元スーパー投資顧問出身アナリスト 企業分析まとめ 日本株投資で勝つ 2013年04月
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5607中央可鍛工業



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独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!

5607中央可鍛工業です。
トヨタグループに向けにアルミ鋳造の会社ですね。
大株主にこそ出てきませんが、一族企業のオーナー経営の会社ですね。また、四季報の当社の前後の会社を見ると解りますが、鋳造は1961年10月に一斉に上場してますね~。

ザ・ジャパンの慣行ですね。横並び精神、ライバル関係、あんまり解りませんが・・・。「隣の芝生が青い」と思うのは個人だけで、ビジネスの世界では「隣の芝生が青いので、ウチの芝生も青くしてくれよ」ってなるのです。こういった同業は当然、○○協会とかにお互い加盟している訳で、そうなると同時期に仲良く上場が好ましいのです。

コメント頂きましたので調査することにしました。まあ、自動車部品業界は割安銘柄がゴロゴロしています。当社のその一つですので私の調査対象には当てはまります。


ビジネスについてです。

アルミ鋳造して、自動車向けに販売してますね。主なお客さんはトヨタ自動車です。売上ベースでは50%前後です。次に日野自動車、シェアは16%です。技術を利用して金属家具事業もスタートしましたが未だ全体の売上の3%なのであまり貢献はしていない様です。

ただ、一人当たり売上で見れば金属家具事業が2900万、可鍛事業が2600万となってます。本業の可鍛事業の取引先に買ってもらってるのでしょう。結構普通に良さげな商品ですもん。詳しくは当社のHP、オフィス家具の所を見てみましょう。

全トヨタ労働組合連合に所属しているのでトヨタ自動車とはしっかりした関係にあるのでしょうね。株式持合いもあるし、当社はトヨタ株を現在の時価で7億円、トヨタ自動車は中央可鍛工業株を5.1%保有しています。ここら辺でも「ザ・ジャパン」の慣行が見受けられますね。まあ、5%以上で大量保有報告書を提出ですので「俺達はこんな関係だ」ってすべての人に堂々と宣言している訳ですね。


財務諸表を見てみます。

まずトップが武山氏、で取締役にも武山氏がおります。で、常務取締役武山直民は、取締役社長武山尚生の弟でありますとの事です。当社の操業は昭和5年6月 普通銑鉄鋳物の製造を目的として武山鋳造所を創立ってなっているので、一族経営だろうな~ってここで思うのです。

ただ、裏付けが必要です。数字を見て行くと、2009年と2010年に赤字を出しています。2009年は15.5億円、2010年は3600万円です。この赤字は何って考えると、2009年はデリバティブ損、特損などでした。まあ、デリバティブをヘッジって言いながら投資してたんでしょ?って思わせる感じです。で言い訳がこんな感じで記述。「デリバティブの利用にあたっては、信用リスクを軽減するために、信用度の高い金融機関と取引」はい。解りました。もうこれ以上ツッコミません。


特損に関しては昔から残っていたゴミレベルの資産を一気に損に振り替えたのでしょうね。で、「100年に1回」って言い訳を使用します。リーマンショックって実はそれなりの余裕ある企業については「特損」を計上するチャンスだったのです。

2010年は売上の低さで赤字って考えて良いと思います。しかし2009年にしっかり膿をだし、2010年はカサブタってな言い訳で良いのではないでしょうか?まあ、それでも配当は毎年8円をずっと出していた訳ですし。良いでしょう。

ただ、この経営における赤字で誰も経営陣は辞めてないんですよ~。って事を考えるとやっぱり一族経営なんだなあ~って思うのです。

でも、逆にから見ればね、もう怖い経営者とか連れてきて、スーパーコストカットする必要が無いレベルのビジネスが出来ているって事。トヨタの人とゴルフを一緒にすればOKなのです。三好ゴルフ倶楽部株4株保有、金額800万円。さらに調べちゃうとは三好ゴルフ倶楽部の理事長の豊田芳年氏、偶然にも豊田自動織機の取締役名誉会長と同じ~。

技術もビジネスもしっかりした基盤があるからこういう事が出来るのです。本当にポジティブですよ~。「いいね!」

まあ、当社の売上の数字はトヨタ自動車の生産台数とかと当然、関連があります。JAMA(日本自動車工業会)の統計月報で見れます。ここのデータベースは非常に使いやすく。重宝しています。


あとは、怖い部分を探すのですが、蘇州中央可鍛有限公司と蘇州石川製鉄有限公司への28億ですかね~。それと減価償却がかなり進んでいる機械装置及び運搬具ですかね。180億円。これが償却が終わったら機械はゴミになるのかな~ってちょっと心配。

そんな事を考えつつ、有形固定資産除却損の内容を見ると、2011年7500万円、2012年は 2400万円なので、機械はスクラップにしちゃってる?って思うのです。ここら辺は機関投資家のアナリストに調べてもらいたいものです。もしくは工場見学会とかやってもらいたいものですね。

機械の買い替えになったらかなり厳しいですよ。しかしその確率はゼロではないし・・・。銀行からのコミットメント融資枠もまだちゃんと持ってるし、そしてそれはほとんど使われてないし。この融資枠はいつ、何に使うのかな~。

だって当社は普通に無借金会社になれますもん。キャッシュも資産もそれなりにあるし・・・。しかもそれを狙われないように買収防衛策も決議されてるし・・・。今後も淡々とビジネスを進めるのであればこんなコミットメント枠いらないでしょ~。


株価を見てみます。

348円、実績ベースでPER5.2倍、PBR0.4倍、配当利回り2.3%です。割安ですね。ただ、自動車部品の会社なので成長性は無いって言えちゃわない?だって自動車販売数は減るよってみんな考えているし、円安になっても生産は海外に移るだろうし・・・。


私の投資判断は「保留」となりました。


理由は4つです。
1つ目は設備投資の行方です。やはり機械の買い替えなど、もう一度位あるのではないかって考えます。
2つ目は変わらない配当です。配当利回り2.3%は特に魅力的なではないですよね。
3つ目は今後の利益の成長が期待できないのです。となるとPERは割安方向に振れない。
4つ目は自動車部品業界全体がみんな割安なのでいまの所横並び。

って事が挙げられます。

しかし、逆に機械の買い替えの目安が決まり、配当も上がり、利益成長として海外売上が10%以上になり有価証券報告書にその数字が上がってきたらチャンスかと思います。現在はほとんどビジネスが日本向けですので。


最後に、

機関投資家がまったく手を付けていない会社です。言い換えれば機関投資家が損も得もしていない会社です。機関投資家って一度損をしている会社の株をまた買うって事は難しいのです。ほぼムリ。ってかもし同じ会社の株で2連敗はクビですね。

機関投資家が買うタイミングとして、トヨタ自動車の株が一気に上がり、ポートフォリオの占有率が高まると、トヨタ自動車株を売ってこういった会社に投資する事もあります。

そういった動きを捉える事が出来れば、再調査で「買い」に変わる場合もあるのです。


がんばれ、中央可鍛工業!!

2388ウェッジホールディングス



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2388ウェッジホールディングスです。
昭和ホールディングの傘下の会社ですね。まあ、色々手広くやっているようで、コンテンツとかを作成していたのが今は投資・ファイナンス事業にシフトしているような事業内容が変わってきた会社です。

正直、こういった会社をリサーチするのは難しいです。何せ継続性が失われるので過去との比較ができないのです。また、今後もコロコロビジネスが変わるとまた一から調査をやり直しになります。さらには投資家はそのビジネスに投資をしているのため、投資継続にも疑問が出てくるのです。

となると、運用会社や銀行からも見放される事となり大変難しい状況へ陥るってなります。
読者の方よりコメントで財務が気になるとの事ですので調査して、独断と偏見に満ちた独り言のレポートを書かせて頂きます。


最初に言ってしまいますが、こういった会社ってまあ、成功例で挙げればウォーレンバフェットの会社バークシャー・ハザウェイと同じ感じなんですね。


ウォーレン・バフェット氏はこう言ってるのです。「私たちの長期的な財政上の目的は、バークシャー株の内在価値の一株当たり平均年間収益率を最大限に高めること」企業価値を最大限に高めると。当たり前ですが、その会社もそれを目指してます。


ビジネスについてです。

コンテンツから投資、ファイナンスへと変わってきたのですね。人員の配置状況を見てもコンテンツで本当に「一株当たり平均年間収益率を最大限に高めること」を考えているかって思います

メインは投資なんだろうな~って思うのです。

でもね、上場するときって何か素晴らしいビジネスモデルが無いと出来ないのです。上場審査の際、株式市場から調達した資金は何か立派な事に使わなくてはならないのです。調達した資金で株買いますとか、土地転がしますとか初期段階から言っている会社はまず上場できませんからね。


まあ、最近は上場で得た資金の使い道として「広告でブランディング~っとか」言ってる会社がほとんどですね。で上場すると日経新聞一面に広告出して、1週間後に自分の本を出しちゃったりとかね。上場するときってそんなに暇な時間は無いよな~って思うのですが。まあ、上場がゴールの会社なのでしょうね。だってIPOの1か月後に株価が5倍とかって経営者だったら切れますよね?普通。5分の1で大切な会社を売りに出された訳ですよ?

そういえば、上場したお金の使い道を「貯金」って答えたSNSビジネスの経営者もいましたっけ。当時はビジネス誌に引っ張りだこでしたが、今は全然ですね。


まあ、ともかく、まずはビジネスありきで上場し、その後、事業形態を変えていくというやり方は「有り」なのです。まあ自分で変わっても、買収によって変わっても事業形態が変わるという事は同じですね。

売上と時価総額を比べてみても、本業はまあ、違うんだろうなって瞬時にわかるのです。


財務諸表を見てみます。

ここでもやっぱり投資事業がメインなのではって思う部分が沢山有りますね。

「投資育成事業」はM&A活動を通じて当社の企業グループの拡大成長を図るための機能部門としての特色を強めていることから、報告セグメントから除外し、「その他」にしますと。そうだよね。投資ってビジネスなんだけどちょっと意味合いの違うビジネスですし。ここら辺は会計監査の人からちょっと言われたから変えますみたいな感じですかね?

で、どれくらいの会社にどれ位投資をしているのかを見るには、「関係会社株式」の金額を見ると12億ってなってます。でももちろん上場していない会社もありますのでおなじみの文言「関係会社株式については、非上場株式であるため、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開示の対象としておりません。」となっています。で連結貸借対照表を見ると関係会社株式は38億となっています。

差額分が非上場分でしょう。


それら「以外にも色々投資しています。で子会社にして、さらにはお金の貸付までしているのです。関係会社長期貸付金、破産更生債権等、貸倒引当金はそれぞれ1億円以下なので大丈夫とします。

で、当然子会社もふつ~にビジネスをしているのでその国の銀行から借金をしているのです。そしてその会社が吹っ飛びそうなヤバイ状況であれば、前もって財務諸表に注記をする必要があるのです。

重要な関連会社の要約財務情報にはP.P. Coral Resort Co.,Ltd.が出てますね。簡単に数字を見てみます。流動資産26,009、固定資産595,400、流動負債合計400,447、固定負債合計46,045。売上高は102,587です。単位はすべて千バーツです。

最近、初心者の方も当ブログを読んでらっしゃるという事で、上記の状況を簡単に説明すると、1年以内に400,447の借金を返す必要があるのです。売上とか、資産を見ても難しいでしょう。って事はヤバイって事なのです。

当社はP.P. Coral Resort Co.,Ltd.の株を持っているだけなので借金の肩代わりをする必要がありますが、投資した金額がパーになるだけです。64%投資しているので5億くらいでしょうかね?

というような、直近で危ないのはP.P. Coral Resort Co.,Ltd.ですが、投資をしているって事は投資先すべてにその可能性があるって事です。ネガティブではなく、ゼロではないって意味で言いました。

という事で考えると、まあ、焦げ付きそうな資産は何かって調べてそれをマイナスして考えて企業価値を算出するべきですね。まあでも当社はそれぞれ1億~5億円単位での投資ですし、それぞれ独立している事業なので一気にすべて焦げ付くとかそういった恐れは感じないのです。


株価を見てみます。

32,050円、実績ベースでのPERは50.2倍、PBRは1.95倍、配当はゼロです。

一応、毎回ブログで株価には触れているので書いただけですが、投資を事業としてやっている会社にPERって必要でしょうか?って考えます。

だって、株を保有しているって事はその会社の一部を買っているって事なのです。しかしそれが投資事業であったら、その株ってちょっと違う意味位があると思うのです。

投資信託を買ってるのかもって思うのです。


私の投資判断は「保留」となりました。


理由は前述の通り、当社の株って投資信託っぽいからです。調査には当社の投資先の事業を調べる必要があり、かなり面倒です。


こういった会社ってメディアから叩きまくられるのが通常です。だって投資して失敗したら上場会社が謎の会社に投資して~ってなりますから。それに、銀行もお金を貸しにくいから個人の会社とかからお金を借りる。となるとさらに黒い影~とか言っちゃう訳ですよ。しっかり税金を払っている上場企業様に向かってですよ。恥を知れ、そしてもっとちゃんと調査してから記事にしろって思います。

でもね、当社の会長を見てください。此下竜矢氏、昭和47年生まれです。代表の田代氏も昭和47年。経営者はみんなお仲間っぽいのです。で大株主のAPFも明日香野ホールディングスの代表も此下益司氏です。苗字は偶然の一致でしょうかね?

わかります?

ここら辺の人って超ド級のお金持ち集団な訳ですよ。税金を誰よりも払ってる訳ですよ。当然、雇用も生み出している訳だし、素晴らしい人達なのです。大株主となっている会社の役員、代表の方の住所を見れば、びっくりします。ビルには銀行が入ってたりします。ってかこのビルのオーナーなの?とか銀行を住所にできる位、その人の住所は極秘情報なのとか、色々考えちゃいました。


お金持ちにある問題ってやっぱりお金なのです。利益の分け前とかを色々表に出さないでやるとモメるのです。だから上場している「ハコ」があればそういった事もちゃんと管理できる。って事なのです。


伝わってますかね?

簡単に例を挙げると、
腕の良い料理人1人、テレビ関係者1人が1000万円でレストランを作ります。1000万はテレビ関係者が900万、腕の良い料理人が100万を出します、利益は半々に分けるとします。でレストランは連日満席、テレビ関係者の打ち上げでじゃんじゃんです。

で儲かったら2店舗目を出します。新しい料理人を1人雇います。そしてこれも大成功。分け前って半々ですか?誰のおかげでお店が売れてるの?ってなるのです。

レストランは更なる事業拡大をします。9000万円の出資者が現れます。それをテレビ関係者が借入して会社に投入するのです。でいよいよ株を発行ってなれば、腕の良い料理人の持分は100万なので全体の1%、テレビ関係者は99%となります。そうなるとテレビ関係者は腕の良い料理人を切る事が出来るのです。

で1%を破格の値段で買い取ったり、もしくは事業売却とかして利益をすり替えたりして完全に腕の良い料理人を破滅に追いやるのです。上場していない株なんて誰も買いませんからね。

ってな事が上場していない会社ですと結構できるのです。お金持ちでこれ系の裁判ってもう毎日のようにあります。

ってな事で上場企業が「ハコ」として存在しているのは非常にありがたい事なのです。一般の株主様も入ってこれますし。

最後に、

当社の様なビジネス形態でまっとう会社は世界でも少ないです。ほとんどの会社はその子会社において、知人の取引先会社から何かを高く仕入れたりしています。つまり株主のお金を自分の懐に上手に入れているのです。

当社はそういったレベルの「おこずかい稼ぎ」をやる程ヒマではありません。お金が必要な所にお金を出して世の中を良くするって言う超金持ちの人がやっている「本当の投資」をしています。だからこそ発展途中の国に投資をするのではないでしょうか?

