のんびりまったり雑記帳
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RDG 氷の靴ガラスの靴(荻原 規子)



冬休み明け、泉水子と深行の関係が強まったことを知った真響は「チーム姫神」として不安を抱く。
折しも大がかりなスケート教室が開催されるが、そこに現れたのは真響の従兄弟克巳だった。
彼は、自分こそ真響に最もふさわしい相手だと宣言、彼女に手を差し伸べるのだが…!?
宗田真響の視点で描く、「最終巻」その後の物語。



帯にも書いてありましたが、『RDG』まさかの5年ぶりの新刊です!
5年…その月日に、なんだか眩暈がしそう…。くらくら。
そっかあ…もう5年になるんですねえ。
そう思って自分のブログを辿りましたが、その後コミカライズもされていて、そこからもおよそ3年。
なんだかちょっと、しみじみしました(笑)

このシリーズは大好きで、感想もそれに比例する熱の入れようではありました(笑)
でももう完結したし、荻原先生は新しいシリーズも始められているし。
と思っていたところ、昨年末、とあるブログ記事を読んでいて新刊が出ることを知りました。
もう、びっくり!
慌てて本屋さんに注文に行きまして、発売日より少し遅れて入手しました。
そこで改めて、ああ、本当に出たんだな~と。
この装丁が懐かしく感じられました。

あらすじ的にも真響メインかな、と思っていたのですが、それは中編くらいで、前半はむしろ深行メイン。
とはいえそれは書き下ろしではなく、DVDやプレゼント小冊子(私は外れてしまい、読めず終いのままでした)、コミカライズのおまけなど、既に発表済のものです。
でも、個人的に読めていたのは3作目の「相楽くんは忙しい」のみ。
5年の時は経ってしまいましたが、やっぱりそれでも読めて良かったな。

流石に以前のように、長ったらしい感想は書けませんが、それでもちょこちょこ感想書いてみたいなあと思いまして。
これ以降は「続きを読む」からどうぞ。


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謹賀新年。

あけまして、おめでとうございます。
昨年は『のんびりまったり雑記帳』にご訪問くださり、ありがとうございました。
このブログ開設以来、一番更新頻度の少なかった昨年。
今年はもう少しアウトプットの多い一年にしていきたいと思っています。

2018年、皆さまにとって、実りある読書ができる一年となりますように。
今年もよろしくお願い致します。

sui

2017私的ベストBOOK

2017年もあっという間でした。
個人的毎年恒例、一年の読書記録を振り返る、です。
2016年の終わりに来年は本を読む時間を減らして、もっと外へ…みたいに書いたのですが。
実際はどうだったかと言うと…
2017年に読んだ本の冊数はおよそ227冊…。去年より微増しています。
…あれ?
活発にほいほい出かけたりはしていないのですが、まあそれでも旅行などで結構出かけたつもりなんですが。
多分、ブログ書く時間を読書に充てたんだろうなあ。
それくらい、多分ブログを始めて一番更新頻度が低い一年でした。
そんな一年を経て2018年は、やっぱりもう少し読書量は落として、その分アウトプットの年にしたいなあと思います。
ちなみに漫画は100冊弱、というところでしょうか。
今年は殆ど新しいものには手を広げられず、今までも読んでいたシリーズの続きを読む感じでした。
その続きすら追いかけられていない現状も…。
漫画はタイミングもあるけれど、ゆったりと自分のペースで楽しみたいと思っています。
なのでブログにしても、「今?」っていうくらい遅いペースで感想書いているかもしれません(笑)

以下、2017年に私が読んだ本と漫画の中から面白いと思ったものを挙げていきたいと思います。
例年は本と漫画、各5冊を挙げるのですが…。
今年はどうも、5冊という数が難しくて…。
ちょっと数が違います。
あくまで私が2017年に読んだものなので、発売はそれ以前、というものも多数含まれています。


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青春しょんぼりクラブ 4(アサダニッキ)



8年ぶりの母との再会に心震える依子。
予期せぬ悪意に晒され、危機に陥る隠岐島――。
青年心理研究会(しょんぼりクラブ)の転機となる出来事が頻発するなか、にまは本当の自分の想いに気づき―…!?
新世代ざんねんラブコメディー、青天霹靂の第4巻!


