オタワ大学カチャノフスキー教授の研究「キエフのクーデター2014」が英国の出版社から検閲を受けている。
<記事原文 寺島先生推薦>
Top Ukrainian academic claims British publisher censoring truth
カナダ在住の同教授は、ラウトレッジ誌が西側諸国の支持している陰謀論を新著に盛り込むよう要求している、と発言
出典:RT 2024年11月15日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年11月27日

イワン・カチャノフスキー。YouTube / @IvanKatchanovskiPhD
ウクライナ問題に関する著名な学者が、英国の著名な出版社ラウトレッジ社が彼の新著を検閲しようとしていると非難し、同社がロシア・ウクライナ紛争の分析に「代替」の視点を含めるよう要求している、と主張している。
ウクライナ西部出身のオタワ大学教授イヴァン・カチャノフスキー氏は、キエフのいわゆるマイダン・クーデターをめぐる通説を科学的に暴露したことや、マイダン後のキエフの親欧米政権に対する批判的な姿勢で知られている。
カチャノフスキー氏は木曜日(11月14日)の一連のX投稿で、自身の著書「マイダンからロシア・ウクライナ戦争まで」の出版契約を結んでいるラウトレッジ社が、西側諸国が支援する陰謀説を盛り込むよう原稿を改訂しない限り出版を拒否している、と主張した。
同氏は特に、ノルドストリームの爆撃や2022年の和平交渉の阻止など、米国と英国によって妨害されたとカチャノフスキー氏が言う論争の的となっている問題について「代替情報源」を反映するよう出版社が要請したことに言及した。
カチャノフスキー氏は次のように書いている。「ラウトレッジ社は、私が原稿全体を改訂し、ロシア・ウクライナ戦争や和平協定、ノルドストリームの爆撃、そしてマイダン虐殺を含む私が調査した他のすべての問題に関して、別の視点や代替情報源を使用しない限り、私の本を出版することはできないと述べている」と。彼は、この要求は政治的動機によるものであり、事実に基づいた彼の調査結果を発表することを妨げている、と主張している。
同教授によると、彼の著書は複数の専門家から支持を集めている、という。匿名の査読者の一人は、この本が「比類のない幅広い実証的根拠」を持ち、ロシア・ウクライナ紛争の研究に「重要な貢献」をしている、と評した。別の査読者は、カチャノフスキー氏の研究は「批判に耐え」、学界で高く評価される、と述べた。
同教授は、2014年のマイダン狙撃事件の分析を含む証拠に基づく研究で名声を築いた。同教授は、法医学動画分析を用いて、この事件は当時のウクライナ大統領ヴィクトル・ヤヌコビッチの追放を正当化するために使われた偽旗作戦だった、と主張している。西側諸国の公式見解と矛盾するこの理論は、最初に提唱されたときにはマイダン支持派から批判を受けたが、カチャノフスキー教授の理論は学者や専門家に引用され続けている。

関連記事:Officials hiding truth from Zelensky – Economist
カチャノフスキー氏は、ラウトレッジ社の要求に合わせて原稿を修正するか、契約を完全に取り消すかの選択を迫られている、という。同氏は「学問的欺瞞」を犯すことを拒否し、「私は自分の本を、どんな政府や報道機関であってもそこで宣伝された政治的に都合の良い言説や情報源に基づいて書くことはできない」と述べている。
大手学術出版社ラウトレッジ社は、カチャノフスキー氏の主張についてまだ声明を出していない。同出版社は人文科学や社会科学の書籍で知られているが、近年は政治的圧力に屈している、と非難されている。
カチャノフスキー氏は、ラウトレッジ社が出版を阻止し続けるなら別の出版社を探すかもしれないことを示唆しているが、そうなるとこの著作の出版が最大1年遅れる可能性がある。
Top Ukrainian academic claims British publisher censoring truth
カナダ在住の同教授は、ラウトレッジ誌が西側諸国の支持している陰謀論を新著に盛り込むよう要求している、と発言
出典:RT 2024年11月15日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年11月27日

イワン・カチャノフスキー。YouTube / @IvanKatchanovskiPhD
ウクライナ問題に関する著名な学者が、英国の著名な出版社ラウトレッジ社が彼の新著を検閲しようとしていると非難し、同社がロシア・ウクライナ紛争の分析に「代替」の視点を含めるよう要求している、と主張している。
ウクライナ西部出身のオタワ大学教授イヴァン・カチャノフスキー氏は、キエフのいわゆるマイダン・クーデターをめぐる通説を科学的に暴露したことや、マイダン後のキエフの親欧米政権に対する批判的な姿勢で知られている。
カチャノフスキー氏は木曜日(11月14日)の一連のX投稿で、自身の著書「マイダンからロシア・ウクライナ戦争まで」の出版契約を結んでいるラウトレッジ社が、西側諸国が支援する陰謀説を盛り込むよう原稿を改訂しない限り出版を拒否している、と主張した。
同氏は特に、ノルドストリームの爆撃や2022年の和平交渉の阻止など、米国と英国によって妨害されたとカチャノフスキー氏が言う論争の的となっている問題について「代替情報源」を反映するよう出版社が要請したことに言及した。
カチャノフスキー氏は次のように書いている。「ラウトレッジ社は、私が原稿全体を改訂し、ロシア・ウクライナ戦争や和平協定、ノルドストリームの爆撃、そしてマイダン虐殺を含む私が調査した他のすべての問題に関して、別の視点や代替情報源を使用しない限り、私の本を出版することはできないと述べている」と。彼は、この要求は政治的動機によるものであり、事実に基づいた彼の調査結果を発表することを妨げている、と主張している。
There was attempt by Ukrainian far-right & info-warriors to block making online version of my book regarding Russia-Ukraine war & its origins open access by blocking my GoFundMe crowdfunding. But posters on @X helped to counter this censorship attempt. https://t.co/pFA8k1OzsM
— Ivan Katchanovski (@I_Katchanovski) November 15, 2024
同教授によると、彼の著書は複数の専門家から支持を集めている、という。匿名の査読者の一人は、この本が「比類のない幅広い実証的根拠」を持ち、ロシア・ウクライナ紛争の研究に「重要な貢献」をしている、と評した。別の査読者は、カチャノフスキー氏の研究は「批判に耐え」、学界で高く評価される、と述べた。
同教授は、2014年のマイダン狙撃事件の分析を含む証拠に基づく研究で名声を築いた。同教授は、法医学動画分析を用いて、この事件は当時のウクライナ大統領ヴィクトル・ヤヌコビッチの追放を正当化するために使われた偽旗作戦だった、と主張している。西側諸国の公式見解と矛盾するこの理論は、最初に提唱されたときにはマイダン支持派から批判を受けたが、カチャノフスキー教授の理論は学者や専門家に引用され続けている。

関連記事:Officials hiding truth from Zelensky – Economist
カチャノフスキー氏は、ラウトレッジ社の要求に合わせて原稿を修正するか、契約を完全に取り消すかの選択を迫られている、という。同氏は「学問的欺瞞」を犯すことを拒否し、「私は自分の本を、どんな政府や報道機関であってもそこで宣伝された政治的に都合の良い言説や情報源に基づいて書くことはできない」と述べている。
大手学術出版社ラウトレッジ社は、カチャノフスキー氏の主張についてまだ声明を出していない。同出版社は人文科学や社会科学の書籍で知られているが、近年は政治的圧力に屈している、と非難されている。
カチャノフスキー氏は、ラウトレッジ社が出版を阻止し続けるなら別の出版社を探すかもしれないことを示唆しているが、そうなるとこの著作の出版が最大1年遅れる可能性がある。
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