20231027
最初にお断りしておきますが、今回はいつにも増して画像が多いです。
で、お題ですが元湯夏油(モトユゲトウ)は岩手県は北上市の山中にある秘湯の宿、と言うか、少し前までは湯治のメッカとして大繁盛していたと聞く一軒宿です。
以前からずっと気になっていたのですが、今秋は冬季閉鎖前に何としても泊ってみたく、殆どの湯が混浴なので日中の女性専用時間帯利用も考慮して家内と連泊してまいりました。
まずはロケーション。
北上市から県道122を40分程山間に入った行き止まりにあります。
今回は予算の関係で素泊まり。
まずは北上市内の懸案店であった岩鷲(ガンジュ)で腹ごしらえ。
味噌煮干ラーメンと特製醤油。
何故に懸案かと言えば、土日が休み、更に臨時休業などに阻まれ、何と再訪6度目にして実食に至ったからです。
大変おいしゅうございました。
次いでAEON江釣子店で色々買い込んで出発。
ネット情報によると「アプローチ最後の5kmは隘路なので運転に自信のない方は送迎バスを」等と書かれていましたが、逆に考えれば、バスが通れるほどの道を普通乗用車が通れないはずが無いと・・・(笑)。
それなりに狭い箇所も有りましたが、SEROWで越えた峠と比べれば高速道路並みに快適。
しかし、路肩に目を遣れば笑えない現実も。
ここ、落ちたらタダじゃ済まない。
同様な個所が結構ありました。
生憎の雨でしたが、名残の紅葉を楽しみながら無事到着。
結構大規模な施設です。
これは宿で頂いた案内図。
7か所の異なる源泉の湯めぐりを楽しめます。
手前が旅館部。奥が湯治部。
我々の部屋は嶽館の2F。
部屋から、この街並みともいえる建物群を見下ろせば、紅葉がまだまだ綺麗です。
早速内湯へ。
小天狗の湯。
こちらの内湯は男女別で、日中の清掃時間帯以外は夜通し浸かれます。
秘湯にしては結構大規模で、立派な旅館クラスなのには驚かされました。
さて、雨も上がったので、備え付けのサンダルに履き替えて外湯巡りへ。
まずは「激熱!」と注意書きのある「大湯」。
湯船のある川沿いへ下る階段の上に、女性専用時間帯を明記した案内と、ご丁寧に時計まで備えられています。
この時間帯は混浴なのでGO!。
長い階段を下って行けば
女性専用の「滝の湯」を通過して大湯へ。
結構熱いです。
体感で47℃位でしょうか。
飯坂温泉の公衆浴場レベル。
白湯なら到底無理ですが、原泉掛け流しなら何とか入れる熱さで透明度も高い。
爽快感が感じられる見事な湯でした。
サッと上がって(とても長湯ができる温度ではない)隣の「疝気の湯」へ。
大湯から川沿いを少し歩けば
底から自噴する温めの湯。
ここで体を休めて再度「大湯」に飛び込みます(笑)。
「疝気の湯」から「大湯」方面の眺め。
この間をすっぽんぽんで往復している方も多く見掛けます。
さて次は、川沿いに「真湯」へは行けないので、一旦旅館の建物群まで戻り・・・、
ふと振り返れば見事な風情。
これを眺めるためだけにでも足を運ぶ価値はあると感動しました。
で、「真湯」入り口にも親切な掲示が。
こちらも劣らず急な階段を降りると
橋が流されて渡れない「目の湯」と共に素晴らしい風情の浴場が。
湯船に身を沈めて雪のように舞い散る落ち葉を眺めていると、寂しくとも心が温まる。
部屋に戻り一休み。
そうそう、部屋は実に簡素でトイレも洗面所もTVも冷蔵庫も有りませんが、結果的にそれで十分でした。
ただ、カメムシとの戦いが・・・。
さて、夜の湯めぐりへ。
なかなかの風情の中、再び「大湯」へ。
階段には照明が
またもや貸し切り。
この日は金曜日だったのでこの状態ですが、翌土曜日は昼夜を問わず芋洗い状態(笑)。
しかし賑やかな湯で見知らぬ方と語らうのも、これまた秘湯の楽しみ。
帰り道の階段から見上げた月。
こういうの、忘れられない景色になるんですよねぇ。