ま…またしても間が空いてしまった「しょぼりクラブ」。
というか、このブログの更新自体が最近滞りすぎてもう…。

さて、4巻ですが、8歳の依子ちゃんの誕生日に家を出てしまったお母さんから久しぶりの連絡が。
会いたいと言われた依子ちゃん。
にま達の協力を得て、待ち合わせのホテルに駆け付けます。
…が、歳月は人を変えますね。。。
儚げな美女だった依子ちゃんのお母さん。
なんとも逞しい「オカン」の様相になっておりました…!
先の見通しの立たない生活。
へばってもいられませんね。
しかも、双子までご出産されているんですもの!
そう、依子ちゃんには父親の違う双子の妹が誕生しているのです。
でも依子ちゃんに似てるーw
みんなお母さん似なのかしら。

それに、なんだかんだ言って依子ちゃんのお父さんとはずっと連絡とり続けていたんですね。
16歳のお誕生日がきたら会っても良いって、公認だったのか。
依子ちゃんのお父さん、学校の理事長ってことで存在感はあるけれど、未だに登場してないなー。
どんな人なんだろう。

お母さん、今でも依子ちゃんに対する愛情を持っていることが分かりましたが。
それでも、にまの
「8年って長いです。依ちゃんには今日まで生きてきたちょうど半分の時間です」
って、依子ちゃんが言いたくても言えないこと、代弁してくれました。
そう、本当に、それは大事!
しかも家を出た日が依子ちゃんの誕生日ですからね。
最強のトラウマですよ。
それはお母さん、ちゃんと理解しておいてくれないと、ですね!
「今日会えてよかった」
って、依子ちゃんの口から出てよかったなー。
親子関係はそれぞれだけど、彼女がそう思えたのは嬉しいですw

そして今度はまたしても隠岐島先輩が巻き込まれる騒動が!
なんていうかもう、お祓いしてもらった方がいいレベル。。。
隠岐島先輩の顔と、女装した別人の姿を合成してネットにアップされるという…。
実害がないかというと、自分の顔写真ネットに晒されまくっている時点で大アリだと思んですけどねー。
そこはガッチガチに固い前時代タイプの思考です私は(笑)
この騒動でも、オカンこと生徒会長がいい仕事していますw
なんかますます好きになるなあw
膝詰めで3時間説教とか、普通にドン引きですけどね(笑)
自分ならされたくないわー。皆そうでしょうけど。
でもオカンの場合は本当に相手を思っての説教のような気がします。
それに貴重な夏休みに、一人校内美化に明け暮れる高校生…。
なんていい子なんでしょう!(笑)

にまがとうとう隠岐島先輩への恋心を自覚しました。
これまで誰かを好きになったら即相手に彼女が出来てきたにま。
となると、隠岐島先輩にも彼女が…?
でも隠岐島先輩に特定の好きな女性は今のところ見当たりません。
元々モテる人だから、今さら誰かに告白されて舞い上がってお付き合いを始めたりしそうもないですし。
というか端々に、にまを気にする素振りがあるような…。
にまが初の恋愛成就となるか!?
(とはいえ先は長そうだなーと、今出ているコミックスの表紙を眺めて思います・笑)
津和野くんとカナちゃんの幼馴染み関係もどうなるんでしょう。
そこも気になる!


マスカレード・ナイト(東野 圭吾)



若い女性が殺害された不可解な事件。
警視庁に届いた一通の密告状。
犯人は、コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現す!?
あのホテルウーマンと刑事のコンビ、再び!



