梅月夜の夢物語り レオ(アニメ映画)

ようこそ!冬灯(とうか)のブログへ。徒然に徒然なるがままに書き綴っています。主に自作の詩、サザン、役所広司さんやドニー・イェンなどなど。他にも興味があることを気の向くままに語っております。


こんにちは。

今日は海外アニメの感想です。



     レオ (2023)

      監督:ロバート・スミゲル
      声:アダム・サンドラー、セシリー・ストロングほか。
      製作国:アメリカ

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〇あらすじ
74歳のトカゲ、レオは、テラリウムの仲間のカメとともにフロリダの教室に閉じこもって数十年を過ごし、幻滅していた。
自分の余命があと1年しかないことを知ったレオは、脱出して外の世界を受け入れる計画を思いつく。
しかし、レオは思いがけず、非常に残酷な代用教員に振り回され、不安な生徒たちが直面する問題に巻き込まれていく。



いい作品だった。
子供向け作品って本当いい作品が多い。
むしろ複雑でないし、明朗なメッセージ性が強い分、しっかりと胸に響くというか、考えさせられる。
前向きになれるし、パワーももらえる。

大人こそ、こういったアニメをもっと沢山見るべきなのではないかしらん。
最近特に本気でそう思っている冬灯です。

出て来るトカゲも亀も可愛い。
生きていることに幻滅してる割には、余命1年を憂いているレオ。
まあ、それも迷信なわけだけど、すっかり信じ込んでいる姿は純粋かつ笑える。
その笑いもちょっとシュールでもあるけれど、微笑ましい。
二匹の性格も面白い。

子供たちの学校の教室で飼われている二匹は毎日繰り返される生活諦めを持って生きてるけど、ひょんなことがきっかけで話せることが知られてしまう。
でもそのおかげで子供たちから頼りにされ、愛されることを知っていくレオ。

確かに人だって頼りにされるとそれだけで生きている価値を見出せるものだ。
動物だって同じなのだろう。

でも秘密がバレて大変な目に遭ってしまう。
けれど信頼というものはそう簡単には喪われない。
裏切られたと最初は落ち込む子供たちも、ふと気付くのだ。
レオの真摯さに。
真剣に向き合ってくれたことに。

その優しさに気付いた子供たちはレオを信じる。
信じて、そうして彼を助けようと知恵を振り絞って立ち向かう。
そこに愛を感じる。

愛とはやはり偉大だ。
それはなにも恋愛だけではない。
友情や敬慕、親愛。
様々な想いは実に尊い。

とてもいい映画だ。








2024.10.20 / Top↑
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