海見えて

海見えて

海見えて ぼくの形に 枯ひまわり  ・・・えぞを 
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いま出来ることを!

私の生まれたところは 今朝マイナス3度だった。日中はマイナス2度
凍るような寒風の中 小川でおしめを洗ったと母が言っていた。

此処はマイナス8度で日中はプラス3度 
燦々と入る太陽で
暖房を止めても室内は26度、湿度38パーセントだ。

81歳の時はすでに 母は自分で食事の用意をするのが面倒になったと
老人のケアハウスへ入ってしまった。
至れり尽くせりの快適なハウスは父の遺族年金に支えられて
母なりの幸せな時間だったように思う。

外では厳しい寒さに 健気なパセリが頑張っている。

コロッケ食べたがっていたな~と思い出し パセリも細かく刻んで
いれた。 一個90グラム ~何せ食べ盛りの50代が三人もいる

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帰宅時間がばらばら・・だから顔を見て個人個人に揚げていく。
熱々食べてもらいたいもの・・

そろそろパンの焼ける良い匂いが。。パンはホームベーカリーが
焼いてくれている。

洗濯機も冷蔵庫も掃除機もない 集中暖房なんて夢のような時代に

生み育ててくれた両親に こころからの感謝をしたい。

わ た し 81歳の今日 一生懸命 生きています。

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こころが動かない。

心が動かない。  従ってブログが書けない。
書くこと 実は山のようにある。こころに鍵をかけようとしている。  

鉄輪温泉 外湯で出会った湯友・・何度も時間を変えて行くのに
全く出会わない。

「名前は覚えられないと思うけど その髪は絶対忘れない」
「その髪にしたまま また来てね。 来年また会おうね」

と約束をした。

その話を同年齢の人にして見た。 ぱっと広がったらしい。
遠音あさって帰るという日・・三人ほどの常連さんが
何気なさを装って・・噂話を・・

「土・日以外は 毎日ヘルパーさんに付き添われてディケアに行っているって」

「付添いがいなければ 一人では歩けないらしいよ」

私に伝えているな~ と思って何気なく聞いている。

あれから一年半経っている。人の上に変化があって当たり前
もう私達には 明日の約束が無い。

枯れてなお美しく愛らしい。

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散歩で見つけた 「え?」 こんな荒野みたいな所に?
リンカーンって読めるんだけど・・動くのかな?

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長旅の見えない疲れ

本当にそうだと体が証明する。

昨日7度台の熱が出て 今日は膝から下が萎えて
立っていられなくなる。

皆さんのコメント指摘で十分注意していたけれど・・本当だ。

若くないんだなぁ~ いまさら何を言ってるんだか・・

それでも嬉しいことがあったんだよ。

行ったことの無い町に住むブロ友さんから こんな小物が届き
嬉しくて勇気が出て来る。


それぞれに工夫がされていて
裏返して両面が使えたり 入り口がバネのようになっていたり
スナップも初めて見る物だったり 色使いがとっても良いの
遠音からはどんなマジックを使ったのかな?と
考え込む物ばかりだ  本当に感謝している。

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全く食欲が無くて タマネギの味噌汁にご飯を入れておじやに。
これが 小鹿田(おんた)焼き・・素朴で特別なご馳走で無くても
美味しそうに見えるでしょ。

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下に敷いてある紺のハンカチ 賢治の「アメニモマケズ カゼニモ・・」
詩が印刷されているの。読むと元気出るよ。

何も 体が辛いとき 更新しなくてもって・・たいていの人は思っている
でもね  書いておきたかったんだ。

今日は 命がけで息子を産んだ日なの・・

その息子も54才になった。 バカケの母さんも長生きしてるよね~

          したっけネ~ おやすみなさい。
 

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ばかけーの母さん。

昨日今日と 旅の荷ほどきをしている。
旅先へ送った段ボールは 2個だった。 
なのに送られてきた段ボールは5個??何をしているんじゃろー

しかし さつまいもも 冷凍の地獄蒸しのおまめも
こんな大きな柿も此処には無い・・ゆずも かぼすもあっても高い
だからムリしてしまうんだなぁーゆず胡椒もルーが喜ぶとか。

誰かが嬉しそうにする  想像するのは最高の喜び

あっ 柿ね 三回に分けて・・アレルギー起きなかった 

ホトケノザ・・生徒さんにも分けて植えた。

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香水の博物館で求めた サンタさんのお腹の飾り
夜になるとLEDが光る。
サンタの左横の石・・明礬温泉で拾ってきた 
   (そうか・・だから荷物がどんどん増えるんだな)

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外は
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氷に閉じ込められた木の葉。

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誓いの言葉
冬・・体力を落とさないようにして 来年の旅に備えよう。