この『マスカレード・ナイト』が遂に発売!
ということを知って、既刊の2冊を復習の為に再読しました。
そして思ったのが、私はやっぱりこのシリーズが大好きだな~ということ。
東野作品の中で一番好きです。
『白夜行』は別格すぎて、好きというくくりではくくれないんですけど。

そうしたら時をおかずして、映画化情報も公開になりましたね~。
正直、作品を読んで受けたイメージと、私は違うのですが。。。
まあその辺りは「人は人、自分は自分」で……。

とにかく、今回の表紙も美しい!
緑が基調となっているし、上の方には夜の東京タワーと夜景。
そしてこのシリーズ通してのキーワード
「お客様は仮面をつけている」
プラス、カウントダウンパーティに必須の「仮面」。
うわーもう、表紙だけでわくわく、期待が高まりました!

なんといっても、今回の話は『マスカレード・ホテル』のその後。
といっても数年の経過はありますが。
『マスカレード・イブ』も面白かったけれど、やはりその後のほうが読みたい! と思っていた身としては「待ってました!」と言う他ありません。
あの二人はどうなったのかな~?
そこもやっぱり注目せずにはいられませんでした。
結果は…
何も進展なし(笑)
むしろ山岸さんなんて、新田さんの名前一瞬忘れてたしw
あと嬉しかったのが、影の功労者・能勢さんが警視庁勤務になっていたこと。
新田さんとはまた違うアプローチで事件に関わっていくことになります。
何気にこの緊張感ある話の中の清涼剤というか、癒し系に思える存在です(笑)

能勢さんだけでなく、山岸さんも、前回はフロントクラークだったのが、コンシェルジュに。
お客様の要望に応えることが職務、という何ともストレスの溜まりそうなお仕事…。
それを裏付けるかのように、山岸さんには難題が続けて降りかかります。
師走という忙しない時期だから…ならいいのですが、これが普通の日常業務だとしたらゾッとする…。
読んでいてとても大変なお仕事だなーと思います。
人間って自分が言われたら絶対困るだろうに、何故人には簡単に言い出してしまうのかなーとつくづく思います。。。
「できません」とは絶対言えないけれど、それにしたって不可能なことはあるので、その時は代替案を提案するらしいのですが。
まあそれはそうだよなーと。
即ソールドアウトの人気チケットを手に入れたり、予約待ちのレストランに当日予約したり。
そんなことが出来る伝手があるならば、山岸さんはホテル勤めではなく、それを専門の仕事にするべきですもん(笑)
まあ代替案も相手が納得できるレベル、内容のものを考えたり手配したり。
それはそれで、とっても大変そうなんですけどね。
ついつい、事件そっちのけで山岸さんにもたらされる難題を、彼女がどうクリアするのか、そっちを熱心に追ってしまいます(笑)
山岸さんがフロント業務から外れたので、今回新田さんのお目付け役が別の人となります。
それが新キャラ・氏原さん。
彼にも何か裏があるのではないかと勘繰ったり(笑)
単にいけ好かないだけじゃなく、そういった意味でも目が離せませんでしたw

とはいえ、今回も事件が気になることに変わりはありません。
女性が自室で殺害されていたのですが、それが判明した理由は密告があったから。
この密告者は犯人なのか? 何故密告を?
更に犯人はコルテシア東京のカウントダウンパーティに現れるという。
何故それを知っているのか? 犯人は誰なのか?
魅力的な謎に包まれていて、一刻も早く真相が知りたくて、ページを捲る手が止まらなくなります。
休みの日に読む事にしていて正解です!(笑)

