海見えて・・11 1992年 11月 15日 発行
ー 並樹君 N子さん 結婚ー (1)えぞを記
とき 平成4年 9月6日
ところ 釧路市ウェデイングホールサンピア
二人の挙式は 宗教に偏することなく 両人が「二人の愛が永遠である」
事を誓い合って詩を朗読しました。
「誓いの言葉」
(並樹) 高山の荒れ地に一輪
頬を赤らめて 静かに咲く
コマクサの様な君を
ぼくは 愛しつづけよう。
(N子) うつむいて咲くこの花にさえ
心をかける
少年のような あなたと
わたしは共に生きよう
(並樹) やわらかな陽の光が
青く澄みわたる山々を
やさしくつつみこむ夏の朝
君は真珠の首かざりをして
輝やいている
君の輝きは
ぼくに 勇気をくれる
(N子) あなたのやさしさに
ふれていると
小さな迷いは
静かに 消えていく
(二人) このときが
永遠つづくことを信じて
共に ほほえもう。
(並樹) 冷たいガラス片が
針葉樹の合間から
吹き付ける冬の朝
小刻みにふるえる君の横に
ぼくは手ぶくろをぬいで
手をかざそう
(N子) このあたたかさ
なんに かえられよう
いちからか そばにいて
いつからか 心をうめ
(二人) ダイヤモンドダストのきらめく
そのときを信じて
共にたえよう。
(二人) 高山の荒れ地に
世界一ちっぽけだけど
世界一穏やかな
世界一かわいらしい
花畑をつくろう
旅人がふっと足をとめる
愛に満ちた花畑に
1992年 9月6日 並樹 N子ともに 28才の誕生日まじか。
(つづく)