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まだ夢の中・・

21日は緊張していたせいか早く目覚める。
地獄釜で炊いた冷凍豆は 手持ちにする。

それに押そうと採取した野の花でいっぱい。

パソや 保険証など大切な物はリュックに入れて背負った。
100パーセント還元で無いリンゴジュースを持ち
ポットはそば茶を入れた。 ゲートではいつも一口飲んで通過する。

大分空港は 丹頂空港より小さめ。

コロは釧路受け取りで預けた。
それからゆっくりと 空港見物.
売店で 小鹿田焼きを見つけた。
断捨離なんて言葉・・消えた。

日常毎日使う・・飯椀とふっくらとした湯飲みを買った。
それだけでなんとも言えずしあわせ。

水車でついている陶土・・台風で壊れてしまい
いま修復している最中と アテンダントが教えてくれる。

それから・・大分ラーメンを食べる。 ¥800

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太麺で 札幌か小樽ラーメンに似ている。

みんなが預けた荷物を積んでいる。そんな光景を初めて見た。

一旦ああいうボックスに収納して積むんだね。

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大分は 竹細工でも有名。あちこちに竹のオブジェがある。

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さあ本当に 旅が終わる・・


さようなら 大分・・ さようなら優しかった人々の出会いに。

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雪の中 飛行機はタンチョウ空港へ着陸した。 
夜間飛行はいつも綺麗だと感心する。
其処へ雪の演出が加われば一層のこと。

息子がターミナルに来ていた。
お嫁ちゃんが チャーハンを作ってくれていた。

部屋は25度に設定されて ・・温かい。

えぞをさんに掌を合わせた。


さあこれから もう一つの日常が始まる。



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ありがとう・鉄輪温泉

加水せず 掛け流しを楽しんでいただこうと 努力し続けている温泉街の工夫が
あちこちに見られる。

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書いて有るとおり 給湯も温泉パイプの中を水道水が温められて出てくる。

各部屋に付いている暖房は、バルブをひねると源泉が通るようになっている
大昔から エコな暖房 

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鮮やかな色合いで咲く ヤマハギ とうとうホトケノザを根から採取した。
野の花ドロボー   帰ったら路地には植えられないから鉢植えで
家の中で越冬する。うまくいったら写真をアップするネ

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「谷の湯」・・どうしても見ておきたかった不動明王。
男風呂にしか まつられていない。最後の日にチャンスがあった。 

不動明王に睨まれながら・・湯浴みするのは怖い日もあるかな?

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今日で50日間の旅を終える。   旅は 多くのものを提供してくれた。 

深くものごとを掘り下げて考える時間でもあった。

「いつ死んでも良い」。。そう思って生きる出発点としたい。

こころが透明に・・なっている。


旅の果てに見たものは? 一茶は 良寬は?一休は?山頭火は?
芭蕉は?空也は? 
難しいことはよく分からないけれど・・みんな最後にたどり着いた所は
己れ自身だった様に思う。

何をどれだけ否定しても 最後に残るのは自己だった。 

すこし 空気が冷えている。 札幌では初雪が降ったとか・・

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さようなら鉄輪・・ 忘れない。


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さようなら 思い出。

明日最後の宅急便を出すので お花の採集に。

アジアンタム
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カラムシ
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廃屋の前で 「何してるの?」状態から 視線が合った!
すると体からふーっと力を抜いてしゃがんだよ。
「ドロボーには見えないなー」って声が聞こえたような気がする。
ホントはね 「花ドロボー」なんだよ。

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名前何とか知りたい 家に帰ったら コメ開きます。

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遠音は 何もかも枯れ果てた所に帰るんですね・・
チョット鬱状態かな?  

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大分名物・・だんご汁・・ひょうたん温泉に食べに行く。
口内炎が今朝8割方良くなっている。

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でも用心してオーダーの時「柑橘類にアレルギーあります」

ゆず胡椒がつくんですが 外しますね。 お漬け物にもゆずが・・

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二戸の道の駅で食べた ひっつみはお醤油味 郷土料理は似ている。
ルーにラインしたら「食べたーい」だって。お正月一緒に作ることになった。
旅はそれからもずーっとつづく・・んだね。

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さようなら ひょうたん温泉・・忘れない。

入館した老夫婦 けんかしたり大笑いしたり どうやら二組が
一緒のようだ・・お静かに・聞こえていますよー

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お土産

お土産っていただくと 何であれとっても嬉しい!
そう考えているから・・今日もスパーで調達したけれど
レジであら・ら・・1万円札飛んでいったわ~

お嫁ちゃんのお母さんから着いたよコールが入った。
それによると 「大きいと言うより 北海道弁で・・デカイ」
柿に種が無くて 丸ごと全部食べられるってアッシリアーちゃんが言うの。
甘くてこんな大きな柿初めて見たって。

みんなに 一個づつ買わなくちゃ!遠音のしわくちゃ手の平に乗っているのよ。

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湯布院のゆずドレッシング・・無添加表示
考えたら 孫たちがそれぞれ独立して暮らしているから
数が増えてね そう~小単位に分裂していった。

