米国政府はテレグラム創設者へのバックドア(不正侵入)を望んでいた
<記事原文 寺島先生推薦>
US government wanted backdoor to Telegram – founder
ロシア生まれのIT起業家パーヴェル・ドゥーロフ氏、米国滞在中にFBIから「圧力を受けた」と語る
出典:RT 2024年4月17日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年4月29日
Telegram アプリを備えた電話。© スメール・アスランダ/アナドル/ゲッティイメージズ
ソーシャル・メディアのプラットフォームの創設者パーヴェル・ドゥーロフ氏は、米国人ジャーナリストのタッカー・カールソン氏とのインタビューで、米国政府はテレグラムの利用者を密偵する可能性を秘めた、いわゆる「バックドア」の導入を望んでいた、と語った。
ドゥーロフ氏がサンフランシスコに会社を設立するという考えをやめた理由の一つには、FBIから目を付けられていたことにあった、と同氏は語った。
サンクトペテルブルク生まれのドゥーロフ氏は、数学者である兄ニコライ氏とともに、フェイスブックのロシア版ともいえるVKを初めて設立した。その後、この兄弟はテレグラムという情報のやり取りができるソーシャル・メディア・プラットフォームを開発した。この兄弟は、このプラットフォームは、現在利用可能なプラットフォームの中で最も安全で最も保護された情報媒体の1つであると自負している。
ドゥーロフ氏が2014年にVK株を売却し、ロシアを出国したのは、ロシア政府との意見の相違が理由だった。彼はテレグラムを運営するのに最適な場所を探しながらいくつかの国に住み、最終的にドバイに定住した。
水曜日(4月17日)に公開されたインタビューの中で、ドゥーロフ氏は米国を数回訪問し、ツイッター社の元最高経営責任者(CEO)のジャック・ドーシー氏とも会った、と述べた。またドゥーロフ氏は、FBIの監視下にあったため、米国での滞在は気が休まらなかった、という。
関連記事:Telegram founder reveals Tucker Carlson interview
「私たちはどこへ行ってもFBIという治安機関から過剰な注意を受けました」とドゥーロフ氏はカールソン氏に語り、この経験を「怖い」ものだったと述べた。
ドゥーロフ氏によれば、要職に付いている従業員の一人が、米国政府から接触を受けている、と話したことがあるという。「(米国政府の)サイバーセキュリティの担当官たちが、私に隠れて私の技術者を雇おうとしていたのです」。
「この担当官らが、私の部下に或るオープンソース(無料で一般公開されたプログラムのこと)のツールを使うように説得し、それをテレグラムのコードに統合させようとしていた、というのです。私の部下の技術者が(そのような)話をでっち上げる理由はありません。」
ドゥーロフ氏は続けて、米国でも法執行当局が何度も接近してきて、「同じ様な圧力を個人的に経験しました」とも述べた。
私が米国に行くときはいつも、空港で二人のFBI捜査官が出迎えて質問してくれました。ある時は、私が借りていた家で午前9時に朝食をとっているときに現れたこともありました。
「私の理解では、彼らはテレグラムをより良く管理できるような関係を結びたかったのでは、ということです。彼らはただ自分たちの仕事をしていただけだったことは理解しています。(しかし)プライバシーを重視したソーシャルメディア・プラットフォームを運営している私たちにとって、そのような環境は、おそらく最良の環境ではなかったのです」とドゥーロフ氏は説明した。
このテクノロジー起業家は、テレグラムが世界中の多くの国で抗議活動の主催者によって使用されていることを認めた。ただし同氏は、このプラットフォームが政治的に中立であり続けることを望んでいる点を強調した。
US government wanted backdoor to Telegram – founder
ロシア生まれのIT起業家パーヴェル・ドゥーロフ氏、米国滞在中にFBIから「圧力を受けた」と語る
出典:RT 2024年4月17日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年4月29日
Telegram アプリを備えた電話。© スメール・アスランダ/アナドル/ゲッティイメージズ
ソーシャル・メディアのプラットフォームの創設者パーヴェル・ドゥーロフ氏は、米国人ジャーナリストのタッカー・カールソン氏とのインタビューで、米国政府はテレグラムの利用者を密偵する可能性を秘めた、いわゆる「バックドア」の導入を望んでいた、と語った。
ドゥーロフ氏がサンフランシスコに会社を設立するという考えをやめた理由の一つには、FBIから目を付けられていたことにあった、と同氏は語った。
サンクトペテルブルク生まれのドゥーロフ氏は、数学者である兄ニコライ氏とともに、フェイスブックのロシア版ともいえるVKを初めて設立した。その後、この兄弟はテレグラムという情報のやり取りができるソーシャル・メディア・プラットフォームを開発した。この兄弟は、このプラットフォームは、現在利用可能なプラットフォームの中で最も安全で最も保護された情報媒体の1つであると自負している。
ドゥーロフ氏が2014年にVK株を売却し、ロシアを出国したのは、ロシア政府との意見の相違が理由だった。彼はテレグラムを運営するのに最適な場所を探しながらいくつかの国に住み、最終的にドバイに定住した。
水曜日(4月17日)に公開されたインタビューの中で、ドゥーロフ氏は米国を数回訪問し、ツイッター社の元最高経営責任者(CEO)のジャック・ドーシー氏とも会った、と述べた。またドゥーロフ氏は、FBIの監視下にあったため、米国での滞在は気が休まらなかった、という。
関連記事:Telegram founder reveals Tucker Carlson interview
「私たちはどこへ行ってもFBIという治安機関から過剰な注意を受けました」とドゥーロフ氏はカールソン氏に語り、この経験を「怖い」ものだったと述べた。
ドゥーロフ氏によれば、要職に付いている従業員の一人が、米国政府から接触を受けている、と話したことがあるという。「(米国政府の)サイバーセキュリティの担当官たちが、私に隠れて私の技術者を雇おうとしていたのです」。
「この担当官らが、私の部下に或るオープンソース(無料で一般公開されたプログラムのこと)のツールを使うように説得し、それをテレグラムのコードに統合させようとしていた、というのです。私の部下の技術者が(そのような)話をでっち上げる理由はありません。」
ドゥーロフ氏は続けて、米国でも法執行当局が何度も接近してきて、「同じ様な圧力を個人的に経験しました」とも述べた。
私が米国に行くときはいつも、空港で二人のFBI捜査官が出迎えて質問してくれました。ある時は、私が借りていた家で午前9時に朝食をとっているときに現れたこともありました。
「私の理解では、彼らはテレグラムをより良く管理できるような関係を結びたかったのでは、ということです。彼らはただ自分たちの仕事をしていただけだったことは理解しています。(しかし)プライバシーを重視したソーシャルメディア・プラットフォームを運営している私たちにとって、そのような環境は、おそらく最良の環境ではなかったのです」とドゥーロフ氏は説明した。
このテクノロジー起業家は、テレグラムが世界中の多くの国で抗議活動の主催者によって使用されていることを認めた。ただし同氏は、このプラットフォームが政治的に中立であり続けることを望んでいる点を強調した。
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