バイクが必要な人にバイクを与えるように金融インフラを整える事は、テレビがブラウン管から液晶に代わる事以上に人から必要とされてると思いませんか?

こういった会社は、日本では少ないですが、海外では当たり前にある会社です。投資判断は保留ですが、心から応援したくなるような会社でした。此下益司氏についてこんな記事もありました。

がんばれ、ウェッジホールディングス!!

2769ヴィレッジヴァンガード



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独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!

2769ヴィレッジヴァンガードです。
雑貨とかと取り扱っている会社です。「遊べる本屋」ってコンセプトだそうです。巷(ちまた)では「ビレバン」もしくは「ヴィレヴァン」って呼ばれてます。名古屋が発祥の地であり、上場企業に関わらず「商い」の香りがプンプンする会社です。

コメントでも頂きましたので調査します。


ビジネスについてです。

雑貨屋。ハンバーガー屋。アパレル屋。(チチカカ)で一応本も売っています。有価証券報告書に「モノを買うという行為そのものの楽しさ」をお客様に提供することを目指しております。なんて商売っ気がある上場企業なんでしょう。

後で説明しますが、当社の業績は景気に対して遅行して発生します。なので今景気いいなってなったら半年後以降の業績に表れます。まあ、そうだよね。こういった「無駄遣い系」や「ウケ狙い系」はお金に余裕があるときについつい勢いで買っちゃうもんね。

年齢層は10~30歳位の人達がターゲットかな?ただ、40歳、50歳代とかでも意外と楽しめるようなマニアックなものも取り扱っているので。ビートルズとか昔のロック系の本、グッズとかです。イケメンから丸の内OLにはプレゼントとしてオッケーですが、コンサバ丸の内OLとかにはウケなさそうですね。


ビジネスはシンプルすぎるので数字を財務諸表で見てみましょう。

ひじょ~に分析しやすい財務諸表です。誰に教育されたのでしょうか?外国人投資家向けの財務諸表っぽく、日本的なダサいその他大勢の上場企業とは違います。

素人っぽいですが、売上で見てみます。連結で売上は上昇。良いです。ただ、直営店1店舗あたりはで見ると減少。同様に利益も減少。まあ、でも店を出せばそれなりに売れて儲かるって事は理解できますね。たとえ1店舗当たりの利益が減少していても。だってもう1店舗出店すればそれだけ利益が増えるので。

ちなみに欧米では利益を自慢する人はいますが売上を自慢する人はいません。日本だけですよ、テレビで「年商200億の男」ってやっているのは。


ってか、じゃあ店舗を増やしまくれば良くね?って思うのですが、店舗数の増減を見て行けばわかる通り、過去5年の直営店の数はそれぞれ、258、319、309、408、455となっています。フランチャイズもあって、34、32、25、24、20となっています。フランチャイズは国道に土地を持っている人などが始めたのでしょう。直営はお金があるからパルコとかに入っているのです。ちなみに5年って2008年から2012年です。

2008年9月にリーマンショックって訳でその後少し経って、ヒエラルキーの底辺にいる一般国民のサイフがドーンでなる訳よ。で閉店~って店舗数が減っているでしょ?もちろん個々の戦略が失敗したかもしれませんが、1店舗当たりの数字の落ち込み見たら、全店舗にドーンってなってる訳よ。で店舗減少の傾向を見るとフランチャイズの方が耐え切れない感じでしょ。減少率高いし。

まあ、でもここからが経営陣のすごい所です。2008年はどの企業もヤバイ決算になると予想する訳です。なので当社も悪くても良いでしょうって事を考えちゃいます。で2.7億のたな卸資産評価損を出してるのです。たな卸資産評価損って売れ残った商品をゴミって考える事なので価値は無いのです。


でも黒字ですからね。


減損損失の金額って重要ですよ。2012年の有価証券報告書では商品及び製品が173億もありますからね。1商品で173億とかではないので全部がゴミになる事はまず考えられませんがね。この何%が毎年ゴミになるか計算して、この比率が上昇してきたら当社のブランドがちょっと壊れ始めてるって考えても良いのではないでしょうか?

今の所大丈夫です。まあ、小売りだしね。
自動車部品とかの会社だとリコールと新技術がでたせいで、商品がゴミになりスーパー特損が出たりします。


正直、何年でダメだったら撤退なのかも計算できますが、非常~に面倒なのでやりません。有価証券報告書には県別、店舗数、売上とかきれいにまとめてあります。また当社のHPでも月次が出ているので計算可能です。

ここでも外国人投資家は大喜びです。下っ端アナリストをこき使って計算させるのです。


あと数点、財務諸表で気になる部分を挙げておきましょう。計算などはご自由にどうぞ。ただ、自身が経営者として考えてどんぶり勘定的に足したり引いたりしたらなんとなく経営戦略を理解できるかと

売掛金18億。イオンモールとか。平均滞留17日。17日位で回収しちゃうって事ね
長期借入18億。メガバンク、地元地銀から同じ位の金額です。
買掛35億。現金21億。差し入れ保証金17億。これは個人でいう事の敷金。

あとはストックオプションね。当社の取締役3名、当社の従業員59名、子会社の従業員7名に付与ですって。

社員を大事にする会社って社内の食堂が使い放題とか、フレックス制とかではないのです。働いた時間に関して沢山のお金を様々な形で支払う事なのです。お金が信用と人事評価なのです。

私は銀行から10億円借りれません。理由は簡単です。100億の貯金が無いからです。
伝わってます?


役員報酬は1.4億を4人ですが、オーナー会社ですので均等に4.で割ってる訳ではなさそうなので高すぎ~とは思わなくて良いですね。

また、無駄な証券とかに投資もしていません。怪しいデリバティブも無し、もう本当に「商い」をしているって事がこういった部分から見て取れる訳なのです。これも外国人投資が大好きな部分ですね。


株価を見てみます。

214,000円、実績ベースでのPER10.6倍、PBR0.93倍、配当利回り0.65%です。
PBRについてはゴミになりそうな資産等を考えてもうちょっと高くなるのでしょう。計算、修正して1倍は超えますね。PBRでは買えません。

では、PERってなります。10.6年分の利益が織り込まれてます。10.6年後、当社はどのようなビジネスになってるのでしょうか?

7532ドンキホーテ?3092スタートトゥデイ?3331雑貨屋ブルドッグ?


私の投資判断は「買い」です。


理由として当社のビジネス展開が全国区ではあるものの、店舗数がもうちょっと増やせます。こちらの決算説明会の36ページ目ですね。

当社のビジネスには地方性ってないのです。静岡県民がお茶を良く飲むとかそういうの。で今の所、ブランドとしてもある程度人気があるようですし・・・。

で、IRなんかも普通に英語であるし。「素晴らしい」の一言です。だからストックオプションを優秀な従業員に出すのでしょう。だってあれは、今後数年後、交換できますって事であってつまりは、従業員を引き留めるためなのです。当社の場合はね。

なので、逆にストックオプションが行使され、次のストックオプションの一手が出ないようであれば、そういった優秀な人たちがどこかへ行ってしまったって考えます。

まあ、月次ちゃんと見て行けば、会社予想とどう違うか、アナリストのコンセンサスとどう違うかが解りますので買い時、逃げ時が解りやすいです。


最後に、

ファンド会社にはファンドマネージャーがいて投資の最終決定を下します。その下にシニアアナリスト、ジュニアアナリスト、アソシエイトアナリスト、下っ端アナリストみたいな感じになっています。

店舗ごとの情報はアソシエイトアナリスト、下っ端アナリストにやらせて、経済事業と合わせての分析はジュニアアナリストに、でファンマネージャーへの提案、報告書のチェックやら最終的な事をシニアアナリスト。で最終決定前にファンドマネージャーがアナリスト何人かを連れてトップ、経理、財務の方たちとお話しをして「ヒト」を見極めます。

で、投資判断を下すのです。特に外国人投資家はオリジナリティがある会社が大好きです。HPなどを見ると解りますよね。私はよく引き合いに出しますが当社は3092スタートトゥデイっぽいオリジナリティがありますね。

それに経済事情、クールジャパン、ゆるキャラとか売れてるし、そんな時代なんじゃない?って運用会議で言っちゃうと、満場一致で投資されそうな案件になるのです。こういった部分をヴィレッジヴァンガードは有価証券報告書、HP、IRとかでやっているのです。マジで当社のIRは必読です!!

やっぱり、ファンドがある程度当社に指南しているのではって思います。で、もしさらにファンドがいっぱい投資してきたらって考えるのです。


がんばれ、ヴィレッジヴァンガード!!

9845パーカーコーポレーション



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独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!

9845パーカーコーポレーションです。
機械とか化学品とか取り扱っているものが様々です。セクターこそ「化学」ですが、商社的な部分もありますね。始まりは昭和26年でパーカー商事ですから。

まあ、当社の経営方針を見れば「自動車、弱電、鉄鋼、化学、電子、食品及び福祉など多岐にわたる業界及び市場のニッチな部分でお取引様に密着」ってなっているので当社のビジネスは理解できますね。

ニッチなのでひとつ位トップシェアな商品があっても良いですよね。四季報の「特色」で個人投資家に自慢するには良い材料ですが。

当社、子会社22社及び関連会社4社で構成ってなっていて非常に調査が面倒です。理系アナリストはアドレナリンが超分泌される感じの会社です。数字の計算がメチャメチャ多いんです。

覚悟を決めて、調査します。


ビジネスについてです。

6部門で構成されています。機械部門、化成品部門、化学品部門、産業用素材部門、化工品部門、その他です。それぞれの顧客ターゲットは異なりますが、大きく見ると、自動車、化学、電子部品業界あたりがメインとなっているのでしょう。気になる方は当社の事業部紹介をチェックしてみてください。

ビジネス自体に強みはあるのかと考えます。研究開発費が毎年5~6億円位です。売上高研究開発費率は化学業界の平均3%よりは低いので、う~ん。どうなんでしょうか?って思います。ただニッチな位置づけなので競合が少ないし、まあ研究開発費は平均より少なくても良いでしょうってなります。黒字をキープしてるしね。大丈夫でしょうって考える。


財務諸表を見てみます。

過去3年の前年度比で見た全体の売上の増加率はそれぞれ△10.90%、12.34%、6.10%。経常利益のそれは28.27%、74.70%、19.92%。純利益のそれは△59.42%、498.01%、94.09%。

これって良いの?悪いの?って話になりますよね?

見てみると営業外収益または費用、特別利益、または損失でゴチャゴチャになっているのです。なので営業利益ぐらいまでの数字で確かめれば、まあ本業はしっかりしているからオッケーってなります。


ばあ、微妙に気になる部分はあって、営業外費用でデリバティブ評価損と為替差損が同時に計上されるってどうなの?って思うのです。デリバティブは為替と逆の動きをして為替で企業がダメージを受けるのを防ぐためのものです。

もっと噛み砕いて言うと、デリバティブって差金決済な訳ですよ、1ドル100円が1ドル101円になってそのデリバティブをやっていたら受け取り、受け渡しは1円って事です。当社の場合、7000万位損しているので、何%動いてやられたのって考えると、どれくらいのデリバティブを持ってたのかな~って思います。ってかマジでヘッジのため?って思うのです。

ちなみに当社の地域別売上%は日本74.51%、アジア19.80%、米州1.18%、欧州4.51%となってます。デリバティブって普通、為替か金利ですからね。大手商社などになればコモディティとかでやったりもしますが。で、何処の部分をどうやってヘッジしてるのって考えます。当社の売上は300億円なので%で計算してみたりします。


正直言うと、銀行に乗せられてない?って思う訳です。


6部門の数字を見てみます。

産業用素材部門が一番売れていて全体の売上におけるシェアは31%。でも人材を多く当部門に投入しています。(59%)いるので一人当たり売り上げは最低の1200万円。6部門の平均一人あたりの売上が4700万なので、平均の25%も無いのです。


お荷物になってません?って思いますよね。


6部門に配置された人材、売上、一人当たり売上金額を計算していくと途方もない事になります。さらには利益率、研究開発費の投入比率などを調査していくと大変な事になります。こういった数字の広い、ひたすら続く計算は理系アナリストが大喜びする所なのです。

それで平均値、理論値などを計算し、また成功している会社の数字と比べ、超細分化して分析します。ここでそれを書いてしまうと超面倒な事になるので、結論から述べますと、


化成品部門、化学品部門が一番効率的に儲かるって事になりました。


なのでビジネスもそこにシフトしていくのではって思うのです。あ、四季報にもそう書いてあった~。さすが、社内には色々計算している人がいるなって思います。

さらには国別セグメントでも日本が2%下がってもう上手にアジアが2%上がってカバーしていたりもするのです。もうこれ位で良いですかね?


で、少々マニアックですが、当社の従業員の平均年齢や勤続年数が小数点第2位まで表記されているのです。これは驚きです。恐らく、当社にはそういった事を自動計算するソフトが組み込まれているのではないでしょうか?

そうなると、ビジネスも同じで1日単位で損したか得したかって計算できるではって思います。こういう経営している企業は強いですよ。だって赤字が積み重なってきたらすぐに何か手を打てる訳ですし。保有株とかもちゃんとあるし。という事で、スーパー経理が働いている事を考えると、借入金の戦略上手いに決まってるのです。「ビジネスは他人のカネで」という感じのお金の借り方をしてますね。また貸す側の銀行もしっかり貸せる金額を理解してますよ。

財務健全性レシオとかをいちいち書いていると面倒なので、どんぶり勘定っぽく言います。キャッシュが25億あって、関係会社の株が24億。1年以内に返済の借金が31億、長期の借金が23億。それで当社の売り上げは毎年300億くらい。

ほ~ら、大丈夫そうじゃない?って思うでしょ?

関係会社も多く1社当たりの投資金額も少ないので特損が出ても何とか耐えきれる感じです。


株価を見てみましょう。

196円。実績ベースでPER7.42倍、PBR0.38倍、配当利回り2%です。割安水準を示してます。

注目度が無く、流動性が無いです。まあ当社のHPを見ればわかる通り、何をしてるかわかりにくい会社です。個人投資家には難しすぎます。で機関投資家も時価総額が低く50億なので投資しにくい。

フィデリティが2009年頃から参入してきています。2013年に買い増して8.9%の保有です。2009は最高株価198円でPER88倍、最低株価は136円でPER60倍なのです。利益の数字が悪かったからこういった高PERが出てしまいましたがその中身を理解出来れば、これは一時的なものと判断できます。それで売りが出始めたときに数年後の利益の改善を見越して買うと言った感じでしょうね。

純利益が通常の状態に戻り、PERが16倍位まで買われたら売却している傾向がありますね。当社は常に低位株に位置しているのですね。


私の投資判断は「保留」となりました。


理由として、収益の柱がお荷物となり始めてます。そしてそれをゆっくりと改善しようという取り組みはしていますが、人材が増えているのです。社内では未だ、「花形部署」でお給料もまあまあ良いのではないでしょうか、そして平均年齢も高いのではって思います。

ここら辺の変化がダイナミックに行われないと今後、心配な訳ですよ。早く収益の柱を交換しないといけないのです。じゃないといつか苦労する可能性があります。

例を挙げますと、
上場会社でプリンターを作り有名になった所では40歳~50歳の当時を知る社員は会社の基礎を作りました。年収は1500万円前後です。(有価証券報告書では平均年齢が43歳で年収650万円ですが)。現在の研究員は30歳前後ですが、上司から「俺たちの伝説のプリンターを改良してヒット商品を作れ」って命令がでるのです。無理じゃない?商品も無理だし、上司超えもできないでしょ?

