佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023『ドン・ジョヴァンニ』上演 | チケットぴあ[クラシック クラシックその他]

チケットのことならチケットぴあチケットぴあ

こんにちは、ゲストさん。会員登録はこちら

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023『ドン・ジョヴァンニ』上演 2023/2/21 11:30配信

チケット購入

兵庫県立芸術文化センターは7月14日(金)から、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023『ドン・ジョヴァンニ』を上演する。同プロデュースオペラがモーツァルトを採り上げるのは2017年の『フィガロの結婚』以来6年ぶり。2014年の『コジ・ファン・トゥッテ』と併せ、モーツァルトオペラの最高峰を形作るいわゆる「ダ・ポンテ三部作」がすべて上演されることになる。世界の第一線で活躍する歌手、そして日本を代表する歌手たちが結集するダブルキャストで全8公演が行われる。

『ドン・ジョヴァンニ』はスペインの伝説に現れる色事師。放蕩の限りを尽くし、数々の女性を誘惑し、最後は地獄へ落ちる。モーツァルトと脚本家のダ・ポンテはこの物語をもとに喜劇でありながら悲劇の要素も内包し、恋愛心理の機微にも触れる魅力的なオペラを書き上げた。主人公が地獄へ落ちるクライマックスの怪奇な迫力などは、モーツァルトにしか書けなかった場面と言えるだろう。演出は同プロデュースオペラで『コジ・ファン・トゥッテ』『フィガロの結婚』を手掛けた元メトロポリタン歌劇場首席演出家のデヴィッド・ニース、また装置・衣裳をロバート・パージオラが担当。壮麗な美術や20世紀半ばをイメージしたという衣裳デザインの中、正統的で重厚なステージを創り上げる。

2月15日には製作発表記者会見が行われ、佐渡裕とタイトルロールを歌うバリトンの大西宇宙、ドンナ・アンナを歌うソプラノの高野百合絵が登壇した。物語の中心となるドン・ジョヴァンニと3人の女性、ドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラ、ツェルリーナのとの関わりについて記者から問われた大西は「それぞれがこのオペラの中で現在と過去と未来を表しているようにも思える存在。最後に幸せになるのが誰かを考えてみると、この作品が書かれた時代が見えてくる気がする」と主役ならではの洞察を、また高野はドンナ・アンナの目線から「彼女自身、なぜ自分がドン・ジョヴァンニに惹かれているのか、父の仇でもある彼を憎んでいるのか惹かれているのか最後までわからなかったのではないか」と語り、主人公のミステリアスな魅力に迫った。こうした中、指揮を務める佐渡裕は「『ドン・ジョヴァンニ』はモーツァルトの二面性ともいうべき多彩な表情に溢れた作品。愛を語る甘美な旋律があるかと思えば非常にドラマチックな響きも現れるなど、美しいもの、恐ろしいものほかさまざまな要素が何重にも重なり合って構築されているオペラです。その音楽を劇場空間いっぱいに響かせて皆さまにお届けできることを楽しみにしています」と語り、公演への自信をうかがわせた。チケットは2月26日(日)発売。

文:逢坂聖也

  • 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホールで行われた製作発表記者会見より。
  • 大西宇宙(ドン・ジョヴァンニ):3人の女性を通して時代が見えてくる気がする。
  • 高野百合絵(ドンナ・アンナ):ドンナ・アンナ自身、自分の気持ちがわからなかったのでは?
  • 佐渡裕(指揮):モーツァルトのさまざまな要素が重なり合った響きをお届けしたい。

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023『ドン・ジョヴァンニ』上演の関連公演・イベント

このページ「佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023『ドン・ジョヴァンニ』上演|チケットぴあ」上部へ
「佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023『ドン・ジョヴァンニ』上演」のページです。アーティスト・劇団・スポーツチームなどの最新情報はチケットぴあで!
プライバシーポリシー外部送信ポリシーぴあ会員規約特定商取引法に基づく表示旅行業登録票・約款等動作環境・セキュリティ公演中止・延期・発売方法変更などのお知らせチケットを委託するには
アフィリエイト募集ぴあ会社案内お問い合わせ     「ログアウト」

チケットぴあに掲載されているすべてのコンテンツ(記事、画像、音声データ等)はぴあ株式会社の承諾なしに無断転載することはできません。

Copyright c PIA Corporation. All Rights Reserved.