寺本動物病院Staff Blog 2016年03月

寺本動物病院Staff Blog

花粉症

DSC_0188_201604071252312e0.jpg


ようやく寒い冬が終わり、暖かい春がきました!
お花見の季節です。西日本全体ですでに開花を宣言して、お花見を楽しんでいる方もいるそうですね。まだまだ見頃とまでには行きませんし、春先でも肌寒い日もあるので、私はもう少し咲いてから楽しみたいと思います。 (’-’*)♪

と、同時に花粉もそろそろ来てます。
花粉症の私は、目のかゆみ、くしゃみ、鼻づまりなどとても辛い時期です。

お家で飼われているワンちゃん猫ちゃんは大丈夫ですか?
動物にも花粉症があります。犬猫の花粉症は主に皮膚や耳,目などに症状がでます。痒すぎて出血するほど掻きむ知っていることもあります。

花粉症やその他のアレルギー性皮膚疾患に対する治療は、痒みを抑える対症療法以外にも,条件が揃えば根本的な治療として減感作療法も可能です。痒みを気にせず快適な生活ができるようにお手伝いをしています。

治療の選択肢は多数あります。お困りの事がありましたらぜひご相談下さい。


動物看護師 池田有里
  1. 2016/03/30(水) 10:49:51|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

改修中につき

IMG_3519.jpg

すでにご存知の方も多いかもしれませんが,現在寺本動物病院は外壁および内部の改修中です。
鉄筋コンクリートの建物は,表面に何も処理をしていないと汚れの付着や建物のいたみが問題になるそうですが,
当院も表面のコーティングの劣化が気になっておりましたので,今回の改修となりました。
足場を組む人,塗装を行う人,電気工事を行う人,壁紙を張り替える人,大工仕事をする人,他にも様々な分野の専門の職人さん達に頑張って頂いていますが,連日職人さん達のワザを興味深く観察しています。
別に自分が作業できるわけでもないのですが,材料や技術的な事について知りたい事だらけで,職人さんに話しかけるチャンスがあると質問したくて仕方がありません。(鬱陶しくて邪魔かも・・・)
様々な分野の専門家が集まってものを作りあげていく建築の仕事は,とてもやりがいがありそうな仕事だと感じます。

東側の駐車場はこれまで一時的に使用が出来ませんでしたが,このほど足場が撤去され,通常通りに
ご利用できます。また,西側の足場は来月初旬まではこのままになりそうです。
内部も改修していますのでしばらくはまだお見苦しいところがありますが,ご来院の際はどうぞご容赦頂ければと思います。また,西側駐車場に車を停められる方は足場に十分ご注意ください。

獣医師 寺本圭志
  1. 2016/03/24(木) 19:59:22|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

三寒四温



日に日に暖かくなってきましたね。
まだ朝晩は冷え込みますが、春だなぁと感じます。

この時期特有の、何日か暖かい日が続いたと思ったら、急に冷え込んでしばらく寒いまま…
を繰り返す季節の移り変わりを、三寒四温と呼びますね。
でも本当は、寒い日が続くと、少し暖かい日がしばらく続くことを繰り返す、
中国や朝鮮半島の真冬の気候を表す言葉なんだそうです。

日本の冬にはこの言葉が表すような気候はない為、転じて春先の気候を表す言葉として使われるようになったそうです。
よく知ったつもりの言葉でも、由来を知らないことってあるものですね。

写真は通勤途中の電車です。
1つは高山からやってきた電車、1つは岐阜市からやってきた電車です。
さて、どっちがどっちでしょうか?
まだまだ高山は寒そうですね。


動物看護師 立岩美和子
  1. 2016/03/21(月) 22:21:06|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

防災


東日本大震災から5年がたちました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

東日本大震災では人間だけでなく沢山の動物達も犠牲になりました。皆さんはペットの為の避難袋を用意されていますか?
大きな地震が起きた時、自治体によっては避難所にペット用のスペースが用意されるそうです。家族の一員であるペットも一緒に避難したいですよね!その為に、ペット用の避難袋も準備しておきましょう