逆に、あのフィルム会社みたいに、「フィルムの時代は終わったから何か新しいイノベーションを当社の技術を利用して作ってくれ」ってなると・・・。

伝わってますでしょうか?


最後に、
こういった会社は是非とも会社訪問、説明会、IRの人などに事細かく質問することが望ましいです。特にバイサイドのアナリスト諸君。

でバイサイドのアナリストの場合、色々時間かけて計算して投資判断をするのですが、保留や却下ってレポートを上司に提出したら、「何のために調査したんだ」って上司からの仕事評価が下がっちゃうので「買い」になる傾向があります。

今後複数の機関投資家が独自調査をして、買い始めるようであれば、当社ビジネス戦略に進展があり、投資妙味が出てきたって事になるのではないでしょうか?個人投資家の皆さん、アナリストを上手に活用しましょう。彼らは「非常に優秀」です。


がんばれ、パーカーコーポレーション!!

6062チャーム・ケア・コーポレーション



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6062チャーム・ケア・コーポレーションです。
大阪、奈良、京都、兵庫に介護付き老人ホームを運営している会社です。単体決算です。老人ホーム保施設は16しかありませんのでシンプルなビジネスを展開しているように思います。

て思ってる人、残念でした。

例え単体でも、ビジネスが老人ホームでも、シンプルではないのです。なぜなら当ビジネスにおいては様々な「認可」が必要になります。誰でも、適当に当ビジネスを始める訳には行きませんので・・・。

そんな中、当社は2012年に上場を果たし、結構な責任のある企業になったのです。売上もまあまあ増えているようです。


ビジネスについてです。

老人ホームビジネスですね。とりあえず色々頭に浮かんだのが介護系国家資格等です。「ユーキャン」とかで調べると

社会福祉士国家資格
介護福祉士国家資格
介護支援専門員資格
ホームヘルパー資格
福祉住環境コーディネーター資格

とか多種多様です。

資格が必要で、気持ちだけでは介護は出来ませんね。また、儲けを考えての介護ビジネス参入も難しいのです。さらに、介護に関する法律は色々と国会で審議中です。総量規制とか小難しいのが沢山出てきます。なので、そういった「先生」ともお近づきになる必要もあるし。人脈が大切なのです。

参入障壁は非常に高いのですね。

そんな中、当社は上場している訳なので、そういった事は一通り「合格」していると言って良いでしょう。詳しく言うと、近畿圏では「合格」って事になります。


財務諸表を見てみましょう。

ここでも、なぜ近畿圏で「合格」したかの手がかりが見えてきます。まあ、それなりにツッコミ所もありました。

まずは上場前、平成20年の債務超過時(694万円)です。この数字の出元を探りたいのですが、不明でした。探るというのは694万円が昔はさらにあって1億とかから回復してきたとか、1会計期間にとんでもない特損を出したから債務超過になってしまったとか、そういった過去の失敗が読み取れません。

過去の失敗は未来への布石なのですが、企業によっては何度も同じ間違いを繰り返すことがありますので、そういった兆候が財務諸表に出てくる会社であれば、投資対象にはならないのです。当社はその情報が手に入りません。


次に、買収した「つばめ荘」が気になります。流動資産203,693千円、固定資産2,601千円、資産合計206,294千円。流動負債111,091千円、固定負債165,687千円、負債合計276,779千円なのです。いくらで買収したんだろ~って思うのですが上場前なのでこれまた見つからない・・・。

買収タイミングも絶妙で、「つばめ荘」の売上が当社全体の売上の10%をギリギリ超えない時に買収。となると当社への業績は少しなんで「つばめ荘」の詳しい決算内容は提示しませんよってなる。

「つばめ荘」についてさらに続けると、三井住友銀行との融資契約があって借入金1,035,000千円を継承している。(平成22年6月7日付)。ポイントは、なぜ銀行は「つばめ荘」にそんな金額を貸せるのだろうって。

もし答えが将来、「つばめ荘」が収益を生むからであれば、経営者はそんな良い会社を手放すの?とまあ考えると、よき人材、人脈があるのではって思います。

役員の経歴を見ればわかりますよね。
それに役員報酬についても。報酬は8,000万円÷4人です。


役員について見てきたので、そのまま役員について見て行きます。

銀行出身者、当ビジネスのノウハウを知っている銀行出身ではない役員もいます。銀行出身者が役員に就く理由は複数あります。

当社のビジネスが落ち目で融資の回収をする必要がある(融資した当時の担当者が役員となる)。財務諸表とかが苦手な経営者がいる。それらを助けるため。銀行が株主であり、出世できなかった50歳代に役職を付けてあげるための天下り会社。

考えて見ればそうですね。それぞれのビジネスの現場を知らない人が上になるのですから。これは正論です。なので、「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」の映画は大ヒットしたのです。

まあ、当社の場合は、銀行から結構なお金を借りていて、それにコミットメントがついているのです。それが守れないようであれば即、銀行はお金を引き上げますよってヤツです。

幾つか挙げてみると

損益計算書における営業損益を2期連続で損失としないこと。
平成22年6月期以降、借入人の収益償還年数を2期連続で20年超としないこと。

とか色々あるのです。これは誰かが常にしっかり見ている人が必要な訳ですよね?じゃあ財務諸表をしっかり見れる人が必要なのです。で銀行にもしっかり話ができる人。「私は適任を知っています」って銀行チームが経営者にそう伝えます。場所は料亭かどこかで偶然頭取や副頭取が座っている横にいる銀行チームのおじ様がそうだったりします。

料亭の話は尽きませんが、話が逸れるので財務諸表に戻ります。


ビジネス上での売上は上昇していて、直近3年は前年度比29.15%、34.87%、10.64%となっています。純利益も86.26%、173.80%、52.00%とよろしい感じ。ただ、2013年の会社予想の売上増加、純利益が減少なので、当社の戦略として拡大路線、もしくは借入金の返済である事に気づきます。

配当はまだまだ先なのかなって思いました。


でずっと読み進めていくと、借入金の明細が出てきて、短期借入金の平均利率1.2%とやや高め、長期借入金の2%も高い。リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)が12.1%って超高いのです。

まあ、これは見方により変わりますが、誰かから高く手に入れているのか、もしくは最短の8年で償却してしまおうって考えているのかですね。建物の耐用年数は8年から47年ってなっていますので。


株価を見てみます。
1420円、実績ベースでPER7.8倍、PBR2.37倍、で配当は無し。まあ、会社の利益の金額が減るって発表なので今後のPERは高くなっていくと、予想ベースででは11倍です。


私の投資判断は「保留」です。


当社は成長産業であるにも関わらず、会社予想があまりにも弱気である。これは今後、大阪、奈良、京都、兵庫以外への進出が難しいって事を意味しているように思ったりします。当社の老人ホームには95%程の入居率がありますので出せば入居できるのです。単純に部屋数×売上、そこから3年平均位の純利益率を掛けてあげれば数字が出てくるはずです。

それを株価に当てはめてば良いのですが、出店攻勢がかけられないとすれば、成長に関しては黄信号です。

当然、国の総量規制もありますのでそういった法律関係にも目を光らせる必要があります。
ただ、さらに光らせなくてはならないのは当社が上記以外の他県への進出をした時です。そうなればその県には根回しが出来ている事になります。


最後に
介護サービスは陣取り合戦です。以下の会社がどこの地域で強いのか調べる必要が出てくると思います。

介護サービス事業の会社(私の思いつきベース)
9783ベネッセホールディングス
9792ニチイ学館
7522ワタミ
2398ツクイ
2415ヒューマンホールディングス
2400メッセージ
9707ユニマットそよ風
2374セントケア・ホールディング
6059ウチヤマホールディングス
2494メディカル・ケア・サービス
2373ケア21
2435シダー
4355ロングライフホールディング
2425ケアサービス
2144やまねメディカル
2137光ハイツ・ヴェラス


あと、当社の介護施設がどれ位古いのかも、グーグル、ストリートビューで見るとわかるかもしれませんね。

当社の介護施設
チャームやまとこおりやま 〒639-1136 奈良県大和郡山市本庄町307-1
チャーム南いばらき    〒567-0861 大阪府茨木市東奈良3丁目16-16
チャーム守口おおくぼ   〒570-0012 大阪府守口市大久保町1丁目18-10
チャーム奈良公園     〒630-8305 奈良市東紀寺町1丁目11-5
チャームスイート緑地公園 〒561-0862 大阪府豊中市西泉丘3丁目2-21
チャーム河内長野     〒586-0051 大阪府河内長野市末広町2-35
チャーム枚方山之上    〒573-0041 大阪府枚方市山之上東町11-8
チャームヒルズ豊中旭ヶ丘 〒561-0865 大阪府豊中市旭丘1-13
チャームスイート京都桂川 〒601-8213 京都市南区久世中久世町1-66-1
チャームスイート西宮浜  〒662-0934 兵庫県西宮市西宮浜4丁目10-8
ルナハート千里 丘の街  〒565-0804 大阪府吹田市新芦屋上3-20
チャーム京都山科     〒607-8187 京都市山科区大宅石郡町116
チャーム東淀川瑞光    〒533-0003 大阪市東淀川区南江口2-6-86
チャーム東淀川豊里    〒533-0013 大阪市東淀川区豊里5丁目23-22
チャーム京都音羽     〒607-8062 京都市山科区音羽珍事町39-1
チャームスイート神戸摩耶 〒657-0812 神戸市灘区箕岡通4丁目5-2
チャームスイート宝塚売布 〒665-0852 兵庫県宝塚市売布4丁目1-25


がんばれ、チャーム・ケア・コーポレーション!!








2128ノバレーゼ



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2128ノバレーゼです。
ウェディングの会社です。
婚姻届出数が減少している中、当社は着実に売上を伸ばしていて、施工数(式を行う件数)も伸びています。また、アベノミクス効果により多少なりとも消費は増加傾向になると考えます。しかし、モノがあふれている時代ですのでモノを買う動きというよりかこういったイベントに消費者はお金を出すのではないでしょうか?

私自身、あまり調べた事が無いビジネスなので非常に楽しみです。


ビジネスについてです。
ウェディング会社、なので結婚式、衣装、料理など一通りの結婚式に関わるビジネスを展開しています。上場しているライバル社はこんな感じですね。

4331テイクアンドギブニーズ
売上479億
純利益4.5億(利益率0.8%)
時価総額251億

4696ワタベウエディング
売上489億
純利益4.2億(利益率0.9%)
時価総額85億

2418ベストブライダル
売上445億
純利益32.7億(利益率7.3%)
時価総額391億

当社は、
売上117億
純利益5.2億(利益率4.4%)
時価総額79億

となっているため、時価総額ベースでは一番小さい事になります。上記4社の数字を純利益で取りましたので本業以外での収入が含まれてたりしますので%自体はふ~んって程度で見る方が良いのではないでしょうか?

実際、経常利益を用いる方が正しいという方もおりますが、少し古い考えのように思います。欧米の投資のアイデアとしては「白猫でも黒猫でもねずみを取ってくるのが良い猫」という考えですので、ビジネスも同じ、経常利益だろうが純利益だろうが、いくら最終的にいくら稼いだんだって事が重要であると考える訳です。


財務諸表を見てみます。

とりわけ怖い部分が見当たりません。私の財務諸表の見方として、特損の恐れがありそうな資産、貸し倒れそうな売掛金、謎な有価証券、金利の高い借入、それらを基本的に見ています。

結婚式のドレスなんてすぐにダメになるでしょう?2年と持ちませんよ。でこれが超大量にどこかから買い付けて「資産」にたっぷりと計上していたら・・・・。ああ~特損でるな~思いますよね。で会社は損するけど、そのドレス屋はがっつり売れたから得する。ドレス屋が当社と知り合いの企業だったりする。

こういった類の「でた~」的な事が当社にはないのです。

なので、財務諸表はサクサクっといくつかのレシオだけ計算して大丈夫って再確認します。逆にもし怖い部分を見つけたら私にご一報頂けたら嬉しいです。

あ、従業員のお給料だけはちょっと安いなって思いました。まあ、CAと同じで皆さんがやりたがるお仕事なので安くしても人材は集まると、で一通り経験して退職するので平均勤続年数は3年位なのかな。


株価を見てみます。

74700円、実績ベースでのPER14.8倍、PBR1.3倍、配当利回り3.35%です。
現在の東証1部平均から見ると割安なのですが、S&P500の国際的なアイデアから見ると、PERは12倍以下が好ましいですね(世界的なバリュー投資家の最近の見解です)私も同感です。

ただ、婚姻届出数が減少している中、業績がアップしてますので、この婚姻届出数が増加したらさらに業績がアップする可能性はあります。なのでそれを踏まえて株価を計算します。

まず将来予想ですが、業績がアップしている会社ですので会社の数字を鵜呑みにします。でそれの成長率を見ると、5%位成長すると計算できました。これを今後も当てはめていくと・・・。2014年にはPERが10倍を切り、2016年にはPBRが1倍を切ります。配当は2015年には増配可能と考えます。配当性向について、当社は言及してませんが、計算して平均値を採用した結果になりました。

アップサイドはまあまあです。2017年の予想ベースでPERを15倍として考えれば今から保有で年率15%という単純な計算結果が出てきました。

ただし、ダウンサイドも非常に高く、かつてPERが5倍を切る水準まで売られた事もあります。これは業績の変化によるものです。当社は四半期ベースでは結構ブレが多く、大きな赤字を出したりもしています。そのため四半期でどれだけのペースで進んでいるかもチェックする必要があります。

売上ベースでみると、ジューンブライドの時期が入る時期が売上がやや多くなります。


私の投資判断は「保留」となりました。


私が未熟なせいかもしれませんが、厚生労働省リクルートのブライダル総研の数字と当社の業績がかなり納得いくように結びつかないのです。恐らく、同業他社調査も必要なのだと思います。

また、株価の動きを見ても、四半期決算の数字を見ても遅くはないと思います。つまり、機関投資家のアナリストがそれほどカバーしている銘柄ではない様に思います。なので四半期報告でうれしい数字が転がり込み、国や研究所の調査でも良い数字がでて、同業他社の数字も良くなれば、そのマクロ要因で「買い」になる事があると思いました。

あとは、「ゼクシィ」の編集とかにも調査をかけて各社の評判を聞いておきたいですね。当ビジネスは多少、ファッション的な部分もあると思いますので。


最後に、
多少なりとも、同業他社分析を行いました。とある会社では金融子会社まであるのですね。結婚式は予算オーバーでその分はローンでっ、て事も可能なのですね。ちょっと現実に戻されますね~。逆に最近では「スマ婚」とかもあってとりあえず式できますよ~なんてのもある。

やっぱり人生で1回とかの大切なイベントな訳じゃん。どういったブライダルビジネスが生き残るかってなんとなくわかるような気がしません?


がんばれ、ノバレーゼ!!

