元スーパー投資顧問出身アナリスト 企業分析まとめ 日本株投資で勝つ 2013年11月
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3276日本管理センター



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独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!


3276日本管理センターです。
賃貸住宅を一括借り上げの専業、つまりサブリースの会社ですね。

設立は2002年で6月で上場は2011年10月の新しい会社です。


まず気になるのがサブリースですね。また貸しって考えれば良いのです。
そのためにはカネが必要なのです。例えば、銀行から20億円を金利1.5%で借りて、利益率3%のビジネスを行えば、毎年1.5%、つまり3,000万円儲かるのです。

ヘッジファンドが500億円を運用して、1年で倍の1,000億円にします。ヘッジファンド(当時)は「1-20」ってのが普通でした。つまり運用手数料1%、利益分の20%がマネージャーの報酬って事ですね。


どちらのビジネスも資本がデカイからその分儲かるのです。


「カネは寂しがりやだからある所に集まる」という話を聞いたりもしますが、要は金持ちは貧乏人に貸して金利を取り、貧乏人は金利を払う必要があるって事を優しい言い方で表現しただけなのです。


いいですか、

基本、資本が、つまりデカいカネを動かしている人、会社は分散させるのです。当社の場合は不動産の数で勝負、以前レポートした7508、G-7ホールディングスはビジネスの多角化、小売りで勝負しているセブン&アイ・ホールディングスはイトーヨーカドーとかセブンイレブンでしょ?なので「ホールディング」な訳ですね。


まあ、規模こそ違えど、当社はしっかりとカネを生かした仕事をしているように思います。ビジネスモデルはさておきですよ。


という事で、調査開始です。

まずはホームページを5分見て、「ふーん」って。

さらにビジネスについての部分を有価証券報告書からコピペすると、
「借上げ期間は、建物の構造によって異なりますが、新築物件につきましては、10年から35年まで、既築物件につきましては10年から20年まで」

「当社は、アリアンツ火災海上保険株式会社と損害保険契約を締結しており、保険期間中に賃料収入が「保証賃料」を下回った物件について保険金を請求」


「凄い昔のサブプライムを思い出しました」
なので前述の通り、7508、G-7ホールディングスの事を言ったのです。

今日はマジでリンク先を読んでから次に進んで下さいね。


当社の場合は、賃貸、で借りるのはほぼ日本人でしょうし、ビジネスは似ているものの、かなり良質なモノである事は解るでしょ?


大事なのは数字。ただし、上場は2011年度でそれ以前は上場していないので多少、状況が違うって事を考えておきましょう。

単位:億円

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2008年度 87 1.5 0.9 1.76% 0.99%
2009年度 115 1.7 0.6 1.52% 0.51%
2010年度 155 3.3 1.8 2.14% 1.14%
2011年度 195 6.1 3.4 3.13% 1.75%
2012年度 236 8.5 4.9 3.63% 2.08%


一人当たりも出します。

単位:千円

売上高 経常利益 純利益 総従業員
2008年度 129,891 2,287 1,290 67
2009年度 151,065 2,299 772 76
2010年度 201,493 4,306 2,296 77
2011年度 212,430 6,652 3,716 92
2012年度 224,303 8,136 4,660 105


やっぱり上場するとブランド力が出るのかな~って思うのです。真面目な人は広告費における費用対効果とかを計算してください。さらには当社の取り巻く経済事情も考えてシナリオを創っても良いでしょう。


当社の場合、12月決算です。なので今は第3四半期までの数字がEDINETに出ています。そして、このビジネスには季節性って感じられませんよね。なので第3四半期の数字を4/3倍しても良いのではないでしょうか。


2013年予想。
売上266億円、経常利益10.7億円、純利益6.6億、経常利益率4.02%、純利益率2.48%です。


おお~ですね。売上、経常利益、純利益が過去最高ですよ。経常利益10億円超えって、もしこれが実現で来たら会社内でも盛り上がりますね~。そしてさらには経常利益率、純利益率も過去5年と比べて一番高くなりますね。配当も「配当性向30%」って言うので、増配の可能性もありますね。

とまあ、そんな感じで考えるのです。


もちろん、アナリストの仕事の一つとして、経済状況を分析して、業績を見極め、株価と照らし合わせて、投資判断をするってのがありますから、そのまま単純に4/3倍するのはどうかって事もありますね。当社は月次みたいのがサブリースの戸数推移ってので出ています。参考にして、独自で数字を計算してみるのも良いと思います。客単価とかね。


私の場合、

数字に関してはすべて右肩上がりっぽくなっているって頭の隅に置いていて、ここでミッシングパーツである、従業員数が気になります。118人以内であれば、一人当たりの効率が売上ベースで見て、良くなっているな~って逆算しました。次回の有価証券報告書が楽しみです。


ここらへんで数字は終わり、話を変えます。


なぜ、当社は上場出来るまで成長できたのかって事ですね~。


まずは「沿革」から。

平成14年6月
福岡市博多区に不動産賃貸管理業及びサブリース事業を事業内容として、日本管理センター株式会社(資本金39,000千円)を設立

これじゃあ銀行も20億とか貸せないし、家5軒くらいしか出来ないでしょう。

でも、それがまあ上手くいって、色々とデカクなりましたとさ。


どこで?


順番は解りませんが、3点上げておきます。

まずは当社のホームページでのトップの「ご挨拶

「不動産系ITベンチャー創業。2002年日本管理センター設立。代表取締役社長に就任。国土交通省移住推進プロジェクト準備委員会委員、全国賃貸管理ビジネス協会新事業新商品開発委員会委員、財団法人日本賃貸住宅管理協会サブリース協議会協議員、日本賃貸住宅オーナー共済連合会専務理事を歴任。」

言いたい事は7833アイフィスジャパンの冒頭で書いた事と同じ。


次に、役員の欄ですが、どうやら色々な事を持ち寄ってスピンアウトして会社を始めた感が強く思います。トップのアパマンショップホールディングスでシステム部長をやっていたところなんかまさにそんな感じ。

システムって作った人は解りますけど、持ち出すとかそういった事でなく、その人の頭の中に構築されているものなのです。なので復元も可能でしょ?

でまあ、当社は持ち株でアパマンショップホールディングスを持っていたりする。「取引関係の維持強化」なのか、もしくは色々モメないためなのかは私の知った事ではないのです。そして、債権では「第26回三井住友銀行劣後特約付債券」を持っています。これも何かの「縁」でしょう。


そして最後の部分として、有価証券届出書(新規公開時)にある売り出し人の欄です。


川口雄一郎 49000株
ジャフコV1-B号投資事業有限責任組合 25600株
ジャフコV1-A号投資事業有限責任組合 15300株
株式会社不動産中央情報センター 13000株
みずほキャピタル第1号投資事業有限責任組合10800株
三菱UFJベンチャーファンド一号投資事業有限責任組合10800株
ジャフコV1-スター投資事業有限責任組合10800株
武藤英明  10000株
SMBCキャピタル1号投資事業有限責任組合 8600株
信金キャピタル一号投資事業有限責任組合 4600株
SMBCベンチャーキャピタル株式会社   2100株


合計2.56億円分です。


2162日本マニュファクチャリングサービス

6063日本エマージェンシーアシスタンス

この2社のレポートを見て頂ければ言いたいことは伝わります。


こういった事を踏まえて、当社を考えると、現在は東証2部なんですね~。2419日本ERIのレポートでも書きました通りですが、気になるのが「東証の市場変更審査基準概要」ですね~。

所で2419日本ERIって6083ERI HDになるんですね。

株主が2011年946人から、2012年では、2,120と増えました。
それ以外にも色々な条件が満たされてきたような気がするのです。


株価を見てみます。

1,069円、実績ベースでのPER19.16倍、PBR5.17倍、配当利回り3.04%です。


私の投資判断は「買い」となりました。


理由としては、ミッシングパーツ(総従業員数)はあるものの、会社として成長はしている。そしてそれを見守る「強~い味方」もいる。さらにはイベント的な要素も残っている。

ってな具合ですかね。


最後に、
成長株について、その成長というのはかなりの主観が入ります。データ分析以上にその主観に頼って投資する場合もあるのです。それに優れているからこそ、アクティブファンドとして運用手数料の1%が必要なのです。

500億のファンドで毎年5億円、これで一生懸命北海道から沖縄、はたまた海外の子会社まで見たり、社長に本音を言わせるために料亭とか行っちゃったりするのです。

でもこの1%の5億円を使って1%以上、つまり5億円以上の収益を上げればなんも問題が無いのです。

最近では、手数料が無いファンドが人気と聞きますが、彼らがどのようなレベルで調査をしているのか、非常に気になります。もちろんパフォーマンスも。

プロである以上、プロの仕事はしてほしいものです。

N系新聞のファンド一覧には、基準価格が5桁または4桁ばかりです。私の知っているファンドはほとんどが6桁だったのですけどね。

・・・。
プロの仕事はしてほしいものです。


がんばれ、日本管理センター!!


6484KVK



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6484KVKです。
給水栓の会社ですね。設立は1949年1月の古い会社です。久々に歴史ある地味な会社ですね~。私の好きなタイプです。ザ・ファミリー企業、ザ・オーナー企業って感じですね。

調査って言ってもほとんどがデータ収集で終わっちゃうような会社ですね。


本日はサクっと終わらせます。


ビジネスについて、

有価証券報告書の「沿革」より、
「昭和24年1月、給水栓の製造販売を目的として、北村バルブ株式会社設立」からの~、「今っ」て事です。

事業は拡大していますが、基本的に創業の時とビジネスには変わりはありませんね。
色々みたい方はホームページ製品情報を見ればどんな会社か理解出来ると思います。


数字を見ます。

単位:億円

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2005年度 135 -1.1 -2.1 -0.8% -1.5%
2006年度 136 -3.7 -5.9 -2.7% -4.4%
2007年度 146 -6.5 -7.3 -4.5% -5.0%
2008年度 161 0.8 -1.6 0.5% -1.0%
2009年度 261 9.2 13.5 3.5% 5.2%
2010年度 223 10.8 6.1 4.8% 2.8%
2011年度 228 16.0 8.7 7.0% 3.8%
2012年度 242 21.4 11.6 8.8% 4.8%
2013年度 246 24.3 14.9 9.9% 6.1%


とりあえず一人当たりを出します。

単位:千円

売上高 経常利益 純利益
2005年度 13,978 -118 -213
2006年度 13,251 -356 -579
2007年度 14,236 -635 -716
2008年度 12,997 67 -132
2009年度 18,728 661 970
2010年度 16,776 811 462
2011年度 17,547 1,230 669
2012年度 18,066 1,595 866
2013年度 18,275 1,808 1,106


この売上、経常利益、純利益の数字は提出会社から出した数字です。当社は提出会社の数字の方が連結の数字より大きいのです。結構珍しいほうかと思いますが、まあ、そうなんだねって感じでしょ?理由の説明は特に必要ないと思いますが、気になるようでしたらご質問くださいね。

数字を見て、簡単に言ってしまうと、
「ここ5年で赤字体質を抜け出しました。」(ちなみに2004年度は黒字)
「一人当たりの数字も回復」

で良いと思います。


当社の場合、「住宅着工件数」など様々な住宅指標を用いて業績を図りたい人が続出します。実際にそれらを用いて色々計算してみてはどうでしょうか?いまいち当てはまりません。当社自体、決算説明資料でそういった指標を出していますけど・・・。


ここら辺は適当にストーリーで考えちゃうのです。

2005年位からは熾烈な価格競争、海外製品がどか~んって入ってきた。

巻き込まれ赤字。

そしてリーマンショックで需要も激減してボロボロにやられました。

当社は上場していて、キャッシュもまあまああったので助かりましたけど、中小企業は吹っ飛びました。

って事はライバルが激減しました。

さらに、中国に生産をシフトしたので、ある程度固定費が削減でき、今は黒字になりました。


という体でどうでしょうか?


連結子会社は中国の大連です。
提出会社は岐阜県の本社です。

これらの従業員数を計算すれば、

日本 中国
2005年度 518 323
2006年度 459 392
2007年度 435 397
2008年度 648 392
2009年度 654 419
2010年度 640 406
2011年度 638 430
2012年度 643 438
2013年度 628 441

さらには臨時社員とかも同様に考えれば中国の増え方が多いのです。

ただし、当社の場合、生産実績を見れば、

単位:億円

日本 中国 合計
単独水栓 11.5 20.8 32.3
湯水混合水栓 64.3 7.7 72.0
シャワー付湯水混合水栓 90.9 7.0 97.9
その他 32.7 1.8 34.6
合計 199.4 37.3 236.7


さらに割合で見ると、

日本 中国
単独水栓 35.5% 64.5%
湯水混合水栓 89.3% 10.7%
シャワー付湯水混合水栓 92.9% 7.1%
その他 94.7% 5.3%
合計 84.2% 15.8%

となり、一部分だけ中国でやっている感じですね。
もしくはある程度基礎の部分を作り、日本の技術で完成って事かも知れません。

この金額って何とも言えませんがそういった感じにとらえた方が良いかと思います。

つーか、多分、完成品を中国から日本へ送ると関税とかスッゲ~高かったりする場合は中国で未完成品にして日本に送り、日本で完成させるんですよね。


そんな業界があったような気がするのですが、思い出せません・・・。知っている方がいましたら是非とも教えてください。

私事ですが、朝早くの執筆ですので頭が回ってません。


続いて、どのような客がいるのかなって売掛金、受取手形をチェックするのですが、その前に、売掛金の回収機関を見ると2009年~2013年まではそれぞれ、71.6日、72. 1日、73.5日、76.4日、62.4日ってほとんど変化がありません。

この時点で、決まった客だな~、ここ5年で大口客の動きは少ないなって考えます。

単位:千円

売掛金
2013年度
パナソニックエコソリューションズ住宅設備 1,090,059
クリナップ 864,126
ハウステック 209,279
川本第一製作所 207,722
タカラスタンダード 169,629
その他 2,544,971
合計 5,085,789

2012年度
パナソニックエコソリューションズ住宅設備 1,063,189
クリナップ 885,328
ハウステック 240,211
川本第一製作所 194,948
ブリヂストン 185,976
その他 2,471,665
合計 5,041,320

2011年度
パナソニック電工住宅設備 1,136,211
クリナップ 732,794
ハウステック 192,303
川本第一製作所 170,700
ブリヂストン 143,969
その他 2,580,147
合計 4,956,127