やっぱり前回のことがあるので、次々現れるお客様には要注目、です。
でも誰もが怪しく見える(笑)
前回の犯人も大胆でしたが、果たして今回はどうなのかなーと。
結果的に、今回も大胆不敵なのにはびっくりです。
そうきたかー、と。
犯人の動機はなんとも言えず。
犯人だけじゃなく、その妹さんも、被害者の女性たちも、とても辛い過去を背負っているのが非常にやるせない。
そして何より、妹さんの対応をした警察への憤りが物凄くあります。
これが一番後味悪くて仕方ありません。
流石に今の警察は教育されて、もっと親身で人道的になっているはず、とは思うのですが…。
だからといって、当時の方々のされたり言われたことは取り消せませんからね。
それと、捜査のためとはいえ、宿泊客の荷物を漁り、なお悪びれない態度も不快でした。
今回の場合はまだ相談できるパートナーが一緒に宿泊していたけれど、これが女性一人で滞在しているとかだったらもう気味悪くて仕方ないです。
パートナーがいても、気味悪いことに変わりはないのですが。だからこそ山岸さんに言いに来ているわけだし。
そういう気持ち、想像することも出来ないのかなーとうんざり。
「捜査」を大義名分にしすぎ。
宿泊客の荷物を漁ったのも、カウントダウンパーティの時、新田さんの発言をすげなく切り捨てたのも本宮さん。
彼の言う通り、カウントダウンが終わるまで待っていたら、犠牲者があと二人、出ていたんだよなー。
今回いいところ無し、どころかマイナスばっかりな新田さんの先輩・本宮さんでした。

密告者に関しては…なるほど、そうきたか、と。
いやいや、確かに登場している。
うん、なるほどー。とも思うのですが。
なんか、ここにももやもやするのはやっぱり覗き行為が絡んでいるせいなのかなー。
本当に複雑に色んな人が絡んだ事件。
ある意味、本当に無駄がないと言えますけれど。
そこは流石、東野圭吾。というべきなのかな。

事件そのものは何とも後味の悪いものでしたが。
作中の雰囲気は相変わらずどこか煌びやかで、でも常に駆け引きの緊張感があってとても楽しめました。
時期は師走。
しかも舞台はカウントダウンパーティ。
なんとも賑やかで楽しそう。
二年参りは何度もしていますが、こういうカウントダウンはしたことないなー。
ちょっと楽しそうで憧れます。
それにコルテシアのような高級ホテルにも未だ縁がないので、人生で一度くらいは体験してみたいかも。
人生の目標がまたひとつ出来ました(笑)

しかし作中一番気の毒なのは、なんといってもホテルウーマン・山岸さん。
今回も山岸さんは最大の危機に見舞われます。
もうこんな事続きだとトラウマ全開ですよ。
私だったらホテルの仕事辞めていると思います。。。
それなのに更に知らない人ばかりの、ロサンゼルスに行こうっていうんだから、すごい人だなー。
そう、山岸さんはコルテシア・ロサンゼルスに異動が決まったのです。
…ということは、次の舞台はロサンゼルス?
と、このシリーズファンなら思ってしまいますよね(笑)
期待しちゃいます。
ますますお客様もワールドワイドになりそうw
そこに新田刑事と能勢刑事はどう絡むのか。
そういうことを考えるのも楽しいですねw
なんといっても累計265万部超えのミリオンセラーシリーズですもの。
続きがあると信じていますw
その時は今回更にお気に入りになった、能勢刑事の出番と活躍がもっとあるといいなあ(笑)


     
プロフィール

sui

Author:sui
いらっしゃいませ。こちらのブログは管理人のマメでない性格ゆえ、更新はゆっくりめです。
感想は多分にネタバレを含みますので、未読の作品に関してはご注意ください。
思い出した時にでもお立ち寄りくだされば嬉しいです。


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が、こちらの判断により、削除してしまう場合もあります(例:初めましての間柄でトラックバックのみを行うなど)ので、ご了承ください。

日記、始めました。
『のんびりたまに雑記。』リンクから行けます。
今読んでいる本などちょこちょこ書いていく予定です。
また、web拍手でいただいたコメントも、こちらの方でお返事させていただきます。

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