海見えて

海見えて

海見えて ぼくの形に 枯ひまわり  ・・・えぞを 
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静岡へ・・ 4

 靴が履けないので もっぱら 二人のお洗濯に専念した。
ちょうど 冬物の厚手のものが多かったので・・

娘は 買ってきた小さな食器棚を 組み立てたり あちこちに突っ張り棒で
棚を組み立て・・たちまちに使いかっての良い部屋にして行く。

毎日 美味しくてお安い~いちご~を買って来て貰い
食べて 食べて!!

静岡の空は 花曇り・・ こうして4日間を過ごした。

持参のバックバンドの靴を改良して、厚手の靴下の先を切り
歩く事が出来るようにした。

20日・・どうしても訪れたかった~MOA美術館へと向かふ。

右へ左へ 正面にと次々現れる・・富士山・・
この感動を何に例えん

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娘にも、孫へも見て貰いたかった・・美術館へ三度目の訪問が叶う。


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重要文化財でも・・殆どが撮影可能になっていた。

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黄金の茶室は再現されたもので
折りたたみの様になり 何処へでも移動展示が可能と 二回目に
訪れた時に聞いた。 それから札幌の百貨店の催事か?
或いは札幌の近美で見たような気がする。

作った秀吉には 呆れるばかりだけれど・・
これを見た  千利休の姿を思い浮かべてしまう。

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熱海海岸・ 運河?

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街路樹が 南国なのですね。

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長崎のような夜景になるのでしょうか? でもポツリポツリでなくて
この狭い山に 這い上がるように 密集する家・家。
原野の中の広ーい平地に住むわたし達には、想像も出来ないこと。

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静岡へ・・ 3

ナビなしではとても走れないと 始めて通る道・・
北海道と違い 道の幅がとても狭い。
山間は これが国道か・と思うほど・・。

でもふと現れる こんな風景は 心の休息になる。

おそらく 何百本の鯉のぼりだろう・・

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LINEのやりとり・・
ピョン 「そろそろかな?」
あーちゃん 「マムは 苦戦中です。あと40キロくらいかな。お腹すいたら食べていて下さい」

ピョン 「こんにゃく冷麺と 豆腐米粉ピザとどちらが良い?」

可愛い笑顔が待っていた。

冷麺を食べて (わたし初めて食べた。)

台所へ・・危ないと思ってピョンは あちこちに 段差有りの張り紙をしてくれていた。

なのに  左足を引っかけて 転倒したあーちゃん   

二人は近くの薬局へ走った~ 24時間薬局のありがたさよ 
親指の爪が根の所はくっついているが 剥がれてしまった。

冷やして脚を高くして痛み止めを飲み 眠った。

この先の旅を思い 暗澹とした。  

次の日 甲の所が ポンポンに膨れた足・・外科へ・・

病院のスタッフの皆さん 優しいだけで無く 適切なアドバイスと
治療をして下さった。

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静岡へ・・  2

新潟港から」向かったのは 長野県野沢温泉・・
13の外湯を巡るつもりで勇んで出かけたら・・どの場所も狭く
駐車するところが無い・・村の方にお聞きすると 

「ここは原則 車で巡る所では無い」とのこと・・~~
一カ所見つけたパーキングは・・いつまで経っても満車のまま。


真田幸村の郷をさまよう・・・子ども時代・・日本史が好きだった。

上田城  さくら 圧巻・・外堀に綺麗な花筏が流れていた。

カメラ故障で・・写真無し・・

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真田村 資料館  桜がきれい!

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在りし日の えぞを談~  自分は忍者の末裔だと語る ア・ハ・ハ 

えぞをさん あの時食べた ~おはぎ~食堂にあったよ。
でも・・お休みだったワ~

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静岡へ・・  1

「暮らす様に旅をする」・・は原則として ひとり旅でなくては出来ない
と言う事を 知る。

今回は 私の一番小さい孫の ピョンピョンの新居訪問と
社会人一年生の孫へ 激励と応援へ行った・・ はず。・・だった 

   フェリー ・・小樽~~新潟  4/13・・  小樽・・17.00発
                 4/14・・  新潟・・09.15着

  フェリー名・・・らべんだー  平仮名

沖合に出て間もなく・・娘が 「イルカだー」と弾んだ声で~~
すると お隣の男性が 「少し大きいようだ」という。

私 小樽の水族館を思い出し 「トドかもしれない」などと・・

水面に たくさんの魚影が・・すると 誘われるように
カモメの群れが・・海面すれすれに飛翔・・

やがて・・
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わたしは のーんびりサウナ付 露天付 のお風呂へ入り
夕陽が見られず  