年の暮れに お年玉に添えてあげましょう。。

里芋も北海道に来るのは ガシガシしてる・・こんなにねっとりな
里芋なかなか口に入らない・・うま煮(筑前煮)を作りますねぇ~

あれこれ考えながら あ、ぁ~旅って良いなぁー

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マップにも載っている食堂が目の前に・・いつ行っても混んでいる。
持ち帰りもすぐ売れちゃう。 
今日は 海苔巻きとおいなりさんを求めて昼食に。
でも・・甘い・・ 何度も書いているけれど九州の人の味付けは甘い。 
お砂糖の味がどかーんと 「暑い国の人の味付けなんだな」と理解している。

口内アレルギーで口の中に苔がはえたか?状態の遠音には 
しばらく美味しいものに出会っていない。 

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白い花豆を蒸している。 煮豆はえぞをさんも大好きだったね。

花豆

少しづつ 帰る用意・・  今日も暮れていく・・

大家族が入館・・ 外湯にしようかな?

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人魚の眠る家

久しぶりに子どもが 孫が 自分も含めて生きていることは
奇跡に等しいと考えさせられた。

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その昔 「たんぽぽ文庫」と「ふきのとう文庫」を開いたとき
私の周りには大変な困難を抱えた親子が何人も集まってきた。

今日のような親子よりももっと切実な状況の親子もたくさんいたから
驚くことは無かった。 

その脚色(内容)は映画では描き切れていなかった。

連続TVにするか いっそ凝縮して舞台に上げることで
もっと切実さが描かれるかもしれない。

それから 映画がヒットすることを願ってこの題に
したのかもしれないが この比喩は良くない!

なんだかんだのケチをつけた。でも見てきて良かった。

来年は小樽に必ず行き  私のしたことのその後を
知る必要があるのだと 自分に言い聞かせた。


駅周辺の商業施設で冬のコートを求めた。
お店から無料送付と言うことで送る手続きをした。
今度写真を撮るわ~

高崎山はが右手に見える。今日無料開放・・もう閉めるのかな?

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バスは大分の海を左手に見て進む。
みずどりが大勢浮かんでいる。のどかな海。
海のそばの街路樹は 大きくて高いパイナップルのよう・・
ソテツっていうのかな? 北海道にはないよー

みんなみんな 見納めね。さようなら大分!

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帰ってきたら驚いたことに おっかけさんから宅急便
が届いていた。

ご自分で作った 無農薬のお野菜や鹿児島のお菓子が
入っていた。  きっと私の健康を心配下さったのだろう・・

こころから感謝しています。

あなたの願い・・ わたしは
元気でブログを書き続けることなのだと・・そうですネ?

サーフェスからメールは受け取れるのに 送信が出来ない

通信エラーが発生しました。wsaeconnrefused接続を
試みましたが 拒否されました OK と出てくる。


帰りましたらどんなたへもご返事いたしますし コメント欄も開きます。

お大根はおろしてちりめんじゃこと和えて酢醤油をかけて
いただきました。
サツマイモ地獄蒸しに・・ 明日の朝ご飯です。
いまは 調味料は 酢と醤油 お味噌しか使っていません。
マヨネーズもOKです。 青い葉は 蒸して鰹節をかけて
お醤油を少し・・サツマイモといただきます。

追っかけさんとばかり言うのも何ですから・・何でも良いです。
名前をご紹介下さいね。 待っています   

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湯治24時

ひとしきり湯治客が入り静まった。

みんな温泉に入っているのだろう・・外湯へ行こうと外へ出る

あら・・雨   かまわないすぐ向かいだもの・・

え?何これ・・・靴が合宿状態・・なあんだ~皆さんは外湯を選ばれたのね。

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戻ってみればだーれもいない。

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大きな浴槽と小さな浴槽 蒸し風呂がついている。

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若い女性が一人・・入ってきて
「長い湯治は 体に効きますか」と問われる。

しばらく答えられない。 昨日充分吟味の上で「青リンゴ入りヨーグルト」を食べ
口内アレルギーを起こしてしまった・・少し惨めな気持ち。

「体には分からないけれど・・ こころには効いているかな・・」

聞いた方は深くうなずき 遠い目をする。

彼女もいつか長湯治に来るだろう。みんな老いて時間だけはたっぷりある。
それまで渦中の人でいるしかない。

夕刊を見た。 見たい映画が今日から始まっている。
明日はそのために大分へ出かける。クルクルと予定変更できるのも一人旅の良さ。

湯治24時のつづきを書いておこう。

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大衆劇場はさっきはねて もう暗い。

温泉宿だけは 灯台のように24時間あかりがともっている。

そして 365日 むくむくと温泉蒸気があちこちから立ち上がっている。
深く呼吸をすると こころなし 口の中が楽になるような・・

おやすみなさい。

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