11月25日(東京)六段審査合格を目指して稽古備忘録
審査会にベストな状況で挑戦し、分不相応でも一発合格を目指す。
自分の場合は、実力の120%以上出せなきゃ合格は、おぼつかないという状況、
でも挑戦します。
11月17日(金)夕方 近隣ST剣友会さん
11月18日(土)夕方 所属剣友会
11月19日(日)午前 所属剣友会
合計 113回目(年)
審査会まで、ついに「あと1週」楽しみです。
金曜日の回り稽古は、少々バラバラ感が否めず、相手の動作につられる場面が、多く反省です。
ただ唯一想像通りにできたことは、市内40歳以上の女性で一番強いN村さんに対して、ひたすら先をかけ続けて、主導権を握りながら稽古できたこと。審査で女性に当たった場合の励みになる成果です。
相手の女性が怖くてもN村さんより強き女性は少くないはずです。
土曜日から審査&試合用の防具(小手だけ今使用中の安物)に変更して稽古、俄然気合が入ります。
テンションも上がります。
基本稽古は、自分に仕切らせて戴き、いつも通りの基本打ち(切り返し30本など含む)、出小手を待っている相手への仕掛け技の稽古や、面に対しての応じ技の稽古など、審査を意識した実践的な稽古にしました。
更に互角稽古は、初太刀を取る稽古(1本とったら終わり)にしました。現役大学生1名を含む5段以下同士だった為か、良き感触をつかめた稽古でした。
この稽古で無意識に出た出小手について(相手は50歳前後の高校剣道部顧問4-5段)
出小手は15年位前、亡き師匠から、左に抜けろ・・・自分は下手だから審査で打つな・・・2点云われ続けて、教えを守り、今は前に体当たりするスタイルです。
今回、初太刀、面を狙いながら、剣先は表から、足でも同時に攻めながら、一瞬止まり、反射的に相手の剣士の面に間に合わないと感じ、腕は、真っ直ぐに、足は抜き胴の足(前に出していた足の着地を右に変更)普段しない動作に体に違和感を感じつつも、ばっくり出小手が決まり、残心も綺麗にできた。
えっそれって普通の出小手でしょ というツッコミはご容赦ください。
剣と足で攻めて、一瞬だけ止まった結果、見えた出小手だったと思います。
結果1:審査で封印予定だった出小手も引き出しに入れられそうです。
結果2:剣先だけで攻めてもタメにはならない、完全に打つゾと 足と剣双方で攻めて、僅か一瞬全体を見る=自分流の「タメ」だと今更気づく。
居残りの稽古 指導部長と35分の地稽古(相手は市内シニア個人戦連覇中)
正直70歳までカウントダウン中の剣士の動きではありません。近間で打ち合ったら、ぼこぼこにされます。昔、市民大会決勝ですが、相手の剣士を気迫で下がらせて、2回場外反則で1本勝ちしたこともある気迫あふれる大先生。※実は、試合中の肉離れで、動けなかったらしい(笑)、そんな先生と35分稽古。
なぜかボロボロになるどころか、審査間近で審査用防具でテンションが上がっていたのか、苦にならず稽古できました。時間を忘れてました(汗)
指導部長が、何を教えたかったのかは不明ですが、感じたこと。
結果1、先をかけ続けないと、ぼこぼこにされる。かけ続けていれば、仮に打たれて、あと打ちでも、心も折れずに、態勢も崩れずに残心がとれて、次につなげられる。
結果2、万一近間に入った場合、策を弄せず、相手を突くつもりで面を打ち出す。
結果3、表から攻めて、相手の竹刀の重みを感じる少し前に裏に転じて攻め返して面 相手の竹刀の重みを感じてしまった場合は、手首を返して打つ技に変更する。 間に合わないから、重みを押し返したら相手の剣士の術中に間違いなく陥る。指導部長に連打を頂戴する。
結果4、先をかける前に仕掛けられた場合(先に先をかけられた場合)、剣先で相手の右ひさを切るつもり相手の剣を封じ込める。抑え込み無駄な動きはしない。相手がおっととと居付けば引き面を決める。
日曜日は、やはり基本稽古に最後は少々の審査風の立ち合い稽古 昨日の指導部長との稽古の成果でしょうか? 体も軽く、良きイメージで稽古できました。
さて審査まで、昨日から今日のイメージを繰り返し連想しながらイメージトレーニングです。
まずは
【着装 】サポータも外し、面紐類は揃ったか 袴の長さは大丈夫か、上着は、手ぬぐい、小手紐は、眼鏡の位置は、など
【礼】 15度 ゆっくり余裕を保ちながら頭をあげて、相手を眼鏡の下から見下す様な気持ちで、背筋首筋を伸ばして歩む 右手は前に
【蹲踞】抜刀は特に相手と合す、「いつでも突きますよ」の気持ち、はじめの掛け声で、「天井を頭で押し上げる気持ち」で立ち上り、半歩前へ、 親指は必ず下、左足を少しだけ踏ん張りながら、自分と、相手と、審査の先生に堂々たる構えを見せる。
【気合】緊張を吹き飛ばし、相手を威嚇する声 腹を突き出しながら、全身から発する気合、打突後の声も大きく勝どきの声を
【初太刀】先を掛ける 怖ければ怖いほど、足と剣先で相手の剣を殺すイメージ。
左右に小さく挨拶して、正中線を戴く、タメて足から攻めながら電光石火のイメージ
万一打たれも打切り堂々と、悠然として、すぐ攻め返す。
【二の太刀以降】自分が相手ながら何を次に狙うかを考えて、腹を決めてから交刃の間に入る。
※良く見る光景、出小手を打たれたら、なぜか打たれた方が出小手を狙う、胴も同じこと、出小手や面返し胴を決めたら、相手がそれを待っていることを想定して仕掛けることが肝要。
流した汗は裏切らないと信じて、これからも稽古です