2010年度
パナソニック電工住宅設備 330,047
クリナップ 294,689
ハウステック 224,147
川本第一製作所 188,352
タカラスタンダード 131,194
その他 3,496,106
合計 4,664,537

2009年度
クリナップ 758,237
パナソニック電工バス&ライフ 602,488
パナソニック電工 424,326
タカラスタンダード 198,729
サンウェーブ工業 188,849
その他 2,949,422
合計 5,122,054


受取手形
2013年度
タカラスタンダード 645,123
川本第一製作所 542,344
渡辺パイプ 419,940
小泉 335,234
ミヤコ 224,284
その他 2,042,548
合計 4,209,475

2012年度
タカラスタンダード 653,853
川本第一製作所 520,584
渡辺パイプ 393,166
小泉 326,034
ミヤコ 218,661
その他 1,944,536
合計 4,056,837

2011年度
タカラスタンダード 580,881
川本第一製作所 402,402
渡辺パイプ 354,259
小泉 287,858
ミヤコ 195,226
その他 1,721,956
合計 3,542,583

2010年度
タカラスタンダード 499,007
川本第一製作所 316,074
渡辺パイプ 310,015
小泉 251,651
ミヤコ 198,853
その他 1,746,449
合計 3,322,052

2009年度
タカラスタンダード 517,824
川本第一製作所 276,625
渡辺パイプ 248,314
小泉 156,548
ミヤコ 134,616
その他 1,713,471
合計 3,047,400


まあ、当分変わらないでしょうね。

技術的には参入障壁が低いですが、営業に関しては参入障壁は高いと思います。
売掛金の欄の会社も、給水栓は外注で良くね?って思っているのでしょうね。


さてと、
最初に言った「ザ・ファミリー企業、ザ・オーナー企業」の件に関しては株主欄、役員欄ですね。

北村興産 11.89
十六銀行 4.84
岐阜信用金庫 4.52
北 村 博 志 3.46
北 村 嘉 弘 3.41
元気なぎふ応援基金 3.26
末 松 容 子 3.12
北 村 治 弘 2.96
KVK従業員持株会 2.94
北 村 和 弘 2.73
計 43.13

住所は全部「岐阜県」でした。

当社役員には会長、北村和弘昭和12年5月30日生を筆頭に北村家メンバーがいます、ただし、苗字が違いますけど、そこら辺は「※」ってなっているので「※」を見ると、

「取締役社長末松正幸は、取締役会長北村和弘の娘の配偶者であります」
「取締役相談役北村治弘は、取締役会長北村和弘の弟であります。」


という事ですね。
基本、動かない会社って事ですね。


となると、どうやって株主様を満足させてくれるのかって部分です。

「自己資本当期純利益率(ROE)を重視」って事で、さらには配当性向について書いています。

給水栓を作っている会社でROEを重視しようっていう試み、非常に良いですね~。
日本の低いROEに関しては、2122インタースペースで書きました通りです。


後は潤沢なキャッシュ20億円。69億円の機械設備は53億円償却して残り16億円です。
まあ、過去のレポートを読んでいる読者さんは解ると思いますが、かなり機械設備がボロいって訳でもなさそうです。

ここは機関投資家のアナリストさんに会社訪問してもらいたいですね。

それと気になる特損に関しては商品が古くなってゴミ、ゴルフ会員権とか昔の流れでとか大した事はありませんね。


株価を見てみます。

589円、実績ベースでのPER6.62倍、PBR0.72倍、配当利回りは3.06%ですね。


私の投資判断は「買い」となりました。
ただ、ちょっとだけね。


割安ですからね。


ただし、過去5年の最高、最低PER、株主数を見ると、

PER H PER L 株主数
2009年度 3.15 1.59 1,132
2010年度 6.57 4.97 1,162
2011年度 6.97 4.35 1,185
2012年度 5.23 4.27 1,173
2013年度 8.04 3.56 1,125

ってな具合です。

私の考えとして、今の時代でここからPERが4倍まで落ちるかって話なのです。

今、589円で買って、PERが4倍の355円まで下がったら仕方なく買って平均取得価格を444円位にしてPER5倍で買った事にしよう~的な事をするのです。さらに下がれば参ったな~って事で似たような事をするのです。なので少しだけ買おうって言うのです。


これに関しては配当利回りで考えても良いですし、PBRで考えてもオッケーです。
ご自身で判断下さい。


ただし、株主数からみて解る通り、今後5年動かないってのもありますからね。


当社について、7年ぶりに再調査しています。非常に当時とほとんど変わりようがないな~って感じで懐かしさを感じました。

ただ、

1) 変わらなくて良い会社
2) 変わっては行けない会社
3) 変わらないとダメになる会社

を考えると、当社は1)、2)かな~って思うのです。そうであれば、懐かしさを感じたって事は良い会社なんだな~って思うのです。

とまあ、中身にしても「こうであればこうだよな」って感覚を持って投資をすることが重要であると思いました。数字だけでなく、「プロとしての見解」ってのが投資運用業においては求められるのでしょうね。


最後に、

プロって言えば・・・。


今や、IPOマーケットが活況です。IPOをゲットするファンドは速攻で売り抜けます。個人にはほとんど行きわたりません。これが初値○倍っのが繰り返されてます。

となりますと、機関投資のファンドの成績は自然とベンチマークのTOPIXや日経平均を上回れます。となると、「投資信託はプロが運用している」って信用復活、NISAでドーンってなるのです。


お国の仕組みです。


私のいましたヘッジファンドはそういったプロっぽく見せる運用は一切せず、プロとして堂々と株式市場に挑み、多岐にわたり高パフォーマンスを出してきました。


「プロ」っていったい何だろうって事を思いながら、今日はおしまいにします。


がんばれ、KVK!!


7833アイフィスジャパン



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7833アイフィスジャパンです。
投資情報とか、投資信託の書類とかを作っている金融情報サービス会社ですね。名前がIRRS(国際会計基準)にちかい感じじゃね?って思うのは私だけでしょうか?

一応、「アイフィスジャパンは、Innovation革新、Fair公正、Initiative先取、Satisfaction満足の頭文字をとって命名しました」ってな事を言っていますが。


よく、政府が○○を推進するために××って単語を作ったとしよう、となるとインサイダーで既にその××って単語を使うって知っている人が先に株式会社××とか作っちゃう訳っすよ。

ってなると、もうデファクトスタンダードを取っちゃってる訳なので超ビジネスが簡単になる訳ですよ。

あえて××ってしているけど、実際2007年末に××憲章ってのが作られて(現実にあります)で××会社ってのが2006年7月に設立しているのです。どうぞ探してみて下さい。


という事で、
当社も怪し~な~って感じで思ったのですよ。
設立は1996年4月です。しかも12月決算です。3月決算が多いのは日本だけではないでしょうか?国際的には12月ですもんね。う~ん1996年も国際会計基準の話って結構出ていましたね。


・・・。
とりあえずそこら辺はもう株価には影響はありませんので、放っておいて調査開始です。


ビジネスについて、
ホームページで見れば一瞬ですね。そこから、サービス一覧を見れば大体解りますね。個人でも使用した投資家さんはいると思いますが、個人は基本的にタダですね。ビジネスターゲットは金融の法人ですね。


数字を見ます。

単位:億円

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2004年12月期 14.2 1.7 1.0 12.1% 7.1%
2005年12月期 19.4 2.9 1.8 14.9% 9.2%
2006年12月期 28.0 4.3 2.3 15.5% 8.3%
2007年12月期 35.2 4.1 1.7 11.6% 4.7%
2008年12月期 34.8 2.8 0.9 8.1% 2.4%
2009年12月期 29.6 0.9 0.4 3.0% 1.2%
2010年12月期 27.0 1.2 0.8 4.5% 3.1%
2011年12月期 24.5 1.8 1.2 7.4% 5.1%
2012年12月期 31.6 2.2 1.6 6.9% 4.9%


どのビジネスでも言える事ですが、リーマンショックって効きましたね~。でも黒字ですね。
で、会社としてある程度成長しているのが解ります。


なので今度は一人当たりで考えます。

単位:万円

売上高 経常利益 純利益 総従業員数
2004年12月期 2,953 356 209 48
2005年12月期 3,585 532 332 54
2006年12月期 3,547 548 294 79
2007年12月期 2,666 310 126 132
2008年12月期 2,483 200 61 140
2009年12月期 1,733 53 21 171
2010年12月期 2,126 96 66 127
2011年12月期 1,896 140 96 129
2012年12月期 1,690 116 83 187


う~ん、もう残念な事になってしまいました。
どのような客がいたのかを5年分の売掛金でチェック。

単位:千円

2012年12月期
大和住銀投信投資顧問 16,433
DIAMアセットマネジメント 13,897
星和ビジネスサポート 12,117
みずほ投信投資顧問 9,816
アムンディ・ジャパン 8,397
その他 92,989
合計 153,652

2011年12.月期
大和住銀投信投資顧問 16,490
DIAMアセットマネジメント 13,182
みずほ投信投資顧問 10,157
星和ビジネスサポート 9,452
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 9,400
その他 81,217
合計 139,900

2010年12月期
ドイチェ・アセット・マネジメント 19,409
DIAMアセットマネジメント 19,212
三井住友アセットマネジメント 14,870
みずほ投信投資顧問 13,419
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 12,521
その他 120,525
合計 199,957

2009年
DIAMアセットマネジメント 30,234
日興アセットマネジメント 19,075
三菱UFJ証券 15,233
野村證券 10,769
大和住銀投信投資顧問 7,159
その他 84,668
合計 167,140

2008年
大日本印刷 28,191
三菱UFJ証券 20,245
野村證券 17,040
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント 13,458
DIAMアセットマネジメント 13,237
その他 145,998
合計 238,172


ビジネス的に考えると、当社の場合はストックビジネスでしょ?

ご存知の通り、
ストックビジネスっちゅ~のは、契約して毎月ちゃり~んってお金が入るビジネスの事ですね。携帯電話会社とかがそうですね。


ストックビジネスに関しては損益分岐点が重要になるのです。損益分岐点の説明はする必要はないでしょうね?これは取り始めると面倒ですので社員と臨時社員と平均年収を5年分出しておきます。


平均年収(万円) 従業員数 臨時
2008年12月期 527 93 47
2009年12月期 516 127 44
2010年12月期 501 86 41
2011年12月期 498 88 41
2012年12月期 475 141 46


給料については一応、ここは日本んですので年功序列~などと考えて平均年齢とかも出して考えるべきかと思いますけど、もうすでに調査する気力がなくなっているのです。

この従業員のバランスとかに関しては昨日の7508G-7ホールディングスのレポートでも書いた通りですね。


投資妙味、薄っ。


当社の取り扱ているのってデータベースやノウハウとかでしょ?それらって契約したら見れるんでしょ?で公表されているデータなので2次利用しても著作権とか関係無くね?って思うのです。


2008年にGS(ゴールドマン)が売掛金の欄に入ってますけど、それ以降は入ってませんね。


アメリカってさ、

一度そういったデータ貰ったえら自分でデータベースとかシステムとか作っちゃうんですよね。特にGSはその傾向が強いと私は過去の経験から思います。

アメリカってそうだよね。WindowsあってMacがあって、さらにはFacebookも作っちゃうんです。一番デカイであろう枠組みを作るのが好きな国なのです。ザ・ワールド・ポリス・アメリカってな感じですよ。

で、その中で小さくやるのが日本を含めたそれぞれの国って構図な訳です。もう51州目って感じなのです。


分化、考えの違いなのです。


日本の場合、
空港で政治家の先生方は列に並ばないのです。「先生はこちらからどうぞ」って裏口ね。これ一応、ルール違反ですが、先生は特殊でルールを破っても良いのです。

有名司会者の息子がテレビ局にコネで入るのと同じね。


アメリカの場合、
政治家の列って言う新しいルールを作り、そこに並ぶのです(基本、列は出来ませんが)

コネ入社については、「コネはビジネスで重要な要素」って決めちゃうんです。そうなれば選考基準に入るのです。


という事を知っていれば、当社のようなビジネスはアメリカ勢には厳しい、そして今後も厳しいって状況が解ると思います。


株主を見てみると、オーナー企業って解ります。
これが○○銀行の関係会社みたいな感じであれば、かなり状況としては良いのですが、そうでない場合は結構厳しい。一瞬、みずほキャピタルとかも昔、株主で顔を出してますが、まあ、そこまで蜜月ではないですね。「キャピタル」ですから。

2012年12月期
株式会社大澤商事 31.33
大沢 和春 17.52
株式会社B&S 4.48
大澤 由利子 2.94
大澤 由加子 1.96
大澤 弘毅 1.96
アイフィスジャパン従業員持株会 1.91
浅井 祐宣 1.7
入子 晃一 1.53
川名 雅之 1.31
計 66.64


そういった部分は沿革でも解る感じです。


平成7年5月
東京都千代田区内神田に、有限会社アイフィスジャパンを設立、証券調査レポートの印刷・配送を中心に業務を開始

それからビジネスを色々派生させて、
平成17年9月
東京証券取引所マザーズに株式を上場

そしてやっと、
平成18年1月
社団法人投資信託協会より投資信託評価機関としての認定を取得


ってな順番です。
上場して初めて、社団法人投資信託協会にお仲間ってされたのです。


3668コロプラのレポートを見て下さい。ビジネス段階で認められちゃって上場って順番でしょ?この順番について、感覚的に理解していると、財務諸表の行間が多少、読めるようになってくるのです。


株価を見てみます。

場中なので動いてます。今は430円、実績ベースでのPERは26.7倍、PBRは2.41倍、配当利回りは0.81%ですね。

なお、この間200分割しています。配当は700円だったのが2013年度12月期の予想は4円なので増配ですね。さらに、今期の予想純利益率は6%と改善するそうです。これらもちゃんと評価します。


私の投資判断は「保留」となりました。


理由として、成長は止まってこれから他社に食われていくってアイデアなのです。こういったビジネスなので借入金も無いですし、吹っ飛ぶ要素は無いので安心ですね。当社の投資情報の会社なので、株価が変に振り回されなければ良いなって思います。

12月に予想を達成して、有価証券報告書を見て、ある程度の改善があれば再調査だな~って思います。


最後に、

やっぱり投資情報って儲かるビジネスですよね~。株で1,000万とか投資している人にとって、1万円なんて安いものですからね~。ヘッジファンドの若者も話は必ず億単位です。となれば経費って安いもんなんです。

特に投資顧問会社とかは最高ですね。運用に失敗しても会社はつ潰れないのです。電化製品を作っている会社はそれが売れなきゃ潰れるのです。


つまり、投資顧問会社のほとんどは投資のプロって訳でもなさそうです。


投資顧問で運用者している人ってさ、ストレスがたまらない環境下に置かせるのです。だって毎日億単位だよ。そのために、高い給料を払っているのです。なので、彼らは都内に住んで、電車通勤の時間を短くしたり、外食も多く出来るのです。もちろん勉強も本買うより学校とかにカネを払って行きます。

自由時間とか拘束時間とか余暇時間、こういった事の話です。


我々としては、
「現在」も優秀な人に投資をしてもらいたい訳ですね。


ただ、日本の慣習として、失敗してもクビになりませんので、もう彼らは勉強なんてしませんね。毎週適当にレポート書いて、運用して、週末ゴルフの事と年末の海外旅行の事だけを考えているのです。

日本にヘッジファンドが根付かないのも、真に運用に優れている投資顧問も出てこないのも、これが理由の一つかと思います。

逆に言えば、勝てるチャンスはマジで戦っているアメリカの株式市場とかよりは勝ちやすい状況にあるのですね。

今日も勉強しましょう。


がんばれ、アイフィスジャパン!!