6624田淵電機



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6624田淵電機です。
変圧器とかACアダプターとか、そういったのを作っている会社ですね。詳しい製品は当社の製品情報で見れますが、詳しい人でなければ、なるほどってならないと思います。

当社は「継続企業の前提に関する重要事象等について」があります。つまり業績不振、財務・資金的に問題があって、今後どうなるかわからないのでリスク情報をしっかり開示してくださいねって事です。まあ普通より結構ヤバイ会社であるのです。83社が該当しています。

って事は株価に織り込まれ、安値になっている事が多いのです。だけれども、それが無くなれば、株価はある程度戻りがあるのではないかと思います。


ビジネスと財務諸表を一気に見て行きます。

変成器事業と電源機器事業で成り立っています。商品は前述の通りです。タイと香港にある子会社の売上寄与度がそれぞれ21%、27%ですね。売上の国別セグメントで見ると日本52%、中国24%、タイ国11%、その他11%なのである程度アウトソーシングしているって解りますね。ちなみに割合は切り捨てているので合計で100にならないので悪しからず。

日本の売上は140億あってそのうち100億がシャープって単純に計算するとシャープの日本への売上依存度は71%、全体では38%ですね。

シャープ次第って事でしょうか?

当社はシャープの株を3億円位保有しています。会計上仕方ありませんが株価の下落により現存損失処理をするのですが。そのIRの書き方もある程度決まっています。「時価が著しく下落し、その回復あると認められないものについて・・・」
この表現って当社もヤバイっすって言っているようなもんだね。あくまでも会計処理ですがね。ご存知のように「時価が著しく下落」の目安は50%です。


それ以外にも色々読み進めるとなぜ「継続企業の前提に関する重要事象等について」の企業になったのかわかってきたので書いておきます。

売上が減少、そして利益も減少、利益率が非常に低い(1%以下)、経常利益でも同様。

借入金利の高さ、短期借入の平均利率2.28%。個人の住宅ローンより高くない?これは借り換え予定があるそうですが、当社の利益率を見れば、金利の支払いで業績が悪化して、取り立て不能になっちゃいますし・・・。

手元資金の少なさ、在庫の少なさ、売掛金の少なさ。自転車操業みたいになってる?で2005年、2007年、2011年に第三者割当増資してる。


で、かなり気になるのが「非上場株式」の8.5億。でお決まりの会計文句「時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額」です。値段決められないのに値段決めましたって言われても・・・。

こういったのって「特損」の恐れが非常に多く、いやなんですよ~。


株価を見てみます。

231円。予想ベースPER18.8倍、PBR8.22倍、配当は0円
先が見えない状況でこのPER水準は厳しいです。当社の場合、利益が低くて株価が高いからこのPERって考えます。


私の投資判断は「却下」です。


正直、当社の復活のカギは見当たりませんでした。部品会社のため取引先によりかなり業績が変わる。なので、当社を調査をするときはその取引先まで調査が必要となる。これは面倒です。

それに利益率の低くて赤字になったビジネスって「競争力が無いのでは」って思う。理屈として、再稼働コストが高いので止められないライン製造、商品の大量生産、在庫圧縮のため価格を下げる。もし本当に技術力があったなら、その部品のライン止めて、値段をしっかり転嫁させれば良いもんね。

「うちの部品がなきゃ、お宅の製品は完成しないよ~」って言えば良いだけですもんね。
このような会社って日本に存在してるのですよ。


最後に、
潰れそうな会社は、つぶれないように手を打って、必死に延命を図るのです。
それは、「国の政策に従う」事や「国民の生活を脅かす」状況を作り出す事なのです。

「国の政策に従う」事の例としては半導体です。
半導体は「産業のコメ」ってなったので、なかなか潰せなかった。銀行もぎりぎりまで出資したのです。
「国民の生活を脅かす」事の例は家電メーカーです。
とある家電メーカーは生命保険や銀行を持っている。その会社が潰れたら、その銀行、保険はどうなるのって、国民はパニックなのです。国が何とか助ける訳です。そういった生保、銀行を持ってない家電メーカーは一瞬で消えてしまいました。

企業再生の最近の流行として、厳しい時代を何とか耐え、訪れるチャンスで勝負して復活ですね。ほとんど企業はそのチャンスで失敗して完全敗北して消えてしまいますが・・・。


がんばれ、田淵電機!!

2901石垣食品



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2901石垣食品です。
「ミネラ~ル・ム・ギ・チャ~♪」のテレビCMでおなじみの会社です。数十年前は全国区でCMが流れていたと思いましたが現在はほとんど当社のCMを見る事は無くなりましたね。

当社は数年前から目を付けていました、理由としては非常に傾きかけていた会社だったからです。ただ、現在の所ある程度まで回復しているように思いました。今後、さらに当社が回復する事があれば、株価も当然、反応するのであろうといった考えが単純に湧いてきます。

当社は1957年設立の歴史ある会社です。こういった会社というのは何か強みが存在するから現在も存続していると考えるのです。それを有価証券報告書とかそういった部分から引っ張り検証して、戦略を練れれば、二流のアナリストレベルであると言えるのでしょう。

どうやったら一流かって?そりゃあ国語力、算数力、それとアメリカとかイギリスとかの大学出てれば良いんじゃないでしょうか。横文字ばっかりになるので学部とかは関係なさそうですが・・・。

このブログは上記のすべての条件が欠如しているので三流位かもしれませんね(笑)


数年ぶりの調査です。ビジネスについてです。

飲料事業、珍味事業がメインの柱。その他のセグメントもありますが報告レベルに達していません。売上が全体の10%以下ですし。昔は食料品の製造販売事業って一本でしたが投資家に理解できるように2つにしたのでしょうかね。エライ!!

製造販売しているものは麦茶、杜仲茶・ウーロン茶等、ビーフジャーキー、レトルト具材、乾燥野菜、乾燥肉、乾燥油揚。

競争力なさそう~って正直思うのです。
幾つかの商品は中国で作っているし、最近はヤバいだろうなあ~って思ったら商品回収のIRが・・・・。

がっかりするのはまだ早い。当社にはあの麦茶があるではないですか?
そう、最近ミネラル麦茶って見た気がする。あれです笑福亭鶴瓶の天然ミネラル麦茶だ。・・・ってちょっと待てよ「伊藤園」じゃね~か。

特許とかは法律家ではないので詳しくは解りませんが、ミネラル麦茶に天然を付ければそれは2単語と3単語なので引っかからないとか?じゃあ「ミネラル麦茶"Z"」っとか不明な文字を付け加えてもオッケーとか?じゃあ、数字付けちゃったりして「ミネラル麦茶"48"」とか。

横道にそれまくりですが、言いたい事はもう伊藤園が麦茶のシェアがあるじゃんって事。ブランドも。だって伊藤園は自動販売機を持ってるじゃん。これが強いのよ。当社はどちらかと言えば「サンガリア」タイプとしてビジネスを進めなくてはならないのかなって思います。当社を私の勝手なイメージで位置づけをしています。


財務諸表を見てみます。

とりあえず当社の過去の遺物をきれいに生産し、手持ち資金だけで収益が出る商品のみで勝負している事が解ります。商売の本当の原点に戻っている感じです。

ここでいくつか挙げておきます。

かつて日清食品との取引が売上の50%以上を占めていた。日清食品の株を1.6億円、今は1200万円位。取引も減少で5億円位の売上が無くなった。今は国分、日本アクセス、菱食が大口顧客で売上依存度はそれぞれ21.26%、11.34%、10.74%。

みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行からそれぞれ2億、1億の短期借入があった。山口銀行からは長期借入で1億、らには神戸物産、高島順氏に第三者割当。本当に資金繰りに困った時期があったが現在は無借金。

本社の従業員13人、平均勤続年数17.7年、平均年齢44.5歳、平均年間給料3,494,275円。で恐る恐るこれらが表記してあるちょっと下の注意書きを見ると、「平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。」だって。

当社は沖縄、石垣島にありますってイメージですが、まったく石垣島は関係なく、本社は千代田区です。

でも、役員さんはまあ、それなりでしょうって思って有価証券報告書を読み進めると「取締役(社外取締役を除く。)」ってあって10,797千円、対象となる役員の員数は3人。割り算してみてくださいね。

ってかもう、彼らはこのビジネスに命を懸けてます。役員さんの経歴を見ればわかりますよね。雑誌の「プレジデント」的な判断をすれば、彼らは超エリートなはずですよ。でも色々あって難しいしかしやりがいのあるような難しい道の途中である。

こういった、会社やヒト、好きなんですわ~。


株価を見てみます。

160円、実績ベースでのPER96.97倍、PBR143倍、配当は0円。
ここまでか、96年先までは買えないし、ライバルが強敵すぎるし、目新しい収益が取れそうなIRも無い・・・。


私の投資判断は「却下」です。


私はどうする事もできません。
ただ、何かが変わるのを待つのみでしょう。

最後に、
勝者が歴史を作る訳で、その勝者が日本を作っていきました。光と影とでも言うのでしょうか。感慨深いです。

ジャニス・リン・ジョプリンやカート・コバーン、日本では尾崎豊が26、27歳で亡くなったのです。そのことを高校生の時に知り、彼らのカリスマ性を深く感じました。ただ、彼等より年上になった私は、また彼らについて別の感情が入っちゃう訳なんですね。


伝わってますか?マニアックすぎますか?
ともかく、


がんばれ、石垣食品!!

7635杉田エース



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7635杉田エースです。
建材商社ですね。金物の取扱いです。正直社名はそこまで有名ではありせんがロゴマークの「ACE」を見ると見たこと有るようなって感じになります。

オーナー企業です。

日本の政策により良い影響を受けそうな銘柄ですね。それに未だ、実績ベースのファンダメンタルでは割安を指しています。そうです。スクリーニングで出てきた銘柄です。

今後、割安が修正され、さらに業績も良くなれば必然的に株価も「エース」級の働きをポートフォリオに与えてくれるのではないでしょうか?

さっそく、調査開始です。


ビジネスについてです。

ルート事業、建材事業、DIY事業3事業です。販売商品はほぼ同じでしょうね。ルート事業は二次卸・金物店・建材店等へ販売です。建材事業は金物店・建材店・販売工事店等に販売です。さらにはOEM商品をサッシメーカー、住宅機器メーカーに出しているそうです。DIY事業はホームセンターに卸してるって事ですね。

取扱商品は、住宅用資材、ビル用資材、DIY関連資材、DIY商品です。当社のHPでも見る事が出来るのですが、PDFで商品ごとですので面倒ですね。

住宅用資材、ビル用資材で売上に対して85%のシェアです。

というのが当社のビジネスってなっていますが、競争力についてはどうでしょうか?参入障壁はそんなに高くないし、割安な商品が出回る可能性も高いです。

私としては、まあ、大丈夫でしょうって思う理由が4点程ありますので書いておきます。

1.歴史のある企業(1948年設立)で優良な販売網を持っている
2.キャッシュがあり、同業他社を買収している。当社は消耗戦における勝者である
3.保有株。特に流動性の低い取引先の株もある
4.営業の重要なポストに銀行出身者が就いている

理由は説明すると長くなるので省略しますが、気になるようでしたらご質問頂ければお答えしますよ。
「大丈夫でしょう」というのは売上の数字にも表れているので売上を見てれば大丈夫でしょう。


財務についてです。

売掛と買掛が同じ位あるのでBSが膨らんでいるように思いますが、このビジネスはそういった商習慣ですもんね。

気になる点はいくつかありますね~。

役員報酬高くね~って思いますよ。取締役7人で2.1億ですね。で、さらには注意書きとして「取締役の基本報酬には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれておりません。また、金額的な重要性が乏しいため、その金額は記載しておりません。」ですって。

金額的な重要性は会社にとっては乏しいですが、その人の人生にとっては非常に重要っすよって思うのです。このような所からもオーナー会社だって判断しているのです。大株主だけで判断している訳では無いのです。


あと、利益余剰金の別途積立金43億円。お金ありすぎでしょって思います。当社の時価総額は26億円ですよ。別途積立金というのはな~んにも使い道がないけど積み立てておきますって事なのです。一昔前であれば「ハゲタカ」が寄ってくる「エサ」だったのです。

減価償却を見てみます。そうすると結構償却が終わりつつあるな~って数字を見てわかるのです。じゃあこれは捨てて新しく買い直すのか?もしくは売れちゃったりしないのかって考えます。で、色々考え、調べてみると、売れそうじゃんって思うのです。

例えば、googleマップ、ストリートビューで本社の住所「墨田区緑2-14-15」を見てみると、非常にきれいな建物と営業車らしきものが見れます。いくつかの営業所をググれば売れるって思います。

簡単に言うと、営業車の価値が0円になったとしても、中古車屋のガリバーに持っていけば買ってくれるでしょ。そうなれば利益に反映させられないって事です。普通、資産を「固定資産除去損」みたいになってマイナスになりますよね。

・・・。だから社長の車は4ドアのベンツなのです。(←知ってる人も多いはずです


気になる所はこれぐらいです。それにしても単体なので財務諸表もシンプルでありがたいです。今年から連結になりますが・・・。また、当社は本当にシンプルにビジネスをしているので財務テクニックを存分に駆使していない。そのため分析は簡単です。

株雑誌の記者(アナリストなの?あの人達って?)が色々分析しましたっぽく書いてる訳ですわ。


株価を見てみます。

502円、実績ベースでのPER4.43倍、PBR0.41倍、配当利回り2.99%です。
割安なんですね。

これがどのように成長するかを分析するのですが。まず、当社の損益分岐点を簡単に計算してください。毎年あんまり変わらないでしょ?なのでもう簡単に計算して良いのです。売上これだけでこれだけ利益があるって計算。どんぶり勘定です。

最低380億は売ってくれよって私は思うのです。それ以上ならPER、PBRの計算をやり直しで株価で計算します。


私の投資判断は「買い」となりました。
ただ、ポートフォリオに占める割合は低いです。


理由として、流動性がありません。それに株主数も増えていません。個人投資家は過去5年間、300人程度です。それ以外に機関投資家の参入の足跡も見当たりません。

EDINETで有価証券報告書の株式等の状況内、所有者別状況を見ればわかりますね。って事は万年割安に放置されている可能性が高いので、5年先も株主構成は変わらない可能性があります。

ただ、ここまでコツコツビジネスを続けている会社です。ここからしっかり黒字を積み上げていけば超割安になるのです。そうなればそれなりの買いが入るかと思いますが・・・。

四半期の売上、利益を見たうえで、遅出しで買って行っても良いですね。

最後に、
機関投資家の足音を気付く一つとして、VWAP以下での買いが入る事や、大引け前にまとめて買い上がる、下落率が低いと言った事が挙げられます。

理由として、VWAP以下での買いは当たり前です。大引け前はその日買わなくてはいけない分があるためです。下落率が低いのは、誰かが売ろうとして大きく下がれば必ず買いたい機関投資家は買いに行くためです。


まあ、当社が黒字を出し続ける間は毎日株価が割安方向に動いてるって事なので、ゆっくりゆっくり投資を考えたいですね。


がんばれ、杉田エース!!

7602 カーチスホールディングス



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7602カーチスホールディングスです。
中古自動車を取り扱っている会社ですね。全国展開しています。あの「ホリエモン」が1円オークションで自分の車を出品していたあの会社です。当時は「ライブドアオート」ですね。

当社は何回も社名を変更しています

エイジーエイ
オートガーデンアソシエーション
ジャック
ジャック・ホールディングス
ライブドアオート
カーチス
ソリッドグループホールディングス
カーチス
カーチスホールディングス

という感じです。

まあ、これを見ただけで嫌になっちゃいますね。一般的に社名を変更するのってブランド名が消えるって事なので良い事であるとは考えられませんので。

で、まあ今はカーチスホールディングスとして新たなスタートを切っているのです。当社は以前、私が調査した8767ウェブクルー(2013年2月14日のレポート)とコラボレートしています。

まあ、色々と癖がありそうな企業なのですが、こういった企業こそ投資妙味が残っている可能性があります。

調査開始です。


ビジネスについてです。

中古車屋、中古車仲介屋ですね。カーチス倶楽部ってHPがあります。会員は18,244 社(平成 24 年 11 月末)です。カーコンビニ倶楽部・カーコン車検はまあまあ認知度がありますね。

当社は賃貸もやっていましたが、これは債権者から取り立てた物件ですのでビジネスとしてやっていこうって感じではありません。


ある程度の規模がある企業なので、日本自動車販売協会連合会の中古車登録台数などにビジネスは影響するのではないでしょうか?中古車登録台数は減少中ですが、今後の景気回復具合により好影響も出てくるのではないでしょうか?

