夏目友人帳 陸 テレ東(6/20)#11終
最終回 第11話 大切なモノ
名取に友人帳を話す決意をする夏目。
箱崎さんは変人としても有名なので、呪術研究家としてマッドサイエンティスト的な
書斎かもしれないぞ。
名取の知り合いの祓い屋と出会う。
夏目は咄嗟に式のナツメグと嘘をつく。
この屋敷には生活臭がなく、思い入れのある品が見当たらない。
そう聞いて楓の木を思い出す夏目。
僕なら孫娘のために植えた楓の木を見ながら過ごしたい。
楓の木が見える部屋を重点的に探す。
ある荒らされた部屋で楓の小箱を発見する。
その中には家族の写真が入っていた。
良く見ると壁紙ではなく、龍の姿が見える夏目。
式は絵画や置物に化けることもあるので龍に関係する物を探そう。
七瀬が屋敷の北側で何かを発見したらしいと人が移動する。
壁に手をついて歩くと違和感を感じる。
隠れていた龍のレリーフが動き出す。
夏目が写真を持っていたので主に反応してしまったらしい。
主様は妖かしを呼び出しては毎日どんちゃん騒ぎ。
しかし玄関で物音が聞こえると跳んでいった。
勘違いと知ると今年も来ないと嘆いていた。
我らは主様と一緒に居たいだけ、資料は誰にも渡さず我らが持っていく。
中には良いものも悪いものもあるが、残り物なら好きにして良い。
名取が安全に管理するからと欲しがるが、夏目が説得して立ち去ろうとする。
七瀬が向かった北側で爆発音が鳴り響く。
ここは書斎への表門、別の龍が裏門を守護していたが見つかったらしい。
駆けつけると妖かしの青い炎が建物は燃やさず資料だけ燃やしていた。
失敗した七瀬は不機嫌な顔で帰っていったらしい。
舞い上がる炎と煙に混じって燃え残りが落ちてきた。
結構使えますよ、全員で掻き集める。
かなりの術式や資料が手に入った。
祖母レイコと友人帳を名取に話す。
名取は聞くのが不安だった、私にもっと力があればと考えていた。
大変なものを一人で抱えていたんだねと思う。
そんな危ないもの、燃やしちゃえば良いのに。
密かに口にする名取、夏目には何も指示しなかった。
帰り際に龍が言った夏目に似た男性のことが気になった。
祖父のことだろうかと考えを巡らせる。
過去のシーンが走馬灯のように蘇る。
ニャンコ先生の予想どおり、塔子さんはエビフライを調理していた。
---最終回---
祓い屋で研究家の箱崎氏の遺産を探す祓い屋と夏目。
手にすればパワーアップできると考える祓い屋が大半。
しかし術で書斎は隠されている。
ギブアップする物も多い中でヒントを得た夏目。
式の竜に出会ったのは偶然でした。
彼らも主との日々を懐かしんで一緒に居たいだけだった。
資料には危険なものもあるので共に持っていく。
食い下がって譲り受けようとする名取。
妖かしと交渉する時の夏目は名取よりも経験豊富で上手ですね。
相手の意思を尊重して無理強いはしない。
その御蔭でオコボレに預かれました。
祓い屋はあくまで妖かしを良くないもの、異形の者と
考えて封印する祓うことしか考えない。
夏目は妖かしに関する教育は施されていないので立場は中立。
相手の言い分を聞いて解決に向けて共に行動する。
夏目が祓う術や封印する術を知らないことも行動の理由でもある。
封印できるなら、うるさいやつ、怖いやつは封印していたのかもしれない。
名取は的場との出会いで自分の非力さを痛感しているので
夏目の件でも歯痒いのでしょうね。
英才教育された的場と独学の名取ですからね。
それ故に資料を求める欲も描かれてました。
夏目は祓い屋じゃないので、基本は無欲ですよね。
今回の箱崎さんは孫娘の紅子が訪れてくるのを
待ちわびていただけでした。
レイコにも通じる見える者の寂しさがありましたね。
そして式は主と長年共に生きてきたので先に亡くなった主を
慕っている良い関係性が描かれてましたね。
全員がナツメグ呼びで夏目をからかうのと、コソコソ調べるよりはマシと
名取に忠告する柊が良かったですねぇ。
さて夏目の祖父の影も明らかになった今回。
祖父は見える人だったのだろうか?
そうならエリートの隔世遺伝ですね。
夏目たちは県立古内高校に通っていたのですね、初めて知った。