7508G-7ホールディングス



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7508G-7ホールディングスです。

フランチャイジーですね。オートバックス、業務スーパーがデカイ部分を占めています。それらで飛躍するってホームページの上の方にも書いてあるし。

フランチャイズって何って人はこちら、「日本フランチャイズチェーン協会」をご覧ください。
フランチャイズって聞いてイメージするのって、脱サラしてコンビニみたいなイメージがありますね。


フランチャイズを提供する側はリスクが少なく、社名を世間に広げられる事が出来るし、する側は独立ノウハウや商品の供給における利点とか、そんな感じで最近は死語となっている「ウィンウィン」の関係を気づけるステキなビジネスモデルなんですね~。

「ウィンウィン」が死語になってしまったのはマーケティングコンサルが、営業の際に使いまくったけど基本、マーケティングコンサルは先にカネを取って、コンサルした、商品、サービスは泣かず飛ばずって事が下人の一つかと思います。


良い表現だったのですけどね・・・。


当社の場合はフランチャイザーとして利益が出ているって事は「ウィンウィン」になっている会社って事ですね。こういった会社って大きくなると「経営」って言われますが、基本「商売」って感じではないでしょうか?

という事で、この商売の集合体である経営がどのような感じなのかを見てみれば、そこに投資妙味が発生する訳ですね。だって、日本は、世界は広いのです。「商才」がある会社であれば、どこでも儲けて食っていく事が可能なのです。


これは、供給先の75%が自動車会社とかそんな会社では商才も何もほぼ関係なく、その自動車会社による訳ですよね。当社はそういった感じは微塵も感じさせない会社ですので「自身の商才で切り開く」って会社なのです。

2687CVSベイエリアもなどと同じ感じの会社ですね。


フランチャイズのビジネスをしている会社って投資家から見ると、「何に投資をするのか?」ってのが一番の問題点になる訳ですよ。オートバックスのビジネスが良ければ9832オートバックスに投資すればよいのです。

ただ、フランチャイズって「オートバックスの事業は良いんだけど、俺たちに任せてくれたらもっと儲けるぜ」って事なんですね。だからフランチャイズ料を払っても、その商売をやる訳です。で当然、利益も出して、サラリーマン以上の収入をゲット~ってなるのです。


となると、もう当社のへの投資の観点って、どれ位儲けられるのって点がポイントとなるのです。なので数字をひたすら計算で投資判断が下せちゃうのです。


結構手抜きな調査で充分なのです。
とまあ、くどくど書きましたが、調査してみます。


ビジネスについて、

「フランチャイジ~」でしょ?ホームページを見ても、ひと目でわかるG-7ホールディングスのページを見ても解る通りです。

数字を見てみます。
財務諸表は5年分EDINETから取れますので9年分を書きだします。

単位:百万円

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2004年度 43,933 1,123 360 2.56% 0.82%
2005年度 54,273 1,540 479 2.84% 0.88%
2006年度 59,566 1,564 779 2.63% 1.31%
2007年度 61,829 1,308 391 2.12% 0.63%
2009年度 65,297 1,344 259 2.06% 0.40%
2010年度 67,078 2,247 871 3.35% 1.30%
2011年度 71,457 2,591 701 3.63% 0.98%
2012年度 76,130 2,250 722 2.96% 0.95%
2013年度 82,623 2,933 1,345 3.55% 1.63%


売上、経常利益が成長しているってのは解ります。
なので一人当たりも出しましょうね。当社の商売の場合、総従業員ベースが良いと思います。


売上 経常利益 純利益 総従業員数 社員数
2004年度 24.0 0.61 0.20 1,832 928
2005年度 26.2 0.74 0.23 2,075 907
2006年度 25.3 0.66 0.33 2,354 1,039
2007年度 24.9 0.53 0.16 2,488 1,041
2009年度 24.1 0.50 0.10 2,711 1,085
2010年度 23.6 0.79 0.31 2,842 1,140
2011年度 23.8 0.86 0.23 3,003 1,190
2012年度 22.0 0.65 0.21 3,458 1,238
2013年度 21.8 0.77 0.35 3,793 1,371


社員数と総従業員数を見れば、平均臨時雇用者数も解ります。その割合も計算できますね。一応、載せておくとこんな感じ。

2004年度 49.34%
2005年度 56.29%
2006年度 55.86%
2007年度 58.16%
2009年度 59.98%
2010年度 59.89%
2011年度 60.37%
2012年度 64.20%
2013年度 63.85%

これと利益率を考えて、商売としては厳しい訳ですね~。商売の基本ですが、人件費が一番コストのかかる部分ですので。


一昔前に白物家電を作った人、売った人が当時ではスーパークリエーターで、スーパーセールスマンなのです。1年で3人分働いたのですが、その後、15年間泣かず飛ばずの普通のサラリーマンに戻り、しかしあの時のおかげでお給料は普通以上の水準になる訳ですよ。

となると、そういった会社は赤字でヤバくなるのです。しかし「日本」でのビジネスで「恩」とかがあるので切れない訳ですよ。そこで、経営陣を一気に交代するとか、コンサルを投入して「大リストラ」を敢行するのです。

俗にいう、9割が働いていて、1割がサボっているって決めつけて、2万人の会社で2,000人のリストラを敢行する。一人当たりの平均年収が500万円だとすると、年100億円の費用が抑えられます。で9割の残された人は、「会社が景気悪いので切られた」、「明日は我が身」って恐怖が出てくるのでお給料アップなんて言えないし、さらに仕事をしっかりやろうとなるのです。

所で、100億円の費用が抑えられたので、報酬を頂きます。ってなります。
コンサルは儲かるのです。


外資とかヘッジファンドは別ですよ。1年で終わりです。それで自身のコスト以上の利益が出なかったら「さようなら」なのです。

ヘッジファンドも同じ、ちょうど11月15日にデリバとかの現金化がありますので個そこら辺でもうボーナスの計算が出来ます。さらには来年度には上司も変わるかもしてないので、もう今の上司の元で一生懸命やっても来年の報酬に影響されないのです。


となると11月後半の感謝祭のため、2週間休みを取って、さらにクリスマスにも2週間とか休みを取るのです。


私も11月から2月くらいにかけての仕事のヤル気のなさはこれがベースとなているのです。


兎も角、
言いたかったのは人件費の事でした。


当社の場合はそれでも連結では9年間黒字を出しているのです。となると分散投資が出来ているかも知れないという仮説が立つのです。

つまり、様々な業態でそれぞれ数十店舗を持っていて、それぞれまあまあ黒字が出ているって考えるのです。

例えば、不動産で空室率が2%ってすると、1件ずつ持っている不動産のオーナー、しかもローンで借りている100人に聞けば、2人が収益がゼロって事です。ビジネスの世界なら即死です。

でも、100件持っている人であれば、98件からは収益が出ているので2%は仕方ないねってなるのです。


サブプライムみたいに1か月後のローンの返済が滞るような債権を10万件位まとめて、スーパー分散って事で格付け会社からAAA(トリプルA)を付けてもらって、そのため年金ファンドとかに○ィンバーウルフとかカッコイイ名前を付けて売っていた、そういった系は無しですよ。


当社の場合、「暮らしに密着したFC(フランチャイズ)事業を通して、質の高いサービスを提供しています」ってホームページで言っていますので、その意味をしっかり理解してください。


借入金に関しても、短期で0.4%、長期で0.7%ですので、当社ビジネスは結構安全であるっていう銀行の評価も得ているのではないでしょうか?基本短期借入もあると長期より信用力が低いって言いますが、当社のようなビジネスって1回転のサイクルは1年よりも短いはずなのでそれに合わせ短期で借りていても問題ないのです。


最新カーナビが1年間売れ残ったら来年は最新じゃなくなるし・・・。


B/SとP/Lに関しては地味~な感じで気になる人はご自身で見てください。
怪しいのれんやソフトウェア、ヤバい特損~ってのは無いのです。

特損なんかは早めに計上していると思います。
つまり、ダメなビジネスはすぐ撤退という事です。


この撤退のタイミング(例えば3か月で収支がマイナスとか)を当社に質問すれば、「結構解ってるね~」ってなります。しかも独自に特損の中身を調べて、それがどのタイミングで撤退しているか調べて、「特損の場合、撤退するまでの期間の平均は○年ですが~」とか付け加えれば、かなり気に入られますよ。

って事をどうぞ、アナリスト諸君、御社の名刺を武器に、やってみて下さい。


ちなみに、2010年度まではセグメントとして、オートバックス事業、新車・中古車事業、食品・雑貨小売事業、不動産賃貸事業、その他の事業となっていました。

2011年よりはオートバックス・車関連事業、業務スーパー・こだわり食品事業、不動産賃貸事業、その他ってなっています。

2012年度は不動産賃貸事業のセグメントが消えました。セグメントの人数は社員1人、臨時1人ですからね。8918ランドのレポートを読めば、個々の部分が一瞬気になるのです。


大丈夫でした。


正直、セグメントの社員数と売上、利益なども計算して、「人員の配置が適切であるか」といった事も検証してみたのですが、基本あまり関係ありませんでした。

一人当たり売上
単位:百万円

オートバックス 業務スーパー その他
2011年度 1.29 0.79 5.55
2012年度 1.38 0.74 4.34
2013年度 1.27 0.70 5.21


利益率
オートバクス利益率 業務スーパー利益率 その他利益率
2011年度 5.27% 2.81% -2.81%
2012年度 5.55% 2.71% -16.80%
2013年度 5.18% 2.70% -5.09%


ダメな事業はその他に落とし込んで特損って感じですね。逆にこれから成長する可能性も秘めている部署ですね。新規事業もその他に入れている感じです。
となると、その部署で働いしている方たちはかなり責任を背負っての仕事になるのではないでしょうか?なので社内でもどこの部署に所属しているかによって勤続年数とかも変わってくるのかな~って思います。


ここもアナリストの細かい質問で経営陣を困らせたい部分ですね。


当社の決算説明資料は是非とも読みましょうね。

それと気になる部分として、ビジネスの失敗は想定内ですが。子会社の失敗には注意を払った方が良いですね。

関係会社株式47億円、キャッシュ10億円、関係会社長期貸付金40億円です。つまり、本社がまとめてカネを銀行から低金利で借りて、関係会社に貸付ている、でも関係会社株式の「取得価格」っていうか「その時の価格」つまり時価ではない価値は47億円であったって事なのでそれだけのカネが本社から貸せるのです。

関係会社株式については6425ユニバーサルエンターテインメントのレポート(1回目)をご覧ください。2回目のレポートはこちら


株価を見てみます。

730円、実績ベースでのPER6.61倍、PBR0.82倍、配当利回り4.66%です。


私の投資判断は「買い」となりました。
でもちょっとだけですね。


理由として、失敗が少ない事業であって、未だに割安、投資家からは興味が薄い会社ですね。
でもまあ、ダイソーとか、海外事業とか小さい規模でビジネスを拡大しようとしている。

と言った点が挙げられます。

となると、その他事業での業績や四半期の数字の変化、またホームページの店舗数の変化、そして有価証券報告書で出てくる従業員数の変化を独自に計算して、株価のレンジを決めようと思うのです。赤字、または前年度を割るようでしたら再調査の必要がありそうです。


連結ベースで考えるとこんな感じなのです。

PER H PER L 最高(円) 最低(円)
2004年度 28.88 13.34 1580 730
2005年度 16.17 14.93 1094 1010
2006年度 19.21 11.46 1125 671
2007年度 26.07 14.13 766 415
2009年度 28.10 16.66 550 326
2010年度 9.78 5.05 650 336
2011年度 11.17 6.15 636 350
2012年度 7.41 5.98 440 355
2013年度 5.51 3.35 609 370


断っておきますが、私のスタンスは長期投資であって、トレーディングはする気は毛頭ありません。


最後に、

いつも通り最後に~って何を書こうか考えて、つまらない締めの事がしか浮かばないのですが、やっぱり財務諸表によって勉強になる度合いが違うのです。当社のような財務諸表であれば、とりあえずデータを素早くとる訓練にはちょうど良いかと思います。

いわゆる「行間を読む」って技術は当社にはそれほど内容に思います。なのでレポートにもなかなか取り上げませんでした。ただ、結構そういった会社にも良い会社が混ざているような気がしてきましたので今後はスクリーニング銘柄を今一度取り上げて見ようと思わされました。


がんばれ、G-7ホールディングス!!


6879イマジカ・ロボットホールディングス



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6879イマジカ・ロボットホールディングスです。

6879の株価コードで「フォトロン」って会社が上場していて、そのフォトロンがイマジカ・ロボットホールディングスを吸合併って形になって、その後、社名がイマジカ・ロボットホールディングスになるという、どっちが吸収してるの?って訳の解らない感じになっている訳ですね。

まあ、恐らく、イマジカ・ロボットホールディングスの方がデカイからそっちの方が都合が良いのではないでしょうか?