散歩中の景色。
このバスが通るんですから、乗用車が通れないはずがない。
北上駅まで送迎してくれるそうです。
ついでに宅急便も通ってきますので、荷物を送って手ぶらで湯治、帰りも宅急便なんて贅沢も可。
世の中便利になったもんです。
この湯治場は国定公園内に在るんですね。
翌朝の紅葉も美しい。
で、翌日は宿で昼食。
結構しっかりしたものを
大広間で頂けます。(これは夕食の支度中の様子ですが、昼食も同じこの場所です)
TVを見たい時は談話室で見ます。
正に昭和の時代。
広大な喫煙室もあります。
そうそう、共同トイレは一応水洗の洋式便器ですが、殆どにウォシュレットは付いていません。
唯一、本館の「白猿の湯」へ下る階段途中のトイレで発見!。
極秘情報です(笑)。
更に神社まで有ります。
夜のロビー
夜の嶽館。
この夜(金曜)は割と寂しい感じでしたが、土曜日は3Fまで全部灯りが点いていました。
館内通路
もう一つの内湯、白猿の湯。
あっという間の2泊3日でした。
帰るのが寂しい気持ちを写してか帰路は雨。
しかし、途中で美しい景色が。
最後の紅葉でしょう。
後何度、こうして自由に車を運転して秋の景色を巡りに出かけられるのか。
秋になるとそんな寂しい事が胸を過りますが、気持ちを切り替えるように奥州市でお目当てのラーメン店へ突撃!。
その名も銀蝶。
正に燻し銀の味わいでした。
そして、せっかくここまで来ているので奥州市№1と噂の蕎麦屋にも。
その名は「わ」
美味かったけど、№1?。
さて、帰りますか。
帰路は奥州スマートICから一気に帰宅。
考えてみれば岩手県でも南部へは酒田市と同じくらいの距離感。
しかも酒田への道のりは月山道路で高速がとぎれる事も考慮すれば、時間的にも近い。
こりゃ、岩手の温泉巡りを楽しまなきゃ。
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最初にお断りしておきますが、今回はいつにも増して画像が多いです。
で、お題ですが元湯夏油(モトユゲトウ)は岩手県は北上市の山中にある秘湯の宿、と言うか、少し前までは湯治のメッカとして大繁盛していたと聞く一軒宿です。
以前からずっと気になっていたのですが、今秋は冬季閉鎖前に何としても泊ってみたく、殆どの湯が混浴なので日中の女性専用時間帯利用も考慮して家内と連泊してまいりました。
まずはロケーション。
北上市から県道122を40分程山間に入った行き止まりにあります。
今回は予算の関係で素泊まり。
まずは北上市内の懸案店であった岩鷲(ガンジュ)で腹ごしらえ。
味噌煮干ラーメンと特製醤油。
何故に懸案かと言えば、土日が休み、更に臨時休業などに阻まれ、何と再訪6度目にして実食に至ったからです。
大変おいしゅうございました。
次いでAEON江釣子店で色々買い込んで出発。
ネット情報によると「アプローチ最後の5kmは隘路なので運転に自信のない方は送迎バスを」等と書かれていましたが、逆に考えれば、バスが通れるほどの道を普通乗用車が通れないはずが無いと・・・(笑)。
それなりに狭い箇所も有りましたが、SEROWで越えた峠と比べれば高速道路並みに快適。
しかし、路肩に目を遣れば笑えない現実も。
ここ、落ちたらタダじゃ済まない。
同様な個所が結構ありました。
生憎の雨でしたが、名残の紅葉を楽しみながら無事到着。
結構大規模な施設です。
これは宿で頂いた案内図。
7か所の異なる源泉の湯めぐりを楽しめます。
手前が旅館部。奥が湯治部。
我々の部屋は嶽館の2F。
部屋から、この街並みともいえる建物群を見下ろせば、紅葉がまだまだ綺麗です。
早速内湯へ。
小天狗の湯。
こちらの内湯は男女別で、日中の清掃時間帯以外は夜通し浸かれます。
秘湯にしては結構大規模で、立派な旅館クラスなのには驚かされました。
