ニートなファンタジー~『モサ』
カルガリ族のモサは14歳のニート。彼は学校をエスケープし、ケーブルカーに
乗って、丘の上の天文台に向かう・・・。
山崎ナオコーラの文章に、(初めて知ったけど)日本を代表する絵本作家・荒井
良二が画をつけたファンタジー。主人公のモサは、両親も妹のミサも、学校も嫌い。
14歳にして「ニート」という設定が、いかにもナオコーラ、という感じ。
反発ばかりしていたモサが、女の子に恋をすることで前向きに生を受け止める
決意をする物語。単純といえば単純な、思春期の男の子の成長物語、なのだろ
う。荒井さんの画がかわいいし、サラっと読める手軽な本。
(『モサ』 山崎ナオコーラ、荒井良二・著/2009・メディアファクトリー)
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2009-09-18 16:29 :
ポコアポコヤ
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真紅さ~ん、こんにちは☆
丘の上の天文台って場所が良かったわ~。
学校という場所に行かずにいても、そういう何か自分だけのお気に入りの場所っていうか・・・居場所みたいのがあると全然違うよね~。
この本、中3の娘も読んだんだよ。ふ~む・・まあ普通かな・・・って言ってました^^
丘の上の天文台って場所が良かったわ~。
学校という場所に行かずにいても、そういう何か自分だけのお気に入りの場所っていうか・・・居場所みたいのがあると全然違うよね~。
この本、中3の娘も読んだんだよ。ふ~む・・まあ普通かな・・・って言ってました^^
latifaさん、こちらにもコメントとTBありがとう~☆
そうそう、モサはニートだけど「引きこもり」じゃないからいいよね。居場所もあるし。
親以外の大人、ホシヨミさんみたいな人と交流するのって、子どもにとってすごくいいことだと思う。。
娘さんも、読書好きなのね~。感想言い合えるって、いいですね♪
ナオコーラさん、あと一冊でコンプリだわ。何故か好きな作家さんです。
そうそう、モサはニートだけど「引きこもり」じゃないからいいよね。居場所もあるし。
親以外の大人、ホシヨミさんみたいな人と交流するのって、子どもにとってすごくいいことだと思う。。
娘さんも、読書好きなのね~。感想言い合えるって、いいですね♪
ナオコーラさん、あと一冊でコンプリだわ。何故か好きな作家さんです。