6249ゲームカード・ジョイコホールディングスのレポートでも書きましたが、似たような感じの流れでしょうね。


株価に関係ありませんので詳しくは調べません。株価に関係あるものを調べるのが仕事、関係ないものを調べるのは「趣味」になっちゃいますからね。一応、沿革に書いてありますが・・・。


ってか、社名がヤバイっすよ。

「ロボット・・・」

「何してる会社なの~」って興味があったら所、最近のN系新聞で、Jリーグの全映像コンテンツをファイル化~みたいなスゲ~って思っちゃいそうなニュースが出ていて、ロボット会社が何してんの?みたいな感じだったので興味本位で調べようかと思ったのです。

そして、四季報を見たら、いきなり売上がどっか~んって2012年3月期が509億円、前年が62億円から超アップしてました。結局すぐに理由は解りましたけど、とりあえず数回ほど焦りましたので気持ちを落ち着かす意味も込めて、真面目に調査しようと思った訳なのです。


早速、調査開始です。


ビジネスについて、

ホームページで解ります。そうなんです。映像作成会社なんですね~。まったくロボットが関係ありませんでした。

とりあえず「じゃあなんでロボットなんだよ~」って「趣味」の部分ですが、日本映像事業協会のホームページに「創立者が・・・。実際は、お酒の席で盛り上がって~」なんてお気楽な事を言っています。ってか社名は基本株価に関係ない「趣味」ですのでどうでも良いのですが・・・。

というのは株式会社ロボットって所みたいですが、株主がイマジカ・ロボットホールディングスなので、まあ、適当にそのくだりで来たのかな?って。


会長、社長メッセージを見ると、どっちかロボットか!?って思います。
藤子不二雄、パーマンを思い出します。



それにしても、日本映像事業協会ってお堅い響き。
メディア系ってやっぱりこういった堅苦しさが最近は多いのです。


一般ピーポーに影響があるものはちゃんとお国が面倒を見なくてはならないのです。これは一般ピーポーが潰れたらパニくる業界は潰せない~って私が良く言ってますその応用版ですね。


1379ホクトって会社はきのこを売っていて、自社のキノコは立派だって言って入るのにそのCMが放送禁止、自粛(どっち?)になるのです。立派なキノコを売っているのにそれが怪しい事を想像させるそうです・・・、と。

逆から言えば、立派なキノコは売っちゃいけね~のか?って思いますけど・・・。


まあ、キビシ~時代な訳っすよ。


話を戻します。


その中で当社は上場と言うある程度高いレベルにいるのでビジネスもそれなりに有利に進める事が出来ると思います。


数字を見てみます。

単位:百万円

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2009年度 6,851 932 581 13.6% 8.5%
2010年度 6,662 616 361 9.2% 5.4%
2011年度 6,234 283 121 4.5% 1.9%
2012年度 50,865 2,980 2,222 5.9% 4.4%
2013年度 49,919 2,096 519 4.2% 1.0%


フォトロンとイマジカ・ロボットホールディングスの件があるので、お国のルール上、こういった数字になるのですEDINETで見ても、40期~ってなっているのがあって、8期~ってなっているのもあるので2社分ありますので、合成しても良いと思いますけどね。


とりあえず上の数字を使い、一人当たりを計算します。

単位:千円

売上 経常利益 純利益 総従業員数
2009年度 34,429 4,686 2,920 199
2010年度 31,132 2,877 1,687 214
2011年度 28,727 1,302 558 217
2012年度 24,107 1,412 1,053 2,110
2013年度 24,046 1,010 250 2,076


落ちてる訳ですね。


一応、EDINETでイマジカ・ロボットホールディングスで有価証券報告書が色々出てきてテンパってる人は、こういった感じで対応していますって書いておきます。

2009年度 第36期  第7期
2010年度 第37期  第8期
2011年度 第38期  第9期
2012年度 第39期  第10期(存在しない)
2013年度 第40期  第11期(存在しない)


なるほど。


とりあえず、合成すると面倒なので簡単に書いておきますが、一人当たりはずっと2000万円台で推移しています。利益率は結構変動します。


当社のビジネスって映像作成とかそれに関連しているから単純にテレビとかコンテンツ~って感じでしょ?

セグメントは5つ

単位:億円

映像技術サービス事業 165
映像ソフト事業 130
放送事業 51
映像システム事業 91
人材コンサルティング事業 60


最近耳にします「広告費の減少」による、「製作費のカット」それによって「番組の質が落ちる」っていった負の連鎖がありますね。一番最初に辛い眼にあるのは小さい会社な訳ですね~。もちろん、逆もそうです。株が上がってうれしいのは投資出来る一部のお金持ちのみです。

一般サラリーマンのお給料アップは最後に回されますからね。
一般ピーポーは国のヒエラルキーでは最下層なのです。


最近では、就活学生に小さい会社でも良いぞ~ってな御触れが出てますが、まず鵜呑みにしない事をお勧めしますよ。1,000万円のプロジェクトと10億円のプロジェクト、利益の%が違うにしろ、評価されるのは10億円になるのですから。


当社ではありませんが、どこかの赤字の社長が偉そうに講演会や本を出せる社会がこの島国なのです。
1兆円ファンドを半分にしても、またファンマネが出来ちゃうのがこの島国なのです。


「正義が勝つ」のです。
まあ、正義って何かって?知りませんけど。


欧米、特にアメリカでは、「勝つのが正義」なのです。
なので小さいベンチャーでも育つ。LINEを堂々とパクる日本の企業とは訳が違います。


とまあ、暑苦しく文句を言ってしまい、また横に逸れました。

戻します。


ってなると、当社の業績予想には広告会社とか、テレビ局の数字とか、かなりデカイ話になってくるのですね~。中小型株レベルの調査では追いつけなくなりそうです。


いや~ギブアップしたい(泣)
しかし、ここまで来たので適当に頑張ってみます。

ここでそういった大型の会社の数字を出すともうメチャメチャになります。

つーか、ここなんですね。
アナリストの会社訪問、経営陣への質問責めです。

経営陣は年度の予算として売上も利益も、すべて予想します。当たり前ですが。じゃあそれは何を基にして予想したのか?って事ですね。

「アベノミクスなのでプラス全部20%~」とか言っちゃう経営者は失格ですよ。


そして、その基にしている数字と、ほかの目安の経済指標とかを考えて、より関連性が高い経済指標を見つけ出して、アナリストが予想を出すのです。これこそが「仕事」です。


当社は決算説明資料を出していますが、○○が当たって売上プラス~ってのもありますのでそういったのも事前に予想するのもアナリストの仕事ですね。


私の場合、過去の数字で未来を簡単に考えますので、とりあえず、「伸びない」って考えます。ただ、「減らない」とも考えます。

それは、当社の保有株、逆に保有されている株主、さらには売掛金が出てこない設計の子会社の配置にあると思います。

株主

クレアート 62.57
三井住友銀行 2.79
フジ・メディア・ホールディングス 1.9
AOIPro. 1.8
三井住友信託銀行 1.15
長 瀬 文 男 0.91
みずほ銀行 0.9
イマジカ・ロボット ホールディングス従業員持株会 0.86
MARATHON FUSION 0.72
TBSテレビ 0.72
計 74.31


保有株
単位:千円

松竹 726,856
AOIPro. 635,000
フジ・メディア・ホールディングス 347,403
角川グループホールディングス 161,405
東宝 82,320
東映 75,670
東京放送ホールディングス 74,677
スカパーJSATホールディングス 44,250
東北新社 30,920
IGポート 21,877
ティー・ワイ・オー 13,200
UKCホールディングス 4,830
萬世電機 2,048


売掛金については出てこないのですが、3年前の合併吸収前であればあるのです。
売掛金トップは「日本放送協会」とか出てきちゃうですよ~。親会社であれば、どれ位営業にカネをかけたのか、バレバレになりますからね~。

売掛金の欄がない会社って、

1407ウエストホールディングス
6817スミダコーポレーション

この2社もそうでしたね~。
いや~繋がってきましたね~。


あと、気になる部分は特にないですね~。
適当に有価証券報告書を自身で読み進めてくださいよ。


株価を見てみます。

842円、実績ベースでのPER65.47倍、PBR1.42倍、1.78倍です。


私の投資判断は「保留」となりました。


流石に割高感があります。
ただ、今後の収益、特にJリーグ案件の受注がいくらで何年かかるとかそういった数字を調べ上げれば、ある程度ファンダメンタルは修正されるかと思うのです。

毎週IRを見ながら考えてみようと思います。


最後に、

当社のような会社は会社自身で自らの将来を変える事が出来ない会社であると考えました。そのため、株価がある程度安くなった際にはそれなりの手を打ち、また、お客である既存株主にも何とか売られないような仕組みを作っていると思います。配当とかでね。

商社が1%位で銀行からカネ借りて、保有している子会社株式からは配当利回り3%位を頂き2%位中抜きをするといった、そういったテクニックと同じような事が当社にも当てはまるような気がしました。


「繋がり」を探すと、もっと色々解ってくる気がします。


がんばれ、イマジカ・ロボットホールディングス!!


5386鶴弥



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5386鶴弥です。

瓦(かわら)を作っている会社です。創業は1968年のまあまあ古~い会社ですね~。上場は1994年だそうです。株式市場どか~んと38,915円から落ちて、とりあえずボックス圏にいた時代での上場ですね。よく頑張りましたって感じですね。

古~い会社で本社が愛知県とくれば、結構調査している会社がありますね~。

6271ニッセイとか4349テスクなんかがそうですね。当社も似たような感じなのかな~ってイメージをもっておこうと思います。


久々の低PER、低PBR、高めの配当利回りのスクリーニングで出てきた銘柄です。


ビジネスについて、

ホームページを見ればオッケーですね。いや~地方っぽいホームページですね。特にネコが出てくるヤツは結構ツボにハマりました。

会社案内製品紹介位で良いと思います。スタッフブログとかまで細かく見る必要はありませんね。


ここでいつも通りの流れ、数字です。

単位:億円

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2006年3月期 113 9.2 3.9 8.1% 3.5%
2007年3月期 123 9.0 3.4 7.3% 2.8%
2008年3月期 121 10.2 3.5 8.4% 2.9%
2009年3月期 116 3.4 1.8 2.9% 1.6%
2009年3月期 110 2.0 0.8 1.9% 0.8%
2010年3月期 99 2.4 1.0 2.5% 1.0%
2011年3月期 106 6.3 3.3 5.9% 3.1%
2012年3月期 117 13.2 7.3 11.3% 6.3%
2013年3月期 105 6.4 6.4 6.0% 6.1%


古~い会社って百万円単位で有価証券報告書を作成している企業が多いものの、当社は千円単位です。商品が商品だから、当然千円単位の方が良いと思いますし、分析する上でもより細かくなりますね。まあ、どちらでも良いですけどね。

数字上、そんなに差問題はないのです。
企業の意気込みで百万円単位とか謎の深読みはいりません。


2009年度、2010年度の純利益率が気になります。が控訴とか、工場休止に伴う諸費用のせいなのです。


工事休止って何の都合なのでしょう?


当社が費用として計上しているって事はこちら側に非があるって事なのでしょうか?機械がぶっ壊れて瓦が作れず納期が間に合わないとか・・・。こういったのは熱心な読者さんであればIRに聞くのが早いですね。


TEL:0569-29-3436
IR担当:経営企画室


私の場合はそんなに気にしていないのです。今の所、問い合わせ中です。
しかし、バランスシートで99億の機械及び装置が84億円償却されて、残り15億円。

定額法ですね。有価証券報告書には「従来、耐用年数を7~12年としておりましたが、当事業年度より5~9年に変更しております」


って事はだよ、そろそろ使えなくなりそうだ~って事だよね?


減価償却って経理の人たちはみんな知っている減価償却の対応年数表を見て○○は○年って考えますけど、もとの考えっつ~のは、「その機械を使って儲けられる」期間ならそれで償却しようぜ~って事ですよ。


「くまモン」の消しゴムだけ作る機械があったら、10年で償却とかします?3年で良いじゃんってならない?


という事ですね。


もしくは、会社が儲かって仕方ないので早めに償却しちゃえばその分税金が安くなるな~って事もありますね。どのみち、短い期間で減価償却するって事は基本良いね。


そんなこんなで設備がまあまあ古そうなので、どのタイミングで修理、交換するのだろう~って思うのです。当社のホームページで機械が映っている画像がありますが、結構高そうですね~。

となると、キャッシュリッチな会社であっても、投資家まで回って来なそ~って思うのです。


さてと、
ここで一人当たりの数字を見ましょう。

単位:千円
売上高 経常利益 純利益 従業員数
2006年3月期 25,438 2,072 891 443
2007年3月期 27,867 2,033 769 441
2008年3月期 24,413 2,058 704 497
2009年3月期 23,580 689 372 494
2009年3月期 23,251 431 175 473
2010年3月期 20,916 515 201 475
2011年3月期 22,588 1,339 695 471
2012年3月期 24,698 2,784 1,553 473
2013年3月期 22,336 1,351 1,361 472


従業員数がほとんど変わってないのですね~。
売上もそこまで変わっていない。


となると、客も変わらないじゃないですか?ってここで3年分の売掛金。


単位:千円

2013年度
坂井正記商店 54,374
トヨタホーム 43,165
住友林業 28,610
三喜 24,236
本城瓦産業 20,125
その他 1,019,752
合計 1,190,264

2012年度
トヨタホーム 32,401
坂井正記商店 28,541
曽根木羽製造所 24,374
つくばルーフ 20,321
マルエイ 19,933
その他 1,005,543
合計 1,131,116

2011年度
坂井正記商店 46,161
三喜 43,092
トヨタホーム 37,550
日本瓦ユニオン 32,139
つくばルーフ 29,121
その他 1,057,371
合計 1,245,437


「愛知」を感じます。

そして古~い、歴史ある会社なのでキャッシュもあるのです。それは有価証券といった形でも持っているのです。

単位:千円

大和ハウス工業 145,600
住友林業 46,552
三菱UFJフィナンシャル・グループ 36,030
みずほフィナンシャルグループ  24,220
東洋電機 23,680
商工組合中央金庫 16,126
新南愛知 11,000
丸長 7,900
中部国際空港  5,000
衣浦港木材施設 3,084
その他(4銘柄) 1,135