それから・・個室の部屋へ・・・この船には 大部屋が無かった。
気が付くと みんな個室になっていて・・防音もしっかりしていた。
TVは ヘッドフォーンから聴くようになり・・室温もちょうど良いように
調節されていた。
フェリーとしては 今までの体験上では 最高の船舶かなと思った。

レストランの内容もほどよく、レストランからの展望も良くて  


旅の記録は ゆっくり書いていきます。旅の疲れがどっと押し寄せています。

コメント欄は 開いたままにしますが・・どうぞお気遣いなさらないで下さい。
読み過ごしていただけるだけでも 嬉しゅうございます。

本州のみなさまは さくらが咲き終わり 次の季節へと向かっているのでしょう。
「再びは無い」・・と言う思いが強く こころのどこかが ほころびています。

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暮らす様に旅をする。

 明日新潟行きのフェリーに乗ります。

それから・・日本列島を横断・・さくらが見られるでしょうか?

娘と一緒です。 必要なら車中泊、もしたいと思って居ます。

今回の旅は サーフェスを持ちません。 で・・ほんとうに久しぶりに
日記のノートを用意しました。

それを見ながら・・帰宅後ブログの更新をしたいと思っています。

到着場所は静岡県です。富士山見られるかなー?

お読み下さっている皆様に 何処かの街角で お会いしましょう。

では、また。~~


4

自死

知人の子どもが自死したと 教えられた。

知人には 三人の子供がいて 上の女子はもう数年前に自死している。

真ん中の男子は、生きづらさを抱えながら B型支援の中で 中心的な
役割を果たし・・いきいきと 働いている。

そして今回は 三番目の女子が自死してしまった。

県立大学の福祉学科を勉強した ・・家族の希望の星だったろう・・


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五木寛之氏はエッセイの中で・・・こう書いている。

現代は生きて居る存在の重さ、死の重さというものが
余り意識されていません。・・・中略

かってフランスでは 一万八千人の自殺者が出て大論争になりました。
そこで出た研究結果のひとつとして 一人の自殺者が出ると
家族や親戚、職場の仲間など 周囲の百五十人くらいが
後遺症の残る 心的外傷を負うと 報告されています。

現代の日本の自殺者は 数年前まで年間三万人でしたから 
毎年四百五十万人が 心的外傷を負っていたことになるわけです。

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隣町の中年の男性の自殺者が とても多い。
原因もよく分からず・・リシリヒナゲシの苗を下さったかたも
亡くなった。

押し花額絵を飾る、画廊を無料で提供して下さった
方も自殺してしまった。

押し花の生徒さんの夫や、もう一人の 生徒さんの夫の弟も
同居している 舅も自死した。

共通していることはみんな優しい人だった。


暗い更新になってしまった~

国は ここ数年間に多くの公認心理師を 輩出した。
国家試験も 既に社会人となり一定の資格を持っている人を対象に
受験させ、狭き門の資格を取得させた。

今は大学院を卒業しなければ取れない資格になっている。

ところが人材を有効に使って居ないのだ 名刺の上だけの資格
となっている。

スクールカウンセリング、児童虐待 自傷 拒食、引きこもり
登校拒否 などを救い出し 強いては自死に至らぬように 
活かすことを考えて欲しい。

いのちを 救うために。

何処の町も、精神科の診察が何ヶ月も先の予約になるという
状況にある。 

彼らの活躍が
いま有る命を救うことが出来るとわたしは 思って居る。


明日の明るさを語るべき人に該当しない自分が 残念である。







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え~何これ!