「規模の経済」が働き競合他社が消えて、当社が生き残れれば、シェアが増える可能性も出てくるのではないでしょうか?


財務諸表を見てみましょう。

車はBSの商品ですね。売上に対してかなり少ない金額です。会員の18,244 社からフィーを頂いてるのでしょう。車が売れなくて一気に特損の恐れはないですね。

破産更生債権等が気になりますね。68億も貸し倒れそうなのです。ただ、引当金を充てているのでまあ、この数字は過去の遺物としてとらえましょう。だって引当金額は貸したカネの99.95%ですよ。この意味は、取り立て諦めましたって事でしょう。

この破産更生債権の内訳は、株式会社スポーツトラスト14億、JAC HAWAII, INC.13億ってなっています。利益率改善とかより、ここから本気で取り立てたら一気に業績が回復するじゃん。

利益率は連結ベースで2012年7.9%、2013年予想が2.3%、2014年が2.4%という感じになっています。2012年は特別で訴訟損失引当金戻入額が特別利益で計上されて約18億のプラスですからね。

で、それ以外に気になる所を見ると、過去2008年、2009年がそれぞれ30億位の赤字です。実際それ以前も赤字です。ソリッドグループホールディングスの時代です。EDINETで見れる一番古い平成20年の有価証券報告書を見れば赤字体質である事が簡単に理解できます。

ってか、「当期純利益」の欄って赤字があるときは「当期純利益または純損失(△)」って表記になるのですが、当社のそれが「当期純損失」ってなっているのが非常に珍しいです。5年間、ずっと赤字なのかいってツッコミました。

現在は過去の遺物を生産し、しっかりとしたビジネスに戻りつつあると思います。


ただ、利益余剰金がマイナスなのでまだ、損失を繰り越している状態ですね。まあ、確認のため自己株式の取得もあるかチェックしましたがないですし。


株価を見てみます。

43円、会社予想ベースでPER14.5倍、PBR1.8倍です。配当は0円、利益余剰金が無いので当然出せませんね。
14.5年分先の利益まで買われているって考えるのです。


私の投資判断は「保留」となりました。


理由としては通常の投資スタイルである割安、成長株ではないためです。しかし、当社には「イベント」がたくさん残っているのです。

まずは人事でしょう。

取締役兼執行役会長に加畑雅之氏が就任しました。事実上の買収ですね。加畑雅之氏はあの「プチシルマ~♪」の人です。

加畑雅之氏が平成24年8月28日にKABホールディングス合同会社を設立しての株を買って筆頭株主になっています。詳しくは当社のIRをご覧ください。でさらに買い増して2013年4月12日の大量保有報告書では31.33%となりました。

色々な憶測が飛び交い、初めは売り抜けのためではないかとのニュースもありました(こちらです)ただ、経営陣に入ったからには売り抜けは難しいでしょう。


私が思うに今後の動向は2つ考えられます。

一つ目は破産更生債権等、68億円の本気(マジ)取り立てです。これが結構取り立てられれば業績の回復度はとんでもない事になりますね。利益が会社予想の数倍みたいな感じです。そうなれば超割安株に大化けです。

二つ目は本気(マジ)経営参入です。プチシルマ~♪の経営手腕とコネクションを使えば何とかなるのではないでしょうか?この場合は企業はコツコツと成長するのでいまいち投資妙味がありません。


そういえば、「研ナオコ」ってプチシルマ、カーコンビニ倶楽部のCMに出てましたよね?って事実を考えると、加畑雅之氏とカーチスホールディングスも面白く感じるのです。


がんばれ、カーチスホールディングス!!


3955 イムラ封筒



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3955イムラ封筒です。
1950年に設立された古~い会社です。封筒をを作っている会社ですね。

上場は2000年ですが現在も井村家のオーナー会社みたいな感じになってますね。決算は1月です。かなりレアです。上場企業で58社しかありません。

電子化に伴い、ペーパーレスの時代が来ています。しかし、紙ベースで残る物もあります。今後、紙を取り扱っている会社はどんどん潰れるのでは無いでしょうか?消耗戦です。

ここで生き残れば今後、ビジネスも回復の可能性があります。まあ消耗戦であればキャッシュを多く持っていれば有利です。当社は1950年設立の会社です。かなりコツコツ利益を積み上げているのは無いでしょうか?

という訳で調査開始です。


ビジネスについて。

封筒屋です。客は封筒を使う人、会社、役所とか様々です。歴史ある会社のおかげで官公庁からのビジネスも多いようです。また信託銀行からもあります。ここはそこまで詳しく調べる必要はないですね。当社の決算説明資料などを参考にすれば良いですね。非常にシンプルで解りやすい!!

当社は多少なりともペーパーレスに対応するためメーリングサービスとか新事業を打ち出していますが、うーん、まだ収益構造が成り立っていない。

封筒事業が売上で見ると全体の80%を占めているのです。メーリングサービス事業のそれは11%です。で、人材のセグメントを見ると、正社員ベースで10%しかメーリングサービス事業に配置されてないです。なんでって思います。

まあ、メーリングサービスを通じて封筒にもお客さんを落とし込んでるのかな?とかソリューション営業なので封筒事業の人もメーリングサービスの営業もやっているのだろうと考えますので、まあ、良いでしょうって事になります。

大阪の会社ですと最近は「部門別採算方式」を取る会社が多いのでそんな事を考えるのですが・・・。まあ、悪口ですが「部門別採算方式」って悪い部門がいたらリストラする口実になりやすいですよね。

私は会社は「大きな船」って考えが未だに好きですね。


当社の場合、正社員ベースで従業員も給料もここ5年減り続けています。しかし平均金ずく年数と平均年齢を見ると、従業員の流出は止まったもしくは止まりつつあるって判断できます。

良い言い方で説明すれば、覚悟を決めた人達が残ったと言えるでしょう。逆に悪い言い方をすれば逃げれず、ここまで残ってしまったとも言えますが。

まあ、厚生労働省の賃金構造基本統計調査を見れば当社在籍している事は平均以上の生活水準である事を意味します。上場企業ですからね。「幸福度」はこの調査からは推定できませんが。(一般労働者の賃金 ← ここの最初の一文で解りますね)


財務諸表を見てみます。

さすがに歴史がある企業だけあってお金があります。そして様々な形となって表れてます。

土地40億、キャッシュ30億、売掛30億、機械180億円(うち償却は160億)、株14億(現在では17億位)です。さらには変な債権を持ってたりする。マルチコーラブル・適用通貨選択型パワーデュアル債(TO-673-9004、大和SMBC#3773)、マルチコーラブル・円/ドル・ハイイールド逆デュアル債(大和SMBC#719)とか・・・。キン肉マンの必殺技の名前みたいです。

投資信託も色々持ってますね。

まあ、借入を行うと同時にそこの営業さんのために買ってしまうのでしょうか?人の良さが浮き彫りになっているように思います。

特筆したい所としては、「機械180億」です。眠くなりながらつまらない財務諸表を読み進めていくと減価償却が、機械装置及び運搬具 4年~12年ですって、それで、負債の所に資産除去債務の金額がそんなに多くない。

つまり、180億した機械が今は20億の価値って事ですが、買いたい人がいて、実は50億でも欲しいお宝の可能性もあるという事ですね。これはもう数年経てば解りそうです。


財務諸表内、損益計算書を見ます。

赤字です・・・。理由は当社の決算説明書に色々書かれてますが、要は売り上げが少ないんじゃないの?って思う訳です。そうじゃない?

売上が下がったから損益分岐点を下げます。なので、コストカット~ってビジネスが微妙な方向に行ってるって思いません。

ともかく、何としても売上を上げてくださいっ。PLの数字を細かく分析した結果はここでは面倒ですので取り上げませんが、勉強と思ってやってみてください。恐らく、売上だねってなりますので。



株価を見てみます。

157円、予想ベースの数字ではPERは82.6倍、PBRは0.3倍です。配当は0~1円ですがまあ悪く見て0円で良いのでは無いでしょうか。

2014年の予想数字ではPERが20倍まで落ちますが、まだまだ割高なのです。2013年の80倍台から20倍台に回復という事は・・・「V字回復」でございます。


私の投資判断は「却下」となりました。


現在の所、まだ会社発表の数字を達成できるかという事は疑問に思います。さらには新しい収益構造が出来上げってません。

正直、当社のHPを見ると、謎のコンサルの方が販促セミナーってのを行ってます。で謎のコンサルは「俺はすげえ」って自身のHPで言うのです。でほかの謎のコンサルが「あいつはすげえぜ」って煽る。

こういった謎で実績のないコンサルを使っちゃう時点で行き詰っている訳なのですよ。売上が悪いのはキャッチコピーがとか言われてもマジでって思うのです。確かにそれもありますが、まずはミクロ、マクロを理解するのが先ですよ。「ブラックサンダー」とかは例外ですからね。


ちょっと話がそれますが、○○動物園って昔、経営状態が最悪でした。そこで何十社もの謎コンサル会社を雇ったら本物のコンサル会社のおかげで今の様に有名になりました。

その後、謎コンサルを含め、自社HPで「俺のコンサルで○○動物園はよみがえった」って豪語してましたが、さすがに動物園サイドがキレまして、「お前のコンサルはクズなので何一つ役に立たなかったのでこの文面は消去ください」って連絡したそうです。

その後、本当に当動物園を人気にさせたコンサルだけが生き残りました。

コンサルは一流どころか運よく掘り出し物にあたるかどちらかですね。商品を知らない人に商品を小手先で販売させちゃダメなんですよ。


話を戻しまして、最後に
3月15日にトップが1世代下の井村優氏になるIRが出ました。で監査法人も変更とのIRが出てます。監査法人に関してはそれぞれの捉え方がありますがここではノーコメントとしておきます。

大きな転換点となる可能性を秘めています。


がんばれ、イムラ封筒!!


7208 カネミツ



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独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!

7208カネミツです。
自動車部品の会社ですね。作っているものは「プーリ(滑車)」です。交換ができない部品だそうです。なので技術がかなり必要とされるみたいです。

当社HP内に「良いモノをつくれば世界から買いに来てくれる」と記載している通り、かなりの技術屋です。

で、色々とデータを取ると、日本の全自動車メーカーと取引実績がある(四季報)、国内シェア35%、車1台当たり5~6個を使用(中小企業庁)となってます。これだけのシェアであれば大手と言っても過言ではありませんね。

車の販売数が戻ってくれば、当然当社の業績も戻る、で当社をピックアップした理由として「割安スクリーニング」で抽出されたためです。それでは、調査開始です。


ビジネスについてです。

上記で説明した通り、プーリ(滑車)を取り扱ってます。画像とかは当社のHPなどで見てもらえば「なるほど」ってなります。

車に乗っている人で、の部品が壊れたっていう人は聞かないですね。って事はある程度しっかりした技術を持っているのでしょう。

トヨタ自動車とか日産とか大手は子会社や孫会社に同様の部品を作る会社を持ってます。ただ、調達に関しては数社から調達する必要があり、当社の株主構成を見るとわかる通りオーナー会社ですのである程度部品を調達しておこうってなるのでしょう。

だから当社は日本の全自動車メーカーと取引実績があるのです。難しそうな言葉を使えば、ストライキなどのリスクヘッジ、技術力競争、価格競争をさせるため当社より部品を調達しているのでしょう。

まあ、当社のビジネスは安泰だなって思います。


財務諸表を見てみます。

当社はありがたい事に、毎年の売上個数まで提示しています。普通は金額だけですよね。個数、金額が出ている以上、平均単価を計算してしまうのは職業病なのではないでしょうか。2012年は1個当たり167.66円となります。1個当たり4.7円の利益を生み出します。

2008年から現在までの単価を見てみると、202.56円、171.71円、166.15円、165.16円、そして2012年の167.66円となっていますので下げ止まっているって事になりますね。


ここ5年で赤字は2009年だけですね。掘り下げるとかなり長くなりますが、長引く景気低迷、2009年だったしって事で完結します。根深い問題ではありませんでしたので。


あと、特筆すべきことは~って見ると、土地が20億あって、キャッシュが7.6億あって保有株が3.5億あります。でそれに対し借金を見ると、短期で6億、平均利率4.33%かぁって・・・。え、4.33%??って思うのです。

まあ、当時は本当にヤバかったのでしょう。しかしあと2年間で借金は返し終わります。そうなれば無借金会社じゃん。そうするとまた新たに低金利で借金もできるし、株主還元も期待できし、新戦略とかも出来ちゃうのです。


ついでに、保有株3.5億の現在の価値を今日の株価で計算すると5.7億になってます。2.2億も儲かってんじゃんってなります。

2013年5月13日予定である本決算まで株価がこの推移を保って欲しいと願うばかりです。


株価を見てみます。

588円。実績ベースでのPER17.3倍、PBR0.54倍、配当利回り2.21%、時価総額30億となっています。

実績なのでPERが割高ですが、会社予想ベースでは一期先の数字を見るので7.7倍になります。そうなると割安。現在の株価は一期先の業績を織り込んでいない数字と言えます。

PBRにしても現金化できなさそうな資産が沢山ある訳でもないし、再査定をしても1倍を割り込みますね。再査定というのは、仕掛け品などがゴミと化す事を想定して流動資産として考えなかったり、そういった結構悪い状況を仮定して資産価値を計算し直す事です。よくカッコイイM&Aチームがやっている事の簡単なやつです。

小さい会社なので流動比率が一気に30%落ちたりとか、レシオはコロコロ変わりますので中身をしっかり見る必要がありますね。


今後、会社の業績が会社発表通りに進んでるかを直近の数字で見てみます。第3四半期報告の数字です。達成率は75%以上ですのでオッケー、でこの商売は季節性が特にありまんので、予想は達せ出来るとしておきます。

となると会社予想ベースでのファンダメンタルを採用します。


私の投資判断は「保留」となりました


理由は簡単で流動性が少なく、決算も株価への反応は薄いと考えたためです。過去5年で高く買われた時のPER、PBRはそれぞれ22.74倍(2008年)、1.08倍(2009年)となっています。万年割安株の恐れがあるのです。

個人レベルでの資産で投資をするのであれば「保留」となってしまいます。ただ、数百億というファンドで5%以上保有して良いルールがあれば、1年位ずっと現在株価588円でずっと指値をする事も良いと思います。そうなると長期の投資家だけが自然に残る事になりますので。


ある程度の資産規模のファンドであれば、「買い」なのです。


最後に、
自動車部品というのは非常に細かいです。単純に自動車全体の売上で計算するのではなく、どれに採用されているとかで状況は変わってきます。こういったのはセルサイドのアナリストに「ねぇねぇ~」って甘えながら聞きます。

でバイサイドアナリストにはこのトップがどれだけ自動車業界において強い存在かを聞きます。私の場合、毎年の研究開発費が1億前後であったのが2008年に3500万に落ちました。2009年はヤバい年になるって情報が入っていたのでしょう。

2008年って前半はイケイケでその後半がリーマンのせいでボロボロだった年です。つまりリーマン後に研究開発費をゼロとしても5000万ってなるはずですのでかなり早い段階から彼らは気づいていたのです。

こういった所からも色々と推測が可能ですね。


がんばれ、カネミツ!!


