梅月夜の夢物語り ウェンデルとワイルド(アニメ映画)

ようこそ!冬灯(とうか)のブログへ。徒然に徒然なるがままに書き綴っています。主に自作の詩、サザン、役所広司さんやドニー・イェンなどなど。他にも興味があることを気の向くままに語っております。

こんにちは。

今日はアニメの感想です。

目が治るまでお礼など書けないためご了承下さいませ。
記事は予約更新中です。





    ウェンデルとワイルド (2022)

     監督:ヘンリー・セリック 
     声:キーガン=マイケル・キー、ジョーダン・ピール、リリック・ロス他
     製作国:アメリカ


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〇あらすじ
悪巧みを企てる悪魔の兄弟ウェンデルとワイルドは、悪さばかりしてきた13才の少年カット・エリオットの助けを借りて地上に呼び出される。
ところがカットが要求した見返りによって、生と死の法則を無視した不思議でおかしな冒険が始まる。



全編にわたり手作り感あふれるストップモーション・アニメで描くファンタジー作品。

やや政治的なメッセーシが強いかも。
あれ? トランプ元大統領? みたいなね(;^_^A
まあ、ともあれ一番怖いのは人間なんだってことかな。

とても精巧に作られているストップアニメーション映画だった。
世界観がヘンリー・セリック監督ならではのダークな感じが良き。

両親が死んでしまったのは、自分のせいだとずっと思いながら生きている少女。
辛い。
そんな風に自身を追い込んで生きなければいけない、まるで贖罪のような生なんて、生きる心地しないだろう。
そりゃ、反発で不良にもなる。
もはややけっぱちの八つ当たり状態。
自分なんて所詮。
そんな想いが行き場をなくした結果、心とはうらはらな生き方をしているカット。

ゾンビでも生き返らせたい。
そんな風に思うのも解からなくはない。
その不自然な生が一瞬でも叶い、親子のひとときを過ごせたのは夢のようだ。
すぐに儚くその夢も散ってはしまうけれど、ずっとわだかまっていた彼女の両親に対する罪の意識が前向きになれたのは救いがあってほっとした。
両親の想い、そして和解。
カットの人生は変わっていくだろう。
下僕のような友達もできたことだし(笑)

結構、設定がヘンテコ盛り盛りで、見てて面白かった。
ホロリとする場面もあり、ただ面白いだけではない、メッセージがいっぱい隠されている。
そんな作品だ。
加えて、私はこの監督の作るアニメすごい好き。
前にも「コラライン」を見た時、素晴らしいなぁと思った。

世界観はどこまでもダーク。
メッセージ性も結構重い。
奇妙でちょっと怖い心理的要素がいっぱい。
私好みな作品だ^^











2024.10.07 / Top↑
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