本人でもお金が下ろせなくなった・・というブログを読んだ。

夫の時はゆっくり、しっかり・・死へ向かっているのがわかっていたから
預貯金を全部下ろし 年金が振り込めるように一冊だけ残した。

亡くなってから それを解約して貰うために・・銀行へ行った。

店舗の中の方から伸び上がって私を見ていた。ひそひそが伝わって来た。

亡くなった日がちょうど年金日だったので、下ろして残高が0に近いと
わかっていた。

やがて 行員の方が 解約の書類と2万円を持っていらした。
・・公的年金の 死亡後の見舞金だった。 

本人確認もせず 特別の取り計らいで・・現金を渡してくれた。
「こう言うのを・・隣のよしみ」・・って言うのかな~

行員は 「特別にお渡しします。」とおっしゃった。

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自分名義は2冊だけ残してある。。 そこへ10年使って居ない貯金の案内が
銀行から来た。タンスの底に眠っていた。  

それを下ろすのに寒い冬道を二回往復した。 

原因は自分を証明するためだった。

「マイナンバーカードを持っていると一回で済んだのだが
持っていないために苦労を強いられた」保険証だけではだめだった。

なんだか忌ま忌ましさが残った。


   4月9日の雪・・

なんだかな~の雪。  P1052577.jpg


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    さくらは当然のこと・・ユキヤナギさえ芽吹いていない・・

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死を直視する坂本龍一氏の番組。

テレビを見なくなって 数年経つ。
しかし 大河ドラマの 紫式部がどのように
映像化されるのかと気になって、その時間帯にだけスイッチを入れる。

昨日は 21時から引き続き 坂本龍一氏の 「死の直前」までの 
ご自身の記録が公開された。

徐々に衰弱していく肉体・・何時の間にか夫と重ねて
見てしまっていた。

癌は余命が分かって・・どう自分の人生の終焉を迎えるか
の用意が出来る病気だと・・幾人かの書かれた文章を読んだ。

なるほど・・と思う。

夫の命も癌では無いけれど・・おおよその死期のわかる病であった。
今回「六花の里」を開き・・当時のブログを読む事が出来た。

わたしは 夫の死と向き合い・・記録を執っていた。

中でも 家族一人一人と握手をしているところの写真は
自分でも良く撮ったと! 

ただ自分の写真だけは、片手に重いカメラを持っていた為に
夫に私の手首を持っていてくれるように頼んだ。

今もその時の夫の力と温かさを 忘れて居ない。

今日は、結婚して61年目の記念日にあたる。


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妹の四十九日

妹1の四十九日は 4月9日なのだけれど 日曜日の今日
繰り上げ法要をしていると  妹3から連絡が入った。

「まだ寂しくて 納骨は出来ないと 妹1の息子が言っているという」

妹1は離婚、まだ幼い子どもを二人夫に置いて 出奔した。
夫は再婚せず 二人の子どもを育て上げた。

けれど 今日の出席者の中に 最初の夫が居て
孫達も居たという。

妹1は、最初の夫との息子や娘の世話になり 旅だった。

わたしの様に平凡で つつがない一生も有り・・
まるで小説になりそうな波瀾万丈な一生もあるのだと・・

両親はどう思って居たろうかと・・生前一度も考た事が無かったのに
ふと 問うてみたい気になった。

妹3から 母も時々作っていた・・というべこ餅を作って
供え 手を合わせた。

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笹の葉は 里山の裾野に一杯あるけれど・・
ヒグマが怖くて 近づけない。 

冷凍されたパック詰めの笹の葉は 香りも抜けて 美味しくない。

8

歓びも悲しみも生きていく力になる。

五木寛之氏の 「養生のヒント」というエッセイを読んでいる。

それによると 以前NHKが放送したアメリカの大学病院の
実験の番組で
歓びを感じることと同じ様に、その人が今までに感じた悲しみや
辛い思いを蘇らせて 回想してもらうと 細胞が活性化する
という結果が出た事がありました。

人間は深く悲しんだときには 歓んだときと同じように
細胞がいきいき活性化してきて 自然治癒力が高まっていく

体中につけたコードから モニターのグラフに細胞がいきいきと
活性化したところが映ってくる

神経が細胞の接合部と交流を始めて 自然治癒力が
高まっていくのが劇的にとらえられていました。

これを読みながら・・人間は したたかに出来ているのだと

悲しいときは とことん悲しんでいて良いんだと!
だから~やがて起ち上がることが出来るのだと・・

健康法の中に「笑う」事を奨励し 「偽の笑い」でも良いと
言う人がいる。こういう一面性を 疑ってみる必要があると
教えてくれている。

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 己の感情の赴くままに 笑い、悲嘆にくれていたとしても
人は それ自体が守られているのだと・・思い安心する。

フキノトウが 空き地だらけのこの町に咲いている。
でも キタキツネがウロウロしているから・・・食べられない・・
(エキノコックスが怖いから)

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