2437シンワアートオークション



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2437シンワアートオークションです。
美術品とかのオークションをやっている会社です。オークションってやっぱりセレブな遊びなんですね~。欧米では、サザビーズとかクリスティーズとかね。一般人は一生足を踏み入れる世界ではありません。ただ、日本でオークションって言うと「ヤフオク」頭に浮かび、オークションってセレブなイメージがブチ壊しになるのですが・・・。

当社はオークション業界でも唯一上場しているのではないでしょうか?「信用」といった意味でも上場している事は意義があります。で、今後アベノミクスで景気が良くなればまた美術品売れんじゃね?って思うのです。

消費動向として芸術品って景気が悪い時に底値で売っちゃって景気が良い時に高値で買っちゃうのです。株みたいですね。

という事ですので調査開始です。


ビジネスについては前述の通り。オークション、以上。というのも寂しいので、近代陶芸、近代美術、プライベートセール、バッグ・ジュエリー、ワインなど、そういったセレブみたいな感じの物を取り扱ってます。

委託販売の形式ですね。で売れたら手数料を取ると、ヤフオクと同じ感じです。

手数料は、落札価額200万円以下に対し15.75%(税込)、200万円超5,000万円以下に対し12.6%(税込)、5,000万円超に対し10.5%(税込)、出品手数料は、落札価額の10.5%(税込)だそうです。

で、たまに買い取って、在庫商品としてオークションに出品する事もあると。

まあ、このビジネスの成功はブランディング力がすべてのような気がします。そういった面でもうちょっとシンワアートオークションってブランドを押し出して欲しいものです。

だってそれでいきなりどこかから「ゴッホ売りたいんだけど」ってなったらやばいでしょ。今はワインとかバッグとか少額の物も取り扱っていてヤフオクじゃんって思う時もあります。ありがたくHP上にオークションの落札金額が掲載されています。


財務諸表を見てみます。

「当社が一旦買取り、当社在庫商品としてオークションに出品する場合があります」ってのが気になります。まさか変なものを買い取ってないだろうな~って思いましたが2.4億しか商品を持っていないので大丈夫でした。

借金も少なく短期借入金1億円、現金は9.7億あるし、大丈夫でしょう。何も悪そうな事はしてないです。

あと気になるのは2009年と2010年の赤字ですね。なんでだろう~と思ったらオークションがコケただけです。これは売上高を見ればわかりますね。損益分岐点の問題です。毎年微妙に変わりますが、売上が11.5億位が目安です。12億あればとりあえず黒字は確保ってなるのではないでしょうか。もし13億あれば、当社が保有している商品に万が一の事があっても黒字になるだろうし。

この数字って本気で当社の落札結果を一つ一つ手数料計算すれば出てくるのですが・・・。本気で投資、もしくはかなりの金額を投資する際はMUSTかも知れませんね。

まあ後はオークションの回数とか開催スケジュールとかもHPで出てますのでどのオークションがどれだけ儲かるのかを調べる事も可能ですね。


株価を見てみます。

67400円、実績ベースでPER48.3倍、PBR2.73倍、配当利回り0.67倍です。
割高です。


私の投資判断は「保留」となりました。


たとえ純利益が4倍になろうともPERで12倍です。配当も少ないし、配当性向に対してのコミットメントも無いです。当たり前ですが43年分の利益まで買われている訳ですよね。こういったオークション会社の43年先は見通す事は難しいです。


「保留」にしたのはそれなりの訳があるのですが、それはもし当社が超目玉商品をオークションに出した時ですね。日本にはまだバブルの時代のお宝がゴロゴロ残っているのです。でそれが掛け軸とかだったりすると欧米での人気は少なく、アジア人向けに人気になります。そうなると当社の出番じゃないですか?

という事で当社の四半期の数字とHPをたまに見る感じで良いのではないでしょうか?掘り出し物は足で稼ぐって事です。


最後に
オークション会場って不思議な雰囲気があります。是非とも一度は足を運んでください。。普段は500円位のワインしか飲んでない自分が勢い余って5万円のワインとか落札しちゃうんです。それで周りから拍手みたいで気持ちよくなっちゃう。

デートとしてもオシャレかもしれませんが、日本の場合、ドレスコードが緩いのでそこが残念ですね。シンワアートオークションさん、なんとかなりません?


がんばれ、シンワアートオークション!!


8918 ランド



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8918ランドです。
マンション開発と老人ホームをやっている会社です。株価も二桁と「危ない」水準にある会社です。

ただ、悪材料出尽くしで今後当社が復活を遂げる事になれば株価ってどうなるのだろうって思うのですよ。そういった事で現在活況な不動産系でまだ吹っ飛びそうな株価である会社を調査してみようとおもいました。


ビジネスについてです。

レジデンシャル事業、アセット・ソリューション事業、シニア事業の3本です。まあ、見れ見るとアセット・ソリューション事業が超足を引っ張っている訳ですよ。アセット・ソリューション事業の全体に占める売上は4.4%で、利益寄与率はマイナス36%、資産は全体の67%となってます。

さらにアセット・ソリューション事業で働いている人材は本社の3人だけです。

ここの動向ですべてが決まると言っても過言ではないようです。で、どのような取引をしているかは常に不明みたいな。IRをいくつか見ると「当該資産の譲渡先の詳細につきましては、相手方との都合により開示をひかえさせていただきます。なお、譲渡先と当社の間に記載すべき資本関係、人的関係及び取引関係は特にありません。」ってなってるのです。

ほとんどこんな感じで・・・。はぁ~悪い噂が出てくる訳ですよ。

まあ、それらの悪い噂は結局噂なので当社においては「シロ」ですよ。

ちなみに、人的関係ですが、「友達」はこれに含まれません。社会人になっての「同僚」は含まれるらしいですが、大学時代の「同期」とかはその同僚の濃さレベルだそうでして。そりゃそうですよね。

監査は数字が大好きで粉飾してるか否かを調べる訳で、こういった文系的部分はあまり興味がなさそうですね。

ってか、アセット・ソリューション事業で働いている3人は誰だって知りたいです。普通の会社であれば秒札でクビですよ。もし超ガチガチ日経企業でもね。だって会社の利益を著しく損なってるので。


財務諸表を見てみます。

すげ~色々な人に第三者割当してるんだね。

株式会社ミッドナイトエクスプレス
有限会社さくら浄苑墓地協同組合事業
経通ネットワーク
マック投資諮問(コーナー)1号、MAC Investment Advisory . Co.,Ltd
耀燿
エスリッチ投資事業組合

まあ、会社もあれば投資組合もあると。世の中には浮世離れしているお金持ちの人がたくさんいる事を気付かされます。それぞれ住所を調べ、グーグルマップで調べましたが、やっぱりカネ持ちの人は質素な生活を送ってます。

で、DES(デットエクイティスワップ)を増発。必殺技級です。だって借金払えないから株券で払わせてください。(株が上がれば借りたカネ以上になるかもです)って事なのよ。株価は数十円の株だよ。

自分のお給料が自社株で支払われる事を考えて見れば良いのです。上場していないブラック企業にお勤めの人であればかなりの確実で「マジで」って思いません。

まあ、文句はそこまでにしておきます。

ここで発行可能株数を見てみます。6.8億株まで株券を刷れるのです。現在ある株は3億株です。ネットして3.8億株をする事が法的に可能であると。


株価を見てみましょう。

今、22円です。もうこの状態でPERとかPBRなどを見る必要が無いのね。どの指標もあてにならないので。

それにしても良く動く株です。1円から復活してますからね。昔の足利銀行とか思い出しました。


私の投資判断は「却下」です。


やっぱりアセット・ソリューション事業がいらないのです。でこれがすべて売り手が出れば、単純に計算してEPSが2.03になってPERが15倍と仮定すれば株価が30円になるのですが・・・。そうはならなそうです。

最近ではシニア事業をやっているし。

国がつ潰せない会社として挙げられる一つとして「国民生活に影響が及ぶもの」なのです。だって保険会社とか潰れたらどうなるのって一般国民は狂うのです。銀行もそうです。まあ、証券会社は金持ちが銀行以外にお金を預けているみたいな感じなので、証券会社が吹っ飛んだら1000万までは保障しますよって事を言ってますよね。

ほら、家電メーカーも自社の名前を冠して○○○生命とかやってるでしょ。あとコンビニとかの小売りも○○○銀行とか。それぞれ儲かっているときは上手にお金を運用できるし、逆に吹っ飛びそうになったら国に助けてもらえるのです。

という事で、老人ホームで一斉に人がいなくなったらまずいわ訳です。なので、そういった面を含め、当社は色々守りながら復活を狙っているのかなって思うのです。

ただ、先行きがまだ不透明だし、道筋も見えない。


最後に、
復活する企業って何かすごいパワーを秘めています。その動きを察知する事ですね。吹っ飛びそうな会社は超割安です。それが復活の際には一気に買われすぎの水準まで飛び跳ねます。投資妙味を味わうには最高です。

最近では3046ジェイアイエヌ(眼鏡屋さん)とかでしたかね。株価は二桁でした。これはごく一握りの成功例でほとんどは歴史上から消えていくのですが・・・。

こういった銘柄でポートフォリオを組むのも面白いかもしれません。


がんばれ、ランド!!

2185 シイエム・シイ



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2185シイエム・シイです。
マニュアル作成等って四季報では出ていますが、HPを見た所、どうやらコンサルっぽくなっています。(当社の事業内容)当社も割安スクリーニングで出てきた銘柄です。

割安スクリーニングで50銘柄位出てきたのですが、自動車の専門パーツ、関連会社などが多くスクリーニングで出てきます。そしてそれらは独立系が多い。数年前の自動車株の一斉の下落を受けての反動でしょうね。

現在は大手自動車会社の株価は戻りつつあります。販売数、利益はそこまで戻るのかは不明ですが、今後、当社の様な会社も後追いの形で戻ってくるようであれば、投資妙味があると思い調査をします。


ビジネスについてです。
まあ、コンサルでしょう。マーケティング事業とシステム開発事業の2事業で成り立ってます。マーケティング事業が利益ベースで95%を占めます。利益率、一人当たり売上、利益もマーケティング事業の方がはるかに良いです。

マーケティング事業の利益率6.9%でシステム開発事業のそれは2.7%です。

まあ、システム開発はマーケティングの仕事も請け負ってるだろうな~て容易に想像はつきますので当たり前の数字として考えます。

マーケティング事業については4種類に分類されます。

1)インターナル・マーケティング
2)エクスターナル・マーケティング
3)カスタマーサポート・マーケティング
4)トータルプリンティング

まあ、こういった事なので私はコンサル業って思いました。高校英語の単語レベルですので感覚的にビジネスは理解可能です。詳しくは当社の事業内容に書いてあります。

昔はシコシコプリントばっかり刷っていたいた会社じゃない?っ思いました。しかし時代の変化で1~3が必要になったって事かな。派遣とか出てきて色々面倒になったじゃん。そこら辺の時代からなんじゃない?

コンサル業って事なので今後のカギは顧客満足度とセールスに絞られる訳なのです。

トヨタ自動車が主要顧客なのでどこまでこの関係が続くかは重要です。また、それ以外のお客さんである、5938LIXIL(リクシル)6305日立建機6103オークマなど、大手からの受注をどれ位伸ばせるかですね。当社のビジネスの参入障壁はまあまあ低いと考えます。

コンサルビジネスでは最近、監査法人を持っているコンサルが勢力を伸ばしています。だって監査法人で働いている人達は経理部長といつもやり取りしてるのです。で、監査法人が「今度上司がご挨拶に伺いたく」ってな事をいう訳です。経理部長の上司になれば統括部長とか役員クラスになる訳で、まあ「偉い人、出てこいやぁ~!!」って言ってるのね。

そうなると、そのあとで「ビジネスしましょ」ってコンサル契約が一丁あがりってなるのです。

契約はプレゼンで決まるのではなく、料亭で決まるのです。
それで毎週の経過報告は仕事の後なので料亭で残業、打ち上げでさらに飲んじゃうのです。

というような不都合な事実を考えると、シイエム・シイの今後、非常に難しい戦いが待っているのです。


株価について見てみます。
2115円、実績ベースでPER8.95倍、PBR0.56倍、配当利回り3.31です。
スクリーニングで出てきただけあって割安を示しています。

PBRにしても、関係会社株式とか、そういった実際に何かあったら容易に換金できないんじゃない?資産をマイナスして考えても1倍以下にはなるのでまあオッケー。余剰金も積み立ててあるしね。

今後は当社の成長が予想通りに進めば良いんですね・・・。


私の投資判断は「保留」となりました。


当社の四半期ベースの決算が非常にブレる事があるのです。つまり、毎四半期ごとに25%ずつ利益が積み上げってないのです。まあ、長期投資ですのでいちいち四半期報告で驚くのも面倒ですが・・・。

それでも、やっぱり25%ずつ積み上がって欲しいのです。こういったブレが出るって事は大手からの受注とかそういった類の問題になると思います。そのブレの理由を突き止めない限り投資は難しいです。

しかし、四半期の数字が非常に良いのに株価が反応しない時は買いタイミングとして良いのではないでしょうか?また、当社はある程度のキャッシュも持っていますのでそれを業績が悪い時にどう利用するかってもの気になります。

それに加えて、ドカンと大きな買い物として「丸星」。この後、どのように反応するか気になります。

これら要因が動いたとき、再調査する必要があると思います。


最後に、
独立系自動車関連株が軒並みバリュースクリーニングで出てきました。普段はそういった会社同士の株価の動きの連動性などは気にしていませんが、買い上げられるタイミングが起こったらその状況で出遅れを買える可能背はあるので、久々にこれらの銘柄のコンビネーションを見てみようと思います。

自動車会社のアナリストは自動車が適正水準まで買い上げられたら次は部品会社などの調べるというトップダウン式なので。


がんばれ、シイエム・シイ!!


3036 アルコニックス



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3036アルコニックスです。
非鉄原料の商社をやっている会社です。レアアースですよ。取扱いは当社の金額ベースで46%だそうです。それ以外にもアルミ、銅、ニッケルなどを取り扱っています。

さすがに鉄には手を出せないと思います。何せ「鉄は国家なり」という事ですでに大御所がビジネスを持っていますので。しかし、金属、それもレアアースであれば、まだ大御所が出てきていません。大手商社はまあまあ取り扱ってますけどね。

という事で今後、当社がレアアースの商社として大きく成長し、「国家」の仲間入りみたいな事が起こったら、当然株価もすごい事になると思ったので調査しました。でもし「国家」仲間入りが出来れば、それだけの事業をやっている会社に国は味方するのです。

つまり、「鉄は国家なり」なので儲かる商いだと思い○○商事とか○○物産とかが手を出して来たら、○○○製鉄とか○○○スチールが「冗談じゃねえ」って事になり、当然「先生」方より商社はきつ~く叱られる訳です。


ビジネスについてです。

「商社なのでレアメタルを仕入れて売っている商売」って株雑誌とかには書いてあると思います。で、「レアメタルなので今後は超良くて~株価は5倍~」とか私より頭が悪そうな人が記事とか書いてません?