この時点で「愛知」を完全に感じ取りました。


街に根付いているビジネスなのね。って事でここらで打ち切ります。


こういった会社って、PBRが1倍になっていない訳でしょ?解散価値以下って事ですよ。という事は、今後、

このビジネスが儲からない、損失が出るって考えられている。
カネが何かに使われる可能性がある。

という事ですよね。
何かに使われても、資産となってバランスシートには出てきますが、現金化は難しいのです。

つまり、100万円の腕時計をあなたが買えば、資産に100万円って乗りますけれど、お店から買った時点で既に100.万円の価値ではないのです。中古の腕時計になる訳ですよ~。


という事で、解散価値割れってのは微妙なのですよ。つーかじゃあ、自分たちで買っちゃえば~って「MBO」とか買われちゃえよ~って「TOB」とかがよぎるのですが、当社ホームページでは、「鶴弥は粘土瓦業界では初めての上場企業~」って言ってますのでそれはあまり考えられませんね。


逆に、毎日ホームページをチェックして、このホームページが変更になったらどうなるのかな~って言う「深読み」もありですが。

あとは、機関投資家アナリストが会社訪問して経営陣と幹事証券会社との最近の関係を上手く読めれば面白い所ですね。


過去にそのような企業もありました。


1年に数件はそういった美味しいお話もありますので、そういった事は常に考えておいた方が良いと思います。


ここらで株価を見てみましょう。

423円、実績ベースでのPER5.11倍、PBR0.31倍、配当利回り3.55%です。
いやー割安ですね~。


私の投資判断は「保留」となりました。


まあ、キャッシュが余っていれば、わずかに保有しても良い感じかと思います。
直帰ではかなりPERが低くなっていますね。2012年3月期に3.34倍ってのがありますけれども。


一応、過去の水準を書いておきます。


PER H PER L PBR H PBR L
2006年3月期 12.6 9.0 0.7 0.5
2007年3月期 27.4 14.1 1.1 0.6
2008年3月期 25.1 16.5 1.1 0.7
2009年3月期 35.0 15.7 0.7 0.3
2009年3月期 37.0 14.7 0.3 0.1
2010年3月期 24.6 13.1 0.3 0.1
2011年3月期 10.4 5.3 0.4 0.2
2012年3月期 6.2 3.3 0.5 0.2
2013年3月期 7.4 4.4 0.5 0.3


最後に、

いや~普通に退屈な調査でしたが、逆にこういった会社の方がビジネスが上手く行って安定しているって事なのでしょうね?わざわざ経営陣も投資家どったんばったんする事はないですからね~。

しかし、やっぱり愛知の会社って何か独特の「クセ」がありますね。って事は今後、同様の企業を調べる際はそういった事を踏まえて調査しようと・・・。今日もまた勉強になりました。


がんばれ、鶴弥!!


9419ワイヤレスゲート



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9419ワイヤレスゲートです。

無線LAN、Wi-Fi業者ですね。ただ、回線は他社より借りる(仕入れて)てますね。


設立は2004年1月で2012年7月上場の新しい会社です。ただし、ヨドバシカメラが14.5%保有で筆頭株主ですね。

公衆無線LANとかWi-Fiって、オリンピック銘柄として人気がありますね~。テーマ株といった所でしょうか?私としても、売上、利益ともに成長しているので気になっていた銘柄です。そしてビジネスがシンプルなので調査も簡単なのです。

ただ、その成長が何に関連して成長しているのかが見つけるが難しく、難しい銘柄なのです。そこら辺も解説しつつ、調査してみます。


ビジネスについて、

無線LAN、Wi-Fi業者でオッケーでしょうね。ホームページを見てもいまいちしっくりこないのです。


有価証券報告書の「事業継承図」が一番解りやすいと思います。


基本、ヨドバシカメラ経由で顧客と契約をして、支払いは3769GMOペイメントゲートウェイが行うって構造ですね。なので当社の売上セグメントにGMOペイメントゲートウェイが54.8億円で全体売上の99%ってなっているのです。

契約者は毎月、引き落としとかされているので売掛金の滞留期間は29.1日と1カ月を切ってます。携帯電話の会社を変えた方がある方は解ると思いますが、解約してもその次の月まで請求が来ますよね。

当社も同じですね。


数字を見ます。
単位:億円

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2008年12月期 1.7 -3.0 -3.0 -171.5% -173.8%
2009年12月期 4.3 -1.8 -1.9 -43.3% -43.5%
2010年12月期 11.5 1.1 1.8 9.8% 15.4%
2011年12月期 34.4 3.9 2.8 11.2% 8.1%
2012年12月期 55.0 5.8 4.2 10.5% 7.7%


ガッツリ売上、利益が伸びています。
また、数字から見ると、先行投資が非常に大切なビジネスである事が理解できますね。


いつもなら一人当たりを出すのですが、当社は従業員が10人と超小さいのでそういったのを出す必要はないのです。この10人が何をしているの?って考えると、簡単な管理とかでしょうね。

「設備の状況」にある通り、本社である品川区で通信設備等に5人、本社設備に5人ですので。
ほとんど外注なのでしょうね。


ここら辺で初めて当ブログを読む読者さんは思う訳です。
「なんで上場できるの?」


答えは過去の3036アルコニックス(二回目)のレポートでも書いた通りです。

当社のビジネスは一般ピーポーが生活インフラとして費用とされているビジネスを行っているからです。そしてヨドバシカメラとは独立する必要があるのです。


つまり、当社は潰れてはいけない会社なのです。
ぶっちゃけヨドバシカメラは潰れても問題ない訳なのです。


ってかそう簡単に潰れませんけどね。



当社以外に考えると、老人ホームとか、保険とか、銀行とか、携帯電話会社がそれにあたるのです。
だって、潰れたら明日からど~すんの?ってなるでしょ?


大阪のあの白物家電がなくなって、今色々もめている会社の違いってそこなのよ。○ニー銀行、○ニー生命とか、その会社の名前を付けたのがあるでしょ?そして今、○―ドポイントっていうヘッジファンドがそういったの分離させろ~みたいな事言ってんでしょ?もし、これが現実になったらヘッジファンドがかなり儲かる訳ですね。まず不採算部門を削り落として、残った部分を売り払う。

国としては失業率とか技術の問題で守りたい訳ですね。逆にヘッジファンドはカネが欲しいだけな訳ですね。その会社で働いている人の人生とかは全く関係ない訳ですよ。


当たり前ですけど、前者も後者も正論なのです。


むしろ、日本のファンドで応援株主~とか東北復興~とか言ってカネを集めているファンドの方が間違っている訳ですね。ファンドとチャリティを間違えてませんって?


横道に逸れました。


とりあえず、上場して、ビジネスも軌道に乗ってきたので、カネも入ってくるようになった。また、当社はそんなに資金が必要なビジネスではないので今期、40円の配当と記念配当(10期だから?)10円の合計50円の配当をしますよ~って予想で言っているのです。


恐らく、配当は成長余力が減ったって事ではないと思います。
ただ、今後の成長を考えるとどんなシナリオを考えましょうか?


当社の予想では今期の着地は70億売って、純利益4.6億、利益率6.6%です。

2009年12月期 2010年12月期 2011年12月期 2012年12月期 2013年12月期(予想)
売上成長率 145.5% 171.0% 198.0% 59.9% 27.6%
経常利益成長率 -38.1% -161.6% 240.7% 49.0% 38.9%
純利益成長率 -38.5% -195.6% 57.5% 51.7% 9.3%


「商品のライフサイクル理論的」に言ったら「成長期」から「成熟期」の間にあるのでしょうか?


当社より与えられたデータを見れば、会員数は4、9、21、30、35、40万人(こちらは2013年予想)ってなっています。でもって外部の資料としてITC総研のデータをミックスして考えてみます。(ITCさんのデータはこちら

単位:万円
会員数 公衆無線LANサービス利用者 シェア
2011年12月期 30 808 3.71%
2012年12月期 35 1,274 2.75%
2013年12月期 40 1,738 2.30%
2014年12月期 ?? 2,170 ??%
2015年12月期 ?? 2,568 ??%


じゃあ今度は、ユーザー数計算します。
単位:円


売上高 経常利益 純利益
2011年12月期 11,470 1,288 931
2012年12月期 15,717 1,645 1,210
2013年12月期 17,543 2,000 1,158
2014年12月期 ? ? ?
2015年12月期 ? ? ?


ここにどんな数字を当てはめるかで今後の収益構造が出てきます。

さらにこと細かく考えると、無線LAN、Wi-Fiの契約って家電量販店や携帯電話、はたまたイオンとかでも出来ちゃいますよね。

当社はヨドバシカメラで契約なので、直近の家電量販店トップ10社の売上に占めるヨドバシカメラの割合を計算する=9.81%

携帯電話会社トップ3社と家電量販店トップ10社の売上に対するヨドバシカメラの割合を計算する=0.62%


さて、どの数字を入れて計算しようか迷っちゃいますね~。


続きまして、買掛金を見てみます。

UQコミュニケーションズ株式会社 712,299
KDDI株式会社 9,362
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 8,255
ソフトバンクテレコム株式会社 3,277
株式会社ワイヤレステクノロジー・ラボ 1,890
その他 3,035
合計 738,119


となっています。
この買掛金、LAN、Wi-Fiの仕入れ先でしょ?

それぞれの会社との契約は、1年毎に自動更新とか、期間の定めなしってなっています。これらの契約が打ち切られたり、また当社がこういったLAN、Wi-Fiまで行うような事があれば、ビジネスモデルの変更って捉えられ、投資判断も変わると思います。

あと、ツッコミたい所はストックオプション、役員、監査役、社外協力者、社員って順番でしょうか。これを考えるだけでも当社のビジネスが何となく解りますね。

もう1点、随分とアナリストカバレッジが付いてます。さらには、アナリストの質疑応答がIRとされているのですが・・・。質問能力の低さに驚きますね(質疑応答のIRはこちら)。


「・・・ねえ君達、何を知りたいの?」
私の知っているファンマネにこのような質疑応答をしましたって報告したら速攻で四季報とか投げつけられますね。


株価を見てみます。

3,900円。実績ベースでのPER20.47倍、PBR5.41倍、配当は今の所ゼロなので利回りも0%ですね。配当は今期50円って事は考えておきましょう。

成長性で投資をするか?PBRに関しては怪しい資産とかは無いのでそのまま受け止める。配当に関しては、今後の配当目標が数値化されてないので不明なのです。


私の投資判断は「保留」となりました。


理由として、四半期を比較した数字ですね。

売上高成長率 経常利益成長率 純利益成長率
2012年度2Q  8.1% -13.8% -33.1%
2012年度3Q 6.9% 9.1% -17.6%
2012年度4Q 6.4% 2.5% 0.7%
2013年度1Q 6.7% 19.3% 27.9%
2013年度2Q  6.9% 8.1% 7.8%
2013年度3Q 4.7% 9.7% 10.3%
2013年度4Q(予想) 2.7% 8.5% -15.4%


やや鈍化してきたな~ってなると、次の四半期の数字、12月決算なので決算の数字が欲しいのです。さらには有価証券報告書もチェックしたいな~って気がするのです。


機関投資家アナリストさんは個別に会社訪問出来るので、これらの情報収集は通常の投資家さんよりも早いと思います。これは決してインサイダーって事ではなく、出来るアナリストは大体経営陣と話をすれば、ある程度読み取る事ができますので。

あれ、2013年10月22日にフィデリティ投信が6.66%の大量報告を出しているではないですか~。やや。心強い味方ですね。


最後に、

久々に色々な計算をしたせいで、かなり疲れました。
ただ、どの数値を取るかによって、今後の株価の予想が大きくブレるのですって事を書きたかった訳なのです。

また、直近の数字にもちゃんととる必要があるって事も当社の調査にて理解できたかと思います。


我々が休んでいても、マーケットは日々成長しているのですね。


がんばれ、ワイヤレスゲート!!




2122インタースペース



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2122インタースペースです。

アクセストレードというアフィリエイトで稼いでる会社ですね。つーかアフィリエイトって今もあるんだな~みたいな感じですよね。

一言でIT系企業だなって一括りにして、その中の1社って考えます。
設立は1999年に大和証券出身の方が、上場は2006年9月です。当時のIPOマーケットも活況でしたね~、決算は9月という結構珍しい会社ではないでしょうか?


基本、ネット系の会社って工場とかが無いからコストが低く抑えられる。でも結構売れるからROAとか、ROEが他の業界より高くなる。さらには借入金も少なくて済みますね。まあ、借入金が少なければその分ROEも低くなりますけどね。

日本ってさ、スッゲ~機械で超精密なネジとかを作って世界に販売してでっかくなってきた国なんですよ~。そんな精密な部品とか、そうでない部品とかを集めてできたのが自動車になるのです。だから世界で売れる。

という事さえ、知っていれば、新聞とかでバカみたいに「日本のROEは一桁で、欧米は倍で2桁、なので経営が悪い」みたいな事を書くんですね~。

ROEは低いけれど、このビジネスは30年はオッケーです、みたいな会社が日本には多いのです。対して海外はROEは高いけど、3年後どうなってるか解んね~企業が多いのです。


こういった感覚、解りますか?


投資家から見れば、高いROEでさらに今後も継続して儲けてくれるって会社を見つけ出して長期投資するってのが・・・。難しいですが利益の源泉になるのではないでしょうか?

って事を考えると、当社の場合、ROEに関しては合格な感じもして、ビジネスも未だアフィリエイト~って言いながら売上を毎年挙げている。利益に関しては何とも言い難いですが。こういった会社って興味湧きません。

AKBが今後15年に渡って今と同じ収益を生み出せたら凄くないですか?
久々に聞く「アフリエイト」って単語でいまだに儲けているって凄くないですか?


