多大なコストがかかるのですから抵抗するに決まっています
国は徴収した税金は福祉や社会保障のためと言いそう
証券会社は投資家の大切なリターンのために頑張っていますと言いそう
だけど内実はどっちもホントは自分しかみていない気がする

「しない」を選ぶことで軽減税率終了→日本版ISAに移行できる
署名しないを選ぶことで自分が考えるベターな考えは前回の記事の3番目である「キャピタルゲイン20%、インカムゲイン0%の新制度を作る」です
ただこんな議論はそもそもない(笑)
そうなると10%は終了して20%に戻ると同時に日本版ISAが始まります
でもねぇ・・・この日本版ISAはほったらかし投資に向いていない・・・一言で言えば「面倒くさい

日本版ISAの何が面倒くさいのか


ざっくり日本版ISAを説明します
口座開設年に、新規投資額で100万円を上限(未使用枠は翌年繰越不可)に最長10年間の配当所得、譲渡所得が非課税
期限は2014年~2016年の3年間で毎年口座を開設すれば3口座で最大300万円の非課税枠をゲット
3口座でしっかり10年間投資をして10年目になったら上手いこと売り抜ければ課税なしでゴール

どうでしょうか?使える制度は使い倒すのが上級者なのでしょうがマニアック過ぎます
ほったらかし投資を基本としたい自分にとってはまったくほったらかしにしてくれない仕組みです

まず個人的に最初の問題その1
年間100万円ってことはザックリ毎月8万円くらいの積立が非課税枠にできます
・・・子ども2人いる我が家の都合上・・・非課税枠を使い切れませんw当然ながら翌年繰越不可ですね

個人的に問題だと思うその2
なんでひとつの口座で3年間合計300万円にしてくれないの?
こっちは増えすぎた証券口座を1つにまとめたいくらいですって
毎年ISA口座開設って面倒じゃないかと思いませんか?
そもそもネット証券がためらうでしょ?投資家にとって3年間でも証券会社にとっては1年間でしょ

個人的に問題だと思うその3
自分の10年後は40代半ば・・・売却するにはまだ早ぇ~^^;
売る気全然ない時に非課税口座終了のオチが・・・。

個人的に問題だと思うその4
3年で終了・・・って3年後に残るのは20%の配当所得と譲渡所得です
これってどこかで見た景色・・・そうだ延長だよ!延長!
日本版ISAの延長!・・・ん?2年延長したら合計5口座。更に2年延長したら合計7口座。。。あれれ。。。

日本版ISAは改善の余地あり


どうすりゃいいのさ日本版ISA。。。
このままじゃ使いものにならない気がしますよ
どこを改善すればいいのかは上に書いた内容をそのまま良い方向に向かえばいいのではないでしょうか?

  • 3年間で終わらない永続的な非課税口座
  • 1口座でOKにしましょう
  • 永続的なら個人的には年間60万円まででもいい代わりに60万円以上は20%でヨロシク
  • 10年間非課税と決めずにず~っと非課税・・・せめて40年間だなぁ

これが可能ならば署名は「しない」です
何にせよ複雑な仕組みでシンプルとは程遠い日本版ISAがこのまま改良がないのなら署名は「する」です

キャピタルゲイン課税20%で妥協してインカムゲイン課税を0%にするシンプル案があればネット証券もシステム構築コストもいらないんだけどなぁ~

仕事中にデイトレしている人が減って本業に集中することで国内総生産があがるかも?
高齢者を中心に大人気の毎月分配型ファンドが更に売れる弊害・・・いやいや手にする金額が増えれば消費拡大のチャンス?

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