さて、雨も上がったので、備え付けのサンダルに履き替えて外湯巡りへ。
まずは「激熱!」と注意書きのある「大湯」。
湯船のある川沿いへ下る階段の上に、女性専用時間帯を明記した案内と、ご丁寧に時計まで備えられています。
この時間帯は混浴なのでGO!。
長い階段を下って行けば
女性専用の「滝の湯」を通過して大湯へ。
結構熱いです。
体感で47℃位でしょうか。
飯坂温泉の公衆浴場レベル。
白湯なら到底無理ですが、原泉掛け流しなら何とか入れる熱さで透明度も高い。
爽快感が感じられる見事な湯でした。
サッと上がって(とても長湯ができる温度ではない)隣の「疝気の湯」へ。
大湯から川沿いを少し歩けば
底から自噴する温めの湯。
ここで体を休めて再度「大湯」に飛び込みます(笑)。
「疝気の湯」から「大湯」方面の眺め。
この間をすっぽんぽんで往復している方も多く見掛けます。
さて次は、川沿いに「真湯」へは行けないので、一旦旅館の建物群まで戻り・・・、
ふと振り返れば見事な風情。
これを眺めるためだけにでも足を運ぶ価値はあると感動しました。
で、「真湯」入り口にも親切な掲示が。
こちらも劣らず急な階段を降りると
橋が流されて渡れない「目の湯」と共に素晴らしい風情の浴場が。
湯船に身を沈めて雪のように舞い散る落ち葉を眺めていると、寂しくとも心が温まる。
部屋に戻り一休み。
そうそう、部屋は実に簡素でトイレも洗面所もTVも冷蔵庫も有りませんが、結果的にそれで十分でした。
ただ、カメムシとの戦いが・・・。
さて、夜の湯めぐりへ。
なかなかの風情の中、再び「大湯」へ。
階段には照明が
またもや貸し切り。
この日は金曜日だったのでこの状態ですが、翌土曜日は昼夜を問わず芋洗い状態(笑)。
しかし賑やかな湯で見知らぬ方と語らうのも、これまた秘湯の楽しみ。
帰り道の階段から見上げた月。
こういうの、忘れられない景色になるんですよねぇ。
散歩中の景色。
このバスが通るんですから、乗用車が通れないはずがない。
北上駅まで送迎してくれるそうです。
ついでに宅急便も通ってきますので、荷物を送って手ぶらで湯治、帰りも宅急便なんて贅沢も可。
世の中便利になったもんです。
この湯治場は国定公園内に在るんですね。
翌朝の紅葉も美しい。
で、翌日は宿で昼食。
結構しっかりしたものを
大広間で頂けます。(これは夕食の支度中の様子ですが、昼食も同じこの場所です)
TVを見たい時は談話室で見ます。
正に昭和の時代。
広大な喫煙室もあります。
そうそう、共同トイレは一応水洗の洋式便器ですが、殆どにウォシュレットは付いていません。
唯一、本館の「白猿の湯」へ下る階段途中のトイレで発見!。
極秘情報です(笑)。
更に神社まで有ります。
夜のロビー
夜の嶽館。
この夜(金曜)は割と寂しい感じでしたが、土曜日は3Fまで全部灯りが点いていました。
館内通路
もう一つの内湯、白猿の湯。
あっという間の2泊3日でした。
帰るのが寂しい気持ちを写してか帰路は雨。
しかし、途中で美しい景色が。
最後の紅葉でしょう。
後何度、こうして自由に車を運転して秋の景色を巡りに出かけられるのか。
秋になるとそんな寂しい事が胸を過りますが、気持ちを切り替えるように奥州市でお目当てのラーメン店へ突撃!。
その名も銀蝶。
正に燻し銀の味わいでした。
そして、せっかくここまで来ているので奥州市№1と噂の蕎麦屋にも。
その名は「わ」
美味かったけど、№1?。
さて、帰りますか。
帰路は奥州スマートICから一気に帰宅。
考えてみれば岩手県でも南部へは酒田市と同じくらいの距離感。
しかも酒田への道のりは月山道路で高速がとぎれる事も考慮すれば、時間的にも近い。
こりゃ、岩手の温泉巡りを楽しまなきゃ。
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