調査してみたいと思います。


まずはビジネス。
ホームページの事業内容をみても、「アフィリエイト、以上。」ってな感じですのでつまらないのです。

いきなり数字にワープです。(ワープってのも古い単語ですね~)
単位は百万円です。


売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2005年9月期 592 4 4 0.8% 0.6%
2006年9月期 1,461 94 90 6.4% 6.2%
2007年9月期 3,132 226 135 7.2% 4.3%
2008年9月期 4,697 301 167 6.4% 3.5%
2009年9月期 6,035 196 75 3.3% 1.2%
2010年9月期 7,703 162 -370 2.1% -4.8%
2011年9月期 7,806 216 65 2.8% 0.8%
2012年9月期 9,462 373 436 3.9% 4.6%
2013年9月期 12,376 556 167 4.5% 1.3%


よい感じ。
なので一人当たりの数字も取りました。単位は千円。


売上高 経常利益 純利益 従業員数
2005年9月期 21,148 160 132 28
2006年9月期 29,823 1,918 1,835 49
2007年9月期 36,842 2,661 1,585 85
2008年9月期 43,092 2,765 1,529 109
2009年9月期 34,483 1,121 426 138
2010年9月期 34,857 734 -1,672 171
2011年9月期 34,694 962 289 175
2012年9月期 39,758 1,566 1,831 196
2013年9月期 43,423 1,951 586 213


これなんですよ~。
会社って後ろ盾を使う事によって社員一人の売上が上がる。本当は利益も上がってほしいのですけどね・・・。


この時点で数点。2点ほど気になるのです。

一つは2010年9月期の赤字です。9年間で1回だけです。理由は簡単に説明すれば、「のれんで特損」って事ですね。バランスシートで4億円位消えているのでその部分が該当しているんですね~。


IT企業の宿命と言っても良いかと思います(笑)


上場して、ビジネスして、カネ入入る。
とりあえずプレミアム払ってまで企業買収をしちゃって手広くするんだけど・・・。


失敗して特損~。


失敗しても大丈夫。
企業としての体力はデカイスーパーマリオのレベルなので、クリボーとかに突っ込んで小さいマリオになっちゃう訳ですね。

あれって、普通のマリオが小さいので立派なキノコでデカクなるの?
それとも小さいマリオでキノコでおなかがみたされて普通のマリオに戻るの?


今回はマジで横道にそれました。

しかし、マリオは無しを続けますが、小さいマリオの時ならクリボーに突撃で死ぬ訳ですよ。じゃあ当社の場合、2011年が終わるまでは安全にゴールをしないとヤバい訳ですね。なので2011年度9月期の決算の数字は前年度と近い感じになります。

となると、2012年度9月期の最初の時点で「キノコ」をゲットできるのです。


解りやすく、スーパーマリオで説明させて頂きました。


さらに、企業再生っってゲームオーバーさせて、ルイージでスタートさせますみたいな感じ。ファミコンとカセットが壊れなきゃやり直しは出来るのです。


では、もう1点、気になる部分です。
利益率。


ブレ過ぎじゃね?って思いますね?


でもね、これがIT企業なのよ~。デカイ工場で精密なネジを作っている会社じゃありません。6161エスティックとか6271ニッセイとかね。レポートしてますよ~。


当社の場合、
当たればデカイ、外れればダメって事ですよ。


2005年から2008年辺りに掛けて、採用した人財がまさに大活躍したんじゃないんですか~って事ですね、なのでストックオプションも出しちゃっているんじゃないですか~?ってなるのです。


ストックオプションって行使できるのは通常は数年先なのです。となると今後会社が儲かるって信じている社員は辞めませんよね。

そうです、社員を引き留めるためですよ。


だから私は社員にまでストックオプションを出す会社は好きなのです。

とある会社ではCEOがいきなり友人を取締役に招いて、そいつが一株も持ってないからストックオプション渡して、退任と同時にとりあえず行使しちゃうって事、結構ありますからね~。

グルグル系会社とでも言いましょうかグーグルで「スーパー投資顧問 グルグル」でご検索下さいね。


となると、もう、財務諸表の確認と、四半期の数字の確認と、最後に需要である商品のチェックって事になっちゃうのです。ファッションみたいなものですね。なのでこの業界に強い人には有利に働きますね~。

当社はIRも結構しっかりしているので決算説明資料も簡単に目を通してあげてね。

直近ですと、業績修正と特損のお知らせという残念なダブルパンチとなっております。
特損については収益の柱でないメディア事業がダメであったって事ですね。当社のセグメントを載せておきます。


単位:百万円
アフィリエイト運営 (千円) メディア運営 (千円)
2009年9月期 5,723 312
2010年9月期 7,220 483
2011年9月期 7,306 500
2012年9月期 8,829 634
2013年9月期 11,532 844


連結での人材の配置
アフィリエイト運営 メディア運営 全社(共通) 合計
2009年9月期 116 47 12 175
2010年9月期 141 62 18 221
2011年9月期 145 60 20 225
2012年9月期 167 53 18 238
2013年9月期 183 81 21 285


一人当たりの売上高
単位:百万円
アフィリエイト運営 メディア運営 合計
2009年9月期 49 7 34
2010年9月期 51 8 35
2011年9月期 50 8 35
2012年9月期 53 12 40
2013年9月期 63 10 43


今日は算数要素が多いですね~。


修正前の数字と修正後の数字を見ます。


売上高が146.16億円から151.82億円増加。
純利益で3.69億円から1.69億円に減少。


修正前は2.52%の利益率って予想が、修正後には1.11%になったって事です。はい、収益性の低下ですね。原因はやっぱりメディア運営ではないでしょうか?


一株当たりの利益が54.6円ってなっていて、当時の株価が1,146円でPER20.99倍です。
修正後は一株当たりの利益25.16円で直近の株価が860円でPERでは34.18になりますね。


そんな厳しい状況に置かれながら、ほかのIRではインドネシア現地法人を設立、さらにはタイ現地法人を設立というIRも出てきてます。AKB48さながらの海外進出ですね。ここら辺の数字が今後、どう影響するのか楽しみです。


売掛金を見ても、大抵の客は決まってますし、回収機関を見ても30日から40日で変わりないので客層に変わりはないな~って事が理解できます。セグメントで全体売上の10%を占めるお客さんもいませんし。

一応、売掛金の欄を載せておきます。


単位:千円
2013年度
株式会社オプト 124,972
株式会社ネットマーケティング 99,384
株式会社サイバーエージェント 57,425
株式会社CyberZ 40,946
株式会社駅探 38,280
その他 1,021,832
合計 1,382,841

2012年度
株式会社オプト 94,173
株式会社ネットマーケティング 74,297
株式会社サイバーエージェント 51,541
NTTコミュニケーションズ株式会社 49,064
株式会社ナビタイムジャパン 42,884
その他 730,099
合計 1,042,060

2011年度
株式会社オプト 70,909
株式会社ネットマーケティング 61,337
株式会社サイバーエージェント 45,925
アドデジタル株式会社 35,108
NTTコミュニケーションズ株式会社 29,240
その他 670,242
合計 912,763

2010年度
株式会社オプト 71,184
株式会社DYM 66,881
アドデジタル株式会社 59,401
株式会社ネットマーケティング 36,726
株式会社イトクロ 35,417
その他 676,496
合計 946,108

2009年度
株式会社オプト 60,204
アドデジタル株式会社 53,529
株式会社電通イー・リンク 42,030
株式会社サイバーエージェント 36,959
株式会社more communication 24,924
その他 540,597
合計 758,246


そして、昨日の書きました3277サンセイランディックと似たような現象が株主にも。
河端さんって方が5名いらっしゃいまして、合計で50%以上を保有しています。そのうち7%超え保有の河端由里子さんが2009年度までいました。2010年度には消えて藤田由里子さんが7%超を保有していますね。

いや、本当にどうでも良いですね。

大幅に株主が変わっている事はありません。


株価を見てみます。
前述の通り、860円です。実績ベースでPER34.43倍、PBR2.56倍、配当利回りが0.47%です。今後の収益が特損、海外進出でどう変わるのでしょうか・・・?


私の投資判断は「保留」となりました。


四半期の数字と照らし、また以前の「のれんで特損」の際の復活具合を考慮し、さらには過去のファンダメンタルの推移を見る限り、今は投資できませんね。まあ、既にPERが物語っているますけど。


ただ、アフィリエイトのビジネスの強さにはびっくりしましたね。


最後に、

IT企業としては、安定に成長しようって感じの会社かな~って思いました。借入等も激しくないですし。収益源のビジネスがしっかりしているようであれば、チャンスを見つけたときに一気に経営資源を投入しても良いんじゃない?って思います。

逆に、一気に経営資源を投資していないって事はチャンスが来ていないって事とも考えられます。


タイとインドネシアはどの位置づけかってのも知りたい部分ですね。


こういった、数字に出てこない何かを見つければ、ある程度、投資におけるの勝率は上げると思うのです。もちろん、数字も大事ですけれどね。


がんばれ、インタースペース!!


3277サンセイランディック



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3277サンセイランディックです。

複数所有者がいる土地、建物を買い取って取りまとめて、転売って事をしている会社ですね。設立は1976年と古いのですが、上場は2011年12月と新しい会社なのです。

先日のレポートでも書きました通り、IPOしたばっかりの会社って結構割安なのかも知れないって考えてます。


そう考え始め、私なりにストーリーを考えてみました。


アメリカ式に言えば、上場することによって「さらに」株式の価値がマーケットで判断される事になります。つまり、上場する前も証券会社等によって価値は判断されているのです。それで上場する訳ですので、上場して取引日初日で株価5倍~とかしたら・・・、会社のオーナーから証券会社の担当者に「ふざけんな!!」って話になります。

だって、5分の1の株価でオーナーは株を手放させられたから。


これが、日本の場合、逆なのかも知れないって思いました。


会社のオーナーはどんだけ安くても良いから上場したい。なので5分の1でも上場する、となると日本では上場企業に投資する機関投資家はまともなので株式の価値を理解しているからそういった感じで即座に株価に訂正が入る。

日本で未公開株とかの値付けをアメリカレベル考えたら、まず出来ないでしょうね。


さらには、上場することによって「信用」が得られる訳ですし、資金も集めやすくなります。それは、上場会社が投資家から信用されているからです。

NYダウは連日の最高値を更新~みたいなニュースがあります。これはずっと投資していれば全員、儲かっているって事ですからね。

さて、日本は、考えてみると1989年の12月の大納会38,915円からの今、ですので、儲かってない訳です。


もちろん、インフレとかは全く無視している訳ですけどね。


ついでに言っちゃえば、未公開会社から上場して公開会社になれば、一般投資家も投資可能になるのです。となると会計監査が必要になりますし、証券会社がお墨付きを与えて上場させるのです。というような事を考えると、証券会社のレベルもアメリカの方が日本よりはるかに高いのです。だって、それで投資したら過去最高値で全員儲かっている訳だし。アメリカなら。

日本はというと、がっかり14,000円をウロウロしているので普通の人は貯金が正解ですよ。なので「苦肉の策」として分割とかして1万円でも投資出来ちゃうような仕組みになっているのかなって・・・。


戦時中、「人数×竹ヤリ」で戦おうとした日本のそれと同じレベルじゃあないですか


とまあ、文句ばっかりですけれど、このようなストーリーで考えてみると、とりあえず割安で上場なのかなって思う訳ですね。


証券会社の投資銀行部門が上場の担当で上場できれば手数料で稼ぐ、営業は顧客に売って儲けさせ手数料で儲ける、そのうち投資家から多少の信頼が回復する。


う~ん、アベノミクス。


そして、直近までの意味のなさそうなゲーム会社の上場、50億×20社で1,000億円。もう間もなく1000億円の上場企業が消えるからこれでマーケットの規模は変わりませんし。


といった自身の大局観で考えると、歴史のある会社で最近上場した会社はチェックしてみようとなっちゃいます。


という事で、前置きが長くなりましたが、調査開始です。


ビジネスについてです。

いつもの通り、ホームページを見てください。しかしホームページでも解りにくいので一気に最近の決算説明書類の11ページを見ると解りやすいです。

もしくは、有価証券報告書ですね。抜粋しておきます。


「土地所有者が、その土地を第三者に貸し、第三者がその土地に家を建てると」


面倒なことになりそうですよね。
これを解決してみんなハッピーは当社のビジネスなのです。

四季報で「権利関係が複雑な不動産を買い取り」ってあると、どうもきな臭い香りがしますが、やっているビジネスは日本の古~い法律に従うと、今でも壊せないボロボロのビルやアパートがあって、それを解決してきれいさっぱりってビジネスですね。

響き的に社会貢献度はかなり高いビジネスかと思います。
「人々に安く広く良質な住宅を提供し、快適な空間を創造していきたい」といった企業理念の通りです。


しかし、株式投資をしている我々の共通の目的は「カネ」な訳ですから、儲かっているかは数字で判断しましょうね。単位は百万円。


売上高 経常利益 当期純利益 経常利益率 純利益率
2009年12月期 5,990 263 143 4.4% 2.4%
2010年12月期 7,415 539 301 7.3% 4.1%
2011年12月期 8,042 747 444 9.3% 5.5%
2012年12月期 9,475 437 233 4.6% 2.5%


売上に関しては伸びていますが、純利益率が半分以下になっています。これは深刻ですよ。
そんなときはP/L(損益計算書)をゆっくり眺めれば浮かんでくるのです。こと細かくチェックは面倒なので簡単に書いておきます。


2012年度の売上原価が高い。
これは、「※1」ってのが付いていて、通常の販売目的で保有するたな卸資産の収益性の低下による簿価切下額ってなっています。なるほど。


後は細かい数字をコツコツ計算すると結構差が出てくるのが解ります。


この部分で言いたい事は、「今後のビジネスに適応される純利益率は2011年度?2012年度?それとも算数アナリスト見たいに足して割っちゃう?」なのです。そこら辺は有価証券報告書がまだ2期分しか取れないので難しい所ですが。当社の来年度の予想の数字純利益率を計算すれば、2.33%って出ます。108.45億円売って、2.53億円の純利益ですので。


売上は前年度比で14%成長で利益は8%成長というのが会社の予想です。
費用が割高になるのかな~とか思うと良いのです。

保有している物件が築29年であれば、来年になれば30年になります。29歳と30歳の差って結構おっきいもんでしょ?人間で考えても?

不動産も同じでしょ?
切り下げとかあるんだろうな~って。


それに加えてライバルの存在、出現かな。

有価証券報告書には
「案件の情報入手先は、不動産仲介業者が約8割を占めておりますが、今後、情報入手先の拡大を図るために、ハウスメーカーや投資会社、税理士、保険会社、弁護士などと~」

って事なので、よくある、サラリーマン大家さんのマンション経営がでっかくなった感じでしょ?さらには当社の買掛金を見れば、

不動産取得税 144,868
土地家屋調査士法人山田合同事務所 17,909
株式会社One's Life ホーム 11,508
藤本紘土地家屋調査士 3,091
齋藤剛文土地家屋調査士 1,980
その他 11,562
合計 190,919

となっているので、権利関係って調査士とかのチームに投げている可能性もありますよね?お抱えの弁護士さんなどもいると思いますけれど。


となると、今後の純利益率2.5%というのがかなりキモになってきます。


そしてこちらで従業員一人当たりの数字も見てみましょう。単位は千円。

売上高 経常利益 純利益 従業員数(連結)
2010年度 61,755 2,716 1,476 97
2011年度 70,618 5,138 2,867 105
2012年度 69,328 6,436 3,832 116
2013年度 77,036 3,553 1,896 123


足し算にはなりそうですけれど、掛け算にはなってませんね。
シナジー効果とでも言うのでしょうか?


