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米国の最古の雑誌編集者が反トランプ暴言の責任を取り辞任

<記事原文 寺島先生推薦>
Editor of oldest US magazine quits after anti-Trump rant
サイエンティフィック・アメリカン誌は民主党のカマラ・ハリスを大統領候補として支持していた。
出典:RT 2024年11月15日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年11月24日


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2024年11月10日に、オンラインで発表された2024年米国大統領選挙の結果© Beata Zawrzel/NurPhoto via Getty Images


サイエンティフィック・アメリカン誌のローラ・ヘルムート編集長は、ドナルド・トランプ次期米大統領に投票した人々を「ファシスト」と非難する一連のソーシャルメディア投稿をおこなったのちに、辞任した。

サイエンティフィック・アメリカン誌は1845 年に創刊され、米国で最も古くから継続的に発行されている雑誌と考えられている。

ヘルムート氏は木曜日(11月14日)、編集長としての「刺激的な4年半」を終えて退任する、と発表した。「今後のことについて考える時間を取りたい(そしてバードウォッチングに行く)」と彼女は付け加えた。

同誌のキンバリー・ラウ社長はヘルムート編集長の退社は自主的なものだと述べ、同編集長が「刷新されたデジタルニュース発信所」を設立し、同誌を「主要な科学コミュニケーション賞」に導いたことに感謝した。

ヘルムート氏はワシントン・ポスト紙を経て、2020年4月にサイエンティフィック・アメリカン誌の編集長に就任した。同年後半、同誌は米国史上初めて大統領候補を公然と支持した。トランプ氏が「科学を拒否している」と非難し、対抗馬である民主党のジョー・バイデン氏を支持した。

今年、同誌は史上二度目に特定の大統領候補の支持表明し、トランプ候補ではなく民主党のカマラ・ハリス氏を支持した。共和党候補であったトランプ氏は、11月5日の大統領選挙において激戦州の7州すべてで勝利し、一般投票と選挙人の投票でも勝利した。

「最も意地悪で、最もバカで、最も偏見に満ちた高校の同級生たちが早期の選挙結果を祝っているすべての人に連帯を。なぜなら、あいつらは月まで行って戻ってくるくらいクソくらえだから」とヘルムート氏は投票直後、民主党が支持するXの競合企業であるSNSの「ブルースカイ」上に投稿した。

「私が属するX世代(60~70代)がファシストだらけであることを若い有権者に謝罪します」と彼女は別の投稿で述べ、トランプ氏を支持した層に言及した。彼女はまた、故郷のインディアナ州を「人種差別的で性差別的」だと非難した。

ヘルムート氏が激しい非難をおこなった投稿のスクリーンショットはすぐにX上に掲載され、彼女はアメリカ科学の、かつて偉大な旗艦であったこの科学誌を政治化した、として批判された。

ヘルムート氏は辞任する前に、選挙後の発言から自分自身と同誌を遠ざけようとした。

「私は政治的立場を問わず、あらゆる人々を尊敬し、評価しています。私が削除したこれらの投稿は私の信念を反映するものではありません。選挙結果に対するショックと混乱のなかで、誤って表現したものです」と彼女はブルースカイに投稿した。

彼女の辞任は、トランプ氏を公然と支持するスペースXの創設者イーロン・マスク氏が、同誌は「経営陣の交代が必要だ」と投稿した2日後に起きた。しかし、マスク氏の発言はヘルムート氏の選挙発言を受けたものではなく、同誌が著名な生物学者に関する記事で掲載した「驚くほど愚かな文章」に対するある研究者の批判がきっかけだった。


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