そして、もう一つ大事なことが!!!
避難所では、ケージの中やリードで繋いだり沢山の動物達がいたりと普段とは違う環境になります。社会性のできていないわんちゃんは、吠えたり噛み付いたりストレスで下痢になったりとパニックを起こしてしまいます
猫ちゃんに社会性をつける事は難しいですが、ワンちゃんの場合はしつけをする事ができます。
しっかりと社会性をつけておけば、どんな環境の変化にも対応できるワンちゃんになります。
出来るだけストレスをかけず、避難生活を送る為にも普段から犬に慣らし、飼い主さん以外の人に慣らし、家の外のいろいろな環境に慣らす事がとても大事になります。
一緒に災害を乗り切るためにも、社会性のしつけをしっかりと頑張りましょう

動物看護士 星野裕美

  1. 2016/03/15(火) 17:36:22|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

皮膚糸状菌症

RIMG1155 (2)

診察させて頂いている中で、「この病気はヒトにもうつりますか?」というご質問を時々受けます。感染症の中には動物からヒトへ、もしくはヒトから動物へうつるものがあり、人獣共通感染症(ズーノーシス)と呼ばれています。狂犬病やトキソプラズマ症が有名ですが、皮膚糸状菌症もその1つです。

皮膚糸状菌は真菌に属しており、カビやキノコの仲間と考えて頂くとイメージしやすいと思います。皮膚糸状菌群には30種以上の菌が属しており、菌種によってはヒトの水虫や爪白癬、動物の皮膚病の原因となります。

写真は皮膚糸状菌症と思われる手の病変です。菌種までは特定されておりませんが、リング状かつ遠心性に病変部が拡がっており、中心部は表皮が剥がれています。これらは皮膚糸状菌症において形成される病変の特徴に当てはまっています。また、抗真菌含有軟膏の塗布により症状が速やかに改善されたとのことです。皮膚糸状菌はケラチンを栄養源とするため、表皮角層、爪、毛包に感染して病変を生じることが多いです。

ヒトの皮膚科学の書籍には、体幹や四肢に病変ができる体部白癬に関して´ペットブーム以降、イヌやネコからの感染による症例が増加している´と記載されています。ペットに皮膚の痒みや脱毛があり、ご自身やご家族に見慣れない皮膚の異常がみられましたら、原因の1つとして疑ってよいかもしれません。

獣医師 舩木大志
  1. 2016/03/10(木) 00:52:39|
  2. 獣医学
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

新しい予防薬

yjimage_4.jpeg

2月の中旬に動物看護師を対象にした講習会に行ってきました。
新しく発売される外部寄生虫(主にノミやダニ)対策製品について勉強してきました。飲み薬タイプは従来からあったものの,最近のものはフィラリア、お腹の中の寄生虫も予防できるように進化しています。

従来のものは、フィラリア予防とノミ・ダニ予防をするのにそれぞれ薬が必要でした。投与忘れをしないようにすることも必要でした。
お腹の中の寄生虫については、日頃から注意していらっしゃる方は少なく、何らかの症状がでないと気にも止めないことが多いのではないでしょうか?
たった1個の薬で予防できるのはとても楽だなと思います。

すでに3月に入り、いよいよノミ・ダニ,フィラリア対策を考えなければいけない時期になりました。
当院では,上記製品以外にも様々な製品を取り扱い,各ご家庭でのニーズに合うようにしています。
内服薬,外用薬,注射薬などなど。 一番使いやすく感じられるものを選んで頂ければと思います。

選択肢が多く,選ぶことが難しいかもしれませんが,そんな時は是非動物看護師の私たちにお声がけ下さい。
一緒にぴったりのものをお選びするお手伝いをさせていただきます!

動物看護師 池田有里
  1. 2016/03/03(木) 15:34:59|
  2. 獣医学
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0