続いて、気になった所として、借入金ですね~。

短期で2.96%って高いのです。基本、金利が高いっていうのはそれだけ信用が低いからって教科書には書いてあります。ただ、もう一つ、理由があったりするのです。

それは、通常貸してくれる以上に借りている場合です。

例を挙げると、3%で2億円まで貸せるって銀行が考えてるけど、「いや~2%で1億円ですね~」って言うのです。借りる側としてはビジネスで2.5%儲かるので(借金の金利、元本を返済しても)「じゃあ3%出すから2億円~」とかなるのです。

ここら辺の元本、利息、信用のマトリックスは各銀行さんが気を使う所です。今後会社が大きくなれば、良いお客になる可能性もあるので、貸出競争が各銀行で行われている訳ですね~。

という事で、短期金利は高いけど、理由を知っていれば気にならない部分なのです。会社もビジネスが土地、建物を持っていますからね。貸せちゃうんですよ。2011年は短期借入だけなのが、2012年は長期も借りれるようになった。

さらに2012年の長期借入の欄に「ダイヤモンドアセットファイナンス株式会社」ってあります。一瞬、焦るのです。まさか「怪しい系か?」

さっさとグーグルで調べれば問題ないって3秒でわかります。で、会社概要を見て場、当社と同じビジネスじゃね?っています。そして、資本関係でどこのカネが入っているか見ます。あ~なるほど、ダイヤモンドね~ってなります。


彼ら、ビジネスのライバルとして、この事業の利益率を2.5%って考えてません?
となれば、別の誰かに2.5%でカネ貸しても同じじゃんって思いますよね?


どのみちカネの出し手は2.5%儲かるんですし。


といった事を考えて、当社のビジネスって社会貢献度は高いけど面倒なビジネスなんだろうな~って考えるのです。


あとはそこまで怪しい部分はありませんでしたが、ちょっと株主の部分が気になりましたね。軽くツッコミ所ですので読み飛ばしてもかまいません。

2011年は2.24%ずつ小澤亮介さん、小澤由佳さん、小澤勇介さん、小澤謙伍さんが保有、表記の順番通りに書いています。先の3人は千葉県流山市、小澤謙伍さんは東京都足立区ですね。

2012年になると、2.24%ずつが、小澤亮介さん、菊池由佳さん、小澤勇介さん、小澤謙伍さんってなっています。ん、菊池さん?これは奇遇に2.24%ずつです。住所は茨城県守谷市へ。


これが何を意味しているかは勝手に考えてみて下さい。


株価を見てみます。

488円、実績ベースでのPER14.44倍、PBR1.02倍、配当利回り0.61%です。
これに会社ベースでの利益成長は8%です、あなたが独自に計算した利益成長を掛けても良いですよ。

もしくはPBRを見て、バランスシート上の販売用不動産48億の値上がりを計算しても良いですし、さらにはその土地の中身、

東京都 35,544.52 2,551,095
(23区) -32,797.58 -2,410,313
(その他) ( 2,746.94) ( 140,781)
神奈川県 30,629.98 737,210
北海道 20,660.95 720,860
大阪府 9,071.43 315,709
埼玉県 5,942.51 208,135
その他 18,351.63 305,609
合計 120,201.02 4,838,621


これらの値上がり、値下がりも考えても良いと思います。

考える事は沢山ありますね。


私の投資判断は「保留」となりました。


理由として、普通の不動産業の方が既に割安になっていて、その方が投資妙味があると思います。私の場合、8996ハウスフリーダム1413桧家ホールディングスとか色々調査しているので解るのです。

ついでに、当社が3796いい生活とかと組んじゃったら面白いなあ~とか、様々な事象を考えてメモっておくのです。


最後に、

こういった社会的役割が高そうな会社に上手いこと投資資金が入り、信用力が上がり金利等の面で優遇が受けられれば日本ってもっと良くなるのにな~って思うのです。もしも、当社が来年、5倍の規模でビジネス出来たら、かなり町はきれいになり、良くなるはずですから。

まあ、携帯ゲームをやりながら歩いているようでは町が綺麗になったかどうかは解りませんけどね。株式市場における、投資資金の行く先というのは大事な気がします。


がんばれ、サンセイランディック!!


9386日本コンセプト



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9386日本コンセプトです。

2012年10月の上場の新しい会社ですね。設立は1994年1月。
液体をタンクコンテナってのを取り扱って液体を輸送している会社だそうです。輸送は外部にアウトソースしているそうです。

読者さんからのコメントで頂きましたて、しかも優良会社を見逃してるとかなんとか言われてもんだから仕方なく調査しようと思う訳ですね~。

正直、2012年上場って事は利用できる財務諸表の数が限られています。有価証券報告書であれば1期分のみ。ブログレベルのレポートですとかなりミッシングパーツが出てくる訳ですね。機関投資家のレベルでも同様かと思います。

となると、投資しにくいってのが一番に挙げられます。

運用会社であれば、説明責任がありますから、基本、投資した会社についてはどのような質問も答えられるのが筋ってもんですよね。となると非常投資についてまだ、難しい訳ですよ。


正直、投資信託って○○な会社に投資するとか、時価総額500億円以上に投資します~って「目論見書」に真面目に書いているのです。でも結構みんな守りませんね。時価総額300億円の会社に投資していて、基準最終日(月末)に引き上げれば投資していないって事になりますからね~。それ以外にも、投資金額が1億円には届かないのでポートフォリオの内訳では「その他銘柄」に属させるとか色々あるのです。


脇道に逸れましたが、わかんね~ものには投資しないってウォーレン・バフェットが言って入る事は本当な訳ですね。

私も調査して解らないものには「保留~」を付けますし、「参ったぜ」とか言っちゃうのです。

と、ここまで言ってしまうと、何となく先が読まれそうなので・・・。
調査開始です。


ビジネスについて。

ホームページを見てください。「タンクコンテナ」持ってます。これに液体を詰めては運ぶ。その後に洗浄して、また別の液体を入れる事が可能です。で運送はアウトソーシングなので行きは詰まっているけど、帰りは空ですって事はないと書いてますね~。

正直、今時どこの運送会社がそんな片道だけ荷物を運ぶようなビジネスをしているの?って思いますけど。日本では新しいビジネスなのでまあそこら辺はあまり気にしないようにします。

これはホームページの「企業理念」の所に「日本においてタンクコンテナの存在は殆ど知られていませんでした。世界的にはタンクコンテナの発祥であるヨーロッパとアメリカで流通していたものの、日本国内においてはその積載可能貨物や輸送方法の多くが不明であり、国内法体系も不備な状況」という事は、日本でやれば儲かるんじゃね?って事ですよ。

でもね、ここで一つ気になる事があるのです。これも「企業理念」のページね。

「タンクコンテナは、これら問題を合理的に解決し、かつ安全に輸送する容器として、国連の許可の下、特に危険品液体貨物の輸送手段として、欧米を中心に発展してきました」

国連と上手くやらないといけない訳ですね~。日本の政治とかのレベルではないですよ~。日本は戦争をしない、武器を持たない国なのでこういったタンクコンテナに怪しい液体を詰めたりはまずありませんからそういった部分での信頼は強いと思いますけどね・・・。


絶対このビジネスが発展出来ない国とか想像できますでしょ?


とまあ、なんて壮大な~って思いながら、数字を見てみます。(単位は百万円)


売上高 経常利益 純利益率 経常利益率 純利益率
2009年度 6,720 -754 -520 -11.2% -7.7%
2010年度 5,721 420 439 7.3% 7.7%
2011年度 7,161 505 300 7.1% 4.2%
2012年度 7,473 908 534 12.1% 7.1%
2013年度 7,331 1,119 662 15.3% 9.0%


いー感じですね~。
それでは、一人当たりを見てみましょうね。(単位は千円)


売上高 経常利益 純利益 総従業員
2009年度 93,334 -10,478 -7,223 72
2010年度 76,274 5,600 5,854 75
2011年度 53,439 3,769 2,239 134
2012年度 51,187 6,219 3,656 146
2013年度 43,382 6,620 3,915 169

これまたい~感じですよ~。
同業であり、過去に調査した9384内外トランスラインのそれを見比べると。


売上 経常利益 純利益 総従業員
2009年度 39,050 3,601 2,047 305
2010年度 27,556 2,551 1,250 317
2011年度 33,658 3,048 1,919 340
2012年度 29,227 2,439 1,325 429
2013年度 28,582 2,080 979 469


9384内外トランスラインよりははるかに儲かっているんだな~って思います。
さらには従業員の年齢も若く、30.6歳、年収は448万円ですね。ちなみにこれは、本社(提出会社)の従業員数ですので、本社の74人の平均って事ですね。

日本コンセプトは2010年は単体で2011年から連結になったのでその分、連結での従業員数が多くなりました。


両社で運ぶものは違いますが、危険物64%~って会社説明資料で書いている通りなので、そりゃあ一個当たりの送料(一個って言うか解りませんけど)が高くて、利益も高いってのは理解できますね。その分、リスクを負っている訳ですからね。

つーか、危険物取扱者とかの給料ってどんなもんなの?って事も考えちゃったりしますね。
これから高くなるだろうな~って。


でまあ、話を変えて、
会社説明資料を見てみると、世界中に12万基ほどタンクコンテナがあるという事で、この数はどんどん膨らんでいるので成長~ってなっています。さて、成長なのか、シェアの奪いあいなのか?ここら辺が気になる所です。


だって、売上が前年度より下がっちゃったからね。


という事でお客さんを見たいと思います。
売掛金。


NIPPON CONCEPT SINGAPORE PTE.LTD. 129,366
NICHICON EUROPE B.V. 78,508
インフィニアムジャパン株式会社 59,199
住友商事ケミカル株式会社 33,576
日触物流株式会社 32,069
その他 314,498
合 計 647,218

という事ですね。
やはりグローバルで売上ている会社ですから、日本の○○社、××社~ってなってなく、外国の会社も絡みます。そして、子会社も。


とまあ、色々見てきたものの、今後の売上、及び収益の予想は非常に難しいですね。何となく考える事は、タンクの数×稼働率で計算出来ちゃいそうだな~って思います。1606日本海洋掘削系で、この会社も掘削リグ×稼働率みたいな感じだもんね。


当社のバランスシートではタンクは74億円。前年度は70億円でしたので増えてますって解ります。そして、「タンクがどれ位もつの?」ってのも気になります。

「タンクコンテナ(貯蔵品):個別法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)」って書いてあって、年数では4年から20年ですって。所で、研究開発費はありませんが、タンクって結構単純なモノなのかな~って思っちゃいます。


・・・。いや~解ります?


こういった部分が有価証券報告書1期分では解らないのです。なので、機関投資家にこと細かく会社訪問で調査してもらいたいのです。


あと、ツッコミたい部分として借入金が多い部分ですかね。しかし、私的にストーリーを作るとすれば、この借入金、良い借金ですよ。事業において、リスクに直面したらかなりヤバくなる会社ほど、他人のカネでやる方が良いのです。

つまり、危険物が吹っ飛んで、損害賠償50億円~とかなったらどうします?当然、保険には入っていますが、全額カバーしてくれるって話になりますよね。となれば、何かが起きれば一瞬で吹っ飛ぶ会社な訳ですよ。ほとんどの会社に言える事ですが・・・。


当社の場合は特にその色が強そうに思います。なのでしっかり他人のカネでビジネスを行いましょう~。当社は長期で借りているのでその点もオッケーでしょ?タンクを最初に買ってそれを使って20年位コツコツと儲けるってビジネスなので借入も長期が普通だよね。


さらにツッコミ処を探すと・・・。デリバティブ損益の部分。デカくね?いくらのデリバティブやっていて、何パー動いたからその儲けの部分が損益で表記されてる訳だから~・・・。


株価を見てみます。

2,387円、実績ベースでのPER14.5倍、PBR2.78倍、配当利回り1.26倍です。収益に関しては横ばいって考えてます。配当に関しては、配当性向20%を当面の目安ってなっているのでごくわずかでも増配したほうが、投資家の気を引くように思いますね。今は30円なので。


私の投資判断は「保留」となりました。


私サイドの完全な情報不足ね。
となれば投資できませんよ。

12月17日に投資家説明会があるようですが・・・。一瞬だけ顔を出して、話の内容によっちゃあちょっと再調査かな~って思います。ってか20個くらい質問出来たらいいのにな~って思います。


最後に、

IPOラッシュは現在も続いているものの、なぜに当社のような安値で上場させられちゃうのでしょうかね?ちゃーんと、適正価格で上場させてほしいものです。上場して株価5倍に半年でなりましたとかってアメリカとかで起こったら(たまにありますが)経営者は激ギレですよ。

って事を考えながらも、上場直後の会社って結構おいしい案件かもって思ってしまうのです。一つ、勉強になりました。


がんばれ、日本コンセプト!!