それで「最終的にはM&Aしてるから、すごい~みたい」な感じで締める。基本、M&Aって失敗の方が多いですけどね・・・。

ともかく、ビジネスについては非常に強いのです。理由は単純で、レアメタルの需要が増えてくるから。レアメタルって製品の品質を上げるために使用されています。電池の寿命を伸ばすためとか、液晶を明るくするとか、さらには金属の耐久性、磁力アップとかね。研究レベルでレアメタルを使っている製品もあれば、実用ですでに使われているものもあります。研究と実用になった際の需要って桁違いに多くなりますよね。

結構大手の電機メーカーの購買の方などに知り合いのアナリストを通して聞いてみると、レアメタルを結構買っている。しかもマーケットが不明だから困っています。どこかまっとうな商社がマーケットメイキングをする必要がありますね。


という事を単純に頭に入れながら、財務諸表を見てみます。

まず原価率が超高いって思います。95%ですって。でもこれは商社の鏡です。供給する当社がお客さんをボッタクってないって事ですよ。これは当然、上場しているからそういった数字を見て判断できるのです。上場していない謎な海外企業であればここでボッタクる可能性があります。

買う方は安心ですね。

将来的にはレアアースを使って技術革新が出来て、実用化されれば、需要増でウィンウィンっつー事です。って事で商社が安定して安価またはそれなりの価格で供給するって事が「商い」なのです。会社だけではなく、国として考えての商いですね。

で、安全供給をするために色々な会社をM&Aしていると。じゃあどのようなM&Aかって事ですよね。直近のユニバーティカル社と大羽精研社ですね。両社とも結構似ている部分がありますので簡単に気付いた所だけ、

買収価格はPER8.5倍の水準のような。(ユニバーティカル社の税率は30%とかで計算しちゃった)
自己資本比率が高い(長期で見ればアルコニックスの自己資本比率が改善する)
利益率がよりも高い
1年間の売上金額≒買収金額みたいになってる

ってまあ、色々出てくるのです。どうやらデューデリだけコンサルを使ってそれ以外は独自でやっているようですね。素晴らしいと思います。買う側から見たら買収金額は相手が怒る寸前レベルの割安で買うべきなのです。それで相手が怒ったらご破算する。で社内でやっているから、この買収情報は何処にも漏れないのです。


もしも、コンサルと組んじゃうと、買収先の会社の値段が他社に出ちゃいますよ。

ご破算しても、他に買ってくれる人がいたりしちゃうんです。コンサルは「なんだよお~アルコニックス、だめじゃん」、「じゃあ○○商社に電話しよ~」って事になります。

彼等はインセンティブ命ですから(笑)。売れなきゃカネが入らないのです。
もちろん、守秘義務はしっかり守りますが抜け穴はいくつでもありますので・・・。

という事でこのM&Aってアルコニックスしかその理由を知らない超極秘M&Aなのです。当社は様々な事情が織り込まれているのです。株雑誌に3行しかコメント書けないといった時点でもう当社をピックアップしてはいけないのです。「東洋経済」とかでレアアース特集とかで、たっぷり6ページみたいな企画でないと当社の説明はできません。

色々良さそうな事を一言でシナジーって言うんでしょうね。まあそのために買収先を買うための借金が必要です。ここにも当社の戦略が隠れているように思います。ぎりぎり1年で返せる金額にセットしている。そう、現金+売掛金を超えないようにしているのかなって。

当社の連結貸借対照表は本当にシンプルです。単位は百万円で大きい数字(5桁とか)と小さい数字(2桁とか)に分かれます。商社なので無駄な事はしないのです。で大きい数字はそれなりの意図がある。これはなかなか聞いても教えてくれないのでここは自分でストーリーを考えてください。

私は前述のように考えたのです。

となると、財務健全性分析などをしても色々出てきますが、私としてはまず1年は何があっても大丈夫である。ただ1年目でダメで2年目もダメな兆候が出たらアウトみたいになるのです。


株価を見てみます。

1880円、実質ベースでPER4.87倍、PER0.84倍、配当利回り3.19倍、時価総額119億です。割安銘柄となっています。で、前述の通り、財務健全性と利益率改善のM&Aをしている。


私の投資判断は「買い」となりました。


M&Aが成功すれば当然これからさらにPER、PBRが安くなります。これは見逃せません。
ビジネスにおいても今後シェアを伸ばしていく可能性は高いです。外務省出身の取締役がいるではないですか。レアアースにおいて当社を騙す外国企業がいれば国際問題になっちゃいますよ。逆に考えれば、それほどレアアースに日本はがんばっている証拠なのです

日本政府は2010年10月に「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」を決定しています。対策は5兆500億円規模でその中にもレアアース(希土類)の安定確保策ってありました、日中関係の問題で。

え?2010年って民主党政権でしたね・・・。時はすでに2013年。すいません。


最後に、
どうもこの会社の中にはとてつもなく頭の切れる人がいそうな感じです。理由として有価証券報告書の文書って結構コピペとかでいい加減な部分が多いじゃないですか。時価総額が20億位の会社が「我が国は~」って書いているように。

その中で当社は明確にしている部分は非常に明確なんです。しかもプロっぽい。
その部分を抜粋します。

①利益目標
連結経常利益:平成26年度 45億円以上
連結純利益 :平成26年度 26億円以上
②経営目標
株主資本利益率(ROE)  :13~15%程度
ネットDEレシオ     :1.0倍程度
③投資計画
3年間で30~40億円 M&Aについては別枠で検討

個人的には外国人投資家が好きな表現だなあって思う。当社の会社説明の資料も上手です。
それで、昔から当社を保有しているフィデリティが3月29日の期末に買っている。

「ふーん」って思う訳ですよ。


がんばれ、アルコニックス!!

9639 三協フロンテア



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9639三協フロンテアです。
英語表記ですと「frontier」ってなっていますが当社の英語の発音は江戸っ子なまり的な感じですね。

プレハブとかを売ったり、貸したりしている会社です。トランクルームもやっています。当然、仮設住宅も取り扱っている訳ですよ。復興銘柄だし、割安スクリーニングで出てきたのでなぜ割安か調査をしようと思いました。だって株価だけ放っておかれたらおいしいって事で「買い」ってなるじゃん。


ビジネスについてです。

まあ、最初に書いたのでオッケーでしょ、前期からやっと連結になったし、ビジネスは本当にそれだけ、詳しく見たい方は当社のホームページをのぞいてあげて下さい。で、営業所も全国にあるので全国をカバーしているって事で。

有価証券報告書の営業未収入金や売掛金を見てもそれぞれ、その他1073件、481件ってなってるでしょ。ここでも全国区って解りそうです。

で、何度もしつこいですが、ビジネスはプレハブを作って売ったり、貸したりしています。なので、お客さんは当たり前ですがそれを必要とする人ですので建設業とかになります。最近では野外フェスとかのフード小屋なども手掛けているみたいです。


財務諸表についてです。

微妙につまらないレベルの財務諸表です。怪しいものはほとんど無しなのでこれまた財務健全性分析とかを超マジで分析する時間は無いのです。ある程度見て、レシオを計算してオッケーってなります。

プレハブって材料は安くて組み立てると商品になるから価値が一段と上がるんだなって思った位です。とゆー事は、儲かるビジネスって事なんです。投資をする際、当たり前ですが、儲かりそうな会社に投資する訳ですから、こー言う、シンプルなのってかなり投資家にとってはありがたいです。

で、ビジネスのカギは何だ?って考えると、「お客様」ってのが当たり前の答え、それをゲットするには、「先生」みたいな人とお近づきにならないとダメな感じですかね。

まあ、トップが早稲田大学出身だし、そういった人脈もあるだろうし、当社の「社会との関わり」って所を見れば、この一家も地元の名士である事になんの疑いも持ちません。出身大学も応援しているし。で毎年何人か素晴らしい人材が当社に入ってきてくれるし。

やっぱり、早稲田レベルの学生だと頭の質が違います。ええ、マジで。無駄な事は徹底的に排除し、優先順位を付ける習慣があり、短期間にエネルギーを集中し、一気に学習してしまう能力が彼らにはある。なんで大学入試試験に受かる事が出来るのです。

昨日のレポート(4月4日、8767ウェブクルー)でちょっと有能な人についてまあまあ悪口を書いたので反省し、こちらプラマイ0とします。有能でない人の、有能である人への嫉妬です。(私の文章で私がどちらの人かは解ると思いますが・・・。文章で「ちょっと」って書いておいて、その後で「まあまあ」ってつけるのは日本語では変だしね?)

この人と同期だったら同窓会とかの会費とか全部出してくれそうだよな~って思います。同窓生にこういった方、一人くらい欲しいですね~。貧乏人的思考。


といった流れで本題に戻りながら、有価証券報告書、株主を見てみるのです。

和幸興産って会社が41%の株を持ってると。当然、長妻家の会社です。これまた当然ですが、和幸興産は三協フロンテアの親会社になりますね~。

さらに当たり前ですが「親会社の決算」とかいって三協フロンティアからIRされるのです。大抵、こういった会社で「先生」に色々勉強を教えてもらったりするのです。

つまり「先生」みたいに人をこういった会社で顧問、取締役とか色々な役職で就職させちゃうのです。
まあ、当たり前すぎるのでそうなると、こうなる的な事はこれ以上書かない事にします。

それで2位、3位株主は長妻家です。14.19%と9.2%。オーナー会社だね。


株価を見てみます。

627円、実績ベースでPER5.6倍、PBR0.7倍、配当利回り4.78%。
そりゃ割安スクリーニングで出てきますわ。

なんで割安になったんだろうって考えると、純利益でした。2012年は復興需要とかで売上が倍、利益はもっとすごいう事になってる。1株当たり利益が2011年が7.7円なのに2012年は111.7円。14.5倍、ドーンってなるんです。


じゃあどっちが正しいんだろう、今後どうなるのって考えるとPL(損益計算書)を3年分位見ちゃうのです。

で、製品売上高だって解る。昨年の倍売ってるのに関わらず、販売費及び一般管理費合計の割合が下がってる、給料及び賞与がまあまあ増えてる、営業さんのインセンティブかな、おめでとうって事です。考えたらあたりまえですが、これが復興需要なパワーなのかって身に染みるのです。

お金の回収もかなり早くなってるし。売掛滞留日数25.7日って本当に早い。ちなみに2011年は58.7日でした。ってか復興でちょっと長めに見てあげるイメージだったのに逆に危ないからすぐ回収みたいな感じになるのかな?商売は怖いね。

それからもたらされるのが営業利益、経常利益って事です。経常利益がすごいのです。創造できる通り、前年より1ケタ多い訳ですので。


私の投資判断は「買い」です。


株価だけ放っておかれているって判断です。

単純で本当にゴメンなさいですが、復興需要があれば、今後も2012年のような決算になると考えます。で当社の東北にある営業拠点は2011年で5か所(実績)、2012年で14か所(実績)、2013年のでは24か所にする予定であると。

復興需要は「つづく」です。

「先生」とかにも意見を聞いているのです。だから営業拠点を増やすと。商売上手って事ですよ。まあ、復興需要が鈍化したら昔のレベルの経常利益に戻るのではないでしょうか?


最後に
復興需要の押し上げってどれだけ?ってよくアナリストとかエコノミストとかで話題になります。当社も単純に売上を前年度と足し引きでも出るし、それぞれのセグメントの違いとかで計算もできる。当社の場合はレンタルと製品売上が2つの柱で2012年度は製品売上が良かった。

でも、当社に関して、今後は四半期の数字を見ながら「つづく」なのか判断して良いと思う。季節性もないので25%ずつ足せば良いので。


がんばれ、三協フロンティア!!

8767 ウェブクルー



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8767ウェブクルーです。
保険の見積もり、比較サイトなどを運営している会社です。「ズバット○○」みたいな感じで手広くやっています。そのノウハウを生かし、保険サービス事業、生活サービス事業、車関連とか色々手を出しています。連結子会社18社。

最近ではライフネット生命(7157)リブセンス(6054)がそれぞれ後発として入ってきましたね。ライフネット生命はビジネスそのものがライバル、リブセンスはアイデアが同じ感じですね。

こういった参入障壁が低い中、当社の売上、利益は両社の合計よりも高いのです。しかし時価総額は両社よりもはるかに低い。調査してみます。


ビジネスについて。
当社は一括見積、一括資料請求などが出来る「ズバット」シリーズが好調です。いくつかの事業がありますが、収益は「保険サービス事業」、「生活サービス事業」です。

保険サービス事業の直近3年の利益寄与率は68%、69%、73%です。また利益率は15%、20%、24%となっていますね、売上増加率は27%、13%と増加。ドル箱事業です。ただ、NKSJひまわり生命保険、メットライフアリコが売上の33%を占めている事だけ注意ですね。

生活サービス事業の利益寄与率は37%、37%、19%です。利益率は35%、44%、29%です。売上増加率は28%、17%となっています。悪くはないですね。

で、当社は第三の収益源を探していて、それらは車関連事業、メディアレップ事業、フード事業、不動産事業、住宅関連事業となっています。これらの寄与率などは少しだったり。、赤字だったりするので省きます。


こういった多岐にわたるビジネスを展開すると、アナリストは非常に困惑します。特にフード事業とか出てくると彼らはもう調査が出来ないんですね。IT業者がどうやってレストランを経営するの?ってなるのです。で、調査できない理由として、イケイケビジネスモデルは厳しい、社長の勝手で動いてるとか、最終的には連結子会社が怪しいとか意味不明な事を運用会議とかで言っちゃうんです。

当社の「7つの行動指針」もフェイスブック的には「いいね!」なのですが、アナリストから見ると、「何で稼ぐ会社なのか不明~」、「会社ですよ、自由とかって理論性がない、矛盾してない?」ってなるんです。

感覚的にですが、ほぼ95%位のアナリストは出身がエリート級ですので、社会人になってから遊びを覚えます。そうなるとまず調査のレベルが落ちてきます。で優秀ですから逃げ道だけは上手に作ります。クビになったら遊べませんからね・・・。


本題に戻ります。

で、まあ、当社は次の一手を探しています。当社のホームページでも「新事業プランナー募集」とかやっているのです。会社の看板とITを駆使すれば可能性は結構大きく広がるのではないかと思います。こういった所に若者も就職して欲しいと思います。


それで新規事業を色々見ていますが、まあ赤字が多い事、となると怖いのは事業撤退の「特損」ってなります。赤字が続いて、設備投資を増やしていない事業などは撤退するのかな~って思いますが、意外とどれも3年連続で赤字にならなかったりして頑張ってる。

担当者ががんばってる証拠って事でいいですか?

