2021年2月に発表されたピアジェ ポロ スケルトンに続き、ピアジェはこのたび、18金ゴールド製ケースを採用した4つの新しいスケルトンモデルを発表した。
自社でゴールド鋳造所とプレシャスメタルのケース製造施設を保有する数少ないウオッチメゾンのひとつであるピアジェは、古くからゴールド加工の高い専門技術で知られてきた。このたび発表された新作は、約80年にわたってゴールドを扱ってきた経験を生かした、プレシャスメタルを採用したモデルだ。
ピアジェは長年、ウオッチを駆動する複雑なムーヴメント自体を芸術作品と考えてきた。スケルトンウオッチは、そのムーヴメントを見せることで、時計愛好家に対してまったく異なる次元の美しさを提供している。
ピアジェ ポロ スケルトンの新しいゴールドケースモデルでは、まるでコンピュータの基板のように薄い2.4mmの薄型自動巻ムーヴメントを採用。そして、それをさらに薄くしステージの中央に際立たせているため、通常は時計職人しか見ることのできない興味深い機械式時計の“バレエダンス(ムーヴメントが動く様子)”を見ることができるのだ。
ムーヴメントの中に一体化したオフセンターのローターを採用することで、薄さを追求しながらもムーヴメントが可能な限りはっきりと見えるようにしている
ピアジェの初のスケルトンモデルの開発は50年ほど前にさかのぼり、その複雑で魅力的なデザインは、発表直後から多くの著名人を魅了してきた。特にジャズトランペットのレジェンド、マイルス・デイヴィスは、演奏をする際にはいつもダイヤモンドがセットされたピアジェのスケルトンウオッチを着用していた。
昼も夜も使える万能なウオッチを探しているのなら、スケルトンのデザインとゴールド製ケースの高級感が見事に調和した、18金ピンクゴールド製のピアジェ ポロ スケルトンがまさに最適だ。
直径42mm、厚さ6.5mmのこのモデルは、クッション型のサファイアクリスタルの風防を囲むラウンド型のベゼルが特徴的であり、複雑なスケルトンムーヴメントの素晴らしい眺めを楽しむことができる。リッチなピンクゴールドのケースと美しいコントラストをなすエレガントなダークブルーで仕上げられ、取り外し可能なインターチェンジャブルのブルーアリゲーターレザーストラップとも調和している。
ピアジェ ポロ スケルトン
■(左)Ref.PGG0A46009。K18PG。519万2000円。(右)Ref.PGG0A46010。K18WG。699万6000円。ともにケース径42mm。3気圧防水。自動巻き。2021年9月発売予定
2021年9月に発売されるこの2モデルに先駆けて(4月以降発売)、ケースとムーヴメントに最大573個の光り輝くラウンドブリリアントカット、およびバゲットカットダイヤモンドを装飾した2モデルが登場する。
ピアジェ ポロ スケルトン ハイジュエリー
■(左)Ref.PGG0A46006。K18WG。8404万円。(右)Ref.PGG0A46007。K18WG。3586万円。ともにケース径42mm。3気圧防水。自動巻き(Cal.1200D1)。2021年4月以降発売予定
【写真】先行して発表されたピアジェ ポロのSS仕様を見る
アルティプラノ アルティメート コンセプト ウォッチ
■Ref.PGG0A46503。コバルト合金ケース。ケース径41mm。2気圧防水。手巻き(Cal.900P-UC)。4928万円
2mmという厚みを実現した同社で最も薄い機械式腕時計のひとつで、2020年に行われた第20回ジュネーブ ウォッチ グランプリで“金の針賞”を受賞したアルティプラノ アルティメート コンセプトからスペシャルモデルも登場している。
本作ではピアジェのヘリテージが受け継がれるスイス、ジュラ山脈のラ・コート・オ・フェへのオマージュとしてデザインされており、新たにグリーン文字盤が採用された。