ガールズ・ブラボー!~『見とれていたい わたしのアイドルたち』
作家の柴崎友香が、自身の「アイドル」、美しくかわいい「女の子」たちについ
て、縦横無尽に綴ったエッセイ。初出は雑誌『ウフ.』の連載。
柴崎友香さんの本は初めて読んだけれど、「この人とは気が合う!」と思いな
がらページをめくっていた。島村麻里さん亡き後、こういう「ミーハー度全開」な
文章を書いてくれる女性の登場を、ずっと待っていたんです。ちょっと温度は低
めだけれど、素敵な女の子たち、女優、タレント、ミュージシャンへのまっすぐな
賛歌が心地よい。
登場する女性たちに、彼女が付けたキャッチが素晴らしい。例えば、、ケイト・
ブランシェット=「女王の国の魔女」、ドリュー・バリモア=「過去を更新するイノ
センス」、カトリーヌ・ドヌーヴ=「フランス文化の美神」、等々。彼女たちを褒め
たたえる文章も、うんうん、と頷けるものばかり。私は最近、ドヌーヴの大河メロ
ドラマ大作『インドシナ』を観たのだけれど、まぁ~ドヌーヴ様の神々しいまでの
美しさよ・・・。まさに「美神」。そして我らが日本代表は、表紙にも登場する松坂
慶子。エデリ、最高。
登場する美女はほとんどが映画女優ゆえ、著者の観ている映画の本数も半
端ではない。しかし、決して映画通ぶらず、あくまでミーハー目線を貫いた美女
礼賛ぶりは天晴れです。以下、登場する美女たち。是非ご一読あれ♪
スカーレット・ヨハンソン
ジュリー・デルピー&ジュリエット・ビノシュ
エマニュエル・べアール
ケイト・ブランシェット
インリン・オブ・ジョイトイ
ニコール・キッドマン
クリスティーナ・リッチ
カイリー・ミノーグ
マギー・チャン&チャン・ツィイー
ペネロペ・クルス
安室奈美恵
松坂慶子
ヴァネッサ・パラディ
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
ナタリー・ポートマン
ドリュー・バリモア
ヘレン・ミレン&ジュディ・デンチ
カトリーヌ・ドヌーヴ
マドンナ
( 『見とれていたい わたしのアイドルたち』 柴崎友香・著/マガジンハウス・2009)
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コメントの投稿
真紅さま こんにちは♪
今の作家さんの中にもこういう本を書いてくださる人がいるのですね。私が高校生大学生の頃は、早くに亡くなられた作家・森瑤子さんがファッション雑誌MOREなどに「憧れの美女」についてよく書いていらして、それが一冊にまとめられた本『美女たちの神話』は私の宝物です。森瑤子さんがよく取り上げた美女はビビアン・リー、ジャクリーヌ・ケネディ、グレース・ケリー、ブリジット・バルドー・・時代が違うから当たり前ですが柴崎友香さんと重なっているのはカトリーヌ・ドヌーヴ様だけです(さすが世代を超えての美女・ドヌーヴ様:笑)。代表作『シェルブールの雨傘』のとき10代だったドヌーヴ様は既に未婚の一児の母でもあったという衝撃話を知ったのも森瑤子さんによってであり「美女は生き方も豪快だなぁ」と感嘆したものでした。
表紙の美女、松坂慶子さんだとすぐ分かりました。こうして見るとやっぱり今時どきの可愛い子ちゃんとは違う貫禄がありますね。夏目雅子ではなく安室奈美恵が入ってるところに世代の違いを感じました(笑)。でも読んでみたい!教えてくださってありがとうございます。
今の作家さんの中にもこういう本を書いてくださる人がいるのですね。私が高校生大学生の頃は、早くに亡くなられた作家・森瑤子さんがファッション雑誌MOREなどに「憧れの美女」についてよく書いていらして、それが一冊にまとめられた本『美女たちの神話』は私の宝物です。森瑤子さんがよく取り上げた美女はビビアン・リー、ジャクリーヌ・ケネディ、グレース・ケリー、ブリジット・バルドー・・時代が違うから当たり前ですが柴崎友香さんと重なっているのはカトリーヌ・ドヌーヴ様だけです(さすが世代を超えての美女・ドヌーヴ様:笑)。代表作『シェルブールの雨傘』のとき10代だったドヌーヴ様は既に未婚の一児の母でもあったという衝撃話を知ったのも森瑤子さんによってであり「美女は生き方も豪快だなぁ」と感嘆したものでした。
表紙の美女、松坂慶子さんだとすぐ分かりました。こうして見るとやっぱり今時どきの可愛い子ちゃんとは違う貫禄がありますね。夏目雅子ではなく安室奈美恵が入ってるところに世代の違いを感じました(笑)。でも読んでみたい!教えてくださってありがとうございます。
2010-03-11 21:13 :
メグ URL :
編集
メグさん、こんにちは~。コメントありがとうございます。
『美女たちの神話』、その本のことは知りませんでした! さすがは森瑶子さん、ですね~。
ドヌーヴ様、つい先日も来日されておりましたね。。もう、彼女は美女の鏡!
そうそう、この本にもドヌーヴが二十歳の頃には既に未婚の母だった、というエピソードはありましたよ。
クリスチャン・バディムですね。『さよなら夏のリセ』ですね~、懐かしい~♪
柴崎さんは1973年生まれらしいのですが、幼少の頃から松坂慶子が大好きだったそうです。
なんか、目の付けどころが違いますよね(笑)。でも確かに、昔の彼女は美しかった・・・。
夏目雅子さんも美しいひとでしたが、本書には故人は登場しないんですよ。
アムロちゃん、私も大好きです。。かわいいし、プロだし。
是非読んでみて下さい!
『美女たちの神話』、その本のことは知りませんでした! さすがは森瑶子さん、ですね~。
ドヌーヴ様、つい先日も来日されておりましたね。。もう、彼女は美女の鏡!
そうそう、この本にもドヌーヴが二十歳の頃には既に未婚の母だった、というエピソードはありましたよ。
クリスチャン・バディムですね。『さよなら夏のリセ』ですね~、懐かしい~♪
柴崎さんは1973年生まれらしいのですが、幼少の頃から松坂慶子が大好きだったそうです。
なんか、目の付けどころが違いますよね(笑)。でも確かに、昔の彼女は美しかった・・・。
夏目雅子さんも美しいひとでしたが、本書には故人は登場しないんですよ。
アムロちゃん、私も大好きです。。かわいいし、プロだし。
是非読んでみて下さい!