直近ですとカーチスホールディングス(7602)の株とかを買っていて、今後は車関連事業に力を入れるのかなって思います。まあ、第三の事業に一番近いのが車関連事業だしね。利益寄与率は7%の利益率は10%なので。勢いに乗ればです。


財務を見てみます。

色々なレシオを計算しますが、とりあえず言えることは結構借金をしてレバレッジをかけている。で、現金も持っているがチャンスの時用に取っているんだなって感じ。もしくはそうでない時に配当とか自社株買い。

資本政策はオッケーです。


次にどこで損する可能性があるかって事ですが、関係会社株式15億、ウェブクルーファイナンス11億を貸しています。これ位しかないのです。当社はこれが全部一気にぶっ飛んでも何とかなる手を打っています。それは資本政策の所で計算済みですので大丈夫。

手広くやり始めた会社の怖い所は新事業でホームランを狙うって事です。その特損で本業も傾くとか、むしろ本業も傾いたので新事業でみたいな所です。万年赤字になっている会社のほとんどがそうです。オーディオからアパレル、アパレルからヨガ教室になりました、みたいなのね。(すでにその会社は上場していませんが、もう吹っ飛んでると思います)

吹っ飛びそうなIT企業のやり方として、転換社債を第三者割当で発行したりします。当社も発行していて一瞬寒気がしましたが、第三者はSBIに向けてだし、転換価額も710円だし、ビジネスで組む訳だからオッケーです。


株価を見てみます。

462円、PER9.6倍、PBR2.2倍、配当利回り4.3%です。
グロースとしての銘柄でちょっとPERも安いのでラッキーってなります。で配当も高い。

後は成長を考えて見ますが、当社の目標は「中長期的には、毎期連結売上高20%の成長と連結売上高経常利益率15%及び自己資本当期純利益率20%を達成すること」と有価証券報告書に書いてあります。

グロース株ゆえに、これが信じられる人しか投資できませんよね。

で現在の株価で企業業績を当てはめて計算すると、PERが7倍まで下がります。これって去年の安値の水準のPERより低いのです。つまり、株価が置いてかれているって事。去年は402円でPER8.39倍、同PERで今年は560円になります。


私の投資判断は買いです。


当社子会社役員による不正行為とかはやっぱり出てきますが、ビジネスが生き生きしてる。で、どんな事もチャレンジする、そのチャレンジに取れる金額もしっかり考えている。失敗しても死にはしない。グロース株じゃあないですか。

後はちゃんと四半期で辞めちゃう事業は無いか、訳の解らない損はないか、既存ビジネスはオッケーかをチェックする必要があります。まあ季節性のないビジネスですので会社予想の25%を達成してるか数字を拾うだけでも良いですね。


最後に、
上場が2004年ですと、当時の社長さんって証券会社の人を下に見ていました。今はリーマンショックもあって、ちゃんと証券会社の「プロの意見」をちゃんと聞いて実行する社長さんが株式市場でのチャンスを掴んでいるように思います。良い意味で草食系社長です。

なので同業他社はマーケットで大きく評価されて、赤字ばっかりなのに時価総額だけがデカくなる。で2013年はちょっとだけ黒字出ますってのは、まあ、いつもの事で・・・。

社長ってのはやっぱり自分で物を考え、ビジネスのかじ取りをするべきです。ジャック・スパロウ船長じゃなきゃダメなんです。でちゃんと利益を山分け(ストックオプション)して、税金を払った社長がエライのです。ジャック・スパロウって別にハーバードに通ってた訳でもないし、最年少でもないし・・・。みたいな事を思うのです。

ってか気づけよアナリストって感じです。



がんばれ、ウェブクルー!!

9820 エムティジェネックス



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9820エムティジェネックスです。
森トラスト傘下の会社です。森トラストが53.2%で筆頭株主です。
ビル、住宅、ホテルとかの管理ですね。まあ、森トラストの管理している物件の管理がほとんどって事です。詳しい事は会社概要に書いてありました。

森ビルの勢いは東京都に住んでいる方ならわかりますよね?丸の内トラストタワー東京汐留ビルディング赤坂ツインタワー城山ガーデンコンラッド東京シャングリ・ラホテル東京などを運営管理しています。詳しいことは森トラストのHPで見てください。

当社はここ5年、しっかりした経営で黒字を出しています。今後、大規模な受注があれば当然利益も一気に膨らみます。そんな時、どのような影響が当社株式に起こるのか、気になったため、調査します。


ビジネスについてです。

前述の通り、森トラストからがほとんどで50%を超えます。それ以外でも東急ファシリティサービス株式会社Shangri-La Hotels Japan 株式会社、東麻布アネックス管理組合と様々ですが・・・。

「あれ森ビル系じゃん」って思った方、素晴らしいです。
そういう事なのです。森ビル次第って事です。

一応、当社のリスクとして、26名しかいない会社だからデカい契約が入ったら対応できないって有価証券報告書の事業のリスク等で説明してありますが、そんな時は上手に人が入ってくると思います。逆に人が一気に増える場合はそういった契約が入ったのかなって考えます。

実際、契約を取ったら外注に出してマージン取ってんじゃん。完成工事原価報告書を見ると、外注率は90%を超えてるし・・・。買掛金を見てもそれぞれシャッター屋とか水回りとかそのまま業者に分投げです。じゃあ、デカい契約も問題なしです。

独禁法に引っかからないレベルの独占状態です。おいしいビジネスです。


財務諸表を見てみます。

退屈です。淡々とビジネスをしているため、ツッコミ所がありません。怖い部分は少ないって事です。ただ「関係会社短期貸付金が11億」が嫌いです。だって、当社の時価総額は15億円です。まあ、自己資本の範囲内だから株主も文句を言わないと思いますが。

全財産150万円の人が誰かに110万円を貸すって事はかなり特殊ですが、ビジネスでは色々あるのでまあ、そこまで問題ないのです。

例えが素人っぽいので簡単に付け加えると、全財産150万円は額面であって実際はもっといっぱいあったりして、さらにはこの人の年収は今年1000万円になると、で110万貸した人も来年は年収1000万円になると。そう考えると110万円って何ともない金額になるでしょ?

伝わってます?

あとは決算短信を見ると、決算補足説明資料作成は無し、決算説明会の開催も無しです。だって説明する必要ないでしょ。たまにこれで激高する投資家もいますが、正直、笑いものです。会社法で定められているので株主総会はやらなければ行けませんが、正直、それすら行く必要ない位シンプルなのです。


株価を見てみましょう。

141円。実績ベースでPER7.58倍、PBR0.88倍、配当利回り2.84%です。割安に入ります。ここでさらに今後の成長が期待できれば投資妙味が一段と増します。

で、会社予想を見てみると・・・。成長ゼロみたいな感じです。そりゃそうだ。客も決まっているし、それ次第だし。今後の森ビルの動向を知っていても、こうなりますって数字を開示したくないだろうし。

なので、自分で計算するしかないのです。

まあ、当社の様な「最強のお得意様」がいる会社は多数あります。そういった会社が嫌うのは、下方修正、減配です。配当が頻繁に変わると大株主は大変です。少なくとも銀行の金利よりは高く配当してもらいたいのです。そうであれば大株主はずーっと投資を続けられるので。


余談ですが、

大手商社が大株主の上場会社の配当って結構高いんです。3%以上とかですよ。銀行から借りて投資して、配当貰ってサヤ取りしてって事ですね。銀行も商社ならいくらでも貸して良いと思っていますので。

中小企業にはカネは回ってきません。


話を戻します。

最悪でも、現状維持の数字で計算すると、当然PBRのみが割安方向に進みます。2013年で0.76、2014年で0.71、2015年で0.66です。


私の投資判断は買いになりました。


理由として、当社は淡々とした経営をしています。で、一度も大きな儲けを出してないのですが、出した時にどこが動くか気になっているのです。どのみち、そうなった時にはどれかのレシオが大きく割安になります。その瞬間、機関投資家が捉える可能性は高いです。

また、リサーチ方法として、ホテルやマンションの管理の人に聞けば良いのです。「大規模な修繕工事」がある際には誰かが受注する訳ですから、ホテルの人に「駐車場が匂う」とか言えば「すいません、ただ近々修繕工事をするのでそれまでは・・・」とか聞けちゃうのです。

それに森トラストのHPをチェックすれば、何かと情報が出てきます。リサーチもラクです。


最後に、
こういった会社は割安では買われず、超割安までなると割安水準まで買いが入る「万年割安株」の可能性があります。過去の株価を見ると40円とか付けてます。

割安で買うか、超割安まで待つか、難しい所です。アナリストとしては買いたい所ですが、こういった場合、ファンドマネージャーと相談になるのです。


がんばれ、エムティジェネックス!!


7624 NaITO



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7624NaITOです。
なぜNaITOの「a」だけが小文字なのか気になります。調べてもだめでした。
切ったり穴をあけたりする工具を販売している会社です。専門的な工具を取り扱っているのにもかかわらずHPの商品情報に「イチオシ」っていう商品カテゴリーがあって不思議に思います。

岡谷鋼機が当社株式を49.4%保有しています。

今までのブログである程度お気に入りであった会社を調べつくしてしまったため、スクリーニングで割安となっている会社を抽出し、片っ端から調査し、レポートします。


ビジネスを見ます。
前述の通りです。で、株主は岡谷鋼機(7485)日立ツールタンガロイユニオンツール(6278)京セラ(6971)不二越(6474)など大手企業が上位に出てくるのです。タンガロイは上場していませんが、ウォーレン・バフェットのお気に入りの会社ですね。

気付きますよね?

これだけの会社が当社の大株主であれば、当社は非常に優れた技術を保有している可能性があるのでは?って考える訳です。

それが正しいかどうかは有価証券報告書に書いてあるのです。

買掛金(仕入れて)
京セラ㈱4.2億、タンガロイ2.7億、ナカニシ2億、日立ツール1.9億、不二越 1.5億
売掛金(売った)、ツガミ 1.7億、橋本商工1.3億、高木商会0.9億、大和商会0.8億、タック0.7億

って事なので、技術がすごいとかの裏付けにはなりませんでした。
なのでビジネス、技術力についてはまあ、そこまで気にしない事にします。


財務を見てみましょう。

優先株が出てきちゃいました・・・。優先株を発行するって事は、普通株を発行しても買ってくれないって事が後ろにあるのです。会社としては優先株を発行してまで資金が欲しいって事なのです。優先株はそれなりにルールがあって、また引き受けの金額も大きいのでなかなか個人投資家には浸透してないですが、ヘッジファンドなど、機関投資家からすると非常においしい案件です。

で、優先株を見てみると、MSCB(行使価額修正条項付新株予約権付社債)なのです。この時点でもう投資対象としてアウトの可能性が大です。

桁を少なくして、簡単にMSCBを説明すると、
1000円欲しい人が転換社債を発行します。価格は10株×100円。発行済み株数は100株とすると、転換社債が株に転換で発行済み株式数は110株、になります。
でも、もし株価が下がって50円になったら、1000円÷50円で20株発行に「修正」されます。株に転換されれば発行済み株数は120株となります。

一株当たりの希薄化がどんどん進みます。
まあ、株価が上がれば良いのですが、普通株を発行しても買ってくれない会社がどうやって上がるのかは不明ですね。こちらのIRを見ればわかりますよね。

ファンドであれば、証券会社から普通株を借りて、同時に優先株も買います。それで普通株を思いっきり市場で叩き売って、最後に優先株を安値で転換して証券会社に返します。

まあ、当社の場合、転換しなくても日本円Tibor + 1%の金利が貰えるので良いですね。

当社の優先株は、みずほ銀行、りそな銀行、野村証券、千葉銀行、三井住友銀行などが引き受けました。まだ持っているのかな?誰かに売っちゃったのかな?

そんな事を考えながら短期借入の数字に目を向けます。

みずほ銀行10億、三井住友銀行6億、りそな銀行5億、常陽銀行2億、三井住友信託銀行2億ってなっています。みんな下一桁がゼロって事は今年借りて来年返す借入って思うのです。だって10億円を3年で借りて毎年返済していけば残りの1年は○億○万○円ってなるでしょ?

そんなことでもう、微妙としか言えなくなってしまいました。


私の投資判断は「却下」です。


株価も見てみますが、

701円、PER13.4倍、PBR0.4倍、配当利回り2.85%です。
PBRだけ見れば割安ですが、資産の中身を「コメ兵」が買い取るならいくらになるかって考えると・・・。


最後に、
こういった株が大化けするときは「V字回復の初動」を掴む事です。「V字回復の初動」はチャートの「びよ~ん」って動きを見る事ではなく、四半期報告など、会社側から出てくる「業績」を分析しする事です。

優先株をきれいに消化したり、大手の出資を受ける、また大幅なコストカットや売上高と経常利益の数字と率の回復など、様々です。

そういったストーリーを前もって決めておき、株価もその位置まで動いたならば、投資をするという「メモ」を残しておく事位であれば、さほど時間の無駄にはならないと思います。


がんばれ、NaITO!!

2146 UTホールディングス



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独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!

2146UTホールディングスです。
製造業派遣や請負をしている会社です。最近まで半導体にターゲットを絞っていたのですが、製造業全般になりました。

改正労働者派遣法」の影響でどうなるのか、また政治の関係で今後どのように当社が動くのかという事に興味があります。また、やたら強気の経営計画も今後どのように実行されるか、そしてそれが達成した時には株価にどのような影響があるのかが気になり、調査する事としました。


ビジネスについて。
工場などから人材が必要だとの連絡を受け、人材を派遣させるというビジネスですね。とりあえず仕事を探している人は当社の連結会社に登録などをしてメンバーになるのでしょう。当社従業員は109人、連結では6,272人ですので。

まあ、でも派遣の仕事として1年間×5個の仕事をした人は社会に出ますと「派遣の人」っていうキャリアになります。ただ、当社で1年×5個の派遣の仕事をしたとしても、「半導体のある程度技術を身に着けている人」ってキャリアになるのでしょう。

「派遣」に付加価値を付ける。
お客である工場はコストダウンが出来る。

って事が強みかなって思います。

でも、昔のアデコとかが、超優秀な派遣をやっていた時期があって、でもアデコ自体が有名になってくると結局、「派遣の人」は「派遣の人」として社会に認知されてしまったように思います。当時の外資系金融の外国人役員の秘書とかってみんなアデコから来ていたな~って記憶があります。


強気の経営計画について見てみます。
会社HPに色々説明していますが、ぶっ飛んでます。EPS成長率30%以上、総還元成功50%以上。2016年の売上、利益等は今の約3倍だ~ってなっています。(このページの下の方)それを毎年どれだけ成長できればその数字にたどり着くのか計算をすると・・・・。まったくたどり着く気配がないのです。

じゃあ何か資本政策とか、ビジネスの戦略とかが無くてはダメなのです。それを探るも見つかりません。当然、そんなおいしい戦略をHP上に載せる事はないです。でも本当に可能であれば、数字で結果を残してほしい訳ですよ。

機関投資家はそんなに暇じゃあありませんから、企業のHPとか隅々とか見ませんよ。数字とかレシオとか計算して「はい、終わり」ですので。


株価を見てみます。

59,500円。PER13.97倍、PBR4.92倍、配当利回り4.2%です。
グロース株として考えたいのですが、ビジネスについての話はしましたが、急成長であれば4.2%も配当を出さなくても良いわけですが・・・。配当をもう一度当社に投資すれば有能な経営陣がさらに儲けてくれる筈なので・・・。

会社がHPで出している新中期経営計画の数字を叩き込んで計算すると、2015年にはPERが3倍になります。うーん、本当ですか?


私の投資判断は却下です。


理由としては現在の所、会社予想の数字には達成不可能であると判断したためです。ただ、もし達成可能性がある数字が出てきたら、買い対象としてはとっておきの銘柄になるのでは無いでしょうか?

また、当社は色々なところに色々な指標を出しているのですが、それらを組み合わせて計算すると、どれも微妙にズレがあるのです。だってそれぞれの指標って計算すれば出てきますよね。

当社の投資対象としていくつか微妙な点を挙げておきます。

従業員の平均勤続年数が1年未満
役員報酬が4人で1.49億
子会社が親会社に比べ、かなりデカい
従業員の給料に自社株を混ぜている

まあ、数点は説明がつくから問題ないのですが・・・。


最後に
当社HP上に社長ブログなるリンクがあったのでクリックしたら・・・。
「来年はエベレストチャレンジ」、ゴールは「登って生きて帰ってくること。」だそうです。
で、色々読み進めると、「僕は30%持っているけど会社はパブリックです」って。

人間的にはステキな人だと思いますが、投資案件先のトップとしては、ちょっと待ってくれ~ってなってしましました。


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一時、伝説となった某有名中小型株ファンド「T」で株式投資の極意を学びました

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ヘッジファンドについて、また金融業界にかき消されているブラックボックスの部分も書こうと思います

「T」は匿名性の高いファンドです。それは、「ファンドはパフォーマンスで答える」必要があり、「誰が運用している」というのは関係ないのです

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なので、
私も匿名性を持ってこちらで活動させて頂きます

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