2195アミタホールディングス



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2195アミタホールディングスです。

廃棄物再資源化大手で、災害廃棄物も取り扱っていて、しかも環境省から受注しちゃったよ。って四季報に書いてあります。決算は2月ですね。やっぱりお国は税金を使い切らないと次の年は減らされるから、当社は2月にすべてを終わらせて3月に総出で営業するのかな~とか考えちゃいます。

基本2月って暇な時期なので、その時に決算を終わらせるって会社は多いですよ。イオンとかイオンの傘下の会社がそうですね。


話を戻しますけど、
再資源化ってなると、国が喜んじゃう訳ですね~。ゲームで強い武器をカネ出せば買えるよ~って事やっている企業よりはるかに社会貢献な訳ですね。ある視点から考えればね。そうなればそれに準ずる銀行とかは少しやさしくなるのです。


私個人の問題ですが、

最近、魅力的な会社が見つかりません。

なので読者さんがちゃんと理由もつけて調査してよ~ってのを幾つか調査しようって思い、この銘柄に辿り付いた訳です。近いビジネスかは知りませんが、1712ダイセキ環境ソリューションなんかも調査してますので、何かこういったビジネスについて少し理解が深まれば良いな~って思いました。


ビジネスについて、

ホームページ見て下さいよ~やたら「社会貢献」ってアピールが凄くないですか?とりあえず5分間位、見て回りましたがそんな感じで心に訴えかけるホームページの仕様になっています。


出来れば、
「俺たちこれをああして、こうして、再資源にしてるんです」とか、
「家にある○○は私たちの技術で再資源しているのです」みたいな感じが欲しいと思いません。


ビジネスが読み取りにくいですね~。


って文句を言いながら、今日はまず、沿革を見てみましょう。非常に見事なサクセスストーリですからね。


昭和52年4月
亜鉛・鉛の問屋業務と鉄鋼ダストの物流管理業務を行う目的で、兵庫県姫路市にスミエイト興産株式会社(資本金500万円)を設立

そして長~い間、一生懸命ビジネスをして、

平成6年6月
日立化成グループとの共同出資により、茨城県下館市(現筑西市)に日化スミエイト株式会社(50%持分法適用関連会社)を設立

やっと大手と組んでビジネスが出来るのです。
そして、

平成17年8月
京都府京丹後市に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「新エネルギー等地域集中実証研究」を行う施設として京丹後循環資源製造所を開設

大手と組んで、国に認められちゃったら後は・・・。

平成18年6月
株式会社大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット―(ヘラクレス)に上場


そりゃそうですよね。
当社は平成18年に上場したのですが、上場廃止して新たに平成22年に上場してます。当時は「アミタ」でしたね。当時の有価証券報告書を見れば連結決算であったり、単体決算であったりする年があります。


つまり、子会社が出来たり(買収)消えたり(吸収)しているのです。
これが一体、何だったかってのは長くなりますので、とりあえず、心機一転、上場を果たしましたよって事です良いのです。


数字を見てみます。単位は百万円。


売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2011年度 4,736 -311 -554 -6.6% -11.7%
2012年度 4,988 165 251 3.3% 5.0%
2013年度 4,413 76 19 1.7% 0.4%


はい、もう残念でしたってなるのです。
でも一応、一人当たりの数字を見てみます。単位は千円。

売上高 経常利益 純利益 総従業員数
2011年度 17,737 -1,163 -2,073 267
2012年度 23,307 770 1,174 214
2013年度 22,064 379 93 200


とまあ、一人当たりの売上は上がってますが、従業員がこれだけ減ってますからね。一応マジに社員と臨時職員の割合とかも出そうと思ったのですが、面倒なのでパス。

さらには、特損とかの要因を除く、営業利益ベースで考えようと思ったのですが、正直、株に投資をするって事は「最終的にどれ位儲けてくれんだよ」って事です。


白ネコでも黒ネコでもネズミを捕ってくれば良いネコな訳ですね。もしもネコをそういう観点で見るのならば・・・。


あと、見ておきたい所としては銀行借り入れですね。長期のみで金利は1.6%と良くも悪くもない。単位は千円。

金額 うち1年以内に返済
みずほ銀行 380,000 -44,437
商工組合中央金庫 355,550 -187,900
三菱東京UFJ銀行 290,051 -90,051
福岡銀行 257,500 -70,000
常陽銀行 212,465 -81,805
北九州銀行 120,000 -30,000
横浜銀行 90,000 -20,000
伊予銀行 33,320 -20,004
東京都民銀行 29,860 -20,040
りそな銀行 25,000 -20,000
計 1,793,746 -584,237


お国の戦略に沿ったビジネスです。銀行がカネを貸なくてはならない訳ですよ。頼まれたら。でも当社のバランスシートを見れば、何かあれば借入金合計位は現金化できそうですね。


当社はホームページに株主アンケートの結果を乗っけているので(こちらですね)これを上手く使えばもっと株主が増えそうですけど、そこら辺を何とかしてもらえば、株主はうれしいと思いますね。

そんで、さらにがっかりな事を書いちゃいますけど、当社は研究開発費って無いんですね。
つーか、色々開発して廃棄物を資源化してないの?って思っちゃいます。


株価を見てみます。

2,195円、実績ベースでPER71.29倍、PBR1.95倍。配当はありません。
PERを考えたときに、利益が低いからPERが高いって考えれますよね。この場合。でこれが今後どうなりそうって考えるのです。


私の投資判断は「却下」となりました。


次の一手が無いように思います。
しかも、別に当社に投資しなくてもほかの魅力的な銘柄は沢山あるように思いますね。ただ、時価総額ベースで考えればサクサクっと動く可能性もありますので、次の一手が出た際にはしっかりチェックしたいのです。

最後に、

当社の有価証券報告書はそれなりにオリジナリティがある報告書でした。これは読み進めていくと、気付くかと思います。この部分に気付ける人は、相当レベルが高い方かと思いますので、是非とも有価証券報告書を一読してみて下さいね。


がんばれ、アミタホールディングス!!

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3793ドリコムです。
最初はブログからスタートしたのですが、今は携帯ゲーム会社ですね。

まぁ、どこにでもある会社だな~って感じですよね。携帯ゲーム会社って。私の何社かそういった会社を調べたことがあります。3668コロプラ(レポートはこちら)とかね。


「じゃあなんでまた携帯ゲームの会社を調べるの」ってなりますよね。


理由として、

当社の設立が2003年、上場が2006年なんですよ~。上場までの成長も早かったし、他のゲーム会社よりも早く上場しています。現在は「ITっす」、「ゲームっす」って会社やっちゃえば結構上場までこぎつけるのが早い訳ですよ。

でまあ、すんなり赤字転落して、もしくは社長が持ち株売って退職しちゃう(テキト~な理由を付けて)とかね。とまあ信頼に欠ける訳ですよ。

しかも、上場で手に入れたキャッシュは使い道ないから「貯金~」とか「M&A」ってなる訳ですよ。上場して証券会社に手数料、M&Aすればこれまたアドバイザー料とかで証券会社に手数料って感じで証券会社が儲かって仕方ないのです。

で、挙句の果てにでっけ~「のれん」と「ソフトウェア」をバランスシートに乗っけるのは良いけれども(どちらも資産ね)、遅かれ早かれ特損で吹っ飛ぶ。


ってまぁ、近い将来起こるんじゃね?って思うのです。


そういった大局観をもって当社を見ると、過去にそんな感じで先に失敗している訳ですね~。でもまだ頑張って立て直しています。となると、今後、残るんじゃない?って思うのです。

この業界は、大きな動きがあって、一気にみんなやられて、残った会社が成長するって感じにならないでしょうか?9697カプコン、6460セガサミー、9766コナミ、9684スクエアエニックス、それに7974任天堂とかの関係みたいになるのではないかと・・・。


そんな感じで、調査してみます。


まずはビジネス。

HPを見れば、ゲーム会社だな~ってのが解る。ゲームに強みってあるのか知りませんが、余り名前が知らないタイトルが多い気がします。でも世界は自分を中心に回っている訳ではありませんので、それでもダウンロードしてプレーしている人はいます。


数字を見ます。単位は百万円。

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2009年度 609 -167 -634 -27.4% -104.1%
2010年度 1,608 69 253 4.3% 15.7%
2011年度 2,632 96 2 3.7% 0.1%
2012年度 7,188 1,348 804 18.8% 11.2%
2013年度 8,491 465 127 5.5% 1.5%


エクセルで計算しているからこういった数字になりますが、2009年度は純利益率マイナス100パー超な訳ですよ。何が起きたって考えたら特損以外ないでしょ?2009年度は「減損損失」で4.8億円ですね。2008年に事業再編損失で2.4億円、減損損失1.3億円だから、ある意味、1年ででっかく赤字もヤバイから、2年でとある事業を吹っ飛ばしてねって感じに見えるのです。2008年も6.4億円の赤字でした。


で、事業は再編された訳ですね。なので直近は黒字な訳ですよ。それでは、どのように再編されたって細かく調べるのは面倒なので、セグメントのを見ます。直近は「エンタメウェブ事業」、「マーケティングソリューション事業」、「その他」で構成されています。2010年度の有価証券報告書では「ビジネスソリューション事業」、「ウェブサービス事業」、「その他」でした。


変わってますね。


さらにはお客さんである売掛金を見てみれば、(単位は千円)


2013年度
グリー 株式会社 594,354
株式会社 ミクシィ 442,240
Apple Inc. 282,185
株式会社 電通 94,796
株式会社 ワンスター 3,534
その他 65,167
計 1,482,279

2012年度
株式会社 ミクシィ 800,372
グリー 株式会社 541,440
株式会社 電通 95,874
KDDI株式会社 55,265
株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ 35,057
その他 134,226
計 1,662,238

2011年度
グリー株式会社 192,034
KDDI株式会社 131,287
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 94,440
株式会社ミクシィ 64,609
ソフトバンクモバイル株式会社 32,922
その他 104,757
計 620,053

2010年度
KDDI株式会社 166,699
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 96,113
株式会社ディー・エヌ・エー 40,973
ソフトバンクモバイル株式会社 40,765
株式会社ガイアックス 12,789
その他 63,813
計 421,153

2009年度
株式会社ベネッセコーポレーション 12,959
株式会社モコティ 8,589
富士フィルム株式会社 5,124
株式会社ジェイケン 4,509
株式会社バンプレスト 4,064
その他 47,760
計 83,005


そして決め手のセグメントで全体売上の10%以上である大口顧客です。

2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度
グリー - - - 2,859 3,558
ミクシィ - - - 2,702 3,203
KDDI 181 567 558 - -
エヌ・ティ・ティ・ドコモ  216 295 358 - -
アイ・イーグループ 352 337 - - -
ソフトバンクモバイル 250 217 - - -
シーエーモバイル 375 38 - - -


変わってますね~。

これらの部分と、さらに真面目に有価証券報告書を見て、当社を調査する際は過去2年調査対象になるな~って感じでした。それ以前は違う会社~って感じで考えても良いのではないでしょうか?まあ、トップと経営陣はそこまで変わってませんけれどね。


で、この2年ってどう思います?

ゲームなんて2年で売れなくなりません?
ライフサイクルってどう考えましょう?

恐らく、収益ってコツコツ入ってくる課金ですね~。それを土台に次にゲームをやって売れるか売れないかで決まる感じですね。そのゲームがコケたって解るまで、どれ位の期間でしょうか?

「機関投資家のアナリストさん、教えてください」って所ですね。
つまり、ゲームを作ってからリリースする期間、開発費用、人数、マーケティング費用、そのた費用とか、1ゲームごとに細かく計算したいのです。


当たり前ですが、ゲーム会社のIRとかに、次のゲームはどうっすか?って聞いたら間違えなく「今回はヒットしますよ~」とか言われておしまいなのです。


しかし、もしあなたがゲームオタクであれば、感覚で解る筈です。となればこういった業界に置いてはそこら辺のアナリスト以上に有利です。

アナリストとかってゲームやらないし、たいしてした事も無い、そんな時間あったら勉強していた訳ですね。

○○経済研究所の所長とかが偉そうに○○ってマンガは売れている、なぜならば~って新聞で言う訳ですよ。で最後にその人の名前と経歴が出ると・・・。新聞の手口ですけど。いや~2ちゃんねるとかの方がたまには役に立つ場合があるのです。


そういった感覚って必要ですね。


横道に逸れました。


とりあえず数字に戻りますが、売上だけ見れば結構しっかりしてきている。
なので全従業員ベースで一人当たりを出してみます。(単位は千円)


売上高 経常利益 純利益 総従業員数
2009年度 7,910 -2,166 -8,232 77
2010年度 15,173 654 2,385 106
2011年度 20,563 754 19 128
2012年度 34,391 6,451 3,848 209
2013年度 34,941 1,914 523 243


前述の通り、2年分くらいしかあてになりませんので2年分で見ると、純利益に開きがあります。この差は売上原価ですね。その中でも役務原価が2012年度が28億円で2013年度が47億円でした。

ここから掘り下げると長くなりますので、是非とも当社の有価証券報告書を見て、色々計算してみて下さいね。役務原価明細書がありますからね。PDFだと54.ページですよ。


でまあ、今の所、成長って考えるよりは、生き残れそうって感じですね。つーかこういった赤字が今後、ほかのゲーム会社で出たときに耐えられるかな~って考えますね。一応2138クルーズのレポートで有名なガンホー、グリー、DeNA数字を出していますのでチェックしてみて下さい。伸びればここら辺が目安ってなりますでしょ?


次に四半期を見ます。
ゲーム業界は長期で見るってのが難しい訳ですから。


売上高 経常利益 純利益 一株当たり
2012年度1Q 1,118 179 179 1.32
2012年度2Q     1,563 383 383 2.83
2012年度3Q 2,047 445 457 3.38
2012年度4Q 2,460 2 -214 -1.59
2013年度1Q 2,066 176 102 0.76
2013年度2Q     2,101 1 -9 -0.07
2013年度3Q 2,177 43 22 0.16
2013年度4Q 2,148 43 12 0.08
2014年度1Q 1,865 -61 -26 -0.19
2014年度2Q     1,682 -239 -156 -1.14


あ~コケてますね~。
こうなって来るとマジでダウンロード数、一人当たりの単価、損益分岐点とかを計算しなくてはならないので面倒~。


株価を見てみます。
84,000円。実績ベースでのPER87倍、PBR5.7倍、配当はありませんね。


私の投資判断は「却下」です。


見て解りますでしょ?私の投資のアイデアを知ってる読者さんなら。
しかし、こういった会社です。四半期と新しいタイトルなどの投入に関してはしっかりチェックしたい所ですね。


最後に、
ゲーム会社って費用がそんなに必要ありません。昔の工業時代と違ってね。ある意味、クリエイティブな仕事かも知れませんが、参入のハードルも下がります。なのでエコノミクス的に考えれば商品のライフサイクルも短くなると・・・。

そんな経済とか偉そうな事を考えて投資をすると、やはりゲーム会社って長期での保有は難しくなりますね。

ネットの発展でほぼすべての人が恩恵を受けていますが、投資に関しては一昔前よりは難しくなったな~って感じるのです。


がんばれ、ドリコム!!


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一時、伝説となった某有名中小型株ファンド「T」で株式投資の極意を学びました

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講演やIRなどの「お仕事」もありますので更新は不定期になります

ヘッジファンドについて、また金融業界にかき消されているブラックボックスの部分も書こうと思います

「T」は匿名性の高いファンドです。それは、「ファンドはパフォーマンスで答える」必要があり、「誰が運用している」というのは関係ないのです

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